2016年04月

2016年04月30日

暮雲便りNo.33:野老(ところ)で貴方は……4月の本棚

暮雲便りNo.21:おやおや…親泣かせρ(・・、)で書いた『親おや交流会』の広告が今日の朝刊一面に~! 「参加費は会場により異なります」との注意書があり(13,000円~18,000円)……たしか東京の参加費はひとり18,000円だったはず……大阪・名古屋・福岡で一番安いのはどこかしら?なんでゲスなことを考えてしまいました('~`;)



もうひとつ紙面から……『人生案内』で50代の会社員男性がフルタイムで働く妻に普段から「ありがとう」と口にしているにもかかわらず、妻には伝わっていない。休日には出来る範囲で家事を手伝っているし、子どもたちも協力しているのに、妻はいつも疲れた顔をしている。自分はこれからも手伝うので、妻の安心した顔をみたいのですが…というもの。


以下の作家の眉村卓さんの回答(前半は略してありますが)にウンウンしたのは私だけではないはず……と思うのですが、いかかでしょう?


『……私にはどうも、あなたは努力を妻に認めてもらいたいという気持ちが強すぎるように思えてなりません。あなたがそういう「報酬」を求めるのは、つまり「助力者」として認められたいのです。奥さんはあなたに「共同当事者」であってほしいのだと、そんな気がするのですが。』





いまいち、タイトルが思いつかず……やっと決まった東京五輪エンブレム作者・野老朝雄(ところ・あさお)さんの名前を見た時に「ところ?」と思ったのと、やなせたかしさんが『詩とメルヘン』の編集前記によく書かれていた言葉を思い出したので(しらす雲便りNo.48:永遠の問いかけ)あわせてみました。 


「野老(?_?)」って変わった名字と思いましたが、植物にあるのですね。葉っぱがハート形で、夏につぶつぶの花が咲き、地下の根の部分はふくらんで芋のようになるそうです。甘野老(アマドコロ)はナルコユリみたいで可愛らしい花が咲きます。



北海道では荒れた天気で雪になり、熊本・大分ではまだ地震が続いています。これ以上被害が拡大することなく1日も早く、少しでも落ち着いた生活が出来るように。微力ながら出来ることを続けていきたいです。



今月もお付き合いありがとうございました。皆さまもどうぞお身体に気をつけて。来月もまたよろしくお願いいたします。




続きを読む

2016年04月29日

暮雲便りNo.32:華麗なる「ばら」族

今日は「肉の日」「昭和の日」……昭和と肉が結び付くと「ごちそう=スキヤキ」になってしまいます(笑) タイトルの「ばら族」は「ばら肉大好き!一族」ではないのですが(; ̄ー ̄A



『薔薇園一夫多妻の場を思ふ』(飯田蛇笏)


う~ん、石部金吉みたいな句しか作らないと思っていた蛇忽がこんな句を……まぁ自分が好きな作品しか見ていないので、ちょっとオヤジっぽい作品にビックリしたというところですかね( ̄▽ ̄;) 「ばらえん」ではなく「そうびえん」と読んで下さいませ。


薔薇って艶やかな女性や可愛らしい女性、いろんな女性像を連想しますが(品種も女性名が多いような…)ナゼある人たちは「薔薇族」と呼ばれるのかしら……( 〃▽〃)



「綺麗な薔薇には刺がある」とはよく聞きますが「綺麗な男にゃ罠がある」って知っていました!?


こちらも、あんなに母を慕う詩やなんとも言えない哀感のある「小さい秋見つけた」のサトウハチローさんが作詞したとは……とビックリしてしまった『麗人の歌』に出てきます。


♪ぬれた瞳とささやきに
ついだまされた恋ごころ
きれいな薔薇にはとげがある
きれいな男にゃ罠がある
知ってしまえばそれまでよ
知らないうちが花なのよ


美人がイケメンのダメ男に騙されてヨヨヨ……なんて俗っぽい歌詞なんでしょう( ̄~ ̄;) YouTubeで聴いてみましたが、なんとゆーか……昭和初期感たっぷりでしたわ。



「麗人」ときいて、男装の麗人・川島芳子さんが浮かぶか、オスカル様を思い出すか、美輪さまのサイト「麗人便り」が出てくるか、本屋のアララな雑誌じゃないの(≧▽≦)と赤面するかは人それぞれでしょうが、この言葉は女性にしか使わないそうですね。「女装の麗人」とか確かにきいたことがない……女装して美しい男性はなんと言えばいいのかしら? good-looking('_'?)



