空のお城図書館

2019年05月04日

景明雲便りNo.2:みどりの日々

今日は「みどりの日」ですね。オフコースの「緑の日々」が脳内に流れる四捨五入すると還暦なワタクシヾ(@゜▽゜@)ノ



【緑の日々】

https://sp.uta-net.com/movie/4358/



記念日にショートショートでも「みどりの日」に因んだ作品がupされていました。みどりちゃんは同級生にいましたが、スレンダーな女の子でしたわ。


https://twitter.com/shin_juuuuuuuku/status/1123139193192861697?s=19





読売新聞朝刊の編集手帳で知った室生犀星の四行詩『五月』。 名前の由来を調べましょう、というのが小学校の国語の教科書に載っていて、その時に緑の美しい時期に生まれたから「みどり」と名付けられたという話があったのですが、もしかしたらこの詩のように誰かを救う光になるようにとの思いも込めての命名だったのかも、と思いました。



生き生きとした緑の葉たち、空の青にまぶしく輝いていますね。皆さまの毎日もキラリ✨でありますように。






五月



悲しめるもののために

みどりかがやく

苦しみ生きむとするもののために

ああ みどりは輝く



室生犀星


rohengram799 at 11:13|この記事のURLComments(6)

2019年04月25日

春愁雲便りNo.24:ほとほと

なんだか梅雨時のようなムシムシしたお天気になっていますね。アツいからと薄着でいると夜には肌寒くなりそうで、何を着たらいいのだ?と悩んでしまいます。




高樹のぶ子さんの新刊は【二度と会えない大切な人と、ほんの一瞬でも再び触れ合えたら......。「季語」を縦糸に、忘れられない人との邂逅を横糸に、幻想的に紡がれた24のストーリー。】で、タイトルになった季語は下記の通り。


ほとほと/猫の恋/春の闇/エイプリルフール/翡翠/鳴神月/出目金/笹まつり/秋出水/月の舟/銀杏/牡蠣殻/寒椿/夜の梅/小町忌/帰雁/竹落葉/紫陽花/滝壺/星月夜/虫時雨/栗の実/身に入む/寒苦鳥


ほとほと 歳時記ものがたり >> https://i.bookmeter.com/books/13440011



「ほとほと」って季語なの(´・ω`・)? と思って調べた
新年の季語でした。


中国地方を中心にその年の幸福を予祝して小正月に行われた行事。簑や笠、風呂敷などで顔や体を隠して神の化身に扮した若者が家々をまわり、鏡餅などの縁起物を置き、かわりに餅や祝儀をもらった。家々の戸をたたくときの音、又は家々をまわるときに唱える「ほとほと」という声が名前の由来といわれている。


知りませんでした!(試し読みで「ほとほと」だけ読めました。)



「身に入む」は秋の冷気やものさびしさが、身に深くしみるように感じること。和歌では「身にしむ風」「身にしむ秋」などと秋の冷やかさとともにつのるものさびしさをあらわす言葉だった。




「夜の梅」………なにやら意味深と思うのはおやぢだからでしょうか?(笑)



「夜の梅小さな嘘を聞き流す」 成澤たけし


「夜の梅鋏のごとくひらく足 」 柴田千晶




梅擬(ウメモドキ)は秋の季語になるのですが、この俳句が好きです。


「愛していると言わず死ぬなよと言う梅擬」


恋人同士ではなくて、片想いの相手に精一杯気持ちを伝えているのかなと思う一句です。この句が収められた句集はこちらです。

http://furansudo.com/archives/12352




rohengram799 at 12:52|この記事のURLComments(10)

2019年04月17日

春愁雲便りNo.16:ひぐらしの神様

本屋さんに行くと何か1冊は本を買わなくてはいけない気持ちになってしまう……お目当ての本がなかった時には、う~ん、と悩みながら1冊選ぶ時もあるし、すぐ決まる時もあるし、ガマンガマンで買わない時ももちろんあるんですが………この『ひぐらしの神様』はなんとなく表紙が気に入りタイトル買いした1冊です。



