月刊・空のお城図書館
2023年10月05日
9月の本棚
9月の読書メーター
読んだ本の数:70
読んだページ数:9967
ナイス数:1982
はやい秋(青空文庫)の感想
登場人物の年齢がまさかの…だった😅 まだ煙草をスパスパ吸える時代だったのだと思ったり。夏の日の記憶はずっと残りそう。タイトルもうまいなぁ、さすがだ。
読了日:09月01日 著者:山川 方夫
夜汽車 (新潟文楽工房)の感想
タイトルと表紙が気になり読む。最新の話は『風、巡り往く』中学3年生の初夏にやってきた、めずらしい転校生・坂崎雪生。旅役者の子どもかと思った。山下和美さんの「不思議な少年」ぽさもあった。『夜汽車』にも人々の怪我を治す不思議な力を持つ青年が現れる。彼とその姉に関わる話。
あとがきを読んで自分が「風の又三郎」「山月記」「グリーン・マイル」を連想したのは間違ってはいなかったな、と思った。他の話も読んでみたい。
読了日:09月01日 著者:ヤマダ マコト
死んだら遺体はどうなるの?: おくりびと 納棺師が語る自殺 孤独死 事故死 涙なしには語れない!苦悩と感動のエピソード集 もふねこ出版の感想
なんだかあっという間に読み終わってしまい、正直、えっ、これで終わりですか?って感じだった。同じようなテーマならコミックエッセイの方がよかったかなと思う。気持ちは伝わるけど、これが序章みたいな感じだった。
読了日:09月02日 著者:もふねこ出版,おくりびと納棺師さん
ミスミソウ 完全版 : 1 (アクションコミックス)の感想
最終巻までイッキ読み。田舎だから、の一言で終わるものではなく、どこでも規模の違いはあれ同様のことが起こりうるのでは? しかし、なぁ……もういい歳になっているワタシなどはおいといて、思春期のコたちはこれを読んでどんなことを思うのだろう。誰の立場で読むのか、考えるのか。スゴい話だ。
読了日:09月02日 著者:押切蓮介
過去からの使者~悪因悪果~ 1巻 (まんが王国コミックス)の感想
小学生時代、いじめられた子どもたちが大人になってから復讐する物語。3巻完結で全部読む。いじめた方は綺麗さっぱり忘れている。最後がなんだか納得いかないのは私の性格が悪いからだろうか。あと3巻でいいところなのにセリフの再会が再開になっていて、ちょっと興醒めしてしまった。
読了日:09月02日 著者:北村 永吾
雨の中の涙のように (光文社文庫 と 22-5)の感想
メロドラマか昭和歌謡みたいなタイトルだと思いつつ読む。もう少し毒気のある遠田作品の方が好きかな。堀尾葉介という美しく才能に溢れ出会う人たちを虜にする男をめぐる連作短編集。彼が積極的に何かをするというより彼の存在によりまわりがざわつくみたいな感じ。彼自身の抱えているものも明かされていく。映画や洋楽など好きな人なら出てくるタイトル、曲名におー!となってより物語を楽しめそう。私はなんとなく聞いた事がある程度。木琴ではなく炭琴もあるとは知らなかった。悪くはなかったけど、次はもっとダークな話が読みたい。
読了日:09月02日 著者:遠田潤子
家政婦のブキミ (1) (COMIC ヤミツキ)の感想
3巻まで。ブキミなんて可愛らしいものではない……いろいろヤバいことが出来る資金はどこから?と違うことも気になってくる。家政婦を雇うようなことはないけれど、ヒミツを見つけられるくらいならまだマシなのかも。コワい😱
読了日:09月03日 著者:伊藤あんよ
妖精とバレエの感想
横書き。少女の名前がモモだけれど外国の女の子みたいな感じ。イラスト全体的にやわらかくて外国っぽい雰囲気。おばちゃんだからそう思うのか?😅 好きなものを努力して続けてね、という未来の自分からのメッセージのような話。
読了日:09月03日 著者:古本 美筒
トウシューズをはいたネコ 保護猫チャーリーの物語の感想
交通事故に遭い動物愛護センターに運ばれたネコのチャーリー。「殺処分ゼロ」を願って実話をもとに描かれた絵本。バレリーナっぽさを全面に出した話だと思っていたのでちょっと拍子抜けしたかな。最後の写真は可愛い。引き取られて幸せに暮らすチャーリー。でもお父さんお母さんはチャーリーが突然いなくなり事故にあったなんて知らないままのはず。どうなったのかが気になる。なんとなく中途半端な感じになっているのが残念。
読了日:09月03日 著者:文:にゃんこバレリーナ","絵:山口 けい子
九月の雨の感想
雨の朝だったのでタイトルが気に入り〜久しぶりに片岡義男作品。最初、文章がぶつ切りの印象がありこんな感じだっけ?となる。19歳の今西クン、8月26日からバイクでひとり旅。父は美人社長と再婚が決まり、顔合わせも済んだ。この人に心奪われて…な展開じゃなかった。仲のいい女友だちが出発時写真を撮ってくれた。彼女はそれを送ろうと思うのだが住所がわからない。連絡してくれるって言ったのに…みたいな。封をしたあとに文字を書くと中に入れた写真に跡がつかないか?と余計な心配をしてしまった。初出1981年小説ジュニアに納得😄
読了日:09月04日 著者:片岡義男
止まない霧の感想
ため込んでいたKindle作品を整理中。だいぶ前にダウンロードしていた作品。
タイトルや内容があっているかどうかビミョーではある。湿った男、ほどほどで満足していた男の初恋物語と言えばいいのか。最後がああいう形になるとは思わなかった。誰の胸にも霧というより靄がかかった状態になりそう。
読了日:09月04日 著者:初瀬明生
きみにみえるように (星と森の絵本)の感想
天文台のまち 三鷹発の絵本シリーズ 「星と森の絵本」第1弾。ある小さな星に空をみるのが好きなクマがいて青い星を見つけた。「あの星にもだれかいて、こっちをみているのかな」と思い、虹をくぐり森を抜け線をひき続けるクマのお話。
読み聞かせ動画で
https://youtu.be/EICdvi4ALcg?feature=shared
読了日:09月05日 著者:青野 広夢
みけの ごうがいやさんの感想
タイトルを「みけのこうがいやさん」と読んでしまって、小間物屋のミケさんが笄(こうがい)を売っている話だと思っていた😅 人間にしたらいいものであっても猫には煩わしいものなのだなぁと。
読了日:09月05日 著者:小川 未明
10代の時のつらい経験、私たちはこう乗り越えました (コミックエッセイ)の感想
乗り越えられたこともあれば停滞したままのこともモヤモヤしたままのこともある。誰かに話したことで少しはラクになれたならいいなと思う。今は情報が多すぎるけれど、何か自分の救いになるもの、お守りになるものが見つかりますように。
読了日:09月05日 著者:しろやぎ 秋吾
霊能者ですがガンになりました (ぶんか社コミックス)の感想
タイトルはよく目にしていた。病院の対応とか医者との相性とかいろんな申請とか……病気になるとやらなければならない手続きも多い。お元気になられたのだと思っていたので残念です。
読了日:09月05日 著者:小林薫,斎
強制除霊師・斎 (1) 怨念旅館 (あなたが体験した怖い話)の感想
シリーズは12巻まで?は読んだかな。順番はバラバラだったけど。ネコたちのために日帰り! かなり体力を消耗すると思うのだけれど……。ドSキャラ設定になっているけれどそんなことはないと思う。信じる信じないは読み手の判断だろうけれど、話をまとめるのは大変だったろうなぁ。私自身はなんの体験もなし。よく何人も同じ人が同じ人物を守護霊とか生まれ変わりって言うけど、どうなんでしょうねぇ。斎さんが私の側にいる!という人もいるのかな、信じないけど(笑)
読了日:09月05日 著者:小林薫
きんぎょ生活 No.9 [雑誌]の感想
本屋さんでなかなか見かけないなぁと思っていたら年一回の発行なのね😅 表紙がAIっぽいなと思ったんだけどどうなんだろ? 作者さんはランチュウを飼育しているらしい。金魚やメダカはは普通の金魚が一番いいと思うけどなぁ。こちらの書評にもある「体色の不思議に迫る」はへー!となった。
https://book.asahi.com/article/14975759
ついでに「ビバリウムガイド」もパラパラみてきた。猛暑での飼育環境を整えるみたいなページにワインセラーの活用があって、まぁ温度管理はしやすいよなと😅
読了日:09月05日 著者:
しらふで生きる 大酒飲みの決断 (幻冬舎文庫)の感想
いろんな例え話とか本歌取りのような詩作?とか部分部分面白いところはあるのだけれど、ダラダラした感じがして私にはあわないなぁ、と思ってつまみ食いのような読み方になった。むしろ解説だけ読んだ方が内容がわかった気がする😅 私はお酒も飲まないし煙草も吸わない。人生、ソンしている気分は少しある。
読了日:09月05日 著者:町田康
五年後に (双葉文庫 さー 49-01)の感想
デビュー短編集。表題作はよく歳下から告白されたりしたら特に意味もなく言いそうな「5年後に言ってくれたらうれしいのに」の言葉に纏わる話。思春期の女の子の思い込みも恐ろしいな…な話だった。「眠るひと」の最後にあった【父の遺品を整理しながら母が、お父さんはね、「眠るひと」になったのよ、と言ったことがあった。「眠るひと」は心のなかにずっといて、いつでも話しかける事ができるのだと。】(P188)この言葉に「安らかにお眠りください」の意味の深さを思ったりした。「教室の匂いの中で」はすごくリアルで元中学教師に納得。
読了日:09月05日 著者:咲沢 くれは
流水さんの霊能修行記 (ぶんか社コミックス)の感想
浮遊霊、霊能者行脚と再読してこちらを読む。安易に滝行とかしてはいけないし、護摩炊きなどはよく芸能人が禊ぎ的にやっているのをテレビでは見てうーん、と思ったことがあるので詳しく知ることが出来てよかった。
読了日:09月05日 著者:流水りんこ
母親を陰謀論で失った (シリーズ立ち行かないわたしたち)の感想
新型コロナ、またワクチンについては今も陰謀論がたくさん語られている。ワクチン消費のために患者数を増やしていると言われても仕方ないような政府の言動もある。陰謀論を信じる母親に揺り動かされる息子とその家族たち。
「母親が信じる陰謀論の正体とはなんなのか?」「陰謀論を信じている人はどんな人なのか?」
そして「なぜ母親は陰謀論を信じてしまったのか?」コロナ関連だけでなく陰謀論ってアチコチにある。人は信じたいものしか信じないし、それが間違いだとわかったらまわりを責めてまた新しく信じられるものを探し回る気がする。
読了日:09月06日 著者:まき りえこ
かもめ食堂 (幻冬舎文庫)の感想
電子書籍セールで購入。紙本で落ち着いて読みたいなぁ、と思っていたけれど、サクサク進んでしまい、読み終わってしまった。案外短かったのでちょっと拍子抜けした感じもある。電子と紙ではどこか違いがあるのだろうか? この延長線上にあるのが『れんげ荘物語』シリーズなのかな。
読了日:09月07日 著者:群ようこ
ささひと 1の感想
2巻で打ち切りになったということ? 可愛いパンダ(私は目がケダモノだと思っているが)がただのエロ野郎になって、あんなことやこんなことまで!?な漫画。多分、ハマる人にはハマるんじゃないかと。よい子は読まないでパンダにずっと夢を持っていて欲しいです(笑)
読了日:09月07日 著者:花月仁
キッチンの感想
電子書籍セールで(笑) 『キッチン』は話は好きだけどみかげの話し方が私のイメージと合わなくてそこがちょっとチグハグした感じだった。続編も好きだな。『ムーンライトシャドー』もベタではあるけれど、いいお話だった。これからもこれらの作品は誰かに言いたいけれど言えない、年代を問わずそんなに気持ちを抱えた人たちを包みこんだりそばにいたり……日々の一助になるんだろうなと思った。ほわほわしたやわらかいガーゼケットに包まれているような感じ。若い時に読むより今読んだ方がすんなり読めてよかったのかな、と思う。
読了日:09月08日 著者:吉本ばなな
さすらい駅わすれもの室 (ものがたり交差点)の感想
駅での忘れ物をテーマにした短い話の詰め合わせ。四つ葉のクローバーの話が好きだった。昔何かのチラシにあった「よつばのクローバーを探してみつばのを踏んじゃだめだよ?」を思い出した。
ブラウニーの話は彼・彼女の2編があるが地の文がほとんど変わらなかったし短いのでくどく感じたので、どちらか1つでよかった。noteで裏話的なものも含めて全作読めるらしい。
https://note.com/masakoimal/m/me868b346ccb2
続編の臨時停車もあるけれど、こちらの方が私は好きだった。
読了日:09月08日 著者:今井雅子
女が死ぬ (中公文庫, ま51-2)の感想
『ワイルドフラワーの見えない一年』を改題したらしいがこのタイトルの方がインパクトはあるかも。社会風刺的なものや愚痴のような、つぶやきのようなもの、ちょっと闇鍋風な1冊。著者ひと言解説を読んでから気になるタイトルのものを読むのもいいかも。ニコラス・ケイジの話はなんだかツボってしまい、脳内で映像化して繰り返し再生してしまう!
知らないこともたくさんあったが「若い時代と悲しみ」の花言葉を持つのはカウスリップという花らしい。
https://www.flower-walk.jp/7800/050101.html
読了日:09月08日 著者:松田 青子
消えた美しい不思議なにじの感想
姉妹の神さまの話。手下?の報告だけでなく現場に足を運んだのはよかったけれど、実際の世界はそんな姉妹が思うようなものではなかった……姉が醜く妹は美しく……はお約束なのか? 美しい妹神には諦めて欲しくなかったなぁ😓
https://bookwalker.jp/de9eb48457-4711-4d4c-88be-0f6b020da80d/
読了日:09月08日 著者:小川 未明
妻(青空文庫)の感想
『……女は、夫が幸福なあいだはただ夫にたより、その飾りになっているにすぎないが、突然の災難がおそいかかってきたときには、夫のために支柱となり、なぐさめとならなければならないのだ。彼女は夫の荒れはてた心の奥に手をのばし、うなだれた頭をそっとかかえ、傷ついた心臓に包帯をしてやらなければならない。』これを体現したような友人夫婦の話が続くのだが、ダンナさんの打ち明け話に「大丈夫よ、一緒に頑張りましょう」なんて言う妻ばかりとは限らないのだが(-_-;) 美しい夢物語、理想ですな、と思ってしまった。
読了日:09月08日 著者:アーヴィング ワシントン
霊感保険調査員 神鳥谷サキ 漆黒の墓標 霊感保険調査員 神鳥谷サキ (あなたが体験した怖い話)の感想
5巻まで。珍しい名字のサキさん。「ひととのや」なんて聞いたことがない! 栃木県小山市の地名で
「しととのや」とも。地元の人でも読み方が分かれるらしい。地名の由来は諸説あり小鳥を指す古語「巫鳥(しとど)」が神鳥に転じたという説、同地がかつて湿地だったことからしとしと濡れる谷で「しととのや」になったという説など。漫画の内容よりも名前が気になる😅 保険調査ってプライベートなことに入り込むことになるので、怖いというより大変そう、というのが先に来てしまう。巻が進むとサキのこともわかってくる。龍は喋らない!に納得。
読了日:09月09日 著者:ひとみ翔
西加奈子最新短編小説集『わたしに会いたい』無料試し読み (集英社文芸単行本)の感想
ドッペルゲンガーの話……なんだけれど、試し読みだけでもワクワクしてしまう。そうか、こういう存在意義があるのかと思ったり。西さんが書くのだからこの先に何があるのか気になる!
読了日:09月09日 著者:西加奈子
杜松の樹の感想
私は「ねずの木」のタイトルで読んだのだけれど、なんなの、この話は😱😱😱 父親が一番おかしくないか?グロくてラストにもビックリ!
読了日:09月09日 著者:グリム兄弟
ミリオンぶっく 2023の感想
この中にある本、読んだことがあるのは15冊しかなかった😓 ノンタンシリーズとか知っているけど1冊も読んだことがない💦
読了日:09月09日 著者:株式会社 トーハン
花物語の感想
吉屋信子さんの『花物語』とは違う(当たり前!)寺田先生の9つの花とそれに纏わる思い出話。「昼顔」「月見草」「栗の花」「のうぜんかずら」「芭蕉の花」「野ばら」「常山の花」「りんどう」「楝の花」。わかるものもあるけれど、確認のため植物図鑑を見たくなるような。青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2331_13487.html
読了日:09月09日 著者:寺田 寅彦
かんかん橋をわたって (1) (ぶんか社コミックス)の感想
タイトルは聞いたことがあったけど、もしかしたらあさのあつこさんの小説タイトルとごっちゃになっていたのかもしれない。 橋を渡ると地理的にも心境的にも別世界になる。戻りたい、帰りたいのになかなかそれが叶わない、なんとなそれをしてはいけない雰囲気があったりする。全巻読んだけれど後半はなんだか話が広がり過ぎてちょっとついていけなくなったところも😓 『愚者の皮』も読んだけど、最初的にはよかったね!に落ち着くけれど、いろいろ盛り過ぎな感じがしてツッコミを入れる前に幾分シラけた気分にも。嫁姑問題は絶えることはないな。
読了日:09月10日 著者:草野誼
羅刹の家【新装版】1 (Jコミックテラス×ナンバーナイン)の感想
女性週刊誌でたまに読んでいたけれどまとめて読むのは初めて。ずいぶん長く続いていたんだなぁと。第二部も全て読んだけれどレディースコミックのようなベッドシーンには飽きたし、てドロドロ具合がなんか昭和臭がたっぷりで…井手さんらしいといえばらしい作品。こんな家族にはなりたくない。
読了日:09月10日 著者:井出智香恵
猫だけがその恋を知っている(かもしれない) (集英社文庫)の感想
タイトルとカバーイラストの印象とはちょっと違う内容だった。違うタイトルの方が読み手が増えるのでは?と思った連作短編集。舞台は「山、海、川が揃った穏やかな町」。そこで暮らす人たちと地域猫の物語で、猫目線で書かれたパートもある。素っ気ないふりをしながらナイスアシストで人間を救ってくれるお猫さまたち!『雪の匂いは、にんげんの流す涙の匂いと似ている。/静かで、湿っていて、さびしくてかなしくて、落ち着かない気持ちになる。/にんげんは、ぼくらがいないとすぐに泣く。/だから、放っておけない。』(P265〜266)
読了日:09月10日 著者:櫻 いいよ
雨の日の感想
「どうも、僕の前世は田圃の蛙か田螺(たにし)であったらしい。」と考えるくらい、母譲りなのか雨が好きな作者。蕪村の句集を読んだりしながらゆたかな時間を過ごす。災害をもたらすことのない慈雨なら歓迎。青空文庫で。https://www.aozora.gr.jp/cards/001796/files/56763_55659.html
読了日:09月10日 著者:辰野 隆
秋雨の絶間の感想
山村からお金持ちの家の養女になった綾子。2年過ぎたが未だに実母ヺ思って悲しくなる。年齢ガわからないのだけれど養母がルビーの指輪を買ってくれる(綾子がねだったわけではない)ということはそれなりの年頃なのか? 三章の構成になっているけれどそれぞれ短い。綾子の心境の変化と風景描写が美しい。よい母娘関係を築いていけるだろうか。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/52872_43451.html
読了日:09月11日 著者:牧野 信一
緋の器 (セレブリティLOVE)の感想
萩焼の旧家・佐和窯。その跡取り息子と婚約した梨絵だが違う男性に……なありがちといえばありがちな展開。焼き物の色に取り憑かれてしまうと本人もまわりも大変。話の内容としては嫌いではない。ちょっと赤江瀑さんの世界っぽい。でもこの方の絵柄が苦手。 特に殿方のガタイがミョーにゴツいのがどーもお耽美さがなくて😅 スキマで読んだけどKindleUnlimitedでも無料で読めるらしい。
読了日:09月11日 著者:汐見朝子
海水浴の感想
海水浴が「塩湯治」と言われていた時代。というより塩湯治が海水浴に変化したようだ。https://intojapanwaraku.com/rock/culture-rock/90002/
夏季の新聞コラムによく引用される随筆らしい。一例⇒https://www.sankei.com/article/20180717-CP5ANYGZ5FMP5GQQEIV5HKZKCM/
【明治二十六、七年頃自分の中学時代にはそろそろ「海水浴」というものが郷里の田舎でも流行出していたように思われる】とある。
読了日:09月11日 著者:寺田 寅彦
歩くことの感想
『殺意』がなかなか進まないので同じ作者の短い話を読む。散歩ではなく歩くこと。朗読でも聴いてみたかったけれど自分好みのものがなく残念。もっと探してみたらあるのかな? 「勝沼から塩山」の部分に当時とは車窓風景は違うだろうけれど、懐かしく田舎の風景を思い出した。
https://bookwalker.jp/de53c65a9c-85e0-48ed-8fe9-634551e7c9a1/
読了日:09月11日 著者:三好 十郎
リアル宅配便日記…毎日こんなことが起こってます!!の感想
こちらのブログを読んで面白そう!と思ったので。宅配便の皆さま、お疲れさまです〜ありがとうございます!
https://ameblo.jp/yukitanoyonkoma/entry-12819732931.html
読了日:09月11日 著者:ゆきたこーすけ
秋場所からの感想
大相撲秋場所が始まったので相撲の話を読む。
「東京場所で、蔵前国技館に、ヤグラ太鼓が鳴り響いている間の、十五日間は、完全に書斎を離れて土俵の脇で過ごさないではいられない人物」の尾崎士郎に誘われ、三日目を相撲観戦する作者。「もう一度見ないか」と七日目も。その帰り「ある酒亭で、二十年振りで、尾崎君同様のファン、小山寛二君にめぐり合った。」尾崎にとって相撲を見ることは単なる娯楽ではなく小山も「日本人の感情を養っている」という。
読了日:09月11日 著者:平野零児
土俵の夢の感想
前に読んだ話から相撲つながりで。相撲についてたくさん書いているようだが、青空文庫には少ない。
鈴木信太郎が送ってくれた「双葉山引退相撲、横綱土俵入、照国、羽黒山、双葉山の三横綱の豪華な土俵入を見る。昭和二十一年十一月十九日於国技館」と(「相撲とりならぶや秋の唐錦」という俳句が書きそえてある)と「国技館丸天井のなつかしい思い出」という題のついている二枚の絵。作者の相撲愛を感じる随筆。この時もこんなに憂いているのだから今現在の大相撲を見たらどんなに悲しくさみしい思いを抱くだろう、と考えてしまった。
読了日:09月12日 著者:尾崎 士郎
ブランヴィリエ侯爵夫人 ~グリム百物語~の感想
アトリエザードの新刊?記事を読んで毒殺魔のブランヴィリエ公爵夫人を知り、読んでみた。絵が子どもっぽくてお耽美さがないのが残念。(額田王も前に読んだけど、人間関係が余計にわからなくなった😓)森園みるくさんで読んでみたかったけど、だいたいの生涯がわかったのでよかった。今度はもう少し詳しいものを読んでみたい。
https://athird.cart.fc2.com/ca1/386/p-r-s/
読了日:09月12日 著者:藤田 素子
ルーム (角川ホラー文庫)の感想
いつ亡くなるかはわからないので身ぎれいにしておかないと!と思った。これはひとり暮らしだろうと家族がいようと自分にしかわからないモノってあるし、それが自分がいなくなった後にどんな問題を起こすかわからないし。殺人事件はあったけれど、ホラーかと言われるとう~ん、どうだろ? 気味悪さはあったと思うけど。新津さんの話って毎回なんとなく消化不良な感じがする(~_~;)
読了日:09月12日 著者:新津 きよみ
崩れる 結婚にまつわる八つの風景 (角川文庫)の感想
「崩れる」「怯える」「憑かれる」「追われる」「壊れる」「誘われる」「腐れる」「見られる」の8つの物語に自註解説付き。自註解説は裏話的な感じ? 私はなくてもよかったけどなぁと思った😅 思っていた内容とは違ったけど「結婚」という言葉に夢を持つのがどんなに危険かがわかるような💦
読了日:09月12日 著者:貫井 徳郎
愛人たち 1巻の感想
愛人バンクとかあったよなぁ(笑)と昭和を懐かしみながら最終巻まで読む。愛人の立場とサレ側と、まぁそれぞれ言い分があるんでしょう。里中満智子さんの漫画って同じ相手との恋愛関係が擦った揉んだしながら長く続くパターンが多いような気がする。女性の自立や向上心も描いているのだけれど、根底にはいつも愛を探し求めている女心があるような。
読了日:09月14日 著者:里中 満智子
敬老の日の感想
お久しぶりのSS! ありがとうございます✨ いつまでもココロは青春ですわ(˙❥˙)💕
読了日:09月15日 著者:バキラックス
あした輝く 1巻の感想
懐かしく最終回(3巻)まで読了。解説もよかった。「明日香」突破いう名前に憧れたものだ(笑)昔はこういう戦後を扱った少女漫画が多かった気がするけれど、今もそうなのかな? 大正ロマン的なものは多い気はするけど。
読了日:09月16日 著者:里中 満智子
萩の感想
葬儀やら法事関係の話の中に萩の話題が入る。万太郎の家に萩は育ちにくかったようだ。いろんな名前が出てきたけど、伊志井寛(いしい かん)は石井ふく子さんの母親と結婚。伊志井さんは入籍する際に連れ子である石井さんの入籍を拒否。戸籍上、母である三升さんは伊志井さんの妻となるが石井さんは…。伊志井さんが亡くなった際、伊志井さんが認知していた実子と遺産の分配でトラブルになると、継子である石井さんには相続権が存在しないことがはっきりする。 石井さんは後に著書「想い出かくれんぼ」にそのことを書いているらしい。
読了日:09月16日 著者:久保田 万太郎
夜のメルヘン 1巻の感想
短い話の詰め合わせ。2巻も読了。文章でも読んでみたくなるような話もあった。短編を数多く描けるのは作家でも漫画家でも力があるんだと思う。
読了日:09月17日 著者:里中 満智子
渡千枝傑作集 FUTURE (ホラーMコミック文庫)の感想
初めての漫画家さん。コチラがなかなか面白かったので傑作選シリーズは全部読んでみた。ものすごいグロい描写もなくほどよくオカルト、ホラー感があって怖いけれどちゃんと眠れる(笑)あとがきにある作品エピソードやアナログへのこだわりみたいなの、また主婦になってからデビューしたことなども興味深く読んだ。昔の少女漫画の雰囲気があって懐かしかった。
読了日:09月18日 著者:渡千枝
ある設計士の忌録(5) 地怪 (HONKOWAコミックス)の感想
恵比寿顔、という言葉があるくらいにこやかでおだやかなイメージがあるおよべっさんではありますが……😅😅😅 本誌で読んでいたけれど、好きな話のひとつです🥸
読了日:09月21日 著者:鯛夢
天狗の棲む山 (上) (ぶんか社コミックス)の感想
上下巻。天狗というと高下駄を履いたおじいさんっぽいイメージがあるけれど、こちらは違う。天狗と呼ばれる少年?が関わる話。もう少し読みたかったかも。
読了日:09月22日 著者:渡 千枝
しんだらおんせんの感想
現世の疲れやしがらみをゆっくり温泉で洗い流す〜日本人的な発想。極楽湯ってあったな、と思い出した。タブレットとか大きい画面で読むのがいいかな。
読了日:09月22日 著者:山田玲司
なきむしこびとと花の雨の感想
こちらのブログを読んで絵本を出されていることを知ったので。お花の雨〜結婚式のフラワーシャワーとは違うけど、一度体験してみたいかも😄
https://blog.livedoor.com/series/292#jp_footer
読了日:09月22日 著者:ベス
ぎょらん (新潮文庫 ま 60-22)の感想
噛み潰せば死者の最期の願いがわかるのだという「ぎょらん」は人が死ぬ際に残す珠のこと。連作短編集だとは思わなかった。文庫書き下ろし「赤はこれからも」はなんとなく読む気分にならず未読のまま。珠はやはり魂に通じるのかな。葬儀の様子とか自分の体験してきたこととやはり重ね合わせてしまって、納得のいくお別れ、葬儀なんてやっぱりなかなかあるものじゃないと思った。
読了日:09月22日 著者:町田 そのこ
【極!合本シリーズ】 女帝&女帝花舞1巻の感想
「女帝」も「花舞」も途中までしか読んでいなかったので、最後までイッキ読みしてしまいました〜銀座も祇園も女性たちの心意気あっての場所。話の広がりについていけないところも多々ありましたが、最後まで楽しくドキドキしながら読みました〜ボリュームがあってさすがに疲れた😅
読了日:09月23日 著者:倉科 遼,和気 一作
うるはしみにくし あなたのともだち (双葉文庫 さ 50-02)の感想
思春期の少女たちの心理をうまくついたホラーミステリーなのかなぁ。正直良くわからなかったので解説が欲しかった(-_-;) 集団ヒステリーなのかなぁ、と思ったり。
読了日:09月23日 著者:澤村 伊智
アニオー姫〜海を越えたプリンセス〜の感想
ベトナムを公式訪問中の秋篠宮さまご夫妻がオペラを鑑賞されたというニュースから興味を持ったので。知らなかった。東村アキコさんの漫画というのもなんか新鮮(笑)
読了日:09月24日 著者:東村アキコ
呪物蒐集録の感想
なんか怖くて不気味で最初の2つくらいで終了……それもまともに読んでいない……スマホで見ると紙で見るよりずっとゾワゾワ感が増す気がする💦
読了日:09月24日 著者:田中俊行
或る母の話の感想
「恋人同志が、同じ一人の父親をもっていたとすれば、これ以上惨めなローマンスの破綻はない。」果たして……と読み進めてラストにビックリ! 青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000020/files/220_28305.html
読了日:09月24日 著者:渡辺 温
あかりとシロの心霊夜話 超合本版 11巻の感想
1巻から11巻まで。怖いというよりあかりとシロが事件を解決するのを楽しむという感じ。前に試し読みした時よりはハマッてしまった(笑)ユーレイとは関わり合いになりなくはないけどネコはカワイイ。作者のあとがきも楽しい。まだ続いているようでそれもスゴいことだと思う。
読了日:09月27日 著者:西 尚美
強制除霊師・斎 消された陵 (ぶんか社コミックス)の感想
本編も興味深いものでしたけど、おまけ?の信長の話は(他でも同様の説を読んだ気がしますが)ほー!となりました🥸
読了日:09月29日 著者:小林薫
琥珀の夏 (文春文庫 つ 18-7)の感想
子どもたちの未来のために、といいながら大人の都合や欲によりまわりがだんだん狭くなっていく。子どもだから素直なんじゃなくて子どもだから親や大人に嫌われないようにいい子であろうとするのだと思う。面白いかと言われるとう~ん、だし、ものすごく考えたかと言われてもう~ん、となってしまう。辻村作品でのめり込むようなものには出会っていない気がする。タイトルの琥珀は閉じ込められた記憶なのかな。過解説で桜庭一樹さんが「ライ麦畑でつかまえて」を引用していたけれど、未だに読んでない😅
読了日:09月29日 著者:辻村 深月
月からの感想
昨晩は雲が多くてニュース映像でお月見。月には桂男が住んでいると言うけれど、彼がやって来たのか?と思った最後。短い分、なんだか不思議長い世界。月の光を浴びると狂うよ、って言葉を思い出す。この詩をもとに絵を描いたらみんなどんな作品になるのかなと色彩を想像してみる。青空文庫で。https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/45088_41644.html
読了日:09月30日 著者:新美 南吉
スーパーベイビー 1 (芳文社コミックス)の感想
2巻まで。黒ギャルって今もどこかにいるんでしょうか?(笑) あまりにもにぎやかすぎて自分のまわりにいたらうわぁ…ってなりそうだけれど、純粋でまっすぐで暴走する姿もカワイイ😍となってしまうのは自分がオバぁサンになったからでしょうか😅 ふたりの恋物語がHappyな結末になることを祈っております🎉
読了日:09月30日 著者:丸顔めめ
静かなる夜のほとりで 1巻の感想
息子の葬式の後、ペンフレンドからの手紙を見つけた母親は息子のふりをして嘘の返事をする。そんな奇妙な文通が始まる。相手の女の子は耳が不自由なのだが、そのことを書けなかった。劣等感を持つ彼女が本当のことを話して終わり…ではなくそこからの彼女の生き方が本編だった! 学校生活、親からの自立、恋愛に仕事などカワイイ絵柄だけれど、内容はけっこうキツい。自分が親の立場ならこう出来るかとか考えてしまった。スキマで全3巻無料🐦https://www.sukima.me/book/title/BT0000379566/
読了日:09月30日 著者:横谷 順子
すみれ先生は料理したくない 【かきおろし漫画付】 (ぶんか社コミックス)の感想
美人なピアノ教師・白雪すみれだが、実生活は金欠&彼氏もいないアラサーで、料理は壊滅的! チャレンジしては失敗する気持ちを即興曲に仕上げて歌うコメディ漫画。料理上手でなくてもピアノは上手いのだし美人だしスタイルいいし、十分だと思う😅
4巻完結。アニメ向きかもしれない。
読了日:09月30日 著者:大久保ヒロミ
読書メーター
読んだ本の数:70
読んだページ数:9967
ナイス数:1982

登場人物の年齢がまさかの…だった😅 まだ煙草をスパスパ吸える時代だったのだと思ったり。夏の日の記憶はずっと残りそう。タイトルもうまいなぁ、さすがだ。
読了日:09月01日 著者:山川 方夫

タイトルと表紙が気になり読む。最新の話は『風、巡り往く』中学3年生の初夏にやってきた、めずらしい転校生・坂崎雪生。旅役者の子どもかと思った。山下和美さんの「不思議な少年」ぽさもあった。『夜汽車』にも人々の怪我を治す不思議な力を持つ青年が現れる。彼とその姉に関わる話。
あとがきを読んで自分が「風の又三郎」「山月記」「グリーン・マイル」を連想したのは間違ってはいなかったな、と思った。他の話も読んでみたい。
読了日:09月01日 著者:ヤマダ マコト

なんだかあっという間に読み終わってしまい、正直、えっ、これで終わりですか?って感じだった。同じようなテーマならコミックエッセイの方がよかったかなと思う。気持ちは伝わるけど、これが序章みたいな感じだった。
読了日:09月02日 著者:もふねこ出版,おくりびと納棺師さん

最終巻までイッキ読み。田舎だから、の一言で終わるものではなく、どこでも規模の違いはあれ同様のことが起こりうるのでは? しかし、なぁ……もういい歳になっているワタシなどはおいといて、思春期のコたちはこれを読んでどんなことを思うのだろう。誰の立場で読むのか、考えるのか。スゴい話だ。
読了日:09月02日 著者:押切蓮介

小学生時代、いじめられた子どもたちが大人になってから復讐する物語。3巻完結で全部読む。いじめた方は綺麗さっぱり忘れている。最後がなんだか納得いかないのは私の性格が悪いからだろうか。あと3巻でいいところなのにセリフの再会が再開になっていて、ちょっと興醒めしてしまった。
読了日:09月02日 著者:北村 永吾

メロドラマか昭和歌謡みたいなタイトルだと思いつつ読む。もう少し毒気のある遠田作品の方が好きかな。堀尾葉介という美しく才能に溢れ出会う人たちを虜にする男をめぐる連作短編集。彼が積極的に何かをするというより彼の存在によりまわりがざわつくみたいな感じ。彼自身の抱えているものも明かされていく。映画や洋楽など好きな人なら出てくるタイトル、曲名におー!となってより物語を楽しめそう。私はなんとなく聞いた事がある程度。木琴ではなく炭琴もあるとは知らなかった。悪くはなかったけど、次はもっとダークな話が読みたい。
読了日:09月02日 著者:遠田潤子

3巻まで。ブキミなんて可愛らしいものではない……いろいろヤバいことが出来る資金はどこから?と違うことも気になってくる。家政婦を雇うようなことはないけれど、ヒミツを見つけられるくらいならまだマシなのかも。コワい😱
読了日:09月03日 著者:伊藤あんよ

横書き。少女の名前がモモだけれど外国の女の子みたいな感じ。イラスト全体的にやわらかくて外国っぽい雰囲気。おばちゃんだからそう思うのか?😅 好きなものを努力して続けてね、という未来の自分からのメッセージのような話。
読了日:09月03日 著者:古本 美筒

交通事故に遭い動物愛護センターに運ばれたネコのチャーリー。「殺処分ゼロ」を願って実話をもとに描かれた絵本。バレリーナっぽさを全面に出した話だと思っていたのでちょっと拍子抜けしたかな。最後の写真は可愛い。引き取られて幸せに暮らすチャーリー。でもお父さんお母さんはチャーリーが突然いなくなり事故にあったなんて知らないままのはず。どうなったのかが気になる。なんとなく中途半端な感じになっているのが残念。
読了日:09月03日 著者:文:にゃんこバレリーナ","絵:山口 けい子

雨の朝だったのでタイトルが気に入り〜久しぶりに片岡義男作品。最初、文章がぶつ切りの印象がありこんな感じだっけ?となる。19歳の今西クン、8月26日からバイクでひとり旅。父は美人社長と再婚が決まり、顔合わせも済んだ。この人に心奪われて…な展開じゃなかった。仲のいい女友だちが出発時写真を撮ってくれた。彼女はそれを送ろうと思うのだが住所がわからない。連絡してくれるって言ったのに…みたいな。封をしたあとに文字を書くと中に入れた写真に跡がつかないか?と余計な心配をしてしまった。初出1981年小説ジュニアに納得😄
読了日:09月04日 著者:片岡義男

ため込んでいたKindle作品を整理中。だいぶ前にダウンロードしていた作品。
タイトルや内容があっているかどうかビミョーではある。湿った男、ほどほどで満足していた男の初恋物語と言えばいいのか。最後がああいう形になるとは思わなかった。誰の胸にも霧というより靄がかかった状態になりそう。
読了日:09月04日 著者:初瀬明生

天文台のまち 三鷹発の絵本シリーズ 「星と森の絵本」第1弾。ある小さな星に空をみるのが好きなクマがいて青い星を見つけた。「あの星にもだれかいて、こっちをみているのかな」と思い、虹をくぐり森を抜け線をひき続けるクマのお話。
読み聞かせ動画で
https://youtu.be/EICdvi4ALcg?feature=shared
読了日:09月05日 著者:青野 広夢

タイトルを「みけのこうがいやさん」と読んでしまって、小間物屋のミケさんが笄(こうがい)を売っている話だと思っていた😅 人間にしたらいいものであっても猫には煩わしいものなのだなぁと。
読了日:09月05日 著者:小川 未明

乗り越えられたこともあれば停滞したままのこともモヤモヤしたままのこともある。誰かに話したことで少しはラクになれたならいいなと思う。今は情報が多すぎるけれど、何か自分の救いになるもの、お守りになるものが見つかりますように。
読了日:09月05日 著者:しろやぎ 秋吾

タイトルはよく目にしていた。病院の対応とか医者との相性とかいろんな申請とか……病気になるとやらなければならない手続きも多い。お元気になられたのだと思っていたので残念です。
読了日:09月05日 著者:小林薫,斎

シリーズは12巻まで?は読んだかな。順番はバラバラだったけど。ネコたちのために日帰り! かなり体力を消耗すると思うのだけれど……。ドSキャラ設定になっているけれどそんなことはないと思う。信じる信じないは読み手の判断だろうけれど、話をまとめるのは大変だったろうなぁ。私自身はなんの体験もなし。よく何人も同じ人が同じ人物を守護霊とか生まれ変わりって言うけど、どうなんでしょうねぇ。斎さんが私の側にいる!という人もいるのかな、信じないけど(笑)
読了日:09月05日 著者:小林薫
![きんぎょ生活 No.9 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/61cVrqpdKqL._SL120_.jpg)
本屋さんでなかなか見かけないなぁと思っていたら年一回の発行なのね😅 表紙がAIっぽいなと思ったんだけどどうなんだろ? 作者さんはランチュウを飼育しているらしい。金魚やメダカはは普通の金魚が一番いいと思うけどなぁ。こちらの書評にもある「体色の不思議に迫る」はへー!となった。
https://book.asahi.com/article/14975759
ついでに「ビバリウムガイド」もパラパラみてきた。猛暑での飼育環境を整えるみたいなページにワインセラーの活用があって、まぁ温度管理はしやすいよなと😅
読了日:09月05日 著者:

