2015年04月08日
桜雲便りNo.8:ランドセル地蔵
今日は寒い!! 窓の外は完璧に「冬」ですね。職場のスタッフ通用口に巣を作ったツバメちゃん、ヒナもいるみたいだけど、こんな天気で大丈夫かしら?
今週、始業式や入学式が多いと思うのですが、ピカピカの一年生!と言えばランドセル、カラフルなものが多くて「赤と黒」の時代の私にはまぶしいくらいです。今年はバープルが人気とか? すみれ色の春、いいですね(*^▽^*)
読売新聞朝刊に、戦時中のランドセルの記事がありました。ランドセルを背負っていたとは思わなかったので(肩掛けカバンのイメージしかなかった)ビックリしましたが、素材にまたビックリです。以下、抜粋になります。
『布製の箱に柳の枝を編んだふたを付けたり、アケビのような蔓(つる)をカゴ形に編んでいたり――。江戸・明治期から戦後の学用品など約7000点を展示する「唐沢博物館」(東京都練馬区)には、戦時中から戦後にかけて使われたランドセルが並ぶ。目を引くのが、革に似せた「紙のランドセル」だ。』
『明治中期、西洋式軍隊の背負いかばんを参考に学習院で使われ始めたというランドセル。オランダ語の「ランセル」(背(はい)のう)が語源とされる。都市部を中心に普及したが、戦時下の1938年、軍靴などに使うため皮革の民間使用が制限され、竹や布といった代用品が登場した。』
『大正生まれだった記者の祖母も晩年、「昭和20年4月、配給の赤い紙のランドセルを背負って長女が新1年生になった」と回想録につづった。当時、疎開先の栃木県で入学した母(76)によると、子供にもひと目で紙とわかる粗末なものだったという。「ペラペラで雨にぬれると破れ、すぐにダメになった。両親はふびんに思ったのでは」と振り返る。』
《博物館についてのブログ》
http://blogs.mobile.yahoo.co.jp/p/blog/myblog/content?bid=suginaminouen&id=23556970
追記(2023/04/09)
ヤフーブログがなくなってしまったので唐澤博物館のサイトをご覧下さい→
https://karasawamuseum.com/
『ランドセル地蔵尊』もありました。昭和20年7月8日、東京品川の原国民学校四年生だった神尾明治君がは開先の保育園で米軍飛行機の銃弾を受けて亡くなってしまいます。母親は彼が使用していたランドセルを、明治君に一番似ている堂内のお地蔵さんにかけて東京に帰りました。その母親もも昭和21年1月28日に亡くなったそうです。
《ランドセル地蔵》
http://www.kmine.sakura.ne.jp/kusyu/randoserujizou/randserujizou.htm
ランドセルというとあの伊達直人からのプレゼントを思い出しますが、彼もこのお地蔵さんの話を知っていたかしら? 違和感がないと言えばウソになる、ランドセルを背負ったお地蔵さん(背が高すぎるから?)ですが、そうしないではいられなかった母親の気持ちを考えると……。「地蔵は菩薩なんだよ。子どもたちを守って救うから子どもと同じ形(外見)をしているんだよ」と言っていたオタ息子の言葉を思い出す……地蔵菩薩は子どもたちの守ってくれる仏様、ありがとうございます。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
今回のことだけでなく、もう少し詳しく知りたいなと思ってケータイで検索することが当たり前になっている私ですが、週刊ポストに連載中のタケちゃん(ビートたけし)コラムで「女子高生が1日7時間スマホをやっている」というニュースに一番驚いたと書いていました。そして『「ネットで調べればいいから知識はいらない。要はネットを使いこなす頭脳だ」みたいな風潮はおかしいね。』とも。
……実際、ネットで何かを調べようとしても、その内容は電子辞書の域を出ていないし、「情報」なんてほとんどが雑誌や新聞の引用や又聞きなんでね。本当に「調べる」ということは、専門書を読んだり、その道の権威に話を聞いたりして「ネットに出ていないくらい深い内容を掘り下げること」なんだよ。……
ズシン!!ときました。お手軽に検索出来るので、そこで満足して、もうひとつ先に行こうとはしていなかった……本屋で立ち読みはしても、図書館に足を運ぼうまでは行かない……まぁアチコチに関心が分散しているというのもあるんですが、ちょっと余裕がほしい……生活にも脳内にも←いらない情報がたくさんあって新しいものを入れるスペースがなく、またあったとしてもすぐ忘れてしまいそう(;´д`)
ではでは、皆さまも風邪などひかないようにあたたかくしてお過ごし下さいませ。よい1日になりますように(^^)/
