2018年02月15日

恵風雲便りNo.10:問題の問題 (´・ε・`*)

昨日の朝刊に、千葉県公立高校入試問題と解答があったので、国語ではどんな小説から問題が出されているのかな?といつものようにチェックしたら、冲方丁さんの『光圀伝』から引用されていました。「読んでないわ~」と意味なく焦ってしまったワタクシ(^o^;)


センター試験では井上荒野さんの『キャベツ炒めに捧ぐ』という連作短編集の中から「キュウリいろいろ」が採用されていましたが、なんと、井上さん、自分で問題を解いてみたそうなΣ(・∀・;)


週刊ポストの2/2号の記事からですが

「どうにか全問正解だったので良かったです(笑)。小説の読解に正解はないと考えていますが、今回の問題は間違いの選択肢に『明らかにこんなことは書かれていない』という記述が含まれていて、消去法で選べるようになっていた気がします。
ただ、『問6』の小説のテクニックについての設問では、たぶん多くの小説家が無意識にやっていることの理由を厳密に問うていました。受験生には相当難しかったのではないかと思います。」



「問6」ってどんな問題だっけ?と新聞の束をひっくり返してひっくり返して探してしまいましたよ~!
6つある中から違うものを2つ選ぶというもので、問題文を読むとなんだか小説を読むという楽しみが半減するというか、こんなこと考えながら本を読みたくないわ~と思ってしまいました。



そして必ずしも作者の考えと出題者の考えが合致するとは限らないパターンもあるんですよねぇ。



本当の国語力を点数化するのって、ムリなんじゃないかと、毎年思いながらも出題作品をチェックしてしまう私なのでしたヾ(@゜▽゜@)ノ




【光圀伝 オフィシャルサイト】

http://shoten.kadokawa.co.jp/mitsukuniden/


【キャベツ炒めに捧ぐ】

http://pro.gnavi.co.jp/magazine/article/column_1/c1128/

http://madameh.exblog.jp/17665277/




【追記:入試問題の著作権について】


https://www.w-as.jp/staff-blog/%E6%A8%A9%E5%88%A9%E8%80%85%E3%81%AF%E4%BA%BA%E5%8A%9B%E3%81%A7%E6%8E%A2%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81%E3%80%80%E5%85%A5%E8%A9%A6%E9%81%8E%E5%8E%BB%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AE%E8%91%97%E4%BD%9C/





rohengram799 at 09:45コメント(4) 

コメント一覧

1. Posted by 猫ムスメ   2018年02月15日 10:29
おっ、光圀伝ですか!
なかなか良いチョイスですねぇ(o^^o)
読んでいる! と意味もなく嬉しく思いました(笑)

私の2つ上の先輩の時は確か、吉本ばななの「つぐみ」が出たと話題になりました(^-^;
自分の時は…覚えてませんw
2. Posted by ミューちゃん   2018年02月15日 16:50
5 オスカーさん、こんにちは
小説を問題にしてるんですか?こう云う問題は多分、答えは複数あると思うんですよ。試験で小説から問題を出す場合って、著者(故人だったら遺族)の許可って要るのでしょうか?ヒット曲が音楽の教科書に載る時は何となく許可が要るんだなって分かるのですが…
3. Posted by オスカー   2018年02月15日 17:22
猫ムスメ様
私は模試で『天平の甍』が出てきたのを覚えています。あと問題集にあった『訪問者』という詩が好きで、載っている詩集をさがしたこともありました。自分に直接関係がないと、歴史問題なども気楽にチャレンジできますね(笑)
4. Posted by オスカー   2018年02月15日 17:24
ミューちゃん様
著作権のこと、検索したら結構たくさん質問がありました。その中からわかりやすそうなものを追記しましたのでよかったら読んで下さい。基本的に特別な許可はいらないみたいですね。

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