いろんな例え話とか本歌取りのような詩作?とか部分部分面白いところはあるのだけれど、ダラダラした感じがして私にはあわないなぁ、と思ってつまみ食いのような読み方になった。むしろ解説だけ読んだ方が内容がわかった気がする😅 私はお酒も飲まないし煙草も吸わない。人生、ソンしている気分は少しある。
読了日:09月05日 著者:町田康

デビュー短編集。表題作はよく歳下から告白されたりしたら特に意味もなく言いそうな「5年後に言ってくれたらうれしいのに」の言葉に纏わる話。思春期の女の子の思い込みも恐ろしいな…な話だった。「眠るひと」の最後にあった【父の遺品を整理しながら母が、お父さんはね、「眠るひと」になったのよ、と言ったことがあった。「眠るひと」は心のなかにずっといて、いつでも話しかける事ができるのだと。】(P188)この言葉に「安らかにお眠りください」の意味の深さを思ったりした。「教室の匂いの中で」はすごくリアルで元中学教師に納得。
読了日:09月05日 著者:咲沢 くれは

浮遊霊、霊能者行脚と再読してこちらを読む。安易に滝行とかしてはいけないし、護摩炊きなどはよく芸能人が禊ぎ的にやっているのをテレビでは見てうーん、と思ったことがあるので詳しく知ることが出来てよかった。
読了日:09月05日 著者:流水りんこ

新型コロナ、またワクチンについては今も陰謀論がたくさん語られている。ワクチン消費のために患者数を増やしていると言われても仕方ないような政府の言動もある。陰謀論を信じる母親に揺り動かされる息子とその家族たち。
「母親が信じる陰謀論の正体とはなんなのか?」「陰謀論を信じている人はどんな人なのか?」
そして「なぜ母親は陰謀論を信じてしまったのか?」コロナ関連だけでなく陰謀論ってアチコチにある。人は信じたいものしか信じないし、それが間違いだとわかったらまわりを責めてまた新しく信じられるものを探し回る気がする。
読了日:09月06日 著者:まき りえこ

電子書籍セールで購入。紙本で落ち着いて読みたいなぁ、と思っていたけれど、サクサク進んでしまい、読み終わってしまった。案外短かったのでちょっと拍子抜けした感じもある。電子と紙ではどこか違いがあるのだろうか? この延長線上にあるのが『れんげ荘物語』シリーズなのかな。
読了日:09月07日 著者:群ようこ

2巻で打ち切りになったということ? 可愛いパンダ(私は目がケダモノだと思っているが)がただのエロ野郎になって、あんなことやこんなことまで!?な漫画。多分、ハマる人にはハマるんじゃないかと。よい子は読まないでパンダにずっと夢を持っていて欲しいです(笑)
読了日:09月07日 著者:花月仁

電子書籍セールで(笑) 『キッチン』は話は好きだけどみかげの話し方が私のイメージと合わなくてそこがちょっとチグハグした感じだった。続編も好きだな。『ムーンライトシャドー』もベタではあるけれど、いいお話だった。これからもこれらの作品は誰かに言いたいけれど言えない、年代を問わずそんなに気持ちを抱えた人たちを包みこんだりそばにいたり……日々の一助になるんだろうなと思った。ほわほわしたやわらかいガーゼケットに包まれているような感じ。若い時に読むより今読んだ方がすんなり読めてよかったのかな、と思う。
読了日:09月08日 著者:吉本ばなな

駅での忘れ物をテーマにした短い話の詰め合わせ。四つ葉のクローバーの話が好きだった。昔何かのチラシにあった「よつばのクローバーを探してみつばのを踏んじゃだめだよ?」を思い出した。
ブラウニーの話は彼・彼女の2編があるが地の文がほとんど変わらなかったし短いのでくどく感じたので、どちらか1つでよかった。noteで裏話的なものも含めて全作読めるらしい。
https://note.com/masakoimal/m/me868b346ccb2
続編の臨時停車もあるけれど、こちらの方が私は好きだった。
読了日:09月08日 著者:今井雅子

『ワイルドフラワーの見えない一年』を改題したらしいがこのタイトルの方がインパクトはあるかも。社会風刺的なものや愚痴のような、つぶやきのようなもの、ちょっと闇鍋風な1冊。著者ひと言解説を読んでから気になるタイトルのものを読むのもいいかも。ニコラス・ケイジの話はなんだかツボってしまい、脳内で映像化して繰り返し再生してしまう!
知らないこともたくさんあったが「若い時代と悲しみ」の花言葉を持つのはカウスリップという花らしい。
https://www.flower-walk.jp/7800/050101.html
読了日:09月08日 著者:松田 青子

姉妹の神さまの話。手下?の報告だけでなく現場に足を運んだのはよかったけれど、実際の世界はそんな姉妹が思うようなものではなかった……姉が醜く妹は美しく……はお約束なのか? 美しい妹神には諦めて欲しくなかったなぁ😓
https://bookwalker.jp/de9eb48457-4711-4d4c-88be-0f6b020da80d/
読了日:09月08日 著者:小川 未明

『……女は、夫が幸福なあいだはただ夫にたより、その飾りになっているにすぎないが、突然の災難がおそいかかってきたときには、夫のために支柱となり、なぐさめとならなければならないのだ。彼女は夫の荒れはてた心の奥に手をのばし、うなだれた頭をそっとかかえ、傷ついた心臓に包帯をしてやらなければならない。』これを体現したような友人夫婦の話が続くのだが、ダンナさんの打ち明け話に「大丈夫よ、一緒に頑張りましょう」なんて言う妻ばかりとは限らないのだが(-_-;) 美しい夢物語、理想ですな、と思ってしまった。
読了日:09月08日 著者:アーヴィング ワシントン

5巻まで。珍しい名字のサキさん。「ひととのや」なんて聞いたことがない! 栃木県小山市の地名で
「しととのや」とも。地元の人でも読み方が分かれるらしい。地名の由来は諸説あり小鳥を指す古語「巫鳥(しとど)」が神鳥に転じたという説、同地がかつて湿地だったことからしとしと濡れる谷で「しととのや」になったという説など。漫画の内容よりも名前が気になる😅 保険調査ってプライベートなことに入り込むことになるので、怖いというより大変そう、というのが先に来てしまう。巻が進むとサキのこともわかってくる。龍は喋らない!に納得。
読了日:09月09日 著者:ひとみ翔

ドッペルゲンガーの話……なんだけれど、試し読みだけでもワクワクしてしまう。そうか、こういう存在意義があるのかと思ったり。西さんが書くのだからこの先に何があるのか気になる!
読了日:09月09日 著者:西加奈子

私は「ねずの木」のタイトルで読んだのだけれど、なんなの、この話は😱😱😱 父親が一番おかしくないか?グロくてラストにもビックリ!
読了日:09月09日 著者:グリム兄弟

この中にある本、読んだことがあるのは15冊しかなかった😓 ノンタンシリーズとか知っているけど1冊も読んだことがない💦
読了日:09月09日 著者:株式会社 トーハン

吉屋信子さんの『花物語』とは違う(当たり前!)寺田先生の9つの花とそれに纏わる思い出話。「昼顔」「月見草」「栗の花」「のうぜんかずら」「芭蕉の花」「野ばら」「常山の花」「りんどう」「楝の花」。わかるものもあるけれど、確認のため植物図鑑を見たくなるような。青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2331_13487.html
読了日:09月09日 著者:寺田 寅彦

タイトルは聞いたことがあったけど、もしかしたらあさのあつこさんの小説タイトルとごっちゃになっていたのかもしれない。 橋を渡ると地理的にも心境的にも別世界になる。戻りたい、帰りたいのになかなかそれが叶わない、なんとなそれをしてはいけない雰囲気があったりする。全巻読んだけれど後半はなんだか話が広がり過ぎてちょっとついていけなくなったところも😓 『愚者の皮』も読んだけど、最初的にはよかったね!に落ち着くけれど、いろいろ盛り過ぎな感じがしてツッコミを入れる前に幾分シラけた気分にも。嫁姑問題は絶えることはないな。
読了日:09月10日 著者:草野誼

女性週刊誌でたまに読んでいたけれどまとめて読むのは初めて。ずいぶん長く続いていたんだなぁと。第二部も全て読んだけれどレディースコミックのようなベッドシーンには飽きたし、てドロドロ具合がなんか昭和臭がたっぷりで…井手さんらしいといえばらしい作品。こんな家族にはなりたくない。
読了日:09月10日 著者:井出智香恵

タイトルとカバーイラストの印象とはちょっと違う内容だった。違うタイトルの方が読み手が増えるのでは?と思った連作短編集。舞台は「山、海、川が揃った穏やかな町」。そこで暮らす人たちと地域猫の物語で、猫目線で書かれたパートもある。素っ気ないふりをしながらナイスアシストで人間を救ってくれるお猫さまたち!『雪の匂いは、にんげんの流す涙の匂いと似ている。/静かで、湿っていて、さびしくてかなしくて、落ち着かない気持ちになる。/にんげんは、ぼくらがいないとすぐに泣く。/だから、放っておけない。』(P265〜266)
読了日:09月10日 著者:櫻 いいよ

「どうも、僕の前世は田圃の蛙か田螺(たにし)であったらしい。」と考えるくらい、母譲りなのか雨が好きな作者。蕪村の句集を読んだりしながらゆたかな時間を過ごす。災害をもたらすことのない慈雨なら歓迎。青空文庫で。https://www.aozora.gr.jp/cards/001796/files/56763_55659.html
読了日:09月10日 著者:辰野 隆

山村からお金持ちの家の養女になった綾子。2年過ぎたが未だに実母ヺ思って悲しくなる。年齢ガわからないのだけれど養母がルビーの指輪を買ってくれる(綾子がねだったわけではない)ということはそれなりの年頃なのか? 三章の構成になっているけれどそれぞれ短い。綾子の心境の変化と風景描写が美しい。よい母娘関係を築いていけるだろうか。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/52872_43451.html
読了日:09月11日 著者:牧野 信一

萩焼の旧家・佐和窯。その跡取り息子と婚約した梨絵だが違う男性に……なありがちといえばありがちな展開。焼き物の色に取り憑かれてしまうと本人もまわりも大変。話の内容としては嫌いではない。ちょっと赤江瀑さんの世界っぽい。でもこの方の絵柄が苦手。 特に殿方のガタイがミョーにゴツいのがどーもお耽美さがなくて😅 スキマで読んだけどKindleUnlimitedでも無料で読めるらしい。
読了日:09月11日 著者:汐見朝子

海水浴が「塩湯治」と言われていた時代。というより塩湯治が海水浴に変化したようだ。https://intojapanwaraku.com/rock/culture-rock/90002/
夏季の新聞コラムによく引用される随筆らしい。一例⇒https://www.sankei.com/article/20180717-CP5ANYGZ5FMP5GQQEIV5HKZKCM/
【明治二十六、七年頃自分の中学時代にはそろそろ「海水浴」というものが郷里の田舎でも流行出していたように思われる】とある。
読了日:09月11日 著者:寺田 寅彦

『殺意』がなかなか進まないので同じ作者の短い話を読む。散歩ではなく歩くこと。朗読でも聴いてみたかったけれど自分好みのものがなく残念。もっと探してみたらあるのかな? 「勝沼から塩山」の部分に当時とは車窓風景は違うだろうけれど、懐かしく田舎の風景を思い出した。
https://bookwalker.jp/de53c65a9c-85e0-48ed-8fe9-634551e7c9a1/
読了日:09月11日 著者:三好 十郎

こちらのブログを読んで面白そう!と思ったので。宅配便の皆さま、お疲れさまです〜ありがとうございます!
https://ameblo.jp/yukitanoyonkoma/entry-12819732931.html
読了日:09月11日 著者:ゆきたこーすけ

大相撲秋場所が始まったので相撲の話を読む。
「東京場所で、蔵前国技館に、ヤグラ太鼓が鳴り響いている間の、十五日間は、完全に書斎を離れて土俵の脇で過ごさないではいられない人物」の尾崎士郎に誘われ、三日目を相撲観戦する作者。「もう一度見ないか」と七日目も。その帰り「ある酒亭で、二十年振りで、尾崎君同様のファン、小山寛二君にめぐり合った。」尾崎にとって相撲を見ることは単なる娯楽ではなく小山も「日本人の感情を養っている」という。
読了日:09月11日 著者:平野零児

前に読んだ話から相撲つながりで。相撲についてたくさん書いているようだが、青空文庫には少ない。
鈴木信太郎が送ってくれた「双葉山引退相撲、横綱土俵入、照国、羽黒山、双葉山の三横綱の豪華な土俵入を見る。昭和二十一年十一月十九日於国技館」と(「相撲とりならぶや秋の唐錦」という俳句が書きそえてある)と「国技館丸天井のなつかしい思い出」という題のついている二枚の絵。作者の相撲愛を感じる随筆。この時もこんなに憂いているのだから今現在の大相撲を見たらどんなに悲しくさみしい思いを抱くだろう、と考えてしまった。
読了日:09月12日 著者:尾崎 士郎

アトリエザードの新刊?記事を読んで毒殺魔のブランヴィリエ公爵夫人を知り、読んでみた。絵が子どもっぽくてお耽美さがないのが残念。(額田王も前に読んだけど、人間関係が余計にわからなくなった😓)森園みるくさんで読んでみたかったけど、だいたいの生涯がわかったのでよかった。今度はもう少し詳しいものを読んでみたい。
https://athird.cart.fc2.com/ca1/386/p-r-s/
読了日:09月12日 著者:藤田 素子

いつ亡くなるかはわからないので身ぎれいにしておかないと!と思った。これはひとり暮らしだろうと家族がいようと自分にしかわからないモノってあるし、それが自分がいなくなった後にどんな問題を起こすかわからないし。殺人事件はあったけれど、ホラーかと言われるとう~ん、どうだろ? 気味悪さはあったと思うけど。新津さんの話って毎回なんとなく消化不良な感じがする(~_~;)
読了日:09月12日 著者:新津 きよみ

「崩れる」「怯える」「憑かれる」「追われる」「壊れる」「誘われる」「腐れる」「見られる」の8つの物語に自註解説付き。自註解説は裏話的な感じ? 私はなくてもよかったけどなぁと思った😅 思っていた内容とは違ったけど「結婚」という言葉に夢を持つのがどんなに危険かがわかるような💦
読了日:09月12日 著者:貫井 徳郎

愛人バンクとかあったよなぁ(笑)と昭和を懐かしみながら最終巻まで読む。愛人の立場とサレ側と、まぁそれぞれ言い分があるんでしょう。里中満智子さんの漫画って同じ相手との恋愛関係が擦った揉んだしながら長く続くパターンが多いような気がする。女性の自立や向上心も描いているのだけれど、根底にはいつも愛を探し求めている女心があるような。
読了日:09月14日 著者:里中 満智子

お久しぶりのSS! ありがとうございます✨ いつまでもココロは青春ですわ(˙❥˙)💕
読了日:09月15日 著者:バキラックス

懐かしく最終回(3巻)まで読了。解説もよかった。「明日香」突破いう名前に憧れたものだ(笑)昔はこういう戦後を扱った少女漫画が多かった気がするけれど、今もそうなのかな? 大正ロマン的なものは多い気はするけど。
読了日:09月16日 著者:里中 満智子

葬儀やら法事関係の話の中に萩の話題が入る。万太郎の家に萩は育ちにくかったようだ。いろんな名前が出てきたけど、伊志井寛(いしい かん)は石井ふく子さんの母親と結婚。伊志井さんは入籍する際に連れ子である石井さんの入籍を拒否。戸籍上、母である三升さんは伊志井さんの妻となるが石井さんは…。伊志井さんが亡くなった際、伊志井さんが認知していた実子と遺産の分配でトラブルになると、継子である石井さんには相続権が存在しないことがはっきりする。 石井さんは後に著書「想い出かくれんぼ」にそのことを書いているらしい。
読了日:09月16日 著者:久保田 万太郎

短い話の詰め合わせ。2巻も読了。文章でも読んでみたくなるような話もあった。短編を数多く描けるのは作家でも漫画家でも力があるんだと思う。
読了日:09月17日 著者:里中 満智子

初めての漫画家さん。コチラがなかなか面白かったので傑作選シリーズは全部読んでみた。ものすごいグロい描写もなくほどよくオカルト、ホラー感があって怖いけれどちゃんと眠れる(笑)あとがきにある作品エピソードやアナログへのこだわりみたいなの、また主婦になってからデビューしたことなども興味深く読んだ。昔の少女漫画の雰囲気があって懐かしかった。
読了日:09月18日 著者:渡千枝

恵比寿顔、という言葉があるくらいにこやかでおだやかなイメージがあるおよべっさんではありますが……😅😅😅 本誌で読んでいたけれど、好きな話のひとつです🥸
読了日:09月21日 著者:鯛夢

上下巻。天狗というと高下駄を履いたおじいさんっぽいイメージがあるけれど、こちらは違う。天狗と呼ばれる少年?が関わる話。もう少し読みたかったかも。
読了日:09月22日 著者:渡 千枝

現世の疲れやしがらみをゆっくり温泉で洗い流す〜日本人的な発想。極楽湯ってあったな、と思い出した。タブレットとか大きい画面で読むのがいいかな。
読了日:09月22日 著者:山田玲司

こちらのブログを読んで絵本を出されていることを知ったので。お花の雨〜結婚式のフラワーシャワーとは違うけど、一度体験してみたいかも😄
https://blog.livedoor.com/series/292#jp_footer
読了日:09月22日 著者:ベス

噛み潰せば死者の最期の願いがわかるのだという「ぎょらん」は人が死ぬ際に残す珠のこと。連作短編集だとは思わなかった。文庫書き下ろし「赤はこれからも」はなんとなく読む気分にならず未読のまま。珠はやはり魂に通じるのかな。葬儀の様子とか自分の体験してきたこととやはり重ね合わせてしまって、納得のいくお別れ、葬儀なんてやっぱりなかなかあるものじゃないと思った。
読了日:09月22日 著者:町田 そのこ

「女帝」も「花舞」も途中までしか読んでいなかったので、最後までイッキ読みしてしまいました〜銀座も祇園も女性たちの心意気あっての場所。話の広がりについていけないところも多々ありましたが、最後まで楽しくドキドキしながら読みました〜ボリュームがあってさすがに疲れた😅
読了日:09月23日 著者:倉科 遼,和気 一作

思春期の少女たちの心理をうまくついたホラーミステリーなのかなぁ。正直良くわからなかったので解説が欲しかった(-_-;) 集団ヒステリーなのかなぁ、と思ったり。
読了日:09月23日 著者:澤村 伊智

ベトナムを公式訪問中の秋篠宮さまご夫妻がオペラを鑑賞されたというニュースから興味を持ったので。知らなかった。東村アキコさんの漫画というのもなんか新鮮(笑)
読了日:09月24日 著者:東村アキコ

なんか怖くて不気味で最初の2つくらいで終了……それもまともに読んでいない……スマホで見ると紙で見るよりずっとゾワゾワ感が増す気がする💦
読了日:09月24日 著者:田中俊行

「恋人同志が、同じ一人の父親をもっていたとすれば、これ以上惨めなローマンスの破綻はない。」果たして……と読み進めてラストにビックリ! 青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000020/files/220_28305.html
読了日:09月24日 著者:渡辺 温

1巻から11巻まで。怖いというよりあかりとシロが事件を解決するのを楽しむという感じ。前に試し読みした時よりはハマッてしまった(笑)ユーレイとは関わり合いになりなくはないけどネコはカワイイ。作者のあとがきも楽しい。まだ続いているようでそれもスゴいことだと思う。
読了日:09月27日 著者:西 尚美

本編も興味深いものでしたけど、おまけ?の信長の話は(他でも同様の説を読んだ気がしますが)ほー!となりました🥸
読了日:09月29日 著者:小林薫

子どもたちの未来のために、といいながら大人の都合や欲によりまわりがだんだん狭くなっていく。子どもだから素直なんじゃなくて子どもだから親や大人に嫌われないようにいい子であろうとするのだと思う。面白いかと言われるとう~ん、だし、ものすごく考えたかと言われてもう~ん、となってしまう。辻村作品でのめり込むようなものには出会っていない気がする。タイトルの琥珀は閉じ込められた記憶なのかな。過解説で桜庭一樹さんが「ライ麦畑でつかまえて」を引用していたけれど、未だに読んでない😅
読了日:09月29日 著者:辻村 深月

昨晩は雲が多くてニュース映像でお月見。月には桂男が住んでいると言うけれど、彼がやって来たのか?と思った最後。短い分、なんだか不思議長い世界。月の光を浴びると狂うよ、って言葉を思い出す。この詩をもとに絵を描いたらみんなどんな作品になるのかなと色彩を想像してみる。青空文庫で。https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/45088_41644.html
読了日:09月30日 著者:新美 南吉

2巻まで。黒ギャルって今もどこかにいるんでしょうか?(笑) あまりにもにぎやかすぎて自分のまわりにいたらうわぁ…ってなりそうだけれど、純粋でまっすぐで暴走する姿もカワイイ😍となってしまうのは自分がオバぁサンになったからでしょうか😅 ふたりの恋物語がHappyな結末になることを祈っております🎉
読了日:09月30日 著者:丸顔めめ

息子の葬式の後、ペンフレンドからの手紙を見つけた母親は息子のふりをして嘘の返事をする。そんな奇妙な文通が始まる。相手の女の子は耳が不自由なのだが、そのことを書けなかった。劣等感を持つ彼女が本当のことを話して終わり…ではなくそこからの彼女の生き方が本編だった! 学校生活、親からの自立、恋愛に仕事などカワイイ絵柄だけれど、内容はけっこうキツい。自分が親の立場ならこう出来るかとか考えてしまった。スキマで全3巻無料🐦https://www.sukima.me/book/title/BT0000379566/
読了日:09月30日 著者:横谷 順子