今週、始業式や入学式が多いと思うのですが、ピカピカの一年生!と言えばランドセル、カラフルなものが多くて「赤と黒」の時代の私にはまぶしいくらいです。今年はバープルが人気とか? すみれ色の春、いいですね(*^▽^*)
読売新聞朝刊に、戦時中のランドセルの記事がありました。ランドセルを背負っていたとは思わなかったので(肩掛けカバンのイメージしかなかった)ビックリしましたが、素材にまたビックリです。以下、抜粋になります。
『布製の箱に柳の枝を編んだふたを付けたり、アケビのような蔓(つる)をカゴ形に編んでいたり――。江戸・明治期から戦後の学用品など約7000点を展示する「唐沢博物館」(東京都練馬区)には、戦時中から戦後にかけて使われたランドセルが並ぶ。目を引くのが、革に似せた「紙のランドセル」だ。』
『明治中期、西洋式軍隊の背負いかばんを参考に学習院で使われ始めたというランドセル。オランダ語の「ランセル」(背(はい)のう)が語源とされる。都市部を中心に普及したが、戦時下の1938年、軍靴などに使うため皮革の民間使用が制限され、竹や布といった代用品が登場した。』
『大正生まれだった記者の祖母も晩年、「昭和20年4月、配給の赤い紙のランドセルを背負って長女が新1年生になった」と回想録につづった。当時、疎開先の栃木県で入学した母(76)によると、子供にもひと目で紙とわかる粗末なものだったという。「ペラペラで雨にぬれると破れ、すぐにダメになった。両親はふびんに思ったのでは」と振り返る。』
《博物館についてのブログ》
http://blogs.mobile.yahoo.co.jp/p/blog/myblog/content?bid=suginaminouen&id=23556970
追記(2023/04/09)
ヤフーブログがなくなってしまったので唐澤博物館のサイトをご覧下さい→
https://karasawamuseum.com/
『ランドセル地蔵尊』もありました。昭和20年7月8日、東京品川の原国民学校四年生だった神尾明治君がは開先の保育園で米軍飛行機の銃弾を受けて亡くなってしまいます。母親は彼が使用していたランドセルを、明治君に一番似ている堂内のお地蔵さんにかけて東京に帰りました。その母親もも昭和21年1月28日に亡くなったそうです。
《ランドセル地蔵》
http://www.kmine.sakura.ne.jp/kusyu/randoserujizou/randserujizou.htm
ランドセルというとあの伊達直人からのプレゼントを思い出しますが、彼もこのお地蔵さんの話を知っていたかしら? 違和感がないと言えばウソになる、ランドセルを背負ったお地蔵さん(背が高すぎるから?)ですが、そうしないではいられなかった母親の気持ちを考えると……。「地蔵は菩薩なんだよ。子どもたちを守って救うから子どもと同じ形(外見)をしているんだよ」と言っていたオタ息子の言葉を思い出す……地蔵菩薩は子どもたちの守ってくれる仏様、ありがとうございます。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
今回のことだけでなく、もう少し詳しく知りたいなと思ってケータイで検索することが当たり前になっている私ですが、週刊ポストに連載中のタケちゃん(ビートたけし)コラムで「女子高生が1日7時間スマホをやっている」というニュースに一番驚いたと書いていました。そして『「ネットで調べればいいから知識はいらない。要はネットを使いこなす頭脳だ」みたいな風潮はおかしいね。』とも。
……実際、ネットで何かを調べようとしても、その内容は電子辞書の域を出ていないし、「情報」なんてほとんどが雑誌や新聞の引用や又聞きなんでね。本当に「調べる」ということは、専門書を読んだり、その道の権威に話を聞いたりして「ネットに出ていないくらい深い内容を掘り下げること」なんだよ。……
ズシン!!ときました。お手軽に検索出来るので、そこで満足して、もうひとつ先に行こうとはしていなかった……本屋で立ち読みはしても、図書館に足を運ぼうまでは行かない……まぁアチコチに関心が分散しているというのもあるんですが、ちょっと余裕がほしい……生活にも脳内にも←いらない情報がたくさんあって新しいものを入れるスペースがなく、またあったとしてもすぐ忘れてしまいそう(;´д`)
ではでは、皆さまも風邪などひかないようにあたたかくしてお過ごし下さいませ。よい1日になりますように(^^)/
この記事へのコメント
1. Posted by 猫ムスメ 2015年04月08日 11:33
ランドセルと言えば「6才のホスト」ってご存知ですか?
