2021年04月03日

純陽雲便りNo.2:弥生の本棚 〜 読書メーターversion

3月の読書メーター
読んだ本の数:22
読んだページ数:2814
ナイス数:684

あさになったのでまどをあけますよあさになったのでまどをあけますよ感想
読売新聞(3/3)編集手帳(一面コラム)に【絵本の魅力を文章にするのはむずかしい。ただしタイトルをここに示すだけで、みなさんを深呼吸に誘えそうな荒井良二さんの作品がある。】としてこの本が紹介されていた。【荒井さんは東日本大震災を意識して描いたそうだが、日常を突如奪われたいまの子供たちにも通じる視点だろう。】記事をきっかけにこの絵本を手にとる人が増えたらいいなと思う。「だから…ここがすき」と言える場所と心を大事にしたい。
読了日:03月03日 著者:荒井 良二
私の頭が正常であったなら (角川文庫)私の頭が正常であったなら (角川文庫)感想
私の息子たちは平成一桁生まれの成人だけれど、小さい子どもさんのいる人は読むのをやめてしまうのではないかと思うくらい、子どもたちがかなしくあわれな話が多く、なんとも言えない気持ちになっていたので最後の「おやすみなさい子どもたち」に救われた感じがした。「トランシーバー」は「想像ラジオ」(いとうせいこう)を思い出した。「布団の中の宇宙」の“僕だけが触れられるその世界のことを、創作物として、のこしておきたいと“という言葉は創作にかかわる全ての人に共通するような気がする。
読了日:03月04日 著者:山白 朝子
元カレの猫を、預かりまして。 (双葉文庫)元カレの猫を、預かりまして。 (双葉文庫)感想
表紙とタイトル買い。正直、初めての作家さんでどうなんだろ?と思っていたけれどサクサク読めて、想像していたより面白かった。ブサイクな猫のヨミチの恋愛指南(?)も、なるほど!と思ったり。元カレの存在はちょっと気の毒な本編からの退場だったな。ハッピーエンドでよかった。
読了日:03月05日 著者:石田祥
月に吠える月に吠える感想
教科書に載っていた「竹」2編が収められた詩集のイメージしかなかったけれど「およぐひと」を読んで他にどんな作品があるのかを知りたくて読む。この詩の「ひと」を生者と思うか死者と思うかで感想も変わってきそう。私は後者。田中恭吉という人物も知らなかったので検索。繊細な人同士の結びつきだったんだな、と思った。
https://designroomrune.com/magome/daypage/10/1023.html
朔太郎って中原中也とはまた違った寂寥感というかぽっかり穴の空いた人なのかな。
読了日:03月06日 著者:萩原 朔太郎
最後の晩ごはん 初恋と鮭の包み焼き (角川文庫)最後の晩ごはん 初恋と鮭の包み焼き (角川文庫)感想
淡海先生の妹ちゃんは消えてしまった。ようやく成仏出来たと言うべきなのか。海里の兄夫婦と母親の話…妊活後の夫婦関係、家族関係、特に嫁姑はそんなにうまくはいかないと思うけどなぁ。まぁコレをメインに物語を進めたいワケではないだろうから前向きなのはいいことだ。 山里氏に取材に行った時の話、戦時中の話を聞かせてもらう側が無神経過ぎるところがあると思う。特にテレビって悲惨さ、涙、感動とか目に見えるわかりやすさを求め過ぎる気がする。しかし中々前に進まないなぁ。もう15冊も読んでいるのかとビックリした😅
読了日:03月06日 著者:椹野 道流
あせとせっけん(10) (モーニングコミックス)あせとせっけん(10) (モーニングコミックス)感想