美人なピアノ教師・白雪すみれだが、実生活は金欠&彼氏もいないアラサーで、料理は壊滅的! チャレンジしては失敗する気持ちを即興曲に仕上げて歌うコメディ漫画。料理上手でなくてもピアノは上手いのだし美人だしスタイルいいし、十分だと思う😅
4巻完結。アニメ向きかもしれない。
読了日:09月30日 著者:大久保ヒロミ
読書メーター
rohengram799 at 08:00
2023年09月05日
からあい雲便りNo.4:8月の本棚 〜 2023.8 〜
8月の読書メーター
読んだ本の数:100
読んだページ数:13480
ナイス数:3217
二周目の恋 (文春文庫 わ 17-50)の感想
二度目ではなく二周目。同じ人とまた新たな関係を…みたいな?と思いながら読む。波木銅さんは
初めて。綿矢りささんの「深夜のスパチュラ」はバレンタイン前日の心理状態・行動にわかる、わかる!となって面白かった。スパチュラってなにかオシャレな飲み物かと思ってた😅 桜木紫乃さんは2時間ドラマみたいだと思ってしまった。桜木さんらしいラスト。一穂ミチさんは昔読んだ小池真理子さんの「レモン・インセスト」に出てきた姉弟の話を思い出した。窪美澄さんのはあんまり有名でないけど実力派の女優さんたちで映画でみたいなぁ🤭
読了日:08月01日 著者:一穂 ミチ,窪 美澄,桜木 紫乃,島本 理生,遠田 潤子,波木 銅,綿矢 りさ
たんぽるぽる (短歌研究文庫)の感想
ちょっと不思議過ぎてついていけない世界の短歌もあったけれど、まとまった形で作品を読むのは初めてだったので面白かった。装丁も可愛い。「すきになる? 何を こういうことすべて 自信をもってまちがえる道」「逢えばくるうこころ逢わなければくるうこころ愛に友だちはいない」「あるときはお酒に強くあるときは弱くてひとは自由なのです」……ひとは自由、こころは自由、たくさんの自由な言葉を読んで楽しみ、また自由に綴ることが出来たらシアワセに違いない🍀
読了日:08月01日 著者:雪舟えま
こまの感想
コマはベーゴマのことだった。懐かしい! 小学3年生くらいまではみんな遊んでいたような気がする。(昭和30年代生まれ)兄も缶にいっぱいベーゴマを持っていてヤスリで磨いたりしていた。かつての子どもとのこ今の子どもではベーゴマに対する思いの深さが違う。でも今の子もやがてかつての子どもになり、おじさんとのことを懐かしくせつなく思い出したりするんだろうな。
読了日:08月01日 著者:小川 未明
ラストタンゴ (フラワーコミックスα)の感想
なんでこの表紙なんだろ? 収録作品とつながりがないような? 全部読んでました~どれも好きな話だからいいけどちょっとソンした気分にもなった😅これから読む方は、コチラの試し読みの目次で確認を! Kindle版。
https://bookwalker.jp/series/402122/
読了日:08月01日 著者:木原敏江
身分違い (ハーレクインコミックス)の感想
久しぶりに塩森さんの名前を見つけた〜「身分違い」というタイトルに黒髪と金髪カップルはベルばらを連想させる🌹 ハーレクインなのでベタ甘かメロドラマ全開かと覚悟していたけれど、思ったほどではなかったかも。19歳と26歳で出会い、お金持ちの彼女の方からガンガン行く行く😆 いろんなことがあって最後はハッピーエンドの安定感!ものすごい悪役もいなかったし、サラリと読む分にはいいと思う。Kindle版。
読了日:08月02日 著者:塩森 恵子
豚と猪の感想
>ひとの厄介になって威張るものは今にきっと罰が当るから見ておいで
全くその通りでございました(ಠ﹏ಠ) コチラの漫画で読んでから青空文庫で。
https://note.com/j_cedcyph01/n/n086885072642
読了日:08月02日 著者:夢野 久作
狂花一輪 京に消えた絵師 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想
福知山藩に仕える武士・木島龍吾の目は色の認識ができない。先代藩主の命により龍吾は失踪した父・兵庫を捜すことに。兵庫は人気の絵師で藩主に極楽浄土の絵を描くことを約束していた。が、龍吾は兵庫と生まれてすぐ生き別れたため顔もわからない。兵庫を追って京へ。しかし彼は贋作事件の犯人として京を追われ行方不明!父の養女となった娘や5人の弟子たちとのやり取りにもうちょい緊迫感があったらよかったかなぁ。龍吾自身が目のこともあり、淡々としているからか感情の動きがアッサリしていて読みやすくはあったけど盛り上がりに欠けるかな😅
読了日:08月02日 著者:三好 昌子
珈琲屋の人々 どん底の女神 (双葉文庫)の感想
前作を読んでからだいぶ間があいてしまったので、物語の展開にアレ?こんな中途半端な2時間ドラマみたいな終わり方だったっけ?と思ってしまった。コナン君並みにいろんな事件?が起こり過ぎな商店街でサザエさん並みにおせっかいな人が多いような…と思ってしまったのも、水戸黄門的な安心感からか? イヤ、みんながみんなまるく収まるワケではないのだけれど。お犬さまの話はよかったです。登場人物の其の後はやはり気になる。冬子と行介のふたりには特に進展はなかったなぁ。冬子はちゃんと結婚という形を取りたいのだろうけれど。
読了日:08月03日 著者:池永 陽
橋の上の感想
明日(8/4)は「橋の日」なので橋がつく短い話をと探して読む。いじめっ子やガキ大将と謂えばなんとなく可愛らしくノスタルジックな気分になるかというとそんなことはなく、理不尽な暴力・暴言になぜ耐えねばならぬのか。橋の上での出来事、それは淡い初恋の思い出。少年の日の思い出って感じがした。思い通りにいかないのが当たり前だとあきらめているような感覚かなぁ。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001289/files/47147_29249.html
読了日:08月03日 著者:犬田 卯
珈琲屋の人々 心もよう (双葉文庫 い 42-07)の感想
「どん底の女神」から続けで読む。行介が刑務所で知り合った、彼を兄貴と慕う順平を取り巻くアレコレがメインなのかな。この話もだいぶ拗れている…被害者側と加害者側のわかるようなわからないような、心理状態。過去は取り返せない。償うとはなにをしたら償いになるのか、そんなことを考えた。順平、なぜジャンプかマガジンを仕込まなかったんだ!と思ったのはここだけの話😅 その後が知りたい! あと「年の差婚」のお互いの秘密?の暴露。まるで「笑ゥせぇるすまん」みたいだと思ってしまった。このシリーズ、綺麗なおねーさん率高し!😆
読了日:08月03日 著者:池永 陽
色ガラスの街の感想
散文集っぽいけどなぁ。最後の「毎夜月が出た」は長めだったけれど、あとはひとりごと見たいな感じだったり、オノマトペのお遊びだったり……挿し絵のようなものがついたらこの言葉の景色がハッキリするような気もするし……。「病んでますね」で片付けてしまう人もいそうな文章たち。『風』の「風は いつぺんに十人の女に恋することが出来る 男はとても風にはかなはない」は好き。
いくつかを朗読動画で視聴してから青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000874/files/3213.html
読了日:08月04日 著者:尾形 亀之助
昭和39年の俺たち2023年9月号の感想
■昭和女性誌考/今こそ日本総下品化の責任を問う!∶『微笑』『新鮮』『ヤングレディ』とか芸能界よりアダルティな記事が満載だった気がする…見出しだけハデで内容は憶測ばかりの今の女性誌と比べたら実はあったのかもしれないけれど、男性誌の袋とじが可愛らしく思えるようなえげつなさ😓■ゲームメーカー知られざる暗黒史∶エニックスも光栄もアスキーもこんなきわどいエロゲーを作っていたなんて😱■アマゾネス・シネマスティック・ユニバース∶こんなにアマゾネスの映画があるとは💦■激アツ!『イカ天伝説』∶見たことない😅
読了日:08月04日 著者:
名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは食べながら謎を解く (ハルキ文庫)の感想
しばらく間があいてしまったシリーズ。名古屋弁のニュアンスが文字だと多分伝わらないんだろうな、と思いつつ、こんなアクセントなんだろうかと想像しつつ読む。こちらの喫茶店も『珈琲屋の人々』と同じく客との距離が近い、というかおせっかいな下町の雰囲気? この店に一人で入るのはちょっと勇気がいるような。誰かと一緒でも会話が筒抜けになっていそう😅 名古屋コーチンの話、頑固親父にウヘェ、となった。県外に出るのを嫌がる親って多いけど、なんだかなぁ。味噌煮込みうどんは食べてみたい😄
読了日:08月04日 著者:太田忠司
黒ぶだうの感想
赤いキツネと緑のたぬき……ではなく赤い小ぎつねと仔うしの話。読んでも意味がわからず、こちらのお世話になる。でもやっぱりよくわからない😓 賢治の喩え話は難しい。
http://www.harnamukiya.com/kurobudo/index.html
読了日:08月05日 著者:宮沢 賢治
流浪の俳人 山頭火 (ゴマブックス×ナンバーナイン)の感想
山頭火を扱った漫画はコレを読んだくらい。https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000007749
この漫画も好きだったけれど、山頭火を描くのに劇画ってよくあうなと思う。
『トマトを掌に、みほとけのまへにちちははのまへに』『うどん供へて、母よ、わたくしもいただきまする』『濁れる水の流れつつ澄む』とか好きな句です。Kindle版で。
読了日:08月05日 著者:旭丘光志
萩の花の感想
朗読を視聴してから青空文庫で読む。萩の花に関する思い出話が大きくわけてふたつかな。前半は『鶴屋旅館の離れで、芥川さんと室生さんが、同宿の或る夫人のために、女持ちの小さな扇子に發句を寄せ書きなさつたことがあつた。そのそばで少年の私は默つて見てゐた』時の話。ある夫人とは片山廣子らしい。後半は迎えの車を待っているらしい少年と少女、それを気づかうホテルのボーイの様子が書かれている。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/47923_54193.html
読了日:08月05日 著者:堀 辰雄
天女湯おれんの感想
森園みるくさんだからエロ系だろうなと思いつつ、諸田玲子さんの本がシリーズなのか単発なのかよくわからないので(教えて下さい🙏)ちょっとお勉強がてら、好奇心のまま読む。あらマァ……小説もこんな感じなのかしらん? まぁ舞台が湯屋だからといってハダカの場面がないのもおかしいのだけれど😅
読了日:08月05日 著者:森園みるく,諸田玲子
夢みるゴシック 1 それは常世のレクイエム~夢みるゴシック~ (プリンセス・コミックス)の感想
バイロンの詩は多分読んだことがないような……詩集を買おうと思いました(笑) 木原さんのゴシックロマンスの世界✨ 時代背景に疎くてもその世界に入り込めるし、大好き😄
読了日:08月06日 著者:木原敏江
夢みるゴシック 2 星降草子~夢みるゴシック日本編~ (プリンセス・コミックス)の感想
こちらは日本編とな……少し前にひふみ祝詞とか好きで動画を見たりしていたので、あぁ、これは十種の神宝なのだわ、と思いました。「永遠の一瞬」「一瞬の永遠」こんなタイトルの同人誌があったなと思い出したり。岡本太郎氏が【永遠というのは時間を越えた「瞬間」なんだ。だから、愛に燃える瞬間が永遠で、その後につづこうがつづくまいが、どのようなかたちであろうと、消えてしまってもそれは別なことだよ。】って書いていたな。しかし、せつない🥲
https://youtu.be/oLIj1tZ6nlU
読了日:08月06日 著者:木原敏江
森に住む人魚姫の感想
話の内容より絵(イラスト)の雰囲気が途中で変わりすぎて……メルヘンチックだったりデフォルメされた感じだったりAIアートだったりで、全体的にバラバラな印象だった。全部統一した方がよかったと思う。
読了日:08月06日 著者:夏目そら
女性に風俗って必要ですか? 1 (バンチコミックス)の感想
2巻完結なのでKindle版をまとめて読む。内勤の仕事か〜当たり前だけどそういう事務員がいなければ、いろいろ回らないもんな😅 表紙は綺麗なおねーさんだけど、漫画の中はそんなんじゃない、かわいく読みやすい感じ。こういうものを利用する人にはそれぞれの理由があって、働いている男性たちの年齢も幅がある。最後はやはり心の問題なんだろうなと思う。ラブホのバリアフリー化も大事な案件だわ。自分も貴重な体験をした気分。描けないことももちろんたくさんあったんだろうけど、面白かった。
読了日:08月07日 著者:ヤチナツ
連れてっての感想
女心のわからないバツイチのアホな男がベラベラヘラへラと学生時代から就職して……の話を今の奥さんにしている。私は大学に行ったことがないし就活らしい経験がないので、その話をされても……って感じで多分私が奥さんなら寝てたな😅 世代的には近いのだろうけど。
「Take Me Take Me With You」(これは創作らしい)がポイントだと思うけれど、私にはこの世界に浸ることは出来ないまま終わってしまった。ただこの曲はウクレレなのがいいんだろうな。あとなんとなく村上春樹風味な文章だと思った🥸
読了日:08月07日 著者:A・N
猫と魂の交感ダイアリー 1巻の感想
死んでしまったけれど心残りがあり、この世を彷徨っている魂たち…そんな魂の悲しみや苦しみを取り除き、天に昇る手助けをしてくれる猫・名前はオタフク。2巻まで読んだ。思っていた以上にハートフルで好き🥰
読了日:08月07日 著者:山田 也
名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは引っ張りだこ (ハルキ文庫 お 4-6)の感想
龍くんの今後が決まったというか決意が固まったというか。父親の存在はやはり偉大…? 【「勧考」は千代がよく使う言葉だ。「熟慮」の名古屋弁的表現だというのは最近知った。】(P262)名古屋弁的表現!わかるようなわからないような〜はじめて聞いた表現(笑)珈琲ってほとんどインスタントしか飲んだことがないので、レトロな喫茶店で美味しい珈琲を飲んでみたいものです。追記∶アフリカフェ(カフェアフリカ・バラカ)⇒
https://africafe.jp/cafeafrica
読了日:08月07日 著者:太田 忠司
黒鍵は恋してる (徳間文庫)の感想
赤川次郎ってこんなだったっけ? 今まで読んだ数も少ないし、ずっと読んでいなかったのでなんだか作品のノリについていけず、小学生向けの漫画にしたら面白いのか?と思ってしまった。タイトル買いしたのだけれど、黒鍵とは半音ズレている(天然ボケというにはう~んな)天才ピアノ少女のあだ名だった。殺人事件も解決までのアレコレも警察が間抜け過ぎでは?お婆さんにインタビューして聞こえていないのに「ああ、なるほど! いや、とても恐ろしいことです、とおっしゃってます!」とレポーターがでっち上げるところだけはやっぱりと納得した😅
読了日:08月08日 著者:赤川次郎
汽車で逢った女の感想
ムショ帰りの男と春を鬻ぐ女が汽車で出逢い……ふたりともいろんな体験をしてきただろうに純で無垢な感じがする。幸あれと願ってしまう話。
青空文庫でhttps://www.aozora.gr.jp/cards/001579/files/55432_67355.html
読了日:08月09日 著者:室生犀星
偽刑事の感想
綺麗な御婦人のあとをつけた男は御婦人のあやしい行動を見てしまい、偽刑事としてふるまうがその後は……イヤイヤ、女もだけれど男もバカとしか😓
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001306/files/47475_34292.html
読了日:08月09日 著者:川田 功
ラストイニング(1) (ビッグコミックス)の感想
今日は野球の日。この漫画を教えてもらったのでスキマで5巻まで(期間限定無料)読む。関東某県にある彩珠学院高校野球部は、甲子園初出場で初優勝を果たした過去があるが、現在は毎年1、2回戦での敗退続き。そんな野球部に問題児だった鳩ケ谷圭輔が監督になり……キャッチャーってやはり偉大。そして野球は頭脳戦だわ。https://www.sukima.me/book/title/BT0000200210/
読了日:08月09日 著者:中原裕,神尾龍
実話ナックルズGOLDミステリーSP vol.2 (ミリオンムック)の感想
勢いで買ってしまったが怖い……パラパラ見ただけで怖い……特に呪物や人形たちが怖い……歌舞伎座の呪いはやっぱりあるのだろうか? あと「きさらぎ駅」以外にも謎な駅がたくさんあるのね😱
読了日:08月10日 著者:
紙の月 (ハルキ文庫)の感想
♫あの日あの時あの場所でしたきみに会わなかったら〜 なんて梨花も光太と出会わなければ横領なんてしなかったのか、イヤ、やっぱりどこかで虚しさを埋めるための手段として買い物依存症みたいになってお金が足りない、ここにお金が有るじゃないかとなりそう。小説の構成が梨花本人と彼女と関わりのある人物の語りになっているとは思わなかったけど、それぞれの立場での心境に共感出来る場面も多かった。梨花のダンナにはムカつくところ、多し!TVでよく節約特集をしているけれど、アレは家族がそれでいいって納得してないとムリだと思う。
読了日:08月10日 著者:角田光代
レトロ喫茶おおどけい (双葉文庫 うー 21-01)の感想
表紙買い。クリームソーダってなぜか郷愁をそそられる。場所は東中野。都会すぎない場所だ(笑) 昭和レトロな喫茶店おおどけいには文字通り、古いおじいさんの時計が見たいあって、その響きで昭和へと……本人が過去にいくというより過去にそこにいた人物と同化するという感じ? そこから前向きになるヒントをもらえたりするのは、このテので話のお約束。ちょっと読みにくい、わかりにくいところはあるかな。続編を考えているような終わり方ではある。
読了日:08月10日 著者:内山 純
輝きの一瞬 (講談社文庫)の感想
短くて心に残る30編、全部記憶しているかはわからないけれど長さ的にも内容的にもよかったと思う。これは以前読んだような?ものもあったし、時事ネタみたいなものは時期がズレ過ぎてイマイチなところもあるけれど『おかね座談会』(嵐山光三郎)の「宮本百合子は共産党政権になったときの一万円札です。まだ見込みはない」には笑った。お札の人物って変わっていくけど、やっぱり昔の聖徳太子のイメージが抜けない💦 『山月忌』(篠田節子)もあの『山月記』をこう書くか!と思ったし藤原伊織の『トマト』小沢章友『死の天使』とかも好き。
読了日:08月12日 著者:中島 らも,有吉 玉青,藤原 伊織,高橋 直樹,山崎 洋子,池内 紀,高橋 義夫,黒川 博行,落合 恵子,桐野 夏生,斎藤 純,山上 龍彦,嵐山 光三郎,佐々木 譲,高橋 三千綱,目黒 考二,加納 朋子,中村 隆資,泡坂 妻夫,鳥越 碧
黒―kuro― 1 (ヤングジャンプコミックス)の感想
2巻まで。黒猫と女の子の可愛い話かと思ったらおいおい……な話だった。『シャドーハウス』と同じ作者なのか、なんとなく納得。
読了日:08月12日 著者:ソウマトウ
お見合い人魚の感想
一人暮らしの30歳のOLいづみ。人見知りな性格で自分の部屋に居る時が一番落ち着く。「まるでずっと海の中にいて世間を知らない人魚姫のよう」と幼なじみにも言われていたが、お見合いで知り合った男性と結婚して……の全4話。赤ちゃんが生まれてからのことなどその気持ちわかる!って昔を思い出したり。ほわほわた絵柄とお話。
マンガ図書館Zで無料🍀
https://www.mangaz.com/book/detail/194051
読了日:08月12日 著者:木村晃子
チヨコレイト 木村晃子短編集 1の感想
コミックス未収録の恋愛読み切り作品集。『チヨコレイト』『氷の方舟』『キイチゴ坂心中』『秘密と嘘』。懐かしい昭和感があって、絵柄もコマ割りもセリフもなんだか落ち着く。篠有紀子さんには似ているかなぁ。他の無料作品も読んでみようかな。
https://www.mangaz.com/book/detail/198601
読了日:08月12日 著者:木村晃子
黄泉からの感想
この時期はやはり読み返したくなる。最後の場面は何回読んでも泣きたくなる。好きだ。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001224/files/46077_40225.html
読了日:08月13日 著者:久生 十蘭
十四歳の遠距離恋愛 (集英社文庫)の感想
タイトルと表紙買い。名古屋が舞台だったか!ナナちゃん人形とかスガキヤとかお菓子の城とかわかるものはあるけれど、地名や路線図になるとお手上げ。乗り鉄みたいなところもうちょっとあきてしまったけれど、2000年・中2の少年と少女の純愛過ぎる物語。これは若さの勢いもあるだろうけど、スゴい。2000年当時、すでに彼らの倍以上の年齢だったわ。(ポケベルを使ったこともない)藤森くんも大人になって幸せな人生を歩いていて欲しい。彼らの同窓会があったらどんな感じかな?と思ってしまった。彼女のお姉さんも好き😄
読了日:08月13日 著者:嶽本 野ばら
クララの感想
昨日(8/12)ハイジの日。ハイジという言えばクララ! ハイジを「アルプスの山の娘」と芙美子が訳した作品があったので(コメント欄)そのつながりかと思ったけれど全然違う。教会や牧師さんは出てくるけど背景のようで特別な役割はなさそう。小さい頃、こんな気分になってまわりが神隠しかと慌ててしまうような行動を取るのも仕方ないかなぁと。弟をカニみたいに茹でなくてよかった! 青空文庫でhttps://www.aozora.gr.jp/cards/000291/files/24366_18506.html
読了日:08月13日 著者:林 芙美子
退廃姉妹 (文春文庫)の感想
1945年・東京。敗戦で取り残された美人姉妹。姉はおっとりしていて妹はガンガン突き進むタイブ。食べるため、家を守るために彼女たちは焼けずにすんだ自宅を進駐軍の慰安所にすること。特攻帰りの男の苦悩とそれに寄り添う姉、アメリカ兵と初体験をし娼婦となる妹、姉妹の家に来た父親が初体験の祥子。夜の女のお春。4人の女性たちはそれぞれの矜持を持ち、潰されることなくたくましく生きる! 悲惨な状況なのに笑ってしまうところがあって、エロい場面も装飾過多でも医学的でもない文章で乙女心を残しつつ恥じらいながらも楽しく読めた。
読了日:08月14日 著者:島田 雅彦
くまのこ―他一編きょねんのき (新美南吉・幼年童話えほん 9)の感想
「くまのこ」を読んだのだけれど未登録なので、以前読んだ「きょねんのき」と一緒の本があったのでこちらに。森のくまさんみたいな話だった(笑)
https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/61539_77338.html
読了日:08月14日 著者:新美 南吉
チュウリップの幻術の感想
やっぱり宮沢賢治の童話?は難しい。語り手が誰なのかわからないけど、家政婦は見た!的に洋傘を直す職人と園丁のふたりを観察しているような。後半のチュウリップに惑わされている様子はなんなんだ? チュウリップではなくケシの花でも眺めていたのか?と思ってしまう💦
絵本もあるのでこちらで読めばわかりやすいのかな?https://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=10762&spf=1
読了日:08月14日 著者:宮沢 賢治
女忍術使いの感想
女忍術使いとは林芙美子のことらしい。
【「フッと消えちゃダメよ」
林さんは私にそう言ったあとで、その言葉がそれだけでは気にいらなかったらしく、
「本来、住所不定で、着ながしで、あなたは消える必要がないわよ。私が死んじゃっても、安吾さんだけはお葬式に来てくれないにきまってるんだもの、あなたとツキアッてる時は気楽で、たのもしくなるわよ。この人、私のお通夜にくる人かな、と思うと安心できないわねえ」】
【参考】
https://ango-museum.jp/work-detail/?w_cd=0246
読了日:08月15日 著者:坂口安吾
バーガーボーイの感想
ハンバーガーが大好き過ぎて野菜を食べないでいたら……!? なんでもそれしか食べない!ってカラダによくないよねぇ。
読了日:08月15日 著者:アラン・デュラント
創作民話短編集の感想
元ネタがわかるものもあったしどこかで似たような話を読んだような……というのもあったけれど、長さ的にも読みやすくてよかった。鏡の出てくる話は好き😊
読了日:08月15日 著者:WsdHarumaki
幻の本土決戦 1945の感想
表紙が本屋さんで目をひいたので(しかし未購入)。写真や図版が多く、字も大きめで小学生高学年くらいだったらどんどん読みすすめられるかも。ドイツは戦後、国が分かれることになったが、日本は分割統治されることはなかった。予想図?みたいなのでは四国は中国の支配下になっていた。
Amazonの詳細ページで記事の一部を見ることが出来ます。
読了日:08月15日 著者:古田 和輝
鼻の感想
残喘(ざんぜん)という言葉を知り、芥川の『鼻』に【鼻は――あの顋の下まで下っていた鼻は、ほとんど嘘のように萎縮して、今は僅かに上唇の上で意気地なく残喘を保っている。】という文章があると知り読む。鼻を短くする方法方なんだかコワい。そして結果的にはムダな努力に終わったのか? 願い事をきいてもらってやっぱり元に戻して!な話とは違うけれど、外見にこだわりがあるのはやはり他人より自分だよなぁ。
読了日:08月15日 著者:芥川 竜之介
13のエロチカ (角川文庫)の感想
半分まで読んで放置していたのを思い出して読む。成熟した女性の欲望や旅先のアヴァンチュール的なものに思春期の女の子のキケンな目覚めみたいなものもあって(知らない人の車に乗ったりふたりきりになるのはヤバいでしょ!)、いかにもこの作者らしいと思った。あと「サッカー」が「サツカー」になっていたのにちょっと笑った。Kindleで。
読了日:08月15日 著者:坂東 眞砂子
ひすいを愛された妃の感想
美しいひすいを求めるあまりに戦争にまで……妃もだけど王さまがダメ人間な気がする。【そして、いつしか、ひすいに対する異常な流行は、やんでしまいました。】いつの時代も流行り廃りはあるものだけれど……青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/52656_75459.html
読了日:08月16日 著者:小川未明
草原の夢の感想
オオバコで引っ張りっこをして遊ぶ子どもたち。村の物知りのおばさんが話す内容がなんだかホラーっぽいのが小川未明らしい。他人が自分になりすました時にホンモノはどちらかわかってくれる人はいるのか。また反対に身内をちゃんとコチラがホンモノ!と見分けられる身体的特徴とかわかっているだろうかと思ってしまった。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/52628_71276.html
読了日:08月16日 著者:小川 未明
蟹のしょうばいの感想
こちらの漫画を読み再読。カニさんは家業を次いだのね(笑)
https://note.com/j_cedcyph01/n/n5b90a3442c5e
読了日:08月16日 著者:新美 南吉
コップのなかの夕空(1) (講談社青い鳥文庫)の感想
主人公の青花(せいか)は小6。学校では明るくふるまっているが、家では孤立。妹弟にはやさしい母親。父親は仕事で多忙らしく出番はほとんどない。母親は妹にコンプレックスがあるから親に似ていると言われる娘が嫌いなのか? でも生まなきゃよかったはないだろう。いきなり日保健室で仮眠中にだれかにファーストキスを奪われるってスゴいな!と思ったけれど、中学生だとやっぱり物語が違ってくるんだろうな。相手が誰か、本当にコイツか?と疑問を持ちつつ話は進む。女の子の仲良しグループ、3人組はねぇ……な展開になりつつある。次にいく!
読了日:08月16日 著者:名木田 恵子,伊奈 明子
コップのなかの夕空(2) (講談社青い鳥文庫)の感想
居場所がない辛さ、それがあっさりしているように読めてしまうのはドロドロぐちゃぐちゃ系をよみすぎたからなのか。叔母さんには叔母さんの暮らしがあるわけで…家を飛び出してもそれなりに行ける場所があるのって都会だからと田舎の子どもだった私は思ってしまう。青花くんってよく出てくるけど、これはもう一人の自分的な存在? 悩むことにあきっぽい、という表現がイマイチわからない。なんかそこにスゴく引っかかってしまった。小学生で付き合う付き合わないとか、やっぱり早くない!?(ಠ_ಠ) あと先生が無能!
読了日:08月16日 著者:名木田 恵子,伊奈 明子
コップのなかの夕空(3) (講談社青い鳥文庫)の感想
コレを今どきの小学生とかは読むの? ケンカをやめて〜ふたりをとめて〜みたいな展開にちょっとビックリした。いじめとか両親の離婚とか転校とかいろんな要素があるけど、う~ん、もう大人になりすぎた私には低年齢化したメロドラマのようにしか思えなくて残念。名木田恵子さんの小説って読んだことがないので(多分)読んでみたかったんだけれど、同じ子どもの心理を描くのは重松清さんの方がやっぱりうまいなと思わされたという感じ。悩み事に好きだの付き合うだのが絡み過ぎていたからかなぁ。キスから始まるのもやっぱりショーゲキだったわ。
読了日:08月16日 著者:名木田 恵子,伊奈 明子
現代ホラー傑作選 (第1集) (角川ホラー文庫)の感想
ホラーというとキャー😱と叫びたくなるイメージがあるけれど、コレはユーレイ談みたいなものより心理的な不気味さかな。高橋克彦「遠い記憶」山川方夫「お守り」は既読だったような。いささか古いなぁ、と思う内容ではあるけれど、人の気持ちが作り出す得体のしれないナニカは楽しめたと思う。吉行淳之介の「埋葬」寝ている間に…とはよく聞くけれど体験はしたくないが、妹の病んでいる感じとか話としては好み。
読了日:08月17日 著者:
500日を生きた天使 (1) (ストーリーな女たち)の感想
こちらのブログ記事を読んでこの作品を知りました。
https://ameblo.jp/miyu-briller/entry-12815661703.html
2巻も読みましたが、なんとも言葉がないです。笑顔が可愛くて泣ける。先生方もナンにも見送らねばなかっただろうし。何が出来るわけでもないのですが、マクドナルドに行く時には少しですが、募金をしています。
【認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワーク】
https://www.goldribbon.jp
読了日:08月18日 著者:さがわ蓮
百日紅の感想
今年もこの季節に🙏
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10887520
読了日:08月18日 著者:保月
金めだかの感想
赤めだかならぬ金めだか! 越冬して春を迎えられるめだかは本当に少ない。今は日本産のめだかも少なくなっているようだし、盗まれたとかニュースになるのもイヤだわ。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51798_46432.html
あと梶井基次郎の『のんきな患者』に肺を悪くしている娘が「毎日食後に目高めだかを五匹宛嚥のんでいる」という文章があってひょえ~!となりました😱
読了日:08月18日 著者:小川 未明
のんきな患者の感想
肺を病んでいる吉田くんの療養日記というかなんというか……お母さんや弟との会話、おかしな民間療法を勧められたり、へんな宗教に勧誘されたり……「のんきな」とつくことに納得してしまう部分もあるし、それは自虐で梶井自身の体験を綴ったものなのかな?と思ったり。長く病むのは辛いよね。そういえば付き添い婦さんとか昔はいたな。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/425_19812.html
読了日:08月18日 著者:梶井 基次郎
ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~ 1 (MFコミックス ジーンシリーズ)の感想
Kindle Unlimitedで10巻まで無料のお知らせがきたので読む。(とりあえず2巻まで読んだ)ヤダ、もう、いきなり「神は死んだ」から来るとは! タマラナイ(´ ❥ `)! コンビニって本当に大変だと思う。やらなくちゃいけない仕事が多すぎ。イヤな店員さんがいるのも慥かだけれど、有難く利用させてもらってます。
読了日:08月19日 著者:
風と木 からすときつねの感想
「風と木」「からすときつね」のそれぞれの会話が面白い。ウグイスがお調子者というかなんというか……キツネもカラスも自分以外は信用しない、信用しないタイプなのか。青空文庫で⇒
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/53459_50660.html
読むきっかけになったリンゴの樹の上にいるキツネとカラス⇒
http://volcano-meister.jp/nizaemon/?p=8993
読了日:08月19日 著者:小川 未明
領怪神犯 (角川文庫)の感想
コミカライズを少し読んで興味を持ったので読む。
https://www.pixiv.net/artworks/110231113
出てくるおかしなもののビジュアルが想像力の足りない私には思い浮かばないものもあった。最初の話は昔遊んだ「太陽のしっぽ」に出てきた巨大な顔パーツが散らばる土地を思い出した。最後は正直、えー、こうまとめるワケぇ?とガッカリ感もあったけれど、2巻が出ているということはもう少し捻った話や登場人物の過去が明らかになるかな? 今、昭和なら98年……100年こえるまでは生きていたいかな😅
読了日:08月19日 著者:木古 おうみ
子供のための読みきかせバレエ絵本 おててバレエ 他3作の感想
A4サイズでパンフレットみたいな感じ。活字も大きくハッキリしているので子どもにも見やすい、読みやすいのでは? テーブルに広げてみんなで読んでもよさそう。絵がとにかく可愛い〜笑顔がいっぱい😊 キツネもタヌキもウサギもみんな楽しく踊る!「ハレバレエ」という言葉もいい。奥付のあとに(遊び紙ではないのだろうけど)真っ白なページがあるので子どもが自分のバレリーナ姿を描いてもいいかなぁと思った。
試し読み他はコチラで⇒
https://note.com/3fujitagourako3/n/nc8da32c5514d
読了日:08月19日 著者:
銀河英雄伝説 27 (ヤングジャンプコミックス)の感想
バイエルラインはやはり犬(笑) ファーレンにシュタインメッツ、何度も読んできた、見てきた、わかっていることだけどやっぱり……ビッテンの心情は藤崎版が一番わかりやすいかもしれない。しかし最後、あの文言では終わる!?😱 ロイの表情まで見たかったけど、藤崎版なので不安……次巻まで待つしかないな。
読了日:08月20日 著者:藤崎 竜
音楽のように言葉を流す (吉穂文庫)の感想
ショートショート集かエッセイ集かと思ったけど、ちょっと違ったみたいだ。
「note」開始3年目、「エッセイ集を作りたいのでみらっちの記事で面白い・気になると感じた記事を選んでください!」で選ばれた作品集らしい。作者のコメントやユーザーコメントも載っている。noteで記事をひとつひとつよりは厳選されたものがまとまっている感じ。息子さんや家族の会話とか面白い。50代の悩み事なども。推薦者や記事へのコメントは別にいらないかなと思ったけど、作者のこだわりなのかも。
読了日:08月20日 著者:みらっち,吉穂みらい
ここは今から倫理です。 8 (ヤングジャンプコミックス)の感想
新しい学校にやってきた! 自分が高校時代は倫理・社会(倫社)やら公民やらの授業があったけれど、みんな内職してたし、私もどんな先生が教えていたか全く記憶にないので(年齢のせいもある)こういう先生に教えてもらっていたら違ったのかも、どんな読みながら毎回思ってしまう。本誌で読んだ時も信仰心の話は好きだった。飲み会の時の先生たちの会話も。高柳先生の過去をもっと知りたい!
読了日:08月20日 著者:雨瀬 シオリ
木精の感想
最初、ホラー系なのかと思ってしまった。大人になったことに気づいたんだねぇ……これって声変わりがハッキリしている男子だからこその物語、表現なのかな。【死んだかと思ったのは、間違であった。木精は死なない。しかしもう自分は呼ぶことは廃そう。
こん度呼んで見たら、答えるかも知れないが、もう廃そう。】なんともせつない気分にはなるが。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/2597_22938.html
読了日:08月20日 著者:森 鴎外
小学館世界J文学館 片目のオオカミの感想
紙本もあったのか。表紙を見てタイトルとともに気にいったので読む。動物園の片目のオオカミとそれをずっと見ている少年。お互いの瞳の中からそれぞれの過去を読み取るみたいな物語。ファンタジーなのかな? 話す動物たちが楽しい。悲しい別れもあったけれど、動物園という場所で再会出来たのはよかった。ハッピーエンドでいいのかな。谷口ジローさんの「ブランカ」みたいな物語かと思っていたけど違った😅 他の話も読んでみたい。
読了日:08月20日 著者:ダニエル・ぺナック
皇妃エリザベート~さちみりほ作品集1~ (クイーンズセレクション)の感想
映画「エリザベート1878」の話を知り、たしか漫画があっはずと思って読む。1冊まるごとエリザベートの話ではなく、マリー・アントワネットと和風テイストになった白雪姫と眠り姫の4作品。内容的にはう~ん、ある程度どういう人物か知らないとつまらないかも。私は宝塚で「エリザベート」を観ていたから話の流れがわかったけど、何も知らなかったらわかりにくいんじゃないかな。「ベルばら」ではフェルゼンだったけど、こちらはフェルセン表記。映画⇒
https://transformer.co.jp/m/corsage/#
読了日:08月21日 著者:さちみりほ
100歳まで楽しく続けるための大人バレエの「まみむめも」: 大人バレエ歴30年以上の筆者が同志に送る愛のメッセージの感想
魔夜峰央先生もバレエを40歳過ぎてから始めたんだよなぁと思いながら読む。
https://fujinkoron.jp/articles/-/279?page=3
オトナならではの悩み事?が赤裸々に書かれていて面白かった。服装とか髪型とかレオタード着用なのでトイレ問題とか(笑)ケガにも気をつけないといけないし。チベット体操が出てきた。黒柳徹子さんもやっていたような気がしたけど別の人だったかな?
http://tibet-taisou.com/tibet/
読了日:08月21日 著者:SWAN
アンダルシア幻花祭 (講談社文庫)の感想
マッチの歌しか聞いたことがなかった「アンダルシアに憧れて」を真島昌利さんで聴いて、このタイトルを思い出し表題作のみ読む。あぁ、こういう話だったのか〜お子さまな女子高生が読んでもこの内容はムリだったな。覚えてなくて当たり前。海外にも行ったことがなかったし、絶望してそれでも最期まで捨てきれないプライドがあるバカな男の魅力やそれに惹きつけられた女の恋心などわかるはずはない😅 登場人物も旅先の日数も少ない。なのにギラつく太陽と白い建物、向日葵はあざやか!
https://youtu.be/Y4eOZtqgqe4
読了日:08月22日 著者:赤江瀑
花二三の感想
「盗蜜」という言葉から最後にあったウグイスがサクラのツボミを食べる云々を思い出し再読。ウグイスじゃないけど、スズメが蜜をいただく場面。「吸蜜」というのが正しいのか。
https://alive-cr.com/uk/2023/03/27/%e5%90%b8%e8%9c%9c%e3%81%ae%e3%81%8a%e8%a9%b1/2854/%e3%82%b9%e3%82%ba%e3%83%a1/
読了日:08月22日 著者:若山 牧水
八月の銀の雪 (新潮文庫 い 123-13)の感想
文学好きより理系男子や女子の方がはるかにロマンチストなんだなぁって思った。2作目「海へ還る日」の宮下さんの何かガキだと実るって信じてあげること、という言葉にグッときだけど、同時に信じるって難しいんです😓とも思ってしまった。「アルノーと檸檬」で伝書鳩のことが書かれていて、なんか昔聞いた(読んだ)記憶があるなと。「玻璃を拾う」の珪藻は知らなくて想像出来ず検索したら参考文献にあった本だった。表題作に「十万年の西」も読んでいて難しくてワカラナイことも多かったけど、こういう研究者技術者の育成にお金を!と思った。
読了日:08月22日 著者:伊与原 新
絢爛たるグランドセーヌ 1 (チャンピオンREDコミックス)の感想
期間限定無料だったので4巻まで。バレエってやっぱりお金がかかるんだなぁ、って親の立場になって読んでしまう。子どもも勉強もあるし成長期の身体の変化もあるし、メンタルをかなりやられそう😓 一緒懸命やっても努力は裏切るのだと思っている私(そんな努力をしたこともないのに)、いろんなことを乗り越えて楽しく美しく舞台で踊るって大変過ぎ。そう言えば男性はトゥシューズ履いていない!と読んで気がついた😅 画力はもう少しガンバって欲しいかな。体幹とか書かれても絵がしっかり立っているように見えなかったりする。
読了日:08月23日 著者:Cuvie
風の寒い世の中への感想
「色風」という言葉が出てくる青空文庫はないかと思って探したけれどなかった。このタイトルが気になったので読む。お嬢さんに可愛がられていたお人形、お嬢さんの部屋が世界のすべて。それなのに……ホラー展開になったらどうしようと焦りましたが、それはなく(でもやがてなる可能性もアリ💦)人形のいじらしさを感じた。
青空文庫で⇒
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/53460_52765.html
読了日:08月23日 著者:小川 未明
宴会芸の教科書(1)20世紀宴会芸史 (日本宴会芸学会)の感想
夏コミ戦利品紹介ブログを読んでいたら日本宴会芸学会が発行した『party people』があり、宴会芸!と懐かしくなり(自分は未経験)検索したらコレを見つけたので読む。宴会芸の歴史🥸今ならウケないのでは?品がなさすぎるのでは?というのももちろんあるのだけれど、写真だけ見るのも面白いかも。ダチョウ倶楽部を思い出したり。コミケでは残念ながら終了してしまった番組『タモリ倶楽部』の名物コーナー「空耳アワー」全作品を記録した辞典(同人誌)も売られていたらしい。やっぱりコミケいいなぁ😆
読了日:08月23日 著者:日本宴会芸学会
ハダカノココロの感想
読み始めた時は毒親の話なのかなぁ、と思って少し身構えてしまったけれど、高校時代の同級生との会話から広がる世界がいい。雨上がりの空を見上げる、その時に虹は見えなくても「何だかんだあってもしあわせだなぁ」って感じる、ガンバロって思う、とりあえず今はいい気分!そんな気持ちで読み終えることが出来た。あと作者さんのnoteで知ったカネヨリマサル『ユースオブトゥエンティ』も聴いてみた😄
https://www.uta-net.com/song/276270/
読了日:08月23日 著者:北村 らすく
(七銭でバットを買つて)の感想
高校野球決勝の後だからかバットは野球のバットしか浮かばなかった。タバコだったのね😱 蜘蛛やらマッチやらいろんな小道具が出てきたけれど、最後の「アババババ、アババババ、」で芥川の「あばばばば」を思い出して話を理解しようとする気持ちが霧散してしまった(笑)
青空文庫で。あとから漫画で⇒
https://note.com/j_cedcyph01/n/ne0bb9cecbb67
読了日:08月23日 著者:中原 中也
百日紅の咲かない夏 (新潮文庫)の感想
父の事故死、母の家出。別々に育てられた姉弟が、10年ぶりに再会。17歳の弟に20歳の姉。読みやすいのだけれど、時代設定がなかなかピンとこないまま終わりになってしまった。平成8年発行か。なんだか昭和の話のイメージが強かった。高齢者に親切に近づきお金を騙し取る、いつの時代にも悪いヤツがいる。この物語はソイツらよりも子どもを置き去りにする親たちの無責任さが目立つ。結末はこれしかなかったのかと悔やまれる。百日紅の咲かない夏、ウチのマンションの私がいつも見ている百日紅も今年は咲かないまま終わりそうだ。
読了日:08月24日 著者:三浦 哲郎
声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~ (1) (ストーリーな女たち)の感想
23巻まで。やはり遊郭の話は辛い。
読了日:08月24日 著者:安武わたる
ぼくになにができるだろう?の感想
多分みんな考えていること。考えるより実行できたらいいのだろうけれど、それが相手のためになるのかと考えるとまた悩む。オフコースの「私の願い」にある♪君のために今なにが出来るだろう 大切なあなたのために……このフレーズが浮かんできた。
https://www.uta-net.com/movie/85056/
読了日:08月25日 著者:サトウ ヒロシ
明日死ぬかもしれないから今お伝えしますの感想
死について考えることは今まで生きてきたこと、これからについて考えることだと思う。死神というより魔女みたいな絵だな。9・11のあとに流行ったというと語弊があるかもしれないが「最後だとわかっていたなら」を思い出した。https://sanctuarybooks.jp/webmag/20190308-2638.html
読了日:08月25日 著者:サトウヒロシ
精子バンクで出産しました!アセクシュアルな私、選択的シングルマザーになる (LScomic)の感想
こうまでして子どもが欲しい、家族が欲しいという気持ちは正直わからないのだけれど、精子バンクを利用して妊娠したことを病院で話したら妄想だと疑われたというのが一番ビックリしたかな。2015年はまだそんな認識だった!? いろんな問題がまだ残されているし、作者がずっと健康で暮らせる保証もないし、ご両親も老いていくし……生まれたお子さんがしあわせな一生をおくれるようにと祈るばかりです。
悩んでいる人には参考になるのかも。しかし外国から精子輸入とかう~ん、う~んとなってしまう。スゴい時代になったんですね。
読了日:08月25日 著者:華京院 レイ,上村 秀子
あめくんの感想
青空文庫と朗読で。朗読は短いからYouTube動画がいくつもあった。
あめくん、意地になってないかい?(笑)
https://www.aozora.gr.jp/cards/001172/files/44996_44458.html
動画⇒
https://youtu.be/8Yl6klfnHWY?feature=shared
読了日:08月25日 著者:村山 籌子
幼女戦記 (28) (角川コミックス・エース)の感想
なんだかレ・ミゼのような合宿シーン!そしてドラえもんのしずかちゃんのお風呂シーンのようにターニャちゃんのサウナシーンが!イヤ、中身はおっさんだ(笑)でもやはり身体が小さい分、疲労は蓄積されるだろうし、歴史を知っている分、悩み事も。久しぶりの存在X(エックス)登場。ヴィーシャとの仲良しぶりはニンマリするが、彼女の過去もなんだか…。レルゲンには鉄の胃袋を持って欲しい。
読了日:08月26日 著者:東條 チカ
譚詩曲―句集の感想
赤尾兜子の奥さまの句集。神戸女学院ピアノ科卒だけあって音楽に関するものも多い。平成17年から21年の句をまとめたもの。あとがきもいい。好きな句を。「老ゆことも佳き日に日傘を廻しゐる」「梟の森へピアノを運びゆく」「胸中に小さき宇宙冬うらら」「日の匂ひ背に集まる土筆摘み」「春の旅身に飾るもの何もなく」「雷鳴にひとりの鏡裂かれたり」「冷酒酌み女本気に生きてゐる」「初夢覚め頬に伝はる涙あと」「又の世は蝶に生まれて恋もよし」「寝そべりし盲導犬の花疲れ」「茅の輪くぐる盲導犬と譲り合ひ」「サングラス戦なき空確かめる」
読了日:08月26日 著者:赤尾恵以
きみは3丁目の月 (マーガレットコミックスDIGITAL)の感想
気弱いというかやさし過ぎる弟に頼って学校生活を乗りきっていた姉。病弱な転入生の女の子と関わったことから弟は離れていく。姉のクラスにはその女の子の兄が転入。複雑な恋愛関係というより弟への依存が強い姉がキモいというかキライ。「静かな訪問者」も「クリスマス★ホーリー」も兄妹姉妹の話だったけどなんだかなぁ。昔はコレが面白かったのか!?ってくらいつまらなかった。連れ子同士で兄弟姉妹関係になるってたしかにあるだろうけれど、ファンタジーってほどでもなくドロドロでもなく、主人公に「バカジャネーノ」って言いたくなった。
読了日:08月26日 著者:岩館真理子
訊く者: 立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は 百合の花の感想
なんか中途半端な終わり方だと思ったらシリーズらしい。スーパーで逆ナン?されたらその女性は比丘尼だった…から月読と少彦名とか出てきて、思っていた話とは違ったので残念(˘・_・˘)
読了日:08月26日 著者:三羽烏
芽吹長屋仕合せ帖 日日是好日 (新潮文庫 し 81-3)の感想
おえんさんも三十路半ば。これからもひとりなのか悩むお年頃に。別れた夫の再縁話に自分の見合い話。おいおい……とご縁の糸がこんがらがって大丈夫か?と思いましたが、シリーズ最終巻、うまい着地点かなと。志川さんの話ってところどころつっかえるような、ン?と思うところもあるけれど好きな作家さんではある(笑)
読了日:08月27日 著者:志川 節子
不浄を拭うひと(1) (ぶんか社コミックス)の感想
普通の清掃の仕事でも「なんじゃこりゃー!?」な出来事がたくさんあったのに、特殊清掃となれば……本当に大変なお仕事。体力的にもキツいと思う。お疲れさまです&ありがとうございますm(_ _)m
読了日:08月28日 著者:沖田×華
さすらい猫ノアの伝説 (講談社文庫)の感想
小学生向けなんだろうけど大人が読むと懐かしく感じる。猫の身軽さや眼力が物語にはあっているのかも。2作目の「わすれものはなんですか?」は都会から田舎に転校したコの話。田舎のへんな親密さ、わかる!転校の経験はないけれど、出来上がったクラスや土地に馴染むのは大変だよね。〈「はじめまして」と「さようなら」は、思い出の「いただきます」「ごちそうさま」と同じです。もみじ小学校の思い出、おいしかった? これから時間がたつにつれて、ドンドンおいしくなるよ。ワインと同じです。〉(P337)ビートルズの歌も知らなかったな。
読了日:08月28日 著者:重松 清
たった1°のもどかしさ 恋の数学短歌集 (河出文庫 よ 23-1)の感想
数学はさっぱりワカラン……だからコレを読んだら少しは興味が持てるかなぁ、と思ったけれどわからないものはやっぱりわからなかった。へんな小説?みたいなのはいらないので、その分用語?の説明を詳しく書いて欲しかったなぁ。結局、自分の知っている(内容の理解ではなく言葉として)「四捨五入」「方程式」「証明」「微分」「素数」などの入ったものしか楽しめなかった。気にいったのは「足し算ができればなんとかなりそうで幸せばかり集めて生きる」(P122)若者というより老境に入った人間の悟りみたいだけど😅
読了日:08月28日 著者:横山 明日希
音無荘奇譚~幽霊屋敷の奇妙な住人たち~ 1巻の感想
「奇譚」とつくものは気になるこの頃、漫画なのでサクサク読めそうと思い、3巻まで。ユーレイ屋敷というかワケありシェアハウスというか……いろいろ視えてしまったら怖いし、病院なんて行きたくないよなぁ。コワいかと言われるとう~ん……となるかも。
読了日:08月29日 著者:桟敷 美和
アネモネ ~数奇な運命と朝月夜~の感想
綺麗なタイトルと表紙が気に入りダウンロードしたのだけれど、えっ!?な内容だった。子どもがいないけれど犬を飼った。母親が認知症になってしまったけれど、犬がいてくれてよかった!みたいな話だと思っていたら全然違った。34歳で介護。ダンナさんがいい人なのが本当に救い。家庭環境が複雑で実父の自分勝手さにはビックリ。まだそうい時代だったからか「犬を飼うより子どもを産め」という上司やまわりの言葉、自分の都合で働くヘルパー、病院や施設の対応などよく頑張ったな、この人!って思った。母親を見送るまでの13年間のドキュメント。
読了日:08月29日 著者:新瀬 未埜
花と人の話の感想
前に読んだ本のタイトル「アネモネ」つながりで。同じ畑で育った赤いアネモネたち。甲乙丙という分け方が時代だと思うけれど、花屋さんから最初に令嬢に買われた甲は匂いがないと香水をかけられ、学生に買われた乙は水を取りに行くのが面倒だとお湯をかけられ……あぁ、なんてこと! 花に罪はないのに。残された丙のアネモネは……よかった😊
https://viewer.bookwalker.jp/03/22/viewer.html?cid=038316db-bb2c-4693-8112-495cabc4cf87&cty=0
読了日:08月29日 著者:小川 未明
橋の上での感想
あらすじはAmazonサイトで確認して下さい🙏
落雷から始まる物語。ひとりは助かり、もうひとりは亡くなったと思い込み……しかし長い年月を経て誤解も解け再会を喜びあいめでたしめでたしにはならず…その後半?をメインにしたがったのだろうけれど、なんだか物語としてバランスが悪いような。別々の話でもよかったんじゃないかな。人情話、無私の心、見返りを求めない…みたいなことを伝えたかったのかもしれないが、私にはう~ん、なんだか…主人公のダンナさんが心の狭い、嫉妬深い悪者みたいな印象になったのがちょっとイヤだった。
読了日:08月29日 著者:加賀 一
半年後、あの日の君は雨を薙ぐ (DANDY文庫)の感想
一言で言うとベタな恋愛話だった……
死ネタなので苦手な方はご注意下さい。
読了日:08月30日 著者:DANDY
海神の赤い薔薇の感想
AIで描かれた絵本らしい。文章がないので絵を見て自分で物語をつくることになるけれど、一回見たくらいでは話は思いつかない気がする。全部通しての話より、2、3枚で短い話を想像するのがいいのかな。巨大タコは出てくる。薔薇の花がなんだか綺麗で好きかも(笑)
読了日:08月30日 著者:優司
美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~ (1) (ぶんか社コミックス)の感想
壮絶な復讐劇ですな…登場人物が増えてきてゴチャゴチャするかと思ったけれど、そうでもなくうまく物語を繋いでいる感じ。しかし人間はどこまで残酷になれるのか。19巻まで読了。
読了日:08月31日 著者:藤森治見
瞽女マガジン(1)の感想
絵がやわらかくてかわいい。書かれている言葉もやさしい。瞽女だからというより見えないからこそ感じられるいろんな音の響き。もっと読んでみたかった。水上勉さんの『はなれ瞽女おりん』も読んでみたい。メモ⇒若州一滴文庫
https://itteki.jp/jakushuittekibunko/aboutus
読了日:08月31日 著者:べこ。
きみの町で (新潮文庫)の感想
あっという間に読み終えることも出来るが、なんとなくもったいなくて途中放置したりして8月最後の1冊に。子どもたちの疑問はそのまま自分の疑問であって、真実はいつもひとつ!だとしても正義は人の数だけあり、だんだん自分の正義こそ世の理みたいな大人になってしまう。鮭の話では『インディアンの日々』にあった「サケの本当の姿は人間で、海の底にそれぞれの種族ごとに村があると考えた。その村で、サケは人間と変わらぬ暮らしを送っている。」を思い出した。「ハッピー子どものいない夫婦物語」が制作される日は来るか?表紙も挿し絵もいい。
読了日:08月31日 著者:重松 清
読書メーター
読んだ本の数:100
読んだページ数:13480
ナイス数:3217

二度目ではなく二周目。同じ人とまた新たな関係を…みたいな?と思いながら読む。波木銅さんは
初めて。綿矢りささんの「深夜のスパチュラ」はバレンタイン前日の心理状態・行動にわかる、わかる!となって面白かった。スパチュラってなにかオシャレな飲み物かと思ってた😅 桜木紫乃さんは2時間ドラマみたいだと思ってしまった。桜木さんらしいラスト。一穂ミチさんは昔読んだ小池真理子さんの「レモン・インセスト」に出てきた姉弟の話を思い出した。窪美澄さんのはあんまり有名でないけど実力派の女優さんたちで映画でみたいなぁ🤭
読了日:08月01日 著者:一穂 ミチ,窪 美澄,桜木 紫乃,島本 理生,遠田 潤子,波木 銅,綿矢 りさ

ちょっと不思議過ぎてついていけない世界の短歌もあったけれど、まとまった形で作品を読むのは初めてだったので面白かった。装丁も可愛い。「すきになる? 何を こういうことすべて 自信をもってまちがえる道」「逢えばくるうこころ逢わなければくるうこころ愛に友だちはいない」「あるときはお酒に強くあるときは弱くてひとは自由なのです」……ひとは自由、こころは自由、たくさんの自由な言葉を読んで楽しみ、また自由に綴ることが出来たらシアワセに違いない🍀
読了日:08月01日 著者:雪舟えま

コマはベーゴマのことだった。懐かしい! 小学3年生くらいまではみんな遊んでいたような気がする。(昭和30年代生まれ)兄も缶にいっぱいベーゴマを持っていてヤスリで磨いたりしていた。かつての子どもとのこ今の子どもではベーゴマに対する思いの深さが違う。でも今の子もやがてかつての子どもになり、おじさんとのことを懐かしくせつなく思い出したりするんだろうな。
読了日:08月01日 著者:小川 未明

なんでこの表紙なんだろ? 収録作品とつながりがないような? 全部読んでました~どれも好きな話だからいいけどちょっとソンした気分にもなった😅これから読む方は、コチラの試し読みの目次で確認を! Kindle版。
https://bookwalker.jp/series/402122/
読了日:08月01日 著者:木原敏江

久しぶりに塩森さんの名前を見つけた〜「身分違い」というタイトルに黒髪と金髪カップルはベルばらを連想させる🌹 ハーレクインなのでベタ甘かメロドラマ全開かと覚悟していたけれど、思ったほどではなかったかも。19歳と26歳で出会い、お金持ちの彼女の方からガンガン行く行く😆 いろんなことがあって最後はハッピーエンドの安定感!ものすごい悪役もいなかったし、サラリと読む分にはいいと思う。Kindle版。
読了日:08月02日 著者:塩森 恵子

>ひとの厄介になって威張るものは今にきっと罰が当るから見ておいで
全くその通りでございました(ಠ﹏ಠ) コチラの漫画で読んでから青空文庫で。
https://note.com/j_cedcyph01/n/n086885072642
読了日:08月02日 著者:夢野 久作

福知山藩に仕える武士・木島龍吾の目は色の認識ができない。先代藩主の命により龍吾は失踪した父・兵庫を捜すことに。兵庫は人気の絵師で藩主に極楽浄土の絵を描くことを約束していた。が、龍吾は兵庫と生まれてすぐ生き別れたため顔もわからない。兵庫を追って京へ。しかし彼は贋作事件の犯人として京を追われ行方不明!父の養女となった娘や5人の弟子たちとのやり取りにもうちょい緊迫感があったらよかったかなぁ。龍吾自身が目のこともあり、淡々としているからか感情の動きがアッサリしていて読みやすくはあったけど盛り上がりに欠けるかな😅
読了日:08月02日 著者:三好 昌子

