2015年11月

2015年11月25日

暁雲便りNo.31:イクボス

今朝、新聞の片隅にポツンと小さく出ていました あなたのリサイタルの記事です…… 


これは私の好きな正やんが歌っていた『あの唄はもう唄わないのですか』ですが……今朝、新聞の県内版を見たら《千葉市「イクボス」で連携》《市内企業・大学と各自で「宣言」策定》の文字か……なんだよ、これは(;゜∀゜)



「イクボス」とは「イクメン」の進化したキャラでなワケはなく(-o-;)『職場で共に働く部下・スタッフのワークライフバランス(仕事と生活の両立)を考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(経営者・管理職)のことを指します(対象は男性管理職に限らず、増えるであろう女性管理職も)。』by NPO法人ファザーリング・ジャパン


千葉市長と共同宣言した市内の事業所は、イオン・千葉銀行・JFEスチール東日本製鉄所・ウェザーニュースそして千葉大学! 大学のイクボス宣言は全国初だそうです。



なんでしょう……ちっとも嬉しくないし、素晴らしいとも思えない。かえって部下の気持ちを考えずにマイホームパパ(古いな、この言葉も)を押し付けられそう……本当にいろんな恩恵に与れるのは一部の人でしかない気がします。



それにしても今日は寒い1日になりそう……病院も混雑しているでしょうね。今は電話で診察時間を予約が当たり前になっていますが、なかなか繋がらないし、繋がってからは操作が面倒だし……自動音声による操作、だんだんツラいですわ。昔は病院が遠ければ朝早くから出掛けて番号札をとり、待合室でずっと待たなくてはいけなくて……それに比べたらラクなのかもしれませんが、体調が悪い時に繋がらない電話では、イライラ倍増ですね。ちなみにダンナは2日続けて全く予約がとれません。歩いて3分もしないクリニックなのに……。



さてさて…職場で「今年の漢字は?」のアンケートがやってきました。個人的なものなのか世相なのか? その説明はなかったので、勝手に個人的なものと判断し、ワタクシは「労」と書きました。他の人のをチラ見したら「厳」「楽」「忍」「変」「乱」……どんな会社環境なんだと思われそう~! ちなみに私は「労働」ではなく「労(いたわ)る」「労(ねぎら)う」の意味なんですが(なんだかいろいろ疲れた1年だなと思ったので)そう受け取られるかはワカラナイですね( ̄▽ ̄;)






rohengram799 at 10:13コメント(8) 

2015年11月24日

暁雲便りNo.30:美しき一日の終わり

昨日は「いいふみの日」それを意識したワケではないでしょうが、マイナンバーが届きました~まだかな、まだかな~と思っていたので、とりあえずホッとしました。でも配達のお兄さん、元気がありませんでした(-_-;)



そして一昨日は「いい夫婦の日」でしたが、長年連れ添った夫婦なのにう~ん…ダンナさんかわいそう……と思う本を読み終わりました。タイトルは『美しき一日(いちじつ)の終わり』(有吉玉青)。確かに♪ふたりのため~世界はあるの~な感じでしたし、読む人によっては「純愛」なのかもしれないですが、私的には「エーッ、なんでそんな感想になるの?」……ひがみっぽいのかしら( ̄0 ̄;)



美妙(みしょう)が15歳の時に、父親が秋雨(しゅうう)という8歳の男の子を連れて帰ってきます。戦争未亡人となった後輩の奥さんにあれこれ気をつけていたら……というお決まりパターンですね。その女性が亡くなったので、引き取られたのですが、美妙の母はすんなり受け入れられるワケがない! 寒々しい書庫を部屋としてあてがい、母屋で寝ることもさせず冷たい仕打ちを繰り返します。美妙は姉として彼を守り支えなくては!と思うのですが……。


秋雨は出来過ぎた弟。頭がよく、自分の立場もきちんとをわきまえています。姉への思慕を抱きながら2度結婚しますが、どちらもうまくいかずに、最後は病気に。姉も同じように複雑な愛情を持ちながら、弟に当て付けるように見合いを繰り返し、婿養子になってくれる男性と結婚。祖父の起こした食品会社があるので、貧しさなど知らないお嬢様のまま(働いた経験はあるけれど)老いても美しく……この辺りは正直イライラします。美しくあろうとするのは、歳の離れた母親の違う弟のため、っていうのがバリバリ伝わってくるので、なんか不快になります。彼女が独身を通していたらまた違うんでしょうが、表向きは良妻賢母ですからね。


母・歌子、美妙、娘の京香、孫の里桜と女性四代の物語は、昭和から平成への時代の移り変わりも描いています。日米安保、ベトナム戦争、学生運動など政治がらみの出来事や資生堂パーラーやヘップバーンカット、アイビールックとか「あった!あった!」と妙にコーフンした部分も(;^_^A またお見合いの場面などに「着物」が出てきます。「しつけは、添い遂げる人に切ってもらうものだ」とあって、そうなんだ~初耳!だったり……着物やドレスが受け継がれていくのはステキだなぁとは思いますが。メロドラマ要素も多いかな~でも『真珠夫人』の方が絶対!純愛だよね!と思うワタクシ(゜゜)


