2016年10月26日

徳雲便りNo.19:初恋料理教室……(///∇///)

『次の世は君をかすめる赤とんぼ』(東京都 徳山麻希子さん)


新聞に載っていた俳句ですが、なんて浪漫あふれる作品なんでしょう~時代や年代、君との関係などいろんな妄想がふくらむ一句でありますね。童謡の「赤とんぼ」の郷愁と重なり、胸キュンになります~!


今は『初恋料理教室』(藤野恵美)を読んでいます。ヒコーキ雲便りNo.24:ライジングハルさんで書いた『ハルさん』がよかったし、このタイトルとポプラ文庫の表紙が可愛くて買ってしまいました!


京都の祇園にほど近い、古い町並みの残る住宅地。ひっそりとした路地の両脇に続く、大正時代に建てられた町屋長屋の一階に「小石原愛子の料理教室」があります。毎週土曜日、男性限定です。気になる女性の一言がきっかけで通い始めた建築設計事務所勤務の智久。有名菓子店のシェフパティシエで独立の準備を進めているフランス人のヴィンセント。乙女のような外見で周囲を明るくする大学生・ミキ。妻のすすめで通うことになった初老の彫金職人・佐伯。世代も生まれ育った環境も異なる4人ですが、愛子先生の四季折々の料理を通じながら、新たな一歩を踏み出していく……巻末に「初恋料理教室」のレシピもあります!



読みやすいし、出てくる料理がどれも美味しそうなんです~生麩のチーズはさみ揚げとか甘酒のクレームブリュレとか……誰か作って!私に食べさせて!(笑)


智久が片想いしているのは司書さんなので、図書館の場面も出てきます。『三びきのこぶた』の話は興味深いです。童話って子ども向けに残酷なラストは変更されていたり、翻訳の段階でわかりやすい言葉に変えられていたり……。『三びきのこぶた』というと、わらの家、木の家、レンガの家ですが、建築士の彼ならではの考えがたまらんのですよ。


《この『三びきのこぶた』という物語は、いかにも西洋の話だという気がした。レンガが最強。レンガ造りの家ならば吹きとばされることはないというのは、建築において「壁」を重視する西洋の考え方だ。このあいだ読んだ『五重塔』でも描かれていたように、日本で古くから受け継がれてきた木組みの建物ならば、台風ですら持ちこたえることができる。木の家が、狼によって簡単に吹き飛ばされてしまうさまは、木造伝統工法の素晴らしさを知っている智久には不満だった。》



童話にそこまで専門知識を求めてはいけないと思いつつ、こういう読み方が出来るのも大人になったからですよね。英語版を直訳すると、木ではなくハリエニシダの家になるようです。エンドウ豆のツルを連想してもらうといいかも……そりゃあすぐ壊れて当たり前(; ̄ー ̄A


あと「萩ご飯」というのをはじめて知りました。「あすぎの紫を萩の花に、ぎんなんの緑を萩の葉に見立てた混ぜご飯ですよ。栗ご飯やら松茸ご飯やらに比べるとお味の面では派手さはないですけれど、花の美しさをうつして目を楽しますご飯で、風情を感じますね」と愛子先生から説明がありました。他の献立は、引き上げ湯葉と豆乳湯豆腐、大根と干し柿の酢の物、にしん茄子です。


今朝の富士山10・26富士吉田市『大明見地区』(初冠雪の逆さ富士)にあるように、富士山に雪が……! 昨日と違い、今日は暑くなりそうですが、来週はもう11月ですよ~皆さま、お身体に気をつけて下さい ヾ(´ー`)ノ





rohengram799 at 10:37コメント(10)空のお城図書館  

コメント一覧

1. Posted by ミューちゃん   2016年10月26日 16:47
5 オスカーさん、こんにちは
「三匹の子豚」は昔、本の付録か何かに付いていたソノシートで聴いていました(笑)ソノシートって何回聴いても音飛びがしなかったと言う様に記憶してるのですが…。今の若い子達は、ソノシートの存在を知ってるんでしょうかね
2. Posted by きょろん   2016年10月26日 18:00
おじゃまします(*^-^*)

