2011年08月15日

ひつじ雲便り486:贈り物

「戦争」特集の投書欄で『無事の生還 贈り物に託す』という70代男性の記事がありました。


出征を控えた親戚の家にいったら、一握りの大豆と4~5個のクルミ、松の小枝が三方にのせられ、床の間に飾ってあったそうです。


なんでだろう?と思ってきいても大人は教えてくれない…すると3才上のお兄さんがそっと物陰で「マメは元気、クルミは帰って来る身、松は待つ」とその意味について話してくれたそうです。


元気で無事に帰って来て欲しい、ずっと待っているから…!


肉親として人として当たり前の気持ちを口にできなかった時代に何とかして伝えようとした結果の贈り物。武勲を祈り勝ち栗を持たせるとかもききますが、それも無事に帰還することを願う悲痛な想いだったのではー。


出征された方はシベリア抑留後、帰ってこられたそうです。よかったです。


戦争の功罪につき議論したり検証することも大事でしょうが、こうした声にならない気持ちを抱えて暮らしてきた人がたくさんいたことを幼い頃から伝える努力をしなくては…と思います。



rohengram799 at 09:53│Comments(10)

この記事へのコメント

1. Posted by osamu   2011年08月15日 10:44
マメ・クルミ・マツのお話、素敵ですね。
世界から愚かな戦争だけは無くしたいものですね。
2. Posted by ラブソン   2011年08月15日 13:54
5 オスカーさん、こんにちは
今年の終戦記念日は、震災があったせいか、特別な思いがありますよね…無意味な戦争は、本当に無くしてもらいたいです
3. Posted by オスカー   2011年08月15日 15:19
§ osamuさま
この日はいつもむし暑い…そんな記憶になっていますが、毎年少し視点を変えて物事を考えたいと思っています。

§ラブソン様
反戦歌も以前より耳にする回数が減った気がします。未来への希望を大きく描く方に舵をかえたのかな、なんて思いました。
4. Posted by たいちゃ~ん   2011年08月15日 15:27
5 こんにちは!(^^)!

戦争中の時代は、”お国の為”に的な、思想だったのでしょうか?
NHKの朝ドラのおひさまや、昨日こちらで放送された、
吉永小百合の”母べぇ”などを見ていると、国を批判するような
言葉は言えなかったのでしょう~~~

「マメは元気、クルミは帰って来る身、松は待つ」その意味には
時代背景を感じます。(●^o^●)               
5. Posted by kouchan   2011年08月15日 19:41
僕も旅行で広島の原爆ドームと長崎の平和公園に行ったときに、戦争のこといろいろと考えましたね。。。世界から早く戦争がなくなって欲しいです。

准教授「どうして、徳島の僕の実家には皆来てくれないの!?」
6. Posted by オスカー   2011年08月15日 19:56
§たいちゃ~ん様
非国民なんて言葉があったくらいですからね。今はあの時代に比べたら自由に発言できますが、人としての基本的倫理観はなくしてはいけないと思います。

§ kouchanさま
准教授も阿波おどりに熱中していた子ども時代があったのでしょうか?ポスター(アニメ版)買い占めていたら怖いなぁ(--;)
7. Posted by 千葉のおっちゃん   2011年08月15日 20:23
声に出さずそういう気持ちを表し、見る側が汲み取る日本人の文化は、今でも「空気を読む」という言葉で色濃く残っていますよね。

当時の戦争は、政府トップからマスコミ、一般人に至るまでそれこそ、「戦争Noとは言えない空気が支配していた。」という資料があると、とあるブログで読んだことがあります。

言うべきことは、変に気負わずに素直に声に出せるようになれたらいいなと思います。なかなか難しそうだけど〜。
8. Posted by 松尾陽   2011年08月15日 22:23
生まれただけで贈り物さ!という夏のうわごとは置いといて(をい)。

伝えたいことは、あんまり凝りすぎると伝わらない可能性がありますね。
ストレートに伝えないで、見るものや聞くものに察してもらうというのは、日本人ならではでしょうか。
これがアメリカとかなら「愛してる」とか言いそうですね。

戦争の功罪については、永遠の謎かなあと思います。
なぜかというと、立場によって正誤が違うからでしょうね。
正誤の違うものに正解はないと、個人的には思います。
9. Posted by まろゆーろ   2011年08月15日 23:20
オスカーさんの仰せの通り!!!
声なき人の気持ちこそ大切ではないかと思います。
戦争を体験することはこの上もない悲劇です。そんな苦しみを知らない者として
せめて今の平和や幸せに感謝せねばと強く思っています。
そして親の子供に向ける気持ちは時代が変わろうとも、状況が劣悪になろうとも
決して変わることが無いってことです。
子供を悲しませる今の若い親御さん、きっと後々苦しむことになると思います。
子は国の宝の前に、親の宝でもあるってこと気付いてもらいたいですね。
戦死を覚悟で見送っていた親の気持ち、分かってもらいたいです。
10. Posted by オスカー   2011年08月16日 06:28
§千葉のおっちゃん様
空気を読めないことをなんとも思わない人たちもいますが、芸能人など一言が思わぬ方向にいくこともありますし…なんだかな~なことも多い

§松尾陽さま
人により時代により正義の定義ってかわりますよね。私たちも今は「後世の歴史家」的立場ですが、100年後には批評される立場に変わるんでしょうねぇ。

§まろゆーろ様
ゆるぎない決意を持ち続けることの大変さを些細な出来事の中でも感じます。人が人を思いやる気持ちがいつの時代も礎であって欲しいです。

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