『次の世は君をかすめる赤とんぼ』(東京都 徳山麻希子さん)


新聞に載っていた俳句ですが、なんて浪漫あふれる作品なんでしょう~時代や年代、君との関係などいろんな妄想がふくらむ一句でありますね。童謡の「赤とんぼ」の郷愁と重なり、胸キュンになります~!


今は『初恋料理教室』(藤野恵美)を読んでいます。ヒコーキ雲便りNo.24:ライジングハルさんで書いた『ハルさん』がよかったし、このタイトルとポプラ文庫の表紙が可愛くて買ってしまいました!


京都の祇園にほど近い、古い町並みの残る住宅地。ひっそりとした路地の両脇に続く、大正時代に建てられた町屋長屋の一階に「小石原愛子の料理教室」があります。毎週土曜日、男性限定です。気になる女性の一言がきっかけで通い始めた建築設計事務所勤務の智久。有名菓子店のシェフパティシエで独立の準備を進めているフランス人のヴィンセント。乙女のような外見で周囲を明るくする大学生・ミキ。妻のすすめで通うことになった初老の彫金職人・佐伯。世代も生まれ育った環境も異なる4人ですが、愛子先生の四季折々の料理を通じながら、新たな一歩を踏み出していく……巻末に「初恋料理教室」のレシピもあります!



読みやすいし、出てくる料理がどれも美味しそうなんです~生麩のチーズはさみ揚げとか甘酒のクレームブリュレとか……誰か作って!私に食べさせて!(笑)


智久が片想いしているのは司書さんなので、図書館の場面も出てきます。『三びきのこぶた』の話は興味深いです。童話って子ども向けに残酷なラストは変更されていたり、翻訳の段階でわかりやすい言葉に変えられていたり……。『三びきのこぶた』というと、わらの家、木の家、レンガの家ですが、建築士の彼ならではの考えがたまらんのですよ。


《この『三びきのこぶた』という物語は、いかにも西洋の話だという気がした。レンガが最強。レンガ造りの家ならば吹きとばされることはないというのは、建築において「壁」を重視する西洋の考え方だ。このあいだ読んだ『五重塔』でも描かれていたように、日本で古くから受け継がれてきた木組みの建物ならば、台風ですら持ちこたえることができる。木の家が、狼によって簡単に吹き飛ばされてしまうさまは、木造伝統工法の素晴らしさを知っている智久には不満だった。》



童話にそこまで専門知識を求めてはいけないと思いつつ、こういう読み方が出来るのも大人になったからですよね。英語版を直訳すると、木ではなくハリエニシダの家になるようです。エンドウ豆のツルを連想してもらうといいかも……そりゃあすぐ壊れて当たり前(; ̄ー ̄A


あと「萩ご飯」というのをはじめて知りました。「あすぎの紫を萩の花に、ぎんなんの緑を萩の葉に見立てた混ぜご飯ですよ。栗ご飯やら松茸ご飯やらに比べるとお味の面では派手さはないですけれど、花の美しさをうつして目を楽しますご飯で、風情を感じますね」と愛子先生から説明がありました。他の献立は、引き上げ湯葉と豆乳湯豆腐、大根と干し柿の酢の物、にしん茄子です。


今朝の富士山10・26富士吉田市『大明見地区』(初冠雪の逆さ富士)にあるように、富士山に雪が……! 昨日と違い、今日は暑くなりそうですが、来週はもう11月ですよ~皆さま、お身体に気をつけて下さい ヾ(´ー`)ノ