2011年07月13日

ひつじ雲便り464:迎え火

「お盆さん」ですね。ウチの田舎は7月だったので、8月ニュースで「お盆の帰省ラッシュ」と聞くと「何で?」と思っていました(笑)


新聞の投稿もお盆の話題がいくつか掲載されていますが、私がいいな…と思った話をご紹介します。


投稿者が幼い頃、祖父母に母、弟と迎え火をたきました。火が消えかかる頃、祖父は両手を後ろに回し、おんぶするような格好で玄関から家の中へ。ついていくと「お父さんが帰ってきたよ」と投稿者に言って、仏壇の前でおろす仕草をしたそうです。


お父さんは日中戦争で戦死、おじいちゃんも悲しかったでしょうに…孫娘への深い愛情におじいちゃん子の私は、お鼻がツーン(T-T)でありました。きっと送り火の時も優しい言葉をかけたに違いありません。


震災で自宅から離れて生活している方々もたくさんいらっしゃいます。お墓も被災してきちんと供養できなかったり、原発の警戒区域にお墓のある方々も墓地があっても納骨できない…など、まだまだ悲しみに一区切りつけることは出来ません。


みんなで知恵を出して、少しでもよい方向へすすめたらいいですね。


rohengram799 at 05:30コメント(12) 
お墓・葬儀・終活・メメントモリ 

コメント一覧

1. Posted by kazu   2011年07月13日 07:33
おはようございます!

お盆、うちは8月お盆です。
特に今年は相方のお父さんの新盆ですので、自分の田舎は
その一週間前に帰ります。

供養は気持ちの問題なのできちんと心をこめて
お墓まりしてきたいと思います。

送り盆に参加しないなんて何年振りだろう・・・。
それだけはちょっとさみしいです。
2. Posted by なう60   2011年07月13日 07:55
おはようございます。
ご先祖への供養、大事ですね。「お父さんが帰ってきたよ」霊界から帰ってきたお父さん、嬉しいですね。いいお話です。「生老病死」人は、生まれて病んで老いて死すの有限の人生、本日も確りと暑さに負けず元気に頑張りましょう。
3. Posted by まろゆーろ   2011年07月13日 08:00
今年、東北は殊のほか辛いお盆になりますね。

大分もお盆は8月の盂蘭盆です。
東京の7月なんて「かっこいいなぁ」と
訳の分からないことを思っていました。

我が家も迎え火の時に母が父を家へいざなうようにして
炎をまたぎます。
お盆に限らず、母は父がまるで生きてそこにいるように
毎日話しかけています。
「生きてる時より会話が多いのよねぇ」と。
相手がもの言わぬ仏様ですから言いたい放題のようです。
もしかしたらお仏壇に向かってストレス発散しているのかも。
ボケられるよりは結構なことだと安堵しています。
4. Posted by ペーターホワイト   2011年07月13日 08:19
こんにちわ~。

早いもので、お盆のお話が出てきましたねぇ。

私の所もお盆は8月です。
お盆で連想するものは、仏壇に艶やかに飾られる真っ白なカサブランカのユリの花と、
美味しい、桃。
……――そして。
走馬灯のようにくるくる回る提灯です。
 
お線香の香と花火の香りが漂いだしたら、お盆だと実感します。

お墓参りは、おばあちゃんに近況報告をする事だと教えられています。
今年も「元気だよ~~ん」と行かなくっちゃな……。
5. Posted by    2011年07月13日 08:20
5 死んだ人がこちらに帰ってこれるのは
生きている私たちが覚えているから。
と、私は常々思っています。

震災の影響は今年から大きくなりそうですね。
あちらもこちらも少しでも安らげるよう願ってやみません。
6. Posted by てんし   2011年07月13日 08:39
おはようございます

日本の『お盆』には悲しみがたくさん込められていることばかりです。

例えば、広島長崎の原爆の日や終戦記念日、そして日航機墜落事故はみんな8月だし、そのあとは阪神淡路大震災と今回の東日本大震災も含めて、日本の人たちがたくさん犠牲になってしまいました。

