2010年12月10日

第353号:やさしい言葉で伝えたい

今日は『世界人権デー(Human Rights Day)』です。


日本では、この日までの一週間を「人権週間」としているので、駅のポスターや新聞などで『人権』の文字がやけに目立ちますが、私が読んでわかりやすくていいなと思ったのは、なだいなださんの記事です。


今は、老人が仲間ハズレにされている、そんな内容な記事でした。


私は本当に物知らずで、今、車の免許は特別講習を受けないと70歳からは更新できない…このあたりまでは知っていましたが、講習代がなんやかやで約6000円かかるんだそうですね。


バスや電車の本数は田舎にいくと本当に少ないです。だからみんなかなり高齢でも車を運転するしかありません。


やはり高額にして、老人は運転するなよって感じなのでしょうか…確かに心配な面はありますが。


~高齢者にできるだけ長く安全に車を運転してもらおうという発想は、どこにもないどころか、まるで「老人は危険」が常識、と言わんばかりの考えしか感じられません~


こうなださんは言っていました。


そして「世の中の、実は偏見的な考えを、これは間違っていると、やさしい言葉でみんなにわかってもらえるようにしたい。そんなおせっかいが、80歳を越えた自分の役割と考えています。」と…。


それは間違っている!と頭ごなしにキツい言葉でいわれても、反発したくなるだけで、考える気にはなりませんよね。


『やさしい言葉で…』


この部分がなければ、私はなださんの記事を読んだりしなかったと思うんです。


なださんが、みんなにわかってほしいとやさしい言葉で語ってくれたから
、こんな私も考える機会ができたんだな~と思いました。




rohengram799 at 09:16コメント(16) 

コメント一覧

1. Posted by kouchan   2010年12月10日 09:58
うちの准教授が研究室の実権を握ると迷走を続けるだけなので、それは何が何でも避けなければいけません! まあ、そのときに僕はもうとっくに卒業してるから関係ないんですけどね♪

因みに、うちの准教授がやさしい顔や言葉をみると逆に怖いですorz
2. Posted by オスカー   2010年12月10日 11:03
§kouchanさま
不良(笑)が雨にぬれた子猫を抱き上げる姿を見つけた時、胸キュン(爆)になるように、准教授の笑顔にクラクラっとはしないの~?『めまい』ではなくて
3. Posted by トリテン   2010年12月10日 11:08
オスカーさんのブログは、日常気づかないことを教えていただいて、勉強になります。
確かに、危ないからじゃなくて、いかに老人の運転に周りも気を使ってくれるか、ですね。やはり紅葉マークは必要?ちなみに88才の母は、今も田舎で運転しています。いくら危ないからと言っても、買い物や病院通いが不便なため、やむを得ない状況です。

回天は、戦時中も特攻隊ほど知られていなかったようです。25年ほど前、慰安旅行で瀬戸内の大津島の回天記念館に行きましたが、回天のことをまったく知らなかったので、すごいショックを受けました。
知覧、江田島などと同じく、若い人の遺書、遺品が展示されてあり、涙とともに憤りも湧き上がる思いをしました。
中高生の修学旅行のコースに、原爆の被害だけでなく、こういう所も加えてほしいと思います。軍国主義ではなく、生命の大切さを教える場所として。
4. Posted by オスカー   2010年12月10日 12:35
§トリテンさま
私は知覧は「空(くう)の色紙」という小説、江田島は「魁!男塾」というマンガで知ったとんでもオバサンです(笑)こうして書くことにより皆さまからまた新しい話や違ったものの見方や考え方を教えて頂けて本当に有難いです 紅葉マーク、デザインも名前も今ふたつな感じがするので、改めて公募したら良いのでは?と思います~
5. Posted by 猫ムスメ   2010年12月10日 12:38
勉強不足でなだいなださんという方を存じませんでしたが、女性の方なんでしょうか?? 「やさしい言葉で…」という所にお人柄が表れていますよね

今は誰でも自己主張する(できる)時代…。インターネットの普及で‘一億総評論家時代’になった、などと言いますが、自分の意見を声高に主張するだけでは何の解決にもならないのですよね。
‘おせっかいだけど…’と謙虚な心を持ちつつ諭すことが出来る人が、今の世の中には必要なんだと思います。
6. Posted by アキバの行政書士   2010年12月10日 14:25
なだいなだ先生、お元気みたいですね。

