2022年11月

2022年11月23日

水霜雲便りNo.16:しょうせつ

小雪や古りしだれたる糸桜  飯田蛇笏
(しょうせつや ふりしだれたる いとざくら)


昨日22日は「小雪(しょうせつ)」でした。しょうせつ、と打ち込めば「小説」と出て、仕方ないので「こゆき」と打つと女優の小雪さんの記事が並ぶ〜!(笑) 長い年月を経たシダレザクラの古木、また冬を越して春に美しく咲いておくれよ、という思いが込められているのでしょうか?


◆小説ではなく角田光代さんのエッセイ。本も出ているようですが、ネットで読めるのは有り難いですね。
【今日もごちそうさまでした】
http://kakuta.aspect.co.jp/essay/200810.html

小説野生時代のエッセイ「明日も一日きみを見てる」 (ΦωΦ)
https://yaseijidainote.kadobun.jp/m/m46fe77d13671

◆「吠えるナース」と読み間違えてエッΣ(゚Д゚)となってしまった…ごめんなさい💦
【叶えるナース】
https://ha-re.co.jp/  

◆『海百合』創作小説 この発想はなかったです!
https://ncode.syosetu.com/n1054hw/

◆バレリーナのお話(⁠ノ⁠*⁠0⁠*⁠)⁠ノ 
https://ameblo.jp/aya-balletpiano/entry-12675555559.html

◆バレリーナ短歌
https://sunagoya.com/tanka/?p=26955


明日は晴れるようですね。どうぞ皆さま、お気をつけて楽しい木曜日にして下さいませ⁠(⁠*゚⁠ー゚⁠*⁠)⁠ノ



rohengram799 at 19:25コメント(2) 
詰め合わせ 

2022年11月22日

水霜雲便りNo.15:浅き冬 

こんばんは🐥

「浅き冬」という季語を知り、まぁ、素敵😍となったワタクシ、一句出来ないかとう~ん、う~んと考えておりましたが、そう簡単にはいきません。 まだ完全な冬ではないからワタシの心もヒエヒエにならない、凍らないわッ!って感じの俳句を詠みたかったのだけれど「冬」と「凍る」で季語が重なるのでは?と思ったら先に進めず……まぁまたヒラメキがやってくる時を待ちたいと思います。かわりに字数の多い短歌をチマチマと作って遊んでました🥸
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18763846


今年はやたらと生誕○周年、連載開始○周年、完結○周年、活動○周年とか多い気がしますが、ダイソーも創業50周年だそうで〜この記念トートバッグは欲しいかも😄

ダイソー 創業50周年記念 47都道府県トートバッグ
https://daiso50th.com/daisoretakotoyaruka/totebag/


コチラも(ダイソーではないけど)かわいいネコのヘアクリップ(ΦωΦ)
https://hayamazakka.buyshop.jp/items/68307099


ではでは、おやすみなさいませ (。-ω-)zzz. . .


rohengram799 at 00:15コメント(4) 

2022年11月21日

水霜雲便りNo.14:十二ヶ月

おはようございます🥸

『日本が見えない』の竹内浩三の『十二ヶ月』という詩を知りました。 まだ振り返るには少し早い気がしますが、どんな1年だったでしょうか? 