母親(これまたキャバ嬢としか思えないルックス&馬鹿っぷり)が息子にホストの格好をさせ、タレント活動させているらしいです。そしてその格好のまま小学校の入学式に出席させ、「児童虐待だ」と炎上しているのを昨日Twitterで目撃し、唖然としました
親としてあり得ません。この子が将来どんな大人になるか心配です
良かったらオスカーさん、この記事の後でナンですか(笑)、タブレットで「6才のホスト」とググってみて下さい。写真を見るだけで怒りが込み上げること請け合いです。
母親(これまたキャバ嬢としか思えないルックス&馬鹿っぷり)が息子にホストの格好をさせ、タレント活動させているらしいです。そしてその格好のまま小学校の入学式に出席させ、「児童虐待だ」と炎上しているのを昨日Twitterで目撃し、唖然としました

親としてあり得ません。この子が将来どんな大人になるか心配です

良かったらオスカーさん、この記事の後でナンですか(笑)、タブレットで「6才のホスト」とググってみて下さい。写真を見るだけで怒りが込み上げること請け合いです。
2. Posted by オスカー 2015年04月08日 14:27
§猫ムスメ様
ちょうど休憩なのでケータイ検索したら……(゜д゜) テレビにも出てたんですね。いやぁ信じられない!一人っ子かと思ったら違うし……学校側は厳しく対処すべきでは? まだ子どもは間に合う! まわりが彼らを救って欲しいです……本当に信じられない(ー_ー;)
ツバメたちは元気でした!!
ちょうど休憩なのでケータイ検索したら……(゜д゜) テレビにも出てたんですね。いやぁ信じられない!一人っ子かと思ったら違うし……学校側は厳しく対処すべきでは? まだ子どもは間に合う! まわりが彼らを救って欲しいです……本当に信じられない(ー_ー;)
ツバメたちは元気でした!!
3. Posted by ミューちゃん 2015年04月08日 16:45


スマホで調べて出た答えって断片的なことしか出て来ないですもんね。僕は反対に昔に比べて調べる手段が多くなっているのに、昔の事(例えば歴史でも良いし、歌でも良いし)を知ろうともしない若者に危機感を感じてます。
4. Posted by トリテン 2015年04月08日 17:10
今日は真冬に戻った天気でしたね(~_~;)
紙のランドセルって、私の姉のものはそうだったような?
もちろんペラペラの紙ではなく、しっかりしたボール紙に皮のような防水加工をしてあったと思います。
私の時は「豚皮」でした。
牛皮のようにピカピカではなく、豚の毛穴が全面にあって、バラの花のレリーフが描かれていました。
女の子はユリやバラ、男の子は飛行機、バットとグローブなんかの絵がありましたよ。
遠足用の、アルミのお弁当箱にもこんな絵がありました。
ああ、懐かしい~
紙のランドセルって、私の姉のものはそうだったような?
もちろんペラペラの紙ではなく、しっかりしたボール紙に皮のような防水加工をしてあったと思います。
私の時は「豚皮」でした。
牛皮のようにピカピカではなく、豚の毛穴が全面にあって、バラの花のレリーフが描かれていました。
女の子はユリやバラ、男の子は飛行機、バットとグローブなんかの絵がありましたよ。
遠足用の、アルミのお弁当箱にもこんな絵がありました。
ああ、懐かしい~
5. Posted by オスカー 2015年04月08日 18:11
§ミューちゃん様
ネットでわかることってやはり限界があって、そのもうちょっと先が知りたいの!ということはよくありますね。美術や風俗関係は特に知りたがりになります(笑)
ネットでわかることってやはり限界があって、そのもうちょっと先が知りたいの!ということはよくありますね。美術や風俗関係は特に知りたがりになります(笑)
6. Posted by オスカー 2015年04月08日 18:16
§トリテン様
豚皮のランドセルでしたか! 私たちの頃はクラリーノが出始めたかどうかだったような? アルミのお弁当箱は懐かしいです~新聞紙にくるんで輪ゴムで留めていました! 以前立ち読みした雑誌に海軍さんのお弁当箱と記されたものが実は遺品入れだったとか書いてありました。時代考証って難しいですね(-o-;)
豚皮のランドセルでしたか! 私たちの頃はクラリーノが出始めたかどうかだったような? アルミのお弁当箱は懐かしいです~新聞紙にくるんで輪ゴムで留めていました! 以前立ち読みした雑誌に海軍さんのお弁当箱と記されたものが実は遺品入れだったとか書いてありました。時代考証って難しいですね(-o-;)
7. Posted by 見張り員 2015年04月08日 22:11
こんばんは
ランドセルにも悲しい歴史があったわけですね。
今の、色とりどりのランドセルを見て、この幸せが未来永劫続きますようにと祈らずにはいられませんね。
