2016年11月15日

新雲便りNo.6:8月の青い蝶

昨日はアツいなぁ、と思うような天気でしたが、今日はもうドンヨリした曇り空ですね。 もうどこに行ってもハロウィンの後はクリスマス!な飾りつけが始まっていて、昨晩仕事帰りに寄ったスーパーでは、なんと!もう♪ジンングルベル~ジンングルベル~が流れていました・・・あの、七五三は・・・と思っていたら、今日行った別のスーパーではお年玉のポチ袋にお供え餅が・・・で、もう季節感が無さすぎてお口ポカーンになってしまいました。



さてさて・・・今、私はコバルトの風~でなくて(サーカスの♪アメリカンフィーリングを知っている人にしかわからないですよね)「8月の青い蝶」(周防柳)という本を読んでいます。8月をずっと繰り返してきたという、急性骨髄性白血病の祖父・亮輔。彼は中学の時に広島で被爆していました。ある日、母と見つけてしまった、少しだけ羽の欠けた青い蝶の標本。これには祖父のどんな思い出があるのか・・・と気になる展開!と思っていたら、亮輔クンは軍人の父親の愛人に恋心を抱いていました(笑)  まあ、囲われ者ではありますが、年も若くてとてもキレイなおねーさんなのです。 病弱で美人、殿方の庇護欲がかき立てられますね~!


きっとかなしくせつなくなって、本を閉じることになると思うのですが、今の段階では文章が私のツボにハマりまくりで笑ってしまいます。亮輔クンの今の母上は家事全般は苦手で見てくれも残念ながら、病死した前の奥さんにはかなわない。でも、外部の活動にはとても熱心で元気ハツラツ!

第二章で過去に戻るのですが、その中に愛妾同居に近い状況になった経緯が書いてあるのですが「若い、美しい、妊娠している。自分には望むべくもない三題噺みたいなものが福子のプライドを打ちのめした。」というところでは、笑ってしまいました!  とてもむかつきはするけれど、大人の対応ができるのが本妻であります1「不動明王の火炎のように暴れる心を、福子は力ずくでねじ伏せた。」のです。  亮輔クンと希恵さん(愛人)の共通点は虫が好きなことだったので、話をするようになったら急速に盛り上がったみたいですね~まだ読みかけなので、どこまでの関係になるのかわかりませんが。



昨日は↑まで書いて終わってしまいました・・・やはり長文は疲れる・・・思ったことの半分も書けない・・・悲しい~!







rohengram799 at 13:49コメント(8)トラックバック(0) 
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コメント一覧

1. Posted by ミューちゃん   2016年11月15日 16:43
5 オスカーさん、こんにちは
七五三は男の子だと5歳の時に祝われる行事だから僕だと32年前の話になりますね当然の事ながら全く以って当時の記憶は覚えてません(笑)。七五三よりも今はハロウィーンの方が盛り上がるかも知れないけど、西洋のイベントを日本に持ち込みすぎて思うのは僕だけじゃないはずです
2. Posted by 見張り員   2016年11月16日 07:52
おはようございます
気になりますねえその続き!私も週末は書店に行って買ってこようかと思いますね^^。

最近の季節感の無さは本当にひどいものでうちの近所の店でももうクリスマスソングが流れていました。ハロウインに狂乱しそしてクリスマス。日本本来の季節の風物詩は消え去ってしまったのでしょうか。
大きな昨晩の月を見ながらなんだか複雑な気持ちでした。
3. Posted by 猫ムスメ   2016年11月16日 13:14
「8月の青い蝶」、めちゃめちゃ面白そうですね!!
三題噺って表現がいいです(笑)

早速、図書館で予約するリストに入れさせて頂きます(^-^)v
4. Posted by オスカー   2016年11月17日 10:25
ミューちゃん様
クリスマスが終わったら恵方巻とかバレンタインでしょうか……なんかウンザリしてきますね。落ち着いて四季を味わえないです。
5. Posted by オスカー   2016年11月17日 10:30
見張り員さま
主人公の父親は偵察機に乗っていたので、その話が興味深かったというか、私が飛行機乗りについて、あまりにも無知だったからですが。まだ途中ですが、次は「明日 一九四五年八月八日・長崎」(井上光晴)を読もうと思っています。
6. Posted by オスカー   2016年11月17日 10:35
猫ムスメ様
文章にユーモアもあり、その表現が私好み(笑) ひとりひとりの心情が丁寧にうまく描かれていて、とても良い本だと思います。虫好きな亮ちゃんたちなので、虫に関する記述も多いですが、オススメです。
7. Posted by 見張り員   2016年11月18日 23:34
こんばんは
たびたびすみません。
井上光晴さんの名前が懐かしく…父が親交を持っていましたのでw。
「明日ー」は私も10代の終わりごろ読みました。確かドラマ化・映画化されたと記憶していますが私はやはり原作の衝撃が強かったです。最後の一文が胸にずんときます。ぜひこれは読んでください!
8. Posted by オスカー   2016年11月19日 08:07
見張り員さま
父上様と親交のあって方でしたか! 井上荒野さんのお父さんだと最近知りました。有名な作品だけどいままで読んだことがなかったので、今がいい機会だと思っています。長崎弁がどんなにイントネーションで話されるのかピンとこなくて、なかなか波にのれないのがもどかしいのですが💦 今日は雨ですね。あたたかくしてお過ごし下さい。

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