『十二ヶ月』  竹内浩三


一月――
凍てた空気に灯がついた
電線が口笛を吹いて
紙くずが舞上った
木の葉が鳴った
スチュウがノドを流れた

二月――
丸い大きな灰色の屋根
真白い平な地面
つけっぱなしのラムプが
低うく地に落ちて
白が灰色に変った

三月――
灰色はコバルトに変り
白は茶色に変った
手を開けたら
汗のにおいが少しした

四月――
ごらん
おたまじゃくしを
白い雲を
そして若い緑を

五月――
太陽がクルッと転った
アルコホルが蒸発して
ひばりが落ちた
虫が少し蠢いてみて
また地にもぐりこんで
にやりとした

六月――
少年が丘を登って
苺を見つけて
それを口へ入れ
なみだぐんだ

七月――
海が白い歯を見せ
女が胸のふくらみを現す
入道雲が怒りを示せば
男はそっと手をさしのべる
ボートがゆれた

八月――
ウエハースがべとついて
クリームが溶けはじめた
その香をしたった蟻が
畳の間におちこんで
蟻の世界に椿事が起り
蝉が松でジーッとないた

九月――
石を投げれば
ボアーンと響きそうな
円い月が
だまって ひとりで
電信柱の変圧器に
ひっかかっていた

十月――
ゲラゲラ笑っていた男が
白い歯を収め 笑いを止めて
ひたいにシワをよせ
何事か想い始めた
炭だわらの陰でコオロギが鳴いた

十一月――
空は高かった
そして青かった
しかし 俺はさみしかった

十二月――
ラムプがじーと鳴って
灯油の終りを告げた
凩こがらしが戸をならして
「来年」のしのびやかな
足音も聞えた



ドイツでは「ゴールデン・オクトーバー」という表現があるようです。ビール祭りだけじゃなかったのか🍻
萩尾望都さんの漫画に『ゴールデン・ライラック』ってあったような気がする。あとフランスに初めてのコンビニという記事を読みました。日本のイメージからはかなり遠い(@_@;)
https://www.oshiri2hi.com/article/493683594.html


ではでは、今週もご安全に!


rohengram799 at 06:40コメント(2) 
青空文庫 

2022年11月19日

水霜雲便りNo.13:時代の風 

こんにちは🐥

読書メーターの献本プレゼントで今村翔吾さんの『くらまし屋稼業』シリーズ(8冊)に当選した方々が羨ましいワタクシです。  
https://bookmeter.com/giftbooks/495


【経団連が、新卒者ではない従業員の採用で一般的に使われている「中途採用」という言葉の使用をやめ、「経験者採用」に改めて会員企業に呼びかける方針を打ち出したという。】というニュースの後に、昔は「結婚を永久就職と言っていた」という記事を読み……

♪そんな時代もあったねと いつか笑って話せるわ

と歌いたくなりました乁⁠ ⁠˘⁠ ⁠o⁠ ⁠˘⁠ ⁠ㄏ

『時代』を歌った中島みゆきさんの代表曲のひとつに『糸』がありますね。こちらのブログにある「蝋引き糸」の「蝋(ロウ)」の字が「蛸(タコ)」に見えたワタクシ、う~ん、加齢による見間違いだけなのだろーか?
http://tatting.blog.jp/archives/30102936.html?ref=popular_article&id=8072864-2665790


タイトルをちょっとカッコよく「時代の風」とつけましたが、風を受ける凧ではなく蛸でありましたm(_ _;)m

明日は雨の予報です。皆さま、体調にはお気をつけ下さいませ。



rohengram799 at 12:10コメント(4) 

2022年11月18日

水霜雲便りNo.12:出会い

こんばんは🥸 5時近くなるともう暗いですね。そして冷えてきます!


読売新聞編集手帳(11/17)で吉原幸子さんの『出会い』という詩の一部が引用されていました。


◆吉原幸子さんの詩に、読者参加型というべき一編がある。空白部分に(あなた・わたし・だれか・ひとり・みんな)から好きに選ぶ仕掛けになっている

本当は漢数字なんですけど、ブログは横書きなので見にくいかと思い、123…と算用数字を使っています。最後に吉原さんのフェイスブックのURLを貼り付けておきます。こちらは縦書きのページが載っています。確認して下さいませ。



出会い 一1,953,125通りの詩−
(あなた・わたし・だれか・ひとり・みんな)


□□□の底に ひそかな傷があるように
となりの□□□にも かなしみがある
だから□□□たち ほほえみ合える


あるときは 二十年まえの□□□と
二十年のちの□□□に囲まれて歩く


□□□はひとり
□□□もひとり


それでも 次の柱のかげで
□□□は □□□に
激しく 出会うかもしれない


電車はいつも
過去から未来へと走っている




「激しく出会うかもしれない」という部分が好きだなぁ…。皆さまはどれを選んでどんな詩を完成させるのでしょうか? ちょっと心理テストみたいですよね。その時その時で違う作品と出会うことが出来そうです。吉原さんの詩は今までも紹介したことがありますが、ちゃんと1冊詩集を買いたいです。

https://m.facebook.com/SachikoYoshihara1932/posts/987774951330972


ではでは ((((o´ω`o)ノマタネー♡ 






rohengram799 at 17:00コメント(0) 
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