2013年07月03日

うろこ雲便りNo.21:たんたんタヌキの…(~o~)

7月なので今年もまた笹の葉が店内に登場いたしました~去年もですが、今年もカレカレみずみずしさがない笹の葉にう~ん(-_-;)そして何を思ったのか景品にマンガ大賞・本屋大賞の作品が…!本屋さんみたいに美しくきっちり包装されているわけではないし、何冊かは中身を確認できるようになのかハダカのままでした。わざわざパチ屋で交換しなくても、近くに本屋もブック○フもあるからなぁ~『舟を編む』とか夏の終わりには小麦色ではなくヤニで変色していそうな予感(´д`)


さて、私は今『狸汁 銀次と町子の人情艶話』(柴田哲孝)を読んでいます。タイトルは江戸物っぽいですが、時は現代、場所は麻布十番、政財界の大物がお忍びで通う「味六屋」。流れ板の銀次と女房の町子の小さな料理屋です。ある日、料理の腕を見込んで馴染みの政治家から奇妙な注文が入ります。接待する客は「人喰い唐玄」の名で知られる右翼の重鎮。希望するのは「狸汁」!!果たして銀次はその男を満足させることができるのか?他は『初鰹』『鯨のたれ』(今コレを読みかけ)『九絵尽し』『鱧落とし』『鮎うるか』です。


『美味しんぼ』みたいなウンチクにソコまでいる?というふたりのいちゃいいちゃベタベタシーン(^^;)))もしマンガ化されるとしたら「漫画ゴラク」や「漫画アクション」に掲載されそう~!料理マンガをいくつか読んでいたら「ああそう…(-_-)」で物足りない展開かもしれない。


タヌキといえば『カチカチ山』ですが、私が記憶していた物語とちょっと違いました。私はいたずらタヌキはおじいさんに捕まえられたけれど、おばあさんに泣き落としで助けてもらったのに、おばあさんに乱暴して山に帰ったと思っていました。おばあさんによくしてもらっていたウサギが「おのれ、タヌキめ」で仕返しをしたと思っていたのですが……おばあさんに化け「狸汁ですよ」と言って「婆汁」(哀れ、婆さま!!)を食べさせていたなんて~(゜□゜)ナニ、このカニバリズムは…!!


実際、狸汁と言ってもタヌキではなくアナグマらしいですね。地方によりアナグマをタヌキと呼ぶところがあるみたいです。まぁどちらにしても食べたくはないですが('~`;)


なんだかお腹が痛くなってきたのでこの辺で…(-_-)/~~~





rohengram799 at 00:05コメント(8) 
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コメント一覧

1. Posted by 猫ムスメ   2013年07月03日 03:46
カチカチ山は、日本昔話至上最もスプラッターな話だと思います。私が子供の頃読んだ本には、おじいさんに捕まって天井から(四つ足を縛って)吊される狸の絵と、狸に捕まって同じように吊されるお婆さんの絵が載ってました(T_T) そしてサラリと「お婆さんは狸に殺され…」みたいな文章が書いてあったと思いますが、今考えると酷いストーリーだと思います。
以前「童話は実は残酷」みたいなのが流行りましたが、童話や昔話といった古くから伝わる話は、今の時代に相容れないものがあると思います(T_T)

銀次さんは結局、狸汁を作るのでしょうか。銀次という名前もそうだし、「人情艶話」というタイトルも時代小説っぽいですね(^_^;)
高田郁の「みをつくしシリーズ」みたいにお腹が空きそうです
2. Posted by まろゆーろ   2013年07月03日 08:37
たぬきではないのですが最近は大分でもアライグマが見つかり捕獲されているようです。
ペットとして飼い続けることが出来なくなった人の無責任の結果です。
たぬきといえばやっぱり平成ぽんぽこ……、何度見ても飽きない。私はこれに落ち着きます。

そうかぁ。もう七夕なのですね。何やらの棚ボタでもないものかと今年は殊更天の川を見つめることにします。
とは言うもののこんな天気続きです。天の川も棚も望めそうにありませんね。

向田邦子さんの作品、お勧めします。ぜひとも……。
3. Posted by なう60   2013年07月03日 09:01
おはようございます。
「なんだかお腹が痛くなってきたのでこの辺で」納得です。加齢とともに「婆汁」などの話は、気分が悪くなりそうです。
4. Posted by オスカー   2013年07月03日 10:50
§猫ムスメ様
亡くなったおばあさんも気の毒ですが、おじいさんの精神的ショックもハンパない気が…恐ろしすぎる!!
狸汁はホントのタヌキとアナグマの両方作っていました(笑)時代小説コーナーにあったのに、現代モノ…光文社文庫のですが林静一さんのカバーイラストが気に入って買っちゃいました!

§まろゆーろ様
梅雨空に戻ってしまい残念です。サメをワニという地域もありますし、食文化は奥が深い。向田さん、あの事故がなかったら…。本屋でじっくり何を読むか悩んできますね!!

§なう60様
ダンナに聞いたら、前半のおばあさん云々の件は知らないと言っていました。泥船の印象だけが強いみたいです。
5. Posted by トリテン   2013年07月03日 12:16
カチカチ山の話は、狸汁から始まり、
おばあさんの敵討ちで、ウサギが狸の背中の焚き木に
火をつけたところから「カチカチ山」ですね。
火傷をした狸に唐辛子入りの塗り薬をやり、最後は泥船に乗せて
溺死です (~_~;)
おとぎ話の「狸汁殺人事件」ですよ~
悪いことをしたらこんな目に遭うぞという話ですかね?

狸やカラスは、すごくまずいと聞いたことがあります。
カラスがおいしかったら、こんなに増えてないでしょうね。
狸はたくさんいるのか知りませんけど(笑)
6. Posted by オスカー   2013年07月03日 13:15
§トリテン様
私はずっとおばあさんはケガをしただけ、タヌキはお仕置きされただけで存命だと思っていました(((・・;)次はトリテン様とも関わりの深い着物の話を読む予定です!
7. Posted by ミューちゃん   2013年07月03日 16:35
5 オスカーさん、こんにちは
記事のタイトルを見て昔、チェッカーズが「たんたんタヌキの…(後半のタイトル忘れました)」て云う映画に出てたのを思い出しましたが、もしかして、それを意識してタイトルにしましたか

昔話や童話って子供に聞かせる事が多いから、結構、物語に嘘が有るんですよねもしかしたら僕らが昔から聞いていた「花さかじいさん」や「シンデレラ」も結構、嘘のストーリーがあったりして
8. Posted by オスカー   2013年07月03日 18:45
§ミューちゃん様
チェッカーズとタヌキにつながりがあるとは…知りませんでした!フミヤがシイタケ嫌いなのは知っています←私は大好きなのに 残酷さゆえに改訂された昔話、たくさんありそうですね。また調べてみたいです。

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