2019年10月09日

紅樹雲便りNo.8:化学変化

日曜日(10/6)の読売新聞書評欄で村田沙耶香さんが『あとは切手を、一枚貼るだけ』について書いていた、文章が美しく印象的でした。

「二十代のころ、一度だけ、ある人が紡ぐ言葉に恋をしたことがある。小説とは関係のない人だったが、その人の書く句読点も平仮名の使い方も好きだった。言葉は呼応する。その人の言葉に反応して出てくる自分の言葉にも驚きを感じ、大切にしていたのを覚えている。」


「言葉は生きていて、永遠の化学変化を続けている。その目に見えない奇跡がこの本の中に存在していると、確かに思うことが出来るのだ。」



【あとは切手を、一枚貼るだけ】
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191004-00010000-figaro-ent


文庫になったら読んでみたい(笑)



rohengram799 at 00:00コメント(2) 
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コメント一覧

1. Posted by ミューちゃん   2019年10月10日 16:59
5 オスカーさん、こんにちは
心が洗われる文章ですね言葉は凶器にもなるから、僕も言葉を発する時は気をつけてますよ。道端何とかさんとか木下何とかさんに、この本を読ませたいですね(笑)
2. Posted by オスカー   2019年10月10日 22:58
ミューちゃん様
「沈黙は金」って言いますけど、汚い言葉を口にして撒き散らかすなら、自分の中でどうにかこうにか消化させた方がいいかも。黙っていると相手が勝手に想像して明後日の方向の解釈をする場合もありますけどね😰

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