明日は雨になるとか……私の利用しているバス停近くの桜も綺麗に咲いたのに……散らないでほしいなぁと思います。


今日はサバ雲便りNo.35:月のうたにも書きましたが、同じ作者(穂高明さん)の『これからの誕生日』を読みました。


千春はバス事故で演劇部の友人や顧問教師を失ってしまいます。ひとり生き残った罪悪感から引きこもってしまいますが、時間の経過とともに同情から「いつまで休んでいるのかしら」など批判的な言葉もきかれるようになります。弟、担任教師、友人の遺族である母親、新聞記者、伯母さん、ケーキ屋さん…彼女と関わる6人の視点で書かれた連作短編集です。千春に対する気持ちがリアルで、特に同級生のお母さんの気持ちはムリないよなぁと思いました。


ちょっと驚いたのが、私・父・従妹ふたりと同名の登場人物がいること。字は違ったりしますが、私と父は姉弟で、従妹たちは母娘関係(笑) こんなに登場人物の名前に親族が当てはまるのは、はじめて! こういうこともあるんですねぇ(^_^;)


お話はかわりますが、昨日入社式のところも多かったみたいですね。入学式もこれからラッシュでしょう。


『ふるさとの訛りなくせし友といてモカ珈琲はかくまでにがし』(寺山修司)


進学や就職で都会にやってくると、自分が思っていた以上にアクセントがおかしかったり、コレは方言だったのか!とか言葉の悩みも出てきますよね。関西弁の人はあまり関係ないように感じましたが←あくまで主観! 故郷の言葉で話せないのは置いていかれたみたいな気持ちになるし、かなしい(´;ω;`)


誕生日と寺山修司を結びつけるもの……それは一冊の本です。私の14歳の誕生日に担任の先生がくれた『わけもなくさみしかったら』(サンリオギフト文庫)という寺山修司さんの詩集。今は絶版で、国会図書館にてもいかないとないかも……実家にもない気がする。


これからくる私の誕生日、詩集を買って自分にプレゼントしてみようかしら(^.^)