2014年07月

2014年07月31日

美雲便りNo.33:愛・燦燦~7月の本棚

今日で7月も終わりですね。毎日毎月が過ぎるのが早いこと早いこと……!と毎回書いているような気がします(((^^;)


下の子から『ふがいない僕は空を見た』(窪美澄)と『ヒア・カムズ・ザ・サン』(有川浩)を「はい」ともらいました。今回は2冊とも未読! 美雲便りが33号になったので、タイトルもサンサンがつくものがいいなぁ~と思っていたら「Sun」のつく本がやってきてきました(*´∀`)♪


今日は大安吉日、結婚式で三三九度があるじゃないか(笑)  一の杯は新郎→新婦→新郎、二の杯は新婦→新郎→新婦、三の杯は新郎→新婦→新郎という順番で「三杯×三献=九献」いただく儀式。今はこれを完全に行うことは少なく、1杯に付き新郎と新婦が交互にいただくケースが多いとか……私は四半世紀前になりますが、一杯でしたね。その御神酒もちょっと口をつけただけですが(;^_^A


この3つの盃にもそれぞれ意味があって「小盃=過去」で新郎新婦が巡り合ったことを先祖に感謝する意味があります。「中盃=現在」で二人でこれから末永く力を合わせて生きていくという意味、そして「大盃=未来」となり、未来の一家の安泰と子孫繁栄を願います。うーん、挙式前にきちんと意味を理解していたらよかった( ´△`)



先月はあまり本を読めなかったのですが、今月はテンポよく、けっこういろんな本が読めたと思います。夏休みなので親子お出掛け特集などで水族館とかテレビで見ると、『水族館ガール』を読んだからか、働いている人の苦労や魚たちのことなど今までとは違う角度から考えるようになりました。来月もまた一冊の本を通して、新しい発見があるといいなぁと思います。


♪ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む 人生って 嬉しいものですね…


皆さまの毎日が『愛燦燦』でありますように。今月もお付き合いいただきありがとうございました。来月もまたどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m



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rohengram799 at 21:03コメント(10) 
月刊・空のお城図書館 

2014年07月30日

美雲便りNo.32:夏の「おやじ」さん

今日は日明恩さんの『ギフト』を読んでいます。ワケありなレンタルビデオ屋で働く元刑事と『シックス・センス』の DVDを見つめながら、ただ涙を流している少年の指先が触れた瞬間からドラマが始まる……なんて書いたらものすごくホモホモしくなりますが、残念ながらそんなことはなくて(;^_^A 少年が“死者”が見えてしまうというのがミソですかね? なんというのか、せつないなぁ…というのが半分読んだ感想です。


物語にいくつか映画のタイトルが出てくるのですが『ゴースト・スクリーム』はちっともホラーじゃない!!という話があり……まぁ私はホラー映画とか好きじゃないのでそんなことはどうでもよく、問題は「スクリーム」ってナニ(´・ω・`)? 


この時期、榊原郁恵ちゃんの♪チュウ チュウ チュウ 夏のお嬢さん ビキニがとっても似合うよ 刺激的さ クラクラしちゃう~という『夏のお嬢さん』が流れることがありますが、この中に♪アイスクリーム、ユースクリームという歌詞があります。私は夏だ!アイスだ!の言葉遊び的なものだと思っていたのですが……違った(´-ω-`) スクリームって「叫ぶ」という意味なんですね。


「I scream」「You scream」で、お互いに「好き( 〃▽〃)」と叫びあっている、あ~そ~ですかぁ~( ̄ヘ ̄)確かにアイス・クリームではなくアイ・スクリームと歌っていますわ。いやぁ、当時私のまわりは誰も疑問に思っていませんでした。



のぼり坂のペダル踏みつつ子は叫ぶ「まっすぐ?」 そうだ、どんどんのぼれ


佐佐木幸綱さんの短歌です。皆さまはいつの季節を、どんな状況を連想するでしょうか? 私は夏休み、息子とふたりでちょっと遠くにサイクリング。息子は親父よりちょっと先を行っている。坂の向こうには海が見えるのかもしれない。三輪車に乗っていた息子、補助輪付きの自転車に乗っていた息子、何度も転びながら補助輪無しでひとりで自転車に乗れるようになった息子……親父にはそんな思い出がよみがえって、言葉に詰まる。首を縦に振り、右手で先に行けと合図する。


そうだ、どんどんのぼれ

「そうだ、どんどんのぼれ」と鍵カッコがないのは、大人になっていく息子が頼もしくてまぶしくて口には出来なかったけど、ずっとのぼり続けろ!走り続けろ!負けるなよ!と心の中で叫んでいたんだろうなぁ……なんて考えて、お鼻がツーン!としてしまう「おやぢ」なワタクシです(TДT)





rohengram799 at 23:16コメント(8) 

2014年07月29日

美雲便りNo.31:真っ赤にもえた♪

今日は「肉の日」と「土用の丑の日」ですね~スーパーで「牛・うなぎ弁当」が売られていました。小さい頃は大好きだったうなぎですが、今はもう……鱧(はも)とか食べてみたいです!!


