10月の読書メーター
読んだ本の数:38
読んだページ数:3924
ナイス数:1121
朝起の人達の感想
「早起きの人妻」と読み間違えたタイトル😅 青空文庫で。この作者は初めて。神経衰弱だという男が早起きして散歩をすることに…それによりいろんな噂を立てられたりいろんな人に出会ったり。早起きが得か損かはすぐにはわからないのでは? まぁ年をとるとイヤでも早く目が覚めてしまうけれど😓 神経衰弱でこの前見つけた【板状土偶神経衰弱】を思い出してしまった。
https://kahoku.news/articles/20220831khn000029.html
読了日:10月01日 著者:佐々木 邦
間宵の母 (双葉文庫 う 20-01)の感想
久しぶりの歌野さん。タイトルと表紙買いだったけれど、う~ん、最初からなんだコレは?でなかなか話に乗り切れないまま、最終章にたどり着いたけれど、ラストでもやっぱりう~ん……ホラー・ミステリーとあったけれど、どちらも中途半端な感じが。ホラーというほどか?と思うのはだいぶ感覚がおかしくなっているのだろーか? 全体的に妄想癖の人が作り出した話にしか思えず、小説を読んだ!という満足度がなかったのが残念。あと最初「真宵の父」がハーメルンの笛吹き男のイメージだったので、ファンタジー系ホラーでいくのか?と思っていた😓
読了日:10月01日 著者:歌野 晶午
たんぽぽとおれの感傷の感想
新聞書評で『ダダ・カンスケという詩人がいた――評伝陀田勘助』(吉田美和子)を読み、検索したら陀田勘助の作品が何作かあったのでとりあえず全部読んでみた。この詩が一番好きなのでこの作品のみ登録。青空文庫で。他の公開中の作品→「ある日」
「おれの飛行船」「全体の一人」「断片」「手をさし延べよう!」 「春がふたたび牢獄にやってきた!」「二人の子持ちになった労働者のおっ母あに送る」 。
読了日:10月02日 著者:陀田 勘助
ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)の感想
『ツナグ』を読んだのもだいぶ前なので最初はアレ?という感じて読むことに。表紙がイイ。娘を亡くしたふたりの母親の話は、小さいが犠牲になる事件事故を連想させて辛い。「歴史研究の心得」は戦国時代の郷土の英雄に会いたいと今までにないパターンで面白かった。「想い人の心得」もよかった。「ーあの人ならどうしただろうと、彼らから叱られることさえ望みながら、日々を続ける。」(P319)に銀英伝のヤンさんに語りかけるユリアンを思い出した。解説が深木章子さんで辻村さんとの関わりに驚いたり。まだ続くのなら読みたい。
読了日:10月04日 著者:辻村深月
ゴルゴ13スピンオフシリーズ 1 銃器職人・デイブ (ビッグコミックススペシャル)の感想
スピンオフがあるとは知らなかった。面白かった。
さいとう・たかを先生のお別れ会の記事をさっき読んだ。先生に皆さんに感謝🙏
https://natalie.mu/comic/news/495598
読了日:10月05日 著者:さいとう・たかを
晩秋の感想
「花を咲かせた草も、実を結んだ樹々も枯れて、一年の営みを終えた幹や枝は裸になり、ひっそりとながい冬の眠りにはいろうとしている、自然の移り変りのなかでも、晩秋という季節のしずかな美しさはかくべつだな」山本周五郎らしい話。ラストシーンが本当に美しくて胸を打つ。ドラマにもなっていたらしい。青空文庫→https://www.aozora.gr.jp/cards/001869/files/57718_74227.html
読了日:10月06日 著者:山本 周五郎
あなたの涙は蜜の味 イヤミス傑作選 (PHP文芸文庫)の感想
イヤミス…最初のアンソロジーは「不幸」がダイレクト過ぎてパスしてしまったけれど「涙」だと幾分和らいだタイトルに思えて購入😅 一番イヤな気分になったのは辻村さんの「パッとしない子」かな。乃南アサさんの「口封じ」は看護・介護関係者がみんなこんなヤツだと思って欲しくない…! 降田田さんの書き下ろし「ひとりでいいのに」は面白かったけど、ちょっとクドいかなぁ。「福の神」はホラーっぽい。篠田節子さんの「コミュニティ」は先がわかるやっぱりね、な展開。「裏切らないで」はシリーズ物の一編? 好きなのは「北口の女」!
読了日:10月06日 著者:宮部 みゆき,辻村深月,乃南 アサ,篠田 節子,宇佐美 まこと,王谷 晶,降田 天
炎女の感想
マンガ図書館で(他のサイトはR指定になっている)。平安時代の女の情念が和歌とオカルトとともに…って感じかなぁ。結構気にいったので続きがないのが残念。当時の暮らしぶりはここに描かれている通りなのかな?
https://www.mangaz.com/book/detail/194941
読了日:10月06日 著者:木村 えいじ,滝沢 解
灰神楽の感想
灰神楽とは「火の気のある灰の中に湯水をこぼしたとき、灰が吹き上がること。また、その灰けむり。」のことを言うらしい。犯人がどう考えてもそんなことで騙されたりしないだろ〜!と思う作り話を被害者の弟にするのだけれど(彼の行動で結果的に兄が死亡したように話す)気分が高揚して逃げ切れた!と思っているのが浅はかで哀れ。青空文庫で→https://www.aozora.gr.jp/cards/001779/files/57510_64374.html
読了日:10月07日 著者:江戸川 乱歩
或良人の惨敗の感想
夫婦喧嘩というかなんというか……お金の使い方はやっぱり問題になるなぁ。「ひとこと相談する」って出来そうで出来ない(;´∀`) 結局ダンナさんは奥さんには敵わないという話……チャンチャン! 青空文庫で。https://www.aozora.gr.jp/cards/001750/files/55801_57080.html
読了日:10月08日 著者:佐々木 邦
ほとほと 歳時記ものがたり (毎日文庫)の感想
単行本の時から気になっていた本。文庫になったので購入。「ほとほと」って季語なの? と思っていたら新年の季語だった。中国地方を中心にその年の幸福を予祝して小正月に行われた行事。簑や笠、風呂敷などで顔や体を隠して神の化身に扮した若者が家々をまわり鏡餅などの縁起物を置き、かわりに餅や祝儀をもらう。家々の戸を叩く時の音、又は家々をまわるときに唱える「ほとほと」という声が名前の由来といわれている。…最初の話がこの「ほとほと」。知っている季語がほとんどだったけれど、そこから生まれる昔話のような話たちは素敵だった✨
読了日:10月09日 著者:髙樹 のぶ子
ブルーロック(1) (講談社コミックス)の感想
アニメの一話を見たので。週マ連載なのか〜ずっと読み飛ばしてたわ😅 私の中でのサッカー漫画は「シュート!」「エリアの騎士」で、タイトルからスポーツ漫画だとは思わなかった。虎の穴(古い)サッカーversionなのかなと。
読了日:10月10日 著者:ノ村 優介
聖者無双(1) (シリウスKC)の感想