前作を読んでからだいぶ間があいてしまったので、物語の展開にアレ?こんな中途半端な2時間ドラマみたいな終わり方だったっけ?と思ってしまった。コナン君並みにいろんな事件?が起こり過ぎな商店街でサザエさん並みにおせっかいな人が多いような…と思ってしまったのも、水戸黄門的な安心感からか? イヤ、みんながみんなまるく収まるワケではないのだけれど。お犬さまの話はよかったです。登場人物の其の後はやはり気になる。冬子と行介のふたりには特に進展はなかったなぁ。冬子はちゃんと結婚という形を取りたいのだろうけれど。
読了日:08月03日 著者:池永 陽

明日(8/4)は「橋の日」なので橋がつく短い話をと探して読む。いじめっ子やガキ大将と謂えばなんとなく可愛らしくノスタルジックな気分になるかというとそんなことはなく、理不尽な暴力・暴言になぜ耐えねばならぬのか。橋の上での出来事、それは淡い初恋の思い出。少年の日の思い出って感じがした。思い通りにいかないのが当たり前だとあきらめているような感覚かなぁ。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001289/files/47147_29249.html
読了日:08月03日 著者:犬田 卯

「どん底の女神」から続けで読む。行介が刑務所で知り合った、彼を兄貴と慕う順平を取り巻くアレコレがメインなのかな。この話もだいぶ拗れている…被害者側と加害者側のわかるようなわからないような、心理状態。過去は取り返せない。償うとはなにをしたら償いになるのか、そんなことを考えた。順平、なぜジャンプかマガジンを仕込まなかったんだ!と思ったのはここだけの話😅 その後が知りたい! あと「年の差婚」のお互いの秘密?の暴露。まるで「笑ゥせぇるすまん」みたいだと思ってしまった。このシリーズ、綺麗なおねーさん率高し!😆
読了日:08月03日 著者:池永 陽

散文集っぽいけどなぁ。最後の「毎夜月が出た」は長めだったけれど、あとはひとりごと見たいな感じだったり、オノマトペのお遊びだったり……挿し絵のようなものがついたらこの言葉の景色がハッキリするような気もするし……。「病んでますね」で片付けてしまう人もいそうな文章たち。『風』の「風は いつぺんに十人の女に恋することが出来る 男はとても風にはかなはない」は好き。
いくつかを朗読動画で視聴してから青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000874/files/3213.html
読了日:08月04日 著者:尾形 亀之助

■昭和女性誌考/今こそ日本総下品化の責任を問う!∶『微笑』『新鮮』『ヤングレディ』とか芸能界よりアダルティな記事が満載だった気がする…見出しだけハデで内容は憶測ばかりの今の女性誌と比べたら実はあったのかもしれないけれど、男性誌の袋とじが可愛らしく思えるようなえげつなさ😓■ゲームメーカー知られざる暗黒史∶エニックスも光栄もアスキーもこんなきわどいエロゲーを作っていたなんて😱■アマゾネス・シネマスティック・ユニバース∶こんなにアマゾネスの映画があるとは💦■激アツ!『イカ天伝説』∶見たことない😅
読了日:08月04日 著者:

しばらく間があいてしまったシリーズ。名古屋弁のニュアンスが文字だと多分伝わらないんだろうな、と思いつつ、こんなアクセントなんだろうかと想像しつつ読む。こちらの喫茶店も『珈琲屋の人々』と同じく客との距離が近い、というかおせっかいな下町の雰囲気? この店に一人で入るのはちょっと勇気がいるような。誰かと一緒でも会話が筒抜けになっていそう😅 名古屋コーチンの話、頑固親父にウヘェ、となった。県外に出るのを嫌がる親って多いけど、なんだかなぁ。味噌煮込みうどんは食べてみたい😄
読了日:08月04日 著者:太田忠司

赤いキツネと緑のたぬき……ではなく赤い小ぎつねと仔うしの話。読んでも意味がわからず、こちらのお世話になる。でもやっぱりよくわからない😓 賢治の喩え話は難しい。
http://www.harnamukiya.com/kurobudo/index.html
読了日:08月05日 著者:宮沢 賢治

山頭火を扱った漫画はコレを読んだくらい。https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000007749
この漫画も好きだったけれど、山頭火を描くのに劇画ってよくあうなと思う。
『トマトを掌に、みほとけのまへにちちははのまへに』『うどん供へて、母よ、わたくしもいただきまする』『濁れる水の流れつつ澄む』とか好きな句です。Kindle版で。
読了日:08月05日 著者:旭丘光志

朗読を視聴してから青空文庫で読む。萩の花に関する思い出話が大きくわけてふたつかな。前半は『鶴屋旅館の離れで、芥川さんと室生さんが、同宿の或る夫人のために、女持ちの小さな扇子に發句を寄せ書きなさつたことがあつた。そのそばで少年の私は默つて見てゐた』時の話。ある夫人とは片山廣子らしい。後半は迎えの車を待っているらしい少年と少女、それを気づかうホテルのボーイの様子が書かれている。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/47923_54193.html
読了日:08月05日 著者:堀 辰雄

森園みるくさんだからエロ系だろうなと思いつつ、諸田玲子さんの本がシリーズなのか単発なのかよくわからないので(教えて下さい🙏)ちょっとお勉強がてら、好奇心のまま読む。あらマァ……小説もこんな感じなのかしらん? まぁ舞台が湯屋だからといってハダカの場面がないのもおかしいのだけれど😅
読了日:08月05日 著者:森園みるく,諸田玲子

バイロンの詩は多分読んだことがないような……詩集を買おうと思いました(笑) 木原さんのゴシックロマンスの世界✨ 時代背景に疎くてもその世界に入り込めるし、大好き😄
読了日:08月06日 著者:木原敏江

こちらは日本編とな……少し前にひふみ祝詞とか好きで動画を見たりしていたので、あぁ、これは十種の神宝なのだわ、と思いました。「永遠の一瞬」「一瞬の永遠」こんなタイトルの同人誌があったなと思い出したり。岡本太郎氏が【永遠というのは時間を越えた「瞬間」なんだ。だから、愛に燃える瞬間が永遠で、その後につづこうがつづくまいが、どのようなかたちであろうと、消えてしまってもそれは別なことだよ。】って書いていたな。しかし、せつない🥲
https://youtu.be/oLIj1tZ6nlU
読了日:08月06日 著者:木原敏江

話の内容より絵(イラスト)の雰囲気が途中で変わりすぎて……メルヘンチックだったりデフォルメされた感じだったりAIアートだったりで、全体的にバラバラな印象だった。全部統一した方がよかったと思う。
読了日:08月06日 著者:夏目そら

2巻完結なのでKindle版をまとめて読む。内勤の仕事か〜当たり前だけどそういう事務員がいなければ、いろいろ回らないもんな😅 表紙は綺麗なおねーさんだけど、漫画の中はそんなんじゃない、かわいく読みやすい感じ。こういうものを利用する人にはそれぞれの理由があって、働いている男性たちの年齢も幅がある。最後はやはり心の問題なんだろうなと思う。ラブホのバリアフリー化も大事な案件だわ。自分も貴重な体験をした気分。描けないことももちろんたくさんあったんだろうけど、面白かった。
読了日:08月07日 著者:ヤチナツ

女心のわからないバツイチのアホな男がベラベラヘラへラと学生時代から就職して……の話を今の奥さんにしている。私は大学に行ったことがないし就活らしい経験がないので、その話をされても……って感じで多分私が奥さんなら寝てたな😅 世代的には近いのだろうけど。
「Take Me Take Me With You」(これは創作らしい)がポイントだと思うけれど、私にはこの世界に浸ることは出来ないまま終わってしまった。ただこの曲はウクレレなのがいいんだろうな。あとなんとなく村上春樹風味な文章だと思った🥸
読了日:08月07日 著者:A・N

死んでしまったけれど心残りがあり、この世を彷徨っている魂たち…そんな魂の悲しみや苦しみを取り除き、天に昇る手助けをしてくれる猫・名前はオタフク。2巻まで読んだ。思っていた以上にハートフルで好き🥰
読了日:08月07日 著者:山田 也

龍くんの今後が決まったというか決意が固まったというか。父親の存在はやはり偉大…? 【「勧考」は千代がよく使う言葉だ。「熟慮」の名古屋弁的表現だというのは最近知った。】(P262)名古屋弁的表現!わかるようなわからないような〜はじめて聞いた表現(笑)珈琲ってほとんどインスタントしか飲んだことがないので、レトロな喫茶店で美味しい珈琲を飲んでみたいものです。追記∶アフリカフェ(カフェアフリカ・バラカ)⇒
https://africafe.jp/cafeafrica
読了日:08月07日 著者:太田 忠司

赤川次郎ってこんなだったっけ? 今まで読んだ数も少ないし、ずっと読んでいなかったのでなんだか作品のノリについていけず、小学生向けの漫画にしたら面白いのか?と思ってしまった。タイトル買いしたのだけれど、黒鍵とは半音ズレている(天然ボケというにはう~んな)天才ピアノ少女のあだ名だった。殺人事件も解決までのアレコレも警察が間抜け過ぎでは?お婆さんにインタビューして聞こえていないのに「ああ、なるほど! いや、とても恐ろしいことです、とおっしゃってます!」とレポーターがでっち上げるところだけはやっぱりと納得した😅
読了日:08月08日 著者:赤川次郎

ムショ帰りの男と春を鬻ぐ女が汽車で出逢い……ふたりともいろんな体験をしてきただろうに純で無垢な感じがする。幸あれと願ってしまう話。
青空文庫でhttps://www.aozora.gr.jp/cards/001579/files/55432_67355.html
読了日:08月09日 著者:室生犀星

綺麗な御婦人のあとをつけた男は御婦人のあやしい行動を見てしまい、偽刑事としてふるまうがその後は……イヤイヤ、女もだけれど男もバカとしか😓
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001306/files/47475_34292.html
読了日:08月09日 著者:川田 功

今日は野球の日。この漫画を教えてもらったのでスキマで5巻まで(期間限定無料)読む。関東某県にある彩珠学院高校野球部は、甲子園初出場で初優勝を果たした過去があるが、現在は毎年1、2回戦での敗退続き。そんな野球部に問題児だった鳩ケ谷圭輔が監督になり……キャッチャーってやはり偉大。そして野球は頭脳戦だわ。https://www.sukima.me/book/title/BT0000200210/
読了日:08月09日 著者:中原裕,神尾龍

勢いで買ってしまったが怖い……パラパラ見ただけで怖い……特に呪物や人形たちが怖い……歌舞伎座の呪いはやっぱりあるのだろうか? あと「きさらぎ駅」以外にも謎な駅がたくさんあるのね😱
読了日:08月10日 著者:

♫あの日あの時あの場所でしたきみに会わなかったら〜 なんて梨花も光太と出会わなければ横領なんてしなかったのか、イヤ、やっぱりどこかで虚しさを埋めるための手段として買い物依存症みたいになってお金が足りない、ここにお金が有るじゃないかとなりそう。小説の構成が梨花本人と彼女と関わりのある人物の語りになっているとは思わなかったけど、それぞれの立場での心境に共感出来る場面も多かった。梨花のダンナにはムカつくところ、多し!TVでよく節約特集をしているけれど、アレは家族がそれでいいって納得してないとムリだと思う。
読了日:08月10日 著者:角田光代

表紙買い。クリームソーダってなぜか郷愁をそそられる。場所は東中野。都会すぎない場所だ(笑) 昭和レトロな喫茶店おおどけいには文字通り、古いおじいさんの時計が見たいあって、その響きで昭和へと……本人が過去にいくというより過去にそこにいた人物と同化するという感じ? そこから前向きになるヒントをもらえたりするのは、このテので話のお約束。ちょっと読みにくい、わかりにくいところはあるかな。続編を考えているような終わり方ではある。
読了日:08月10日 著者:内山 純

短くて心に残る30編、全部記憶しているかはわからないけれど長さ的にも内容的にもよかったと思う。これは以前読んだような?ものもあったし、時事ネタみたいなものは時期がズレ過ぎてイマイチなところもあるけれど『おかね座談会』(嵐山光三郎)の「宮本百合子は共産党政権になったときの一万円札です。まだ見込みはない」には笑った。お札の人物って変わっていくけど、やっぱり昔の聖徳太子のイメージが抜けない💦 『山月忌』(篠田節子)もあの『山月記』をこう書くか!と思ったし藤原伊織の『トマト』小沢章友『死の天使』とかも好き。
読了日:08月12日 著者:中島 らも,有吉 玉青,藤原 伊織,高橋 直樹,山崎 洋子,池内 紀,高橋 義夫,黒川 博行,落合 恵子,桐野 夏生,斎藤 純,山上 龍彦,嵐山 光三郎,佐々木 譲,高橋 三千綱,目黒 考二,加納 朋子,中村 隆資,泡坂 妻夫,鳥越 碧

2巻まで。黒猫と女の子の可愛い話かと思ったらおいおい……な話だった。『シャドーハウス』と同じ作者なのか、なんとなく納得。
読了日:08月12日 著者:ソウマトウ

一人暮らしの30歳のOLいづみ。人見知りな性格で自分の部屋に居る時が一番落ち着く。「まるでずっと海の中にいて世間を知らない人魚姫のよう」と幼なじみにも言われていたが、お見合いで知り合った男性と結婚して……の全4話。赤ちゃんが生まれてからのことなどその気持ちわかる!って昔を思い出したり。ほわほわた絵柄とお話。
マンガ図書館Zで無料🍀
https://www.mangaz.com/book/detail/194051
読了日:08月12日 著者:木村晃子

コミックス未収録の恋愛読み切り作品集。『チヨコレイト』『氷の方舟』『キイチゴ坂心中』『秘密と嘘』。懐かしい昭和感があって、絵柄もコマ割りもセリフもなんだか落ち着く。篠有紀子さんには似ているかなぁ。他の無料作品も読んでみようかな。
https://www.mangaz.com/book/detail/198601
読了日:08月12日 著者:木村晃子

この時期はやはり読み返したくなる。最後の場面は何回読んでも泣きたくなる。好きだ。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001224/files/46077_40225.html
読了日:08月13日 著者:久生 十蘭

タイトルと表紙買い。名古屋が舞台だったか!ナナちゃん人形とかスガキヤとかお菓子の城とかわかるものはあるけれど、地名や路線図になるとお手上げ。乗り鉄みたいなところもうちょっとあきてしまったけれど、2000年・中2の少年と少女の純愛過ぎる物語。これは若さの勢いもあるだろうけど、スゴい。2000年当時、すでに彼らの倍以上の年齢だったわ。(ポケベルを使ったこともない)藤森くんも大人になって幸せな人生を歩いていて欲しい。彼らの同窓会があったらどんな感じかな?と思ってしまった。彼女のお姉さんも好き😄
読了日:08月13日 著者:嶽本 野ばら

昨日(8/12)ハイジの日。ハイジという言えばクララ! ハイジを「アルプスの山の娘」と芙美子が訳した作品があったので(コメント欄)そのつながりかと思ったけれど全然違う。教会や牧師さんは出てくるけど背景のようで特別な役割はなさそう。小さい頃、こんな気分になってまわりが神隠しかと慌ててしまうような行動を取るのも仕方ないかなぁと。弟をカニみたいに茹でなくてよかった! 青空文庫でhttps://www.aozora.gr.jp/cards/000291/files/24366_18506.html
読了日:08月13日 著者:林 芙美子

1945年・東京。敗戦で取り残された美人姉妹。姉はおっとりしていて妹はガンガン突き進むタイブ。食べるため、家を守るために彼女たちは焼けずにすんだ自宅を進駐軍の慰安所にすること。特攻帰りの男の苦悩とそれに寄り添う姉、アメリカ兵と初体験をし娼婦となる妹、姉妹の家に来た父親が初体験の祥子。夜の女のお春。4人の女性たちはそれぞれの矜持を持ち、潰されることなくたくましく生きる! 悲惨な状況なのに笑ってしまうところがあって、エロい場面も装飾過多でも医学的でもない文章で乙女心を残しつつ恥じらいながらも楽しく読めた。
読了日:08月14日 著者:島田 雅彦

「くまのこ」を読んだのだけれど未登録なので、以前読んだ「きょねんのき」と一緒の本があったのでこちらに。森のくまさんみたいな話だった(笑)
https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/61539_77338.html
読了日:08月14日 著者:新美 南吉

やっぱり宮沢賢治の童話?は難しい。語り手が誰なのかわからないけど、家政婦は見た!的に洋傘を直す職人と園丁のふたりを観察しているような。後半のチュウリップに惑わされている様子はなんなんだ? チュウリップではなくケシの花でも眺めていたのか?と思ってしまう💦
絵本もあるのでこちらで読めばわかりやすいのかな?https://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=10762&spf=1
読了日:08月14日 著者:宮沢 賢治

女忍術使いとは林芙美子のことらしい。
【「フッと消えちゃダメよ」
林さんは私にそう言ったあとで、その言葉がそれだけでは気にいらなかったらしく、
「本来、住所不定で、着ながしで、あなたは消える必要がないわよ。私が死んじゃっても、安吾さんだけはお葬式に来てくれないにきまってるんだもの、あなたとツキアッてる時は気楽で、たのもしくなるわよ。この人、私のお通夜にくる人かな、と思うと安心できないわねえ」】
【参考】
https://ango-museum.jp/work-detail/?w_cd=0246
読了日:08月15日 著者:坂口安吾

ハンバーガーが大好き過ぎて野菜を食べないでいたら……!? なんでもそれしか食べない!ってカラダによくないよねぇ。
読了日:08月15日 著者:アラン・デュラント

元ネタがわかるものもあったしどこかで似たような話を読んだような……というのもあったけれど、長さ的にも読みやすくてよかった。鏡の出てくる話は好き😊
読了日:08月15日 著者:WsdHarumaki

表紙が本屋さんで目をひいたので(しかし未購入)。写真や図版が多く、字も大きめで小学生高学年くらいだったらどんどん読みすすめられるかも。ドイツは戦後、国が分かれることになったが、日本は分割統治されることはなかった。予想図?みたいなのでは四国は中国の支配下になっていた。
Amazonの詳細ページで記事の一部を見ることが出来ます。
読了日:08月15日 著者:古田 和輝

残喘(ざんぜん)という言葉を知り、芥川の『鼻』に【鼻は――あの顋の下まで下っていた鼻は、ほとんど嘘のように萎縮して、今は僅かに上唇の上で意気地なく残喘を保っている。】という文章があると知り読む。鼻を短くする方法方なんだかコワい。そして結果的にはムダな努力に終わったのか? 願い事をきいてもらってやっぱり元に戻して!な話とは違うけれど、外見にこだわりがあるのはやはり他人より自分だよなぁ。
読了日:08月15日 著者:芥川 竜之介

半分まで読んで放置していたのを思い出して読む。成熟した女性の欲望や旅先のアヴァンチュール的なものに思春期の女の子のキケンな目覚めみたいなものもあって(知らない人の車に乗ったりふたりきりになるのはヤバいでしょ!)、いかにもこの作者らしいと思った。あと「サッカー」が「サツカー」になっていたのにちょっと笑った。Kindleで。
読了日:08月15日 著者:坂東 眞砂子

美しいひすいを求めるあまりに戦争にまで……妃もだけど王さまがダメ人間な気がする。【そして、いつしか、ひすいに対する異常な流行は、やんでしまいました。】いつの時代も流行り廃りはあるものだけれど……青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/52656_75459.html
読了日:08月16日 著者:小川未明

オオバコで引っ張りっこをして遊ぶ子どもたち。村の物知りのおばさんが話す内容がなんだかホラーっぽいのが小川未明らしい。他人が自分になりすました時にホンモノはどちらかわかってくれる人はいるのか。また反対に身内をちゃんとコチラがホンモノ!と見分けられる身体的特徴とかわかっているだろうかと思ってしまった。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/52628_71276.html
読了日:08月16日 著者:小川 未明

こちらの漫画を読み再読。カニさんは家業を次いだのね(笑)
https://note.com/j_cedcyph01/n/n5b90a3442c5e
読了日:08月16日 著者:新美 南吉

主人公の青花(せいか)は小6。学校では明るくふるまっているが、家では孤立。妹弟にはやさしい母親。父親は仕事で多忙らしく出番はほとんどない。母親は妹にコンプレックスがあるから親に似ていると言われる娘が嫌いなのか? でも生まなきゃよかったはないだろう。いきなり日保健室で仮眠中にだれかにファーストキスを奪われるってスゴいな!と思ったけれど、中学生だとやっぱり物語が違ってくるんだろうな。相手が誰か、本当にコイツか?と疑問を持ちつつ話は進む。女の子の仲良しグループ、3人組はねぇ……な展開になりつつある。次にいく!
読了日:08月16日 著者:名木田 恵子,伊奈 明子

居場所がない辛さ、それがあっさりしているように読めてしまうのはドロドロぐちゃぐちゃ系をよみすぎたからなのか。叔母さんには叔母さんの暮らしがあるわけで…家を飛び出してもそれなりに行ける場所があるのって都会だからと田舎の子どもだった私は思ってしまう。青花くんってよく出てくるけど、これはもう一人の自分的な存在? 悩むことにあきっぽい、という表現がイマイチわからない。なんかそこにスゴく引っかかってしまった。小学生で付き合う付き合わないとか、やっぱり早くない!?(ಠ_ಠ) あと先生が無能!
読了日:08月16日 著者:名木田 恵子,伊奈 明子

コレを今どきの小学生とかは読むの? ケンカをやめて〜ふたりをとめて〜みたいな展開にちょっとビックリした。いじめとか両親の離婚とか転校とかいろんな要素があるけど、う~ん、もう大人になりすぎた私には低年齢化したメロドラマのようにしか思えなくて残念。名木田恵子さんの小説って読んだことがないので(多分)読んでみたかったんだけれど、同じ子どもの心理を描くのは重松清さんの方がやっぱりうまいなと思わされたという感じ。悩み事に好きだの付き合うだのが絡み過ぎていたからかなぁ。キスから始まるのもやっぱりショーゲキだったわ。
読了日:08月16日 著者:名木田 恵子,伊奈 明子

ホラーというとキャー😱と叫びたくなるイメージがあるけれど、コレはユーレイ談みたいなものより心理的な不気味さかな。高橋克彦「遠い記憶」山川方夫「お守り」は既読だったような。いささか古いなぁ、と思う内容ではあるけれど、人の気持ちが作り出す得体のしれないナニカは楽しめたと思う。吉行淳之介の「埋葬」寝ている間に…とはよく聞くけれど体験はしたくないが、妹の病んでいる感じとか話としては好み。
読了日:08月17日 著者:

こちらのブログ記事を読んでこの作品を知りました。
https://ameblo.jp/miyu-briller/entry-12815661703.html
2巻も読みましたが、なんとも言葉がないです。笑顔が可愛くて泣ける。先生方もナンにも見送らねばなかっただろうし。何が出来るわけでもないのですが、マクドナルドに行く時には少しですが、募金をしています。
【認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワーク】
https://www.goldribbon.jp
読了日:08月18日 著者:さがわ蓮

今年もこの季節に🙏
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10887520
読了日:08月18日 著者:保月

赤めだかならぬ金めだか! 越冬して春を迎えられるめだかは本当に少ない。今は日本産のめだかも少なくなっているようだし、盗まれたとかニュースになるのもイヤだわ。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51798_46432.html
あと梶井基次郎の『のんきな患者』に肺を悪くしている娘が「毎日食後に目高めだかを五匹宛嚥のんでいる」という文章があってひょえ~!となりました😱
読了日:08月18日 著者:小川 未明

肺を病んでいる吉田くんの療養日記というかなんというか……お母さんや弟との会話、おかしな民間療法を勧められたり、へんな宗教に勧誘されたり……「のんきな」とつくことに納得してしまう部分もあるし、それは自虐で梶井自身の体験を綴ったものなのかな?と思ったり。長く病むのは辛いよね。そういえば付き添い婦さんとか昔はいたな。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/425_19812.html
読了日:08月18日 著者:梶井 基次郎

Kindle Unlimitedで10巻まで無料のお知らせがきたので読む。(とりあえず2巻まで読んだ)ヤダ、もう、いきなり「神は死んだ」から来るとは! タマラナイ(´ ❥ `)! コンビニって本当に大変だと思う。やらなくちゃいけない仕事が多すぎ。イヤな店員さんがいるのも慥かだけれど、有難く利用させてもらってます。
読了日:08月19日 著者:

「風と木」「からすときつね」のそれぞれの会話が面白い。ウグイスがお調子者というかなんというか……キツネもカラスも自分以外は信用しない、信用しないタイプなのか。青空文庫で⇒
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/53459_50660.html
読むきっかけになったリンゴの樹の上にいるキツネとカラス⇒
http://volcano-meister.jp/nizaemon/?p=8993
読了日:08月19日 著者:小川 未明

コミカライズを少し読んで興味を持ったので読む。
https://www.pixiv.net/artworks/110231113
出てくるおかしなもののビジュアルが想像力の足りない私には思い浮かばないものもあった。最初の話は昔遊んだ「太陽のしっぽ」に出てきた巨大な顔パーツが散らばる土地を思い出した。最後は正直、えー、こうまとめるワケぇ?とガッカリ感もあったけれど、2巻が出ているということはもう少し捻った話や登場人物の過去が明らかになるかな? 今、昭和なら98年……100年こえるまでは生きていたいかな😅
読了日:08月19日 著者:木古 おうみ

A4サイズでパンフレットみたいな感じ。活字も大きくハッキリしているので子どもにも見やすい、読みやすいのでは? テーブルに広げてみんなで読んでもよさそう。絵がとにかく可愛い〜笑顔がいっぱい😊 キツネもタヌキもウサギもみんな楽しく踊る!「ハレバレエ」という言葉もいい。奥付のあとに(遊び紙ではないのだろうけど)真っ白なページがあるので子どもが自分のバレリーナ姿を描いてもいいかなぁと思った。
試し読み他はコチラで⇒
https://note.com/3fujitagourako3/n/nc8da32c5514d
読了日:08月19日 著者:

バイエルラインはやはり犬(笑) ファーレンにシュタインメッツ、何度も読んできた、見てきた、わかっていることだけどやっぱり……ビッテンの心情は藤崎版が一番わかりやすいかもしれない。しかし最後、あの文言では終わる!?😱 ロイの表情まで見たかったけど、藤崎版なので不安……次巻まで待つしかないな。
読了日:08月20日 著者:藤崎 竜

ショートショート集かエッセイ集かと思ったけど、ちょっと違ったみたいだ。
「note」開始3年目、「エッセイ集を作りたいのでみらっちの記事で面白い・気になると感じた記事を選んでください!」で選ばれた作品集らしい。作者のコメントやユーザーコメントも載っている。noteで記事をひとつひとつよりは厳選されたものがまとまっている感じ。息子さんや家族の会話とか面白い。50代の悩み事なども。推薦者や記事へのコメントは別にいらないかなと思ったけど、作者のこだわりなのかも。
読了日:08月20日 著者:みらっち,吉穂みらい

新しい学校にやってきた! 自分が高校時代は倫理・社会(倫社)やら公民やらの授業があったけれど、みんな内職してたし、私もどんな先生が教えていたか全く記憶にないので(年齢のせいもある)こういう先生に教えてもらっていたら違ったのかも、どんな読みながら毎回思ってしまう。本誌で読んだ時も信仰心の話は好きだった。飲み会の時の先生たちの会話も。高柳先生の過去をもっと知りたい!
読了日:08月20日 著者:雨瀬 シオリ

最初、ホラー系なのかと思ってしまった。大人になったことに気づいたんだねぇ……これって声変わりがハッキリしている男子だからこその物語、表現なのかな。【死んだかと思ったのは、間違であった。木精は死なない。しかしもう自分は呼ぶことは廃そう。
こん度呼んで見たら、答えるかも知れないが、もう廃そう。】なんともせつない気分にはなるが。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/2597_22938.html
読了日:08月20日 著者:森 鴎外

紙本もあったのか。表紙を見てタイトルとともに気にいったので読む。動物園の片目のオオカミとそれをずっと見ている少年。お互いの瞳の中からそれぞれの過去を読み取るみたいな物語。ファンタジーなのかな? 話す動物たちが楽しい。悲しい別れもあったけれど、動物園という場所で再会出来たのはよかった。ハッピーエンドでいいのかな。谷口ジローさんの「ブランカ」みたいな物語かと思っていたけど違った😅 他の話も読んでみたい。
読了日:08月20日 著者:ダニエル・ぺナック

映画「エリザベート1878」の話を知り、たしか漫画があっはずと思って読む。1冊まるごとエリザベートの話ではなく、マリー・アントワネットと和風テイストになった白雪姫と眠り姫の4作品。内容的にはう~ん、ある程度どういう人物か知らないとつまらないかも。私は宝塚で「エリザベート」を観ていたから話の流れがわかったけど、何も知らなかったらわかりにくいんじゃないかな。「ベルばら」ではフェルゼンだったけど、こちらはフェルセン表記。映画⇒
https://transformer.co.jp/m/corsage/#
読了日:08月21日 著者:さちみりほ

魔夜峰央先生もバレエを40歳過ぎてから始めたんだよなぁと思いながら読む。
https://fujinkoron.jp/articles/-/279?page=3
オトナならではの悩み事?が赤裸々に書かれていて面白かった。服装とか髪型とかレオタード着用なのでトイレ問題とか(笑)ケガにも気をつけないといけないし。チベット体操が出てきた。黒柳徹子さんもやっていたような気がしたけど別の人だったかな?
http://tibet-taisou.com/tibet/
読了日:08月21日 著者:SWAN

マッチの歌しか聞いたことがなかった「アンダルシアに憧れて」を真島昌利さんで聴いて、このタイトルを思い出し表題作のみ読む。あぁ、こういう話だったのか〜お子さまな女子高生が読んでもこの内容はムリだったな。覚えてなくて当たり前。海外にも行ったことがなかったし、絶望してそれでも最期まで捨てきれないプライドがあるバカな男の魅力やそれに惹きつけられた女の恋心などわかるはずはない😅 登場人物も旅先の日数も少ない。なのにギラつく太陽と白い建物、向日葵はあざやか!
https://youtu.be/Y4eOZtqgqe4
読了日:08月22日 著者:赤江瀑

「盗蜜」という言葉から最後にあったウグイスがサクラのツボミを食べる云々を思い出し再読。ウグイスじゃないけど、スズメが蜜をいただく場面。「吸蜜」というのが正しいのか。
https://alive-cr.com/uk/2023/03/27/%e5%90%b8%e8%9c%9c%e3%81%ae%e3%81%8a%e8%a9%b1/2854/%e3%82%b9%e3%82%ba%e3%83%a1/
読了日:08月22日 著者:若山 牧水

文学好きより理系男子や女子の方がはるかにロマンチストなんだなぁって思った。2作目「海へ還る日」の宮下さんの何かガキだと実るって信じてあげること、という言葉にグッときだけど、同時に信じるって難しいんです😓とも思ってしまった。「アルノーと檸檬」で伝書鳩のことが書かれていて、なんか昔聞いた(読んだ)記憶があるなと。「玻璃を拾う」の珪藻は知らなくて想像出来ず検索したら参考文献にあった本だった。表題作に「十万年の西」も読んでいて難しくてワカラナイことも多かったけど、こういう研究者技術者の育成にお金を!と思った。
読了日:08月22日 著者:伊与原 新

期間限定無料だったので4巻まで。バレエってやっぱりお金がかかるんだなぁ、って親の立場になって読んでしまう。子どもも勉強もあるし成長期の身体の変化もあるし、メンタルをかなりやられそう😓 一緒懸命やっても努力は裏切るのだと思っている私(そんな努力をしたこともないのに)、いろんなことを乗り越えて楽しく美しく舞台で踊るって大変過ぎ。そう言えば男性はトゥシューズ履いていない!と読んで気がついた😅 画力はもう少しガンバって欲しいかな。体幹とか書かれても絵がしっかり立っているように見えなかったりする。
読了日:08月23日 著者:Cuvie

「色風」という言葉が出てくる青空文庫はないかと思って探したけれどなかった。このタイトルが気になったので読む。お嬢さんに可愛がられていたお人形、お嬢さんの部屋が世界のすべて。それなのに……ホラー展開になったらどうしようと焦りましたが、それはなく(でもやがてなる可能性もアリ💦)人形のいじらしさを感じた。
青空文庫で⇒
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/53460_52765.html
読了日:08月23日 著者:小川 未明

夏コミ戦利品紹介ブログを読んでいたら日本宴会芸学会が発行した『party people』があり、宴会芸!と懐かしくなり(自分は未経験)検索したらコレを見つけたので読む。宴会芸の歴史🥸今ならウケないのでは?品がなさすぎるのでは?というのももちろんあるのだけれど、写真だけ見るのも面白いかも。ダチョウ倶楽部を思い出したり。コミケでは残念ながら終了してしまった番組『タモリ倶楽部』の名物コーナー「空耳アワー」全作品を記録した辞典(同人誌)も売られていたらしい。やっぱりコミケいいなぁ😆
読了日:08月23日 著者:日本宴会芸学会

読み始めた時は毒親の話なのかなぁ、と思って少し身構えてしまったけれど、高校時代の同級生との会話から広がる世界がいい。雨上がりの空を見上げる、その時に虹は見えなくても「何だかんだあってもしあわせだなぁ」って感じる、ガンバロって思う、とりあえず今はいい気分!そんな気持ちで読み終えることが出来た。あと作者さんのnoteで知ったカネヨリマサル『ユースオブトゥエンティ』も聴いてみた😄
https://www.uta-net.com/song/276270/
読了日:08月23日 著者:北村 らすく

高校野球決勝の後だからかバットは野球のバットしか浮かばなかった。タバコだったのね😱 蜘蛛やらマッチやらいろんな小道具が出てきたけれど、最後の「アババババ、アババババ、」で芥川の「あばばばば」を思い出して話を理解しようとする気持ちが霧散してしまった(笑)
青空文庫で。あとから漫画で⇒
https://note.com/j_cedcyph01/n/ne0bb9cecbb67
読了日:08月23日 著者:中原 中也

父の事故死、母の家出。別々に育てられた姉弟が、10年ぶりに再会。17歳の弟に20歳の姉。読みやすいのだけれど、時代設定がなかなかピンとこないまま終わりになってしまった。平成8年発行か。なんだか昭和の話のイメージが強かった。高齢者に親切に近づきお金を騙し取る、いつの時代にも悪いヤツがいる。この物語はソイツらよりも子どもを置き去りにする親たちの無責任さが目立つ。結末はこれしかなかったのかと悔やまれる。百日紅の咲かない夏、ウチのマンションの私がいつも見ている百日紅も今年は咲かないまま終わりそうだ。
読了日:08月24日 著者:三浦 哲郎

23巻まで。やはり遊郭の話は辛い。
読了日:08月24日 著者:安武わたる

多分みんな考えていること。考えるより実行できたらいいのだろうけれど、それが相手のためになるのかと考えるとまた悩む。オフコースの「私の願い」にある♪君のために今なにが出来るだろう 大切なあなたのために……このフレーズが浮かんできた。
https://www.uta-net.com/movie/85056/
読了日:08月25日 著者:サトウ ヒロシ

死について考えることは今まで生きてきたこと、これからについて考えることだと思う。死神というより魔女みたいな絵だな。9・11のあとに流行ったというと語弊があるかもしれないが「最後だとわかっていたなら」を思い出した。https://sanctuarybooks.jp/webmag/20190308-2638.html
読了日:08月25日 著者:サトウヒロシ

こうまでして子どもが欲しい、家族が欲しいという気持ちは正直わからないのだけれど、精子バンクを利用して妊娠したことを病院で話したら妄想だと疑われたというのが一番ビックリしたかな。2015年はまだそんな認識だった!? いろんな問題がまだ残されているし、作者がずっと健康で暮らせる保証もないし、ご両親も老いていくし……生まれたお子さんがしあわせな一生をおくれるようにと祈るばかりです。
悩んでいる人には参考になるのかも。しかし外国から精子輸入とかう~ん、う~んとなってしまう。スゴい時代になったんですね。
読了日:08月25日 著者:華京院 レイ,上村 秀子

青空文庫と朗読で。朗読は短いからYouTube動画がいくつもあった。
あめくん、意地になってないかい?(笑)
https://www.aozora.gr.jp/cards/001172/files/44996_44458.html
動画⇒
https://youtu.be/8Yl6klfnHWY?feature=shared
読了日:08月25日 著者:村山 籌子

なんだかレ・ミゼのような合宿シーン!そしてドラえもんのしずかちゃんのお風呂シーンのようにターニャちゃんのサウナシーンが!イヤ、中身はおっさんだ(笑)でもやはり身体が小さい分、疲労は蓄積されるだろうし、歴史を知っている分、悩み事も。久しぶりの存在X(エックス)登場。ヴィーシャとの仲良しぶりはニンマリするが、彼女の過去もなんだか…。レルゲンには鉄の胃袋を持って欲しい。
読了日:08月26日 著者:東條 チカ

赤尾兜子の奥さまの句集。神戸女学院ピアノ科卒だけあって音楽に関するものも多い。平成17年から21年の句をまとめたもの。あとがきもいい。好きな句を。「老ゆことも佳き日に日傘を廻しゐる」「梟の森へピアノを運びゆく」「胸中に小さき宇宙冬うらら」「日の匂ひ背に集まる土筆摘み」「春の旅身に飾るもの何もなく」「雷鳴にひとりの鏡裂かれたり」「冷酒酌み女本気に生きてゐる」「初夢覚め頬に伝はる涙あと」「又の世は蝶に生まれて恋もよし」「寝そべりし盲導犬の花疲れ」「茅の輪くぐる盲導犬と譲り合ひ」「サングラス戦なき空確かめる」
読了日:08月26日 著者:赤尾恵以

気弱いというかやさし過ぎる弟に頼って学校生活を乗りきっていた姉。病弱な転入生の女の子と関わったことから弟は離れていく。姉のクラスにはその女の子の兄が転入。複雑な恋愛関係というより弟への依存が強い姉がキモいというかキライ。「静かな訪問者」も「クリスマス★ホーリー」も兄妹姉妹の話だったけどなんだかなぁ。昔はコレが面白かったのか!?ってくらいつまらなかった。連れ子同士で兄弟姉妹関係になるってたしかにあるだろうけれど、ファンタジーってほどでもなくドロドロでもなく、主人公に「バカジャネーノ」って言いたくなった。
読了日:08月26日 著者:岩館真理子

なんか中途半端な終わり方だと思ったらシリーズらしい。スーパーで逆ナン?されたらその女性は比丘尼だった…から月読と少彦名とか出てきて、思っていた話とは違ったので残念(˘・_・˘)
読了日:08月26日 著者:三羽烏

おえんさんも三十路半ば。これからもひとりなのか悩むお年頃に。別れた夫の再縁話に自分の見合い話。おいおい……とご縁の糸がこんがらがって大丈夫か?と思いましたが、シリーズ最終巻、うまい着地点かなと。志川さんの話ってところどころつっかえるような、ン?と思うところもあるけれど好きな作家さんではある(笑)
読了日:08月27日 著者:志川 節子

普通の清掃の仕事でも「なんじゃこりゃー!?」な出来事がたくさんあったのに、特殊清掃となれば……本当に大変なお仕事。体力的にもキツいと思う。お疲れさまです&ありがとうございますm(_ _)m
読了日:08月28日 著者:沖田×華