夏の異称に「朱夏(しゅか)」がありますが、緋色とはまた違った「赤いシリーズ」ですよね。女優の安達祐実ちゃんが(もう32歳なんですね)が吉原の花魁を演じるという記事を読んで、緋色の襦袢が浮かんだおやぢなワタクシ……『花宵道中』は女性週刊誌にマンガが連載されていたのので、たま~に立ち読みしていましたが、宮木あや子さんのデビュー小説なんですね。彼女の本は『セレモニー黒真珠』が好きですが、こちらはまだ読んだことがありません。祐実ちゃんは吉原の遊女・朝霧を演じるそうですが、むちむち系の女優さんよりスリムな彼女にあっているかも……オールヌードを体験したら、またいろんな役がこなせるようになるのではないかしらん? 秋に映画公開らしいです。


この前、浴衣を調べていた時に「女性用の褌は腰巻のもとになった」という大変おやぢ心をくすぐる文を見つけました! 古い書物の中に女は「褌(たふさぎ)」というものを着けていたと書かれているものがあるそうで……ちなみに「ふんどし」とは、両足を出すという意味で「踏み通し」「ふどし」となまって生まれたものだとか。女性は畚(もっこ)ふんどしを着用していたようです。股間に当てる短い布の両端に紐を通して結ぶもので、現代のパンツに近いものだそうです。現在和服の下着として多く用いられる長襦袢は、襦袢と腰巻が一体化したと考えられていて「吉原遊郭の遊女たちの間で流行したものが町人の女性たちの間にも広まった」んだそうです。


ふんどしは赤く、長襦袢は緋色でしょ(≧▽≦) 


この艶かしい色は、植物のアカネの根を原料とする茜染の一種で、濃く暗い赤色を茜色というのに対して、最も明るい茜色を緋色というそうです。 アカネと紫根を重ねて染め、深みを出した紫褐色を深緋(ふかひ、こきひ、こきあけ)別名は黒緋(くろあけ)、アカネに紅花の染料を重ね染めした明るい赤色は紅緋、アカネだけで染めた浅緋(あさあけ、うすあけ)などの色があるそうです。


お洗濯しすぎてだんだん色が薄くなったりもするのかしら?などと色気のないことも考えてしまう( ̄▽ ̄;)


燃えるような赤いカンナの花が咲いている道をひばりちゃんの『真赤な太陽』を口ずさみながら、のんびり帰りますヾ(・◇・)ノ





rohengram799 at 19:07コメント(12) 

2014年07月28日

美雲便りNo.30:耳を食せば…

家の中の方が暑い気がする……ゴロゴロして起き上がろうとしたら、右足内側から全体がつりました……まだちょっと痛いです(ノ_・。)


昨日は《ノルウェージャンフォレストキャット》という毛の長い猫の存在を知り、別名〔スコグカッテル(Skogkatter)〕に「ひゃぁ~パチ屋に来る人が縁起を担いで飼っていそう! 多頭飼いしていたら、いろんな意味でスゴクカッテルになるねぇ」と思ったワタクシです(≧∇≦)


その猫ちゃんですが、耳の中に生えているフサフサの毛の名前を「イヤー・ファーニッシング(耳飾り)」というそうですね。泥や虫などが入らないよう、また直接音が耳に入ってこないよう防ぐためのものだそうで……人間も耳毛フサフサのオッサン(失礼)いますよね(◎-◎;)


耳毛は、年齢・性別問わず、どんな人にも生えているものだけれど、それはうぶ毛なので、基本的にほとんど目立たない……しかし!年齢を重ねると耳毛の生え変わる周期が徐々に長くなって、今までうぶ毛の段階で生え変わっていた毛が抜けずに成長し、太く黒くなるので、目立つようになるのだそう。頭髪が抜けずに太く黒くなったらいいのに( ´△`)


そして、この生え変わりのサイクルに影響を与えるのは、男性ホルモンの分泌量なので、分泌量の少ない女性や若い男性は耳毛が目立たないらしいです。鼻毛カッターは知っていますが、耳毛カッターもあるのですね。


