2013年05月

2013年05月20日

ヒコーキ雲便りNo.42:リバース~愛は時を越えて

お天気の悪い月曜日~しかし、たくさん寝たからかチラシに書いてあった「自助・共助・公助」を「侍女・京女・皇女」に脳内変換できるようになりました(笑)
だいぶ元気になりました~最近はグダ話が多かったので反省しております(⁠´⁠ ⁠.⁠ ⁠.̫⁠ ⁠.⁠ ⁠`⁠)


昨日は『リバース』を読みました。私の中で“リバース”という言葉はお酒を飲み過ぎて気持ち悪くなり「ちょっとトイレ…」的な意味をすぐに連想するモノ(゜o゜)\(-_-)で、あとは“繰り返し”みたいな意味しか思いつかなかったんですが(((^^;) コレは間違いだったと最後に気付きました。


主人公はバンドでプロを目指す、ギター・ボーカル担当の省悟。ハマショーを意識している名前なのか?とひとりツッコミ(笑) 自慢の可愛い彼女は“エビちゃん”ならぬ“ヒメちゃん”という人気モデルに似ていて彼女自身も大ファン~がっ!彼女はあっさりとエリート医師に彼氏を乗り換えてしまう。ガッカリ落ち込む彼だが、とある出会いをきっかけに彼女が殺されることを知り、彼は彼女を守るため、ストーカーばりの行動に走るのですが……いかにもあやしい人物やちょっとご都合主義のところも感じられましたが、後半の二転三転する出来事にはええっ!?でした。


タイトルの『リバース』だいたいカタカナだと英語表記もついているのに、この作品にはそれがなくて私は単純に「Reverse 」だったのですが(英語で「逆、裏側を意味する」「嘔吐を意味する俗語」)この作品は「Rebirth」英語で“転生”“再生”を意味する方でした。バンド活動も休止状態にしてしまった彼が再び見つけた光。


「リ・バース? リ・ボーンじゃなくて?」
「ああ。bornは受動態で使う過去文詞だからダメだ。産んでもらうんじゃなくて、みずからの意思で再生する。そういう強い気持ちを歌いたい。」


最初、違う本を読もうと思っていたのですがなんとなくこっち…で選んだもので、疲れてしまったので読みかけで一度布団に入ったのですが、夜中に起き出して読んでしまいました。無意識に「リバース」という言葉にひかれていたのかもしれませんね~脳内図書委員、いい仕事してます。「いつ読むの?」「今でしょ!!」なタイミングでありました。ワタクシも再生しなくては…!

昨日は父が亡くなってから9ヶ月目の19日でした。父からの贈り物だと思ってこれからは「うま“く”」気分転換していろんな出来事を乗り越えていくせ!!と決意を新たにしました~単純!!


♪あなたとめぐり会えた喜びが 私を励ますのよ
時を越えて いつも心は
あなたと生きてゆく…


大橋純子さんの『愛は時を越えて』の一部ですが「あなた」は人に限らず「本」にも通じるなぁ、と思いました。昔むかしの偉大な方々ともお知り合いになれて、優しく諭されたり、厳しく指導されたり、タメ口で語り合ったり(笑)泣かされ励まされ……「背中をそっと押されながら光のなかへ歩き出す」きっかけや勇気をもらっているんだなぁって、しみじみ致しました。


【愛は時を越えて】
https://www.uta-net.com/movie/126/




rohengram799 at 10:10コメント(5) 
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2013年05月19日

ヒコーキ雲便りNo.41:駅伝より駅弁…φ(°°)

昨日はさわやかなスポーツ日和でありましたね!ヒョロヒョロくんは川崎で行われた「企業対抗駅伝」に参加し日焼けして帰ってきました。今年で4回目らしいですが、300以上のチームが参加したらしいです。スポンサーからでしょうか、試供品と書かれたスパゲティを「おみやげ~」と言ってくれました。


1人5kmを5人でつなぐ「企業対抗駅伝」は、男性の部、女性の部、男女混合の部、秘書・受付の部、新入社員の部があって、ウチはもちろん新入社員ですが、注目すべきは“秘書・受付”!!わざわざこんな部門をつくるとは~案外、コンカツも兼ねている?(((・・;) 1人2kmを3人でつなぐマラソン初心者や小規模な企業に向いた「企業対抗フファン駅伝」も開催されたそうです。


駅伝を題材にした作品っていろいろあるのでしょうが、私はマンガの『奈緒子』くらいしか知らないんですよね~運動神経がブチブチなので自分で何かをしようという気はありませんが(笑)おもしろい作品がありましたら教えて下さい!