3巻まで無料で。コミカライズなのか〜でも漫画になったから私には内容がわかりやすくなっている気がする(笑) 不幸な事件に巻き込まれ死亡したサラリーマンの異世界転生物語って感じ? あまりエロエロしたハーレム場面がなくて、どこか体育会系な雰囲気があってまだ序章なんだろうけど、なかなか面白く読めた。
読了日:10月11日 著者:秋風 緋色,sime
昭和39年の俺たち11月号の感想
■メイン特集「悪女について」:このテの記事にはよく加賀まりこさんの「月曜日のユカ」が出てくるけど、未だに見たことがない。■昭和スター極太伝:佐藤慶さん。今年十三回忌だそう。■和製グラムロックの世界:ロックの定義がよくわからない〜でもジュリーは好き😍■逆襲のアイドルシネマ:渡辺典子、大西結花、菊池桃子、濱田のり子など■ニャンニャン写真:高部知子ちゃんの「ベッドで二人仲良くニャンニャンしちゃった後一服」というFOCUS写真は衝撃でしたねぇ…■誘惑する文庫本カバーの世界:ハヤカワSF文庫+松本零士✨
読了日:10月11日 著者:
一灯(青空文庫)の感想
「皇太子さまお生まれなった」という歌を思い出した。https://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/kancho/2018_10.html
【太宰治 一燈】https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/273_20007.html
読了日:10月12日 著者:太宰 治
円空 魂の形を求めつづけた旅人の感想
円空仏が好きなので。マンガ図書館Zで見つけたので読む。https://www.mangaz.com/book/detail/57281
「怒る笑ふ円空仏のこゑや春」
(楠戸まさる句集『遊刃(ゆうじん』より)
読了日:10月12日 著者:里中満智子,木村直巳
レコード夜話の感想
『私はずっと以前に、ハイフェッツの古い吹込らしかったが「妖精の踊」のレコードを持っていた。友人の内田百間先生は、この曲が非常に好きで、あのタンタンタヽヽヽという節を聴くと妙にビールが飲みたくなるので、私の家で飲んだり、何処かへ飲みにつれていって貰ったりしたが、私もその頃、この曲が好きで、これにヒントを得て、「落葉の踊」を作ってみたのである。
その後、百間先生が学生を連れて来て、酔っぱらった勢でこのレコードを没収して帰ったように思ったが、今、その話をすると、そんな覚えはない、迷惑な話だというのである。』
読了日:10月13日 著者:宮城 道雄
ルリドラゴン 1 (ジャンプコミックス)の感想
いきなりツノが生えるなんて〜よく学校に行ったなぁと思った😅 ヒトと龍のハーフだったルリ。これからどーなる?!と思っていたら休載になってしまって……良くも悪くもジャンプっぽい漫画。ちゃんと最後まで作者の描きたいものが描けたらいいなと思う。
読了日:10月14日 著者:眞藤 雅興
おかえりアリス(1) (講談社コミックス)の感想
無料だったので1巻を読んでみたのだけれど…コレはなんとゆーか単純な三角関係でなくまた「男を降りたけれど女になりたいわけじゃない」って、思春期独特の一過性のものなのか根深い課題なのか、いろいろ考えてしまう。性欲のある無しが男らしさにつながるってどこかヘンな気もするし。「血の轍」の作者なんですね。完結したら一気読みしたいかも。しかし慧ちゃん、突然引っ越してからどうしていたのか、タイトルの「アリス」も意味ありげだし気になる作品。
読了日:10月16日 著者:押見 修造
三文小説集 瀬川環作品集 (BRIDGE COMICS)の感想
作者さんのnoteを見つけてコチラを知りました。今は更新がなく残念。◆「三文小説集」https://note.com/tamakisegawa/n/n93c900d777ba
◆「僕は兄になりたかった」https://note.com/tamakisegawa/n/n17bc7f0ca69c
小野正嗣さんが芥川賞受賞した時のスピーチでお兄さんのことを話されていたのをなぜか思い出しました。 |https://ameblo.jp/mayukomizukami/entry-12449675292.html
読了日:10月17日 著者:瀬川 環
こうしてイギリスから熊がいなくなりましたの感想
こちらの記事を読んでイギリスには熊がいない?!とビックリ。試し読みで最初の話だけ。みんな自分勝手じゃないか? 挿し絵がよかった。
【絶滅した熊への罪滅ぼし?短編集『こうしてイギリスから熊がいなくなりました』の感想】 https://kuma-teikibin.com/bears-of-england/
読了日:10月18日 著者:ミック・ジャクソン
朝のヨットの感想
「君が好きだよ」ではなく「君を好きだよ」……この言い方が引っかかる。少年期の独特の感性なのか、事実だけを見るか心象とみるか、全体的に綺麗な文章だけれど、それに惑わされて困惑している💦
読了日:10月20日 著者:山川 方夫
風琴と魚の町の感想
林芙美子の自伝的な話らしい。
父親は行商人。風琴(アコーディオン?)を鳴らして人を集め、物を売る仕事をしている。母親と3人で広島の尾道へやってくる。そこで暮らす人たちの姿はたくましい。章魚(タコ)が食べたいと駄々をこねる場面とか子どもらしさと一緒に生活の苦しさも感じる。父親がインチキ化粧品を売っているのがバレて巡査にビンタされるところを目撃してしまうとは……せつない現実。3人でうどんを食べる場面で自分にだけお揚げさんが入っているのに気づいて父親にあげる場面がよかった。青空文庫で。
読了日:10月21日 著者:林 芙美子
魚の序文の感想
「浮浪雲」のカメさんみたいな奥さん。「急に、まるで河童の子のように眼のところまで両手を上げて、しくしく声をたてて泣き始めた」のを「この泣き方は実に面白い。まるで、閨を共にする男へなんぞの色気は、大嵐の中へ吹ふき飛ばしたかのように、自分一人で涙を楽しんでいる風なのだ。子供のように、泣きながら泥の上を引きずられて来た汚れた手で、足の裏を時々ガリガリやりながら思い出したようにシャックリをする。そのシャックリの語尾はまるで羊が鳴いているようにメーと聞えた。」と形容する文学青年崩れ?のダンナさんも中々だわ😅
読了日:10月21日 著者:林 芙美子
四又の百合の感想
四又(よまた)ってなんだろう? みんなが正徧知
さまが来るのを待ち望んでいて、そのことで無理なことを言いつけるのではなく、みんなが喜んでお迎えの準備をしている感じがよかった。少年から百合を奪い取るのではないかとちょっとドキドキしたわ😅 青空文庫で。こちらのイベントポスターが綺麗だった。思った以上に百合がハデだったけど😄
https://www.kanko-hanamaki.ne.jp/event/event_detail.php?id=734
読了日:10月22日 著者:宮沢 賢治
冬物語の感想