女性の美しさを表す言葉はいくつかありますが、それぞれこんな解説(?)がありました。
「美人」が、最も一般的で、広く使われる。
「美女」は「美人」よりも色っぽく、あでやかな語感を伴う。
「佳人」は、口語ではほとんど使わない。美しく、上品で感じの良さもそなえている女性。
「麗人」古めかしくやや大げさな語。口語ではあまり用いない。しかしそれだけに、近寄り難いような美しさ、雰囲気を含む語。
「別嬪」の「別」は、特別の意で、とりわけ美しい女性をいう。しかし、身近なきれいな人のことをいう、やや俗っぽい言い方。
(出典:類語例解辞典)



どれもフムフム納得してしまいますが、外国語でもこんな風に使い分けしているのかしらん? beautiful,pretty,lovely,cute……あとhandsomeも? handsome womanとか男前!な女性のことかしら? そして美人を表す方言もきっとあるんでしょうね(´∇`)




rohengram799 at 09:36|この記事のURLComments(2)

2016年04月28日

暮雲便りNo.31:とろとろ木曜日

今日はまとまった雨の1日になりそうです。昨日はアツいなぁ…と思っていたのに気温差に身体がグダグダしますわ。


今月もあとわずかですが、ゴールデンウィーク前後に支払いの多いこと! 予想外の出費もあったりして、スーパーで食材を手に取り悩む前に、値札をにらみつけてしまいます(ーー;) 『鳩を蹴る』(2005・このタイトルもスゴい)という本に所収されているという俳句(無季句)……ありありとその光景がうかんでくるというか、そのまんま自分の姿( ´△`)!

『通帳にらんで女動かぬ道の端』(きたむらけんじ)



さてさて、昨日書いた山崎豊子さんの『暖簾』、まだパラパラしただけですが、いろんな昆布の名前が出てきます。気になったのが「黒とろろ」「白とろろ」……なんですか、黒とろろって(;・ω・) 書きながら頭に浮かぶのはお約束ですが、ジブリアニメのトトロです!


黒と白では使用する昆布の厚さが違うらしく……肉厚の昆布の側面を削ると「白とろろ」に、薄い昆布を削ると「黒とろろ」になるそう。「黒おぼろ」は、昆布の表面を削ったもの。黒とろろに使われるのは、1年物のうすーい昆布(なんと30ミクロン)で、利尻、羅臼、真昆布の3種類。1年物を使うのは食感とクセのない旨みを求めるため。仕上がるまでには手間ひまと愛情がたっぷりかかっています。


この黒とろろは富山でしか食べられていないとか……。富山県民は昆布が大好きらしいです! 明治時代に富山県から多くの人々が北海道に開拓民として移住しましたが、なかでも昆布をはじめとする漁業に従事する人が多く、昆布王国の羅臼町の7割以上が黒部市生地の出身者だとか。彼らは郷里に暮らす家族や親せきに羅臼の昆布を送ったそうです。食べ物の歴史には、いろんな人の想いが込められているのだとあらためて思いました。



山崎作品は以前『花紋』という女流歌人の作品を読んだだけですが(その時の記事はあかね雲便りNo.100:カモン!ごりょうさん(^3^)/)他のタイトルと雰囲気が違いすぎて気になるのが『ムッシュ・クラタ』! 戦前・戦後、新聞社のパリ特派員を勤め、フランス文化をこよなく愛して「ムッシュ・クラタ」と呼ばれた男が主人公らしいです。鼻持ちならないキザな奴と見られていた彼が、記者としてフィリピンの戦場に行き……さぁどうなる!?は読んでのお楽しみですね(^o^;) 同時収録作品に「晴着」「へんねし」「醜男」とあり、またまた気になるのは「へんねし」ですわ!


最初、京都の方言で「すねること。ねむたいこと。」とあり、ふ~ん(゜.゜)と納得しかけたのですが、イヤイヤ、待てよ、山崎作品は大阪物が多いはず……と大阪弁をみたら「ねたみ、嫉妬 ねたんでする意地悪。」とありました……絶対コッチだわ!と確信したところで、仕事に行ってきま~す(* ^ー゜)ノ





2016年04月27日

暮雲便りNo.30:ベーコン……部(^^;)(;^^)

オタ息子が買ってくれた井上荒野さんの『ベーコン』は全編に料理が絡んだ短編集です。一番最初は「ほうとう」でした(笑) なんていうのでしょう~登場人物みんなが相手に深く立ち入らないようにしている風に見せて、実は一番近い場所(心理的に)にいるような……今まで読んだことのない、なんとも不思議な感覚の話ばかりでした。


「煮こごり」は日曜日にいつもやって来た愛人が来ないわ、どうしたのかしら、と思っていたら、サファリランドで虎に襲われたというニュースが流れ、その人が待っていた男性だった(°Д°)……という……なぜそこにいたのか、自家用車から降りたのかは不明。謎過ぎるはじまりに、意外な展開……おっさん、他にも愛人がいましたっ! お子さまにはわからないだろうなぁ、というか、実力派の女優さんたちに舞台で演じてもらいたいかも。その場合はセットは限りなくシンプルにして照明なんかでうまく場面転換してほしい(笑)



「トナカイサラミ」も結構好きな作品なんですが、こちらも冒頭からハテナ(・_・?)なものが……デパ地下の老舗の佃煮屋で「えびすめを二百グラム」と言うのです。“えびすめ”ってナニ? あとから海老も注文しているから、エビの佃煮ではないことはたしかなので、エビ&スルメでもなさそうだし、以前調べた“えびすこ”とも関係なさそう……(゜゜;)


