ドタバタ選挙やサッカーのゴンちゃん引退(カズが涙をこらえてコメントしている姿がまた悲しかった)など朝刊には今日もいろんな話題が載っていましたが、私の目をひいたのは《第62回全国小・中学校作文コンクール 文部科学大臣賞》要約紹介でした。


小学校低学年の女の子の『心のお天気』自分の気持ちの変化を晴れや曇りといった天気で表現した作文。「千晴の晴は、晴れやかな心でいられますように、と思って、つけた名前なんだよ。」と言ったお母さんの言葉!キラキラした名前をつける親に聞かせてあげたいですわ!!「ちはる」ちゃん、かわいい名前だ♪


そして思わずホロリ…になったのが、小学校高学年の男の子の『がんばれニッポニアニッポン!~おじいちゃんが教えてくれたこと~』です。トキのヒナ誕生!連日の報道に「なんでトキだけ…」(ラオウ様は?なんて思わない!!)と疑問に思った少年に父親が知らないおじいさんの写真とパネルを見せてくれた…なんと少年の祖父はトキ保護センターの高野高治さんで、教科書の説明文を書き、それが縁で東京の児童と文通をしその交流は《愛のキャッチボール》という本にまとめられていたことを知るのです。3歳の時に亡くなったおじいちゃんが…少年は驚きながらも祖父の書いた文章を一気読みします。


「がんばれ。ほろびないでくれ、ニッポニアニッポン!」これはトキを愛するすべての人々の祈りである。


祖父は当時小学生だった彼の父親に「この文章の最後どう思う?」「気持ちがこもりすぎて、学校で習う説明文らしくないよな?」とまじめな顔で聞いてきたそうです。「かっこいい。」少年がそう言うと父親も目をキラキラさせながら「お父さんも、かっこいいって言ったんだ!」
……泣いた!!アホだと言われてもバカと思われてもいい~もう、泣かずにいられない~おじいちゃんの心は息子にそして孫にちゃんと伝わっている!!おじいちゃんは亡くなったけれど、その想いは時を越えて受け継がれていく(T-T)


少し前に“観阿弥生誕680年 世阿弥生誕650年”の文字を見ました。こんなにも長い間途切れることなく受け継がれてきた能の世界。今朝、残念なことに歌舞伎役者の中村勘九郎さんが亡くなりました。歌舞伎もまた伝統の世界。私は凡人で長年伝えて欲しい技術や文化など持ち合わせてはいませんが、世阿弥を主人公にした木原敏江さんの漫画『夢幻花伝』にあった言葉を思い出します。


“手から手へ 心から心へ おもいをこめて伝えようとつとめれば どこかに必ずうけとめてくれるだれかがいる”

“輪がとぎれることはないのだ 春に萌え秋に散りまた芽吹き 人の世のあるかぎり何代も何代も のこせるかもしれない わたしのこのうたもこの技も 何もかも・・・”

書くことってやっぱりいいな、言葉の力を再認識した時間でもありました。
皆さまもステキな文章との出逢いがある1日になりますように(*^^*)