♪木枯しは寒く 乗り換え駅に 行方知らぬ旅が続く 愛の切符手にして 「冬物語」というとこの歌が浮かぶ😄 同名作品はたくさんあるけれど、多分読んだことがない。こちらは風が強く寒い場所に住む土器収集仲間?を訪ねた時の話。秘密の穴倉に案内され、その暖かさと友人から勧められる酒に酔ってしまい、記憶が曖昧に…。「未だ二つ三つしか手をつけてゐないが、やがて俺は此処に並んでゐる限りの穴倉を、夫々奥から奥へ通路をつけながら、自分の思ひ通りの棲家につくらうといふのが、一生の願望なんだ。」なんか昔話っぽい雰囲気の話だった。
読了日:10月22日 著者:牧野 信一
江戸風鈴恋物語―時代小説傑作選 (講談社文庫)の感想
妻敵討ち、後妻討ち、闇討ち、敵討ちなどいろんな敵討ちが多かったような…シリアスな話もユーモラスな話もあって、毎晩少しずつ読んでいたのでずいぶん読み終わるまでに時間がかかってしまった。全14編。平成元年から2年にかけて発表されたものだそう。(解説より)杉本苑子さんのは「大江戸ゴミ戦争」の連作の1つらしいけれど、これだけでも現代のゴミ問題と合わせて面白く読めた。こういうのも書いているのかとビックリ。井上朝生さんの「髭」が微笑ましくて一番好きだった。時代小説傑作選シリーズは他にもたくさんあるので読んでみたい。
読了日:10月22日 著者:古川 薫,隆 慶一郎,津本 陽,白石 一郎,藤沢 周平
おいしい旅 初めて編 (角川文庫)の感想
地図を横に置きながら場所を確認して読んだらもっとわかりやすかったかも?全くと言っていいほど旅行をしないので😅 『地の果ては、隣』(永嶋恵美)がテンポもよくまた考えさせられた。一番好き。「怒る相手を間違えたくない。見当違いの相手に八つ当たりして、それで何かをやり遂げたみたいな気分になって、怒りが薄れてしまったら、そっちのほうが嫌」(P241)ラストの『当たり前が当たり前じゃなくなる瞬間なんて、知らないほうがいいに決まってる』という言葉を思い出す主人公の様子は自分とも重なる。図子慧さんの鯛茶漬けの話もイイ。
読了日:10月22日 著者:近藤 史恵,坂木 司,篠田 真由美,図子 慧,永嶋 恵美,松尾 由美,松村 比呂美
亡霊ホテルの感想
山本周五郎が探偵小説?!と意外に思って読む。謎解きは特に目新しさがあるわけではない…かなぁ(失礼😓)伊藤青年とは7つ違いで今年18歳になる妹のみどりについて『下の二字だけ取って「ドーリイ」と呼ばれているお侠な女学生』なところが一番印象的だった😄
読了日:10月24日 著者:山本 周五郎
日本婦道記 小指(青空文庫)の感想
お見合いとわかっているはずなのに、相手の娘ではなく母親を注視していた主人公。母親が善さそうなら娘もと。父から母親を娶とるわけではないそ、と言われ「……私は母上が好きですし、この母上があって私の今日があるのだと思いますから、それで大丈夫だと考えたのですがね」と。マザコン?!大丈夫か?と思ってしまった! でもこの婚約はナシになり、タイトルの「小指」の持ち主と目出度く…となるのですが、最後は「気づくのが遅いわ!」とツッコミを入れたくなるくらい主人公ボンヤリさんで😅 でもそこがよかったし、嫌なヤツもいなかった。
読了日:10月24日 著者:山本 周五郎
自衛隊 陸・海・空 最新装備大図鑑2022-2023 自衛隊シリーズの感想
潜水艦の記事で「たいげい」の漢字が浮かばす(「大鯨」)「はくげい」を見て、ああ〜とやっと納得出来た。モーニングで連載中の『艦隊のシェフ』に伊号潜水艦水兵の話があったので、こういう事態にはならないようにと思う。「ロシアによるウクライナ侵攻の戦訓」が最初に書かれているが、後から追加したのか? 記事の最後に『ゴルゴ13』から「アナライズ・ウクライナ」と「裏切りのスワスチカ」の紹介あり。今朝、新聞に宝島社が「世界を敵にまわして、生き残ったヤツはいない。」との広告を出していた。彼の世界と他国の世界は別世界なのかも。
読了日:10月24日 著者:ダイアプレス
思案の敗北の感想
「思案」を検索していたらこのタイトルが出てきた。タイトルは「考えてもムダだよ」ってことなのか、逆説的に「突き詰めていろいろ考えてみろよ」ってこと? まとまりがあるようでない、思い浮かんだことを書き連ねた感じ。『泣き泣きX光線は申しました。「私には、あなたの胃袋や骨組だけが見えて、あなたの白い膚が見えません。私は悲しいめくらです。」なぞと、これは、読者へのサーヴィス。作家たるもの、なかなか多忙である。』とか『君が死ねば、君の空席が、いつまでも私の傍らにあるだろう。』とか気になる文章が満載。青空文庫で。
読了日:10月24日 著者:太宰 治
猫料理の感想
タイトルから「猫食文化」だったら……と恐る恐る読んでみたら違った。幸せに暮らしている猫たちの食事の話だった(ΦωΦ) 飼い猫たちの自慢話というかなんというか、いい暮らしぶりでウラヤマシイ!(>▽<)
https://www.aozora.gr.jp/cards/001808/files/59872_70184.html
読了日:10月24日 著者:村松 梢風
真夏の焼きそば 食堂のおばちゃん(5) (ハルキ文庫)の感想
勘違いしてまた買った1冊。もったいないので、寝る前にちょっとずつ読む。飯テロだったわ😅 やはりサクサクと読みやすかったし、最後の方は鍋物で冷えてきた今の時期にはピッタリな話。万里くんが調理師免許を取ることを決めた頃で、まだまだみんな若いなぁ、なんて思ってしまった😄
読了日:10月26日 著者:山口恵以子
吸血鬼の感想
いつになったら「吸血鬼」が出てくるんだ? 明智くんも出てきたのにまだ「吸血鬼」の話にならない……我慢して読んでいたけど、いい加減疲れたので途中でやめました💦 最初の方にあった『二十五歳の恋人達は、子供の様に無邪気に、あらゆる思慮を忘れて、桃色の靄もやと、むせ返る甘い薫かおりの世界へ引き込まれて行った。』に胸ときめかせていたのになぁ😓 青空文庫で読んでいたけど、紙本なら休み休み頑張って最後まで読もうと思ったかもしれない。
読了日:10月27日 著者:江戸川 乱歩
博士の目(青空文庫)の感想
「じつのことをいえばね、人間という動物は、私には複雑すぎ、高級すぎるのです。それだけのことです。私は、むしろ魚や鳥の仲間なのです」漫画にした場合、絵柄がどんな風かで印象が変わりそうだと思った。
読了日:10月27日 著者:山川 方夫
変な音の感想
いきなり病室で大根おろしの音?!となってしまったけれど、お笑いでもホラーでもなく……日常から切り離された病院(病室)で何日も過ごすということについて考えてしまった。夜中にバタバタと職員さんたちが走る音も不安で怖いけれど、決まった時間に聞こえてくるよくわからない音って、やはり何かを知りたくなる。ひとり暮らしの時も物音とか人影とか怖かったなぁ、と思い出した。青空文庫で。
読了日:10月30日 著者:夏目 漱石
ある男と無花果の感想
外国の民話を小川未明風に書いたのかな?と思ったら違った😅 どうでもいいことですが、無花果は乾燥したものしか食べたことがない。青空文庫で。
【イチジクと男 ユーゴスラビアの話】http://hukumusume.com/douwa/pc/world/10/24b.htm
読了日:10月30日 著者:小川 未明
読書メーター
読んだ本の数:38
読んだページ数:3924
ナイス数:1121