小学生向けなんだろうけど大人が読むと懐かしく感じる。猫の身軽さや眼力が物語にはあっているのかも。2作目の「わすれものはなんですか?」は都会から田舎に転校したコの話。田舎のへんな親密さ、わかる!転校の経験はないけれど、出来上がったクラスや土地に馴染むのは大変だよね。〈「はじめまして」と「さようなら」は、思い出の「いただきます」「ごちそうさま」と同じです。もみじ小学校の思い出、おいしかった? これから時間がたつにつれて、ドンドンおいしくなるよ。ワインと同じです。〉(P337)ビートルズの歌も知らなかったな。
読了日:08月28日 著者:重松 清

数学はさっぱりワカラン……だからコレを読んだら少しは興味が持てるかなぁ、と思ったけれどわからないものはやっぱりわからなかった。へんな小説?みたいなのはいらないので、その分用語?の説明を詳しく書いて欲しかったなぁ。結局、自分の知っている(内容の理解ではなく言葉として)「四捨五入」「方程式」「証明」「微分」「素数」などの入ったものしか楽しめなかった。気にいったのは「足し算ができればなんとかなりそうで幸せばかり集めて生きる」(P122)若者というより老境に入った人間の悟りみたいだけど😅
読了日:08月28日 著者:横山 明日希

「奇譚」とつくものは気になるこの頃、漫画なのでサクサク読めそうと思い、3巻まで。ユーレイ屋敷というかワケありシェアハウスというか……いろいろ視えてしまったら怖いし、病院なんて行きたくないよなぁ。コワいかと言われるとう~ん……となるかも。
読了日:08月29日 著者:桟敷 美和

綺麗なタイトルと表紙が気に入りダウンロードしたのだけれど、えっ!?な内容だった。子どもがいないけれど犬を飼った。母親が認知症になってしまったけれど、犬がいてくれてよかった!みたいな話だと思っていたら全然違った。34歳で介護。ダンナさんがいい人なのが本当に救い。家庭環境が複雑で実父の自分勝手さにはビックリ。まだそうい時代だったからか「犬を飼うより子どもを産め」という上司やまわりの言葉、自分の都合で働くヘルパー、病院や施設の対応などよく頑張ったな、この人!って思った。母親を見送るまでの13年間のドキュメント。
読了日:08月29日 著者:新瀬 未埜

前に読んだ本のタイトル「アネモネ」つながりで。同じ畑で育った赤いアネモネたち。甲乙丙という分け方が時代だと思うけれど、花屋さんから最初に令嬢に買われた甲は匂いがないと香水をかけられ、学生に買われた乙は水を取りに行くのが面倒だとお湯をかけられ……あぁ、なんてこと! 花に罪はないのに。残された丙のアネモネは……よかった😊
https://viewer.bookwalker.jp/03/22/viewer.html?cid=038316db-bb2c-4693-8112-495cabc4cf87&cty=0
読了日:08月29日 著者:小川 未明

あらすじはAmazonサイトで確認して下さい🙏
落雷から始まる物語。ひとりは助かり、もうひとりは亡くなったと思い込み……しかし長い年月を経て誤解も解け再会を喜びあいめでたしめでたしにはならず…その後半?をメインにしたがったのだろうけれど、なんだか物語としてバランスが悪いような。別々の話でもよかったんじゃないかな。人情話、無私の心、見返りを求めない…みたいなことを伝えたかったのかもしれないが、私にはう~ん、なんだか…主人公のダンナさんが心の狭い、嫉妬深い悪者みたいな印象になったのがちょっとイヤだった。
読了日:08月29日 著者:加賀 一

一言で言うとベタな恋愛話だった……
死ネタなので苦手な方はご注意下さい。
読了日:08月30日 著者:DANDY

AIで描かれた絵本らしい。文章がないので絵を見て自分で物語をつくることになるけれど、一回見たくらいでは話は思いつかない気がする。全部通しての話より、2、3枚で短い話を想像するのがいいのかな。巨大タコは出てくる。薔薇の花がなんだか綺麗で好きかも(笑)
読了日:08月30日 著者:優司

壮絶な復讐劇ですな…登場人物が増えてきてゴチャゴチャするかと思ったけれど、そうでもなくうまく物語を繋いでいる感じ。しかし人間はどこまで残酷になれるのか。19巻まで読了。
読了日:08月31日 著者:藤森治見

絵がやわらかくてかわいい。書かれている言葉もやさしい。瞽女だからというより見えないからこそ感じられるいろんな音の響き。もっと読んでみたかった。水上勉さんの『はなれ瞽女おりん』も読んでみたい。メモ⇒若州一滴文庫
https://itteki.jp/jakushuittekibunko/aboutus
読了日:08月31日 著者:べこ。

あっという間に読み終えることも出来るが、なんとなくもったいなくて途中放置したりして8月最後の1冊に。子どもたちの疑問はそのまま自分の疑問であって、真実はいつもひとつ!だとしても正義は人の数だけあり、だんだん自分の正義こそ世の理みたいな大人になってしまう。鮭の話では『インディアンの日々』にあった「サケの本当の姿は人間で、海の底にそれぞれの種族ごとに村があると考えた。その村で、サケは人間と変わらぬ暮らしを送っている。」を思い出した。「ハッピー子どものいない夫婦物語」が制作される日は来るか?表紙も挿し絵もいい。
読了日:08月31日 著者:重松 清
読書メーター
2023年08月09日
みせばや雲便りNo.8∶7月の本棚 〜 2023.7 〜
おはようございます🐥
今朝、玄関を開けたらセミがいたらしく……ドアにぶつかったのかけたたましく飛び去っていきました😅
台風の影響があちこちに出ていますね。皆さまもどうぞお気をつけ下さい。
『ライジングサンR』の画像がようやく出てきた!ので先月読んだ本のまとめです📚 Kindleで漫画をダウンロードしていたのを思い出したので、いつもより漫画が多くなっているかも?
★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/718307/summary/monthly/2023/7
⇧ こちらの方が見やすいです(コメントのやり取りも)📚
7月の読書メーター
読んだ本の数:79
読んだページ数:8094
ナイス数:3051
花嫁の訂正 ——夫婦哲学——の感想
花嫁の訂正……訂正というより交換では? お隣同士の新婚さん、4人が納得しているならいいのだろうか?
出会うタイミングが悪かったのか、人の縁とは不思議なもので……なのか。ハッピーエンド…なの?ギャグにして笑い飛ばしたいのに出来ない、なんだかモヤモヤが残るお話。
青空文庫→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000020/files/373_29382.html
読了日:07月01日 著者:渡辺 温
泥の雨の感想
出てくる人間の性根がどれも腐っているように感じる。人間が一番醜くて汚らしいのではないかと思ってしまう。死に行く父親に対してそれを望んでいるような怖れているような心情とその後の行動。雨音と一緒にその光景が浮かぶよう。なんとなくホラーチック。人間椅子の「泥の雨」も聞いてしまった😓 青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001205/files/45516_21008.html
読了日:07月01日 著者:下村 千秋
無人駅で君を待っている (実業之日本社文庫)の感想
よくある設定と言えばそうかな〜今はありふれているネタかもしれない。亡くなった人に一度だけ会えるという。文庫化にあたり最終話が書き下ろしで追加。作者のイメージ動画もあった。朗読舞台やらSNS展開やら……イマドキだわ。読む前には見ない方がいいかな。イメージが固定されそう。
https://youtu.be/v9ST9K7zylA
「偶然とか奇跡という言葉では片づけられないような出来事も、きっとその人に必要だから起きること。もう一度生きる勇気を与えるために夕やけ列車は現れる。」(P408・エピローグより)
読了日:07月01日 著者:いぬじゅん
完璧な小説ができるまで (メディアワークス文庫)の感想
私的には面白くてイッキ読みしてしまった。創作に関わったことがある人ならきっと誰もが思うことがアチコチに。「創作の獣」は常に腹を空かせている。人気小説家・相崎一歌の監禁事件。熱狂的なファンによる犯行ではなく、逮捕されたのは高校時代の友人・月村だった。取調室で語られるのは高校時代に出会った友人ふたりのこと。青春してるね!って感じだったのに。後半では監禁の経緯が明らかに。そして裁判。ラストにえぇ~!となってしまった。まさか(´⊙ω⊙`)!やはりなにかに取り憑かれ執着する人はコワい。映像で見たい。
読了日:07月01日 著者:川崎 七音
愛情の感想
最後に書かれたこの部分が一番伝えたいことだったと思う。
【平凡に徹したつゝましい奥さんが、良人の蔭のうちで、絵画や、音楽、文学、色々なことをひそやかにたしなみ愛してゐる姿は清楚で愛らしいとおもひますがどうでせうか。此様な気持ちは文化運動にたづさはつてゐる知識婦人達には、進歩的ではないと嗤はれることかもしれませんけれども、わたしは阿米夜宗慶の女房つくる尼焼茶碗のやうに、孤独で自然のすべてを愛し愛せられたら幸福だとおもつてゐます。
女の愛情で充ちた、世の中のことを考へるだけでも素敵ではないでせうか。】
読了日:07月03日 著者:林芙美子
消えた花婿の感想
元ネタは1885年のジェイムズ・マルコム重婚事件とのこと。この話は知らない。最初は結婚詐欺なのかと思って、その後は二重人格?と思い、でも裁判になり他人の空似というには身体的特徴が一致し過ぎて……ドッペルゲンガー?と思ってしまう物語。「老嬢」という言葉が出てきた。年増(江戸)から夫人(戦後)の間にはold maid(和製英語オールドミス)の訳語である「老嬢」が使われていたのを思い出した。三島由紀夫1954年の短編『復讐』には”25歳の老嬢“も登場するというからだいたい29歳は…女性が気の毒な話だった😓
読了日:07月03日 著者:牧逸馬
蜘蛛となめくじと狸の感想
コチラの記事を読んで「顔を洗わない狸」ってなんだよ~と思って読む。
https://note.com/monday_library/n/n7103aabe4bb9
なんでこの三人(こう書いてあるのも不思議…擬人化だから?)の組み合わせだったんでしょう? 捕食者として描きやすかった? あまり印象のよくない三人だから? 「地獄行きのマラソン」という表現がコワい😱 そして中途半端に気持ちが悪い話だった。子どもとか喜んで読むの? 「なまねこ」も最初はムフ😆と思っだけど、なんだかゾワッとしてきた💦
読了日:07月03日 著者:宮沢 賢治
花火の感想
メモにあったので読んでみた。どうしょうもない兄に甘やかし過ぎな母親。でも父親も妹も同罪と言うべきか。「お互い尊敬し合っていない交友は、罪悪だ。」兄にはよい友人もいなかったし、自分も誰かのよい友にはなれなかった。常に人より上をにいたかったのか、見栄っぱりなのか。自分勝手なことをして自分だけ先にオサラバするとは……最後の妹の言葉が清々しいけれど、なんだかなぁ……と家族の複雑さを考えたりする。親だから兄妹だから何でも許せるわけじゃないしわかるわけではない。しかしこのタイトルはなんだろう?
読了日:07月03日 著者:太宰 治
実録 保育士でこ先生 (KITORA)の感想
子どもが苦手な私には他人の子どもをお世話しようなんて絶対思わないので、本当にスゴいなと尊敬します!
読了日:07月03日 著者:でこぽん吾郎
ジェミイの冐険(小学館の名作文芸朗読): 小学館の感想
アイルランドは妖精の国。かわいいだけじゃない、イタズラ好きというかちょっとソレは……なこともやらかす。罪悪感とかないのかな? ジェミィは母親思いの良い息子に思えるかもしれないが、こちらもやったことはあまりほめられないと思う。妖精さんたちがさらった娘を横取りしたようなものだし。助けたといえばそうかもしれないが🤔 最後もエッ、娘さん、それでいいの?と思ってしまった。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001346/card55307.html
読了日:07月03日 著者:片山 広子
糸くずの感想
無責任な発言、無責任な噂話。真実を話せば話すほどそこから遠ざかるなんて……「糸くず」を拾ったばかりになんてこと!
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000903/files/42197_48201.html
読了日:07月04日 著者:モーパッサン ギ・ド
女体の感想
ミクロの探検隊か一寸法師か……蚤と同化して妻の肌を巡回?(笑)胡蝶の夢の変形? 女性側からの肉体探検隊的な話って読んだことがないなぁ。読みたくもないけど😅 どうでもいいことですが、女躰神社って何ヶ所かあるんですね。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/114_15224.html
読了日:07月04日 著者:芥川 竜之介
銀河鉄道の夜の感想
漫画で読めば内容がわかりやすいかなと思ったけれど、やっぱりわからなかった。というか、エヴァのカヲルくんとシンジくんに見えてしまって、舞台となる場所もなんだかしっくりこなくて……まだ素直に活字で読んだほうがよかったかなぁ。
読了日:07月04日 著者:片山愁,宮沢賢治
怪談売買所〜あなたの怖い体験、百円で買い取ります〜(ライツ社)の感想
1話のみ。
https://note.wrl.co.jp/n/n9c0007276c3e
実在する店なのか。金額は適正価格なのか判断がつかない😅
https://amanism.jp/people/entry-589.html
読了日:07月06日 著者:宇津呂鹿太郎
葬流者 ソールジャー 新装版1 (ゴマブックス×ナンバーナイン)の感想
タイトルが厨二病っぽいなぁと思った(笑)作画もケン月影さんにしては控え目な印象が……1巻だけとりあえず読んでみた。
マンガZ図書館で。
https://www.mangaz.com/series/detail/222281
読了日:07月06日 著者:小池一夫,ケン月影
ライジングサンR(11) (アクションコミックス)の感想
登山客で賑わう王峰山が噴火! 噴石や火山灰に襲われ阿鼻叫喚の山頂。「正式な災害要請を受けていない」中で現場に向う。2014年御嶽山が噴火した当時の衝撃を思い出す。ものすごい軽装で富士山に登ろうとする外国人旅行者とかニュースで見るけど、おいおい……と思ってしまう。
読了日:07月07日 著者:藤原 さとし
海の青と空の青(青空文庫)の感想
冒頭の【春の海はひねもすのたりのたりとしているそうである。
夏の海はつよい太陽の光をはねかえして輝き渡る。海も光るが、沖の一線にもくもくと盛り上った入道雲も輝く、空も輝く、海に遊ぶ人々の肌も輝く。】がイイ! もちろん料理ので話にもなるのだけれど、美しいもについてきちんと語ることが出来るのはやはりスゴい。〆の言葉もイイ!【芸術は、芸術家だけの専有物ではない。料理も芸術である。鍋の中の味が分ることは、料理するものの暖かい愛情であると思え。】
読了日:07月07日 著者:北大路 魯山人
麦の芽の感想
麦の芽のかわりに復讐の芽が…と今後が気になる終わり方だった。麦の芽は初冬の季語。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001308/files/49297_34001.html
読了日:07月08日 著者:徳永 直
魚籃坂にての感想
魚籃坂って初めて知った。
http://www.tokyosaka.sakura.ne.jp/minato-gyoranzaka.htm
虫取りが抜群に上手い正ちゃんとの夏休み。「シヤアシヤア蝉」ってなんだ?と思って検索したらクマゼミのことらしい。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/52819_44606.html
読了日:07月08日 著者:牧野 信一
ばらの花五つの感想
「馬込九十九谷」という地名が気になりまずはここから検索して、場所の雰囲気を掴もうかと😅
https://www.city.ota.tokyo.jp/omori/ts_magome/katsudou/machiaruki_20220721.html
綺麗なお花を育てているお宅は多い。挨拶をしてお花を分けていただいて…が、今は勝手に剪るとか花を摘むとかありそう。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001346/files/49145_33195.html
読了日:07月08日 著者:片山 広子
ミケル祭の聖者の感想
タイトルを「ミゲル祭り」と読んでしまう💦 どうしても大天使ミカエルと結びつかなくて、聖書もよく知らないし、伝説・伝承ってその時々に聞いた人が絶対アレンジしてるだろ!と思って終わった😅
えあ草紙で
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/49519.html
読了日:07月09日 著者:片山 広子
密教僧 秋月慈童の秘儀 霊験修法曼荼羅(1) (HONKOWAコミックス)の感想
ほん怖本誌で読んでいたけれど、初回の記憶がなかったしまとめて読みたかったので購入。私の知らない世界で体験したくはないけれど、読むのは好き。You Tubeなどで真言を唱えている動画がたくさんあるけど、大丈夫なのかなと思ったり。祝詞もあえて文字を出さない動画もあったりするしなぁ。5巻まで買ったのでゆっくり読み進めます。
読了日:07月09日 著者:永久保貴一
世界のおうちごはんを通じて文化を知ろう! みじんことオーマの世界旅暮らしの感想
無料なのに情報量(?)が多い! 私は海外旅行未経験なのでいろいろ面白い。このシリーズはたくさんあるので皆さまも興味があるものをぜひ😄
読了日:07月09日 著者:みじんこ
春の日のさした往来をぶらぶら一人歩いてゐるの感想
春の日だからこそののんびりまったりしたぶらぶら歩き具合がたまらん(笑)青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/4281_15232.html
読了日:07月09日 著者:芥川 竜之介
朱欒の花のさく頃の感想
某作品の二次創作で「朱欒」という本を手にしている場面が出てきて、なんだ?と検索していた時に見つけた久女の随筆。主に鹿児島の思い出。柑橘類って今はあんまり食べなくなったなぁ。手が黄色くなるまでミカンを食べたのは子どもの頃までだ。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000606/files/43583_16912.html
「朱欒」
https://kotobank.jp/word/%E6%9C%B1%E6%AC%92-511899
読了日:07月10日 著者:杉田 久女
足相撲の感想
Z・Kとは葛西善蔵のことだろう、彼に対しての愚痴というか暮らしぶりについてというか……口述筆記ってとても大変だと思う。他にもいろいろご苦労されている😅 足相撲というタイトルは一体…と思っていると最後の方に出てくる。物書きはやはりクセモノというか自分勝手なヤツが多いなと思った。
えあ草紙で
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/1337.html
読了日:07月10日 著者:嘉村 礒多
蚤と蚊の感想
短い話です。
読んだ後にはコチラの漫画をどうぞ😁
→https://note.com/j_cedcyph01/n/nbeea78266afe
読了日:07月10日 著者:夢野 久作
霊験修法曼荼羅 5 (HONKOWAコミックス)の感想
最終巻まで読みました。巻末の慈童さんのあとがきも楽しみでした。が「一部の読者の方が私を探して彼方此方のでお寺や宗派にご迷惑をおかけしてしまったので」と書かせてしまったことは本当に申し訳ないと思いました。どこにもこういう人っているんでしょうが。まだまだ理解出来ていないことがたくさんあるのですが、漫画にするのも大変な作業で……今、連載中の蒼雲さんももう少ししたらまとめて買って読みたいです。
読了日:07月10日 著者:永久保貴一・秋月慈童
しろやぎの怖い体験談「日本人形」 しろやぎ体験談マンガ集の感想
古くても新しくても動いても動かなくても人形ってコワい😱 綺麗だしかわいいけど。
読了日:07月11日 著者:しろやぎ秋吾
ごん狐の感想
教科書で読んでいた「ごん狐」ではない「権狐」があることを知ったので、読み比べ。「権狐」の最後の方が幾分救いがあるような気がする。
https://note.com/tadanoquilter/n/n9c0846f3f311
読了日:07月11日 著者:新美 南吉
みどりの台所 1 (芳文社コミックス/FUZコミックス)の感想
世界は肉を食べる植物・肉植に支配されてしまった。動物も人もいなくなった静かな世界に放り出されてしまったみどりとさくら。
大手通販会社“Jungle”(笑)の物流倉庫で暮らし始める。限られた食材でさくらの思い出の料理をつくるみどり。たまにグロい場面もあるけど、創意工夫の料理がスゴい。車麩の豚角煮、食べてみたい。
読了日:07月11日 著者:秋ヨシカ
ふたご (文春文庫)の感想
私には合わなかった。
読了日:07月11日 著者:藤崎 彩織
電信柱と黒雲の感想
2つばかり朗読動画を視聴した後に
青空文庫で。とても短い話。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/46724_27685.html
黒と白に対する印象の違いはあるなぁ。
漫画→
https://note.com/j_cedcyph01/n/n9f589d494f67
読了日:07月12日 著者:夢野 久作
朝焼けのペンギン・カフェ (富士見L文庫)の感想
ペンギン・バーを読んだので次はカフェを…と探していた1冊。通して読んで、あぁ、そういうつながりになるのか、と。バーよりボリュームはない気がするけど、コーヒーのかおりや美味しいトーストのにおいがするようで、お腹がすいてくる。相手の話をちゃんときいて、おしつけがましくないアドバイスが出来るってやっぱりペンギンのマスター、オトナだわ(笑) 茨木のり子さんの「食卓に珈琲の匂い流れ」を思い出した。
読了日:07月12日 著者:横田 アサヒ
三代目薬屋久兵衛 1 (フィールコミックス)の感想
まんが王国で無料だった。地元に戻ってきた25歳の三久(みく)は祖父の漢方薬局「薬屋久兵衛(くすりやきゅうべえ)」を継ぐために修行している。初恋を忘れられずにいるようだけど、ラストにもえっ?な発言が。ちょっとファンタジー色もあるような。続きが気になる。
読了日:07月12日 著者:ねむ ようこ
ねじくり博士の感想
こんな法螺話を長々拝聴出来る新聞記者も(コイツもなんだかな~なヤツだが)すごいな😅 イヤ、聞いていない可能性もあるか。タイトルが「しくじり先生」みたいで気になったので青空文庫で🥸
https://www.aozora.gr.jp/cards/000051/files/46418_24611.html
読了日:07月13日 著者:幸田 露伴
ギャルがシルバニアファミリーを溺愛したら。#ギャルバニア (KCデラックス)の感想
シルバニアファミリーとメイプルタウン物語が一緒になってしまうワタクシですが😅Pixivで読んでました。とにかく無邪気でカワイイ😍
https://www.pixiv.net/artworks/109881403
授業中にあんなこと、出来ないよ〜ムリだろ!って思いながらも、あの突き抜けたところが好きです〜エポック社の公認も素晴らしい✨
読了日:07月14日 著者:岡野 く仔
秘密結社ペンギン同盟 あるいはホテルコペンの幸福な朝食 (メディアワークス文庫)の感想
暑いのでペンギンの話を!という単純な理由での読書。う~ん、私の理解力、想像力が乏しいのかなかなか「ペンギン同盟」という組織が理解出来なかった。ペンギンの基本的な生態とかそれぞれの特徴とかが書いてあるのはよかったけれど、イラストにあるようにうまく人間になった姿を描けなかった。続編もあるのは知っているけれどパス! 別シリーズのアリクイさんの続きを読もうと思う。
読了日:07月14日 著者:鳩見 すた
海の感想
私は山梨生まれ。富士山は毎日見ていたし、河口湖とか遠足で行ったけど、初めて海を見たのはいつだろう? 小学生の時の海水浴かな? 記憶にあるのは静岡の海。日本海が見たい。あ!「海の日」に読めばよかった😅 青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/42363_15873.html
読了日:07月14日 著者:太宰 治
犬と笛の感想
コレは童話?神話?寓話? 笛の上手な主人公が三柱の神様から犬をプレゼントされる。「嗅げ」「飛べ」「噛め」…それぞれ特殊な能力がある三匹。妖怪にさらわれた姫さまを無事奪還とかヒーロー物なのか? オチには笑わせてもらった。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/56_15161.html
読了日:07月15日 著者:芥川 竜之介
想い出すのは 藍千堂菓子噺 (文春文庫 た 98-4)の感想
「かすていら」はさだまさしさんを連想してしまう。「食べなきゃよかった」の言葉は職人には辛いけれど……が印象に残る。もだもだした両片思いは時代を問わず、はよくっつけや!となる(笑)内容としては人情噺で悪くはないけれど、サバネコ同様、あまり進展がなく……なんとなく物足りなさがあったりする。次巻はどうかな? こちらはカバーイラスト担当の鈴木ゆかりさんのホームページです。
https://www.yukarisuzuki.com/
読了日:07月15日 著者:田牧 大和
打ち上げ花火のようにの感想
最初の感想が書いてなかったのはなんでだろ? 感想が打ち上げ花火のようにバーン!と大きくひらいてキラキラ消えてしまったのか?!(笑) 花火は儚いものではあるけれど、その分いつまでも記憶に残っていたりする。だからプロポーズ大作戦が不発に終わった彼は夏が来るたびに悲しさが上書きされるのではないかと心配になってしまう。ところで少年はどうなったのかな? 今夏は少年のその後をぜひ🍉
読了日:07月16日 著者:ヒデキング
子ごころ親ごころ 藍千堂菓子噺 (文春文庫 た 98-5)の感想
親が、大人が思っている以上に子どもはいろんなことを敏感に感じ取っていますよね。長子だから、跡取りたから、と自覚してまわり以上に本人が責任感から頑張らなくては!と背負い込んでしまう。いつの時代にも通じる親子のあり方。立場や環境の違う友だちとの心の通い合い。血のつながりがすべてではなく、環境等もこえて人と人はやさしさデつながっていける。家族のあり方について考えながら「銀河英雄伝説」のミッターマイヤー一家はみんな血のつながりはないけど「家族」だよな、なんてことが浮かんだ。読み終えて表紙の笑顔をしみじみながめた。
読了日:07月16日 著者:田牧 大和
桐の花とカステラの感想
『短歌は一箇の小さい緑の古宝玉である、古い悲哀時代のセンチメントの精エツキスである。古いけれども棄てがたい、その完成した美くしい形は東洋人の二千年来の悲哀のさまざまな追憶おもひでに依てたとへがたない悲しい光沢をつけられてゐ。』
カステラはただ食べる物でいいし桐の花も美しさを愛でるだけでいい😅 あまり難しいことを考えては美味しいも美しいもわからなくなりそうだし…と思うのは凡人だからか😱
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/50252.html
読了日:07月16日 著者:北原 白秋
海の感想
「サヨナラは八月のララバイ」と「誰もいない海」をあわせたような詩だなぁと思った。いや、ふざけているわけではなくそんな雰囲気があるとおやぢなワタクシが感じた三連の詩。海は大きい分、小さいことは気にしない。人間にはものすごい変化でも海には些細なことなのかも。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001675/files/54806_54757.html
読了日:07月19日 著者:竹内 浩三
海の感想
小川未明の海辺はコワい。色紙か絵本に書かれているものをみたいかも。目で楽しむ詩という気がする。しかし、コワい。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51124_51778.html
読了日:07月19日 著者:小川 未明
ワタシハ ジヤガイモの感想
自分を卑下しているのか、道化者になっているのか…中学時代、赤ちゃんの時にベビーカーから落ちて頭がデコボコになったからはジャガイモ」と嘘か真かわからないあだ名の由来を話す男子がいたのを思い出した。漫画を読んでから青空文庫で。
https://note.com/j_cedcyph01/n/nd9988c1931fb
青空文庫→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001172/card44939.html
読了日:07月19日 著者:村山 籌子
すべてはエマのために (新潮文庫 つ 37-6)の感想
タイトルと表紙買い。目次を見てずいぶん細かく分かれているなと思ったら語り手がエマ、リサ、ネネの3人だった。ルーマニアの姉妹リサとエマ。時代がドイツ軍侵攻にて絡んでいるので、そういう戦記物かと思っていたらやっぱりよくわからないゴチャゴチャした殺人事件が。ここでシズカが登場するとは思わなかった。シリーズ物の続きとして考えるべきか外伝のような扱いなのか。病気のエマを救うべく姉が伝承を絡ませながら奮闘する物語…と単純な展開でよかったのに。ハッピーエンドなのだろうけど、なんかイマイチだった。残念。
読了日:07月19日 著者:月原 渉
現代短歌パスポート1 シュガーしらしら号 (現代短歌パスポート 1)の感想
10人の短歌アンソロジー。知らない人の方が多かった。伊藤紺さん「お年寄りはあんまりイヤフォンしてなくて自由の耳がただそこにある」柴田葵さん「友だちと来週フグを食べるから今日の私のレジ打ちの速度」堂園昌彦さん「まるで僕らは涙で結び付けられた架空の兄妹あるいはリボン」などが好き。それぞれの短歌に物語があってそこに妄想がプラスされ、また新しい物語を脳内でつくりあげてしまう(笑)
読了日:07月19日 著者:榊原紘,伊藤紺,千種創一,柴田葵,堂園昌彦,谷川電話,𠮷田恭大,菊竹胡乃美,宇都宮敦,初谷むい
ある設計士の忌録 (HONKOWAコミックス)の感想
本誌で読んでいるけれどやはりまとめてゆっくり読めるのはいい。瑠子ちゃんの初登場回、あんまり覚えていなかった。 建築関係のお仕事の方々、霊障などとか関係なくても大変だ。次巻も楽しみ。
読了日:07月20日 著者:鯛夢 田中誠
夢十夜 (SMART COMICS)の感想
華麗なる恐怖シリーズ第8巻。「黒いレクイエム」「恋人たちの冬」「五百旗頭家(いおきべけ)の怪」「夢十夜」。漱石の「夢十夜」の漫画化だと思って買ったら違った。怪異やホラー感は薄いかな。
読了日:07月20日 著者:まつざき あけみ
夢十夜 (マーガレットコミックスDIGITAL)の感想
漱石の「夢十夜」を漫画にしたもの🥸
読了日:07月20日 著者:夏目漱石,桟敷美和
ある設計士の忌録 疫神 (HONKOWAコミックス)の感想
どうして長年祀られているものにはちゃんとした理由があるはず、と考えないでインチキだと決めつけ破壊しようとするんだろう。本人たちがどうなろうと正直知ったこっちゃねえ!だけど、巻き込まれる側は本当に迷惑。「一人かくれんぼ」は知らなかったな。
読了日:07月20日 著者:鯛夢
ある設計士の忌録(3) 鎮め物 (HONKOWAコミックス)の感想
瑠子のパワーがハンパない! あと癒えを借りたり建てたりは慎重にしなくては…と思う。一人暮らししている時にこんな漫画を読む勇気はなかったなぁ。鯛夢さんの描く作品は好きだったけれど、このシリーズの話には鯛夢さんの画以外ではしっくりこなかったかも。
読了日:07月20日 著者:鯛夢
ラムネ氏のことの感想
ラムネ瓶の中にある玉の話から恋愛論に発展していくところが、なんとも夏にふさわしい随筆ではないか!と😆 「夕涼みラムネは一本影ふたつ」(拙作)
ラムネのビンのヒミツ(?)や歴史など、トンボ飲料さんのサイトでわかります。
http://www.tombow-b.jp/ramune/
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45864_32940.html
読了日:07月21日 著者:坂口 安吾
やどなし犬の感想
アメリカのある小さな町の肉屋とやどなし犬との交流。町の人たちやもう一匹の犬との話。最後がせつない。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000107/files/18375_14450.html
読了日:07月21日 著者:鈴木 三重吉
犬の生活の感想
妊娠中の犬「メリー」との出会いが私の毎日を変えた!……そんなお話。間借りしているおばあさんも犬値病院の先生もいい人。それだけに赤犬に噛まれた時に思い出した子ども時代のエピソードが辛い。チャップリンの同名映画は観たことがない。アンリ・ルソー『幸せな四重奏』の絵→https://art.hix05.com/henri-rousseau/rousseau12.quartet.html
青空文庫
https://www.aozora.gr.jp/cards/001867/files/1783_66075.html
読了日:07月21日 著者:小山 清
ある設計士の忌録 山の神 (HONKOWAコミックス)の感想
山の神様の話が好きです。しかし、やはり一番コワいのは人間だと思うことばかりです😓
読了日:07月21日 著者:鯛夢
ゆうれい談 (角川ホラー文庫)の感想
既読ばかりだったけれど、読んでいた当時を思い出した。花郁悠紀子さんの話はいつ読んでも不思議で本当にこういう人がいるんだなぁ、と思う。神仏に愛され過ぎてあまりにも早く現世からいなくなってしまったのかなぁ。
読了日:07月22日 著者:山岸 凉子
艮(うしとら) (モーニングコミックス)の感想
モーニングコミックスとあったので多分読んだことがあるだろうと思いつつ、記憶が薄れているので購入。なんとなく覚えていたモーニング掲載の2作品と初めて読む2作品。表題作でインチキ霊能者と自覚している占い師が「修行した偉い坊さんやいるかもしれない本物の霊能者より子供や愛する家族のために捨て身になれる凡人のほうがどれだけ強いかしれない」と思う場面がよかった。看護師さんの語る「おむかえ」の話も好き。はぁ〜久しぶりにお涼さまを楽しんだ♡
読了日:07月22日 著者:山岸凉子
人形の怖い話 (竹書房怪談文庫 HO 619)の感想
毎日2話ずつくらい夕飯後にチマチマと。油断していると途中に入っている人形の写真にギャー!😱となってしまった。どの体験もしたくない😓
読了日:07月22日 著者:黒木 あるじ,川奈 まり子,西浦和也,田辺 青蛙
駆け入りの寺 (文春文庫 さ 70-2)の感想
御所言葉と登場人物の名前に苦戦しました。性別もわからなくなりそうで、毎晩少しずつ読み進めてなんとか終わった! シリーズ化するのかな? 当時のアレコレをコラム的につけて漫画にしたらわかりやすいかも。話の内容としたら舞台を変えてもありそうな人情噺というのか、特に目新しいさはないけれど、高貴な方方も庶民も悩み事や苦労は絶えることはなく……宮中行事はなんとなく知っていたけれど、準備の大変なこと! 表紙が綺麗で好き😍
水口理恵子→https://www.tis-home.com/rieko-m/
読了日:07月22日 著者:澤田 瞳子
真夏の幻覚の感想
真夏に高所での仕事! 太陽がいっばい! 危険がいっばい! かの子さんの花の描写は好き。
『百合が狂人の眼のようにあかみ走って、しかも落ちついて咲いていた。
幾鉢も幾鉢も二三本の茎を延ばして、細いしなやかな尖端に、ずしりと重いような太い輪廓の花を咲かしていた。』オニユリなのかな。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/50630_58054.html
読了日:07月23日 著者:岡本 かの子
たびぽえ (2023夏号 VOL.6)の感想
オールカラーで贅沢な気がする😄
子規、蕪村などの特集記事で旅した気分に。ブックガイドにあった『芭蕉の娘』は読んでみたいかも。
読了日:07月23日 著者:たびぽえ編集部
プリンス・アドの感想
おもちゃも遊ばれるのではなく自分たちで物語を作って遊びたいのか、誰かがおもちゃのために作った物語なのか、う~ん🤔🤔🤔
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001172/files/44944_42189.html
読了日:07月23日 著者:村山 籌子
熱帯夜の感想
評論家の燈子は子どもを無認可保育園に預けていたが体調変化に気づかず死なせてしまった。その経験を本にし世間に注目されるように。もう一人の語り手は弁護士の真希子。身勝手な夫に悩んでいる。生活苦から我が子を歩道橋から投げ落した信子の弁護をきっかけにして働く女性の困難な状況を訴えようとする燈子と、職場のセクハラに関心を集めたい真希子。共闘意識がそれぞれ近づいてきた男たちにより変化して「やっぱり女は…」と言われるような展開から、最終章ではえぇ~!ななんとも言えない結末に。子育て中の人には読まない方がいいなと思った。
読了日:07月25日 著者:山崎 洋子
昭和の焼きめし 食堂のおばちゃん(14) (ハルキ文庫)の感想
満腹状態で読んだのにラーメン、焼き飯、コロッケ……あぁ、食べたい!
懐かしい昭和の思い出や蘊蓄、今回も新たなカップル誕生で年末を迎えることに(笑) 料理が好きな人、うまい人はチャチャっと作れるんだろうけれど、レシピを読んでもちゃんと食べられるものになる仕上がるのか心配になって何も作らないワタクシ……あ!魚河岸揚げは好きです😄😄😄
読了日:07月25日 著者:山口 恵以子
ふるふる ―うたの旅日記― (クイーンズコミックスDIGITAL)の感想
本誌連載中に少し読んだ記憶があったけれど、こういう出会いだったのか〜私が読んだ時にはもう楽しい三人組の珍道中になっていたので……ムフフッ! きっかけは雨やどりの出会いだったのね🤭 読経が美声のふるふる法師、生きるためなら泥棒もする遊芸人・活流(いくる)、そして恋を夢見る怨霊・おぼろ式部。続きはないのかなぁ。Kindle版。
読了日:07月25日 著者:木原敏江
潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理 (講談社文庫)の感想
裏表紙には完結の文字が、表紙は祝言のイラストだったので、ふむ、相手は誰かな?まぁ多分…と思いつつ、読んでいく。これがいい結末なんだろうけど、ちょっと物足りなさはあるかも。「目黒のさんま」をアレンジ?した噺はきいてみたい。魚之進との付き合いも長かったなぁ〜お疲れさまでした😄
読了日:07月26日 著者:風野真知雄
伊勢物語 (クイーンズコミックスDIGITAL)の感想
「伊勢物語」は教科書にあった筒井筒の話くらいしか記憶になく、他はいろんなところで引用されていたり解説してあるものをつまみ食い的に読んだりした程度なので全部は知らないまま😅 今も昔も男女の仲は難しくまた他人の恋愛模様って気になるものなのね😆と思いつつ読み終わった。ドジさまの描く人物はヘタレも悪女もみんな魅力的なので面白かった。もっと基本的な知識があればより楽しめたのだろうけど。Kindle版で。
読了日:07月26日 著者:木原敏江
白薔薇のフランケンシュタイン(1) (GANMA!)の感想
タイトルが気になり読んで見る。お耽美キラキラの絵柄かと思ったらそうでもなくて、かえって読みやすいかも。「死なない」ではなく「死ねない」ということについて考えたりする。
https://www.sukima.me/book/title/BT0000929455/
読了日:07月27日 著者:シズ
ライジングサンR(12) (アクションコミックス)の感想
帯にある【この命を救うことに許可が必要なのか!?】の物語。現場にいる人間の思いを踏みにじり歪めるような報道の仕方……ニュースショーとはよく言ったものだと思ってしまう。夏休み中は海難事故も山岳事故も増える。事前準備をしっかりして防げるものは防がないと…救助してくれる人たちはスーパーマンではないのだから。
読了日:07月27日 著者:藤原 さとし
夕闇通り商店街 たそがれ夕便局 (ポプラ文庫 く 7-2)の感想
今回は水月という夕便屋さんのお話。あるルールを守れば「過去・現在・未来のどこへでも、だれにでも手紙を届けることができる」……それぞれの届けたい思いを運ぶ水月の過去もまたせつないものがあるなぁ。切手代が値上がりしたらこちらもなんだろうな、ずっと続けてきたのだから。続編があるとしたらどんなお店なんだろ? 花屋さんとかいいなと思ったりする😄
読了日:07月27日 著者:栗栖 ひよ子
わたしの武器を仕込んだら(1) (comic POOL)の感想
小さい頃からかわいいものが大好きだった主人公。大人になるにつれて自分の好きなものを素直にかわいいと言えなくなってしまった。接客業は好きだけれどやっぱりストレスがたまる……そんな時こそ可愛くて大好きなものは武器になる✨ 見えない武器は下着だったりもする(笑)今は小4くらいからファーストブラとかいって指導?があるようだけれど、下着選びを親に相談するのってなかなか大変じゃないかと。明るく前向きに過ごす様子にこちらも元気になった。面白かった。
読了日:07月28日 著者:オガワ サラ
王朝モザイク (愛蔵版コミックス)の感想
紙本でじっくり読み返したい〜! 登場人物の名前が素敵だ✨ もちろん内容も木原さんらしくてせつなくて愛おしくてたまらない……! ブナの漢字が3つもあるとは知らなかった。Kindle版で。
読了日:07月28日 著者:木原 敏江
満里子のことの感想
そんなまどろっこしいことをしなくても……語り手が気の毒になる話だった。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/52803_44601.html
読了日:07月28日 著者:牧野 信一
かいねこきぶんの感想
こちらで無料公開されている本と同じなのかな?
黒猫が可愛らしいです。
https://irodoriatsume.com/kainekokibun-new/
読了日:07月29日 著者:いろどりあつめ
久保田米斎君の思い出の感想
タイトルそのままの思い出話。久保田米斎(くぼた-べいさい/1874-1937/明治-昭和時代前期の画家,舞台美術家)は松竹合名社にはいり、2代目市川左団次の「修禅寺物語」などの舞台の背景画や雑誌「歌舞伎」の表紙画を担当。昭和12年64歳で鬼籍に。舞台装置などを担当する人にはその人のこだわりなどもあるワケで…現場での揉め事っぽいこともそりゃああるよなぁ、とあらためて思った。青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000082/files/49552_33630.html
読了日:07月30日 著者:岡本 綺堂
老年の感想
老いるとはこういうことなのだと思いますねぇ〜同じような場面、出来事でも書き手が違えばやたら下品になるのかもしれないし。いろんな考察?的な記事も読みましたが、そんなふうにこねくり回して読んでもらおうとか、技巧をこらしてとか、芥川本人は思っていたのかなとちょっと考えてしまいました。ある程度、当時の風俗とかは知っていた方がいろいろわかりやすいかなとは思うけれど、それはどの話もそうだし。
読了日:07月30日 著者:芥川 竜之介
読書メーター
今朝、玄関を開けたらセミがいたらしく……ドアにぶつかったのかけたたましく飛び去っていきました😅
台風の影響があちこちに出ていますね。皆さまもどうぞお気をつけ下さい。
『ライジングサンR』の画像がようやく出てきた!ので先月読んだ本のまとめです📚 Kindleで漫画をダウンロードしていたのを思い出したので、いつもより漫画が多くなっているかも?
★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/718307/summary/monthly/2023/7
⇧ こちらの方が見やすいです(コメントのやり取りも)📚
7月の読書メーター
読んだ本の数:79
読んだページ数:8094
ナイス数:3051

