2014年06月

2014年06月30日

慶雲便りNo.26:ショウカ不良~6月の本棚

昨日はモノスゴイ荒れた天気でしたね…! 皆さまは大丈夫でしたか? 


今日は「夏越しの祓い」ですね。この日に飲むお酒を「銷夏酒(しょうかざけ)」と言うそうです。「銷夏」とは「夏の暑さをしのぐ」という意味で、俳句では夏の季語になります。 少し前に芭蕉の「蛸壷やはかなき夢を夏の月」という句を知ったからでしょうか……「蛸夏酒」に見えてしまい、半夏生にタコを食べるというけど……マムシだけじゃなくタコをつけた酒もあるのか!?と思ってしまいました(~_~;)


また「夏越しの節供」というのもあり、陰暦6月晦日(みそか)に河童(水神)が山から下りるとされ、人や牛・馬などの水浴・御禊(みそぎ)が行われたそうです。この日はキュウリを食べるのかしら(´・ω・`)? キュウリに味噌をつけて食べた子どもの頃が懐かしい!



さてさて、あまり本を読む気分にならなかったので、冊数が少ない「今月の本棚」です。山田詠美さんのもまだ読みかけになっています。今月はなんかテンションが低かった(-_-;)


歌野晶午さんの『春から夏、そして冬』はなんと言ったらいいのか……感想の難しい本でした。スーパーの保安責任者の中年と、万引き犯の若い女。男は彼女を警察に引き渡すどころか、お金を渡したり…別に下心があるわけではなく、交通事故で亡くなった娘と同じ年の生まれだとわかるとそうしてしまう。少しずつ家庭や娘の事故のこと、暮らしぶりなんかがわかってくるのですが、最後はもう!!(゜ロ゜ノ)ノ…『葉桜の季節に君を想うということ』の時には「やられた!」感はありましたが、おもしろかった!と素直に言えました。この作品を「後味が悪い」という感想の人もいましたが『絶望ノート』の方がそんな気持ちになったような…。


『春から夏、そして冬』時間の経過とともに「ナニ、その後出しは!」とか「これは本当?」「もしかしたら全部ウソなんじゃないの?」って……読み終わった後もグルグルしてしまう……それなら「よかった、不幸な人は誰もいなかったんだ」と思えるのに。読み終わった人と感想を伝えあうというより、それぞれの立場で議論になりそうな作品。自分にも形は違っても起こりうる心理状態っていうか……内容を詳しく書けなくてすみません(;´д`)



明日から7月、今年の後半戦です。皆さまも「夏から秋、そして冬」に向けて、心身ともにスタミナ強化してまいりましょう(*^O^*)




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rohengram799 at 15:20コメント(12)月刊・空のお城図書館 

2014年06月29日

慶雲便りNo.25:無言の愛ρ(・・、)

6月最後の日曜日、もう今年も半年過ぎてしまうとは……なんだか毎日があっという間に過ぎてしまいます。そして体重も健康診断が終わったらあっという間に増えて、お給料日がきたら諭吉くんたちもあっという間にいなくなってしまいます……( ´△`)


昨日から久しぶりに山田詠美さんの本を読んでいます。『タイニーストーリーズ』という短編集で、ひとりの作家さんがここまでバラエティに富んだ作品を書けるなんて……題材や言葉選び、構成などやはり才能のある人は違うのですね。その中でお気に入りのひとつが『電信柱さん』です。


《足許を見られ続けるばかりの附甲斐ないこのわたくし、名を電信柱と申します。》……で始まるこの作品、電信柱さんはイタズラ書きされたり、オスなのにマリアンヌちゃんと呼ばれるフレンチブルドッグにマーキングされたり、猫の発情期のうるささに逃げ出すこともかなわず……という日々でしたが、ある日素晴らしい出逢いがあったのです。ど根性大根とかありましたが、あんな感じで花屋さんのトラックから落ちてしまった桜草が電信柱さんの足許で成長し始めたのです。何かを見守るヨロコビ初体験の電信柱さん、もしかしたら初恋なのかも! 花開いた桜草さんから声をかけてもらった時の電信柱さんの興奮具合といったらありませんε=ε=(ノ≧∇≦)ノ


《濃いピンク色の花弁が、わたくしを仰ぎ見ています。ああ、電線を引きちぎって、幸福の絶頂のさなかに感電してしまいたい。》


飲んでいた黒烏龍茶(トクホ飲料)を吹き出しそうになりました!! 山田さんてこんな作風だっけ(´・ω・`)?と思いながら、先を読んでいくと、彼女(?)は桜草でも西洋桜草だったのです。電信柱さんが待ち望んでいた日本桜草でなくてごめんなさい…だなんて、おやぢも萌えてしまいますわぁ! 


