2017年01月29日

夢雲便りNo.21:おとなりのかみさまのおくりもの

以前、ミロの『乳房の神話学』について書きましたが、共著の『おなら大全』には、古代エジプトではクレピトゥス(音鳴り神)というおならの神様がいたらしいと書かれているとか!「お隣の神さんはおなら大明神だった‼」などとアホなことを考えてしまいました。また、キリスト教によって、おならは悪として封じ込まれるに至り、18世紀はおならの黄金時代で、「自由放屁協会」という秘密結社までできだそうです。検索すると本当にこの組織について出てきたのでビックリです~興味ある方は調べてみましょう(◎-◎;)


フランスの絵本に中国の民話をもとにした『いいにおいのおならをうるおとこ』という絵本があります。フランスのイメージが~と思いますが『乳房の神話学』にストリップについての記述があり、そこにはこんなことが書いてありました。

そもそもストリップは一八五五年頃、アメリカ西武の酒場で、信仰に無縁な黄金探しの連中やならず者の気晴らしのために考え出されたものである。そのエロチックなショーは一世紀の一九五五年二月、パリのエリートと目される人たちによって藝術的ショーとして認知された。(P227)

フランスは世界一エロスやその関連するものに関心のあるお国柄なのかも?・・・って偏見かしら💦 でもアメリカだとすればただ脱いだ!どうだ!よく見やがれ!みたいな豪快なイメージがありありますが、フランスだと裸にエプロン(もちろんふりふりレース)的な、ちょっとファンタジー感があるような・・・って違うだろ!・・・でも日本の着物と足袋、チラリズムには敵うまい!と思うおやぢの妄想は置いといて、あらすじを(^。^;)


あるところに、欲ばりな兄と正直な弟が住んでいました。少しでも物事がうまく行き、成功すると彼は兄に正直に報告します。兄はすぐに弟の真似をしますが、いつも失敗。
ある日、暖炉に落ちていた豆を弟が拾って食べるたら、なんと!とんでもなくいいにおいのするオナラが出るようになり、弟はオナラを売って大金を得ました。それを聞いた兄は同じく豆を食べ、意気揚々と村長のパーティーへオナラを披露しに行きます。

そのパーティーは阿鼻叫喚になることは安易に想像出来ますね~子どもが大喜びしそうな絵本です。兄は意地悪じいさん的でありますね。いい人になんでも真似してラクに儲けようとする、ズルい隣人や兄弟など・・・こういうのも世界共通の概念なんでしょう。


今日はいくつも記事を書いては途中で消してしまったり大変でしたわ~この文章もいつも以上に誤字脱字が多いかもしれません。お許しを!



この記事へのコメント

1. Posted by 見張り員   2017年01月29日 21:54
こんばんは
いや~もう大笑いしながら拝読しましたwwww!私はどうもこの手の話が大好きですのでたまりませんねw。オスカーさん最高ですよw
自由放屁協会なんて聞くと即入会したくなるという変態ですw。
それにしても兄と弟のお話し、見や二矢が止まりません。兄が陥ったであろう大混乱の阿鼻叫喚…考えるだけで笑いが止まらず今夜は眠れないかも~!
2. Posted by なう60   2017年01月30日 08:39
おはようございます。
「自由放屁協会」という秘密結社までできだそうです。びっくりポン」です。孫のいるところで
「プ-」孫が「大喜び」「WWWWW}大人も
「プ-」で笑える社会<家庭が望ましい思いますが。無理ですね。(笑)
3. Posted by オスカー   2017年01月30日 09:35
見張り員さま
「へっぷり嫁さま」もかなりのインパクトでしたが、これも笑えますよね。絵本だから許される世界のような・・・! おならが悪だった時代、教会の権力の大きさを感じます。たかがおなら、されどおなら、奥深いです。文庫になったら「おなら大全」買ってみたいです(笑)
4. Posted by オスカー   2017年01月30日 09:39
なう60様
小さい頃、近くの本屋に行くと、そこのおじさんはいつものすました顔をしてブーブーしていました~! 「おなら」「絵本」で検索するといろんな本が出てきます。ガマンするのは身体に悪いですからね~出てしまったら、明るく笑い飛ばすしかないですね😅
5. Posted by 猫ムスメ   2017年01月30日 13:37
落語の「あくび指南」を思い出してしまいました(笑)。

当時はどこかに「おなら指南場」なんてのがあったりして…( ´∀`)
6. Posted by のざわ   2017年01月30日 20:55
オスカーさん、こんばんは。恥ずかしいテーマですが、楽しく読ませていただきました。
7. Posted by オスカー   2017年01月30日 21:53
猫ムスメ様
おなら指南所! (笑)
放つ方ではなくて、回数を減らしたいとかニオイをなんとか・・・と悩む人は多いみたいですね。日野原先生は釈迦から涅槃像みたいに横向きで寝るのが身体にいいと言っているみたいなので、眠る姿勢をかえるとお腹にもいいのかも?
8. Posted by オスカー   2017年01月30日 21:57
のざわ様
この本の作者のひとりであるのにミロはいろんなものを集めていたようですし、好奇心が旺盛な人だったのでしょう。原書名:Histoire anecdotique du petと横文字になると、なんかものすごい歴史研究に思えます! 私だけかしら💦

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