「早起きの人妻」と読み間違えたタイトル😅 青空文庫で。この作者は初めて。神経衰弱だという男が早起きして散歩をすることに…それによりいろんな噂を立てられたりいろんな人に出会ったり。早起きが得か損かはすぐにはわからないのでは? まぁ年をとるとイヤでも早く目が覚めてしまうけれど😓 神経衰弱でこの前見つけた【板状土偶神経衰弱】を思い出してしまった。
https://kahoku.news/articles/20220831khn000029.html
読了日:10月01日 著者:佐々木 邦

久しぶりの歌野さん。タイトルと表紙買いだったけれど、う~ん、最初からなんだコレは?でなかなか話に乗り切れないまま、最終章にたどり着いたけれど、ラストでもやっぱりう~ん……ホラー・ミステリーとあったけれど、どちらも中途半端な感じが。ホラーというほどか?と思うのはだいぶ感覚がおかしくなっているのだろーか? 全体的に妄想癖の人が作り出した話にしか思えず、小説を読んだ!という満足度がなかったのが残念。あと最初「真宵の父」がハーメルンの笛吹き男のイメージだったので、ファンタジー系ホラーでいくのか?と思っていた😓
読了日:10月01日 著者:歌野 晶午

新聞書評で『ダダ・カンスケという詩人がいた――評伝陀田勘助』(吉田美和子)を読み、検索したら陀田勘助の作品が何作かあったのでとりあえず全部読んでみた。この詩が一番好きなのでこの作品のみ登録。青空文庫で。他の公開中の作品→「ある日」
「おれの飛行船」「全体の一人」「断片」「手をさし延べよう!」 「春がふたたび牢獄にやってきた!」「二人の子持ちになった労働者のおっ母あに送る」 。
読了日:10月02日 著者:陀田 勘助