西洋桜草にはいくつも種類があるみたいですが、このお話に出てきたのは「プリムラ・ポリアンサ」です。地面近くに咲く花で、タイトルの「無言の愛」が花言葉です。このあたりの会話はもう、勝手にして~なアツアツ感が( 〃▽〃)


「あたくし、全身で、あなた様への愛を表現しているんだわ。一番最初の無言の愛」
「ちっとも、無言じゃないじゃないか、お喋りさん!」


しかし……電信柱さんと西洋桜草さんに悲劇が……だからヨッパライはキライなんだよ(`Δ´)
詳しくは本を手にとりお読み下さいまし。


それから「電柱」と「電信柱」って違うんですね。電柱と言われているモノは、その持ち主によって三種類に分けることができるそうです。
電力会社のもの:本当の意味での「電柱」。正式名称「電力柱」。なんか全力で電気を送ります!って感じがする(((^^;)
NTTなど通信会社のもの:「電信柱」。
通信会社と電力会社で共同のもの:「共用柱」なんだそうです。柱をよく見ると、プレートがあったりするので、お散歩の途中で確認とか……自分のご近所を調べたら夏休みの自由研究になる!?( ̄▽ ̄;)


「tiny」はちっちゃな、とても小さいという意味ですが、皆さまの毎日に『タイニー・タイニー・ハッピー』な物語がありますように(*´∀`)♪


《西洋桜草》

http://www.hana300.com/purimu.html





rohengram799 at 16:37コメント(8)空のお城図書館 

2014年06月28日

慶雲便りNo.24:おやぢ語り

今日もむし暑い1日でしたね~水分補給をしなくては!と思うのですが、その分トイレが近くなるのは汗をかいて働いていないからかしら(; ̄ー ̄A


さて…『解体新書』でおなじみ(?)の杉田玄白サンですが、84歳の時に『耄耋独語(ぼうてつどくご)』簡単にいいますと『おいぼれのひとりごと』という随筆を書いていたそうですね。実はワタクシ、この方はもっと若い時に活躍していてこんなに長生きしているとは知りませんでした←学校で習ったかも記憶にない(-""-;)


「耄耋」というのは人生の年齢区分を表す言葉で、当時の百科事典『和漢三才図会』によるとこういう分け方になるようです。

童(15歳以下)弱(20歳、柔弱だから)壮(30歳、丁壮だから)強(40歳、堅強だから)艾(がい*、50歳、髪の毛がもぐさのように蒼白いから)耆(し、60歳、仕事を指で指図するから)耄(70歳、頭髪が白くて耄耄としているから)耋(80歳、皮膚が黒くなり鉄の色のようだから)「魚台」(たいはい、90歳、背中にふぐのようなしみができるから)……だんだんスゴい説明になっていますが「耆:60歳、仕事を指で指図するから」はまだまだ現役、若い者には負けないよ!働いちゃうよ!という気持ちと指図出来る豊かな経験と知識があるんだなぁ、と思いました。

それでも少しずつ身体は老いていきます。結構リアルにいろんなことが書いてあるみたいですよ~ええ、もちろん下半身のアレコレとかも……現代語の読みやすいのがあるのかしら……(^。^;)


「入れ歯を作り、用いし事ありしに…」と、自ら入れ歯を使っていたことも書いていて「いかように上手く作られても馴れぬうちは、いとうるさし」と、その不具合をグチっているそうです。「こんなものを入れて発音が悪くなった」とか(((^^;) 玄白は60歳代の頃みたいです。この時代に入れ歯とかあったんですね。『虫歯予防デー』は過ぎてしまいましたが、興味ある話題ですわ。


明日は日曜日、そして『肉の日』~やわらか~いお肉が食べたいです(*^o^)/






rohengram799 at 21:54コメント(8)空のお城図書館医療・臓器移植・介護・福祉関係 

2014年06月27日

慶雲便りNo.23:魂を抱いてくれ

今日は新潮文庫「人情時代小説傑作選」シリーズのひとつ『がんこ長屋』を読みました。作家は池波正太郎・乙川優三郎・五味康祐・宇江佐真理・山本周五郎・柴田錬三郎という豪華メンバー!


蕎麦切りの名人だったおそのは 不貞を疑われ追い出されて(「蕎麦切りおその」)。陶芸に目覚めた中年男の選んだ余生とは(「柴の家」)。女太夫が惚れた乞食侍はやがて花火造りに勤しむが(「火術師」)。想いを寄せる下駄屋の倅は彼女の気持ちに気づいてくれず(「下駄屋おけい」)。葛藤の末、己の作った草鞋が朗報を運んできた(「武家草鞋」)。日本一の刀鍛冶になるべく全てを捨てた男を待っていた悲劇(「名人」)。頑固おやじo(`^´*)ではなく、職人の頑固さがいっぱい!でも胸に沁みる……私は「柴の家」と「火術師」が特に好きかな。~と書きながら、やはり他の作品も好きだぁO(≧∇≦)O


