2016年05月06日

香雲便りNo.7:夜半の柏餅

熊本・大分の地震はなかなか収まりませんね。不自由で不安な毎日を過ごされている被災地の皆さんを思うと、何かしなくては、何か出来ることはなないかと考える人が多いのでしょう、東京の熊本県アンテナショップには連日たくさんの人たちが買い物をしているようですが、大分県の話をあまり耳にしません。


大分は物販ではなく、料理を楽しんでもらうことをメインにしているようで『坐来』というお店を出しています。「いながらにして憶いをはせ、時を越えてめぐりあう」という意味があるそうです。東京に「いながらにして」大分に思いをはせ、豊かな味わいの時を過ごしていただければと思います……とのこと。全く物販がないわけではないので、カボスを使った調味料とか買いに出掛けたい……ちなみに山梨のアンテナショップは『富士の国やまなし館』といいます。同じ富士山仲間(笑)の静岡は『Shizuoka Mt. Fuji Green-tea Plaza』お茶もついてきて、横文字です! 他のアンテナショップはこちらをご覧下さい。

http://www.takaranoyama.jp/44-a.html



さてさて、昨日は『こどもの日』でしたね。千葉・船橋にあるアンデルセン公園はスゴい人だったとテレビで放送していました。テントを持ち込んでまるでキャンプ場みたい~私は子どもが幼稚園の時に遠足で一度行ったきりですが、あんなに広いとは思いませんでした( ̄▽ ̄;)

ダンナさんがコンビニで柏餅を買ってくれたので、両親の写真の前にお供えしていたのですが、昨晩帰宅したら「おかーさん、この柏餅、今日の午前中までだった(◎-◎;)」……私たちのお腹は大丈夫!とムシャムシャ~食べながら昼間見つけた俳句を思い出しましたわ。


『てのひらにのせてくださる柏餅』


作者は後藤夜半(1895-1976)、“のせてくださる”が子どもたちにはごちそうで嬉しいものだということが伝わってきます。お菓子をもらった坊やに「手でお話が出来るんだね」と言ったおばあさんの詩があったなぁ…。


柏餅というと、中の餡がいろんな種類があってもカシワの葉にくるまれたものと思っていましたが、サンキライに包む地域もあるのですね。サンキライ(山帰来)とサルトリイバラというブログ記事に写真もあったのでお読み下さい。






rohengram799 at 21:45コメント(13) 
わたしにできること 

コメント一覧

1. Posted by トリテン   2016年05月06日 22:43
震度1以上の地震が、日本では年間1000~2000回だというのに、熊本・大分ではその半分以上の1100回を、たった2週間で記録しました。
毎日20回から40回ほども揺れ続けています。

今日はラーメン博に行って来ましたが、売り上げの一部が義援金に寄付されるそうなので、3000円ほど買い物した一部?
大分県でもこんなイベントで頑張っています (^-^)/
2. Posted by トリテン   2016年05月06日 23:15
追伸
そうそう、かしわ餅の葉は、四国、九州ではサンキライが普通で、柏の葉を知らない人もいますよ。
実家の方では「ぼてんば」と呼んでいました。

5月の節句の頃になると、山にぼてんばを採りに行き、母が米粉でかしわ餅や茅で巻いたちまきを作ってくれました。
ちまきは地方によっては、笹で巻くところもありますね。

我が家はまずイチジクの葉で包んで、茅で巻き、濡らした藁で結んで蒸すというもので、イチジクの葉の匂いがこれまたなんとも言えないいい匂いがするんですよ。(*^_^*)
3. Posted by 見張り員   2016年05月07日 00:00
こんばんは
まったく収まる気配のない九州熊本大分地震に被災地の方ばかりでなく九州全体が辟易なさってらっしゃることでしょう。速くおさまればいいのに…

