2016年06月26日

閑雲便りNo.31:夏の椿姫

夏に木陰を作り、花は清楚な白でシンボルツリーとしても人気なナツツバキ。沙羅の木とも呼ばれていますが、別なものだそうで……。幹がツルツルであることからサルスベリと呼ぶ地方もあるそうですが、これもまた別種です。



以前、チラリと『椿姫』のことを書きましたが、オペラの「乾杯の歌」の歌詞を検索していたらあらすじも書いてあるサイトがありました。

http://www.geocities.jp/lune_monogatari/traviata.html



結婚披露宴などおめでたい席では乾杯やバンザイ!がつきものですが、バンザイの正しいやり方というのを初めて知りました(O.O;)(oo;)


まず万歳(ばんざい)という言葉は、昔は「ばんぜい」と読んだそうです。中国に起源を発する言葉で、万歳は文字のとおり「一万歳」という年齢を表わす言葉で、皇帝に対してしか用いなかったそうです。もう本当に長生きして下さい!って感じですかね~諸侯に大しては「千歳」その下の地位には「百歳」だったようです。これが日本に伝わって「おめでたい場合や、長久を祈る場合」に使われるようになったと言われています。 


両掌を内側に向けて上げるのが、正しい万歳の仕方で、手のひらを前に向けて上げるのは、降参の意思表示になります。よく選挙の時に当確が出ると、事務所でまわりな方々が「バンザ~イ!」と満面の笑みで「降参」している姿を見たような記憶が……。来月の選挙結果のニュースは気をつけて見ていようと思います。



さてさて、結婚式ネタでもうひとつ! 今は昔、昭和の時代の結婚式定番ソングに『てんとう虫のサンバ』がありました。このテントウムシ、ドイツでは「Marienkaefer=マリアのカブトムシ」という名前になっているそうです。イギリスで敬虔なカトリックの信者であった農夫が害虫に困り果てて聖母マリアに祈りを捧げたところ、大量のテントウムシが現れて害虫を食べてくれたという伝説(?)があるらしく……日本では、太陽に向かって飛んでいくことから、お天道様すなわち太陽神がその由来とされているそうです。


「テントウムシが身体にとまると幸せがやってくる」という言い伝えもあるらしく、結婚に限定しているパターンでは「てんとう虫がどれだけ身体に長くとまっているかで、結婚までの時間を占う」のだとか………コレにヒントを得た歌詞なのかな?と思いましたが、「テントウムシがしゃしゃり出て」とあるので、これは空気を読まない同僚や親戚のおっちゃん・おばちゃんサンバの余興なのか? 実際は深い意味などないのでしょうけど、久々に思い出して気になりました(^。^;)




今週の金曜日はもう7月ですね。早いなぁ~皆さま、どうぞよい月末(笑)になりますように!



rohengram799 at 21:25│Comments(10)

この記事へのコメント

1. Posted by 見張り員   2016年06月26日 22:34
こんばんは
テントウムシというと、小学校2年くらいの時学校の校庭の樹を見ていた友達が「わあテントウムシがいっぱいるよ」というので見に行ったら、樹の裂け目にびっしり、まさにびっしりすし詰め状態&いったい何匹いるの状態のテントウムシがいてそもそもが虫嫌いの私完全にお手上げ状態でしたw。
2. Posted by のざわ   2016年06月27日 03:57
オスカーさん、おはようございます。万歳は拙著『万歳四唱 …』で使用した言葉なので、興味津々です。もともと中国の言葉、しかも皇帝にだけ使った、万年長生きの祈りのこもった意味。また内側に手を向けるのが正式とのこと。そうですか~。英米でもデンマークでも万歳は三唱らしいですね。二唱というのはばかにしているときの英語表現で、拙著では二唱の意味なのですが、不ぞろいでだらだら、気持ちの入らない万歳で四回目も言っている輩を皮肉ってつけたタイトルです。英語訳の方では「官僚政治に万歳四唱」となっています。ちょっとそれをぱくったようなタイトルにしました。ちなみに原題は「人生いろいろ」です。タイトルのつけ方って難しいですね。インパクトとか語感とか。先日桜の木になめくじがいっぱい幹を這っているのを見てヒャーとびっくり。虫は気持ち悪い。虫愛ずる姫もたまにおられますが。
3. Posted by 猫ムスメ   2016年06月27日 07:35
我が家(実家)では、てんとう虫が「害虫」扱いです(-_-;)
山が近いせいか? 大量発生し、ちょっとした隙間から家の中に入り込むのです。色もなんだか黒いやつで可愛くありません。大量発生の時季になると母が「てんとう虫退治おばさん」と化します(汗)