「長屋」と聞いて、「長屋王」を思い出すワタクシ……「ながやおう」だからと言って「なめくじ長屋」やら「たそがれ長屋」「親不孝長屋」とかたくさんの長屋を所有している大家さんのことではありませんぞ!! 飛鳥-奈良時代(684~729 )高市(たけちの)皇子の第1王子、天武天皇の孫であります。藤原氏に邪魔者だと目をつけられてしまったのか、「謀反をくわだてている」と密告され、46歳で自害されました。


私はマンガと宝塚の舞台でこの方を知ったのですが(だからといって詳しいワケではない)唐招提寺を開いた鑑真が渡日を決意したのは、長屋王が仏法を崇敬し1000枚の袈裟を作って唐の僧に寄進したことを聞いたのがきっかけだったと伝えられているそうです。また佐保楼と名付けられた邸宅にサロンみたいな場を設け、多くの文人を招いたりした「文人政治家」だったとか…芸術家提督のあの方を連想してしまう…!!


長屋王邸から出土した木簡から「氷室」《天然氷を夏までたくわえておくために設けたむろ。地中や山かげに穴をあけ、上を茅(かや)などでおおう。昔は宮中用の氷室が山城・大和・丹波・河内(かわち)・近江(おうみ)にあった》を所有し、夏に食していた事が判明したという話などは、やはり身分の高い方なのだわ、と考えると同時に「氷室京介」が浮かんできてしまうのは……なぜ(; ̄Д ̄)?氷室冴子さんの『なんて素敵にジャバネスク』にならないのは、私が彼女の作品を読んだことがないからです(◎-◎;) 長屋王を知った長岡良子さんのマンガは「古代幻想シリーズ」なのに、ワタクシは今夜も「誇大妄想シリーズ」を展開中( ̄▽ ̄;)



長屋王邸宅跡はイトーヨーカドー奈良店の下に埋め戻され(ー_ー;)記念碑があるそうですが、長屋王が安らかに眠れるように氷室クンに熱唱していただきたいです。曲はもちろん……『魂を抱いてくれ』!!



♪魂を抱いてくれ
むき出しの両手で
かっこなどつけてない
真実のこの俺を
魂を抱いてくれ
心を読んでくれ
話せない大切な言葉
瞳を覗いて
静かにこのまま……



ワタクシも今夜は静かにこのまま去らせていただきます~ごきげんようヾ(・◇・)ノ






rohengram799 at 19:39コメント(10)空のお城図書館 

2014年06月26日

慶雲便りNo.22:黒い花びら

前の記事の『バッタ塚』の時に、「犬塚」さんはよく聞くけど「猫塚」さんもいるのかしら?と思ったら全国に80軒弱いらっしゃるみたいですね。「猫村さん」はもちろんいらっしゃいます! 検索中に『犬塚』という昔話が見つかりました。


http://www.nishi.or.jp/~siryo/minwa/minwa09.html


しかし……四国に助っ人でイヌ……四国はタヌキなのでは?そしてなぜひょうたん?もしかして「ひょうたんから駒(こま=馬)ならぬ「ひょうたんから狛犬」なのか?なんていろいろ考えてしまいました(´-ω-`)



だいぶアタマを使ったので(;・ω・)甘いもの、甘いもの~GABAチョコ美味しい!という前ふりをしておいて……チョコレート色のユリがあるって皆さまはご存じでしたか? 私はチョコレート・コスモスは知っていたのですが、ユリは初耳……クロユリと違うの?と思って調べたら、なんということでしょう!!な華やかさ、妖しさ\(◎o◎)/ クロユリが安達ヶ原の鬼婆だとしたら(す、すみませんっ! でも深山黒百合とか漢字を見たら、かつての深窓のご令嬢って感じがして)スカシユリのランディーニは白雪姫の継母か黒衣の伯爵夫人のようじゃないですかぁ!!←あくまでワタクシのイメージ(◎-◎;) クロユリは高山植物なので、山に捨てられた老婆の化身なのかしら?とか「臭い」と書いてある記事を読むと「加齢臭なの?」とか自分もバァサンになりつつあるのに思ってしまう(;>_<;)


クロユリと同じ仲間で「フリチラリア」というのもあるのですが(コレもなんか、フリフリのドレスをチラリ♪なリア充に置き換えてしまう)和名の「ヨウラクユリ」の「瓔珞」は仏具で、釣り鐘型をした飾りのことだそうです。ヨウラクがロウラクに見えて、若いおにいさんを巧みに手なずけて、自分の思いどおりに操るイケナイ年上の女性(ひと)がうかんでくるおやぢなワタクシ、本当に脳ミソがカビているのではないかと思うくらい、困ったものです……(-。ー;)



妖しいユリさまたちはコチラをご覧下さいませ!


http://pongarden.blog47.fc2.com/blog-entry-869.html



今回のタイトルから水原弘さんを連想したアナタ! 私より年上ですよね!
私はリアルタイムで聞いたことがありませんから( ̄▽ ̄;)






rohengram799 at 21:03コメント(12) 
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