2017年02月

2017年02月19日

初花雲便りNo.14:ロシア式友情

毎日1つはKindle版無料の短い作品を読むようにしているのですが、今日は『お菜のない弁当』という5ページほどの物語を読みました。


「犬養総理大臣が白昼公然と官邸で射殺された」という話からだったので、アレ、ちょっと難しい話だったか、と思ったのですが、工場で働く人たちの話でした。憲兵が身体検査をするというのも、なんか反乱を起こされないためなのか?と思いましたが、弁当箱の中までってなんなんだ~? タイトル通り「お菜なし」の弁当の人もけっこういます。同情する憲兵に、塩を描けて味がついている、さすがの憲兵も同情する。「満州出征の兵士を考えれば全く有難いことですよ。塩をなめたって僕等あ一生懸命働きますからねえ……」


労働者の雇用環境って、実は今も昔もあまり変わらないんじゃないかと思ってしまった。下手に制度が整った分、一部の会社や働き人には恩恵があっても、他にいろんなしわ寄せがいっているような気がする。ハラスメントに関しても、ウチの会社の場合は「言ったもん勝ち」的な対応をされて、言われた方は話を聞いてもらえないとか以前の問題。こういう話がありますが、実際揉め事とかありましたか?の確認もなしに「あなたが悪い」的な判断をくだされているという・・・(ーー;)


この話はなんか変わっているというか、後半はお弁当タイムの話。仕事の時間が増えたとか今後どうなるのかとか、愚痴っぽい話は抱擁で解消みたいに・・・今ならセクハラ?


「これがロシア式の友情だ。不景気知らぬソヴェート同盟を君は知ってるか?」
 野田は曖昧な眼つきで答えた。
「抱き合うのは男女と相場が定ってるんだが……」


この部分だけ読んだら、腐女子歓喜の展開になりそうですが(^^;)(;^^)「工場裏の芝生では、安賃銀の臨時傭達が男女と混み合って粗末な弁当を開いて」「何時かは常傭工になれるだろうと、もう長い間戦争準備の陸軍食料工場でこき使われて」いる同僚たちのがいるのですから、いくら邪な感情があってもムリムリ!というより、こんな発想をするのは私だけでしょう(;゜∇゜)


この男は「ソヴェートに出稼ぎして」目撃してきた不景気解消法だというのですが、この時代にソビエトに出稼ぎ?とかあったのかしら? 話はここで唐突に終わるので、真偽のほどはわかりません。こうでもしないとやってらんね~よ!というオチなんでしょうか?



作者の本庄 陸男(ほんじょう むつお、1905年2月20日-1939年7月23日)は、北海道石狩郡当別町出身。
北海道に移住した元佐賀藩士の子として生まれ、代用教員や職工生活の後、師範学校に進む。小学校の教師として、東京の名門、誠之小学校に勤務していたが、新興教育運動に参加し、下町の学校に自ら望んで転任。その後、1930年の教員組合事件で明治小学校を免職されたのを機に学校をやめて創作に集中しようとして、日本プロレタリア作家同盟に加入したそうです。


彼の作品は、出身の北海道や幼少期を過ごした樺太での生活に取材したもの、東京での教員生活に取材したもの、という大きく分けて二つの系列があるらしい。「白い壁」(1934年)は教員生活に取材したもので、北海道の歴史に取材したものには「石狩川」(1939年)があるようです。プロレタリア文学って難しいというイメージがあるけれど、読みなれたらそうでもないのかなぁ? またチマチマ読んでいきないです。




ソビエトで思い出しましたが、ロシアチョコレートってありますよね。包装紙にマトリョーシカとか描かれている(中には顔がコワイのもある)ひとくちサイズのチョコです。中にはいろいろ入っているようですが、私は食べたことがないです。以前、新潟のお土産でもらったという話を聞いたことがあるのですが、新潟も異国の船員さんとか多そうですね。検索すると、いろんな画像が出てくると思います。外国のものって包装紙を見るだけでも楽しいですよね(о´∀`о)




rohengram799 at 16:02コメント(6) | 空のお城図書館 | 青空文庫 

2017年02月17日

初花雲便りNo.13:ハタと気がつく φ(゜゜)

スタンダールの名作に『赤と黒』ってありますが、読んだことがありません~どんな内容か、あらすじさえ知らない!のですが、昔話に『赤神と黒神』というのがありました。『赤髪と黒髪』だと違う物語の妄想が広がりますな(゜o゜)\(-_-)



昔々、十和田湖にはとてもとても美しい女神がいました。女神は毎日、琴を奏でては、美しい声で歌っていました。その声は、男鹿に住む「赤神」の耳に入ってきました。「赤神」は痩身で横笛を吹く美青年! いつしか「赤神」と女神は仲良くなり「赤神」が吹く笛の音に合わせ、女神が歌い踊るという、なんとも楽しい日々を過ごしておりました。しかし、そこはお約束(笑)横恋慕する輩が現れます。それが「黒神」です。