最終回までモーニングで読んでいるから安心して懐かしく読めた(笑) 連載中、ちょうど二男の結婚式やらなんやらの時期と重なっていたところもあったので、そうだよねぇ、準備は大変だよねぇ…本人たちも親も。弟くんの気持ちがせつなくてウルウルしちゃう。 麻子さん、メガネ掛けたまま泣いている場面が多いけど、早い段階でメガネは外してしまわないかな、って自分も眼鏡だからいつも思ってしまう(;´д`) カバー下の漫画にもムフフだった。
読了日:03月07日 著者:山田金鉄
ライジングサンR : 7 (アクションコミックス)ライジングサンR : 7 (アクションコミックス)感想
相楽と父親との会話の場面、苦しい……! 高校を卒業するまで毎日当たり前のように見ていた富士山、その山中でこんな訓練が…と思うとなんとも言えない気持ちになってきた。
読了日:03月07日 著者:藤原さとし
AERA3/8号AERA3/8号感想
表紙がツヨちゃんだったので立ち読み。肩書きが「俳優」になっていてちょっと嬉しかった。写真は蜷川実花さん。大河ドラマの話なのになんとなく亜熱帯の空気感(笑) 皇室関係の記事もあったけど、いつから陛下は会見で皇后、敬宮ではなく名前で話されるようになったのか……上皇さまがお話される場面をよく記憶しているのでなんとなく違和感があり、あまり好きじゃないです。https://www.fujisan.co.jp/product/25/new/
読了日:03月07日 著者:AERA編集部
実話ナックルズ 2021年 03 月号実話ナックルズ 2021年 03 月号感想
総力特集「刑務所のこわい話」の元受刑者100人アンケート 刑務所なんでもランキング が面白かった。天国な刑務所BEST5は旭川・福島・高松・松山・札幌。地獄は神戸・横浜・京都・高知・宮城。でも神戸のカレーは美味らしい。刑務所グッズも興味深い。オリジナル新聞とか読んでみたい。
読了日:03月08日 著者:
池田理代子第一歌集 寂しき骨池田理代子第一歌集 寂しき骨感想
いくつかの書評を読んで迷ったけど買ってみた。まず思ったのは、字が大きい!「ベルばら」をリアルタイムで読んでいたかつての少女たちへの配慮かと思った(笑) エッセイもあるので、こういう時期に詠んだ歌なのかとわかってよかった。今のダンナさんに一目惚れだったとは意外。短歌としてはう~ん、と思うのも多々あるけれど、これを読んだことで理代子先生の作品への理解が深まったような気がする。「初恋の頃」の歌がよかった。青春だ。第一ということはいつか第二も出す予定があるのかな?
読了日:03月12日 著者:池田 理代子
伴侶の偏差値 (小学館文庫)伴侶の偏差値 (小学館文庫)感想
長く積ん読していたタイトルと表紙買いした本。3/10に読みはじめ翌日に震災を扱う場面を読むことになり、本に呼ばれたのか?とちょっとだけ思った。私がアラフォーでこの本を読んでいたら今よりもっとムカムカするというかモヤモヤしていたと思う。主人公はもちろん好きになれない女。そして西武拝島線沿線に住んでいようと都会には近い。本当に田舎に住んでいたらこういう経験もないんじゃないか? しあわせを感じて満足することがなく、一生不平不満を抱いたまま生きる主人公しか想像出来なかった。弟は頑張ってるのにな。なんか疲れた1冊。
読了日:03月13日 著者:深沢 潮
三途の川のおらんだ書房 迷える亡者と極楽への本棚 (文春文庫)三途の川のおらんだ書房 迷える亡者と極楽への本棚 (文春文庫)感想
「人生最後にして最上の一冊」……自分だったらどんな本を希望するのだろう? おらんだ書房の店主にバイト君に店自体の正体が気になる。続編もありそうな作品。出てきた本は読んだことがないものが多かった。リンゼイ・サンズの『いつもふたりきりで』は読んでみたいかも(笑)
読了日:03月14日 著者:野村 美月
京都GUARD (Co-Look)京都GUARD (Co-Look)感想
会社案内の漫画だった(;´∀`) 無料。