『ツナグ』を読んだのもだいぶ前なので最初はアレ?という感じて読むことに。表紙がイイ。娘を亡くしたふたりの母親の話は、小さいが犠牲になる事件事故を連想させて辛い。「歴史研究の心得」は戦国時代の郷土の英雄に会いたいと今までにないパターンで面白かった。「想い人の心得」もよかった。「ーあの人ならどうしただろうと、彼らから叱られることさえ望みながら、日々を続ける。」(P319)に銀英伝のヤンさんに語りかけるユリアンを思い出した。解説が深木章子さんで辻村さんとの関わりに驚いたり。まだ続くのなら読みたい。
読了日:10月04日 著者:辻村深月

スピンオフがあるとは知らなかった。面白かった。
さいとう・たかを先生のお別れ会の記事をさっき読んだ。先生に皆さんに感謝🙏
https://natalie.mu/comic/news/495598
読了日:10月05日 著者:さいとう・たかを

「花を咲かせた草も、実を結んだ樹々も枯れて、一年の営みを終えた幹や枝は裸になり、ひっそりとながい冬の眠りにはいろうとしている、自然の移り変りのなかでも、晩秋という季節のしずかな美しさはかくべつだな」山本周五郎らしい話。ラストシーンが本当に美しくて胸を打つ。ドラマにもなっていたらしい。青空文庫→https://www.aozora.gr.jp/cards/001869/files/57718_74227.html
読了日:10月06日 著者:山本 周五郎

イヤミス…最初のアンソロジーは「不幸」がダイレクト過ぎてパスしてしまったけれど「涙」だと幾分和らいだタイトルに思えて購入😅 一番イヤな気分になったのは辻村さんの「パッとしない子」かな。乃南アサさんの「口封じ」は看護・介護関係者がみんなこんなヤツだと思って欲しくない…! 降田田さんの書き下ろし「ひとりでいいのに」は面白かったけど、ちょっとクドいかなぁ。「福の神」はホラーっぽい。篠田節子さんの「コミュニティ」は先がわかるやっぱりね、な展開。「裏切らないで」はシリーズ物の一編? 好きなのは「北口の女」!
読了日:10月06日 著者:宮部 みゆき,辻村深月,乃南 アサ,篠田 節子,宇佐美 まこと,王谷 晶,降田 天

マンガ図書館で(他のサイトはR指定になっている)。平安時代の女の情念が和歌とオカルトとともに…って感じかなぁ。結構気にいったので続きがないのが残念。当時の暮らしぶりはここに描かれている通りなのかな?
https://www.mangaz.com/book/detail/194941
読了日:10月06日 著者:木村 えいじ,滝沢 解