さて、ストレスがたまりすぎているのかあれこれ考えすぎたのか、やっぱり年なのか、昨日1日休みだったのに自分が何をしていたのか今ひとつ思い出せません……本屋を2件まわり、新刊を7冊(5000円近く)買い込んだのは覚えているのですが…ご飯を食べたのかも記憶になくダンナと会話したかも記憶になくテレビも見ていないし……どんな1日だっけ?←きかれても困りますよね(--;)


今日はまるっきりやる気ナシで仕事をしましたし…オイオイ!!とちょっとばかり不安なワタクシ、もうおやすみなさい☆をしたいと思います。明日は月曜日(ですよね?)よいスタートの1日になりますように!!




rohengram799 at 21:25コメント(8) 

2013年05月18日

ヒコーキ雲便りNo.40:ぷりんぷりん物語

NHKの人形劇『プリンプリン物語』懐かしいですなぁ…私はもちろん「火星人」が好きでしたが…って今日はそのプリンセスなお話ではなく、おやつの定番プリンのエピソードが心にしみた一冊『ボーイズ・ビー』(桂望実)のお話であります。私は読んでいないし映画も見ていないのですが『県庁の星』の作者なのですね。


母親を病気で亡くした12歳の隼人はある日、弟が通う絵画教室の近くに仕事場を構える70歳の靴職人、栄造と出会います。このジイさんは大変なヘンクツ野郎なのに真っ赤なアルファロメオを乗り回す!! 母親が亡くなったことを理解できない弟のために頑張るお兄ちゃん、消防士のお父さんはみんなのために頑張っているのだから僕だって……せつなすぎる~お父さんは妻の双子の妹に面倒をみてもらえば「さみしくないだろ?」みたいに安易に考えているところもあって「オヤジ、しっかりしろよ!!」と怒鳴りたくもなる(´д`)。何の共通点もない2人が出会い、とまどいながらもまわりの人たちともふれあい、会話をかわしながら相手を思いやることを学ぶ……お鼻がツーンとなる短編です。以前『夏の庭 The Friends - 』(湯本香樹実)を読みましたが(映画も見ました)いつかこのおじいさんたちとも別れなくてはいけない時が来る……その時までずっと「友だち」でいてね、そう思いました。


弟くんが亡くなったお母さんの病室に学校帰りに立ち寄る場面とかも印象的なのですが、私が一番せつなかったのがお母さんが作ってくれたプリンを再現してみよう!!のエピソードです。じいさんの住むアパートに料理教室を開くというドイツ人女性ワルターさんにレシピをもらい、挑戦してみますが失敗。彼女に作ってもらったけど「お母さんのと違う」……お掃除おばちゃんからスーパーに売っている冷蔵庫で固めるタイプの話をきき、再チャレンジ。それはお母さんのプリンだった。手間なく「ちょちょい」と出来た…でも。


『特別なものだった。美穂が作るプリンは隼人と直也にとって。母さんの手によって魔法がかけられて、目の前に現れるように思っていた。それが僕でも簡単にできるものだった。母さんが特別ではなくなったようで、気落ちした。母さんが薄っぺらになった気がした。僕たちへの愛情も手軽なものだったように思えて、胸が締め付けられていく。』


少年……気落ちしないでくれよ!!手抜き母さんの私が言っても言い訳だろうが、もしかしたらお母さんはすでに具合の悪い時だったかもしれないし、蒸しプリンの作り方とか知らなかったかもしれない。チャレンジしたけどうまくいかなくて、だったら手早く出来て美味しいものを…と探して選んでくれたのかもしれない。キミたちのためにそれを選んでくれたこと、それを作ってくれたこと、お皿にポンッ!とひっくり返してキミたちの前に「どうぞ♪」と置いてくれた時……どんな時だってお母さんはキミたちのことを思って行動していたはずだから。キミたちの笑顔に元気をもらっていたはずだから…頼むよ、少年(T-T)


作者自身の創作エピソードはコチラです。


http://nozomi-katsura.jp/books/boysbe.html





rohengram799 at 14:00コメント(10) 
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2013年05月17日

ヒコーキ雲便りNo.39:ショウカ活動中

日付がかわってしまいました。昨日の昼間は夏のように暑く、夜は雨が降ったのでヒンヤリでしたね~仕事中は鼻水が出るし頭は痛いしダルいしで
なんとも言いがたい状況でありました。また一昨日の晩、不愉快な言動をダンナから浴びせられ(本人に自覚無し)モヤモヤくんが復活してしまいました。例のヤボ用の不快感をとるのに4、5日かかったのに……モヤモヤくんは完全に鎮火していなかったらしく再び勢いを増してしまいました。具体的な事を話したい!でも話せない!!そんな心理状態であります(~_~;)


