♪夜と朝のあいだにひとりの私
林真理子の本を読んでいる
食い入るように
夜と朝のあいだに
読書の私
ページをめくってはくりかえす
ため息つきない
先に寝ていた
布団をけとばしたダンナよ
アナタは静かに眠れ
アナタは静かに眠れ…



いやぁ、我が故郷・山梨の数少ない有名人の林真理子さんの短編集をガッツリ読んで満足したワタクシ、意味のない替え歌まで作ってしまいました(笑)


ちょうど読みやすい長さの短編が11話、タイトルの『初夜』は男性経験がないまま子宮摘出手術をすることになった娘に対する父親の気持ちが描かれています。自分たちのせいで婚期を逃し、病に侵され…どこかでいい男(極端な言い方ですが)を探して「娘を抱いてやって下さい!」という妄想にかられるその気持ち…なんとも言い難い気持ちになります。


時代劇で義理の弟が無実なのに処刑されることになり、自分にひそかに想いをよせている義弟の気持ちを知っている兄嫁「女を知らないのはかわいそう」と肌を合わせたのですが…義弟くん「無罪放免」になってしまった!!さぁ、姉上どうする!?みたいなのがありましたっけ。


他にも浮気相手からドライブに誘われた人妻が「この人は私の身体が目当てではなくて、私と海を見に行きたいと誘ってくれた。夕暮れの海でもし“帰したくない”と言われたらどうしよう~」なんてロマンチックに考え、お弁当まで用意したのにいざ車に乗ったら「ラブホ」を目指す男(『春の海へ』)……はじめての浮気に浪漫を求めすぎた人妻に対して「バカじゃないの!?」と笑い飛ばせないものがあって…このあたりは女性心理をうまく表現しているからだと思います。小池真理子さんの表現も好きですが、林さんの方が《女》をより詳細に描いているような感じ?小池さんは人間味が強いかな~みたいな…うーん、うまく言えなくてもどかしい('~`;)


方言で書かれた作品(『秘密』)はアクセントはもちろん、場所もなんとなくわかるのでかなり感情移入しちゃいました(笑)主人公の年齢もみんな自分と近いからかもしれない(((^^;)


そして、林さんの文章の心理描写、情景描写、その書き込み具合が私には大変しっくりして気に入ってしまいました。私のイメージでは「おおざっぱに性愛を描く作家」だったのですが、いやいやトンでもない誤解でありました。繊細です。「エロに見えないエロ本(私流:お耽美小説)」が私の理想!!(タイトルも表紙も)なんですよ(^.^)


今回はちょっとエロい予感のタイトルと表紙でしたが、内容は本当に私好み♪殿方が読んだら、女の怖さを知ってしまうかも(>_<)


「もっと早く読めばよかったかな~」と思う反面「今だからの出逢いかも」と思っています。またモノを書く上で、大変勉強になりました(^^)←ポルノを書きたいわけではないので誤解しないで下さい(´д`)


今は桐野夏生さん(はじめて!!)の『東京島』を読んでいますが、この後はこちらもはじめての宮部みゆきさんの本『火車』にとりかかります~楽しみです!!



※この記事をまとめている途中で佐渡で大きな地震のニュースが…新潟県近辺にお住まいの皆さま、お知り合いの方々、ケガなどないでしょうか?
もう落ち着いて欲しい(;_;)