2010年05月27日

第96号:かたつむり甲斐も信濃も雨のなか

山梨を代表する俳人、飯田龍太さんの俳句です。お父様は蛇笏氏ですが、新聞紙面で

「夏風や竹をほぐるゝ黄領蛇(サトメグリ)」

の句を見つけて、嬉しくなってしまいました\(^^)/

“里めぐり”は青大将のことだそうですが、表現をかえただけで、全然印象が違いますよね。あちこち蛇が移動してきたというより、里の季節を楽しんで散歩してきたようなかんじです(笑)お風呂が外にあった友人宅では、フタの上にいた~(゜□゜)と言ってました!!



他にも

「芋の露連山影を正しうす」

「くろがねの秋の風鈴鳴りにけり」


などの句がありますが、芋の露…の句は、里芋の大きな葉っぱの緑に乗ったしずくと、それに映るやまなみが思い描かれて、山梨県人にはなんともたまらない一句であります(^-^)v

少し先ですけど、29日は「白桃(はくおう)忌」与謝野晶子忌です。晶子も、ダンナさまの鉄幹も歌人でしたね。CMで使われた

「やわ肌のあつき血汐にふれも見でさびからずや道を説く君」

を思い出し、うう~んな氣分です(奇妙な表現で申し訳ない…)。あと、お孫さんのエヴァには搭乗できない(笑)「カオル(馨)くん」でしょうか~φ(°°)ノ°政治家のお仕事は大変なので、お身体をいたわってほしいです…!!


短歌や俳句…限られた字数でリズミカルに、またそこに凝縮された作者の想いに、読む人間は圧倒され感動するのでしょうね。私も一句!!…そして《蛇笏賞》を~~~ムリです(ToT)





rohengram799 at 00:10│Comments(2)

この記事へのコメント

1. Posted by てんし   2010年05月27日 15:48
オスカーさんへ

こんにちは
飯田蛇笏と飯田龍太は山梨県を代表する俳人ですね。

飯田蛇笏・龍太の主宰する『雲母』に私の祖父と父親が投稿していました。

だから懐かしく感じました。

私は幼少の頃、山道を歩いている時に、崖から2mもあるような『青大将』が落ちてきて、身体に当たって以来、蛇は見るだけでギブアップです。

もしかしたら前世で毒蛇に噛まれて命を落としたかもしれません(!?)
2. Posted by オスカー   2010年05月27日 18:36
コメントありがとうございます♪

「雲母」に投稿されていたとは…ぜひおじいさまとお父様の作品を読ませていただきたいです!!

蛇はこのあたりではみませんが、イノシンとかは出るみたい(笑)

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