ふたりが出逢ってから50年余りの月日が流れ、両親、夫を亡くし今や70歳!になった美妙。取り壊すことが決まったかつて二人が共に暮らした家で、秋雨と再会し庭を眺めたり、書庫を開いての昔語り………「霧の香」「光清けし」「色なき風」「天、泣す」「浮き雲」「夕紅」「空火照(そらほでり)」「月夜影」と過ぎていき『美しき一日の終わり』には何が……それは読んでのお楽しみということで、あえて書きませんが、私には「はぁ~Σ( ̄皿 ̄;;」な結末とだけ…!



この本を読んで長らく忘れていた里中満智子先生のマンガ『あすなろ坂』を思い出しました。会津藩主であった有馬家に嫁いだ芙美、そして彼女の子供からその孫、ひ孫と幕末から昭和にかけての有馬家の女性の生涯を描いたもので、ナゼか兄の本棚にありました( ̄▽ ̄;) 芙美は違う男性の子を身籠っていたのですが、ダンナさんになった武史はそれを苦悩しつつ受け入れ……まぁいろいろあるんですが、こちらもダンナさんが先に亡くなり(´;ω;`) 芙美が亡くなる時に「あなた、迎えにきてくれたのね」的なことを口にするのですが、それが初恋の人かダンナなのかは明確にしていなくて……私はあのいいダンナさんであってほしいと思っています。


あと『レモン・インセスト』という小池真理子さんの短編があるのですが、こちらは生後間もなく誘拐され行方不明になっていた弟と24年振りの再会を果たした姉とのお互い罪を犯すまいとする物語。オタ息子が「女が書くのはこれだから…(-。ー;)」と言った(笑)私も小池さんにしてはちょっと安易な気がしたラストでした。



朝からダラダラ書いてしまいましたが(休みなので)今日が皆さまにとって「美しき一日」になりますように……(* ^ー゜)ノ





rohengram799 at 09:25コメント(6)空のお城図書館 

2015年11月22日

暁雲便りNo.29:日御子

昨晩は『日御子』(帚木蓬生)の世界にどっぷり浸かっていました。最初は「あれ、ヒミコってどんな漢字だっけ? 卑弥呼じゃないんだ…」くらいだったのですが、邪馬台国→弥摩大国、奴国→那国と良字というとヘンですが、こちらが見下された感のない文字は見ていて(読んでいて)気分がよかったです!

遠い昔、大陸からこの倭(今の日本)という地に移住してきた<あずみ>の一族は、使譯(しえき、今だと通訳かな)を一族の天職として生きています。その<あずみ>は各地に分散移住して行っても、使譯という仕事に就いているのは同じ。漢字は安住だったり安曇だったり…変わります。


代々、使譯を務める<あずみ>一族の子として生まれた針(しん)は、病床の祖父・灰から、那国が漢に使者を遣わし「金印」を授かったときの話を聞きます。それは、「倭」の国が歴史に初めてその名を刻んだ出来事。それから十数年が経ち、再び漢へ遣いを出すことになり、針は伊都国の使譯として正式に任命されます。5隻の船にたくさんの生口(奴隷)を乗せ、漢の都・洛陽へ。その後「倭国大乱」「邪馬台国」そして「東遷」へと、代々の使譯たちの目を通じて日本の歴史が語られます。


史実をもとにした創作ではありますが、全文が子や孫などに語るかたちをとっているので、自分も祖父から話を聞いているような気持ちになります。2???3世紀の時代、政治と闘争、諸国の繋がりなど確かにこうだったのかも……と思いました。ウチのダンナが『三國志』のドラマを録画していて、ちょうど《死せる孔明、生ける仲達を走らす。》の回を見た後に本の続きを読んだら、その話が出てきて「Nice!」と思いました!(笑) ちなみに私はドラマの内容はほとんどわかりません。三國志ってムズカシイ( ̄~ ̄;)


そして、全編を通し語り継がれるのが、4つの教えです。「約束は守り、恩や親切を受けたならば、返さなければならない。」「恨んで戦うと、天の恵みが受けられなくなる。」「絶え間ない良い習慣があれば、才能など何の重みもない。」「仕事の中味を変えるのが、骨休めなのだ。」……生口として異国で一生を終えることになる子どもたちも、この教えを支えに生きていくのです。



登場人物の名前の意味や日御子の生涯など、もしかしたらこうだったかもしれないという浪漫もあり、人として毎日をどう生きるかという人生訓もあり……上下巻で最初は歴史物だし、読みきれるかな…という不安もありましたが、読破して満足しました。