検索したらナゾの佃煮の正体は「昆布」の佃煮だとわかりました。昔むかしは、「ひろめ」や「えびすめ」と記述していたようです。「ひろめ」は幅が広い海藻の意味で「えびすめ」は蝦夷地の海藻を意味していたらしい。詳しくは“えびすめ”を販売している小倉屋山本さんのサイトをご覧下さいませ。

http://ogurayayamamoto.co.jp/know/history_kelp/


江戸時代に「こぶやあげこぶ」と声をかけて、揚げ昆布を売る物売りも市中を流して歩いていたという話は興味深いですね~『孤独のグルメ』江戸時代バージョンみたいな時代劇が見てみたくなりました。マンガとかでは結構みかけるんですが。



“えびすめ”を検索していてたどり着いたお店・小倉屋山本さんが『大地の子』や『白い巨塔』などを書いた小説家の山崎豊子さんの実家だと知ってビックリしました( ; ゜Д゜) そして1957年(昭和32年)に生家の昆布屋をモデルに、親子二代の商人を主人公として書いたのが『暖簾(のれん)』で、これで作家デビューしたそうです。
そうなんだ……で、早速買ってきちゃった(*´∀`)♪


新潮文庫なんですが、今年の3月で60刷!! スゴいです! ところでずっと気になっていたのですが「暖簾」という文字はナゼ「暖かい簾(すだれ)」なのか('_'?) もともと暖簾は禅宗の用語で、寒さを防ぐためにかけられた垂れ布を指していたようです。簾のすき間をおおって、暖めることから名付けられたそう。簾本体が発熱効果があるという意味ではなかった……(¨;) 「のんれん(「暖」は唐音で「のん」)」だったのが、転じて「のうれん」となり「のれん」に変化したそうです。



疑問がひとつ解決したし、また長くなってしまったので(^。^;)今日はこれにて失礼いたします。





暮雲便りNo.29:ひとりじゃないの

♪ひとりじゃないって ~すてきなことね~(*´∀`)♪


553850cc.jpg



皆さま、おやぢ乙女を自称する(実際はものぐさなおばちゃん)オスカーの誕生日にお祝いコメントをありがとうございました。52歳になりました(^。^;) 嬉しくて天地真理ちゃんの「ひとりじゃないの」を口ずさんでしまう……! ワタクシの代理人としてはんぎょどん(とタコのさゆりちゃん)からお礼(相田みつをさんの書を借りて)を……!!



a1bae74e.jpg



皆さまが私以上に期待していたかもしれない(笑)ダンナからのケーキですが……ヾ(゜0゜*)ノ? FUJIYAのケーキでもなく、いつものコンビニのショートケーキでもなく……マンゴープリンとホワイトフロマージュが冷蔵庫にありました。ショートケーキはあったけれど、イチゴでもチョコでもなく抹茶だったので、私が「こんなの食べない(`Δ´)!」とお怒りになってはヤバい!と思ったらしいです……抹茶、キライじゃないのですが(^o^;) そして埋め合わせではないのでしょうが、マンガが3冊テーブルの上に置いてありました( ̄▽ ̄;)



d9541196.jpg



こちらは「あ、今日誕生日だったの(◎-◎;)」のオタ息子が「昨日買ったからいいよね」……な品物(笑) 井上荒野さんの『ベーコン』は本屋さんで見つからなかったので、ネット注文してくれました。“こうや”さんではなく“あれの”という名前だったのかと、はじめて知りましたわ。しかし、ネットは早いですね! 翌日にすぐ届く! これを利用したら私は読まない本に埋もれて生活することになること確実ですな。



c0bd2518.jpg



一番驚いたのがピンボーン♪と朝も早くからやってきた郵便屋さん。何でしょ、この荷物は……と思ったらヒョロヒョロくん(ひとり暮らし満喫中)からの誕生日プレゼントでした! イヤだ、なに、このシャレたものは……!


《THE BOOK OF TEA The Museum:お茶と名画の美術館》……ルピシアが厳選した紅茶・緑茶・烏龍茶・ハーブティー50種のパッケージに、世界の名画50作品をプリントしました。ダ・ヴィンチやフェルメール、光琳、北斎など、名だたる巨匠の作品が勢ぞろい。お茶を味わいながら名画をお楽しみください。絵画解説の小冊子付き(オールカラー/36ページ)!


http://www.lupicia.co.jp/press/prrl160108.html


おかーさんの趣味・趣向をよく理解していらっしゃる……ありがたいことです。もったいなくて、しばらくは飾っておくと思います(≧∇≦)


《ルピシア》
http://www.lupicia.co.jp/



また心身ともに健康で日々オモローを追求できるようにガンバります。またどうぞこれからもよろしくお願いいたします!!




rohengram799 at 10:58|この記事のURLComments(10)
記事検索
月別アーカイブ