2016年04月10日

暮雲便りNo.9:父からの手紙・息子からの返事

マンガに「まんばのけんちゃん」という食べ物が出てきました。香川の郷土料理です。


「まんば」はタカナ類の一種。有色野菜の少ない冬に大きな暗紫色の葉を伸ばし、葉を外側から取っていっても、次々芽をふくことから「万葉」「千葉」「百貫」といわれています。西讃では「ひゃっか」と呼び(百貫がなまったようです)東讃では「まんば」と呼ばれているそう。けんちゃんは、細切り野菜の油炒めに豆腐を入れて炒めたしっぽく料理のけんちんがなまったものではないかと。作り方がこちらにありました。

http://m.cookpad.com/recipe/242437?uid=05004034543015_nz.ezweb.ne.jp


また、多摩の伝統春野菜には「のらぼう菜」というのがあるそうです。ノラ坊…青菜畑を無邪気に駆け回る子犬を連想してちょっとなごむワタクシ(笑)今月発売の『現代農業』にも載っているみたいですが、正しい野菜の知識はコチラで(; ̄ー ̄A

http://kunitachi-agri.jp/gotoyaho/norabouna/



さてさて……定年退職したら、畑を借りて無農薬で野菜作って……という夢を抱くおとーさん方もいらっしゃるでしょう。しかし!『5分で読める!ひと駅ストーリー 降車編』(アンソロジー)に塔山郁さんの「定年」という話のおとーさんの場合は……あまりにもおバカさん~!な結末になりました( TДT)


バブリーな時代もあったけれど、やはりはじけた後はお約束の早期退職しない?……ですがそれを断り、頑張って60歳定年まで会社での不遇に耐えたおとーさん。息子は一度就職したものの、転職・再就職がうまくいかずに引きこもりになってしまった。自分が定年した後の生活が不安すぎる。今度は息子に頑張ってもらわねば!と手紙を書きます。


あまり期待していませんでしたが、なんと!息子が職安に足を運び、面接の日まで決めてきたというではありませんか! 両親は大喜び\(^o^)/ やった、ようやくラクが出来る!と思ったのもつかの間、定年退職したその日に聞かされたのは「息子」ではなく「自分の再就職先」についてだったのです( ´△`)


「俺もこれからはネット通販を控えるようにするよ。だから、父さん、もうひと頑張りよろしく頼む」……おやじ、ボーゼン(;゜∀゜) 「余計な刺激をしないように、くだけた文章で書いたその手紙」は息子に都合よく解釈させる余地が有り余ってました。それがコチラ!


《明へ。私も今年で定年だ。年金だけでは、お前を養っていくことは出来なくなる。だから仕事を見つけてほしい。正社員でなくても、給料が安くてもいい。とりあえず長く続けられそうな仕事を探してほしい。これは本気のお願いだ。ウチの未来はお前に掛かっている。よろしく頼む。父より》



まぁ…ね、今の60歳はまだまだ若いですからね。 私の会社は65歳定年ですが「まだ働ける」と判断されたら70歳過ぎても大丈夫、まだまだ働けますよ!なんですと……本音は「求人広告を出してもひとりも連絡してこない~今、ら辞められると困るんだよ」だと思いますが。


「2020年には最低賃金を平均1000円にしたい」と政府は考えているらしいです。時給1000円で交通費は別に払ってくれるところがいいです。電車の初乗り料金が高すぎるので( ̄0 ̄;)



rohengram799 at 10:35コメント(8) 
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コメント一覧

1. Posted by ミューちゃん   2016年04月10日 16:43
5 オスカーさん、こんにちは
定年退職後、いきなり農業をやろうとしても体力的にはシンドイと思いますから、最初は週末だけ農業をするって云うのもアリだと思います。馬場未織さんって云う方の「週末は田舎暮らし」て云う本がダイヤモンド社から出版されてます。馬場さんが出てらっしゃっていたラジオを聴きましたが、都会や田舎の生活に、どっぷりハマるんじゃなくて、平日は都会で仕事をし、週末は田舎暮らしをすると、お互いの良いところが見えてくるって仰ってましたね。
2. Posted by 見張り員   2016年04月10日 20:30
こんばんは
のらぼう菜、菜花、かき菜。どれも菜の花科の植物で今頃が旬ですね。炒めてよしゆでてよし。おいしいですよね。

むかしの歌に「村の渡しの船頭さんは今年60のおじいさん」というのがありましたが今の世、60で「おじいさん」だの「おばあさん」呼ばわりされたら怒られちゃいますね(-_-;)。
定年65でも若すぎますね。その気があれば75でも働ける時代ですね(私はそこまでやりたくないですがw)。
3. Posted by なう60   2016年04月11日 08:12
おはようございます。
私が就職した頃、「定年50歳」50代は、恩給をもらって隠居して「おじいちゃん」でした。今は、年金支給も遅くなり「定年65歳」から更に
「嘱託」などで70歳、75歳の時代です。毎日サンデーより働けるなら年齢関係なく働いているのが一番、67歳まで働いた経験者の結論
です。因みに今年、古希を迎える家内は、会社の定年、年度末、来年の3月31日まで働くと「意欲満々」です。日曜日の昨日そして本日、元気に仕事に出発しました。明日と明後日は、休みですが明日は、病院で「胃カメラ予定」忙しい日々です。(笑)
4. Posted by オスカー   2016年04月11日 08:23
§ミューちゃん様
確かにいきなり田舎の生活は夢見たものとはかなりギャップがあるでしょうね~田舎にいてたまに都会に行くのが楽しいのと同じようにたまに田舎がいいんでしょう(笑) それに都会の方が緑が美しく整備されていて、公園とかは清々しい気がします。
5. Posted by オスカー   2016年04月11日 08:27
§見張り員さま
船頭さんの歌、好きでした! 今は腰の曲がった人とか見ないですもんね。健康を意識して見た目も若々しい方々が多いです。
ウチの両親は生涯現役でずっと店に関わっていましたが、のんびりしてほしかったですね。見張り員さまは早めに豊かな老後(?)を!!
6. Posted by オスカー   2016年04月11日 08:30
§なう60様
私が子どもの頃も「あのおばあさんは年金暮らしで安泰」という話をよく聞きました。今は……ですよね。奥さま、毎日ハツラツ、イキイキと素敵な方ですね。健康第一です! お二人、元気で楽しい毎日をずっと過ごしていただきたいです(´∇`)
7. Posted by 猫ムスメ   2016年04月11日 19:49
なんだか「あちゃ~」としか言い様がない本ですね (/--)/ でも私、息子は確信犯だと思うなぁ。普通わかるでしょw

なんだかんだで働いてしまうおとーさんの姿が目に浮かび、哀愁を感じます(^^;
8. Posted by オスカー   2016年04月11日 21:09
§猫ムスメ様
よく両親がいなくなったら生活保護で暮らすから平気!という人がいますが、なんで税金でオマエを養わなくちゃいかんのだ!と思いますね(`Δ´) 他の話も面白いのがありましたが、七尾与志さんの「全裸専用車両」の話はキモかったです('~`;)

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