明日は雨になりそうですね。どうぞ皆さま、体調をくずされませんようにお気をつけ下さいませ。





rohengram799 at 19:45コメント(8)空のお城図書館 

2015年11月21日

暁雲便りNo.28:北の海~バシャバシャ

海にゐるのは、
あれは人魚ではないのです。
海にゐるのは、
あれは、浪ばかり。



北の湖理事長の訃報にナゼか中原中也の詩を思い出したワタクシ……まだ62歳とは……私と11歳しか違わないの? だって私が小学生の頃、すでに横綱だった気がするのに、と思っていたら「両国中に通いながら中学生のうちに幕下に上がった」との経歴を知り納得です。21歳で横綱! 私はどちらかというと輪島の方が好きだったので、北の湖がきれいな奥さんをもらった時にはあり得ない( ̄□ ̄;)!!くらいに思っていました……本当にすみません! 突然の出来事にご家族も協会関係者も大変だと思いますが、国技である相撲をこれからも大切にしていただきたいです。北の湖理事長、お疲れさまでした。


ここ数年はお相撲さんも誰かわからなくなってしまいましたが、小さい頃は夕方になるとアニメを見たいのにチャンネルを変えられてしまい、大変悲しい思いをしましたわ。でも水入りの熱戦とか郷土力士の富士桜を応援したりと楽しかったことも…。両国国技館には一度とあるイベントで行ったことがありますが、お相撲観戦はないしちゃんこを食べたこともないので、いつか体験したいです。



さてさて、また今年の漢字やら流行語・新語の季節になりましたが、「友だち(フレンド)+エネミー(敵)」の「フレネミー」という新語がノミネートされているとか。「友を装う敵」「友でありライバル」という意味だそうで……表向きは友だちのような態度を取り、遊びやランチに誘ってきたり……しかしその本心は……((((;゜Д゜))) なんかのドラマですか?みたいな(;´д`) わりと前から使われている言葉みたいですが(検索していたら2010年にはすでに使われていた)なにかキッカケがあり、急激に広がったんですかね? こういうタイプって昔からいたと思うのですが、名称がついたことにより勢力拡大みたいな……。新しい言葉が生まれるのは楽しい反面、それにこだわってへんな方向に進んでしまうものもあるし(公園デビューとか)週刊誌ネタ用のブーム作り(?)みたいな印象もあります。


そういえばこの前読んだ本に「さんぴん」という言葉が出てきましたわ。久々にきいた!(笑)「三一侍」(さんぴんざむらい)とか下級武士一般を侮っての言い方ですね。あと「シャバい」というのも初耳でした。漢字だと「娑婆い」……なんとも言えない……! 娑婆というのは「一般の市井」という意味で、ツッパリのくせに一般人のように臆病だったり打算的だったりするときに「娑婆い」と言うそう。「お前、シャバいな」とかかしら? またそういう人を「娑婆い小僧」の略で「娑婆僧」と言うそうです……イメージとしては夏にビニールプールでバシャバシャ水遊びしている子どもが浮かんできてしまうのは私だけ?(^o^;)



今日から三連休の方もいらっしゃるでしょう~どうぞ楽しんで下さいませ(*´∀`)♪ ワタクシはシフト変更やらなんやらでバタバタしていますが、とりあえず元気ですヾ(´ー`)ノ。





rohengram799 at 10:44コメント(18) 

2015年11月19日

暁雲便りNo.27:雪の殿様

鷹井伶さんの『雪の殿様』(白泉社・招き猫文庫)を読みました。タイトルにひかれたのですが、想像していたのと違った……!!


江戸時代後期に「大炊(おおい)模様」というデザインがはやりました。漆器や浮世絵などに描かれた雪の結晶。「大炊」とは大炊頭(おおいのかみ)にちなんだもので、古河藩(茨城県古河市)藩主・土井大炊頭利位(としつら)のこと。この方が主人公です。雪に魅せられ、のちに日本初の雪の研究書『雪華図説』を出版して「雪の殿様」と親しまれたそうです。


私の中では水戸黄門や暴れん坊将軍・吉宗!や大岡越前は実在感タップリなのですが、このお殿様の名前は初耳で物語を読んでもあまりピンときませんでした。殿様がものすごく雪に夢中になって、その研究途中のあれこれかとウンチクを語るのかと思っていたら、謎解き系で……(;^_^A



作品中には雪に関係する言葉がいくつか出てきました。「雪仏」とか……これは雪は水中に入ればとけるところから「自分から身を滅ぼすことのたとえ」だそうです。俳句の季語にもなっているらしい。雪玉をころがして遊ぶのを「雪まろげ」。亡くなられた宇江佐真理さんの小説にこんなタイトルがあったような……。そして紐の先に木炭をぶら下げ、雪を付着させて塊を大きくしていく遊び(?)を「雪釣」というそうです。これはちょっとやってみたいかも!



雪国で生活する人には、雪かきなど大変な労力を必要とする季節になりますが、関東では5センチもしなくても大騒ぎに……! この冬はどうなるでしょう?





rohengram799 at 16:16コメント(10) 
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