亡くなったけど、同じ精神科医の河合隼雄先生も、どこからみても正しいことをいうとき、またするときは、よぉ~く考えてから実行することって言ってました。正しいからって大上段から振りかぶられたら、へそ曲げますよね。受け入れられやすい伝え方ってありますね。身につけたられたらなぁ・・・・・

なだいなだ先生の決して押し付けない気持ちが、オスカーさんに届いた瞬間を美しいと思います。

亡父は、個人タクシーをしていました。75歳までハンドル握ってたんですよ。
7. Posted by オスカー   2010年12月10日 14:30
§猫ムスメ様
なだいなださんは男性で(笑)お医者であり作家、評論家です。斎藤茂太さんや北杜夫さんをイメージしていただくと近いのかなぁ~? ペンネームの由来は私もはじめて知りましたが、スペイン語の "nada y nada"(何もなくて、何もない)に由来するそうです。
8. Posted by オスカー   2010年12月10日 15:16
§アキバの行政書士さま
河合隼雄先生の講演に一度参加したことがあります。明恵上人夢日記の話でしたが、二十歳そこそこの私には難しかったです。まわりはもちろん専門家の方々がほとんど(笑) 今回のコメントを読んでアパッチ族の格言「まっすぐにしゃべれば、光線のように心に届く」を思い出しました
9. Posted by まろゆーろ   2010年12月10日 21:50
本当の優しさって言葉では尽くせないものがあります。
それは目線だったり、仕草だったり、勇気だったり、思いやりの気持ちって自ずと所作に出てくるものですよね。優しさがなければ労わりも心配りも出来っこないですもん。そして本物の優しさって、苦労した人しか醸し出せないものじゃないかと思います。
お年寄りをぞんざいにする国はきっと衰退すると……、私は思っています。
10. Posted by オスカー   2010年12月10日 23:50
§まろゆーろ様
介護の記事などでも、なにげない一言が相手を勇気づけたり傷つけたり…の内容をみます。相手のことを考えていたらおのずと言うべき言葉やするべき行動がはっきりしてくる気がします。私もいつまでも「おやぢ気分」を楽しんでいないで、本当に優しい人間になるべく精進します。
11. Posted by ラブソン   2010年12月11日 00:33
5 オスカーさん、こんばんは
言葉って、優しく人を励ましたり、感謝の意を込めて、言う事もあれば、時には、切れ味がいい刃物みたいに人を傷つける言葉も、あるんですよね…

あまり有名じゃないけど、長渕剛さんの曲の中でわがまま・友情DREAM&MONEYて云う曲があって、その曲の歌詞に、こんな歌詞があります

言葉は難しい 言葉は難しい~ なまじっか言葉があるものだから大変です~

この歌詞の通り、例えば「頑張れ」て云う一言も、本当に人に向かって、応援をするって事に解釈も出来れば、無責任に言い放った言葉とも解釈が出来ますからねだから僕は、むやみに人に向かって「頑張れ」て言いたくないんですよね…
12. Posted by オスカー   2010年12月11日 07:53
§ラブソンさま
斎藤一人さんは『顔晴れ』と書くそうです。頑張れの頑は頑なですから、意地を貫け!!みたいな体育会系の励ましなんでしょうね。
13. Posted by てんし   2010年12月11日 09:44
こんにちは

私の父親も今年84歳になりますが、運転免許証を持っているし、毎日運転しています。

確かに危ない感じもしますが、足がないので、どうしても自分で運転しないと用が足りません。

田舎にいると、車がないと不便ですね!?

だから国ももう少しお年寄りを優遇してくれればいいのにと思います。
14. Posted by オスカー   2010年12月11日 10:53
§てんし様
よく買い物難民と新聞にありますが、「お店を閉めないでね」という高齢者の方の言葉に細々と実家は商売をしています。免許のない人はタクシーで買い物、通院になるので本当に大変です
15. Posted by かほこ   2010年12月11日 17:22
私も旦那に何かを頼みたい時とかは出来るだけ優しくお願いするようにはしています。
すると、大抵上手くいく・・・v( ̄∇ ̄)
でもついキツイ言い方とかした時はやっぱり上手くいかない事が多いです。
分かっているのにそうなってしまう事もしばしば・・・
感情ってそのまま相手に伝わってしまうんですよね。
この記事を読んで、改めてその事を考えさせられました。
因みに、親戚のおばちゃんは85歳でも現役で車の運転してます。
16. Posted by オスカー   2010年12月11日 19:17
§かほこ様
高齢者ドライバーは多いのですから、やはり車自体の安全性を高めた方がいいと思いますよね。あと道路整備とか…そしてまわりの環境が一番大事ですね!!

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