2020年01月01日

献春雲便りNo.1:謹賀新年〜12月の本棚

12月の読書メーター
ナナイロノコイ (ハルキ文庫)ナナイロノコイ (ハルキ文庫)感想
先月読んだアンソロジー『好き、だった。…』がイマイチだったので、こちらに期待して(何を?)読んだ。やっぱりこちらの方が作家陣も内容もおもしろく読めた。イケイケで遊んで恋した記憶も誰かにこっそり話したい恋の思い出もないけれど、膝枕で眠ってしまったダンナのイビキを聞きながら読むのはオツでありました(笑) 読み終わってからは♪七色の虹が〜消えてしまったの〜 と懐メロを歌いまくっているオバサンです(^。^;)
読了日:12月01日 著者:江國 香織,井上 荒野,谷村 志穂,藤野 千夜,角田 光代,ミーヨン,唯川恵
むれむれ感想
本屋さんの絵本コーナーで目立っていた。「ミッケ!」のような「ウォーリーをさがせ」みたいな……違うひとつを見つけるのに熱中してしまったわ。みんな違ってみんないい、そんな言葉を思い出し、ひとりでも群れから離れて進んていけば、新たな仲間に会えると思える絵本。涙のページが好き。

https://www.kadokawa.co.jp/product/321807000493/
読了日:12月03日 著者:ひろた あきら
変態だ (小説新潮) (Kindle Single)変態だ (小説新潮) (Kindle Single)感想
映画化の記事を見つけて、検索したらKindleにあったので読んでみた。確かに「変態だ」った(´-ω-`) 彼はこの後どうなったのか気になる。
読了日:12月04日 著者:みうらじゅん
Friends―恋愛アンソロジー (祥伝社文庫)Friends―恋愛アンソロジー (祥伝社文庫)感想
安全地帯の歌のような世界観を読みたかったのだけれど、いつものようにちょっと違った(笑) 9作品のうち、一番好きなのは初読み(多分)下川香苗さんの「迷い蝶」。悠さんの「寿々は、寿々の価値観を無理に歪める必要はないよ。寿々は、寿々のままで行けばいい。生きていればいろいろなことにぶち当たるけど、まわり道しても歩きつづけていれば、いつか、行きたい場所にたどり着ける。そんなものなんだよ、たぶん」(p97)唯川恵さんの「彼女の躓き」おそらくふたりとも復讐したつもりで失敗したのではないかと思うトモダチ関係では?
読了日:12月05日 著者:安達 千夏,江國 香織,倉本 由布,島村 洋子,下川 香苗,谷村 志穂,前川 麻子,唯川 恵,横森 理香
感性で読む「おとなの民話」感性で読む「おとなの民話」感想
サンプルで最初の作品を途中まで読んでわりと気に入ったので購入。「不動明王」のオチは蛇足な気はする(オヤジっぽい)けど、どの話も悪くなかった。一寸法師はせっかく大きくなりなったのにまだまだ小さくなってくれと言われるとは…姫さまったら!な話で全体の中ではいささか毛色が違うかも。「鬼面観音」が一番好きかな。
読了日:12月06日 著者:秋山鷹志
小さいまさこさん小さいまさこさん感想
「チコちゃんに叱られる」を見ていて、小さいまさこさんがお怒りになった場面を思い出し再読。うん、やっぱり小さいまさこさんはイイ! ずっとそばにいてくれるんだと思う。
読了日:12月06日 著者:保月
一夜だけの恋人 禁断のたわむれ5 (河出i文庫)一夜だけの恋人 禁断のたわむれ5 (河出i文庫)感想
どんな文章を書く人なのか興味があって読んでみたけど、う~ん……なんとなく設定もラストも全部がイマイチだった。「法要」と「抱擁」をかけたところはちょっと笑えた。収穫はそれくらいかも(´-ω-`)
読了日:12月08日 著者:末廣圭
LOVERS―恋愛アンソロジー (祥伝社文庫)LOVERS―恋愛アンソロジー (祥伝社文庫)感想
いろいろな恋人たちが9編。どのお話もよかったけど、唯川恵さんの「プラチナ・リング」は本当にこれからふたりで幸せになれる?と不安になった。一番好きなのは下川佳苗さんの「聖セバスティアヌスの掌」。あと川上弘美さんの「横倒し厳禁」この注意書きの奥深さよ(笑)
読了日:12月08日 著者:安達 千夏,江國 香織,川上 弘美,倉本 由布,島村 洋子,唯川 恵,谷村 志穂,横森 理香,下川 香苗
ふるやのもり(こどものとも傑作集)ふるやのもり(こどものとも傑作集)感想
「半殺し」の話から「ふるやのもり」の話を聞いて、知らなかったので検索。YouTubeに読み聞かせがいくつかあった。平仮名だと(´・ω・`)?だけれど、漢字にするとそうなのか!と納得。知らないとムダに怯えて仕舞うことってあるな(^_^;)
読了日:12月08日 著者:
あるなしあるなし感想
いろんな生き方がある。思いもよらない転職とか。こういう人生も「あるなし」。選ぶのは自分だ。
読了日:12月08日 著者:原作:藤井慶(藤井組)
ショートショート・アソート Ver.0 ~街角のキセキ ※無料お試し版ショートショート・アソート Ver.0 ~街角のキセキ ※無料お試し版感想
お試し版なのに作品数が多かったな、という印象。だから正直一気読みすると厭きてしまうので、チマチマ読むのがいいかも。あと横書きなのが私には読みにくかった。縦書きでもうちょいスッキリした方がよかった。「微笑税」とか考えただけでイヤだわ。スマイル0円も好きじゃないけど。
読了日:12月09日 著者:小石 創樹
卒業写真/I LOVE YOU (祥伝社文庫)卒業写真/I LOVE YOU (祥伝社文庫)感想
中学時代の同級生なんて会ってもきっとわからないなぁ。まどろっこしい記憶と気持ちの探りあい。
このシリーズ、紙の本ではなくてKindleにあったから伊坂幸太郎さんのを電子書籍で買ったはずなのにライブラリにはコレしかなかった……なんでだ?
読了日:12月09日 著者:市川拓司
答え合わせは、未来で。(日産未来文庫)答え合わせは、未来で。(日産未来文庫)感想
アニメの世界にしか思えない自動運転だけれど、すぐにこんな未来が来るのかなぁ。ビックリしたり、おお〜!と感心したり、ホロリとしたり……各話の扉絵も挿し絵もいいアクセントになっていたし、面白かった。あと「ナイト2000」を思い出した。
読了日:12月10日 著者:氏田 雄介,小川 哲,カツセマサヒコ,田丸 雅智,長谷 敏司,藤井 太洋,宮内 悠介,日産未来文庫編集部
愛感想
「現代の常識として忘れてならぬ一つのことは、愛にも階級性があるという、無愛想な真実です。」1948年2月に書かれた文章の最後、今も変わらないような気がする。