耳と言えば日吉ミミ♪(これまた古い!)ではなく、いろいろ値上がりした今は食パンの耳は大事な食糧ですわ~カリカリに揚げて粉砂糖とかふって食べると美味しい!! 耳を柔らかくした食パンもあるけれど、いやいやそんなお気遣いは無用!と思うワタクシです。ドキンちゃんの大好きな食パンさまを詠った句がありました。


『西日差す食パンマンの背後へとバターひと箱持って近づく』


西日に照らされた食パンさまはトースト色に染められて、美味しそう……ブラックユーモアかな?
そして同じ作者の作品をもうひとつ。


『食パンの耳をまんべんなくかじる 祈りとはそういうものだろう』


笹井宏之さんは難病と闘い、26歳の若さで亡くなられました。ブログは父上さまが継続されています。『ショートソング』(枡野浩一・集英社文庫)では登場人物を通して笹井さんの短歌が読めます。ご本人にお借りしたそうです。東北と北陸も梅雨明けしたようですが、旅立つ人たちが遺してくれたたくさんの言葉は、時にやさしく諭し、時に激しく叱咤激励する雨音になって、いつの季節にも届けられくような気がします。



それはもう「またね」も聞こえないくらい雨降ってます ドア閉まります (笹井宏之)



「またね」「またね」聞こえないけど何回も雨に向かって手を振る「またね」(枡野浩一)



《笹井さんのブログ》

http://sasai.blog27.fc2.com/






rohengram799 at 14:40コメント(10)トラックバック(0) 

2014年07月27日

美雲便りNo.29:イルカにのったおやぢ

今日もアツかったですね(;´д`) 職場でもアツいお客さまがたくさん!!(給料日後の7のつく日曜日ですからね(;^_^A 外にあるベンチに座り、指先にベッ!としながら、諭吉くんたちを数えるオジサンを目撃しましたが、ちょっと不用心なのではないかしらん(ーー;)


暑い夏には涼しいところに行きたい!でも仕事だ!のワタクシ、せめて本だけでもと『水族館ガール』(実業之日本社文庫・木宮条太郎・『アクアリウムにようこそ』を改題)を読んでいます。市役所に務めて3年の由香は突然水族館「アクアパーク」への出向を命じられます。イルカ課に配属になったものの、知識どころか興味もなかった世界。同僚は人付き合いが苦手な男で……恋愛モード突入(≧▽≦)になるかはわかりませんが、不器用で仕事熱心な男は好きです(^.^)。


イルカとクジラですが、学術的にはどちらも「クジラ目」。成体の体長が4メートル未満をイルカ、4メートル以上を「クジラ」と呼ぶみたいですね。ようです。あとイルカうんちくを調べてみたところ、人間は「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」を繰り返しますが、イルカの場合は右脳と左脳を交互に休ませる「半球(はんきゅう)睡眠」をとっているそうな! 広い海では遊泳しながら眠ることが多いそうです。疲れている時のワタクシも半分眠りながらぼや~んと仕事をしていますわ…半分休暇の「半休」(゜o゜)\(-_-) また水の抵抗を減らすためイルカの肌はツルツルしています。人間の肌は28日周期で古い皮膚から新しい皮膚へと変わり、古いものは垢(あか)として体の表面からおちていきます。イルカはなんと2時間ごとに新しい皮膚に変わるんだそうです\(◎o◎)/
歌手のイルカさんは年齢不詳の雰囲気があるのは……実は……ナイナイ!!イルカは冬の季語というのもちょっと意外。なんか夏のイメージですが、
冬のイルカは脂がのっていておいしいからだそうです。愛護団体から怒られそうですな( ̄~ ̄;)


小さい頃読んだ本に蘇我入鹿の話が載っていたのですが(いくつか物語があり、私は『養老の滝』の話が好きでした。入鹿の話は一番最後)「いるか?
海にいるイルカの話じゃないの?なんで人間の絵が描いてあるの?」と思って、ブキミだったのでこの話だけは読みませんでした( ̄▽ ̄;) 「大化の改新」について書かれていたようですが、今はこう言わないとか?


最後にイルカと言えばやはり、この人!城みちる( ☆∀☆)ではなくて(笑)谷川俊太郎さんの詩で終わりたいと思います。




  《いるか》


いるかいるか
いないかいるか
いないいないいるか
いつならいるか
よるならいるか
またきてみるか


いるかいないか
いないかいるか
いるいるいるか
いっぱいいるか
ねているいるか
ゆめみているか




皆さま、どうぞ楽しい夢の世界を自由に泳いで下さいね(@^^)/~~~






rohengram799 at 21:54コメント(4)トラックバック(0) 
谷川俊太郎 
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