花嫁の訂正……訂正というより交換では? お隣同士の新婚さん、4人が納得しているならいいのだろうか?
出会うタイミングが悪かったのか、人の縁とは不思議なもので……なのか。ハッピーエンド…なの?ギャグにして笑い飛ばしたいのに出来ない、なんだかモヤモヤが残るお話。
青空文庫→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000020/files/373_29382.html
読了日:07月01日 著者:渡辺 温

出てくる人間の性根がどれも腐っているように感じる。人間が一番醜くて汚らしいのではないかと思ってしまう。死に行く父親に対してそれを望んでいるような怖れているような心情とその後の行動。雨音と一緒にその光景が浮かぶよう。なんとなくホラーチック。人間椅子の「泥の雨」も聞いてしまった😓 青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001205/files/45516_21008.html
読了日:07月01日 著者:下村 千秋

よくある設定と言えばそうかな〜今はありふれているネタかもしれない。亡くなった人に一度だけ会えるという。文庫化にあたり最終話が書き下ろしで追加。作者のイメージ動画もあった。朗読舞台やらSNS展開やら……イマドキだわ。読む前には見ない方がいいかな。イメージが固定されそう。
https://youtu.be/v9ST9K7zylA
「偶然とか奇跡という言葉では片づけられないような出来事も、きっとその人に必要だから起きること。もう一度生きる勇気を与えるために夕やけ列車は現れる。」(P408・エピローグより)
読了日:07月01日 著者:いぬじゅん

私的には面白くてイッキ読みしてしまった。創作に関わったことがある人ならきっと誰もが思うことがアチコチに。「創作の獣」は常に腹を空かせている。人気小説家・相崎一歌の監禁事件。熱狂的なファンによる犯行ではなく、逮捕されたのは高校時代の友人・月村だった。取調室で語られるのは高校時代に出会った友人ふたりのこと。青春してるね!って感じだったのに。後半では監禁の経緯が明らかに。そして裁判。ラストにえぇ~!となってしまった。まさか(´⊙ω⊙`)!やはりなにかに取り憑かれ執着する人はコワい。映像で見たい。
読了日:07月01日 著者:川崎 七音

最後に書かれたこの部分が一番伝えたいことだったと思う。
【平凡に徹したつゝましい奥さんが、良人の蔭のうちで、絵画や、音楽、文学、色々なことをひそやかにたしなみ愛してゐる姿は清楚で愛らしいとおもひますがどうでせうか。此様な気持ちは文化運動にたづさはつてゐる知識婦人達には、進歩的ではないと嗤はれることかもしれませんけれども、わたしは阿米夜宗慶の女房つくる尼焼茶碗のやうに、孤独で自然のすべてを愛し愛せられたら幸福だとおもつてゐます。
女の愛情で充ちた、世の中のことを考へるだけでも素敵ではないでせうか。】
読了日:07月03日 著者:林芙美子

元ネタは1885年のジェイムズ・マルコム重婚事件とのこと。この話は知らない。最初は結婚詐欺なのかと思って、その後は二重人格?と思い、でも裁判になり他人の空似というには身体的特徴が一致し過ぎて……ドッペルゲンガー?と思ってしまう物語。「老嬢」という言葉が出てきた。年増(江戸)から夫人(戦後)の間にはold maid(和製英語オールドミス)の訳語である「老嬢」が使われていたのを思い出した。三島由紀夫1954年の短編『復讐』には”25歳の老嬢“も登場するというからだいたい29歳は…女性が気の毒な話だった😓
読了日:07月03日 著者:牧逸馬

コチラの記事を読んで「顔を洗わない狸」ってなんだよ~と思って読む。
https://note.com/monday_library/n/n7103aabe4bb9
なんでこの三人(こう書いてあるのも不思議…擬人化だから?)の組み合わせだったんでしょう? 捕食者として描きやすかった? あまり印象のよくない三人だから? 「地獄行きのマラソン」という表現がコワい😱 そして中途半端に気持ちが悪い話だった。子どもとか喜んで読むの? 「なまねこ」も最初はムフ😆と思っだけど、なんだかゾワッとしてきた💦
読了日:07月03日 著者:宮沢 賢治

メモにあったので読んでみた。どうしょうもない兄に甘やかし過ぎな母親。でも父親も妹も同罪と言うべきか。「お互い尊敬し合っていない交友は、罪悪だ。」兄にはよい友人もいなかったし、自分も誰かのよい友にはなれなかった。常に人より上をにいたかったのか、見栄っぱりなのか。自分勝手なことをして自分だけ先にオサラバするとは……最後の妹の言葉が清々しいけれど、なんだかなぁ……と家族の複雑さを考えたりする。親だから兄妹だから何でも許せるわけじゃないしわかるわけではない。しかしこのタイトルはなんだろう?
読了日:07月03日 著者:太宰 治

子どもが苦手な私には他人の子どもをお世話しようなんて絶対思わないので、本当にスゴいなと尊敬します!
読了日:07月03日 著者:でこぽん吾郎

アイルランドは妖精の国。かわいいだけじゃない、イタズラ好きというかちょっとソレは……なこともやらかす。罪悪感とかないのかな? ジェミィは母親思いの良い息子に思えるかもしれないが、こちらもやったことはあまりほめられないと思う。妖精さんたちがさらった娘を横取りしたようなものだし。助けたといえばそうかもしれないが🤔 最後もエッ、娘さん、それでいいの?と思ってしまった。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001346/card55307.html
読了日:07月03日 著者:片山 広子

無責任な発言、無責任な噂話。真実を話せば話すほどそこから遠ざかるなんて……「糸くず」を拾ったばかりになんてこと!
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000903/files/42197_48201.html
読了日:07月04日 著者:モーパッサン ギ・ド

ミクロの探検隊か一寸法師か……蚤と同化して妻の肌を巡回?(笑)胡蝶の夢の変形? 女性側からの肉体探検隊的な話って読んだことがないなぁ。読みたくもないけど😅 どうでもいいことですが、女躰神社って何ヶ所かあるんですね。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/114_15224.html
読了日:07月04日 著者:芥川 竜之介

漫画で読めば内容がわかりやすいかなと思ったけれど、やっぱりわからなかった。というか、エヴァのカヲルくんとシンジくんに見えてしまって、舞台となる場所もなんだかしっくりこなくて……まだ素直に活字で読んだほうがよかったかなぁ。
読了日:07月04日 著者:片山愁,宮沢賢治

1話のみ。
https://note.wrl.co.jp/n/n9c0007276c3e
実在する店なのか。金額は適正価格なのか判断がつかない😅
https://amanism.jp/people/entry-589.html
読了日:07月06日 著者:宇津呂鹿太郎

タイトルが厨二病っぽいなぁと思った(笑)作画もケン月影さんにしては控え目な印象が……1巻だけとりあえず読んでみた。
マンガZ図書館で。
https://www.mangaz.com/series/detail/222281
読了日:07月06日 著者:小池一夫,ケン月影

登山客で賑わう王峰山が噴火! 噴石や火山灰に襲われ阿鼻叫喚の山頂。「正式な災害要請を受けていない」中で現場に向う。2014年御嶽山が噴火した当時の衝撃を思い出す。ものすごい軽装で富士山に登ろうとする外国人旅行者とかニュースで見るけど、おいおい……と思ってしまう。
読了日:07月07日 著者:藤原 さとし

冒頭の【春の海はひねもすのたりのたりとしているそうである。
夏の海はつよい太陽の光をはねかえして輝き渡る。海も光るが、沖の一線にもくもくと盛り上った入道雲も輝く、空も輝く、海に遊ぶ人々の肌も輝く。】がイイ! もちろん料理ので話にもなるのだけれど、美しいもについてきちんと語ることが出来るのはやはりスゴい。〆の言葉もイイ!【芸術は、芸術家だけの専有物ではない。料理も芸術である。鍋の中の味が分ることは、料理するものの暖かい愛情であると思え。】
読了日:07月07日 著者:北大路 魯山人

麦の芽のかわりに復讐の芽が…と今後が気になる終わり方だった。麦の芽は初冬の季語。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001308/files/49297_34001.html
読了日:07月08日 著者:徳永 直

魚籃坂って初めて知った。
http://www.tokyosaka.sakura.ne.jp/minato-gyoranzaka.htm
虫取りが抜群に上手い正ちゃんとの夏休み。「シヤアシヤア蝉」ってなんだ?と思って検索したらクマゼミのことらしい。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/52819_44606.html
読了日:07月08日 著者:牧野 信一

「馬込九十九谷」という地名が気になりまずはここから検索して、場所の雰囲気を掴もうかと😅
https://www.city.ota.tokyo.jp/omori/ts_magome/katsudou/machiaruki_20220721.html
綺麗なお花を育てているお宅は多い。挨拶をしてお花を分けていただいて…が、今は勝手に剪るとか花を摘むとかありそう。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001346/files/49145_33195.html
読了日:07月08日 著者:片山 広子

タイトルを「ミゲル祭り」と読んでしまう💦 どうしても大天使ミカエルと結びつかなくて、聖書もよく知らないし、伝説・伝承ってその時々に聞いた人が絶対アレンジしてるだろ!と思って終わった😅
えあ草紙で
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/49519.html
読了日:07月09日 著者:片山 広子

ほん怖本誌で読んでいたけれど、初回の記憶がなかったしまとめて読みたかったので購入。私の知らない世界で体験したくはないけれど、読むのは好き。You Tubeなどで真言を唱えている動画がたくさんあるけど、大丈夫なのかなと思ったり。祝詞もあえて文字を出さない動画もあったりするしなぁ。5巻まで買ったのでゆっくり読み進めます。
読了日:07月09日 著者:永久保貴一

無料なのに情報量(?)が多い! 私は海外旅行未経験なのでいろいろ面白い。このシリーズはたくさんあるので皆さまも興味があるものをぜひ😄
読了日:07月09日 著者:みじんこ

春の日だからこそののんびりまったりしたぶらぶら歩き具合がたまらん(笑)青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/4281_15232.html
読了日:07月09日 著者:芥川 竜之介

某作品の二次創作で「朱欒」という本を手にしている場面が出てきて、なんだ?と検索していた時に見つけた久女の随筆。主に鹿児島の思い出。柑橘類って今はあんまり食べなくなったなぁ。手が黄色くなるまでミカンを食べたのは子どもの頃までだ。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000606/files/43583_16912.html
「朱欒」
https://kotobank.jp/word/%E6%9C%B1%E6%AC%92-511899
読了日:07月10日 著者:杉田 久女

Z・Kとは葛西善蔵のことだろう、彼に対しての愚痴というか暮らしぶりについてというか……口述筆記ってとても大変だと思う。他にもいろいろご苦労されている😅 足相撲というタイトルは一体…と思っていると最後の方に出てくる。物書きはやはりクセモノというか自分勝手なヤツが多いなと思った。
えあ草紙で
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/1337.html
読了日:07月10日 著者:嘉村 礒多

短い話です。
読んだ後にはコチラの漫画をどうぞ😁
→https://note.com/j_cedcyph01/n/nbeea78266afe
読了日:07月10日 著者:夢野 久作

最終巻まで読みました。巻末の慈童さんのあとがきも楽しみでした。が「一部の読者の方が私を探して彼方此方のでお寺や宗派にご迷惑をおかけしてしまったので」と書かせてしまったことは本当に申し訳ないと思いました。どこにもこういう人っているんでしょうが。まだまだ理解出来ていないことがたくさんあるのですが、漫画にするのも大変な作業で……今、連載中の蒼雲さんももう少ししたらまとめて買って読みたいです。
読了日:07月10日 著者:永久保貴一・秋月慈童

古くても新しくても動いても動かなくても人形ってコワい😱 綺麗だしかわいいけど。
読了日:07月11日 著者:しろやぎ秋吾

教科書で読んでいた「ごん狐」ではない「権狐」があることを知ったので、読み比べ。「権狐」の最後の方が幾分救いがあるような気がする。
https://note.com/tadanoquilter/n/n9c0846f3f311
読了日:07月11日 著者:新美 南吉

世界は肉を食べる植物・肉植に支配されてしまった。動物も人もいなくなった静かな世界に放り出されてしまったみどりとさくら。
大手通販会社“Jungle”(笑)の物流倉庫で暮らし始める。限られた食材でさくらの思い出の料理をつくるみどり。たまにグロい場面もあるけど、創意工夫の料理がスゴい。車麩の豚角煮、食べてみたい。
読了日:07月11日 著者:秋ヨシカ

私には合わなかった。
読了日:07月11日 著者:藤崎 彩織

2つばかり朗読動画を視聴した後に
青空文庫で。とても短い話。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/46724_27685.html
黒と白に対する印象の違いはあるなぁ。
漫画→
https://note.com/j_cedcyph01/n/n9f589d494f67
読了日:07月12日 著者:夢野 久作

ペンギン・バーを読んだので次はカフェを…と探していた1冊。通して読んで、あぁ、そういうつながりになるのか、と。バーよりボリュームはない気がするけど、コーヒーのかおりや美味しいトーストのにおいがするようで、お腹がすいてくる。相手の話をちゃんときいて、おしつけがましくないアドバイスが出来るってやっぱりペンギンのマスター、オトナだわ(笑) 茨木のり子さんの「食卓に珈琲の匂い流れ」を思い出した。
読了日:07月12日 著者:横田 アサヒ

まんが王国で無料だった。地元に戻ってきた25歳の三久(みく)は祖父の漢方薬局「薬屋久兵衛(くすりやきゅうべえ)」を継ぐために修行している。初恋を忘れられずにいるようだけど、ラストにもえっ?な発言が。ちょっとファンタジー色もあるような。続きが気になる。
読了日:07月12日 著者:ねむ ようこ

こんな法螺話を長々拝聴出来る新聞記者も(コイツもなんだかな~なヤツだが)すごいな😅 イヤ、聞いていない可能性もあるか。タイトルが「しくじり先生」みたいで気になったので青空文庫で🥸
https://www.aozora.gr.jp/cards/000051/files/46418_24611.html
読了日:07月13日 著者:幸田 露伴

シルバニアファミリーとメイプルタウン物語が一緒になってしまうワタクシですが😅Pixivで読んでました。とにかく無邪気でカワイイ😍
https://www.pixiv.net/artworks/109881403
授業中にあんなこと、出来ないよ〜ムリだろ!って思いながらも、あの突き抜けたところが好きです〜エポック社の公認も素晴らしい✨
読了日:07月14日 著者:岡野 く仔

暑いのでペンギンの話を!という単純な理由での読書。う~ん、私の理解力、想像力が乏しいのかなかなか「ペンギン同盟」という組織が理解出来なかった。ペンギンの基本的な生態とかそれぞれの特徴とかが書いてあるのはよかったけれど、イラストにあるようにうまく人間になった姿を描けなかった。続編もあるのは知っているけれどパス! 別シリーズのアリクイさんの続きを読もうと思う。
読了日:07月14日 著者:鳩見 すた

私は山梨生まれ。富士山は毎日見ていたし、河口湖とか遠足で行ったけど、初めて海を見たのはいつだろう? 小学生の時の海水浴かな? 記憶にあるのは静岡の海。日本海が見たい。あ!「海の日」に読めばよかった😅 青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/42363_15873.html
読了日:07月14日 著者:太宰 治

コレは童話?神話?寓話? 笛の上手な主人公が三柱の神様から犬をプレゼントされる。「嗅げ」「飛べ」「噛め」…それぞれ特殊な能力がある三匹。妖怪にさらわれた姫さまを無事奪還とかヒーロー物なのか? オチには笑わせてもらった。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/56_15161.html
読了日:07月15日 著者:芥川 竜之介

「かすていら」はさだまさしさんを連想してしまう。「食べなきゃよかった」の言葉は職人には辛いけれど……が印象に残る。もだもだした両片思いは時代を問わず、はよくっつけや!となる(笑)内容としては人情噺で悪くはないけれど、サバネコ同様、あまり進展がなく……なんとなく物足りなさがあったりする。次巻はどうかな? こちらはカバーイラスト担当の鈴木ゆかりさんのホームページです。
https://www.yukarisuzuki.com/
読了日:07月15日 著者:田牧 大和

最初の感想が書いてなかったのはなんでだろ? 感想が打ち上げ花火のようにバーン!と大きくひらいてキラキラ消えてしまったのか?!(笑) 花火は儚いものではあるけれど、その分いつまでも記憶に残っていたりする。だからプロポーズ大作戦が不発に終わった彼は夏が来るたびに悲しさが上書きされるのではないかと心配になってしまう。ところで少年はどうなったのかな? 今夏は少年のその後をぜひ🍉
読了日:07月16日 著者:ヒデキング

親が、大人が思っている以上に子どもはいろんなことを敏感に感じ取っていますよね。長子だから、跡取りたから、と自覚してまわり以上に本人が責任感から頑張らなくては!と背負い込んでしまう。いつの時代にも通じる親子のあり方。立場や環境の違う友だちとの心の通い合い。血のつながりがすべてではなく、環境等もこえて人と人はやさしさデつながっていける。家族のあり方について考えながら「銀河英雄伝説」のミッターマイヤー一家はみんな血のつながりはないけど「家族」だよな、なんてことが浮かんだ。読み終えて表紙の笑顔をしみじみながめた。
読了日:07月16日 著者:田牧 大和

『短歌は一箇の小さい緑の古宝玉である、古い悲哀時代のセンチメントの精エツキスである。古いけれども棄てがたい、その完成した美くしい形は東洋人の二千年来の悲哀のさまざまな追憶おもひでに依てたとへがたない悲しい光沢をつけられてゐ。』
カステラはただ食べる物でいいし桐の花も美しさを愛でるだけでいい😅 あまり難しいことを考えては美味しいも美しいもわからなくなりそうだし…と思うのは凡人だからか😱
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/50252.html
読了日:07月16日 著者:北原 白秋

「サヨナラは八月のララバイ」と「誰もいない海」をあわせたような詩だなぁと思った。いや、ふざけているわけではなくそんな雰囲気があるとおやぢなワタクシが感じた三連の詩。海は大きい分、小さいことは気にしない。人間にはものすごい変化でも海には些細なことなのかも。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001675/files/54806_54757.html
読了日:07月19日 著者:竹内 浩三

小川未明の海辺はコワい。色紙か絵本に書かれているものをみたいかも。目で楽しむ詩という気がする。しかし、コワい。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51124_51778.html
読了日:07月19日 著者:小川 未明

自分を卑下しているのか、道化者になっているのか…中学時代、赤ちゃんの時にベビーカーから落ちて頭がデコボコになったからはジャガイモ」と嘘か真かわからないあだ名の由来を話す男子がいたのを思い出した。漫画を読んでから青空文庫で。
https://note.com/j_cedcyph01/n/nd9988c1931fb
青空文庫→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001172/card44939.html
読了日:07月19日 著者:村山 籌子

タイトルと表紙買い。目次を見てずいぶん細かく分かれているなと思ったら語り手がエマ、リサ、ネネの3人だった。ルーマニアの姉妹リサとエマ。時代がドイツ軍侵攻にて絡んでいるので、そういう戦記物かと思っていたらやっぱりよくわからないゴチャゴチャした殺人事件が。ここでシズカが登場するとは思わなかった。シリーズ物の続きとして考えるべきか外伝のような扱いなのか。病気のエマを救うべく姉が伝承を絡ませながら奮闘する物語…と単純な展開でよかったのに。ハッピーエンドなのだろうけど、なんかイマイチだった。残念。
読了日:07月19日 著者:月原 渉

10人の短歌アンソロジー。知らない人の方が多かった。伊藤紺さん「お年寄りはあんまりイヤフォンしてなくて自由の耳がただそこにある」柴田葵さん「友だちと来週フグを食べるから今日の私のレジ打ちの速度」堂園昌彦さん「まるで僕らは涙で結び付けられた架空の兄妹あるいはリボン」などが好き。それぞれの短歌に物語があってそこに妄想がプラスされ、また新しい物語を脳内でつくりあげてしまう(笑)
読了日:07月19日 著者:榊原紘,伊藤紺,千種創一,柴田葵,堂園昌彦,谷川電話,𠮷田恭大,菊竹胡乃美,宇都宮敦,初谷むい

本誌で読んでいるけれどやはりまとめてゆっくり読めるのはいい。瑠子ちゃんの初登場回、あんまり覚えていなかった。 建築関係のお仕事の方々、霊障などとか関係なくても大変だ。次巻も楽しみ。
読了日:07月20日 著者:鯛夢 田中誠

華麗なる恐怖シリーズ第8巻。「黒いレクイエム」「恋人たちの冬」「五百旗頭家(いおきべけ)の怪」「夢十夜」。漱石の「夢十夜」の漫画化だと思って買ったら違った。怪異やホラー感は薄いかな。
読了日:07月20日 著者:まつざき あけみ

漱石の「夢十夜」を漫画にしたもの🥸
読了日:07月20日 著者:夏目漱石,桟敷美和

どうして長年祀られているものにはちゃんとした理由があるはず、と考えないでインチキだと決めつけ破壊しようとするんだろう。本人たちがどうなろうと正直知ったこっちゃねえ!だけど、巻き込まれる側は本当に迷惑。「一人かくれんぼ」は知らなかったな。
読了日:07月20日 著者:鯛夢

瑠子のパワーがハンパない! あと癒えを借りたり建てたりは慎重にしなくては…と思う。一人暮らししている時にこんな漫画を読む勇気はなかったなぁ。鯛夢さんの描く作品は好きだったけれど、このシリーズの話には鯛夢さんの画以外ではしっくりこなかったかも。
読了日:07月20日 著者:鯛夢

ラムネ瓶の中にある玉の話から恋愛論に発展していくところが、なんとも夏にふさわしい随筆ではないか!と😆 「夕涼みラムネは一本影ふたつ」(拙作)
ラムネのビンのヒミツ(?)や歴史など、トンボ飲料さんのサイトでわかります。
http://www.tombow-b.jp/ramune/
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45864_32940.html
読了日:07月21日 著者:坂口 安吾

アメリカのある小さな町の肉屋とやどなし犬との交流。町の人たちやもう一匹の犬との話。最後がせつない。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000107/files/18375_14450.html
読了日:07月21日 著者:鈴木 三重吉

妊娠中の犬「メリー」との出会いが私の毎日を変えた!……そんなお話。間借りしているおばあさんも犬値病院の先生もいい人。それだけに赤犬に噛まれた時に思い出した子ども時代のエピソードが辛い。チャップリンの同名映画は観たことがない。アンリ・ルソー『幸せな四重奏』の絵→https://art.hix05.com/henri-rousseau/rousseau12.quartet.html
青空文庫
https://www.aozora.gr.jp/cards/001867/files/1783_66075.html
読了日:07月21日 著者:小山 清

山の神様の話が好きです。しかし、やはり一番コワいのは人間だと思うことばかりです😓
読了日:07月21日 著者:鯛夢

既読ばかりだったけれど、読んでいた当時を思い出した。花郁悠紀子さんの話はいつ読んでも不思議で本当にこういう人がいるんだなぁ、と思う。神仏に愛され過ぎてあまりにも早く現世からいなくなってしまったのかなぁ。
読了日:07月22日 著者:山岸 凉子

モーニングコミックスとあったので多分読んだことがあるだろうと思いつつ、記憶が薄れているので購入。なんとなく覚えていたモーニング掲載の2作品と初めて読む2作品。表題作でインチキ霊能者と自覚している占い師が「修行した偉い坊さんやいるかもしれない本物の霊能者より子供や愛する家族のために捨て身になれる凡人のほうがどれだけ強いかしれない」と思う場面がよかった。看護師さんの語る「おむかえ」の話も好き。はぁ〜久しぶりにお涼さまを楽しんだ♡
読了日:07月22日 著者:山岸凉子

毎日2話ずつくらい夕飯後にチマチマと。油断していると途中に入っている人形の写真にギャー!😱となってしまった。どの体験もしたくない😓
読了日:07月22日 著者:黒木 あるじ,川奈 まり子,西浦和也,田辺 青蛙

御所言葉と登場人物の名前に苦戦しました。性別もわからなくなりそうで、毎晩少しずつ読み進めてなんとか終わった! シリーズ化するのかな? 当時のアレコレをコラム的につけて漫画にしたらわかりやすいかも。話の内容としたら舞台を変えてもありそうな人情噺というのか、特に目新しいさはないけれど、高貴な方方も庶民も悩み事や苦労は絶えることはなく……宮中行事はなんとなく知っていたけれど、準備の大変なこと! 表紙が綺麗で好き😍
水口理恵子→https://www.tis-home.com/rieko-m/
読了日:07月22日 著者:澤田 瞳子

真夏に高所での仕事! 太陽がいっばい! 危険がいっばい! かの子さんの花の描写は好き。
『百合が狂人の眼のようにあかみ走って、しかも落ちついて咲いていた。
幾鉢も幾鉢も二三本の茎を延ばして、細いしなやかな尖端に、ずしりと重いような太い輪廓の花を咲かしていた。』オニユリなのかな。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/50630_58054.html
読了日:07月23日 著者:岡本 かの子

オールカラーで贅沢な気がする😄
子規、蕪村などの特集記事で旅した気分に。ブックガイドにあった『芭蕉の娘』は読んでみたいかも。
読了日:07月23日 著者:たびぽえ編集部

おもちゃも遊ばれるのではなく自分たちで物語を作って遊びたいのか、誰かがおもちゃのために作った物語なのか、う~ん🤔🤔🤔
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001172/files/44944_42189.html
読了日:07月23日 著者:村山 籌子

評論家の燈子は子どもを無認可保育園に預けていたが体調変化に気づかず死なせてしまった。その経験を本にし世間に注目されるように。もう一人の語り手は弁護士の真希子。身勝手な夫に悩んでいる。生活苦から我が子を歩道橋から投げ落した信子の弁護をきっかけにして働く女性の困難な状況を訴えようとする燈子と、職場のセクハラに関心を集めたい真希子。共闘意識がそれぞれ近づいてきた男たちにより変化して「やっぱり女は…」と言われるような展開から、最終章ではえぇ~!ななんとも言えない結末に。子育て中の人には読まない方がいいなと思った。
読了日:07月25日 著者:山崎 洋子

満腹状態で読んだのにラーメン、焼き飯、コロッケ……あぁ、食べたい!
懐かしい昭和の思い出や蘊蓄、今回も新たなカップル誕生で年末を迎えることに(笑) 料理が好きな人、うまい人はチャチャっと作れるんだろうけれど、レシピを読んでもちゃんと食べられるものになる仕上がるのか心配になって何も作らないワタクシ……あ!魚河岸揚げは好きです😄😄😄
読了日:07月25日 著者:山口 恵以子

本誌連載中に少し読んだ記憶があったけれど、こういう出会いだったのか〜私が読んだ時にはもう楽しい三人組の珍道中になっていたので……ムフフッ! きっかけは雨やどりの出会いだったのね🤭 読経が美声のふるふる法師、生きるためなら泥棒もする遊芸人・活流(いくる)、そして恋を夢見る怨霊・おぼろ式部。続きはないのかなぁ。Kindle版。
読了日:07月25日 著者:木原敏江

裏表紙には完結の文字が、表紙は祝言のイラストだったので、ふむ、相手は誰かな?まぁ多分…と思いつつ、読んでいく。これがいい結末なんだろうけど、ちょっと物足りなさはあるかも。「目黒のさんま」をアレンジ?した噺はきいてみたい。魚之進との付き合いも長かったなぁ〜お疲れさまでした😄
読了日:07月26日 著者:風野真知雄

「伊勢物語」は教科書にあった筒井筒の話くらいしか記憶になく、他はいろんなところで引用されていたり解説してあるものをつまみ食い的に読んだりした程度なので全部は知らないまま😅 今も昔も男女の仲は難しくまた他人の恋愛模様って気になるものなのね😆と思いつつ読み終わった。ドジさまの描く人物はヘタレも悪女もみんな魅力的なので面白かった。もっと基本的な知識があればより楽しめたのだろうけど。Kindle版で。
読了日:07月26日 著者:木原敏江

タイトルが気になり読んで見る。お耽美キラキラの絵柄かと思ったらそうでもなくて、かえって読みやすいかも。「死なない」ではなく「死ねない」ということについて考えたりする。
https://www.sukima.me/book/title/BT0000929455/
読了日:07月27日 著者:シズ

帯にある【この命を救うことに許可が必要なのか!?】の物語。現場にいる人間の思いを踏みにじり歪めるような報道の仕方……ニュースショーとはよく言ったものだと思ってしまう。夏休み中は海難事故も山岳事故も増える。事前準備をしっかりして防げるものは防がないと…救助してくれる人たちはスーパーマンではないのだから。
読了日:07月27日 著者:藤原 さとし

今回は水月という夕便屋さんのお話。あるルールを守れば「過去・現在・未来のどこへでも、だれにでも手紙を届けることができる」……それぞれの届けたい思いを運ぶ水月の過去もまたせつないものがあるなぁ。切手代が値上がりしたらこちらもなんだろうな、ずっと続けてきたのだから。続編があるとしたらどんなお店なんだろ? 花屋さんとかいいなと思ったりする😄
読了日:07月27日 著者:栗栖 ひよ子

小さい頃からかわいいものが大好きだった主人公。大人になるにつれて自分の好きなものを素直にかわいいと言えなくなってしまった。接客業は好きだけれどやっぱりストレスがたまる……そんな時こそ可愛くて大好きなものは武器になる✨ 見えない武器は下着だったりもする(笑)今は小4くらいからファーストブラとかいって指導?があるようだけれど、下着選びを親に相談するのってなかなか大変じゃないかと。明るく前向きに過ごす様子にこちらも元気になった。面白かった。
読了日:07月28日 著者:オガワ サラ

紙本でじっくり読み返したい〜! 登場人物の名前が素敵だ✨ もちろん内容も木原さんらしくてせつなくて愛おしくてたまらない……! ブナの漢字が3つもあるとは知らなかった。Kindle版で。
読了日:07月28日 著者:木原 敏江

そんなまどろっこしいことをしなくても……語り手が気の毒になる話だった。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/52803_44601.html
読了日:07月28日 著者:牧野 信一

こちらで無料公開されている本と同じなのかな?
黒猫が可愛らしいです。
https://irodoriatsume.com/kainekokibun-new/
読了日:07月29日 著者:いろどりあつめ

タイトルそのままの思い出話。久保田米斎(くぼた-べいさい/1874-1937/明治-昭和時代前期の画家,舞台美術家)は松竹合名社にはいり、2代目市川左団次の「修禅寺物語」などの舞台の背景画や雑誌「歌舞伎」の表紙画を担当。昭和12年64歳で鬼籍に。舞台装置などを担当する人にはその人のこだわりなどもあるワケで…現場での揉め事っぽいこともそりゃああるよなぁ、とあらためて思った。青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000082/files/49552_33630.html
読了日:07月30日 著者:岡本 綺堂

