2017年04月

2017年04月30日

菫青雲便りNo.28:ママならぬ~4月の本棚

桜もすっかり散ってしまいましたが、サツキやツツジ、ハナミズキなどが今は美しく咲いています。本も吉屋信子さんの『花物語』をようやく読み始めたところです。まぁワタクシの頭の中は1年中春めいていて、いろんな意味で怪しい花がたくさん咲いているのですが・・・あともう1冊読み終わりたかったのですが、ムリみたいなので(^o^;)

今月の本棚はコチラです!



【アンソロジー】
『恋のかけら』
『ありがと。ーあの頃の宝もの十二話』
『オトナの片思い』
『恋のかたち、愛のいろ』
『ショートショートの宝箱:短くて不思議な30の物語』


【漫画】
『メッセージ』『山へ行く』(萩尾 望都 )
『幼女戦記 4』(東條チカ)
『虫けら様』(秋山あゆ子)


【絵本】
『小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。』( 原田 剛 )
『三びきのやぎのがらがらどん』(ノルウェー民話)
『ママがおばけになっちゃった!』(のぶみ)
『さよなら ママがおばけになっちゃった!』(のぶみ)
『おだんごぱん』(ロシア昔話)


【雑誌・図鑑ほか】
『今こそ知りたいアイヌ』(時空旅人別冊)
『骨の博物館2 頭の骨』*
『完全保存版 頭骨図鑑』*


【Kindle・青空文庫】
『明治時代の湯屋』『指輪一つ』『風呂を買うまで』(三作品ともに岡本綺堂)
『鮨』(岡本かの子)
『母の話』(アナトール・フランス)
『日記帳』(江戸川乱歩)
『失うた帳面を記憶力で書き復した人』( 南方熊楠 )
『ばかな汽車』『猫』『鬼カゲさま』(三作品ともに豊島与志雄)
『入梅』(久坂葉子)


【ホラー系】
『夜葬』( 最東 対地 ) ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
『霊感検定 春にして君を離れ』(織守きょうや)
『エンブリヲ奇譚』(山白朝子)


【小説】
『こたつ』( 原 宏一 )
『女坂』(円地文子)
『穴』(小山田浩子)
『男ともだち』(千早茜)
『狂桜記―大正浪漫伝説』(栗本薫)
『消えたダイヤ』(森下雨村)
『金曜日の本屋さん』(名取佐和子)
『金曜日の本屋さん―夏とサイダー』(名取佐和子)
『星がひとつほしいとの祈り』(原田マハ)
『縁見屋の娘』( 三好 昌子)
『敬語で旅する四人の男』(麻宮ゆり子)
『壁と孔雀』(小路幸也)
『七代目』(竹田真砂子)
『茶碗継ぎの恋』(鏑木蓮)
『秘密』(木原音瀬)
『駅前旅館』(井伏鱒二)
『いとの森の家』(東直子)


【海外小説】
『アメリカ』(フランツ・カフカ)
『毛皮を着たヴィーナス』(マゾッホ)
『海を照らす光 上・下』(MLステッドマン)


【ミリタリー系】
『戦争のつくりかた』(りぼん・ぷろじぇくと )
『マンガでわかる戦後ニッポン』(手塚 治虫,水木 しげる,つげ 義春,はるき 悦巳,ちば てつや ほか )
『写真で見る海軍糧食史』( 藤田 昌雄 )


【ノンフィクション】
『八重子のハミング』( 陽 信孝 )




*印とミリタリー系は立ち読み、流し読みです(^^;)(;^^)


また絵本もだいたい立ち読みなんですが、のぶみさんの作品は本Tubeという動画を見ました。ご本人による読み聞かせだったのですが、だいぶ大人になったワタクシにはビミョー!


