2010年08月24日
第239号:『橋の地蔵』さま
兵庫県小野市の鹿野町から高田町へ抜ける坂の下、「いでんど」とよばれる場所にあるお地蔵さま……小川の石橋となっていたことから「橋の地蔵」と呼ばれているそうです。
碑面には、地蔵像が浮彫されていますが、表を向けてはいけないと伝えられていることから、現在も裏を向けて置かれているそう。足腰の病気に霊験があるようですが、こんな物語が伝えられていました。
むか~し、このあたりに住んでいたおばあさんには、子どもがなく、お地蔵さまにお参りすることが、ただ一つの楽しみでした。しかし、おばあさんの腰痛が悪化、歩けなくなってしまいます。そんなある日「今日はだいぶ気分が良いので、お地蔵さまにお参りしてこよう♪」と溝をわたって到着!
「お地蔵さま、来ましたよ~。私も腰さえ治れば、毎日でも来ることができるのに…」
帰り際、急に腰が痛くなり、来た時渡ることができた溝を、どうしても渡ることができません……その時です。
「おばあさん、私が渡してあげましょう。私は立ってばかりだから、腰が痛い。腰を踏んでくださいな」
お地蔵さまはそう言うと、溝の上にうつ伏せに……おばあさんは、お地蔵さまの腰のあたりを踏み、そっと向こうへ渡ると「ごめんなさい、痛かったでしょうに」と言いながら、お地蔵さまの腰のあたりをなでました。 すると、これはまたどうしたことか、おばあさんの腰はすくっと伸び、今までの痛さもすっかりなくなってしまったのです! それ以後、おばあさんは、出会う人ごとに橋のお地蔵さまのご利益を語りつづけたということです。
他の地域でも、似たかんじの話があるかもしれませんね。
碑面には、地蔵像が浮彫されていますが、表を向けてはいけないと伝えられていることから、現在も裏を向けて置かれているそう。足腰の病気に霊験があるようですが、こんな物語が伝えられていました。
むか~し、このあたりに住んでいたおばあさんには、子どもがなく、お地蔵さまにお参りすることが、ただ一つの楽しみでした。しかし、おばあさんの腰痛が悪化、歩けなくなってしまいます。そんなある日「今日はだいぶ気分が良いので、お地蔵さまにお参りしてこよう♪」と溝をわたって到着!
「お地蔵さま、来ましたよ~。私も腰さえ治れば、毎日でも来ることができるのに…」
帰り際、急に腰が痛くなり、来た時渡ることができた溝を、どうしても渡ることができません……その時です。
「おばあさん、私が渡してあげましょう。私は立ってばかりだから、腰が痛い。腰を踏んでくださいな」
お地蔵さまはそう言うと、溝の上にうつ伏せに……おばあさんは、お地蔵さまの腰のあたりを踏み、そっと向こうへ渡ると「ごめんなさい、痛かったでしょうに」と言いながら、お地蔵さまの腰のあたりをなでました。 すると、これはまたどうしたことか、おばあさんの腰はすくっと伸び、今までの痛さもすっかりなくなってしまったのです! それ以後、おばあさんは、出会う人ごとに橋のお地蔵さまのご利益を語りつづけたということです。
他の地域でも、似たかんじの話があるかもしれませんね。
rohengram799 at 00:57│Comments(2)│絵本・昔話・童話・法話
この記事へのコメント
1. Posted by てんし 2010年08月24日 01:34
おはようございます
今朝は月がだんだんと満月に近くなってきて、もしかしたら何か富士山とスクープが撮れるかもしれないと思い、早く起きました。
オスカーさんから耳寄りな話題を提供していただきました。このブログのお地蔵様に一度お参りに行きたくなりました。
オスカーさんもご存知の通り、私は交通事故で『身体障害者』になって、今でも手足不自由で腰の具合も悪いです。
だから是非行ってみたいと思います。

今朝は月がだんだんと満月に近くなってきて、もしかしたら何か富士山とスクープが撮れるかもしれないと思い、早く起きました。
オスカーさんから耳寄りな話題を提供していただきました。このブログのお地蔵様に一度お参りに行きたくなりました。
オスカーさんもご存知の通り、私は交通事故で『身体障害者』になって、今でも手足不自由で腰の具合も悪いです。
だから是非行ってみたいと思います。
2. Posted by オスカー 2010年08月24日 12:56
§てんし様
石のお地蔵さまは、なんかのどかそうな場所にありました。本でちょっとみただけですが…きっとたくさんの人の心を和ませていると思います。
石のお地蔵さまは、なんかのどかそうな場所にありました。本でちょっとみただけですが…きっとたくさんの人の心を和ませていると思います。