老いるとはこういうことなのだと思いますねぇ〜同じような場面、出来事でも書き手が違えばやたら下品になるのかもしれないし。いろんな考察?的な記事も読みましたが、そんなふうにこねくり回して読んでもらおうとか、技巧をこらしてとか、芥川本人は思っていたのかなとちょっと考えてしまいました。ある程度、当時の風俗とかは知っていた方がいろいろわかりやすいかなとは思うけれど、それはどの話もそうだし。
読了日:07月30日 著者:芥川 竜之介
読書メーター
2023年07月02日
早桃雲便りNo.2:6月の本棚 〜 2023.6 〜
こんにちは🐥
先月に引き続き青空文庫のお世話になりました〜話自体は短いものがほとんど。また試し読みもたくさん利用させてもらいました😅 コチラの方が他の方の感想なども読めて見やすいかも。
★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/718307/summary/monthly/2023/6
6月の読書メーター
読んだ本の数:83
読んだページ数:8128
ナイス数:3355
週刊ポスト 2023年 6/16 号 [雑誌]の感想
■江夏✕江川対談∶江夏って生きてたの?!と失礼なことを思ってしまった。伊良部とごっちゃになっていたらしい。江川はいろいろ話しているけれど、やっぱり好きになれない■著書に訊け!∶『焼け野の雉』梶よう子さん。童話「青い鳥」の江戸版とのこと■進化した老人ホーム全国ベスト30リスト∶スゴい〜親じゃなく自分が入りたい…わかる😅■青春の名作エロ漫画∶前田俊夫・ダーティ松本・三条友美・山本直樹・えびはら武司・みやすのんき・遊人・八月薫に『ふたりエッチ』の克・亜樹。連載25年?!■親方未亡人「年寄株売りました」😱
読了日:06月01日 著者:
ロンリー・マン(小学館の名作文芸朗読): 小学館の感想
昨日は世界禁煙デーではなかったか? 昔の話は煙草が出てくるのが多くて煙モクモクので会議室やパチ屋を知っているのでなんだか懐かしい。チョコレートは恋人と食べると美味しさが何倍にもなるらしいよ🥰って主人公に教えてもどうにもならないよなぁ……なんてことを考えた。イヤ全くそんな話ではないのだが、気持ちを落ち着かせるモノって大事😅 ひとり芝居でみたい、いろんな人の朗読で聴いてみたい、そんな話でワタシはスキ🥸
読了日:06月01日 著者:山川 方夫
昭和39年の俺たち7月号の感想
■暴露本∶やはり北公次のアレが当時も今もショーゲキだわ。長門裕之のは名前を出された池内淳子さんがとても怒っていたのを覚えている。暴露本ターゲットにふさわしいのはある種の神秘性。『会いに行けるアイドル」をコンセプトにする彼女たちには、暴露本は似合わないのだ。』と締められていたが、確かに…出ても読む気にもならない■月刊小説マガジン∶初めて存在を知った!1977年3月創刊。A5サイズより小さいレア判型。少年マガジンとは無関係。最終号(わずか6ヶ月)にはタモリと高田みづえちゃんの2ショット。読んでみたい!
読了日:06月01日 著者:
十二人兄弟(青空文庫)の感想
私が読んだのはコチラだけれど多分内容は変わらないはず😅
https://www.grimmstories.com/ja/grimm_dowa/12_ren_xiongdi
こちらは9人の兄と妹のロシアの昔話。
http://hukumusume.com/douwa/pc/world/03/28.htm
昔話って兄妹が多い。姉が何人もいて弟1人とかはないのだろうか?
読了日:06月01日 著者:グリム ヴィルヘルム・カール,グリム ヤーコプ・ルードヴィッヒ・カール
屋根の上の黒猫の感想
黒猫不吉説! 令息、令嬢はよく見るけど令弟(令姉も)表現を読んだのは初めてかも? 江戸時代には黒猫を飼うと労咳(結核)が治るという迷信のほか、恋わずらいにも効き目があると言われていたらしい。フィンランドでは、死後の世界へ旅する魂に猫がお供すると信じられていたそう。猫が嫌いな人には…😓 黒猫パッケージの紅茶→【尾道紅茶】
https://tabiiro.jp/otoriyose/s/311338-onomichi-eemonya/423695/
読了日:06月02日 著者:田中 貢太郎
銀のヴァルキュリアス 1の感想
異世界モノ? 期間限定1巻無料だったので読んでみた。男性が苦手な女子高生・琉花(ルカ)が迷い込んだのは異世界へ迷女が男を奴隷として支配する世界(・o・;) ルカの前世が絡んでいるのはもはやお約束な展開で…女子高生には刺激が強い上半身ハダカのイケメン双子との旅でもいろんなトラブルが……というお話(笑)
読了日:06月02日 著者:さちみりほ
マグノリアの木の感想
マグノリアの木というと木蓮を思い浮かべたのだけれど、この話ではコブシの花の方があっている?諒安は霧のかかった険しい山谷を歩いているやっと平らな所にたどり着いたとき霧が晴れた。なんとなく砂漠を歩いて悪魔の誘惑に打ち勝った的な話を思い出すような。多分、宗教的な童話なんだろうけど、わかりにくい。「ひかりの素足」も読みにくくて断念した後、いろんな人の感想を読んでそういう話なのか~と思ったくらい、賢治の話は私には難しく謎だ。
読了日:06月03日 著者:宮沢 賢治
熊さんの笛の感想
「熊さん」を動物のくまさんだと思っていた😅 笛を作るのも吹くのも上手で山の向こう側に極楽があると思っている。ある時、冬の山で旅人に出会い、自分も旅に出てしまう。極楽のような場所は春? この場所で待っていたら春はやってきたのに。熊だから春が待ち遠しくて我慢できなかったのか? 都会に憧れて村を出てもふるさとはずっとここにあるよ、疲れたら戻っておいで…な話?🤔 青空文庫でhttps://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/52630_71293.html
読了日:06月03日 著者:小川 未明
童貞の感想
なんだかとても哀れに思いました。DTだからというのではなく、身体を悪くして世間からも隔絶されているような……女の変わり身のはやさというか立ち回り方がコワい。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/61139_77097.html
読了日:06月04日 著者:夢野 久作
おほしさまの感想
「お星さま」もあるがこちらは違う話。星をお父さんやお母さんたちに例えて話している。おじいさん星、おばあさん星も。青空文庫で。
読了日:06月04日 著者:小川未明
片男波 の感想
片男波部屋ってあったよなぁ、と思ったので(笑)
内容は大相撲とは全く関係ない男女のもつれというか、よその奥さんを好きになってしまってさぁ大変!みたいな話。読み慣れない文章で浪曲でやったら盛り上がるかも…と思った。青空文庫で。
読了日:06月04日 著者:小栗風葉
墨色の感想
ただ美しい墨の色を愛でるのではなく、微妙な色の差はどこから来るのか、科学的分析は可能なのか?そんなN氏との話。硯を集めている人がいるのは聞いたことがあるけれど、墨マニアもやはりいるのか。今書かれた話と言われても通じるかも。あまり研究だ、実験だと堅苦しい感じはなく、蒐集家のこだわりなども面白かった。青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/card57867.html
読了日:06月06日 著者:中谷 宇吉郎
一燈の感想
今の上皇さまが誕生された日、兄からお説教されていたが提灯行列により解放された話…でいいのか?(笑) 兄上、結構涙もろい? 皇太子さまお生まれになった、とかいう歌もあったはず。
http://gunka.sakura.ne.jp/uta/kotaishi.htm
時代的にもものすごい喜ばしいことだったのがわかる。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/273_20007.html
読了日:06月06日 著者:太宰 治
十億のアレ。~吉原いちの花魁~ 1 (プティルコミックス)の感想
無料だったので1巻だけ読んでみた。養父母に現代の吉原に売られた……このテの話って結構あるネタな気はするけど、まだ酷い情況ではなく(水揚げもまだ)少女漫画の延長みたいな感じ。
読了日:06月06日 著者:宇月 あい
鍛冶屋の子の感想
「何時まで経つてもちつとも開けて行かない、海岸から遠い傾いた町」に暮らす少年と兄と父親。酒浸りの父親に小さな子どもたちから「馬」と蔑まれる兄。最後がやるせない……父親には酒が命の水なのだ、と思ったのだろうか。朗読動画の後に青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/45078_42006.html
読了日:06月06日 著者:新美 南吉
スケッチー(1) (ヤングマガジンコミックス)の感想
無料だったので読んでみた。スケボーの漫画だったのか。子どもたちにまざってレッスンを受ける、イヤー、運動神経ゼロな私には最初からやろうとは思わないので、そのやってみよう!!と踏み出した勇気がスゴいと思う。6巻で完結しているらしい。
読了日:06月06日 著者:マキヒロチ
図書館の子 (光文社文庫 さ 34-3)の感想
タイトルと表紙買い。最初の「遭難者」を読んであらら、タイムトラベル短編集だったのね!と😅 佐々木譲さんは警察小説を書く人というイメージだったので意外な感じ。表題作は昔話のよう。「傷心列車」は浅田次郎さんっぽい? ラジオドラマで聴きたい。「地下廃駅」は子どもだから仕方ないなんて言えない裏切りだと思う。「錬金術師の卵」はここで会ったが100年目!ではなく500年目?!「追奏ホテル」は男がバカとしか思えない。
【著書インタビュー】
https://honsuki.jp/pickup/37792/
読了日:06月07日 著者:佐々木譲
俺は地方病博士だの感想
昭和町風土伝承館・杉浦醫院の記事を読んだ。大正時代に配布されたという小冊子があることを知る。You Tubeで視聴(詳細ページ)。キモチワルイ虫の画像はなくてよかった。地方病でとてもお腹が膨れるらしい。こちらのブログに小冊子が載っていた→
https://kaz794889.exblog.jp/14119453/
【昭和町風土伝承館・杉浦醫院】
https://www.yamanashi-kankou.jp/fc/location/16/16032.html
読了日:06月07日 著者:山梨地方病研究部
美智子と日曜日の朝の話の感想
日曜日、家の手伝いも勉強もしたくない美智子は母親とお出かけしたいのです! 買いたいものがたくさんあるから。なんだかほほえましい日曜日の朝の出来事。語り手は兄さん。日記に「兄さんが居ないと……清々していゝ……。」なんて書かれたらムカつくよねぇ(笑)
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/52901_42892.html
読了日:06月07日 著者:牧野 信一
宿題の感想
昨日は七十二候の「蟷螂生ず」。カマキリが出てくる短そうな話を探して読んでみた。貧富の差が大きく学校に通える子、通えても遠足などの行事には参加出来ない子もいた時代。ヒキガエルに食べられそうになっていたカマキリの話を父から聞いた少年。本当の強さ、やさしさ、友情ってなんだ?と青臭く考えてしまった。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51580_61594.html
読了日:06月08日 著者:小川 未明
新選組といっしょ(1) (アクションコミックス(月刊アクション))の感想
ギャグ漫画です。近藤さんにホレてる土方さんが素晴らしいです😍 井上源さんが若い! 他の漫画ではわりと年配者に描かれているのに。最初、沖田さんかと思った😅 近藤さんのドクロ胴着は見せてもらったことがある……ような気がする。
読了日:06月08日 著者:大羽 快
忘れ形見の感想
亡くなった妻への想い出が風景や品物などとあわせて語られる。飛行機雲・財布・花・南瓜・写真・手帳・きもの・日和下駄・手・眼・耳・智慧・読書・勘・こころ・ある朝・けはい・椅子・霜の宿・門。どの話もよかったけれどせつない。「形見」というと良寛さんの『形見とて何か残さん春は花山ほととぎす秋はもみぢ葉』を思い出す。
読了日:06月08日 著者:原民喜
昭和の不思議101 2023年 夏の男祭号 (ミリオンムック 55)の感想
■昭和都市伝説「不幸の手紙」全真相∶ドラえもんにも「不幸の手紙同好会」という回があったのは知らない■ゾディアック事件∶複雑な暗号の手紙、全くわからない😱■DVDで見られる未解決事件映画傑作10選択∶最近では『罪の声』■馬賊として生きた日本人∶馬賊と交渉したこともあるというさだまさしさんの祖母を思い出した■喜び組と北朝鮮美女軍団∶今見るとそれほど美人ではないような…?■加藤和彦の奇跡∶帰ってきたヨッパライやイムジン河が懐かしい■裏横浜を歩く2023年∶京急沿線・日の出町と黄金町、南太田周辺。コレも横浜か
読了日:06月09日 著者:
屍体と民俗の感想
なんとなくアイヌの風習に対して蔑んでいるように感じられる書き方が…。いくつか例があげられているが、石川県の富来トギ湾の漁師の屍体について。遭難からかなりの日数が経過した場合、丸裸・褌一つがほとんどで持物で誰かはわからない。その場合「親は子と思う屍体を、姉は弟と信ずる屍体を、妻は夫と考える屍体を、ともに自分の舌で舐めるのである。それがもし血縁あり姻縁あるものならば、舌が屍体に引ッ附くので、それを証拠としてそれぞれ屍体を引取るのだと、同地出身の文士加能作次郎から聴いたことがある。」マヂかッ(ー_ー)!!
読了日:06月09日 著者:中山 太郎
安達ヶ原の鬼婆々異考(青空文庫)の感想
この記事を見つけた後で読む。
https://tezukaosamu.net/jp/anime/18.html
『葬儀屋にしまつ民俗異聞 鬼のとむらい』にも胎児の埋葬について同じようなことが書いてあったような……まぁ安達ケ原を元にしたらどれもこういう考察になるのだと思う。前の『屍体と民俗』より短くサッパリ?している。こういう話になれてしまったのか目新しさはなかった。こちらでもアイヌについては……😓な感じ。
読了日:06月09日 著者:中山太郎
鼻で鱒を釣つた話(実事)の感想
湖面に顔を近づけ過ぎて腹減りの老鱒に鼻をかじられた……って話でしょうかねぇ……母親も子ども(8才)がそんなに身体を乗り出していたら危ないからと注意をするべきなのなのでは? 笑い話ではないと思うけど。青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000163/card47138.html
読了日:06月09日 著者:若松 賤子
わたしたちの怪獣 (創元日本SF叢書)の感想
『夜の安らぎ』のみこちらで読了。 http://www.webmysteries.jp/archives/32434955.html?ref=category272547_article_footer3_slider&id=8001360
読了日:06月09日 著者:久永 実木彦
死後の感想
主観的、客観的な死に対する考え方、また死後の弔い方法など。お棺に入ったあともいろいろ大変? 地方によりそれぞれ違う風習がある。土葬に火葬、水葬、風葬のようなものにミイラまで。
「死後の自己に於ける客観的の観察はそれからそれといろいろ考えて見ても、どうもこれなら具合のいいという死にようもないので、なろう事なら星にでもなって見たいと思うようになる。」1年中、程度の差はあれこんなことを考えてずっと過ごしている
かと思うとせつない。青空文庫で。
読了日:06月10日 著者:正岡 子規
同じ星の感想
おなじ6月19日生まれと酒を飲んで楽しかった〜!みたいな(笑) 出身地や時間、血液型も同じ人っているんだろうか? 自分と同じ誕生日の人と会ったことはないし同じ名前の人も1人しか会ったことがない。単に交友関係が狭いというだけかもしれないが。花個紋というサイトで遊んでみた結果→https://www.hanakomon.jp/calendar/day/619/
読了日:06月10日 著者:太宰 治
ベルサイユのばら40周年+デビュー45周年記念 池田理代子の世界 (アサヒオリジナル)の感想
バーゲンブックで半額だったので😅
「ベルばら」関係よりも昔読んでいた社会派の作品が懐かしく、そのリストなどが見たかったので。「沈丁花」もよく覚えている。よしながふみさんのベルばら同人誌が読みたいけれど、もう手に入らないだろうな。
読了日:06月10日 著者:
梔子の木 小烏神社奇譚 (幻冬舎時代小説文庫)の感想
今回はタイトルにもあるようにクチナシが、また表紙に描かれた犬をメインにした物語。おかしな夢をみる、眠れない……とうとう公方さまもそんな状態に😱 御札を配り歩いているあやしげな薬師四郎という人物の存在。今回も大立ち回りが! 大輔がしっかりしてきたし、泰山と竜晴の信頼関係もまた強くなり、付喪神たちにも進展?が。まだまだ油断は出来ない状況。花枝と竜晴に変化はあるのか、次をまた待たねば。どうでもいい追記→「庭先の石のはさまに蜥蝪の尾みえかくれして山梔の咲く」谷崎潤一郎のこの短歌がスキ😍
読了日:06月10日 著者:篠 綾子
うどんのお化けの感想
エノケンさんもロッパさんも蕎麦ではなくうどんなのか〜! 私も以前は蕎麦の方が好きだったけど、今はうどんかなぁ? ターキーさんのお名前も懐かしく💐 タイトルのお化けの正体はまぁ読んでいただくとして、海原雄山が怒りそうだなと(笑)なんだかうどんが食べたくなってきた!
青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001558/files/52321_46409.html
読了日:06月10日 著者:古川 緑波
北斗と南斗星の感想
タイトルから「南斗最後の将」とか浮かんでしまった(笑)未来と過去を知ることのできる不思議な旅人から「二十歳を過ぎないで死ぬ」と言われた少年。「親より先になんて!」と父親は嘆き、なんとか長生き出来る方法をと懇願する。果たして願いは叶った。原典は中国の晋の時代に書かれた『捜神記』らしいが、知らない。そしてずっとこの父子はあやしげな旅人に騙されているのでは?!とずっと思っていた(。ノω\。) この北斗と南斗の老人ふたりは日本の七福神の福禄寿と寿老人のモデルと言われているとか聞いたような気がする。
読了日:06月10日 著者:田中 貢太郎
ろうそくと貝がらの感想
以前読んだ時にはモヤモヤする話だなぁと思った。うーん、父親を何らかの形でこの家族から奪ってしまった何者かの贖罪なのか? 祖父もいる場所ならあの世か? 男がくれた無数の金銀の粉は翌朝には汚れた貝がらに変わっていた。海の中、異世界に取り込まれたのか? 母親はキツネか何かに馬鹿されたと言って庭に捨ててしまうが、それは美しく可愛らしい黄色の花に。忘れ形見としての花なのかなぁ。青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51000_51314.html
読了日:06月11日 著者:小川 未明
蛍の感想
昨日から七十二侯「腐草為蛍」なので蛍に関する話を読む。一年程前に別れた春子に今夜こそ手紙を書かなければ!と思いつつずっとグダグダとしている光子。懐かしい思い出におセンチになったりこんなことを書いてはいけないのでは?と思ったり。傍から見たらどうでもいいことだけれど本人には大問題。地理的な距離がある今、言葉の選択を間違えると友情が壊れてしまうのではと不安になる。そんな時に母親が買って来た夏蛍。母親も気にしてくれたのかな。光子の純な涙の輝きや前向き思考になった象徴のようなものが蛍の小さな光なのか? 青空文庫で。
読了日:06月12日 著者:牧野 信一
彼女こゝに眠るの感想
なんだか報われない恋の結末だなぁと思った。恋人を待ち続け、病気になり……宗教系病院だから入院費用などいろいろ配慮してくれると思ったにのそんなことはなく……まぁ本人はそれを知ることはなく安らかな死を迎えるのだが。口先だけの善意はおそろしいものだ。作者本人も若くして病死したようだけれど。今まで読んできたプロレタリア文学のやったるでー!ガンバ!な雰囲気がなく、なんとなく「諦念」という言葉がうかぶ話。
えあ草紙
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/2389.html
読了日:06月12日 著者:若杉 鳥子
棄てる金の感想
祖母の永代供養代の名目だけど、文字通りクソ坊主にお金を棄てたって感じ。
『当時彼女はよく、祖母の銭勘定を嗤(わら)ったり罵ったりしたが、今はその姿を想い出すと眼頭へ涙が滲んで来た。
然し先刻のあの僧侶が、祖母の為に永遠に経を読む等という真ッ赤な嘘を、公然とお互に通してゆく世の中を考えると、彼女は擽(くすぐ)られるような気持ちにもなった。』この擽られるような気持ちはわからない。自嘲とも違うようだし。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000331/files/2613.html
読了日:06月12日 著者:若杉 鳥子
東独にいた(1) (ヤンマガKCスペシャル)の感想
2019年連載がスタートして今は休載中とか(単行本は第5巻まで発売)やっぱりいろいろあるのか?
1985年の東ドイツ、主人公のアナベル・フォードールは神軀兵器(しんたいへいき)と呼ばれる東ドイツ軍の改造兵士。超人的な身体能力を駆使して反体制派のテロリストたちと戦っているが、密かに恋心を抱いているのが日系人の青年ユキロウ・フジサキ。古本屋のふりして実は反体制派のテロリストたちを率いる指導者・フレンダー。もうお互いのスヂはバレている感じ。期間限定無料だったので読んだが、う~ん(^~^;)
読了日:06月12日 著者:宮下 暁
ふたつの心臓を持つ少女 (竹書房文庫 け 2-1)の感想
ヘミングウェイに「心が2つある大きな川」ってあったなと思いつつタイトルと表紙買い。185018年マンハッタン。裕福な令嬢がひそかに出産した女の子コーラは、生後すぐに心臓がふたつあると診断された。当時はそういう珍しい特徴を持った身体は高値で売買されていた。彼女は14歳まで男の子として育つ。墓掘りの時には双子の兄“ジェイコブ”としてふるまう。二重人格的な話かと思ったがそうではなかった。コーラが狙われているとわかった後半はバタバタする感じ。解剖場面もあり。恋愛も絡んでくるが翻訳物の読みにくさはなかった。
読了日:06月12日 著者:リディア・ケイン
画の悲みの感想
岡本某の少年時代の思い出。「強敵(ライバル)」と書いて「友(とも)」と読むみたいな、ノスタルジックな世界。しかし知らぬ間に別れは訪れていた🥲
「闇にも歓びあり、光にも悲しみあり、麦藁帽の廂を傾けて、彼方の丘、此方の林を望めば、まじまじと照る日に輝いて眩きばかりの景色。自分は思わず泣いた。」青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000038/files/1411_16038.html
読了日:06月12日 著者:国木田 独歩
お茶の湯満腹談の感想
最後の「どうも……済みません」に林家三平が脳内に浮かんで出てきてしまった😆 いきなり懐石料理やお茶事などムリムリムリ! でもころ柿(干し柿)は食べてほしかったかも😅 青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/46692_27708.html
読了日:06月13日 著者:夢野 久作
下司味礼賛の感想
「下司」な食べ物ではなく、下司ヤローが出てくる短い話を探していたのだけれど……衣のアツい茶色い海老天の天丼におでん〜食べたい😄
青空文庫文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001558/files/52324_46421.html
読了日:06月13日 著者:古川 緑波
海からきた卵の感想
船乗りのおじいさんは日本に行ったら孫から頼まれた赤い甲冑を買おうと思った。しかしお金が足りす武者人形をかわりに買う。しかし帰りは悪天候になり、武者人形も何もかも海の中に。おみやげとして持ち帰ったのは……。なんだか不思議な小鳥の青い卵の話。鳥には気の毒な気がするが。孫が案外いい子だなと思った。
青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001876/files/57857_62110.html
読了日:06月13日 著者:塚原 健二郎
それがし乞食にあらず―平田弘史傑作選昭和45年~46年の感想
『仕末妻』のみこちらで。しかし、これはシリアスなの? 純愛物語なの? 武士の意地なの? 強烈な腋臭に悩む大名の娘って…。この設定は何なのだ?!
https://mavo.takekuma.jp/viewer.php?id=416
読了日:06月14日 著者:平田 弘史
完全なる解答用紙の感想
漫画。学生時代の男同士の嫉妬は女学生同士より陰湿なのでしょうか……ひょえ~!と時代を感じながら読みましたが、似たようなことって今もある気がする。だけど女性を復讐の道具にするのはどの時代だろうが許せない!ヤメロ💢
https://mavo.takekuma.jp/viewer.php?id=392
(詳細ページと同じ)
読了日:06月14日 著者:上村一夫
カンナとオンナの感想
カンナは花のカンナかと思って読んだら、カツオブシを削るアレだった……魯山人だものね、ウッカリだったわ😓 ここに出てくる詩人は誰なのだろう? 「畳と女房は新しい方がいい」の素材と道具バージョンみたいな? なんだかオトコ同士の下世話な会話に聞こえてきた。青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/50016_37761.html
読了日:06月14日 著者:北大路 魯山人
歪んだ窓の感想
姉思いの妹、妹思いの姉、そこに入り込むおじゃま虫男……と思っていたら、えぇッ?! ここで終わるの?!な話。ラストは読み手にお任せかぁ……う~ん、どうするか悩むな(*﹏*;)
読了日:06月14日 著者:山川 方夫
ふたりぐらし (新潮文庫)の感想
タイトルを見て『いつかふたりになるためのひとりやがてひとりになるためのふたり』という浅井和代さんの短歌を思い出し読むことにする。元映写技師の夫と看護師の妻。ふたりの視点で交互に話が進む。年齢的なこともあり老親の話が出てくる。若い人にはピンと来ない感情かなぁと思いながら読む。『今ごろだからこそ、こんなにあっさりと涙が出てくるのだ。なにもかも遅いからこそ、安心して思い出せることがある。泣いて今日を洗い流すくらいに時間は経った。』(P245)隣に住むおばさん、さすが年の功という気がした。招き猫ナオミ、欲しい😄
読了日:06月14日 著者:桜木 紫乃
買食ひの感想
「若い主婦が甘い物を買つて、一人あるひは二人さし向ひで食べれば、買食ひをすると見られてゐたのらしい。昔の人は、女性が自分の口にだけ入れるためお金を使ふといふのは非常にだらしがなく無駄づかひのやうに思つてゐた」……そんな時代に生まれなくてよかった😅 最後に「農村の人たちは主食を充分すぎるほど食べてゐるから、三食のほかに甘味を必要としないさうである。また買食ひも、田や畑や竹藪の中ではなかなか用が足りないことも確かである。」とあったが、今はそれもないと思う。ただ買物難民状態の場所は増えている気がする。
読了日:06月15日 著者:片山 広子
神様の布団の感想
ある宿屋の布団はなぜ喋るのか? 「神様の布団」の意味がわかると(´;ω;`) 青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001205/files/46986_47027.html
読了日:06月15日 著者:下村 千秋
ここはとても速い川 (講談社文庫)の感想
表題作→児童養護施設で暮らす小5男子とひとつ年下の親友のひじり。空白が少なくぎっしり話し言葉が詰まっている。閉ざされた小さな社会、大人の狡さを子どもはちゃんとわかっている。息抜きのように出てくるアパートにすむ大学生との交流がいい。ひじりは父親と暮らすことになり施設からいなくなるが、ずっと友情が続くといい。「膨張」のアドレスホッパー、職はあるけど定住しないのか。登場人物もなんだかフワフワというよりどこか淀んで歪んでいる気がしてコワい。栞を挟んだページを読み返したが、どこが気にいったのか、一晩経ったら不明😓
読了日:06月15日 著者:井戸川 射子
青いボタンの感想
転校してきた女の子と少年の話。しっかり者だけにいじめの的に。この出来事をきっかけに仲良くなり、亡き父親がくれといた青いボタンを3個、彼女からもらう。その後、彼女はまた引っ越してしまう。連絡先はわからない。綺麗な青いボタンを欲しがる人は多い。行商人にうまいこと言われてひとつ、またひとつと手渡してしまう。騙されてないか?!と焦るが、ひとつは残っている。ラストの文章が美しく沁み入る。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/53452_50576.html
読了日:06月16日 著者:小川 未明
哀音の感想
タイトルからもわかるようにとてもセンチメンタルな汽車の詩。夏の日の昼下り、汽車は黒煙をあげ炎天の東海道を西へ。麦門冬の弟で、与謝野寛に「将来ある詩人」としてその夭折を惜しまれたそうだ。享年21。兄の末吉麦門冬は俳人、ジャーナリストとして多くの随想や論考を発表。南方熊楠、折口信夫らとも交流があり。沖縄の文筆家として知る人ぞ知る…なのかも?
読了日:06月16日 著者:末吉安持
夜はライオンの感想
バーゲンブックで見つけて表紙とタイトル買いしたのだが、思っていた内容と違った!2014年千葉県課題図書。主人公のマサは成績もよく野球チームではエースでキャプテンな出来る小5だ。でも誰にもいえない秘密が…それはおねしょをしてしまうこと。小6になったら修学旅行がある。ヤバい、なんとかしないと!といろいろ考えて試行錯誤。姉と両親の描き方側もあるある感……母親は口が軽いな。東京からの転校生のクールさ?や彼なりの悩み、案外親友ポジションになるのか?といろいろ考える。修学旅行の夜に抜け出した連れション場面で終わり😅
読了日:06月16日 著者:長薗 安浩
男たちのウエディング・ウエディング 1巻の感想
タイトルが気になりスキマで全巻無料(全30話)だったので最終巻まで読む。そんなにあっさりいろんな物事はうまくいかないよ~と思いつつ、1話完結・話の展開上、不倫やら死別やらあるけどまぁハッピーエンドに落ち着くので安心感はあるかも。最後もキレイにまとまった感じ。ただドレスがキャー😍となるほどのデザイン性はない…😅
『娘を盗りに来し若輩へビール注ぐ』(加藤喜代人)
https://www.sukima.me/book/title/BT0000369326/
読了日:06月16日 著者:横谷 順子
サラと魔女とハーブの庭 (宝島社文庫)の感想
「西の魔女が死んだ」がう~ん、あんまり……だったので、多分自分には合わないと思っていたが、もしかしたら好きなテイストかもしれないと僅かな期待を込めて読んだが、やっぱり合わなかった😓 最初、主人公の言う友だちのサラはイマジナリーフレンドか?と思ったけれど、なんか違うような……?で、読み終わったあともう~ん……じゃあ小・中の多感な時期に読んだら納得出来たかというとそれもう~ん……もうちょい現実味があるか、もっとメルヘンに振り切れていたら好きになったかもしれない。不登校のコが逃げられる場所はあって欲しいが。
読了日:06月17日 著者:七月 隆文
うるわしの宵の月(1) (KC デザート)の感想
美男美女のカップルかぁ…という漫画。滝口宵ちゃんは、容姿端麗でカッコいい😍ので「王子」と呼ばれる女子。女子校かと思ったら共学で(男子からは女子的魅力はないらしい)そこに同じく「王子」と呼ばれる一つ上の市村琥珀登場。保健室の場面はどうかと思うが、若い子はときめくのか?! 付き合いはじめてどうなるのか、琥珀を狙うまわりのやっかみは凄いだろうな。絵がキレイなんだけど、う~ん、続きを読みたいかはビミョーかな。
読了日:06月18日 著者:やまもり 三香
僕はの感想
「僕は…」の書き出しでみんな芥川になれるような気がする。ただ同じように自分をさらけ出せるかどうかは別だろうな。青空文庫→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/2368_13456.html
読了日:06月19日 著者:芥川 竜之介
寂しさから290円儲ける方法の感想
noteで連載されていた分だけ😅 表紙を見るとなんかイメージが違うなぁって思った。
https://note.com/monvoyage/m/m24342d2bac23
読了日:06月20日 著者:ドリアン助川
娘の友達(1) (コミックDAYSコミックス)の感想
大体予想通りの内容。絶対誰かに見つかって、あっという間に噂になりそうなんだけどなぁ。娘の友達の家庭もなんだか…ですね。 コレが母親と「息子の友達」だとカストリ雑誌的な安っぽさを感じてしまうのはだいぶいろんなところがマヒしているのだろーか?😓 マガポケで無料公開2巻分まで。
読了日:06月20日 著者:萩原あさ美
仮面幻双曲 (小学館文庫)の感想
新聞広告で見てタイトル買い。全面改稿されたそうで、改稿の必要性についての作者コメントなども解説にある。そのひとつに昭和20年代前半の雰囲気があったのだが、改稿してコレなのかと…私が鈍いのかあまり戦後のイメージが感じられなかった。昔ながらの探偵小説っぽさはあるなとは思ったけど。犯人はコイツだな、と思ってもそれをどう実行したのかまでは全く頭が働かず、謎解きをされてもそんなにうまいこといくか?と思ってしまったり。私立探偵の兄妹は前に事件を解決しているとあったけど、ちょっとキャラが弱いような気がした。
読了日:06月20日 著者:大山誠一郎
猫の感想
茂吉は猫はあんまり好きじゃないんだなぁと思った。イメージ的に犬と一緒にいるのが似合う気がするが。
自嘲というか自虐的なまとめの文章🥸
「猫はおなじ畜生でも犬とは大にその趣を異にしてゐる。家の外に於て猫に犬の十分一も愛想よくさせるのは並大抵のことではない。さうおもふと私は畜生ならば犬的でなくて猫的である。而してこの聯想はいつも私をして憂鬱ならしめ、猫をしていやな動物として印象せしめる。(昭和十五年十月)」
読了日:06月21日 著者:斎藤茂吉
京洛日記の感想
そうだ、京都に行こう!みたいな犀星の京都観光案内?(笑) ラジオにも出演した時の話もあった。
こちらの記事を読んで興味を持ったので→note
https://note.com/honno_hitotoki/n/n53729f1a7564
読了日:06月22日 著者:室生犀星
マザー/コンプレックス (小学館文庫 み 23-1)の感想
表紙買い(笑) 女性パワーの強い作品。これはタイトルからもわかるけれど、男たちが頼りないというか情けないというか……。痴漢事件から広がっていく物語。真相が明らかになっていくのと同時に思い込みやら無責任なSNS発見が恐ろしくなってくる。登場する痴漢をして逃げた結果死亡した男の家族、妻が妊娠中に痴漢をした男の家族、痴漢被害にあった女子高生の家族……親が知らない子どもの一面もあるし、最後もあぁまだ終わらないのか、と。しかし週刊誌の記者ってなんなんだろうなぁ。ジャーナリストです、って言えばなんでもOKなのか?
読了日:06月22日 著者:水生 大海
俺たちつき合ってないから 1巻 (タタンコミックス)の感想
期間限定無料で6巻まで。主人公のゆりかがバカ過ぎて……(ー_ー゛)
https://dokusho-ojikan.jp/series_list/series_id=132293?book_id=1841394
読了日:06月22日 著者:宮崎摩耶,山崎智史
北のおくりもの 北海道アンソロジー (集英社文庫)の感想
エッセイだけ読んでいたので未読の小説を読み終わった。「鉄道員」は観ていないけれど小説で読むとなんだか違和感が。バンバン宣伝されて目にしていた高倉健さんのイメージとは私には重ならず、なんだかなぁとなってしまった。渡辺淳一さんの「四月の風見鶏」医師の世界の闇の部分…結構正直にいろいろ書かれているなと思った。一番好きなのは河﨑秋子さんの「頸、冷える」。人間の身勝手さが野生動物の生態系を壊していく。共生していた時代もあったはず。一度壊れたらなかなか元には戻らない。人間の心も同じかもしれないが。
読了日:06月23日 著者:浅田 次郎,太田 和彦,河﨑 秋子,北大路 公子,桜木 紫乃,堂場 瞬一,馳 星周,原田 マハ,渡辺 淳一,集英社文庫編集部
累々 (集英社文庫)の感想
「たくらみに満ちた連作小説集」ってあったけれど、たくらみというのとは違うような? 全体的にう~ん、何かが足りない……こういうのが女の本質なんですよ、男性の皆さん!的なことを書きたいの?と思ってしまった。最後の結婚式の話、ものすごくイヤだなぁ、と思った。結婚相手をバカにしているようで不愉快。「自分の作品」に必要なパーツとしての男みたいで。文章もうまいというよりきれいに書いてある感じ。タイトルが気にいって買ったんだけど(表紙は好きじゃない)タイトルと内容も私にはピンと来なかった。好きな人には申し訳ない。
読了日:06月23日 著者:松井 玲奈
バウム・テスト―樹木画による人格診断法の感想
専門学校時代に授業で使っていたのだけれど、中山市朗さんのブログにあった動画を見て(なんであそこまでやる?!)思い出したので😅登録。ロールシャッハの図版も持ってるけど褪色しているからますます信憑性が…😓
http://blog.livedoor.jp/kaidanyawa/archives/55108193.html?jprank=2&cat=42
読了日:06月24日 著者:C.コッホ
ツイテ イツタ テフテフの感想
全部カタカナで読みにくさはあるけれど、一途な?テフテフのお話。書かれていない先の出来事を気にしてしまうのはオトナだからかなぁ。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/55355_49310.html
【追記】ニコ動でフランス映画「赤い風船」を見た。こちらは風船が少年を後追いする。思った以上にしっかりした大きな赤い風船🎈だった。こちらもその後はどうなったか気になる💦
読了日:06月24日 著者:新美 南吉
暑くない夏(青空文庫)の感想
暑くない夏……いいじゃないか!と一瞬思ってしまうのですが、きっと一番人生で輝かしい時期なのに季節の移り変わりを感じることなく同じ場所で過ごさねばならないとは……。自分が体感したような気分になる。山川方夫はこういう短い話が本当にうまいなぁと思う。青空文庫で→https://www.aozora.gr.jp/cards/001801/files/59969_73691.html
読了日:06月24日 著者:山川 方夫
橋の感想
高田敏子さんの『橋』という詩を思い出した。
https://youtu.be/BdPcygbY8pc
青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/58364_75317.html
読了日:06月26日 著者:岡本かの子
怪物と飯を食ふ話の感想
怪物とはなんぞや?と思ったら(ネタバレ対応にしておきますが)巨漢力士のことでした😅 一般人にしたらたしかに怪物くんになるのかも。なかなか細やかな気配りの出来るお相撲さんでした。詳細ページは青空文庫でしたが、えあ草紙で読みました
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/51134.html
読了日:06月26日 著者:岡本一平
戦前のこわい話〈増補版〉: 怪奇実話集 (河出文庫)の感想
こわい話をユーレイ話だと勘違いしていた😓 「事実は小説より奇なり」の物語。まぁどこまでが真実かはあやしいですが、猟奇的というよりタイヘンなヘンタイさんにしか思えない人たちが……!😱😱😱
増補された山之口貘さんの「無銭宿」はオバケの話としたら3行で終わるんじゃないかって話で、期待していた内容ではなかった。
読了日:06月26日 著者:
氷れる花嫁の感想
ネタバレ上等!のあらすじ小説? 不思議箇条書き小説? あとから番号を入れ替えてまた書き直そうと考えていたとか? 不思議な読み物ではあるけれど、最後はなんだかせつない🥲
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000020/files/46404_29559.html
読了日:06月26日 著者:渡辺 温
白いシヤツの群の感想
シャツがシヤツとなっているのでちょっと戸惑いましたが、悪いことは出来ないものですねぇ。白いシャツはオシャレでありますが、あるべきものがないのは恐ろしいです。最初、タイトルを見てパ○ウェーブを連想してしまいました(• ▽ •;) えあ草紙で→
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/47997.html
読了日:06月27日 著者:田中 貢太郎
AIの遺電子(1)(少年チャンピオン・コミックス)の感想
アニメ化されるというので読んでみた。1話完結を意識して描かれているのか読みやすい。こういう時代が来るのかなぁ。
読了日:06月27日 著者:山田 胡瓜
諦めている子供たちの感想
なんと悲観的なタイトルと思ったが新潟人の気質やら風土についての話。「新潟には男の子と杉の木は育たない」は初めて聞いたが、大陸から吹きつける冷たい風に杉の木が成長を阻まれるように、長男を大切にするあまり、母親や姉妹にチヤホヤと小さい頃から甘やかされて育つため、自立心が欠けてしまうというような意味らしい。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45733_24337.html
読了日:06月28日 著者:坂口 安吾
ツクツク法師の感想
「よし分かった君はつくつく法師である」池田澄子さんの俳句のように、喪黒福造さんみたいにお坊さんにドーン!とする、ちょっと違うパターンで読んでみたいかも、と思ってしまった。「金庫番だよ」と言われたら樫の木は大人しくしていたのか? 強欲なのはいけない。ツクツクボウシが鳴くにはまだ早いですが、悪行がバレて泣いているクソ坊主は一年中いるなぁ。落語になっても違和感がないような話。青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/46730_27698.html
読了日:06月28日 著者:夢野 久作
諦らめアネゴの感想
「ナサケないことになったネエ」こういう台詞は山田五十鈴さんとか太地喜和子さんとか加賀まりこさんとかに言ってもらいたい😍
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45884_32911.html
読了日:06月28日 著者:坂口 安吾
後宮の宝石案内人 (実業之日本社文庫)の感想
作者の名前が綺麗だったのと宝石の話を読みたかったので。表紙はそこそこ綺麗で期待したのだけれど、内容は正直あんまり……もう少し編集さんに頑張って欲しかったような。漫画やアニメを小説風にしました、みたいなキャラの口調や地の文が私にはダメだった。続編がありそうな終わり方だったけど、申し訳ないがここでサヨナラだ。宝石や浄化方法についても目新しい話はなかった。やはり中学生あたりが対象年齢なのかも。
読了日:06月29日 著者:蒼山 螢
アナログ (集英社文庫)の感想
恋愛小説を書きたいと言っていたような気がするがコレだったのかなと。週刊誌に連載していた時事ネタについての毒舌を思い出した。また主人公の母親は失くなられたサキさんを連想してしまった。そんなにタケちゃんの小説を読んでいるわけではないけれど、これはなんか男の夢とロマン的なもの、自分の好きなものを詰め込んだ、商業小説というよりうまい同人作品を読んでいるような感覚に近いかも。嫌いではないけれど、タケちゃんも年をとったんだなぁ、というか老いた人が夢見る童話のイメージだった。キラいではないけれど。映画観たいな。
読了日:06月29日 著者:ビートたけし
現代奇譚集 エニグマをひらいての感想
こちらで4話分を試し読み。ジワジワゾワゾワ来る感じ。
https://note.com/sus9_s/n/n6f6269b5bcf8
読了日:06月30日 著者:鈴木捧
眠れない夜にみる夢はの感想
下記サイトで全文公開された「明日世界は終わらない」のみ。なんともせつない三角関係。まだ若いからこのせつなさもキラキラしているように思えるのかなぁ。もっと年を重ねていたら、アラフォーだったらどこか醒めた、ビジネスみたいな付き合いになるのかも。文庫になったら買いたい😅
http://www.webmysteries.jp/archives/32659086.html?ref=category272547_article_footer1_slider&id=8001360
読了日:06月30日 著者:深沢 仁
読書メーター
先月に引き続き青空文庫のお世話になりました〜話自体は短いものがほとんど。また試し読みもたくさん利用させてもらいました😅 コチラの方が他の方の感想なども読めて見やすいかも。
★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/718307/summary/monthly/2023/6
6月の読書メーター
読んだ本の数:83
読んだページ数:8128
ナイス数:3355
![週刊ポスト 2023年 6/16 号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/61SjoyCo2lL._SL120_.jpg)
■江夏✕江川対談∶江夏って生きてたの?!と失礼なことを思ってしまった。伊良部とごっちゃになっていたらしい。江川はいろいろ話しているけれど、やっぱり好きになれない■著書に訊け!∶『焼け野の雉』梶よう子さん。童話「青い鳥」の江戸版とのこと■進化した老人ホーム全国ベスト30リスト∶スゴい〜親じゃなく自分が入りたい…わかる😅■青春の名作エロ漫画∶前田俊夫・ダーティ松本・三条友美・山本直樹・えびはら武司・みやすのんき・遊人・八月薫に『ふたりエッチ』の克・亜樹。連載25年?!■親方未亡人「年寄株売りました」😱
読了日:06月01日 著者:

昨日は世界禁煙デーではなかったか? 昔の話は煙草が出てくるのが多くて煙モクモクので会議室やパチ屋を知っているのでなんだか懐かしい。チョコレートは恋人と食べると美味しさが何倍にもなるらしいよ🥰って主人公に教えてもどうにもならないよなぁ……なんてことを考えた。イヤ全くそんな話ではないのだが、気持ちを落ち着かせるモノって大事😅 ひとり芝居でみたい、いろんな人の朗読で聴いてみたい、そんな話でワタシはスキ🥸
読了日:06月01日 著者:山川 方夫

■暴露本∶やはり北公次のアレが当時も今もショーゲキだわ。長門裕之のは名前を出された池内淳子さんがとても怒っていたのを覚えている。暴露本ターゲットにふさわしいのはある種の神秘性。『会いに行けるアイドル」をコンセプトにする彼女たちには、暴露本は似合わないのだ。』と締められていたが、確かに…出ても読む気にもならない■月刊小説マガジン∶初めて存在を知った!1977年3月創刊。A5サイズより小さいレア判型。少年マガジンとは無関係。最終号(わずか6ヶ月)にはタモリと高田みづえちゃんの2ショット。読んでみたい!
読了日:06月01日 著者:

私が読んだのはコチラだけれど多分内容は変わらないはず😅
https://www.grimmstories.com/ja/grimm_dowa/12_ren_xiongdi
こちらは9人の兄と妹のロシアの昔話。
http://hukumusume.com/douwa/pc/world/03/28.htm
昔話って兄妹が多い。姉が何人もいて弟1人とかはないのだろうか?
読了日:06月01日 著者:グリム ヴィルヘルム・カール,グリム ヤーコプ・ルードヴィッヒ・カール

黒猫不吉説! 令息、令嬢はよく見るけど令弟(令姉も)表現を読んだのは初めてかも? 江戸時代には黒猫を飼うと労咳(結核)が治るという迷信のほか、恋わずらいにも効き目があると言われていたらしい。フィンランドでは、死後の世界へ旅する魂に猫がお供すると信じられていたそう。猫が嫌いな人には…😓 黒猫パッケージの紅茶→【尾道紅茶】
https://tabiiro.jp/otoriyose/s/311338-onomichi-eemonya/423695/
読了日:06月02日 著者:田中 貢太郎

異世界モノ? 期間限定1巻無料だったので読んでみた。男性が苦手な女子高生・琉花(ルカ)が迷い込んだのは異世界へ迷女が男を奴隷として支配する世界(・o・;) ルカの前世が絡んでいるのはもはやお約束な展開で…女子高生には刺激が強い上半身ハダカのイケメン双子との旅でもいろんなトラブルが……というお話(笑)
読了日:06月02日 著者:さちみりほ

マグノリアの木というと木蓮を思い浮かべたのだけれど、この話ではコブシの花の方があっている?諒安は霧のかかった険しい山谷を歩いているやっと平らな所にたどり着いたとき霧が晴れた。なんとなく砂漠を歩いて悪魔の誘惑に打ち勝った的な話を思い出すような。多分、宗教的な童話なんだろうけど、わかりにくい。「ひかりの素足」も読みにくくて断念した後、いろんな人の感想を読んでそういう話なのか~と思ったくらい、賢治の話は私には難しく謎だ。
読了日:06月03日 著者:宮沢 賢治

「熊さん」を動物のくまさんだと思っていた😅 笛を作るのも吹くのも上手で山の向こう側に極楽があると思っている。ある時、冬の山で旅人に出会い、自分も旅に出てしまう。極楽のような場所は春? この場所で待っていたら春はやってきたのに。熊だから春が待ち遠しくて我慢できなかったのか? 都会に憧れて村を出てもふるさとはずっとここにあるよ、疲れたら戻っておいで…な話?🤔 青空文庫でhttps://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/52630_71293.html
読了日:06月03日 著者:小川 未明