灰神楽とは「火の気のある灰の中に湯水をこぼしたとき、灰が吹き上がること。また、その灰けむり。」のことを言うらしい。犯人がどう考えてもそんなことで騙されたりしないだろ〜!と思う作り話を被害者の弟にするのだけれど(彼の行動で結果的に兄が死亡したように話す)気分が高揚して逃げ切れた!と思っているのが浅はかで哀れ。青空文庫で→https://www.aozora.gr.jp/cards/001779/files/57510_64374.html
読了日:10月07日 著者:江戸川 乱歩

夫婦喧嘩というかなんというか……お金の使い方はやっぱり問題になるなぁ。「ひとこと相談する」って出来そうで出来ない(;´∀`) 結局ダンナさんは奥さんには敵わないという話……チャンチャン! 青空文庫で。https://www.aozora.gr.jp/cards/001750/files/55801_57080.html
読了日:10月08日 著者:佐々木 邦

単行本の時から気になっていた本。文庫になったので購入。「ほとほと」って季語なの? と思っていたら新年の季語だった。中国地方を中心にその年の幸福を予祝して小正月に行われた行事。簑や笠、風呂敷などで顔や体を隠して神の化身に扮した若者が家々をまわり鏡餅などの縁起物を置き、かわりに餅や祝儀をもらう。家々の戸を叩く時の音、又は家々をまわるときに唱える「ほとほと」という声が名前の由来といわれている。…最初の話がこの「ほとほと」。知っている季語がほとんどだったけれど、そこから生まれる昔話のような話たちは素敵だった✨
読了日:10月09日 著者:髙樹 のぶ子

アニメの一話を見たので。週マ連載なのか〜ずっと読み飛ばしてたわ😅 私の中でのサッカー漫画は「シュート!」「エリアの騎士」で、タイトルからスポーツ漫画だとは思わなかった。虎の穴(古い)サッカーversionなのかなと。
読了日:10月10日 著者:ノ村 優介

3巻まで無料で。コミカライズなのか〜でも漫画になったから私には内容がわかりやすくなっている気がする(笑) 不幸な事件に巻き込まれ死亡したサラリーマンの異世界転生物語って感じ? あまりエロエロしたハーレム場面がなくて、どこか体育会系な雰囲気があってまだ序章なんだろうけど、なかなか面白く読めた。
読了日:10月11日 著者:秋風 緋色,sime

■メイン特集「悪女について」:このテの記事にはよく加賀まりこさんの「月曜日のユカ」が出てくるけど、未だに見たことがない。■昭和スター極太伝:佐藤慶さん。今年十三回忌だそう。■和製グラムロックの世界:ロックの定義がよくわからない〜でもジュリーは好き😍■逆襲のアイドルシネマ:渡辺典子、大西結花、菊池桃子、濱田のり子など■ニャンニャン写真:高部知子ちゃんの「ベッドで二人仲良くニャンニャンしちゃった後一服」というFOCUS写真は衝撃でしたねぇ…■誘惑する文庫本カバーの世界:ハヤカワSF文庫+松本零士✨
読了日:10月11日 著者:

「皇太子さまお生まれなった」という歌を思い出した。https://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/kancho/2018_10.html
【太宰治 一燈】https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/273_20007.html
読了日:10月12日 著者:太宰 治

円空仏が好きなので。マンガ図書館Zで見つけたので読む。https://www.mangaz.com/book/detail/57281
「怒る笑ふ円空仏のこゑや春」
(楠戸まさる句集『遊刃(ゆうじん』より)
読了日:10月12日 著者:里中満智子,木村直巳

『私はずっと以前に、ハイフェッツの古い吹込らしかったが「妖精の踊」のレコードを持っていた。友人の内田百間先生は、この曲が非常に好きで、あのタンタンタヽヽヽという節を聴くと妙にビールが飲みたくなるので、私の家で飲んだり、何処かへ飲みにつれていって貰ったりしたが、私もその頃、この曲が好きで、これにヒントを得て、「落葉の踊」を作ってみたのである。
その後、百間先生が学生を連れて来て、酔っぱらった勢でこのレコードを没収して帰ったように思ったが、今、その話をすると、そんな覚えはない、迷惑な話だというのである。』
読了日:10月13日 著者:宮城 道雄

いきなりツノが生えるなんて〜よく学校に行ったなぁと思った😅 ヒトと龍のハーフだったルリ。これからどーなる?!と思っていたら休載になってしまって……良くも悪くもジャンプっぽい漫画。ちゃんと最後まで作者の描きたいものが描けたらいいなと思う。
読了日:10月14日 著者:眞藤 雅興

無料だったので1巻を読んでみたのだけれど…コレはなんとゆーか単純な三角関係でなくまた「男を降りたけれど女になりたいわけじゃない」って、思春期独特の一過性のものなのか根深い課題なのか、いろいろ考えてしまう。性欲のある無しが男らしさにつながるってどこかヘンな気もするし。「血の轍」の作者なんですね。完結したら一気読みしたいかも。しかし慧ちゃん、突然引っ越してからどうしていたのか、タイトルの「アリス」も意味ありげだし気になる作品。
読了日:10月16日 著者:押見 修造