「黒神」の耳にも美しい歌声が入ってきました。「黒神」は勇猛果敢な神で、いつも龍を従えて鋭い刀を持っていました。住まいは津軽にあるようです。「黒神」は得意の狩りで捕った獲物をお土産に持って女神を訪ねる様になります。女神は野蛮な人はキライよ!などと言わずも勇猛な「黒神」もステキ💕になっていきます。


女神は悩みました。優しい「赤神」も好きだけれど、勇猛な「黒神」も好き。女神はどうすれば良いの、と二股かけているのに、悲劇のヒロイン状態です。その様子を見て、神さまたちは決闘をする事になりました。「赤神」は鹿の大群を従え「黒神」は龍を従え・・・互いに力の限り闘いますが、力の差は歴然。「赤神」は「黒神」の剣に傷つけられ、血を流し地面を赤く染めながら故郷の男鹿に逃げ帰ります。「黒神」は「これで女神は俺のものだ」と喜ぶのですが、女心はそんなに単純ではなかった~!

女神は傷付いた「赤神」を心配し、男鹿へ行ってしまいます。さすがの「黒神」もあきれたのか、あきらめたのか、十和田湖を背に山の頂に座り、深い深いため息を繰り返します。そのため息のパワーにより、とうとう本州と蝦夷地は地面が揺らぎ、別れ、今の津軽海峡が出来たということです。



昔話には意地悪じいさんばあさんが優しく真面目なじいさんばあさんの真似をして失敗するぱたぱたと、こういう男女間の痴話ケンカ的なものがありますよね。男女の恋愛がらみの話はわかりやすくていいのかしら? この話のが女神さまもオイオイ、な気はしますけどね~また違うタイプが目の前に現れたらフラフラとついていきそうです。やーね!



朝刊に秋田名物のハタハタが出てきた句があったので、東北の昔話を思い出しました。 佐藤理恵さんの『あったこともない人々』という歌集からです。



《はたはたの骨かみ砕く理由にはお前のこともあるのだ息子》


息子とは離れて切らしているのでしょうか、作者は女性ですが、なんとなく父親の心情ではないかと思ってしまいます。ハタハタの干物0時0分焙って食べているのでは、とあったので、食事中というより晩酌を市ながら、テレビに息子と同じくらいの若者が出ていて、都会での暮らしを語っている。その内容は頑張ってます!かもしれないし、チャラい話し方かもしれない。なんにしても、自分の息子頑張って気になる親父の姿が浮かんできました。春に向かう時期だからこそ、これからが気になるみたいな・・・。


いつも自分のことを気にかけてくれる人がいるって、有り難いですね。



風の強い1日になりそうです。お気をつけ下さいませ。どうぞよい週末を👋😃✨




rohengram799 at 12:17コメント(10) | 絵本・昔話・童話・法話  

2017年02月16日

初花雲便りNo.12:犬の立場は・・・゜゜(´O`)°゜

2月は猫の日があるので、猫関連本をたくさん読むぜ!・・・と思いながら、なんだかあちこちジャンルが迷走中なワタクシです(((^_^;)


昨日は和菓子屋兄弟の話が面白かった、田牧大和さんの『鯖猫長屋ふしぎ草紙』を読み終わりました。表紙の猫のイラストはあんまり好きじゃないのですが・・・猫の凛々しさを出したつもりかもしれないけど、私好みじゃない( ・ε・)


江戸の根津宮永町にある「鯖猫長屋」。これは通称で、鯖縞模様のミケ猫が一番エライ!ので、そう呼ばれています。サバという名前で、ふしぎな力、野生のカンというのか、それがヘタレな飼い主よりずっと頼りにされる(笑) ご飯にもこだわりがある、超ワガママなんですが、そこが猫です😺!そんな長屋に、わけありの美女や怪しげな浪人者が越して来て
・・・「成田屋」の異名をとるイケメン同心も登。サバの飼い主である猫専門の売れない画描き・拾楽もなかなかクセ者で、後半にバタバタとたたみかけるような展開になっていきます。続編がありそうな雰囲気でしたね。


今は『だれも猫には気づかない』(アン・マキャフリー)を読んでいます。


時は中世。公国の若き領主に仕えてきた老摂政が亡くなりますが、将来を案じた彼が遺していったとっておきの秘策、それが飼い猫ニフィでした🐱 こちらの猫も賢く、文字も読めるらしいそぶり。これからどんな活躍をするのか、ワクワク😃💕であります。作者は『歌う船』(タイトルだけは知っている)や〈パーンの竜騎士〉で知られる現代SFの女王だそう。


この美形なご領主さま、犬と猫についてこんなことを・・・お犬さま💓😍💓の方には👊😠な発言でありましょう。


・・・ジェイマス公は、寝室に犬をいれることを一度ためして以来、二度と許さなかった。犬というのは、おちついて眠ることがない。夢のなかで逃げるものを追いかけ、吠え、爪で木の床を引っかく。それに、臭いが鼻につく。かたや猫は、周知のごとくきれい好きで、まるまって毛のかたまりとなり、しずかに眠る。・・・