柏餅、私は実はみそ餡が好きです。
あの何とも言えない風味がそそられます。子供たちはあまり好きではないというので、みそ餡は私のものですw。
4. Posted by なう60   2016年05月07日 08:23
おはようございます。
「サンキライ」の柏もち アドレス http://ameblo.jp/kiyoka2304/ 紀代香のブログ 親戚の還暦を超えていますが従兄の子供さんです。暇な時に見て下さい。
5. Posted by オスカー   2016年05月07日 09:29
§トリテン様
いろんな情報をありがとうございます! 熊本・大分だけでなく柳川や長崎の文化財も被害があり、修復に時間がかかりますね。
ちまきですが、私は笹だんごと同じものだと思っていた時期がありました……ああ、恥ずかしい! トリテン様が料理上手なのは母上さま譲りなのですね。自然の恵みに親の愛情もたっぷり! こどもの日はこうでなくては
6. Posted by オスカー   2016年05月07日 09:39
§見張り員さま
私、みそ餡というものを数年前まで知らず……それは何だ('_'?)でありました。多分、ウチの子どもたちも知らないです。
ダンナが「この葉っぱは食べられるの?」と……葉脈だけ残して食べた昭和天皇のエピソードを再現したかったのでしょうか? もちろん、言ってみただけで葉っぱはそのまま残していました。
7. Posted by オスカー   2016年05月07日 09:46
§なう60様
『紀代香のブログ』読ませていただきました。作り方も書いてあって、とてもわかりやすかったです。他の記事もいくつか読ませていただきましたが、年齢を知らなければアラフォーママさんかと思いますよ~教えていただき、ありがとうございました!
8. Posted by ゆちあ   2016年05月07日 10:28
こんにちは。
柏餅食べずに終わってしまいました・・・。兜は飾っても鯉のぼりはかざらなかったです。
とにかく春は風が強くカラカラとなってしまい結構うるさくって。でも飾ってあるのを見ると
いいな~と思ったりしますけどね。
大分は主人の両親の出身地なので親戚もたくさんいます。我が家は大分のものが多かったりしますよ。
味噌や醤油、ドレッシングなど地元の味を取り寄せているようで、もらうことが多いです。
熊本で避難所生活している親戚もいるので、これ以上地震がおこらないで欲しいと願うばかりです。
9. Posted by オスカー   2016年05月07日 12:56
§ゆちあ様
今日は黄砂が舞うとか…確かに春の嵐にこいのぼりや吹き流しは翻弄されてしまいますね。
高崎山のおサルさんたちが大分弁で話す復興支援の動画をみました。避難所や仮設医療テントに報道陣が押し掛けるのって、いろんな菌を巻き散らかしているのでは?と思ってしまいます。
10. Posted by のざわ   2016年05月07日 20:28
オスカーさんこんばんは。
トリテンさんのコメントで、イチジクの葉でつつむちまきというのを初めて目にしました。
香りがいいともありますね。知らなかったことがここでいろいろ分かって楽しいです。
食文化は本当に豊かな日本だと思います。
11. Posted by オスカー   2016年05月07日 21:55
§のざわ様
食わず嫌いが多い私ですが、食べ物のことを調べるのは好きです~食べ物を語る時には必ず愛が隠し味にあると思っています。トリテン様から「蕎麦ばった」情報をいただき、たけのこサンドイッチをのざわ様に教えていただき……脳内ではスゴい食い道楽になっています(笑)
12. Posted by まろゆーろ   2016年05月08日 21:18
おお‼️ 銀座の、大分の坐来を。嬉しいなあ、大分のことを紹介くださって。
ちなみに我が家の卵はこの坐来におろしている大分市のものなんですよ。卵かけご飯にぴったりだそうです。

くださる。昔は親に対してもこのような気持ちだったのですね。謙虚さと尊敬が込められている美しい言葉遣いに、今の日本人はと改めて思ってしまいました。
言葉って大切ですね。言葉を大切にしないと国が傾くのでは思ったりしている昨今です。
13. Posted by オスカー   2016年05月08日 23:26
§まろゆーろ様
卵かけごはん! 今は専用の醤油もあったりして立派なご馳走になりましたね。
親に対して乱暴な口をきく子どもって見ていてイヤですよね。そして注意しない親もなんだろう?って思ってしまいます。
銀座で大分を楽しむ…いつか叶えたいです(≧∇≦)

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