作者さんのnoteを見つけてコチラを知りました。今は更新がなく残念。◆「三文小説集」https://note.com/tamakisegawa/n/n93c900d777ba
◆「僕は兄になりたかった」https://note.com/tamakisegawa/n/n17bc7f0ca69c
小野正嗣さんが芥川賞受賞した時のスピーチでお兄さんのことを話されていたのをなぜか思い出しました。 |https://ameblo.jp/mayukomizukami/entry-12449675292.html
読了日:10月17日 著者:瀬川 環

こちらの記事を読んでイギリスには熊がいない?!とビックリ。試し読みで最初の話だけ。みんな自分勝手じゃないか? 挿し絵がよかった。
【絶滅した熊への罪滅ぼし?短編集『こうしてイギリスから熊がいなくなりました』の感想】 https://kuma-teikibin.com/bears-of-england/
読了日:10月18日 著者:ミック・ジャクソン

「君が好きだよ」ではなく「君を好きだよ」……この言い方が引っかかる。少年期の独特の感性なのか、事実だけを見るか心象とみるか、全体的に綺麗な文章だけれど、それに惑わされて困惑している💦
読了日:10月20日 著者:山川 方夫

林芙美子の自伝的な話らしい。
父親は行商人。風琴(アコーディオン?)を鳴らして人を集め、物を売る仕事をしている。母親と3人で広島の尾道へやってくる。そこで暮らす人たちの姿はたくましい。章魚(タコ)が食べたいと駄々をこねる場面とか子どもらしさと一緒に生活の苦しさも感じる。父親がインチキ化粧品を売っているのがバレて巡査にビンタされるところを目撃してしまうとは……せつない現実。3人でうどんを食べる場面で自分にだけお揚げさんが入っているのに気づいて父親にあげる場面がよかった。青空文庫で。
読了日:10月21日 著者:林 芙美子

「浮浪雲」のカメさんみたいな奥さん。「急に、まるで河童の子のように眼のところまで両手を上げて、しくしく声をたてて泣き始めた」のを「この泣き方は実に面白い。まるで、閨を共にする男へなんぞの色気は、大嵐の中へ吹ふき飛ばしたかのように、自分一人で涙を楽しんでいる風なのだ。子供のように、泣きながら泥の上を引きずられて来た汚れた手で、足の裏を時々ガリガリやりながら思い出したようにシャックリをする。そのシャックリの語尾はまるで羊が鳴いているようにメーと聞えた。」と形容する文学青年崩れ?のダンナさんも中々だわ😅
読了日:10月21日 著者:林 芙美子

四又(よまた)ってなんだろう? みんなが正徧知
さまが来るのを待ち望んでいて、そのことで無理なことを言いつけるのではなく、みんなが喜んでお迎えの準備をしている感じがよかった。少年から百合を奪い取るのではないかとちょっとドキドキしたわ😅 青空文庫で。こちらのイベントポスターが綺麗だった。思った以上に百合がハデだったけど😄
https://www.kanko-hanamaki.ne.jp/event/event_detail.php?id=734
読了日:10月22日 著者:宮沢 賢治

♪木枯しは寒く 乗り換え駅に 行方知らぬ旅が続く 愛の切符手にして 「冬物語」というとこの歌が浮かぶ😄 同名作品はたくさんあるけれど、多分読んだことがない。こちらは風が強く寒い場所に住む土器収集仲間?を訪ねた時の話。秘密の穴倉に案内され、その暖かさと友人から勧められる酒に酔ってしまい、記憶が曖昧に…。「未だ二つ三つしか手をつけてゐないが、やがて俺は此処に並んでゐる限りの穴倉を、夫々奥から奥へ通路をつけながら、自分の思ひ通りの棲家につくらうといふのが、一生の願望なんだ。」なんか昔話っぽい雰囲気の話だった。
読了日:10月22日 著者:牧野 信一

妻敵討ち、後妻討ち、闇討ち、敵討ちなどいろんな敵討ちが多かったような…シリアスな話もユーモラスな話もあって、毎晩少しずつ読んでいたのでずいぶん読み終わるまでに時間がかかってしまった。全14編。平成元年から2年にかけて発表されたものだそう。(解説より)杉本苑子さんのは「大江戸ゴミ戦争」の連作の1つらしいけれど、これだけでも現代のゴミ問題と合わせて面白く読めた。こういうのも書いているのかとビックリ。井上朝生さんの「髭」が微笑ましくて一番好きだった。時代小説傑作選シリーズは他にもたくさんあるので読んでみたい。
読了日:10月22日 著者:古川 薫,隆 慶一郎,津本 陽,白石 一郎,藤沢 周平

地図を横に置きながら場所を確認して読んだらもっとわかりやすかったかも?全くと言っていいほど旅行をしないので😅 『地の果ては、隣』(永嶋恵美)がテンポもよくまた考えさせられた。一番好き。「怒る相手を間違えたくない。見当違いの相手に八つ当たりして、それで何かをやり遂げたみたいな気分になって、怒りが薄れてしまったら、そっちのほうが嫌」(P241)ラストの『当たり前が当たり前じゃなくなる瞬間なんて、知らないほうがいいに決まってる』という言葉を思い出す主人公の様子は自分とも重なる。図子慧さんの鯛茶漬けの話もイイ。
読了日:10月22日 著者:近藤 史恵,坂木 司,篠田 真由美,図子 慧,永嶋 恵美,松尾 由美,松村 比呂美