私は犬も猫も飼ったことがないのでまたわからないのですが、時代もあるのでしょう。おそらく狩猟犬を無理やりベッドに引きずり込んだのではないかと(; ̄ー ̄A




↑まで書いてから、買い物にいき、猫本を2冊買ってきました。『踊る猫』(折口真喜子)と『大江戸猫三昧』(アンソロジー)です🐾🐾🐾 どんな猫たちに会えるのか、楽しみです(*^^*)


今年の千葉の公立高校入試の国語問題、小説は『タスキメシ』でした。タイトルは知っているけれど、ラノベみたいだ・・・と思って、駅伝は好きだけど読んだことがない本です。昨年の夏休みの課題図書になっていたようですね。今、◯◯メシとか◯◯食堂とかグルメ系が多くて、お腹いっぱい!という感じです。マンガでも小説でも面白ければいいんですが、たまにスゴい手抜きじゃね⁉という、ちっとも美味しそうに見えない画をみると(緑の岩のようなキャベツとか、茶色いハンバーグとか、アニメにありがち)かなしい気持ちになりますわ。 現実のショートケーキ味の焼きそばとかも食べたくないですけど😨😨😨





rohengram799 at 15:04コメント(10)トラックバック(0) | 空のお城図書館  

2017年02月14日

初花雲便りNo.11:みずてん

Kindleの無料版の積ん読(電子書籍も積ん読というのかしらん?)をせっせと読んでいますが、知らないことばとか聞きなれない表現が多く、ほー!となっています。


タイトルの「みずてん」は、漢字だと「不見転」と書き、意味は「あと先を考えずに行動をすること。」だそうな。

 
もともとは花札で相手や場の状況を見ず(考えず)手当たり次第に札を出すことをいった(この場合、不見点と書く)らしい。また、金次第で誰にでもすぐ身をまかせる芸者のことを、相手を見ずに金次第ですぐ転ぶということから不見転といったそうな。ここから花札や芸者に関係なく、あと先を考えずに行動することも不見転というようになったそうです。


この言葉、今は死語になっているようですが、不動産業界では「物件を見せないで(ご案内しない)契約に持ち込む事」をミズテン契約と言っていたとか。相手がそれで良くてお金もうけにするとかはなったら😉🆗✨っていうのは・・・バブル期の不動産投資だったらあり得ますね。


というのは私も、東京でひとり暮らしをする時も、そのあと一回引っ越した時も、契約はすべて兄まかせだったので、当日までどんなところに住むのかは、知らなかったのでした( ̄▽ ̄;)






rohengram799 at 18:15コメント(10) |  

2017年02月13日

初花雲便りNo.10:春色の汽車に乗って

海に連れて行ってよ~は聖子ちゃんの歌ですが、なんとなくおだやかな陽気に誘われて、ちょっと電車に乗って来ました(笑)


最初、京成高砂駅近くにある観蔵寺(かんぞうじ)という、柴又七福神のひとつのお寺を目指していったのですが、恐ろしく方向オンチなワタクシ、途中で2回も道を訊きましたわ。結果として反対方向をグルっとまわっていたことがないのでわかりました。地図を何回も見たのに・・・下町の狭い道をうろちょろしましたわ。梅の花が咲いているお家の前でちょっと立ち止まったり・・・不審人物ですね💦


七福神の長寿神『寿老人』を祀る、真言宗のお寺ですが、階段をあがると防犯ブザーが鳴ります!と注意書きがあったので(階段は三段くらい)お賽銭箱の前でおとなしく拝まさせていただきました。小さくて古いお寺さんでした。時代劇に出てくる「雨宿りするお堂」を想像してたいただくとわかりやすいかも? 近くだったら「元気で長生き!」をお願いに通いつめたかめしれません。


その後、浅草へ。平日だし、時間も早いから神谷バーでお昼にしようかな😋⤴と思っていたら、今日明日と連休でした・・・タイミングが合わない! やはり行き当たりばったりはダメでした~残念😞


観光客はまだ少なめでしたが、レンタル着物姿の中国・韓国の方々が目だちましたわ。相変わらず声が大きい!あと、保育園の子どもたちが大きな乳母車みたいなのに乗ってお散歩していました。小さい頃から浅草散歩ですよ、うらやましい(笑)


去年、浅草にダンナさんと来た時には春休みでスゴい人だったので、いささか拍子抜けするくらいの人混み。これだったら、またフラフラ出掛けてしまうかも・・・駅の階段はキツいのですが。あまりゆっくりする余裕もないのに、思いたって電車に乗ったのですが、通勤ラッシュは過ぎていたので、余裕で座れたし、読みかけの本も読み終わったし・・・半日でぶらり旅は終わってしまいましたが、面白かったです🎶




rohengram799 at 15:19コメント(8) | おやぢ散歩・お出掛け  
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