明日は雨になるとか……まど・みちおさんの作品に雨の日に玄関で待ってれている「ぞうきん」の詩があります。


『ぞうきん』

雨の日に帰ってくると
玄関でぞうきんが待っていてくれる
ぞうきんでございます
という したしげな顔で
自分でなりたくてなったのでもないのに

ついこの間までは
シャツでございます という顔で
私に着られていた
まるで私の
ひふででもあるかのように やさしく
自分でそうなりたかったのでもないのに
たぶん もともとは
アメリカか どこかで
風と太陽にほほえんでいたワタの花が
そのうちに
灰でございます という顔で灰になり
無いのでございます という顔で
無くなっているのかしら
私たちとのこんな思い出もいっしょに
自分ではなんにも知らないでいるうちに

ぞうきんよ!


まどさんらしいやさしさがあって好きな詩です。河野さんの『使命』という詩にはハンカチも出てきます。


『使命』


まっ黒い ぞうきんで
顔はふけない
まっ白い ハンカチで
足はふけない
用途がちがうだけ
使命のとおとさに変わりがない
ハンカチよ 高ぶるな
ぞうきんよ ひがむな


なんとなくぞうきんは江戸っ子で、ハンカチと比べられたら「てやんでぇ」「ちゃんちゃらおかしいや」と言いそうな気がするのは私だけでしょうか?( ̄▽ ̄;)←こんな気分になったので、今は『ちゃんちゃら』(朝井まかて)という植木屋というか庭師の小説を読んでいます。職人気質、たまりませんな!!


ローズガーデンとかオシャレで華やかなお庭もいいですが、枯山水やら苔寺とか、日本人ならではの美意識が集結した庭園は素晴らしい!!京都のお寺で1日ぼ~と庭を眺めて過ごせたら……やはり京都は大人が楽しむ場所だわ(笑)


そうそう「ちゃんちゃらおかしい」の意味についてYahoo!知恵袋に質問がありました。そうだったのか~とタメになりました!!


http://chie.mobile.yahoo.co.jp/p/chie/qa/view?qid=1299402177