山本周五郎が探偵小説?!と意外に思って読む。謎解きは特に目新しさがあるわけではない…かなぁ(失礼😓)伊藤青年とは7つ違いで今年18歳になる妹のみどりについて『下の二字だけ取って「ドーリイ」と呼ばれているお侠な女学生』なところが一番印象的だった😄
読了日:10月24日 著者:山本 周五郎

お見合いとわかっているはずなのに、相手の娘ではなく母親を注視していた主人公。母親が善さそうなら娘もと。父から母親を娶とるわけではないそ、と言われ「……私は母上が好きですし、この母上があって私の今日があるのだと思いますから、それで大丈夫だと考えたのですがね」と。マザコン?!大丈夫か?と思ってしまった! でもこの婚約はナシになり、タイトルの「小指」の持ち主と目出度く…となるのですが、最後は「気づくのが遅いわ!」とツッコミを入れたくなるくらい主人公ボンヤリさんで😅 でもそこがよかったし、嫌なヤツもいなかった。
読了日:10月24日 著者:山本 周五郎

潜水艦の記事で「たいげい」の漢字が浮かばす(「大鯨」)「はくげい」を見て、ああ〜とやっと納得出来た。モーニングで連載中の『艦隊のシェフ』に伊号潜水艦水兵の話があったので、こういう事態にはならないようにと思う。「ロシアによるウクライナ侵攻の戦訓」が最初に書かれているが、後から追加したのか? 記事の最後に『ゴルゴ13』から「アナライズ・ウクライナ」と「裏切りのスワスチカ」の紹介あり。今朝、新聞に宝島社が「世界を敵にまわして、生き残ったヤツはいない。」との広告を出していた。彼の世界と他国の世界は別世界なのかも。
読了日:10月24日 著者:ダイアプレス

「思案」を検索していたらこのタイトルが出てきた。タイトルは「考えてもムダだよ」ってことなのか、逆説的に「突き詰めていろいろ考えてみろよ」ってこと? まとまりがあるようでない、思い浮かんだことを書き連ねた感じ。『泣き泣きX光線は申しました。「私には、あなたの胃袋や骨組だけが見えて、あなたの白い膚が見えません。私は悲しいめくらです。」なぞと、これは、読者へのサーヴィス。作家たるもの、なかなか多忙である。』とか『君が死ねば、君の空席が、いつまでも私の傍らにあるだろう。』とか気になる文章が満載。青空文庫で。
読了日:10月24日 著者:太宰 治

タイトルから「猫食文化」だったら……と恐る恐る読んでみたら違った。幸せに暮らしている猫たちの食事の話だった(ΦωΦ) 飼い猫たちの自慢話というかなんというか、いい暮らしぶりでウラヤマシイ!(>▽<)
https://www.aozora.gr.jp/cards/001808/files/59872_70184.html
読了日:10月24日 著者:村松 梢風

勘違いしてまた買った1冊。もったいないので、寝る前にちょっとずつ読む。飯テロだったわ😅 やはりサクサクと読みやすかったし、最後の方は鍋物で冷えてきた今の時期にはピッタリな話。万里くんが調理師免許を取ることを決めた頃で、まだまだみんな若いなぁ、なんて思ってしまった😄
読了日:10月26日 著者:山口恵以子

いつになったら「吸血鬼」が出てくるんだ? 明智くんも出てきたのにまだ「吸血鬼」の話にならない……我慢して読んでいたけど、いい加減疲れたので途中でやめました💦 最初の方にあった『二十五歳の恋人達は、子供の様に無邪気に、あらゆる思慮を忘れて、桃色の靄もやと、むせ返る甘い薫かおりの世界へ引き込まれて行った。』に胸ときめかせていたのになぁ😓 青空文庫で読んでいたけど、紙本なら休み休み頑張って最後まで読もうと思ったかもしれない。
読了日:10月27日 著者:江戸川 乱歩

「じつのことをいえばね、人間という動物は、私には複雑すぎ、高級すぎるのです。それだけのことです。私は、むしろ魚や鳥の仲間なのです」漫画にした場合、絵柄がどんな風かで印象が変わりそうだと思った。
読了日:10月27日 著者:山川 方夫

いきなり病室で大根おろしの音?!となってしまったけれど、お笑いでもホラーでもなく……日常から切り離された病院(病室)で何日も過ごすということについて考えてしまった。夜中にバタバタと職員さんたちが走る音も不安で怖いけれど、決まった時間に聞こえてくるよくわからない音って、やはり何かを知りたくなる。ひとり暮らしの時も物音とか人影とか怖かったなぁ、と思い出した。青空文庫で。
読了日:10月30日 著者:夏目 漱石

外国の民話を小川未明風に書いたのかな?と思ったら違った😅 どうでもいいことですが、無花果は乾燥したものしか食べたことがない。青空文庫で。
【イチジクと男 ユーゴスラビアの話】http://hukumusume.com/douwa/pc/world/10/24b.htm
読了日:10月30日 著者:小川 未明
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