2010年06月13日

第127号:高野山谷の蛍もひじり哉(かな) 貞徳

蛍の記事が紙面を飾る機会が増えてきましたね。

高野山谷の蛍もひじり哉(かな)  

タイトルにもしたこの句、谷に湧く蛍さえもお坊さまのように尊いと高野山を賛美している俳句だそうで、貞徳(ていとく)は江戸時代の人らしいです。


蛍というと、いくつか連想するものがあります。その一つは『絹の変容』という篠田節子さんの小説。たしか、ゲンジボタルを養殖?していて、幼虫が人の指をかじって大きくなるというような記述があった記憶が……余談ですが、私、篠田さんと藤堂志津子さんがゴッチャになることがあります(笑)

あと、木原敏江さんの『夜想曲(ノクターン)』という漫画です。現代から、平安時代にタイムスリップした男女が、実は恋人同士で生まれ変わりだった~みたいなラブコメなのですが、そのコの昔の名前が「ほたる」なんですよね。でも、一番はやはり、さだまさしさんの『線香花火』なんですよ!


♪ ひとつふたつみっつ 流れ星が落ちる……


このフレーズからはじまるのですが、最初私は「そんなに流れ星は見えないだろ~」と思っていました(笑)でも、ここ数年「獅子座流星群」とか「双子座流星群」とか聞くようになって、「コレか?」と思うように~なんて単細胞!!あらためて、歌詞をチェックしたら、私の記憶していた順番と違っていたりしたのですが、

♪ 送り火のあとは 静かねって……

この言葉が「ほたるは夏、7月頃~」に結びついたのだと思います。田舎は、7月にお盆でしたから。

♪きみの浴衣の帯にホタルが一匹とまる
露草模様を 信じたんだね

このフレーズも好きなのですが、ムラサキツユクサって、北アメリカ原産なんですよ~なんかイメージが違いません!? そして、細胞学上の実験に利用されていて、放射能の生物への影響を計る指標になっているそうです。これまた意外です!

そして、ここまでまとまりがない話になるとは~自分でも予想外です(´Д`)お付き合い、ありがとうございましたm(__)m





rohengram799 at 00:36│Comments(2)七夕・蛍・花火 | さだまさし

この記事へのコメント

1. Posted by てんし   2010年06月13日 07:09
オスカーさんへ

おはようございます
今朝は富士山が早々雲に隠れてしまい、撮影出来ないので早めに帰宅しました。それで早速オスカーさんのブログを覗いているという訳です。

オスカーさんの蛍は多分一番大きな『ゲンジボタル』のことだと思います。富士山北麓地方には、『ゲンジボタル』よりも小型の『ヘイケボタル』が、水の綺麗な忍野村や富士吉田市山間部等にかなり棲息しています。

しかしもっと驚くことに、富士吉田市富士浅間神社を上って行った『中の茶屋』や泉水(富士山の湧き水)の周辺には『ヘイケボタル』よりもまだ小さな『ヒメボタル』が棲息しています。
発生するのはだいたい7月上旬です。
良かったら、真っ暗闇の中『ヒメボタル』を見にきてください。

ただしそのあたりは『ツキノワグマ』や『マムシ』が頻繁に出没している命懸けの所です。
2. Posted by オスカー   2010年06月13日 10:47
こんにちは。
《美》を求めるのは、命懸け!!ですね(笑)
千葉でも、ほたるを見られる施設とかあるみたいですが、私は見たことがないんですよね~先日、クワガタのメスは見ましたけど

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