テレビで紹介されて気になっていた『翻訳できない世界のことば』が新聞広告にあって、マレー語の「ピサンザプラ」が「バナナを食べるときの所要時間」とあって、アタマの中ではマレーバクがバナナを食べている姿が……白に黄色に黒の三色がなんとも言えない! でもバナナよりリンゴが好きらしいです(´;ω;`)
国内最高齢の象「はな子」さんが69才で死んだというニュースがありましたね。昭和24年に2才でタイから日本に。上野動物園に5年いて井の頭自然文化園で62年。その間ふたりを死なせる事故があり「殺人象」などと言われ、しばらく鎖につながれていたこともあったそうです。
『とほくに象死んで熟れゆく夜のバナナ』(岡田一実)
この句の解説(?)に「象は自分の死に時を悟ると自ら身を隠し象の墓へ向かう。密林の奥深くあるその場所は象牙の宝庫だという話。本当に象がそんな死に方をするかはわからないが揚句の象はそんな野生の象だろうか。作者は1976年生まれ」とありました。猫だけでなく象もそうなのかしら? 象とバナナというと西加奈子さんの『きいろいゾウ』が浮かんでしまう。
なんとなく哲学的な俳句でもありますね。リルケの『厳粛な時間』という詩の最後に「誰かが今死んでいく/世界のどこかで/この世の中で理由もなく死んでいく/わたしをみつめて」というのがあり(訳者により多少違います)なんとなく思い出しました。
横たわり静かに目を閉じるゾウのはな子さん。懐かしい故郷を思い出したかなぁ……月明かりを受けた密林のバナナたちはそんな日本のはな子さんのことは知らなくて、自分の生を全うしようとしているみたいな……雄大な自然の中の生と死。密林、ゾウ、バナナ……アンリ・ルソーの絵にありそうに思えてきました!
『バナナむく吾れ台湾に兵たりし』(鈴木栄一)
バナナって今はフィリピンのイメージですが、台湾バナナとかあった気がする……この作者は兵隊として実際に台湾バナナを食べたんでしょう。「バナナはオヤツですか?」な平和な甘い味ではなく、苦く苦しい苦難の味だったのかな……今はバナナは嫌いなのかな、食べないのかな、とか子どもみたいに考えてしまいます。
戦時中には「乾燥バナナ」が出回ったそうです。これはバナナを葉巻ほどの大きさにまで乾燥させたもので、おそらく軍隊用の保存食。食べるとなんとなく甘い味はしたそうです。今はダイエット食として自分で作る人もいるみたいですね。
♪バナナン バナナン バナナ~ 懐かしい童謡を歌いながら今日はこれにて(*・x・)ノ~~~♪
国内最高齢の象「はな子」さんが69才で死んだというニュースがありましたね。昭和24年に2才でタイから日本に。上野動物園に5年いて井の頭自然文化園で62年。その間ふたりを死なせる事故があり「殺人象」などと言われ、しばらく鎖につながれていたこともあったそうです。
『とほくに象死んで熟れゆく夜のバナナ』(岡田一実)
この句の解説(?)に「象は自分の死に時を悟ると自ら身を隠し象の墓へ向かう。密林の奥深くあるその場所は象牙の宝庫だという話。本当に象がそんな死に方をするかはわからないが揚句の象はそんな野生の象だろうか。作者は1976年生まれ」とありました。猫だけでなく象もそうなのかしら? 象とバナナというと西加奈子さんの『きいろいゾウ』が浮かんでしまう。
なんとなく哲学的な俳句でもありますね。リルケの『厳粛な時間』という詩の最後に「誰かが今死んでいく/世界のどこかで/この世の中で理由もなく死んでいく/わたしをみつめて」というのがあり(訳者により多少違います)なんとなく思い出しました。
横たわり静かに目を閉じるゾウのはな子さん。懐かしい故郷を思い出したかなぁ……月明かりを受けた密林のバナナたちはそんな日本のはな子さんのことは知らなくて、自分の生を全うしようとしているみたいな……雄大な自然の中の生と死。密林、ゾウ、バナナ……アンリ・ルソーの絵にありそうに思えてきました!
『バナナむく吾れ台湾に兵たりし』(鈴木栄一)
バナナって今はフィリピンのイメージですが、台湾バナナとかあった気がする……この作者は兵隊として実際に台湾バナナを食べたんでしょう。「バナナはオヤツですか?」な平和な甘い味ではなく、苦く苦しい苦難の味だったのかな……今はバナナは嫌いなのかな、食べないのかな、とか子どもみたいに考えてしまいます。
戦時中には「乾燥バナナ」が出回ったそうです。これはバナナを葉巻ほどの大きさにまで乾燥させたもので、おそらく軍隊用の保存食。食べるとなんとなく甘い味はしたそうです。今はダイエット食として自分で作る人もいるみたいですね。
♪バナナン バナナン バナナ~ 懐かしい童謡を歌いながら今日はこれにて(*・x・)ノ~~~♪
コメント
コメント一覧 (8)
「♪バナナン バナナン バナナ~ 懐かしい童謡を歌いながら」ルンルン気分で梅雨も逃げて行きそうです。本日も梅雨空に負けず元気に
過ごしましょう。
いや、動物に「幸せ」という感覚はないのかもしれないけれど、いきなり生け捕りにされて、気候も景色も違う国へ送られて、周りに家族も友達もいなくて、檻の中で60年。。。
思いをはせると、動物園の動物たちにも、リタイアできる年数があって、もっと自然の中で過ごせる場所があってもいいなじゃないか。と思ってみたりします。アフリカでなくても、せめて自由に食べたい時に食べることができるとか、土の上を歩けるとか。。。
(アメリカには、実際にそういう場所があるそうですが、しかもフロリダなどの暖かな土地ではなかったような気がします。)
動物園で癒される〜!私たちですが、檻の向こう側から、私たちはどう見えるのかしら?と、ちょっと不思議な気もします。
バナナは南方の果物だからか開放的というか、食べなくても(笑)眺めていたり絵に描いたりするだけでも元気が出るような気がします。昔、給食でバナナやミカンが半分になったものが出てきたのを思い出しました!
盲導犬などは役目を終えると普通の犬としてあたたかい家庭に迎えられ、一生を終えることが出来ますし、ペットの老人ホーム的なものもありますが、動物園の生き物はずっとその場所なのかもしれないですね。自ら望んだわけではないのに異国で生を終える……いろいろ考えてしまいます。
うしろゆびさされ組の歌で
僕が東京に旅行に行くと言った時、親戚のお姉さんから「東京ばな奈を買って来て欲しい
>すきゃんてぃ
懐かしい言葉ですね
なぜ東京みやげでバナナなのかもナゾですね。シマシマ模様のがスカイツリーで売っていて買ったことがあります♪
井の頭動物園のはなこさんの訃報は、彼女を実際に見た人間として悲しかったです。お疲れさまと言ってあげましょう。
青いバナナが今日来ました。どうも青いバナナを見ると『武蔵』仮屋航海長が青いバナナの房を吊るして「突入(レイテ海戦)までに食べられないかな」と見上げていたという話を思い出し、そのバナナを食べることなく戦死した航海長を想い尚更切なくなってしまいます。
タイでは1日で象使いマスターになれるようですが、日本ではもちろん無効。外国人の富士山登山証明書みたいな感じしょうか。
青いバナナの存在、それにまつわる逸話を知らない人も多いでしょう。語り継いで下さい。