我が家が姉妹揃って独身なのはもしやそのせいでしょうか。てんとう虫の呪い…だったりして…😱
4. Posted by なう60   2016年06月27日 07:58
おはようございます。
「両掌を内側に向けて上げるのが、正しい万歳の仕方で、手のひらを前に向けて上げるのは、降参の意思表示」勉強の朝でした。
過去、全て「降参の意思表示」でした。(笑)冠婚葬祭時の靴、「ひもがある。」「ひもがない。」サイトで確認、何れもOKですね。
「ひもがある。」上司に言われて本日まで、あまりこだわらないのも自然の生き方?でしょうか?
5. Posted by オスカー   2016年06月27日 08:43
§見張り員さま
てんとう虫のコインケースを見たことがあります。カエルと一緒でgoodsはカワイイけれど、実物は…みたいなのがありますね。てんとう虫も一匹はラブリーさがありますが、大量はカンベンしてほしい……たくさんあって嬉しいのは花畑くらいでしょうか(^o^;)
6. Posted by オスカー   2016年06月27日 08:49
§のざわ様
事務所に入る時にはノック3回と言われました。2回はトイレだからとか…万歳二唱がないのもコレみたいなものかと思っていました(笑) のざわ様が訳された本の原題は『人生いろいろ』ですか!納得です~何歳まで生きても喜怒哀楽に彩られていますよね。今一番大変なお役所はやはり東京都の職員かしら?
ウチの近くには松虫寺があります。虫を愛でる…私にはムリですわ!
7. Posted by オスカー   2016年06月27日 08:55
§猫ムスメ様
テントウムシの大量発生とかイナゴと同じくらいイヤです~イナゴはまだ佃煮になるからいいかしら…イヤ、食べられませんが(汗) 姉妹にかかった呪いを解いてくれる王子さまは、今どこかで頑張って戦っているはず……案外、お二人を手放したくない父上さまがラスボスかもですよ(笑)
8. Posted by オスカー   2016年06月27日 09:00
§なう60様
靴はヒモあり…は私も聞いたことがあります。時代とともにいろいろ変わるのでしょうが、慶事では笑い話になることもありますが、告別式などに真っ赤な口紅とかキンキラ金具の靴とかピンクのマニキュアとかには…( ; ゜Д゜)となってしまいます。最低限の心配り、マナーは大事ですよね。
9. Posted by さーまま   2016年06月27日 09:40
おはようございます。
てんとう虫、可愛らしいですよね。幸運を運んでくる虫というイメージがあります。
てんとう虫のサンバも懐かしいですね。最近はめっきり聞かなくなりましたが・・・。
我が家にはツバメがまだいて、これも幸運があるのかなと思っていますが特に何もない気もします(笑)
10. Posted by オスカー   2016年06月27日 10:39
§さーまま様
この時期になると夏休みの宿題などに絡めてか、オールカラーの昆虫図鑑とかが花図鑑と並んで置いてありドキドキします(汗) ツバメ、職場にも巣が3つほどあり、毎日スイスイ飛んでいますが、満員御礼にはならないですね(((^^;)

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