(P[あ]7-2)ひぐらしの神様 (ポプラ文庫ピュアフル) >> https://i.bookmeter.com/books/13117085




『神様の御用人』はタイトル通り神様の御用(お願い)を遂行するシリーズものだけれど(8冊出ている。昨日気がついたけど、ダブりで2冊買っていた……出来れば12巻くらいで終わりにして欲しい。あまり長いとダレるし、あきる)こちらはシリーズではなくてホッ! そして思っていたよりもファンタジーではなくて、ちゃんと地に足をつけて生活しなさい、な雰囲気がよかったです。



神様を扱った話に共通しているのは(自分が読んできた中で)人間から祀られてこその存在、ということでしょうか。人々の願いにより生まれ、そして長い年月とともに忘れられ力を失っていくのは、あまりにも理不尽……!と自分だって特に何をしているわけではないのに思ってしまう。



神様には「○○して下さい」とお願いをするのではなく「○○を頑張るので見ていて下さい」と決意を表明するのだといろんな本に書いてあったけれど、この本でその理由がわかった、というか、そういう気持ちで手を合わせるんだなぁって納得したところがありました。



印象的だった言葉をいくつか……。


「後悔は後悔です。それは、変えることのできぬもの。しかし、その後悔を理由に、今ここにあるご自身のあり方を歪めてはなりません」


「誰かのためにという言葉は、確かに美しいものです。己を捨て置き他者に尽くすことこそ美徳だと、多くの者は信じておりましょう。しかし、他者の支えになるためにはまず、己の足を己で支えねばなりません。それができねば、相手も己も立ち行かぬ。自らの幸福を得られぬ者に、他者を幸福にすることなどできません」


「人はな、青年。自分の中に存在しないものを外から投げかけられたところで、なにも感じやしないんだよ。褒められようが貶(けな)されようが、諭されようが疑問を呈されようがな。人が人の言葉になにかを感じるのは、感じるべき要因がすでにそいつの中にあるからだ。種があるなら、やがて芽も吹く。たとえ、ささいなきっかけでもな」



「自分の力でがんばらなきゃいけない時って絶対あるけどさ、一人でずっと頑張るのって、やっぱしんどいじゃん。だけどそういう時でも、誰かが見ててくれるって思うとさ、なんだか気持ちがしゃんとするんだよ。俺はまだ大丈夫なんだなって、思えるっていうか」神様を信じるってさ、自分を信じるっていうのに、ちょっと似てるよね。





読み終わってから、しみじみ表紙をながめました。


1日をおだやかに、人として美しく過ごせますように………では、おやすみなさいませ(。-ω-)zzz


rohengram799 at 00:37|この記事のURLComments(2)

2019年04月15日

春愁雲便りNo.13:友だち

おはようございます!


入学式や始業式が終わって、試行錯誤しながら新しい生活のリズムを整えている時期でしょうか? 今の学生さんも保護者の皆さんも自分が子どもの頃とは違って大変そう。英語の授業とか考えただけでクラクラしてしまう。先生たちも頼りなさそうに見えてしまう。教員が余っていると聞いたこともあるけれど、実際はどうなんだろう?





「友だちがいなくてつらいと言う友の口元にのぼりゆく抹茶ラテ」


メモしてあったけど、どこで見たのかなんで読んだのか、作者もわからなくて申し訳ないのだけれど………。「口元にのぼりゆく」とあるのでストローでほろ苦い抹茶ラテを飲んでからハァ〜とかため息をつくんでしょう。


この彼女(だと思う。男同士の会話じゃないよね?)が全面的に悪いとは思わない。なんだろう、なんか友だちの質というか、ここではこういう風に私と話してくれる友だちが欲しいんだよね、って感じなのかなと。違う高校に進学した中学時代の仲良しふたりがある程度 、新しい環境になれた頃に久しぶりに会った場面を想像しました。


このふたりの関係は、お互いに同じ意識の「友だち」ではないんだろうなぁ。少なくともこの言葉を口にした人は、話した相手は「自分の理想とする友だち」ではないのでしょう。相手を傷つけているなんて全く考えていないんだろうなぁ。自分のことでいっぱいで。聴いている方はそれを全部受け入れられるのだろーか?