内容も母親が亡くなったというショッキングな出来事なのに、ユーモアがありすぎるというか、なんというか・・・読書メーターの感想でも「軽い」「子どもには読ませたくない」というのがありました。テレビでよく取り上げられていたのですが、実際読んでみると、う~んかなぁ。葬儀からだいぶ時間が経って、ママが悲しむ息子のところにおばけになってやって来たのではなく、続編の方はお葬式の写真選びの話、おばあちゃんとの会話もちょっとふざけすぎではないかと思ってしまった。


この絵本の主人公が大人になったら、この一連の出来事をどんな風に思い返すのかしら?なんて考えてしまった。このあたりが大人目線でダメなんですかね~? 画像付きの読書メーターversionはまた後日!



今月は誕生月だったので、お祝いコメントもいただき、ありがとうございました゚+(人・∀・*)+。
来月もどうぞよろしくお願いいたします。お仕事の方も多いでしょうが、楽しいGWをお過ごし下さいませ(*´∀`)♪






rohengram799 at 10:26コメント(10)トラックバック(0)月刊・空のお城図書館絵本・昔話・童話・法話 

2017年04月28日

菫青雲便りNo.27:漠連(ばくれん)

平山亜佐子さんという方が『明治 大正 昭和 不良少女伝---莫連女と少女ギャング団 』という本を書いているようです。河出書房新社の内容紹介には【
堕落した書生を成敗せよ! 不良集団の四谷ハート団を率いたジャンダークのおきみ等、明治、大正、昭和を彩った不良少女たちの生態が今明かされる。自由を追い求めたモダンガールの軌跡。】とありました。


ハート団とかもはじめて聞きましたが、「 莫連(ばくれん)」も初耳かも。意味としては『世間ずれしてあつかましいこと。また,そういう人。すれっからし。女性についていうことが多い。 』そうです。ただの不良少女よりいろんなものがバックについていそうです(´д`|||)



ところで「教訓絵(きょうくんえ)」をご存知でしょうか? これは、江戸時代から明治時代に描かれた浮世絵の様式のひとつで、女性の一生に起こり得る様々な場面を想定して、その時の心構えや教訓として何かを教えるためのものです。「教訓画」とも。
このような教訓絵には、一流の浮世絵師が筆を取ったものがあり、美しい絵本として眺めて楽しめ、女性に限らず多くの人々に親しまれたらしいです。



喜多川歌麿の「教訓親の目鑑」シリーズの全10図、これは検索してみるとなかなか面白いです! 『俗二云ぐうたら兵衛』の朝遅くに起き出したばかりの女性は、髪は乱れ、目もはっきりとは見開かれていない様子。また『俗二云ばくれん』の、ゆでた蟹を左手に持ち、右手にギヤマン(ガラス)製のグラスで酒をあおる姿なんぞは、今の女性として見ても全然違和感がないです!


あと寝転んで本を読んでいるおねーさんの絵もありました。何百年経っても、人がやることって変わらないんだなぁって思いました。




昼間はもうウンザリして、ヤレヤレ┐( ̄ヘ ̄)┌
な気分でしたが、帰宅してご飯食べて一息ついたら、もうバカバカしいことにいろいろこだわるのはやめようとおもいました。前向きに頑張ります♪(o・ω・)ノ))





rohengram799 at 22:26コメント(6)空のお城図書館アート・博物館・美術館 

菫青雲便りNo.26:(゚Д゚)ノ⌒・

たしか『捨てる技術』とかいう本があったと思いますが、半年くらい前に入った方が、こちらに何の確認もせずにいろんなものを「片付けて」しまい、大変困っています・・・自分ではスゴくいいことをしたと思っているようですが、ウチの会社で購入したのではないもの、店舗側で購入したものや、こうして下さい、と言われて揃えたものもぐちゃぐちゃになってしまいました。


そんなワケで気分がとっても下降線を描いています。本を読む気力もイマイチ・・・なので、今日はネネタがないです( ´△`)!