ショウカ活動のひとつはやはり読書!ということで、前から読みたかった『金のゆりかご』(北川歩実)が中古本コーナーにあったので買ってきました。
タクシー運転手の野上雄貴は、GCS幼児教育センターから入社要請を受け、不審感を持ちます。GCSが発明した「金のゆりかご」と呼ばれる機械で育てられ、一時は“天才少年”でしたが、高校生になる頃にはもう能力の限界が…。そんな自分をなぜ?と疑問を持ち探りを入れている最中…まで読んだのですが(((^^;)情操教育という言葉も好きじゃないですが、幼稚園からすでに「お受験」とかは考えられない世界(((・・;)中学受験も「なんで?」なイナカの子でしたからね←お金持ちの子がするものだと思っていました(--;)


某マンガ家さんのダンナ様は「勉強しなくてもなんかわかる」というタイプだったらしいのですが、高校生になったら全くワカラナイ!!状態になってしまったそうです。今まで「勉強する」という行為をしてこなかったので、どうしていいかわからずスゴく怖かったそう。「本当にそういう人っているんだ」と思いましたが、自分がそうだったら……恐ろしすぎます。学校の勉強がすべてではないけれど、パニックになりそう!!


今も「知能テスト」ってあるんでしょうか? 私は小1くらいと中学の時もやったような気がしますが…結果はどうだったのか?教えてくれたのか?全く記憶にないよぉ('~`;)





rohengram799 at 02:09コメント(5) 
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2013年05月15日

ヒコーキ雲便りNo.38:京都の恋~ルージュの伝言

♪風の噂を信じて~今日からは~
コレは渚ゆう子さんの『京都の恋』ですな~好きだったわぁ!なんて話ではなく……昨日読み終わった円居 挽(まどい ばん)さんの『丸太町ルヴォワール』が京都が舞台だったので(((^_^;)


祖父殺しの嫌疑をかけられた城坂論語は、変幻自在の論客が丁々発止の応酬を繰り広げる私的裁判“双龍会”の被告に……彼の目的は容疑を解くためではなく、事件当日、屋敷の一室で二人きりの甘く濃密な時間を過ごした謎の女性“ルージュ”と再び会いたい!!ただそれだけ……おお、パッション!!(笑)


物語は“ルージュ”との出逢いの「朱雀の女」裁判準備の「その絆に用がある」“双龍会”を舞台に展開していく「さらば甘き眠り」最終章は「昏(くら)くなるまで待って」……被告である論語を巡り、検事役と弁護役が双方様々な手段を用いて自分達の主張を通そうとしていくという私的裁判(双龍会)。歴史もあるので、開廷儀式やらオーバーアクションだけどなにやらカッコよく思える…勝手に映像化して楽しむにはもってこい(^.^)また裁判官を認めさせることができれば嘘でも偽りでも構わない、というところがミソで、そのやりがまたオモシロイ!!ミステリーが好きで読みなれた人には簡単な仕掛けなのかもしれないけれど(そして麻雀がわかる人には頷けることが多そう)二転三転どころか「ええっ!?何が本当なんだよ~(´д`)」というくらいに♪最後の最後まで恋は私を苦しめた~なお話。


言葉遊びもたくさんでテンポがよくて「ヤン艦隊の連中の会話みたいだ」と思っていたら以下のような文章が出てきて大ウケ(^^)v(会話をカットしていますので、興味のある方は講談社文庫の199ページをお読み下さいませ)


……元田中駅の方へ歩き始めた。「そういえばよ、銀河を駆ける叡山電車の伝説って知ってるか?」「この謎に詳しい人がいるんですか?」「ああ、ここら辺に住んでいるヨシキさんって人が調べているらしい」「ちなみにその調査記録は『銀河叡山伝説』、通称『銀叡伝』と呼ばれてるんだ」…そこは「じゃあ作者は元田中芳樹ですね」って言って欲しかったんだがなあ。……


京都って歴史がすでに豪華絢爛な時代絵巻物で、ドラマチック&ミステリアスで!! 中・高校生が修学旅行で行ったくらいではその妖しい闇の世界の入り口に立つことも出来なさそう~やはり大人が旅する場所という気がしました。ずっと住んでいる人には当たり前田のクラッカー(古いっ!!)でしょうか?


「そうだ!京都に行こう!!」になる一冊かも( ̄ー ̄)





rohengram799 at 14:00コメント(7) 
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