2015年01月

2015年01月31日

福雲便りNo.26:山あり谷あり風(邪)あり~1月の本棚

昨日は朝から「東京は雪です!」「気をつけて!」と叫ぶアナウンサーにちょっとあきれてしまいました……だって1センチも積もっていないのに……新宿や新橋駅前だって路面はうっすらもしていない……(-_-;) こちらは雨で、私が帰る時には晴れて月が出ていて、星がキレイでした。



『一月の川一月の谷の中』(飯田龍太)


今月はなんだかいろいろゴタゴタしたまま1ヶ月が過ぎてしまいました。自分の予定では長編をガッツリ読む!!……だったのに、後半の体調の悪さで短編が多くなりました。『いつも一緒に 犬と作家のものがたり』、愛犬とのお別れを描いたものはやはり泣けました( TДT)


あと女性作家作品が多かったかなと思います。桜木紫乃さんは初めての作家さんでしたが、わりと好みだったので、また何冊か読みたいなと思いました。角田光代さんの『三面記事小説』はドラマになるとか?



まだまだ本調子ではなくて、仕事も新しい人が入らないので休めなくて……いろいろ中途半端なままですみません。今月もありがとうございました。 またよろしくお願いいたします。



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rohengram799 at 08:37コメント(10)トラックバック(0) 
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2015年01月29日

福雲便りNo.25:いつも一緒に

昨晩は久しぶりに「寝た!」という満足感がありました。はぁ……このまま食欲ももどって、頭痛もなくなるとよいのですが。



だるい、だるいと寝てばかりいるのも正直退屈なので『いつも一緒に 犬と作家のものがたり』を読んでいます。19人の作家さんの犬をめぐるエッセイです。去年は猫の話が多かったので、今年は犬が出てくる作品を意識して読んでみようかな~などと思っています。未年なのに……(((^^;)



「いつも一緒に」のペットはいないので、いつも一緒に仕事場にいく仲間は、文庫本とあめ玉でしょうか? 毎日一冊読んでも1ヶ月は余裕なくらい積ん読コレクションが増えました。ストレス解消に買いすぎました……(;´д`)



とりあえず元気になりましたので、ご報告です。ご心配いただき、本当にありがとうございました。明日はとっても寒そうです……皆さまもどうぞお気をつけ下さいませ!






rohengram799 at 17:30コメント(16)トラックバック(0) 

2015年01月28日

福雲便りNo.24:「風邪」の便り~(>ω<)/。・゜゜・

こんばんは、森進一です……っていうほど声はかすれていませんが、タイトル通りでございます。先週中頃からイマイチでしたが、ちょっとしんどい日が続きまして……明日は休みなのでゆっくり寝て回復に努めたいと思います。



『マダムX美しく病む春の風邪』(高柳重信)


この句のように、春だとなんかこう物憂い感じがして、クシャミも品がいい、銀座のバーのマダムを連想しますが、冬だと鼻水ダラダラ、咳はゴホゴホ、クシャミは唾を飛ばし、こたつにみかんのドテラ姿のおやぢになるのは私だけかしら(~_~;)



皆さまも、どうぞお身体に気をつけて下さい。前の記事のお返事遅れます。すみません。





rohengram799 at 20:09コメント(5) 

2015年01月26日

福雲便りNo.23:ナンパしよっとね(`Δ´)

もう来週は2月かと思うと……うーん、年が明けてからの日々は早いですね。


さてさて、ワタクシはいつも出勤前にワンクッション置きたいので、職場近くのゲーセンの休憩コーナーで30分ばかり本を読んだりしています。事件は「さて、ボチボチ行きますかね~」と席を立った時に起こりました。


うしろから誰かが来る気配はありましたが、そんなのは場所柄当たり前のことで気にはしてなかったのですが、「どう? 勝てた?」……どうも違う階にあるパチ屋から出てきたと思ったようです。マスクをしているので、曖昧に返事をしていたら急に私の肩に手をまわし(;゜∇゜)「今度、会わない?」……(゜д゜)(゜д゜)(゜д゜)



パチ屋で勝ったお客さんに声をかけて誘う女がいるという話は聞いたことがありますが、昼間のゲーセン前でそんなオッサンに誘われるとは思いませんでした。あまりにも気色悪いので「仕事に遅れるので」と言って急いで逃げましたわ。ああ、オソロシイ((((;゜Д゜))) 私はそんなに生活に疲れた物欲しげなオバサンに見えたのでしょうか……(´;ω;`)


もうしばらくはあの店には行けないなぁ……仕事に行く前のワタクシの憩いの場がなくなってしまった……またどこか探しますわ。



皆さまもどこで些細な災難に遭うかわかりません。どうぞお気をつけ下さいませ!

rohengram799 at 15:20コメント(12) 

2015年01月24日

福雲便りNo.22:スミにおけない『あのひと』

『人といふかたちに炭をつぎにけり』(島雅子)


茶道に「炭手前」というのがあるそうですね。炭手前は、湯を沸かす順序を一つの形式としたもので、炉中に五徳を据え、灰を入れるのですが、火のおこりを良くするために、火箸で灰を隅から掻き上げて山をそれぞれ向こう、手前、左・右とつくるのだそうです。手順よく、無駄もなく、火が早くおこり、火気が充分釜にあたるように工夫されているらしい……茶道など全くわからないワタクシですが、こうしなさい!という厳しく洗練された手順の根底には、大切におもてなしをしたい「ひと」がいるのだということをこの句を読んで感じました。炭火のあたたかさは日本人のじんわりくるおもいやりに通じる気がします。派手さはないけれど、いつまでもぬくもりが残る感じ………茶道用の炭もあるそうで……こちらをご覧下さい。

http://www.masudaya.co.jp/tea/tanjo.html



さてさて……『あのひと―傑作随想41編―』を先月からちまちまと読んでいます。内容はコチラを。

http://www.shinchosha.co.jp/book/127445/


「あのひと」という言葉、どんな場面でどんな口調でいうかで印象がかわりますね。最初にうかんだのはキャンディーズの♪あの人は~悪魔~私を虜にする~の『やさしい悪魔』でしたが(作曲が吉田拓郎!)これじゃない感じがあって……やっぱり『特捜最前線』(ドラマ)のエンディングテーマ、♪あの人はあの人は~私だけの十字架……ナゼか二番の歌詞が使用されていたという『私だけの十字架』が一番しっくりきました。
http://www.hbs.ne.jp/home/fou/omake/hen_34.html


皆さまの思い浮かべた「あのひと」はどんな縁(ゆかり)の方でしょう……ひだまりのような方かしら? それとも北風小僧のような……(゜゜;)\(--;)

大切な「あのひと」を想う冬の1日もいいですね。最後は谷川俊太郎さんの巻頭詩『あのひと』で……(´ー`)ノ




「あのひと」と呼ぶとき
その人は広くもない私の心の部屋で
背中を見せて寛いでいる
寂しげな気配はない
名を呼べば振り向くだろうが
知り過ぎているその人を
いま私は「あのひと」と呼んでしまう


私を抱きしめて時に突き放す人
あのひとにどう近づけばいいのか
いまだに私は分からない


でもあのひとは他の誰とも違う人
決して人ごみに紛れてしまわない人
墓石の名が風雨にすり減った後に
私の心の部屋に帰ってくる人


あのひとと呼ぶときその人は
私だけの時のせせらぎのほとりに
いつまでも立ちつくしている






rohengram799 at 10:25コメント(8) 
谷川俊太郎 | 空のお城図書館
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