皆さまはよい週末を!





rohengram799 at 11:44コメント(4)トラックバック(0) 

2017年04月26日

菫青雲便りNo.25:お高やん

井伏鱒二の『駅前旅館』を読んでいます。


【昭和30年代初頭、東京は上野駅前の団体旅館。子供のころから女中部屋で寝起きし、長じて番頭に納まった主人公が語る宿屋稼業の舞台裏。業界の符牒に始まり、お国による客の性質の違い、呼込みの手練手管……。美人おかみの飲み屋に集まる番頭仲間の奇妙な生態や、修学旅行の学生らが巻き起こす珍騒動を交えつつ、時代の波に飲み込まれていく老舗旅館の番頭たちの哀歓を描いた傑作ユーモア小説。 】



番頭さんという響きも懐かしくなりましたね。新潮文庫の表紙イラストのような旅館が塩山駅近くにあった気がします。ウチの隣も今は廃業しましたが、旅館でした。


この番頭さんが幹事になり、仲間たちと甲府の湯村温泉に行くのですが、その道中も甲府に着いてからもなんか懐かしい~! また私の知らないご当地ソング(甲府セレナーデ)や行事(湯村地蔵)やらが出て来て、気になって検索ばかりしているので、ちっともページが先にすすみません( ̄0 ̄;) その中に「お高やんと粘土節」の話がありました。粘土節は山梨の中巨摩地方の釜無川の堤防工事に歌われた作業唄。古来、甲府盆地は四方の山地から流れ出る各河川の氾濫に悩まされ続けてきました。


当時の改修工事は、現在のようにセメントなどという物はなかったので、粘土を大勢の人たちが、かけやなどを使ってつき、固めたというから作業はなかなかはかどりません。そこで、美人で美声の持ち主の「お高」に頼んで、一緒に働いてもらったところ、作業はおおいにはかどり、多くの若者たちが集まったそうな(笑) その当時お高の美声にあわせて歌われたのが、粘土節。しかし、いつどんな間違いが起こもしれないと年寄りたちが気をもみ、「お高」に仕事をやめてもらうことに。若者たちは失望し、作業も手が着かず、年寄りをののしる者まで出てき✋しまい、多くの人が「お高」を捜しましたが、結局行方不明だったとのこと。これが、お高さんは実在しない説になっているようです。



「お高」についてわかっていることは・・・

○明治のはじめ、児玉治右衛門の二女として、小井川村(現 田富町山之神)に生まれる。
○改修工事中の明治23年3月、藤巻茂三郎と結婚し、6男・4女をもうけた。
○昭和7年 60余歳で世を去った。
○現在は、妙泉寺境内の墓地にひっそり眠っている。




粘土節(民謡)


粘土お高やんが
来ないなんて言えば
広い河原も真の闇
ハアゴッション、ゴッション(繰り返す)

粘土つくにも
紅おしろいで
かたい石やさんをまよわせる

きたら寄っとくれんけ
あばら家だけんど
ぬるいお茶でも熱くする

行ってごらんよ
釜無の土手に
粘土お高やん日よけ松

粘土お高やんの
歌声聞けば
重いピール(トロッコ)も軽くなるよ




♪きたら寄っとくれんけ
このフレーズが田舎だ~(*´∀`)♪ 検索すると歌を聴くことも出来ます。また当時の河川工事の大変さもわかります。以前よんだ『椿の海』(矢的竜)も明暦のころ、下総国に椿の海と呼ばれる広大な湖を干拓して水田に変えるという夢のような計画を実行すべく尽力した、江戸の米問屋白井治郎右衛門の話でした。今、当たり前のように綺麗に整備された河川等を見て散策したりしますが、そこに至るまでのことを考えるのも大切ですね。





さてさて、ワタクシ、今日が53歳の誕生日です。「53・・・ゴミ!?」などとダンナさんには言われましたが(オマエも9月にはゴミじゃ💢)「美しさを護る」の意味で、いろんな美しいものを発見し、自分の中に取り入れて、出来れば内外ともにうつくしくありたいと思います~難しいですけど(´ー`A;)



