2018年09月

2018年09月29日

菊咲雲便りNo.18:FLOWER

『正装の老婆を襲う藤の花』(夏石番矢)


世間では「貴乃花」がいろいろ話題ではありますが(^o^;) 「菊」ではなく「藤」の花のこの句を見つけて、何故か樹木希林さんを連想しました。着物姿の凛とした希林さんを紫や白の野生の藤が神さまのもとへとさぁいきましょう、とお迎えにきたように感じました。残された凡人の私はその場に取り残されて、ただボーッとしていることでしょう。そして、藤の季節になると希林さんの姿をさがしてまた山奥に入って行くような気がします。



9/25(火)読売新聞に杉良太郎さんのボランティア活動の記事がありました。来年で福祉活動を始めて60年になるそうです。記事の最後に

「つい、手伝う、助けるところばかりにスポットが当たってしまいがちですが、直接行動できなくても、ボランティアを理解し、応援することも大切です。それだけで、誰もが立派な福祉家だと思います。」

とあって、テレビで「ボランティアに行きました」とか芸能人の多額な寄付金を見聞きしては、なんか自分ってダメじゃん・・・『友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻といたしむ』(石川啄木)の気分になったこともたくさんありましたが(イヤ、ちょっと違うだろ!とセルフツッコミ!)、杉サマの言葉に救われた気がします。やはり杉サマは薙がしめ以外もステキ(人´ з`*)♪




今日はKinKi Kidsの『フラワー』を思い出しました。



♪僕らは愛の花咲かそうよ 苦しいことばっかりじゃないから
こんなにがんばってる君がいる かなわない夢はないんだ
僕らの愛の花咲いたとき みんなで喜びわかちあおう
こんなにがんばってる僕もいる 一緒に夢をかなえよう




台風被害が最小限でありますように。皆さま、どうぞお気をつけ下さい。




rohengram799 at 10:56コメント(4) 
わたしにできること 

2018年09月28日

菊咲雲便りNo.17:ほぐす

樹木希林さんの訃報をワイドショーが取り上げた時に、必ずといっていいほどあの「ゼクシィ」のコマーシャルが流れていましたよね。以前、茨木のり子さんの『知命』という詩を紹介しましたが、「ほどく」と「ほぐす」の微妙な違いが人間関係と夫婦関係なのかしら、なんて思ってしまいました。最初、タイトルを見た時に「心身をほぐしてリラックス!」な詩かと思ったら違ったので、あら・・・となりました(。・ω・。)





『ほぐす』   吉野弘


小包みの紐の結び目をほぐしながら
思ってみる
- 結ぶときより、ほぐすとき
すこしの辛抱が要るようだと

人と人との愛欲の
日々に連らねる熱い結び目も
冷(さ)めてからあと、ほぐさねばならないとき
多くのつらい時を費すように

紐であれ、愛欲であれ、結ぶときは
「結ぶ」とも気付かぬのではないか
ほぐすときになって、はじめて
結んだことに気付くのではないか

だから、別れる二人は、それぞれに
記憶の中の、入りくんだ縺(もつ)れに手を当て
結び目のどれもが思いのほか固いのを
涙もなしに、なつかしむのではないか

互いのきづなを
あとで断つことになろうなどとは
万に一つも考えていなかった日の幸福の結び目
- その確かな証拠を見つけでもしたように

小包みの紐の結び目って
どうしてこうも固いんだろう、などと
呟きながらほぐした日もあったのを
寒々と、思い出したりして


    

rohengram799 at 10:23コメント(0) 
吉野弘 

2018年09月27日

菊咲雲便りNo.16:ヾ(´Д`;●)ォィォィ

先週発売(だった気がする)の週刊ポスト、呉智英という、よしりんの漫画でよく見た気がするオジサンが「仏キ同罪論」という記事を書いていました。仏教とキリスト教ってことでしょーね。その記事に


私には不思議でしかたないことがある。全国の寺院でなにかよいことのように催されている稚児行列だ。日本中の人権団体はなぜ講義行動を起こさないのだろう。稚児って児童虐待だぜ。