http://kotona-kyoto.com/extra/aboutus.html
読了日:03月15日 著者:株式会社コトナ
悪女聖書(1)悪女聖書(1)感想
12巻まで一気読み。昭和のお昼のメロドラマみたいな……最初はグロい展開なので要注意。
読了日:03月24日 著者:牧美也子
雪の香り (文春文庫)雪の香り (文春文庫)感想
タイトルと表紙買い。ラストシーンは美しくて好きだなぁ、と思いましたが、ヒロインの言動、行動がページが進んでも全く馴染めなくて、嫌いというより、ずっと違和感があってのめり込めず……ダラダラ読みになってしまった。京都の地理に疎いのと言葉に馴染みがないのもあったかも。解説にも書かれていたニラ玉は作ってみるか、と思った(笑)
読了日:03月24日 著者:塩田 武士
災厄の改元記念日災厄の改元記念日感想
ラストが現実にならないことを心から祈ります!
読了日:03月26日 著者:木の下まさき
桜感想
「桜ばないのち一ぱいに咲くからに生命(いのち)をかけてわが眺めたり」やっぱりこの歌が好き(*´ω`*)
読了日:03月28日 著者:岡本 かの子
神様の御用人10 (メディアワークス文庫)神様の御用人10 (メディアワークス文庫)感想
はぁ、終わった……! よかった、ホッとして寝たら、爆睡して今朝は寝坊したわ(笑) 穂乃香ちゃんの気持ちにもうちょっと気がついて欲しいけれど、まぁ気長に待ちますか! 蝦夷のこともちゃんと知りたいなと思った。10巻で一部完結、スッキリしてこれから読もうとする人にもいいんじゃないかと思った。しかし神様の名前は何回読んでも覚えられない(;´∀`)
読了日:03月28日 著者:浅葉 なつ
HONKOWA (ほん怖) 2021年 05 月号 [雑誌]HONKOWA (ほん怖) 2021年 05 月号 [雑誌]感想
永久保先生の蒼雲さんの話。あのソ連ミグ25の事件と密教の関係にビックリ。「視えるんです」今回は特に印象深い。山形のご住職の名前が知りたい。
読了日:03月30日 著者:
週刊現代 2021年4月3日号 [雑誌]週刊現代 2021年4月3日号 [雑誌]感想
■遠藤周作さん「人の一生には生活と人生の二面がある。生活の奥に人生があり、人間を高める。」178㎝もあったなんて知らなかった!■フランク永井さん「人生は出会いのドラマ。もっとすばらしい人たちとすばらしい曲に出会い、歌っていきたい」自殺未遂のニュースを聞いた時には驚いた。落語好きとは知らなかった。■雑誌「映画の友」見たこと(読んだこと)がない。成人映画も今は聞かないような…?■森村誠一さんインタビュー。一番好きな映像作品は「知らずに再放送される自分の原作ドラマ」宝物は「デジカメで撮った野良猫たち」
読了日:03月31日 著者:
字のないはがき字のないはがき感想
西加奈子さんの絵がとてもよかったと思う。シンプルでいろんなことを考えることが出来る。戦争について声高に議論しなくても伝える方法はたくさんあるはず。いい絵本だった。
読了日:03月31日 著者:向田 邦子,角田 光代
怪談えほん (13) いただきます。ごちそうさま。 (怪談えほん 13)怪談えほん (13) いただきます。ごちそうさま。 (怪談えほん 13)感想
好き嫌いなくたくさん食べる子、なんでも食べちゃう子の結末は……ああ、やっぱり!だった(ノдヽ) 子どもが読んだらごはんを食べなくなりそうな気がする。
読了日:03月31日 著者:あさの あつこ

読書メーター


rohengram799 at 08:40コメント(2) 
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コメント一覧

1. Posted by ミューちゃん   2021年04月03日 16:34
オスカーさん、こんにちは
週刊現代は、好きな連載が有りましてね。でもチラッと読む程度なので買うまでの勇気はないですね最新号を見てフランク永井さんが山下達郎さんの作った曲を歌ってたのは意外だったし、ビックリしましたね。
2. Posted by オスカー   2021年04月03日 20:03
ミューちゃん様
私もだいたい立ち読みなんですけど、今週号は読みたい記事が結構あったので買ってしまいました。女性週刊誌よりは中身があると思っています😅 本屋さんに「ウィルス感染防止のため長時間の立ち読みはお止め下さい」とか貼り紙がしてあった気がする……昔だったらハタキでパタパタしたのかしら?

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