ランドセルにも悲しい歴史があったわけですね。
今の、色とりどりのランドセルを見て、この幸せが未来永劫続きますようにと祈らずにはいられませんね。
8. Posted by オスカー 2015年04月09日 06:26
§見張り員さま
今は6年間ランドセルを使う子は少ないと思いますが(ウチの子たちも3年生くらいまでだった)小さい身体に大きなランドセルの姿は可愛くて希望がいっぱいに見えます。私はリュックで仕事に行っていますが、澱んだ姿かも(-o-;)
今は6年間ランドセルを使う子は少ないと思いますが(ウチの子たちも3年生くらいまでだった)小さい身体に大きなランドセルの姿は可愛くて希望がいっぱいに見えます。私はリュックで仕事に行っていますが、澱んだ姿かも(-o-;)
9. Posted by なう60 2015年04月09日 09:57
おはようございます。
燕の来日が早い感じです。娘への道中の「道の駅」巣を作っていました。
日本は、環境が良くて早く来日しているのでしょうか。悲しいランドセルの
お話ですがそれらを乗り越えて頑張ってきました。
燕の来日が早い感じです。娘への道中の「道の駅」巣を作っていました。
日本は、環境が良くて早く来日しているのでしょうか。悲しいランドセルの
お話ですがそれらを乗り越えて頑張ってきました。
10. Posted by オスカー 2015年04月09日 13:02
§なう60様
今は幼稚園でもランドセル型の通園バッグがありますね。外国の方が大人ランドセルとかでお土産に買うとか聞いたことがあります。私の赤いランドセルは実家でホコリだらけで可哀想かな(-_-;)
今は幼稚園でもランドセル型の通園バッグがありますね。外国の方が大人ランドセルとかでお土産に買うとか聞いたことがあります。私の赤いランドセルは実家でホコリだらけで可哀想かな(-_-;)
11. Posted by のり 2015年04月10日 01:37
オスカーさん
こちらには、ランドセルがありません、バックパックと
いって、リュックで通学します!
教科書は、先輩のお古を借ります、筆記用具は学校
に用意してありますから持ち運びはしません!
学校の鉛筆削りがお粗末で、私たちが見かねて、
日本の鉛筆削りを寄付したら、すごく喜ばれて(笑)
日本製は、すばらし!と言われました(笑)
でも、その鉛筆削りは手動でした、電動だと子供の
教育に良くないと言われる気がしたからでした(笑)
高学年になると宿題が沢山有って、大きくて重い
教科書をバックパックに詰めて背負うのは、
大変そうでした!アメリカでは宿題が無いと
言われていましたが、そんなことは有りません
でしたから、バックパックはすぐに破れて、
ほぼ毎年買い替えました(苦笑)
高級なランドセルでなくて良かったです(笑)
こちらの入学は9月です、日本の様に入学式や
卒業式はありません!唯一卒業式は、6月に
高校を卒業するときだけです!(笑)
ま~大学も卒業式は有りますが(笑)
外国の人は、日本のランドセルは珍しいでしょうね!
のり
こちらには、ランドセルがありません、バックパックと
いって、リュックで通学します!
教科書は、先輩のお古を借ります、筆記用具は学校
に用意してありますから持ち運びはしません!
学校の鉛筆削りがお粗末で、私たちが見かねて、
日本の鉛筆削りを寄付したら、すごく喜ばれて(笑)
日本製は、すばらし!と言われました(笑)
でも、その鉛筆削りは手動でした、電動だと子供の
教育に良くないと言われる気がしたからでした(笑)
高学年になると宿題が沢山有って、大きくて重い
教科書をバックパックに詰めて背負うのは、
大変そうでした!アメリカでは宿題が無いと
言われていましたが、そんなことは有りません
でしたから、バックパックはすぐに破れて、
ほぼ毎年買い替えました(苦笑)
高級なランドセルでなくて良かったです(笑)
こちらの入学は9月です、日本の様に入学式や
卒業式はありません!唯一卒業式は、6月に
高校を卒業するときだけです!(笑)
ま~大学も卒業式は有りますが(笑)
外国の人は、日本のランドセルは珍しいでしょうね!
のり
12. Posted by オスカー 2015年04月10日 07:54
§のり様
手動の鉛筆削り、懐かしいです! 尖らせ過ぎてよく芯をバキバキ折っていました(^。^;) シャーペンを使い始めたのは小4の頃でしょうか?
カバン屋に勤めていた時、ランドセル購入者にプレゼントとして黄色い傘とミニランドセル、防犯ブザーの三点セットを渡していました。
手動の鉛筆削り、懐かしいです! 尖らせ過ぎてよく芯をバキバキ折っていました(^。^;) シャーペンを使い始めたのは小4の頃でしょうか?
カバン屋に勤めていた時、ランドセル購入者にプレゼントとして黄色い傘とミニランドセル、防犯ブザーの三点セットを渡していました。