とあって、このオジサンは何をいっているんだ?と思いました。続けて



『岩波仏教辞典』の「稚児」の項に、こうある。「寺院…などに召し使われる少年を指し、これが男色の対象ともなり、近世には〈寺小姓〉と呼ばれるものもあった」
女色は禁止されているけど男色を禁止する明文はないぞ、という言いわけで児童虐待である。上田秋成『青頭巾』に描かれたのは、幼児姦の上に屍体姦だ。確かに、屍体姦禁止も明文化されてないけど。



とあり、ますます、なんだ、コイツは!となってしまいました。男色、衆道といわれるものの歴史は古く、今の「ボーイズ・ラブ」なんて安っぽい言葉と一緒にしてはいけないだろ~(BLという言い方はキライ) 調べるとキリがなく、またその歴史的背景の複雑なことといったら・・・! そこを無視したように「稚児が児童虐待」って・・・ヾ(´Д`;●)ォィォィですよねぇ?



ネット記事にもありました。

https://search.yahoo.co.jp/amp/news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/15338921/%3Fusqp%3Dmq331AQECAEoAQ%253D%253D




rohengram799 at 15:26コメント(0) 

2018年09月26日

菊咲雲便りNo.15:虹

今日も雨の1日になりそうです。雨あがりにきれいな虹がみたい~! 真理ちゃんの♪虹をわたって より、TUBEの♪虹になりたい が脳内でリフレインの水曜日(笑)


虹が夏の季語になっているのは、夕立の後あらわれることが多いからだそうです。夕立というとなんか風情があるけれど、ゲリラ豪雨とかは・・・現実的にもイヤァ~!となりますわ。



「虹に謝す妻よりほかに女知らず」


中村草田男のこの句はなにやら意味深でありますが、夏石番矢さんという1955年生まれの大学教授のこの句は、ホラーだと思います・・・こんな気持ちで走馬灯を見るのかしら((( ;゚Д゚))) 


「階段を突き落とされて虹となる」



皆さま、どうぞ「ご安全に!」 ヾ(´ー`)ノ



rohengram799 at 10:16コメント(2) 

2018年09月25日

菊咲雲便りNo.14:あんチャ~ンス!

昨晩は十五夜でしたが、今日は満月。朝はうっすら陽も射していたのに、天気予報通り雨になってしまいました。猛烈な台風24号、もう日本に来ないで~!と思っています。



さてさて、この前太宰治の『チャンス』という短編を読みました。「人生はチャンスだ。結婚もチャンスだ。恋愛もチャンスだ。と、したり顔して教える苦労人が多いけれども、私は、そうでないと思う。私は別段、れいの唯物論的弁証法に媚こびるわけではないが、少くとも恋愛は、チャンスでないと思う。私はそれを、意志だと思う。」で始まる、太宰の恋愛についてのアレコレが笑えます!



・・・よくキザな女が「恋愛抜きの愛情で行きましょうよ。あなたは、あたしのお兄さまになってね」などと言う事があるけれど、あれがつまり、それであろうか。しかし、私の経験に依よれば、女があんな事を言う時には、たいてい男がふられているのだと解して間違い無いようである。「愛する」もクソもありやしない。お兄さまだなんてばからしい。誰がお前のお兄さまなんかになってやるものか。話がちがうよ。・・・



他にもきれいなおねーさんがいいよっているのに、寒雀の丸焼きを食べることに気持ちがいってしまい、どうにかして食べたい!と思案する様子とか、ウヒャヒャであります。



太宰治「チャンス」

https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/244_20157.html




あと「お兄さま」で、昔読んだ池田理代子センセの漫画『おにいさまへ・・・』を思い出しました。今の理代子センセは絵柄がゴツくなってしまい、キラキラ感がなくなり悲しいです。


https://search.yahoo.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/sho-kitagawa/entry-12260602405.html%3Fusqp%3Dmq331AQECAEoAQ%253D%253D



こちらのブログ記事を書いている、きたがわ翔さんの漫画も好きです~ 活字もいいけど、漫画もね!な「読書の秋」を皆さまも楽しんで下さいませ♪(o・ω・)ノ))



rohengram799 at 11:20コメント(2) 
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