2017年09月04日

竹酔雲便りNo.4:「ねずみ」の素顔

今、和久田正明さんの『鬼譚(きたん)』を読んでいます。和久田さんは1945年、静岡県生まれ。「暴れん坊将軍」シリーズなど、テレビ時代劇の脚本を数多く手がけたのち、現在は時代小説に専念・・・とのこと。この本は4年くらい前に出た文庫で、表紙とタイトル買いなんですが、思っていたのとちょっと違うなぁ~な短編集です。



「熊と鼠」という話に鼠小僧が出てきました。彼のイメージって時代劇の中にしかないのですが「実物はのっぺりした丸顔で肉づきよく、色白であばたが少々有り、髪も眉も薄く、目は小さい。悪党らしくなく、穏やかな職人のように見える」そう。コレは
江戸時代後期に肥前国平戸藩第9代藩主の松浦清(号は 静山)により書かれた随筆集『甲子夜話(かっしやわ)』から。



「三英傑のホトトギスの句(作者不明)」や、織田信長がねねに送った手紙の話などが記載されている書物として有名らしい。20年も書き続けていたもので、もちろん戦国武将の話だけでなく、当時の政治や一大事件、社会風俗、怪談まで幅広い。「秋田には雷と一緒に落ちてくる獣(ただし人間に捕まっておいしく料理されるほど弱い)がいるそうな」という話もあるとか。


静山は、他にも蘭学に興味を持ったり、美人画を集めていたり、17男16女という超子だくさんで、ほとんどが無事育ったそう・・・こう、生命力に満ちあふれたエネルギッシュなスゴい人物だったのかも !!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ!!



小川真由美さんや大地真央ちゃんの女鼠小僧も好きだったな~とまたまた昭和の時代劇を懐かしむおやぢの昼下がりでした。



rohengram799 at 16:04│Comments(4)空のお城図書館 

この記事へのコメント

1. Posted by 猫ムスメ   2017年09月04日 16:33
甲子夜話、初めて知りました。
肥後国にそんなスゴイ藩主がいたんですね〜(驚)。
記事を読み、南町奉行・根岸鎮衛の書いた「耳袋」のようなものか? と思いました。耳袋は現代語訳されているのを幾つか読みましたが、とても面白かったです。こちらは怖い話(珍話・怪談など)がメインですが、甲子夜話はもっと幅広そうですね。現代語訳されているのがあったら読んでみたいです(^^)
2. Posted by オスカー   2017年09月05日 08:10
猫ムスメ様
鼠小僧の話は勝海舟の父親との交流(?)がしみじみする感じでした。「甲子夜話」は現代語訳文庫がかなりの冊数出ているようです。話は変わりますが、16、17日に浦安フェスティバルがあるとか。この連休は、もしかしてお引っ越しでしょうか?
3. Posted by なう60   2017年09月05日 08:36
おはようございます。
17男16女、凄いですね。徳島新聞の連載小説「家康」楽しく読んでいますが何人の子供と思って
サイトで調べると「11男5女」でした。本日は、信長の影武者として「お市」登場、お市の方とは一度だけ情けを交わしたことがある。子供は産まれなかった???
4. Posted by オスカー   2017年09月05日 09:16
なう60様
漫画の『浮浪雲(はぐれぐも)』でも奥さんが「お情けをいただきにまいりました」とか言っていたと思いますが、美しく奥ゆかしい表現だと思います(笑) 子どもはやはり授かりもので、一度で懐妊!パターンもあるし、ない場合も・・・生命の神秘ですわ(*´ω`*)

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