明日は記事更新をお休みさせていただきます。また明後日のプレミアムフライデー(笑)にお逢いしましょうヾ(´ー`)ノ







rohengram799 at 16:26コメント(16)トラックバック(0)空のお城図書館 

2017年04月25日

菫青雲便りNo.24:ハルさん

エロい本にしか興味がないと思われていたら悲しいので(笑)東直子さんの『いとの森の家』を読みました。 この作品は、東さんが小学生のときに1年ほど住んだ、福岡県糸島郡(当時)での暮らしをモデルに描かれた物語だそう。


福岡市内の団地に住んでいた小学4年生の加奈子は、三人姉妹の真ん中。両親が「いと」と呼んでいた田園地帯に建てた家に引っ越すことになるのですが、転校初日の集団登校、あいにくの雨で道路には轢死したカエルがたくさん・・・ヘ(゜ο°;)ノ あ~想像出来る分、気持ちが悪い~! 加奈子もっとも奴耐性が出来てなかったので、保健室へ直行することになってしまうのですが、だんだんと学校やその暮らしになれていく様子が四季の移り変わりとともに描かれていて、ほほえましくなってきます。半分、うらやましいくらいの順応性です。


加奈子は、ひょんなことから、“おハルさん”というおばあさんとり合いになります。かわいらしい家にたくさんの猫たちと暮らしていて、作ってくれるお菓子も美味しいし、刺しゅう入りのハンカチなど、彼女が作るものはステキでかわいいものばかり。ハルさんはアメリカで暮らしていたこともあるという。


ある日加奈子は、たくさんの差し入れを持ってバスを待つおハルさんに合います。「慰問」だと言われても、それがどういうものなのかよくわからない。大人たちの中には、死刑囚に会いに行っているおハルさんを敬遠する人もいました。これは仕方ないことですね。理由はわからないけれど、死刑になるような罪を犯した、自分とはかかわりのない人のところに行くなんて、やっぱり何でそんなことを・・・と思うのは当たり前でしょう。後日、理由をたずねた加奈子に、おハルさんは死刑囚たちが作った俳句を書いて見せました。


布団たたみ雑巾しぼり別れとす
春暁の足をふんばり見送りぬ
水ぬるむ落とし切れない手の汚れ


死ぬことはもう決まっている。頭では理解しても、やはり生きたいという気持ちがどころかにある。るそんな誰にも言えない気持ちをおハルさんは知っていて、生きていられるうちに少しでも楽しい気持ちになれるものを持っていってあげているのだ、そして、死刑囚も自分が生きていた証を残したいのだということを加奈子は考えるようになるのです。


『あなたには残酷なできごとが起こりませんように。しあわせな人生でありますように』



そう言ってくれたハルさんは、「死刑囚の母」と言われた女性がモデルになっています。

「白石ハル」さん
1899-1981 昭和時代後期の社会事業家。
明治32年生まれ。福岡県の人。浄土真宗の信者で,昭和35年夫の没後から福岡市内外の刑務所,更生施設,福祉施設をめぐり慰問につとめた。死刑囚からは母としたわれ,人々とかわした便りは約2500通にのぼった。昭和56年1月20日死去。82歳。


この作品はドラマにもなったそうで、樹木希林さんが演じたそうです。またハルさんのシナモンティーは通販でも購入出来るらしい。ハルさんの生涯について書かれたものはないようですが『異空間の俳句たち : 死刑囚いのちの三行詩』(異空間の俳句たち編集委員会 編)に本に引用された句が載っているようです。



お返事が遅れています。申し訳ないです~明日までお待ち下さい。すみませんm(__)m



rohengram799 at 09:06コメント(6)空のお城図書館お墓・葬儀・終活・メメントモリ 
記事検索
月別アーカイブ
プロフィール

オスカー

QRコード
QRコード