読了日:12月11日 著者:宮本 百合子
ほおずき灯し 江戸菓子舗照月堂 (時代小説文庫)ほおずき灯し 江戸菓子舗照月堂 (時代小説文庫)感想
能の「松風」は知っていたけれど「女郎花」は知らなかった。京の雅に江戸の粋、和菓子や他のことにもその違いがあって、どちらも心踊る気がする。時代小説だけれど、現代の昼メロ的な要素が満載で人間の営みって変わらないなぁと。安吉の今後も気になるし、しのぶさんの恋心も気になるし……なつめよりしのぶさんになんとなく肩入れしたくなるのはなぜかしら?(笑) 次も楽しみ。
読了日:12月13日 著者:篠綾子
BAMBOO BLADE (1) (ヤングガンガンコミックス)BAMBOO BLADE (1) (ヤングガンガンコミックス)感想
竹スキーの記事を読んだらこのアニメを思い出して懐かしくなり……無料版があったので読む! アニメの方がかわいいな、やっばり(^。^;) でもタマちゃんやミヤミヤたちにまた会えて嬉しかった。剣道をやったこともやろうと思ったこともないけど、青春!って感じが好きだわ。
https://sp.handycomic.jp/product/index/title_id/688436
読了日:12月13日 著者:土塚 理弘
戦後70年 特別コミカライズシリーズ 2 ビルマの竪琴 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)戦後70年 特別コミカライズシリーズ 2 ビルマの竪琴 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)感想
「三笠宮家の瑶子さまが、皇室として初めてミャンマーで戦没した人の慰霊碑を拝礼」のニュース記事を読んで(以前、紙の本で読んだ気がするけれど)電子書籍で。映画の中井貴一の姿と赤茶色のビルマの土がうかぶ。

 