だから今年のお盆は、殊更印象深いものになると思います。

これまでに戦争や大震災で亡くなった方々に、今年のお盆には例年以上に祈りを捧げたいと思っています。
7. Posted by あっきー   2011年07月13日 10:39
うちも仏壇がありまして、お盆の準備は万端です!
すでにダンナのお姉さん親子は仕事の都合で、
墓参りを済ませて、おととい一晩泊まっていきました。
今日は、夕方、迎え火をたく予定です。
こうして、亡くなった人を大事にする風習はいいものですね。
お盆のほかにも、お彼岸が年に2回あって、命日もあって。
お墓が遠い人は、なかなか行けずに気がかりでしょうね。
幸い、うちも実家も近隣にお墓があるので、気軽に行けるので助かります。
うちの子供たちも、この良き風習を守って行ってくれるといいのですが。
8. Posted by ラブソン   2011年07月13日 11:04
5 オスカーさん、こんにちは
僕は、どうしても「お盆」て云う言葉を聞くと、「戦争」て云う言葉が浮かんできます…66年前に終戦した戦争って、一体、何の意味があったんだろう意味もない戦争で、何で何万人の人達の命が落とされたんだろう

今回の震災で、戦争経験者は、「また戦争だ」と思ったらしいです本当の意味の「平和」て、どんな意味なんだろうなと思います…
9. Posted by 猫ムスメ   2011年07月13日 17:42
うちも祖父母が健在の時は親戚みんなが集まり迎え火を炊きました。キュウリや茄子で牛?馬? も作り、子供にとっては楽しいイベント事・・・良き思い出となっています

小学生の時に祖父が、高校生の時に祖母が亡くなり、集まることも迎え火を炊くこともなくなってしまいました。やはり段々とそういった習慣は日本から消えていってしまうのでしょうか
10. Posted by ナオたん   2011年07月13日 18:10
5 おじいちゃんの命日が8月14日なので、お盆になると我が家は親戚一同が集結して賑やかになりますね

いつも『おじいちゃんはみんなが集まることが出来るように、お盆を選んでくれたのかな』と話してます
11. Posted by オスカー   2011年07月14日 21:12
§ kazuさま
お義父さま、突然でしたものね。新盆でたくさんの人があつまり、思いがけない思い出話が飛び出したりして

§なう60様
いつまでも優しい記憶は色褪せないですよね。投稿者の方もご高齢でしたので、お身体を大切にして、また素敵なお話を書いて頂きたいです。

§まろゆーろ様
私の知り合いの方のお姑さんは亡くなられたダンナ様のお仏壇にお水もお花も飾らないと言っていました。少しダンナさまが気の毒です

§ペーターホワイト様
ダンナのお父さんもカサブランカが好きな人でした。あとピンク色が好きだったと義母が言っていました。近況報告、いつもワクワクすることを話したいですね!

§熊さま
時間と共に薄れていく記憶もありますが、全部消えてしまうことはないと思っています。むしろ琥珀のように美しく輝く気がします。

12. Posted by オスカー   2011年07月14日 21:13
§てんし様
夏の暑さと共にいろんな出来事が思い出されますね。奥尻島の地震も7月でしかも夜でした。北海道といえば阿寒湖のマリモも水温があがったため生存が難しくなっているとか。自然の変化を見逃さないようにしたいです。

§あっきー様
子どもって親のしていることを意識しなくてもなにげに見ていると思います。私もよく母親がしていた季節の行事に関することなど思い出すので、きっと「お盆はね…」とみんなで話しながらととのえられると思います。

§ラブソンさま
戦後生まれの女の子は平和を願い、和子と名付けられた人が多いと聞きます。今、自分がこうして生かされていることを考えるのにお盆は1つのきっかけになるかもしれないですね。

§猫ムスメ様
馬に乗ってはやくきて、帰りは牛でゆっくりと…残された人たちのせつない想いのあらわれですね。私も小さい時につくりました。

§ナオたん様
私の祖父は8月26日に亡くなりました。夏が終わり急に秋がやってきた感覚になりました。いつも座る場所におじいさんの姿がないのはさみしく悲しかったです。

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