そういえば、童話の改変について学生時代に習った記憶があります。
『赤ずきんちゃん』についての真実がけっこう衝撃的だった記憶はあるのですが、どんな内容だったのかは全く覚えていません・・・。

ところで、ロイ様、お誕生日おめでとうございます!
銀英伝の再アニメ化が着実に進んでいるようで、不安もありながら期待の方が勝っています。

声優さんも気になるところですが、重厚な物語にふさわしいキャラデザインも重要です。
ラインハルトにアホ毛とか、まさか生えてないですよねぇ・・・(^_^;)
3. Posted by 見張り員   2016年10月27日 07:17
おはようございます
料理は勢いだと思っています。これを作る!と思い立ったとき一気にやらないと私はなえてしまいますw。
現在姑、「あれはいや」「これはきらい」を連発していますので毎晩の献立を考えるのが苦痛です。朝目が覚めると「今夜何にしよう?」と思うので「ノイローゼになるよ!考えないでいいよそんなの」と娘たちに言われています(;´Д`)。
「これがいい」というとパッと作ってくれる機械、ないかなあと思う昨今です。
4. Posted by 猫ムスメ   2016年10月27日 13:59
なんという素敵な俳句でしょう。「かすめる」というのがいいですね。女性にしか詠めない句だと思います^ ^

ところで生麩ですが、私はつい最近、丸花亭で「生麩の天麩羅」をたべて、初めて知りました(それまでは生麩という食材自体知らなかった)。そして、ドハマリしました。なんて美味しいんだ!!!!!

だから「生麩のチーズ挟み揚げ」にヨダレを垂らしています(笑)。丸花のマスターに言って、作ってもらえないだろうか・・・
5. Posted by トリテン   2016年10月27日 19:53
なるほど、「萩ごはん」とはそういうことだったのですね。
小豆だけだったら、ただの赤飯ですからね~
銀杏の代わりに、枝豆というレシピもありました。
日本人は感性豊かで、こんな料理にもそれぞれ美しい名前がついているのですね。(*^_^*)

3匹の子豚といえば、「ブー・フー・ウー」を思い出します。
子育て時代、毎日観ていましたからね。
がんばり屋のウーは石の家、これは黒柳徹子さんの吹き替えでした。
もっとも、家造りの話だけじゃありませんでしたけど(笑)

6. Posted by オスカー   2016年10月28日 14:27
§ミューちゃん様
>ソノシート
懐かしい~雑誌の付録によくついていましたが、あんなペランとしたものから音が出る不思議(笑)を今の子どもたちにも味わってほしいです!
7. Posted by オスカー   2016年10月28日 14:46
§きょろん様
ありがとうございます! 誕生日のウキウキ気分の後は12月の「遅いじゃないか、ミッターマイヤー」の季節になるので辛いですが、一年中ずっと想い続けられる人がいるのは幸せです。 『赤ずきんちゃん』銀英伝のパロディ作品で見たような記憶があります…あとオベ様の白雪姫も(笑)
8. Posted by オスカー   2016年10月28日 14:52
§見張り員さま
誰かのために食事を作るのではなく、自分のために美味しいものを作る1日も大切ではないかと……。ウチは食事の時間がバラバラなので、ご飯だけ炊いておくから!という日が増えました。ダンナが今、食べるのがなんかメンドクサイ…という時期に入っているので、ひとりでがっつくのに罪悪感がちょっとだけあります。
9. Posted by オスカー   2016年10月28日 14:58
§猫ムスメ様
天麩羅は食べたことがないです~もちもちした食感が倍増されて美味しそう! 次の記事に書いた「卵ハムカツ」もリクエストしてみて下さい(笑) 「口福」とはウマい言葉だと思います!
10. Posted by オスカー   2016年10月28日 15:06
§トリテン様
萩ご飯の正体は小豆でした(笑) 少しでも季節感を…というのがいいですよね。私も検索したらかなりの数のレシピがあり、案外ポピュラーな混ぜご飯なのかしらと思いました。 童話にも美味しいお菓子とかたくさん出てきますよね。黒柳さんの舞台を一度観たいなぁと思っています。

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