2010年08月25日

第240号:グリーンリボンで検索して下さい

法改正されてから、すでに3例の脳死判定での臓器移植が行われたそうですね。


駅などに置いてあるフリーペーパー『R25』でも「自分の意思は人に話してはじめてわかる」と大きく書いてありました。


私もまた子どもたちに「意思表示しないと、どうぞどうぞって言うからね!」と言ってみました。


上の子の場合「死んでもオレの身体だからイヤ!」


下の子の場合「どうせ死んじゃったらわからないからいいよ」


しかし、2人とも共通していたのは「オレのは使い物にならないと思う」でした。


たしかに、今のところ大病はしていませんが、健康かと言われると…わからない!


私も当然あやしい…ので、献体の方がもっと医学の進歩に貢献できるのでは?と思ったり…。


こころコロコロで、毎回毎回違う考えがでてくる~(>_<)


誰かと会話することで、自分でも気がつかなかった問題点とか出てきて、より真摯に自分と向かい合えるかもしれないですね。


臓器提供された方のご家族の手記も、読ませていただいたりしました。


あるご家族の方が、こんな詩を紹介されていました。


「一切無常」

散ってゆくから
美しいのだ
毀(こわ)れるから
愛(いと)しいのだ
別れるから
深まるのだ
一切無常
それゆえにこそ
すべてが生きてくるのだ

(坂村真民)



明日は私の大好きな祖父の命日です。


角膜を提供した祖父です。


「おじいさんは今なにを見ているのかなぁ…」と折に触れて考えます。


また田舎にはかえれませんが、ひとつひとつ懐かしく優しい記憶を取り出したいと思います。



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