2018年06月

2018年06月26日

芸香雲便りNo.27:懐中時計

『懐中時計』 夢野久作


 懐中時計が箪笥の向う側へ落ちて一人でチクタクと動いておりました。
 鼠が見つけて笑いました。
「馬鹿だなあ。誰も見る者はないのに、何だって動いているんだえ」
「人の見ない時でも動いているから、いつ見られても役に立つのさ」
 と懐中時計は答えました。
「人の見ない時だけか、又は人が見ている時だけに働いているものはどちらも泥棒だよ」
 鼠は恥かしくなってコソコソと逃げて行きました。




とても短い話なのですが、ワタクシも恥ずかしくなってジタバタしています o(><;)(;><)o ムダに時間を過ごしてしまいました。



rohengram799 at 08:14コメント(2) 
青空文庫 

2018年06月25日

芸香雲便りNo.26:月と金魚と地獄太夫

月岡芳年(つきおか・よしとし)の描いた『月百姿』(雑誌)を立ち読みしてきました。月岡芳年というと残酷絵のイメージしかなかったので(それでも美しいと思ってしまう)こういう絵も描くのか~と。月が見えない夜もながめて過ごしたら、気持ちはまんまる満月になるかも?


【月百姿】

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/bakumatsu.org/blog/2013/07/tsukioka_yoshitoshi.html/amp%3Fusqp%3Dmq331AQECAEoAQ%253D%253D



あと作者は違いますが、この絵も好きです~この方に逢えるのなら地獄行きも悪くないと思ってしまうのは、おやぢだからでしょうか?

【地獄太夫:橘小夢】

https://sp.museum.or.jp/report/624



そして最近見つけた歌川国芳の【金魚づくし】

https://www.adachi-hanga.com/ukiyo-e/kingyo/


カッパではなく金魚なのがまたラブリー(*´∀`)♪


rohengram799 at 08:07コメント(4) 
アート・博物館・美術館 

2018年06月24日

芸香雲便りNo.25:モナリザ

週刊誌の広告に「モナリザ症候群」というのがありました。◯◯症候群の中にこんなものがあるとは知らなかった!

【モナリザ症候群】
https://xn--zck3adi4kpbxc7d.com/395.html



ダ・ヴィインチの『モナ・リザ』、意味ありげに微笑んでいますが(仏像の笑みとはまた違うんですよねぇ)イタリアの画家ヴァザーリによると、ダ・ヴィンチは制作中に道化師を雇って演奏をさせてモデルが絶えず和やかな表情を保つように工夫したと伝えられているそうです。赤ちゃんの写真を撮るのにオモチャで機嫌をとる親みたいだ・・・と思ってしまった!


Wikipediaに弟子が描いたという、上半身ハダカのモナリザの絵があったのですが、全く色気がなかったですわ。色気といえば、この水着はセクシーなんでしょうか? 実用というより着用者を含めた観賞用だな、と思いましたが、夜戦用かもしれない!←発想がどこまでもおやぢ♪o((〃∇〃o))((o〃∇〃))o♪


【くノ一水着】
https://search.yahoo.co.jp/amp/nlab.itmedia.co.jp/nl/amp/1806/21/news121.html%3Fusqp%3Dmq331AQGCAEoATgB





rohengram799 at 10:19コメント(2) 
医療・臓器移植・介護・福祉関係 

2018年06月23日

芸香雲便りNo.24:人形の家

「人形の家」というと小説より(読んだことないし)弘田三枝子さんの歌を思い出すオバチャンでありますが、昭和天皇の博多人形があるのにビックリしました! こういうのって宮内庁とかに申請して許可をもらったりするんでしょうか? 蝋人形もあったし。


博多人形は似ていると言えば似ているけれど、昭和天皇より常陸宮さま(今上天皇の弟宮)に似ているような気がする!



【昭和天皇の博多人形の写真があるブログ記事】

http://blog.livedoor.jp/neoaira/archives/65779430.html


【昭和天皇の蝋人形の写真があるブログ記事】

https://ameblo.jp/isolationfromno13jp/entry-11510839104.html



あと「リボーンドール」というのもあるのですね。リアルすぎてちょっと怖いです・・・。

http://www.reborn-doll.net/


rohengram799 at 18:08コメント(2) 
アート・博物館・美術館 

芸香雲便りNo.23:夜までは

週刊モーニングで連載中の『はたらく細胞BLACK』がおもしろいです(^◇^)

http://morning.moae.jp/lineup/1006


前回のアルコールを浴びた赤血球たちの働きも、おお、すごいなぁ、身体の中ではこんなことが!と思ったのですが、今回は「興奮状態」に入った身体の話。殿方の体内で目まぐるしく、献身的にひたむきに働く赤血球さんたち。やりとげた満足感の後の虚無感、そして白血球さんからの宣告。


「緊急事態だ……! 今の性交渉でこの身体に淋菌が侵入した…!」



今週の話を読みながら、室生犀星の『夜までは』という詩を思い出しました。望郷の念を抱えた詩人が教科書で読んだ詩人のイメージだったのに、他の作品を読んでいくたびにこの人って…と思ってしまいます(^o^;)



   『夜までは 』 室生犀星

男といふものは
みなさん ぶらんこ・ぶらんこお下げになり、
知らん顔して歩いてゐらつしやる。
えらいひとも、
えらくないひとも、
やはりお下げになつてゐらつしやる。
恥かしくも何ともないらしい、
お天気は好いしあたたかい日に、
ぶらんこさんは包まれて、
包まれたうへにまた叮嚀に包まれて、
平気で何食はぬ顔で歩いてゐらつしやる。
お尋ねしますがあなた様は今日は
何処で誰方にお逢ひになりました。
街にはるかぜ ぶらんこさんは
上機嫌でうたつてゐらつしやる。


 
夜からの武勇伝は皆さまのご想像におまかせしましょうか ∩(´∀`∩)



『はたらく細胞』来月からのアニメ、見たい(笑)

https://matome.naver.jp/m/odai/2146030483586695101
  



おまけ:昭和テイストな(エロっぽい)イラストを描く吉岡里奈さん(*ノ▽ノ*)

https://rina-yoshioka.jimdo.com/





rohengram799 at 00:07コメント(4) 
医療・臓器移植・介護・福祉関係 | アート・博物館・美術館
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