今日は夏の暑さを感じる~なんなんでしょう、この天気!体調管理が大変~最近は「胃が痛いとはこういうこと?」という状態が多くなりました。やっとオトナになったのかしら(--;)


今、重松清さんの『とんび』を読んでいます。ドラマの番宣を見たヒョロヒョロくんから「お母さん、持ってる?」ときかれて「じゃあ買ってくるね」と言ったのはいつだったか?彼はすぐ読んでしまいましたが、私はドラマも終わった今になってページをめくっているワケです。


私はドラマも見ていないので、全てがはじめて状態。父親のヤスさんはウチの父と同世代、息子のアキラはウチの兄と同じ年に生まれているので、大きくなってからの学校や社会の様子など「そうそう、こんな感じだった」と思いました。高1になったアキラが故郷を離れ「東京の大学にいきたい」とヤスさんに言っているところです。幼い時に母を亡くし、父ひとり子ひとり、ただひたすら息子を大切に、守りたい、離したくないと思って頑張ってきた彼には素直に息子の願いをきき「よし!父ちゃんにまかせとけ!!」とは言えない…。ああ、なんてせつない親心なんだろう…。


ウチの兄も大学は東京でした。私がまだ残っていましたが、祖父など兄のところに行きたかったみたいです。兄の入学式に父は出席したのですが、自分は進学できなかったので(祖父から魚屋になるのに大学は必要ない!と出刃包丁を持って追いかけられたらしい)大学の雰囲気とか見たかったのかなぁ、と思っています。ヒョロヒョロくん、学部は違いますが兄の後輩になってくれたので、それは嬉しかったんじゃないのかなぁ。


重松さんの話は泣けるのが多いのですが、読者を泣かせようと思って書いている文章ではなく、登場人物ひとりひとりが魂を持ち、生きた言葉を話しているという感じ。ドラマもきっと良く出来ていたと思いますが、やはり活字の登場人物を自分の中でいきいきと動かしてこそ、この作品のすばらしさを存分に感じられるのではないかと思います。


この本を読むとさだまさしさんの『案山子』を思い出します。親って子どもに対して使う言葉って本当に少ないし、みんな似たり寄ったりの言葉にしかならない。ただもう元気で、日々明るく楽しく過ごせますように。しあわせでありますように。「生きていてよかった」と思える瞬間にたくさん出会えますように…!!


ああ、最後がどうなるのか気になって仕方ないですが、仕事にもどります。泣いてないからねっ!!