この短歌を読んだ時に重松清さんの本にあったこの言葉を思い出しました。


「わたしは、一緒にいなくても寂しくない相手のこと、友だちって思うけど」(p212)



きみの友だち (新潮文庫) >> https://i.bookmeter.com/books/579357




大人になって読んでもキツいなぁ、って思うから今、この状況(情況)にある子どもたちはもっと息苦しくなってしまうんだろうな、と感じる本だったけど、この言葉は真実なんじゃないかな。 一緒にいない時に自然と「どうしているかな?」って思い出せる人がいるのは幸せだし、そういう誰かの存在になれていたらまた幸せなことでしょう。無理することなく、自然にこんな感情が出てくるのがよろこびでありましょう。





「本名は知らず付き合ふすみれ草」(森泉理文)


リアルなお付き合い、ネットの世界でのお付き合い、いろいろありますが、ある程度の距離感って大切ですよね。「友だち」という言葉で相手を縛ることなく、自分を縛ることもなく………おだやかに暮らしていきたいものです(*´ー`*)



明日は『ひぐらしに神様』を読んで思ったことなどを書いてみたいと思います。ではでは皆さま、今週も「ご安全に!」お過ごし下さいませ♪(o・ω・)ノ))




rohengram799 at 06:18|この記事のURLComments(6)

2019年04月11日

春愁雲便りNo.10:純潔

昨日は寒かったですね。八ヶ岳の方でも10センチ以上の積雪があったようです。少し前には沖縄で海開きのニュースを聞いた気がするのに……もうこんなに気温が下がることはないと思いますが、気温と一緒に気分も上がったり下がったりの乱気流ですわ。



「純潔」という言葉を聞くとムンクの『思春期』という絵が一緒に浮かんできます。この絵に関しては『叫び』以上にいろんな解釈があるみたいですけれど、描いた本人は全く違うことを思っていたんじゃないかと考えたりします。



あとやはり「純潔」と言えば、南沙織ちゃん!だったりもするアナタは私と同世代ですね?(笑) こちらの記事から懐かしい紅白歌合戦での映像を視聴出来ます(*´∀`)♪

https://plaza.rakuten.co.jp/tmatsumoto/diary/201007020000/?scid=wi_blg_amp_diary_next





読書メーターでアレコレ検索していて、中里恒子さんが書いた『純潔について』の感想を読んで「純潔」という言葉が伝えたいことについて考えました。古くさい言葉と切り捨てられてしまいそうですが、百恵ちゃんの歌殿方にはあまりピンとこないかなぁ、と思いつつ……感想に引用された文章がとてもよかったです。インタビュー映像もあったのでご覧下さい。


純潔について (1950年) >> https://i.bookmeter.com/books/1383951



【インタビュー映像】

https://www2.nhk.or.jp/archives/jinbutsu/detail.cgi?das_id=D0016010327_00000






昨晩、こんな和歌を見つけました。詠み人知らず。いつの時代も乙女恋、恋心は不滅ですね(o≧∀≦o)



朝寝髪
我は梳(けづ)らじ
うるわしき
君が手枕(たまくら)
触れてしものを




朝の寝乱れた髪を櫛で梳いたりなんかしません。だって大好きなあなたが腕枕をしてくれた時にずっと触れていた髪ですもの……(*ノωノ)



愛のなごり、残り香が黒髪に……♪o((〃∇〃o))((o〃∇〃))o♪




妄想モクモク木曜日〜皆さま、楽しい1日を。:+((*´艸`))+:。






rohengram799 at 09:58|この記事のURLComments(8)
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