読了日:12月13日 著者:竹山道雄,田中正仁
ヴェルサイユのシンデレラ (フラワーコミックス)ヴェルサイユのシンデレラ (フラワーコミックス)感想
もっとドロドロ感があるかと思ったらそうでもなかった(笑)
読了日:12月14日 著者:名香 智子
鯖猫長屋ふしぎ草紙(七) (PHP文芸文庫)鯖猫長屋ふしぎ草紙(七) (PHP文芸文庫)感想
おてるさんの可愛らしさに胸がキュンとなった(*´∀`)
読了日:12月14日 著者:田牧 大和
鬼滅の刃 18 (ジャンプコミックス)鬼滅の刃 18 (ジャンプコミックス)感想
カナヲの言葉が自分に向けられているようで〜そこはアッサリ読み飛ばす! しのぶさんの優しさを思い出してまた涙(´;ω;`)
読了日:12月15日 著者:吾峠 呼世晴
泥沼呪文泥沼呪文感想
「人生凡そ金の無い程つらい事はない
人間凡そ米の無い程なさけない事はない。」最初に書かれたこの言葉。そして「……ところが、その報いは結核性痔瘻と梅毒の硬化
ええ! 肛門も何も滅茶苦茶だ(略)その上に拘留と罰金」それを宣告した巡査が二度も女を買いにやってくる……。抜け出したくても抜け出せない、そんな世界に生きていた女性たちがいて、今も世界のどころかにいる。作者はこんな人→http://www.houmanji.jp/wakizo/
読了日:12月16日 著者:細井 和喜蔵
ウグヒスブエヲ フケバウグヒスブエヲ フケバ感想
ウグイス笛の音は仲間を呼ぶ。楽しい音のところには楽しい仲間がいると思って本物のウグイスが。母親をなくして悲しい音色で笛を吹く子のところには子をなくしたウグイスが……悲しみには悲しみで寄り添って少しずつ傷を癒すしかないのか。全文カタカナで読みにくさはあるけれど、情景が浮かんできた。
読了日:12月16日 著者:新美 南吉
無念女工無念女工感想
働き方改革と言っているけれど、もうずっと前から労働者が叫んでいることではないかと思う。しかし「女工」という言葉はなぜこんなにも悲哀を纏っているのか。青空文庫で公開中の作品(詩)は4つしかないので全部読んだけど「天瓜粉」の兄さんの妹への眼差しが好きだった。
読了日:12月16日 著者:榎南 謙一
アンソロジー 初恋 (実業之日本社文庫)アンソロジー 初恋 (実業之日本社文庫)感想
浅野ゆう子さんの「とびだせ初恋」を懐かしく思い出すような王道作品もあれば、おいおい…とホラーなの?の作品やおいおい…人生ままなりませんな、な作品もあり……やはりアンソロジーは楽しいなと思いました。「カンジさん」が私のところに来る日はいつかしら? 漢字表記ではないので私の頭には石原莞爾が浮かんでしまった(^。^;) 最後の『迷子』が可愛らしくてホッコリした〜小さい男の子は可愛い(*´∀`) YouTubeは音声が聞き取り難かった〜私の耳が悪いから?
https://youtu.be/YP37PWBjRSM
読了日:12月17日 著者:アミの会(仮)
Change! 和歌のお嬢様、ラップはじめました。(1) (月刊少年マガジンコミックス)Change! 和歌のお嬢様、ラップはじめました。(1) (月刊少年マガジンコミックス)感想
マガポケで22話までは無料で読んだ。高校生のラップバトル、こんな世界もあるのか、こんな言葉を操る若者もいるのか、などとなかなか面白く読んだのに、川崎で高校生がラップバトルの罰ゲームとして川に飛び込んで、その結果……なニュースが。詳しい事情はわからないけど、何やってんだよ!な気持ちになった。
https://lucklite.info/archives/63
読了日:12月20日 著者:曽田正人
キャプテン・コグレキャプテン・コグレ感想
カボチャはどうなる!? カボチャのほうとうは美味しいので、食べてほしいけど(笑)
イキな誕生日プレゼント、お裾分けありがとうございました。グレ様、エロを満喫出来る1年になりますように🎉✨😆✨🎊


読了日:12月21日 著者:ヒデキング
銀河英雄伝説 16 (ヤングジャンプコミックス)銀河英雄伝説 16 (ヤングジャンプコミックス)感想
表紙…誰?となった16巻。ミュラーが若いというより貧相さをカンジルビジュアル。そしてホワン・ルイとレベロも福笑いにしたいような顔になってしまうのか……構成は悪くないし好きなんだけど、やっぱりキャラの顔をなんとかしてもらいたい……ずっとこのままなのかと思うと……(´-ω-`)
読了日:12月23日 著者:藤崎 竜
サンタクロースの落とし物サンタクロースの落とし物感想
1年ぶりの山田! 週刊ポストの年末感謝号を読んだ(見た?)あとなので、なんだか可愛らしく感じました(笑)
読了日:12月24日 著者:ヒデキング
ムー 2020年1月号 [雑誌]ムー 2020年1月号 [雑誌]
読了日:12月26日 著者:
月刊目の眼 2019年12月号 (根付 怪力乱神を語る)月刊目の眼 2019年12月号 (根付 怪力乱神を語る)
読了日:12月26日 著者:
週刊新潮 別冊 2020年 1/27 号 [雑誌]: 週刊新潮 別冊週刊新潮 別冊 2020年 1/27 号 [雑誌]: 週刊新潮 別冊
読了日:12月26日 著者:
LOVE or LIKE (祥伝社文庫 ん 1-45)LOVE or LIKE (祥伝社文庫 ん 1-45)感想
6作品のうち中田永一「なみうちぎわ」と本多孝好「DEAR」がよかった。
読了日:12月28日 著者:石田 衣良,中田 永一,中村 航,本多 孝好,真伏 修三,山本 幸久

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rohengram799 at 16:50コメント(0) 
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