2016年04月05日

暮雲便りNo.5:伊豆の踊り子

ダンナが職場の人から『伊豆 踊り子まんじゅう』という、モミジがサクラに変わりました!(笑)なおみやげをいただいてきました~渋いお茶によく合います(´∇`)


「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追って来た」


有名な川端康成の『伊豆の踊り子』の冒頭部分ですが、ナゼか私の頭は「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」を思い出しているのでした……伊豆は『雪国』じゃないだろ!


実は私、この2作品を読んだことがありません。ダンナに「伊豆の踊り子だとまだあどけない女の子がうかんでくるけど、熱海の踊り子だとなんか艶っぽい芸者さんのイメージだよね( 〃▽〃)」なんて言うくらいのおバカさんです。


百恵ちゃんと友和(なぜか呼び捨て)の映画も観たことがないので、彼らの名前も年齢も知りません。ちょっと検索したら学生さんは「二十歳の私は自分の性質が孤児根性で歪んでいると厳しい反省を重ね、その息苦しい憂鬱に堪え切れないで伊豆の旅に出て来ているのだった」そうで、踊り子の名前は薫ちゃん、14歳だった……ついつい♪カオルちゃん、遅くなってごめんね……と歌いたくなってしまう(◎-◎;) それほど長い話ではないようなので、これを機会に読んでみたいと思います。


おみやげを手にした時に♪さ~よならも~言えず~泣いている~私の~踊子よ~ああ~船が出る~とオンチ全開で歌ってしまったのですが、ずっと近江俊郎さんの歌だと思っていたら違いましたわ。♪伊豆の山々~月淡く~の『湯の町エレジー』と一緒になっていたようです。どちらも完璧に懐メロですな( ̄0 ̄;)



話はかわりますが、表題作の『女生徒』だけ読んでほったらかしにしておいた太宰治の短編集をまた読んでいます(^_^;) 太宰は本当に女心をうまく綴りますね。なんでこんなにわかるの~ってくらい(笑) 太宰も教科書で習ったものくらいしか読んでいないので、彼の作品もまた少しずつ読んでいきたいです。津軽の桜も美しいでしょうね。



明日も「踊り子」さんは登場するでしょうか~? どうぞよい1日を(*´∀`)ノ





rohengram799 at 08:46コメント(10) 
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コメント一覧

1. Posted by ミューちゃん   2016年04月05日 16:43
5 オスカーさん、こんにちは
近江俊郎さんと言えば、僕の中では「家族対抗歌合戦」で審査員をしてたイメージが強いですね。優しい口調で喋る人でしたよねあと太宰治の写真は、あの困ってるような顔の写真だけなのでしょうか?芥川龍之介は何枚か写真があったような気がしますが…
2. Posted by 猫ムスメ   2016年04月05日 22:22
踊り子は14才…に、ぶったまげました😵 ちょっとしたロリコンではないですか。 当事はそれくらいが当たり前だったんですかねぇ。「大学生」の自己愛が強そうな感じも嫌です(^^; どうもあの時代の小説って読む気にならないんですよね~
3. Posted by トリテン   2016年04月05日 23:26
「伊豆の踊子」も「雪国」も、小説、映画を読んだり観たりしました。
あの時代のノスタルジー。
さしたるストーリーもないのに、風景や情景が美しい文章で描かれていますよ。

映画も、田中絹代から美空ひばり、吉永小百合、内藤洋子など、時代のトップクラスの女優が演じていて、私はイモっぽい百恵ちゃんより、小百合さんが一番踊り子に似合っていると思います(*^^)v

「踊り子」の歌詞も美しいですね。
下田を旅したのはもう40数年前の、20才くらいの頃でした。
バスの中でこの歌を聴いたのは、バスガイドの歌声だったのかテープだったのか思い出せません(^^ゞ
4. Posted by kazu   2016年04月06日 01:58
5 最近スマホを紛失してしばらくスマホなし生活を送っていたのですが急に本が読みたくなりました。
オスカーさんの読書日記を思い出し、「ああ、これおもしろそう、あれおもしろそう」とわくわく読ませていただきました。
高校のPTA宿泊行事が毎年下田なので去年伊豆いくのに踊り子号乗りました。
スーパービュー踊り子号のビューがスーパーなのを目の当たりにして腰が抜けそうになりました。
小説は読んだことがないのですが今、すごく気になってきました!
5. Posted by なう60   2016年04月06日 07:59
おはようございます。
「いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追って来た」その昔、車で家族旅行
天城峠付近で道に迷い峠の「トンネルへ」1m先がやっと見える「霧、キリ、霧」人生の一大事の一つ、やっとの思いでトンネルを抜けた時の嬉しさ、安堵感」今でも忘れません。
6. Posted by オスカー   2016年04月06日 08:51
§ミューちゃん様
>「家族対抗歌合戦」
懐かしいですね~よく見ていました!
太宰ですが画像検索したら結構いろんなポーズの写真がありましたよ~そして『太宰治 生誕100年企画“生れて墨ませんべい”』というのを見つけました! 買いたかったな(笑)
7. Posted by オスカー   2016年04月06日 08:56
§猫ムスメ様
あらすじとか読むと、学生さんは踊り子を17歳くらいで「色」を売っていると思っていたようです…まぁムリないと言えばないのかしら……川端康成とかいつの時代の作家さんなのか全くピンとこないていうのも、読む気にならなかった原因のひとつかしら?と考えたりしています。
8. Posted by オスカー   2016年04月06日 09:03
§トリテン様
>さしたるストーリーもないのに
大笑いしてしまいました(≧▽≦) 今と違い、温泉に行くとか旅行とか、かなり贅沢だった時代なら風景描写だけでもワクワクしたかもしれないですね。今は「」のセリフだけで情景描写が少ない作品も多いので、読んだらスゴく新鮮かも…初夏に『雪国』で涼しくなるかしら? 準備しておこう(笑)
9. Posted by オスカー   2016年04月06日 09:10
§kazuさま
>スーパービュー踊り子号
子どもたちが小さい頃、電車のオモチャが大好きで「スーパービューおどいこ!」と叫んでいました(笑) ビューと言えば『刑務の中』というマンガでちょっと豪華(?)な食事が出ると「ビューだよ、ビュー」という場面がありました。きっとビューティフル!の略なんだろうと思って読んでいました(笑)
10. Posted by オスカー   2016年04月06日 09:14
§なう60様
霧にトンネル! サスペンスかホラーですね、怖すぎます! 想像してこちらまドキドキ、異世界に連れて行かれずによかったです~無事に抜けられて何よりでした。山梨も「朝霧高原」がありますが、本当に朝は霧だそうです(笑)

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