2010年08月24日

ひつじ雲便り170:その日のまえに

この前、仕事帰りに駅へ向かう途中で、打ち上げ花火を見ました。


改札口をでた人は、ほぼ真っ正面に、ど~ん!!と大きな花火がお出迎えなかんじで、みなさん立ち止まって見ていました。


打ち上げ花火と言えば、少し前に読んだ重松清さんの小説『その日のまえに』を思い出しました。


タイトルから、ピンときた方も多いでしょうが、その日とは「彼岸に旅立つ日」のことです。


いくつかの物語が独立していますが、読み進めていくと「ああ、この人はあの話の…」と接点が見つかっていきます。


廃れていった街で再開された花火大会は「初盆の大きな迎え火」。


それぞれの「その日のあとで」が、花火の余韻のように、静かに心に残ります。


重松さんの作品は『みぞれ』(角川文庫)という短編集に収められている「拝啓ノストラダムス様」が私は好きなので、機会があれば読んで見て下さい♪




rohengram799 at 16:01│Comments(4)TrackBack(0)空のお城図書館 

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この記事へのコメント

1. Posted by ぽんた   2010年08月25日 03:00
こんにちは 

重松清さんの小説はいいですよね
「その日のまえに」は胸に染みました 

「拝啓ノストラダムス様」は見たことないですね
なんか読みたくなってきました
さっそく探してきてみます 

2. Posted by オスカー   2010年08月25日 19:32
§ぽんた様
「拝啓~」はよくあるネタかもしれないけれど、書き手によってかなり印象がかわると思います。
他の話も良かったですよ!
3. Posted by てんし   2010年08月25日 21:57
こんばんは

夏の花火も富士北麓地方はすべて終わりました。

関東地方ではまだいろいろな花火大会なんかあるのでしょうね!

それでも河口湖では真冬には『涸上の舞』という花火大会が行われます。

今年は暑いので、特別に花火大会なんかあると少しは涼むかもしれませんね。
4. Posted by オスカー   2010年08月25日 22:48
§てんし様
信州諏訪湖のほとりでは、サマーナイトファイヤーフェスティバルと称して8月1日(日)~9月3日(金)まで毎晩15分花火があがるそうですよ河口湖もあるといいな~と思いました!
でもウルサイかな!?

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