なんだかとても哀れに思いました。DTだからというのではなく、身体を悪くして世間からも隔絶されているような……女の変わり身のはやさというか立ち回り方がコワい。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/61139_77097.html
読了日:06月04日 著者:夢野 久作

「お星さま」もあるがこちらは違う話。星をお父さんやお母さんたちに例えて話している。おじいさん星、おばあさん星も。青空文庫で。
読了日:06月04日 著者:小川未明

片男波部屋ってあったよなぁ、と思ったので(笑)
内容は大相撲とは全く関係ない男女のもつれというか、よその奥さんを好きになってしまってさぁ大変!みたいな話。読み慣れない文章で浪曲でやったら盛り上がるかも…と思った。青空文庫で。
読了日:06月04日 著者:小栗風葉

ただ美しい墨の色を愛でるのではなく、微妙な色の差はどこから来るのか、科学的分析は可能なのか?そんなN氏との話。硯を集めている人がいるのは聞いたことがあるけれど、墨マニアもやはりいるのか。今書かれた話と言われても通じるかも。あまり研究だ、実験だと堅苦しい感じはなく、蒐集家のこだわりなども面白かった。青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/card57867.html
読了日:06月06日 著者:中谷 宇吉郎

今の上皇さまが誕生された日、兄からお説教されていたが提灯行列により解放された話…でいいのか?(笑) 兄上、結構涙もろい? 皇太子さまお生まれになった、とかいう歌もあったはず。
http://gunka.sakura.ne.jp/uta/kotaishi.htm
時代的にもものすごい喜ばしいことだったのがわかる。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/273_20007.html
読了日:06月06日 著者:太宰 治

無料だったので1巻だけ読んでみた。養父母に現代の吉原に売られた……このテの話って結構あるネタな気はするけど、まだ酷い情況ではなく(水揚げもまだ)少女漫画の延長みたいな感じ。
読了日:06月06日 著者:宇月 あい

「何時まで経つてもちつとも開けて行かない、海岸から遠い傾いた町」に暮らす少年と兄と父親。酒浸りの父親に小さな子どもたちから「馬」と蔑まれる兄。最後がやるせない……父親には酒が命の水なのだ、と思ったのだろうか。朗読動画の後に青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/45078_42006.html
読了日:06月06日 著者:新美 南吉

無料だったので読んでみた。スケボーの漫画だったのか。子どもたちにまざってレッスンを受ける、イヤー、運動神経ゼロな私には最初からやろうとは思わないので、そのやってみよう!!と踏み出した勇気がスゴいと思う。6巻で完結しているらしい。
読了日:06月06日 著者:マキヒロチ

タイトルと表紙買い。最初の「遭難者」を読んであらら、タイムトラベル短編集だったのね!と😅 佐々木譲さんは警察小説を書く人というイメージだったので意外な感じ。表題作は昔話のよう。「傷心列車」は浅田次郎さんっぽい? ラジオドラマで聴きたい。「地下廃駅」は子どもだから仕方ないなんて言えない裏切りだと思う。「錬金術師の卵」はここで会ったが100年目!ではなく500年目?!「追奏ホテル」は男がバカとしか思えない。
【著書インタビュー】
https://honsuki.jp/pickup/37792/
読了日:06月07日 著者:佐々木譲

昭和町風土伝承館・杉浦醫院の記事を読んだ。大正時代に配布されたという小冊子があることを知る。You Tubeで視聴(詳細ページ)。キモチワルイ虫の画像はなくてよかった。地方病でとてもお腹が膨れるらしい。こちらのブログに小冊子が載っていた→
https://kaz794889.exblog.jp/14119453/
【昭和町風土伝承館・杉浦醫院】
https://www.yamanashi-kankou.jp/fc/location/16/16032.html
読了日:06月07日 著者:山梨地方病研究部

日曜日、家の手伝いも勉強もしたくない美智子は母親とお出かけしたいのです! 買いたいものがたくさんあるから。なんだかほほえましい日曜日の朝の出来事。語り手は兄さん。日記に「兄さんが居ないと……清々していゝ……。」なんて書かれたらムカつくよねぇ(笑)
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/52901_42892.html
読了日:06月07日 著者:牧野 信一

昨日は七十二候の「蟷螂生ず」。カマキリが出てくる短そうな話を探して読んでみた。貧富の差が大きく学校に通える子、通えても遠足などの行事には参加出来ない子もいた時代。ヒキガエルに食べられそうになっていたカマキリの話を父から聞いた少年。本当の強さ、やさしさ、友情ってなんだ?と青臭く考えてしまった。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51580_61594.html
読了日:06月08日 著者:小川 未明

ギャグ漫画です。近藤さんにホレてる土方さんが素晴らしいです😍 井上源さんが若い! 他の漫画ではわりと年配者に描かれているのに。最初、沖田さんかと思った😅 近藤さんのドクロ胴着は見せてもらったことがある……ような気がする。
読了日:06月08日 著者:大羽 快

亡くなった妻への想い出が風景や品物などとあわせて語られる。飛行機雲・財布・花・南瓜・写真・手帳・きもの・日和下駄・手・眼・耳・智慧・読書・勘・こころ・ある朝・けはい・椅子・霜の宿・門。どの話もよかったけれどせつない。「形見」というと良寛さんの『形見とて何か残さん春は花山ほととぎす秋はもみぢ葉』を思い出す。
読了日:06月08日 著者:原民喜

■昭和都市伝説「不幸の手紙」全真相∶ドラえもんにも「不幸の手紙同好会」という回があったのは知らない■ゾディアック事件∶複雑な暗号の手紙、全くわからない😱■DVDで見られる未解決事件映画傑作10選択∶最近では『罪の声』■馬賊として生きた日本人∶馬賊と交渉したこともあるというさだまさしさんの祖母を思い出した■喜び組と北朝鮮美女軍団∶今見るとそれほど美人ではないような…?■加藤和彦の奇跡∶帰ってきたヨッパライやイムジン河が懐かしい■裏横浜を歩く2023年∶京急沿線・日の出町と黄金町、南太田周辺。コレも横浜か
読了日:06月09日 著者:

なんとなくアイヌの風習に対して蔑んでいるように感じられる書き方が…。いくつか例があげられているが、石川県の富来トギ湾の漁師の屍体について。遭難からかなりの日数が経過した場合、丸裸・褌一つがほとんどで持物で誰かはわからない。その場合「親は子と思う屍体を、姉は弟と信ずる屍体を、妻は夫と考える屍体を、ともに自分の舌で舐めるのである。それがもし血縁あり姻縁あるものならば、舌が屍体に引ッ附くので、それを証拠としてそれぞれ屍体を引取るのだと、同地出身の文士加能作次郎から聴いたことがある。」マヂかッ(ー_ー)!!
読了日:06月09日 著者:中山 太郎

この記事を見つけた後で読む。
https://tezukaosamu.net/jp/anime/18.html
『葬儀屋にしまつ民俗異聞 鬼のとむらい』にも胎児の埋葬について同じようなことが書いてあったような……まぁ安達ケ原を元にしたらどれもこういう考察になるのだと思う。前の『屍体と民俗』より短くサッパリ?している。こういう話になれてしまったのか目新しさはなかった。こちらでもアイヌについては……😓な感じ。
読了日:06月09日 著者:中山太郎

湖面に顔を近づけ過ぎて腹減りの老鱒に鼻をかじられた……って話でしょうかねぇ……母親も子ども(8才)がそんなに身体を乗り出していたら危ないからと注意をするべきなのなのでは? 笑い話ではないと思うけど。青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000163/card47138.html
読了日:06月09日 著者:若松 賤子

『夜の安らぎ』のみこちらで読了。 http://www.webmysteries.jp/archives/32434955.html?ref=category272547_article_footer3_slider&id=8001360
読了日:06月09日 著者:久永 実木彦

主観的、客観的な死に対する考え方、また死後の弔い方法など。お棺に入ったあともいろいろ大変? 地方によりそれぞれ違う風習がある。土葬に火葬、水葬、風葬のようなものにミイラまで。
「死後の自己に於ける客観的の観察はそれからそれといろいろ考えて見ても、どうもこれなら具合のいいという死にようもないので、なろう事なら星にでもなって見たいと思うようになる。」1年中、程度の差はあれこんなことを考えてずっと過ごしている
かと思うとせつない。青空文庫で。
読了日:06月10日 著者:正岡 子規

おなじ6月19日生まれと酒を飲んで楽しかった〜!みたいな(笑) 出身地や時間、血液型も同じ人っているんだろうか? 自分と同じ誕生日の人と会ったことはないし同じ名前の人も1人しか会ったことがない。単に交友関係が狭いというだけかもしれないが。花個紋というサイトで遊んでみた結果→https://www.hanakomon.jp/calendar/day/619/
読了日:06月10日 著者:太宰 治

バーゲンブックで半額だったので😅
「ベルばら」関係よりも昔読んでいた社会派の作品が懐かしく、そのリストなどが見たかったので。「沈丁花」もよく覚えている。よしながふみさんのベルばら同人誌が読みたいけれど、もう手に入らないだろうな。
読了日:06月10日 著者:

今回はタイトルにもあるようにクチナシが、また表紙に描かれた犬をメインにした物語。おかしな夢をみる、眠れない……とうとう公方さまもそんな状態に😱 御札を配り歩いているあやしげな薬師四郎という人物の存在。今回も大立ち回りが! 大輔がしっかりしてきたし、泰山と竜晴の信頼関係もまた強くなり、付喪神たちにも進展?が。まだまだ油断は出来ない状況。花枝と竜晴に変化はあるのか、次をまた待たねば。どうでもいい追記→「庭先の石のはさまに蜥蝪の尾みえかくれして山梔の咲く」谷崎潤一郎のこの短歌がスキ😍
読了日:06月10日 著者:篠 綾子

エノケンさんもロッパさんも蕎麦ではなくうどんなのか〜! 私も以前は蕎麦の方が好きだったけど、今はうどんかなぁ? ターキーさんのお名前も懐かしく💐 タイトルのお化けの正体はまぁ読んでいただくとして、海原雄山が怒りそうだなと(笑)なんだかうどんが食べたくなってきた!
青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001558/files/52321_46409.html
読了日:06月10日 著者:古川 緑波

タイトルから「南斗最後の将」とか浮かんでしまった(笑)未来と過去を知ることのできる不思議な旅人から「二十歳を過ぎないで死ぬ」と言われた少年。「親より先になんて!」と父親は嘆き、なんとか長生き出来る方法をと懇願する。果たして願いは叶った。原典は中国の晋の時代に書かれた『捜神記』らしいが、知らない。そしてずっとこの父子はあやしげな旅人に騙されているのでは?!とずっと思っていた(。ノω\。) この北斗と南斗の老人ふたりは日本の七福神の福禄寿と寿老人のモデルと言われているとか聞いたような気がする。
読了日:06月10日 著者:田中 貢太郎

以前読んだ時にはモヤモヤする話だなぁと思った。うーん、父親を何らかの形でこの家族から奪ってしまった何者かの贖罪なのか? 祖父もいる場所ならあの世か? 男がくれた無数の金銀の粉は翌朝には汚れた貝がらに変わっていた。海の中、異世界に取り込まれたのか? 母親はキツネか何かに馬鹿されたと言って庭に捨ててしまうが、それは美しく可愛らしい黄色の花に。忘れ形見としての花なのかなぁ。青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51000_51314.html
読了日:06月11日 著者:小川 未明

昨日から七十二侯「腐草為蛍」なので蛍に関する話を読む。一年程前に別れた春子に今夜こそ手紙を書かなければ!と思いつつずっとグダグダとしている光子。懐かしい思い出におセンチになったりこんなことを書いてはいけないのでは?と思ったり。傍から見たらどうでもいいことだけれど本人には大問題。地理的な距離がある今、言葉の選択を間違えると友情が壊れてしまうのではと不安になる。そんな時に母親が買って来た夏蛍。母親も気にしてくれたのかな。光子の純な涙の輝きや前向き思考になった象徴のようなものが蛍の小さな光なのか? 青空文庫で。
読了日:06月12日 著者:牧野 信一

なんだか報われない恋の結末だなぁと思った。恋人を待ち続け、病気になり……宗教系病院だから入院費用などいろいろ配慮してくれると思ったにのそんなことはなく……まぁ本人はそれを知ることはなく安らかな死を迎えるのだが。口先だけの善意はおそろしいものだ。作者本人も若くして病死したようだけれど。今まで読んできたプロレタリア文学のやったるでー!ガンバ!な雰囲気がなく、なんとなく「諦念」という言葉がうかぶ話。
えあ草紙
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/2389.html
読了日:06月12日 著者:若杉 鳥子

祖母の永代供養代の名目だけど、文字通りクソ坊主にお金を棄てたって感じ。
『当時彼女はよく、祖母の銭勘定を嗤(わら)ったり罵ったりしたが、今はその姿を想い出すと眼頭へ涙が滲んで来た。
然し先刻のあの僧侶が、祖母の為に永遠に経を読む等という真ッ赤な嘘を、公然とお互に通してゆく世の中を考えると、彼女は擽(くすぐ)られるような気持ちにもなった。』この擽られるような気持ちはわからない。自嘲とも違うようだし。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000331/files/2613.html
読了日:06月12日 著者:若杉 鳥子

2019年連載がスタートして今は休載中とか(単行本は第5巻まで発売)やっぱりいろいろあるのか?
1985年の東ドイツ、主人公のアナベル・フォードールは神軀兵器(しんたいへいき)と呼ばれる東ドイツ軍の改造兵士。超人的な身体能力を駆使して反体制派のテロリストたちと戦っているが、密かに恋心を抱いているのが日系人の青年ユキロウ・フジサキ。古本屋のふりして実は反体制派のテロリストたちを率いる指導者・フレンダー。もうお互いのスヂはバレている感じ。期間限定無料だったので読んだが、う~ん(^~^;)
読了日:06月12日 著者:宮下 暁

ヘミングウェイに「心が2つある大きな川」ってあったなと思いつつタイトルと表紙買い。185018年マンハッタン。裕福な令嬢がひそかに出産した女の子コーラは、生後すぐに心臓がふたつあると診断された。当時はそういう珍しい特徴を持った身体は高値で売買されていた。彼女は14歳まで男の子として育つ。墓掘りの時には双子の兄“ジェイコブ”としてふるまう。二重人格的な話かと思ったがそうではなかった。コーラが狙われているとわかった後半はバタバタする感じ。解剖場面もあり。恋愛も絡んでくるが翻訳物の読みにくさはなかった。
読了日:06月12日 著者:リディア・ケイン

岡本某の少年時代の思い出。「強敵(ライバル)」と書いて「友(とも)」と読むみたいな、ノスタルジックな世界。しかし知らぬ間に別れは訪れていた🥲
「闇にも歓びあり、光にも悲しみあり、麦藁帽の廂を傾けて、彼方の丘、此方の林を望めば、まじまじと照る日に輝いて眩きばかりの景色。自分は思わず泣いた。」青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000038/files/1411_16038.html
読了日:06月12日 著者:国木田 独歩

最後の「どうも……済みません」に林家三平が脳内に浮かんで出てきてしまった😆 いきなり懐石料理やお茶事などムリムリムリ! でもころ柿(干し柿)は食べてほしかったかも😅 青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/46692_27708.html
読了日:06月13日 著者:夢野 久作

「下司」な食べ物ではなく、下司ヤローが出てくる短い話を探していたのだけれど……衣のアツい茶色い海老天の天丼におでん〜食べたい😄
青空文庫文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001558/files/52324_46421.html
読了日:06月13日 著者:古川 緑波

船乗りのおじいさんは日本に行ったら孫から頼まれた赤い甲冑を買おうと思った。しかしお金が足りす武者人形をかわりに買う。しかし帰りは悪天候になり、武者人形も何もかも海の中に。おみやげとして持ち帰ったのは……。なんだか不思議な小鳥の青い卵の話。鳥には気の毒な気がするが。孫が案外いい子だなと思った。
青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001876/files/57857_62110.html
読了日:06月13日 著者:塚原 健二郎

『仕末妻』のみこちらで。しかし、これはシリアスなの? 純愛物語なの? 武士の意地なの? 強烈な腋臭に悩む大名の娘って…。この設定は何なのだ?!
https://mavo.takekuma.jp/viewer.php?id=416
読了日:06月14日 著者:平田 弘史

漫画。学生時代の男同士の嫉妬は女学生同士より陰湿なのでしょうか……ひょえ~!と時代を感じながら読みましたが、似たようなことって今もある気がする。だけど女性を復讐の道具にするのはどの時代だろうが許せない!ヤメロ💢
https://mavo.takekuma.jp/viewer.php?id=392
(詳細ページと同じ)
読了日:06月14日 著者:上村一夫

カンナは花のカンナかと思って読んだら、カツオブシを削るアレだった……魯山人だものね、ウッカリだったわ😓 ここに出てくる詩人は誰なのだろう? 「畳と女房は新しい方がいい」の素材と道具バージョンみたいな? なんだかオトコ同士の下世話な会話に聞こえてきた。青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/50016_37761.html
読了日:06月14日 著者:北大路 魯山人

姉思いの妹、妹思いの姉、そこに入り込むおじゃま虫男……と思っていたら、えぇッ?! ここで終わるの?!な話。ラストは読み手にお任せかぁ……う~ん、どうするか悩むな(*﹏*;)
読了日:06月14日 著者:山川 方夫

タイトルを見て『いつかふたりになるためのひとりやがてひとりになるためのふたり』という浅井和代さんの短歌を思い出し読むことにする。元映写技師の夫と看護師の妻。ふたりの視点で交互に話が進む。年齢的なこともあり老親の話が出てくる。若い人にはピンと来ない感情かなぁと思いながら読む。『今ごろだからこそ、こんなにあっさりと涙が出てくるのだ。なにもかも遅いからこそ、安心して思い出せることがある。泣いて今日を洗い流すくらいに時間は経った。』(P245)隣に住むおばさん、さすが年の功という気がした。招き猫ナオミ、欲しい😄
読了日:06月14日 著者:桜木 紫乃

「若い主婦が甘い物を買つて、一人あるひは二人さし向ひで食べれば、買食ひをすると見られてゐたのらしい。昔の人は、女性が自分の口にだけ入れるためお金を使ふといふのは非常にだらしがなく無駄づかひのやうに思つてゐた」……そんな時代に生まれなくてよかった😅 最後に「農村の人たちは主食を充分すぎるほど食べてゐるから、三食のほかに甘味を必要としないさうである。また買食ひも、田や畑や竹藪の中ではなかなか用が足りないことも確かである。」とあったが、今はそれもないと思う。ただ買物難民状態の場所は増えている気がする。
読了日:06月15日 著者:片山 広子

ある宿屋の布団はなぜ喋るのか? 「神様の布団」の意味がわかると(´;ω;`) 青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001205/files/46986_47027.html
読了日:06月15日 著者:下村 千秋

表題作→児童養護施設で暮らす小5男子とひとつ年下の親友のひじり。空白が少なくぎっしり話し言葉が詰まっている。閉ざされた小さな社会、大人の狡さを子どもはちゃんとわかっている。息抜きのように出てくるアパートにすむ大学生との交流がいい。ひじりは父親と暮らすことになり施設からいなくなるが、ずっと友情が続くといい。「膨張」のアドレスホッパー、職はあるけど定住しないのか。登場人物もなんだかフワフワというよりどこか淀んで歪んでいる気がしてコワい。栞を挟んだページを読み返したが、どこが気にいったのか、一晩経ったら不明😓
読了日:06月15日 著者:井戸川 射子

転校してきた女の子と少年の話。しっかり者だけにいじめの的に。この出来事をきっかけに仲良くなり、亡き父親がくれといた青いボタンを3個、彼女からもらう。その後、彼女はまた引っ越してしまう。連絡先はわからない。綺麗な青いボタンを欲しがる人は多い。行商人にうまいこと言われてひとつ、またひとつと手渡してしまう。騙されてないか?!と焦るが、ひとつは残っている。ラストの文章が美しく沁み入る。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/53452_50576.html
読了日:06月16日 著者:小川 未明

タイトルからもわかるようにとてもセンチメンタルな汽車の詩。夏の日の昼下り、汽車は黒煙をあげ炎天の東海道を西へ。麦門冬の弟で、与謝野寛に「将来ある詩人」としてその夭折を惜しまれたそうだ。享年21。兄の末吉麦門冬は俳人、ジャーナリストとして多くの随想や論考を発表。南方熊楠、折口信夫らとも交流があり。沖縄の文筆家として知る人ぞ知る…なのかも?
読了日:06月16日 著者:末吉安持

バーゲンブックで見つけて表紙とタイトル買いしたのだが、思っていた内容と違った!2014年千葉県課題図書。主人公のマサは成績もよく野球チームではエースでキャプテンな出来る小5だ。でも誰にもいえない秘密が…それはおねしょをしてしまうこと。小6になったら修学旅行がある。ヤバい、なんとかしないと!といろいろ考えて試行錯誤。姉と両親の描き方側もあるある感……母親は口が軽いな。東京からの転校生のクールさ?や彼なりの悩み、案外親友ポジションになるのか?といろいろ考える。修学旅行の夜に抜け出した連れション場面で終わり😅
読了日:06月16日 著者:長薗 安浩

タイトルが気になりスキマで全巻無料(全30話)だったので最終巻まで読む。そんなにあっさりいろんな物事はうまくいかないよ~と思いつつ、1話完結・話の展開上、不倫やら死別やらあるけどまぁハッピーエンドに落ち着くので安心感はあるかも。最後もキレイにまとまった感じ。ただドレスがキャー😍となるほどのデザイン性はない…😅
『娘を盗りに来し若輩へビール注ぐ』(加藤喜代人)
https://www.sukima.me/book/title/BT0000369326/
読了日:06月16日 著者:横谷 順子

「西の魔女が死んだ」がう~ん、あんまり……だったので、多分自分には合わないと思っていたが、もしかしたら好きなテイストかもしれないと僅かな期待を込めて読んだが、やっぱり合わなかった😓 最初、主人公の言う友だちのサラはイマジナリーフレンドか?と思ったけれど、なんか違うような……?で、読み終わったあともう~ん……じゃあ小・中の多感な時期に読んだら納得出来たかというとそれもう~ん……もうちょい現実味があるか、もっとメルヘンに振り切れていたら好きになったかもしれない。不登校のコが逃げられる場所はあって欲しいが。
読了日:06月17日 著者:七月 隆文

美男美女のカップルかぁ…という漫画。滝口宵ちゃんは、容姿端麗でカッコいい😍ので「王子」と呼ばれる女子。女子校かと思ったら共学で(男子からは女子的魅力はないらしい)そこに同じく「王子」と呼ばれる一つ上の市村琥珀登場。保健室の場面はどうかと思うが、若い子はときめくのか?! 付き合いはじめてどうなるのか、琥珀を狙うまわりのやっかみは凄いだろうな。絵がキレイなんだけど、う~ん、続きを読みたいかはビミョーかな。
読了日:06月18日 著者:やまもり 三香

「僕は…」の書き出しでみんな芥川になれるような気がする。ただ同じように自分をさらけ出せるかどうかは別だろうな。青空文庫→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/2368_13456.html
読了日:06月19日 著者:芥川 竜之介

noteで連載されていた分だけ😅 表紙を見るとなんかイメージが違うなぁって思った。
https://note.com/monvoyage/m/m24342d2bac23
読了日:06月20日 著者:ドリアン助川

大体予想通りの内容。絶対誰かに見つかって、あっという間に噂になりそうなんだけどなぁ。娘の友達の家庭もなんだか…ですね。 コレが母親と「息子の友達」だとカストリ雑誌的な安っぽさを感じてしまうのはだいぶいろんなところがマヒしているのだろーか?😓 マガポケで無料公開2巻分まで。
読了日:06月20日 著者:萩原あさ美

新聞広告で見てタイトル買い。全面改稿されたそうで、改稿の必要性についての作者コメントなども解説にある。そのひとつに昭和20年代前半の雰囲気があったのだが、改稿してコレなのかと…私が鈍いのかあまり戦後のイメージが感じられなかった。昔ながらの探偵小説っぽさはあるなとは思ったけど。犯人はコイツだな、と思ってもそれをどう実行したのかまでは全く頭が働かず、謎解きをされてもそんなにうまいこといくか?と思ってしまったり。私立探偵の兄妹は前に事件を解決しているとあったけど、ちょっとキャラが弱いような気がした。
読了日:06月20日 著者:大山誠一郎

茂吉は猫はあんまり好きじゃないんだなぁと思った。イメージ的に犬と一緒にいるのが似合う気がするが。
自嘲というか自虐的なまとめの文章🥸
「猫はおなじ畜生でも犬とは大にその趣を異にしてゐる。家の外に於て猫に犬の十分一も愛想よくさせるのは並大抵のことではない。さうおもふと私は畜生ならば犬的でなくて猫的である。而してこの聯想はいつも私をして憂鬱ならしめ、猫をしていやな動物として印象せしめる。(昭和十五年十月)」
読了日:06月21日 著者:斎藤茂吉

そうだ、京都に行こう!みたいな犀星の京都観光案内?(笑) ラジオにも出演した時の話もあった。
こちらの記事を読んで興味を持ったので→note
https://note.com/honno_hitotoki/n/n53729f1a7564
読了日:06月22日 著者:室生犀星

表紙買い(笑) 女性パワーの強い作品。これはタイトルからもわかるけれど、男たちが頼りないというか情けないというか……。痴漢事件から広がっていく物語。真相が明らかになっていくのと同時に思い込みやら無責任なSNS発見が恐ろしくなってくる。登場する痴漢をして逃げた結果死亡した男の家族、妻が妊娠中に痴漢をした男の家族、痴漢被害にあった女子高生の家族……親が知らない子どもの一面もあるし、最後もあぁまだ終わらないのか、と。しかし週刊誌の記者ってなんなんだろうなぁ。ジャーナリストです、って言えばなんでもOKなのか?
読了日:06月22日 著者:水生 大海

期間限定無料で6巻まで。主人公のゆりかがバカ過ぎて……(ー_ー゛)
https://dokusho-ojikan.jp/series_list/series_id=132293?book_id=1841394
読了日:06月22日 著者:宮崎摩耶,山崎智史

エッセイだけ読んでいたので未読の小説を読み終わった。「鉄道員」は観ていないけれど小説で読むとなんだか違和感が。バンバン宣伝されて目にしていた高倉健さんのイメージとは私には重ならず、なんだかなぁとなってしまった。渡辺淳一さんの「四月の風見鶏」医師の世界の闇の部分…結構正直にいろいろ書かれているなと思った。一番好きなのは河﨑秋子さんの「頸、冷える」。人間の身勝手さが野生動物の生態系を壊していく。共生していた時代もあったはず。一度壊れたらなかなか元には戻らない。人間の心も同じかもしれないが。
読了日:06月23日 著者:浅田 次郎,太田 和彦,河﨑 秋子,北大路 公子,桜木 紫乃,堂場 瞬一,馳 星周,原田 マハ,渡辺 淳一,集英社文庫編集部

「たくらみに満ちた連作小説集」ってあったけれど、たくらみというのとは違うような? 全体的にう~ん、何かが足りない……こういうのが女の本質なんですよ、男性の皆さん!的なことを書きたいの?と思ってしまった。最後の結婚式の話、ものすごくイヤだなぁ、と思った。結婚相手をバカにしているようで不愉快。「自分の作品」に必要なパーツとしての男みたいで。文章もうまいというよりきれいに書いてある感じ。タイトルが気にいって買ったんだけど(表紙は好きじゃない)タイトルと内容も私にはピンと来なかった。好きな人には申し訳ない。
読了日:06月23日 著者:松井 玲奈

専門学校時代に授業で使っていたのだけれど、中山市朗さんのブログにあった動画を見て(なんであそこまでやる?!)思い出したので😅登録。ロールシャッハの図版も持ってるけど褪色しているからますます信憑性が…😓
http://blog.livedoor.jp/kaidanyawa/archives/55108193.html?jprank=2&cat=42
読了日:06月24日 著者:C.コッホ

全部カタカナで読みにくさはあるけれど、一途な?テフテフのお話。書かれていない先の出来事を気にしてしまうのはオトナだからかなぁ。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/55355_49310.html
【追記】ニコ動でフランス映画「赤い風船」を見た。こちらは風船が少年を後追いする。思った以上にしっかりした大きな赤い風船🎈だった。こちらもその後はどうなったか気になる💦
読了日:06月24日 著者:新美 南吉

暑くない夏……いいじゃないか!と一瞬思ってしまうのですが、きっと一番人生で輝かしい時期なのに季節の移り変わりを感じることなく同じ場所で過ごさねばならないとは……。自分が体感したような気分になる。山川方夫はこういう短い話が本当にうまいなぁと思う。青空文庫で→https://www.aozora.gr.jp/cards/001801/files/59969_73691.html
読了日:06月24日 著者:山川 方夫

高田敏子さんの『橋』という詩を思い出した。
https://youtu.be/BdPcygbY8pc
青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/58364_75317.html
読了日:06月26日 著者:岡本かの子

怪物とはなんぞや?と思ったら(ネタバレ対応にしておきますが)巨漢力士のことでした😅 一般人にしたらたしかに怪物くんになるのかも。なかなか細やかな気配りの出来るお相撲さんでした。詳細ページは青空文庫でしたが、えあ草紙で読みました
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/51134.html
読了日:06月26日 著者:岡本一平

こわい話をユーレイ話だと勘違いしていた😓 「事実は小説より奇なり」の物語。まぁどこまでが真実かはあやしいですが、猟奇的というよりタイヘンなヘンタイさんにしか思えない人たちが……!😱😱😱
増補された山之口貘さんの「無銭宿」はオバケの話としたら3行で終わるんじゃないかって話で、期待していた内容ではなかった。
読了日:06月26日 著者:

ネタバレ上等!のあらすじ小説? 不思議箇条書き小説? あとから番号を入れ替えてまた書き直そうと考えていたとか? 不思議な読み物ではあるけれど、最後はなんだかせつない🥲
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000020/files/46404_29559.html
読了日:06月26日 著者:渡辺 温

シャツがシヤツとなっているのでちょっと戸惑いましたが、悪いことは出来ないものですねぇ。白いシャツはオシャレでありますが、あるべきものがないのは恐ろしいです。最初、タイトルを見てパ○ウェーブを連想してしまいました(• ▽ •;) えあ草紙で→
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/47997.html
読了日:06月27日 著者:田中 貢太郎

アニメ化されるというので読んでみた。1話完結を意識して描かれているのか読みやすい。こういう時代が来るのかなぁ。
読了日:06月27日 著者:山田 胡瓜

なんと悲観的なタイトルと思ったが新潟人の気質やら風土についての話。「新潟には男の子と杉の木は育たない」は初めて聞いたが、大陸から吹きつける冷たい風に杉の木が成長を阻まれるように、長男を大切にするあまり、母親や姉妹にチヤホヤと小さい頃から甘やかされて育つため、自立心が欠けてしまうというような意味らしい。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45733_24337.html
読了日:06月28日 著者:坂口 安吾

「よし分かった君はつくつく法師である」池田澄子さんの俳句のように、喪黒福造さんみたいにお坊さんにドーン!とする、ちょっと違うパターンで読んでみたいかも、と思ってしまった。「金庫番だよ」と言われたら樫の木は大人しくしていたのか? 強欲なのはいけない。ツクツクボウシが鳴くにはまだ早いですが、悪行がバレて泣いているクソ坊主は一年中いるなぁ。落語になっても違和感がないような話。青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/46730_27698.html
読了日:06月28日 著者:夢野 久作

「ナサケないことになったネエ」こういう台詞は山田五十鈴さんとか太地喜和子さんとか加賀まりこさんとかに言ってもらいたい😍
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45884_32911.html
読了日:06月28日 著者:坂口 安吾

作者の名前が綺麗だったのと宝石の話を読みたかったので。表紙はそこそこ綺麗で期待したのだけれど、内容は正直あんまり……もう少し編集さんに頑張って欲しかったような。漫画やアニメを小説風にしました、みたいなキャラの口調や地の文が私にはダメだった。続編がありそうな終わり方だったけど、申し訳ないがここでサヨナラだ。宝石や浄化方法についても目新しい話はなかった。やはり中学生あたりが対象年齢なのかも。
読了日:06月29日 著者:蒼山 螢

恋愛小説を書きたいと言っていたような気がするがコレだったのかなと。週刊誌に連載していた時事ネタについての毒舌を思い出した。また主人公の母親は失くなられたサキさんを連想してしまった。そんなにタケちゃんの小説を読んでいるわけではないけれど、これはなんか男の夢とロマン的なもの、自分の好きなものを詰め込んだ、商業小説というよりうまい同人作品を読んでいるような感覚に近いかも。嫌いではないけれど、タケちゃんも年をとったんだなぁ、というか老いた人が夢見る童話のイメージだった。キラいではないけれど。映画観たいな。
読了日:06月29日 著者:ビートたけし

こちらで4話分を試し読み。ジワジワゾワゾワ来る感じ。
https://note.com/sus9_s/n/n6f6269b5bcf8
読了日:06月30日 著者:鈴木捧

下記サイトで全文公開された「明日世界は終わらない」のみ。なんともせつない三角関係。まだ若いからこのせつなさもキラキラしているように思えるのかなぁ。もっと年を重ねていたら、アラフォーだったらどこか醒めた、ビジネスみたいな付き合いになるのかも。文庫になったら買いたい😅
http://www.webmysteries.jp/archives/32659086.html?ref=category272547_article_footer1_slider&id=8001360
読了日:06月30日 著者:深沢 仁
読書メーター
2023年06月03日
暑劇雲便りNo.2∶5月の本棚 〜 2023.5 〜
こんにちは🐥 雨が上がり少しずつ晴れてきました。皆さまのお住まい近辺はいかがでしょうか?
さてさて…先月は青空文庫を利用した回数が多いので(ほとんど短い話)読んだ本の冊数がムダに増えてしまいました。誤字脱字などもありましたが、そこは生ぬるくスルーして下さい🙏
コチラのほうが見やすいです🥸→ https://bookmeter.com/users/718307/summary/monthly/2023/5
5月の読書メーター
読んだ本の数:88
読んだページ数:8225
ナイス数:3867
咲 Saki (1) (ヤングガンガンコミックス)の感想
こちらの木の巨大麻雀牌を見て、アニメ面白かったなぁ、と懐かしくなり読む!https://furutani-seizaisyo.com/majan/
ルールは未だにわからないけれど、百合っぽさがまたよくて(笑)なんか読んでしまう、見てしまう。実写化はよくやったよなぁ…と写真だけ見た段階で思った。
読了日:05月01日 著者:小林 立
金をつなぐ 北鎌倉七福堂 (集英社オレンジ文庫)の感想
金継ぎの話と期待していたのだけれど……登場人物のキャラ設定がみんなワケあり過ぎじゃない? 続きがありそうな終わり方だったので、もう少し小出しにみんなのバックボーンを語った方がよかったのでは? 主人公は和菓子職人の眞白なんだろうけど金継ぎ職の夏樹にも思える。幼なじみのふたりの仲はどうなるんだ? 詰め込み感があったのが残念。北鎌倉というとさだまさしさんの「縁切り寺」が浮かんでしまうけれど、ご当地小説としたら場所の説明がいかにも説明っぽいのでもうひと工夫欲しいかも。
読了日:05月01日 著者:山本 瑤,ゆいあい
みどりの日の感想
明日の「みどりの日」が待ちきれず?記念日にショートショート作品を読み返しています。みどりを大切に😆
読了日:05月03日 著者:進十九
No.5「10年後の約束」(#記念日にショートショートを,2018年5月4日(金)みどりの日) *No.6「幸福な三つ葉のクローバー」が後編です。の感想
初恋が叶うって王道でステキ🍀
読了日:05月03日 著者:しおね ゆこ
大江戸火龍改 (講談社文庫)の感想
夢枕獏さんのブログで見て表紙とタイトルが気にいったので。江戸時代、凶悪犯を取り締まる火附盗賊改の裏組織が存在した。専ら人外のものを狩り鎮めるその名は、火龍改。妖退治屋をなりわいとする麗しき謎の男・遊斎と飴売りの土平、平賀源内などが事件を解決する。短編の「遊斎の語」「手鬼眼童」「首無し幽霊」少し長めの「桜怪談」。釣りの話などはやはりご本人が好きだから? あとがきを読むと新キャラはかなりお気に入りのようなので、シリーズになるのかな? 出てくる子どもたちも無邪気でカワイイ。なかなか面白く読めた。
読了日:05月03日 著者:夢枕 獏
銀河英雄伝説 26 (ヤングジャンプコミックス)の感想
オベさまのお誕生日にようやく買えた最新刊。ユリアンとヤンさんの語らい。ふたりのパジャマ姿はカワイイのだけれど、その分あとの反動が……😢 ルッツが鼻を伸ばしたチャラ野郎になってしまってコチラも違う意味で悲しい😭 物語がどんどん進んでいって終わりの始り感が強い。しかしもう26巻か!
読了日:05月05日 著者:藤崎 竜
初恋写真 (角川文庫)の感想
『初恋料理教室』が好きだったのでその流れ的な話かと思い、表紙も気にいったので。しかし、う~んだった。私は大学生になったことがないのでわからないけど大学生ってこんな感じなの? カメラ、写真がメインの恋愛物語かと思ったけれどそうでもなくて。なんで法学部の学生?と思ったらメインの女の子の過去の出来事との関連づけのためか。しかし高校時代、無理矢理カラダの関係をもたされ、中退、トラウマになる経験をしたのになぁ、という展開ではある。好きな人が出来るのはいい、でもその後にすぐそうなる?!とやっぱり疑問。母親も謎だ。
読了日:05月05日 著者:藤野 恵美
BKBショートショート小説集 電話をしてるふり (文春文庫)の感想
面白いと言えば面白いのだけれど、活字で読むよりも喋りで聞いた方がより楽しく面白いんじゃないかという気がする。
読了日:05月06日 著者:バイク川崎バイク
貝の火の感想
子ウサギのホモイはお父さんとお母さんの三人家族。ある日ホモイは川に流されたひばりのひなを発見し助ける。そして間鳥の王から宝珠・貝の火を贈られることに。ホモイが貝の火(玉)を手に入れた事を知ったまわりの動物たちは瞬く間に媚び諂いはじめる。ホモイはキツネにたぶらかされ弱い者いじめをするように。そんなことをしていたら貝の火の美しい炎は見えなくなるはずなのにそうはならない。じゃあ平気だな、という感覚でどんどん増長していく。でもやっぱりしっぺ返しは来る。とても教訓的な話だったが、キツネがキツネらしい悪役担当だった。
読了日:05月06日 著者:宮沢 賢治
夏の夜の冒険の感想
冒険というからにはワクワクドキドキハラハラする、でも楽しいものだと思っていたが、そうではなかった。そしてこれが実話というのが一番辛い。その時はきっといいことだと思ったのだろう。しかし結果は……。どこでどうすれば一番よかったのか、いろいろ考えてしまう。
青空文庫でhttps://www.aozora.gr.jp/cards/000221/files/48109_41961.html
読了日:05月06日 著者:平林 初之輔
笑われた子の感想
吉の将来について父親は大阪に修行にやろうと言うと大阪は水が悪いからと母が、百姓をさせればいいと兄は言い、姉は信楽焼の職人にしようと……本人の希望はどこに?って感じ。他人から出来の悪いヤツと笑われるのではなく、夢の中に出てきた面に笑われる……と吉は思い続けていたのだろうか。お面をうまく彫ったことで父親が決めた通り下駄屋として生きることに。裕福ではなくどちらかといえば貧しく……自分の内面と向き合うことなく歳月を無駄にしたような感じもする。面を壊したらスッキリしそうなのにそれもなく、なんだか空虚なラスト。
読了日:05月06日 著者:横光 利一
碧眼 [青空文庫]の感想
どんな商売をしていてもどんなとんでもない男でも約束を果たしたい、そんな気持ちにグッときて花を買えてお墓参りも出来て(いろいろン?と思う場面はあるけど)よかった、よかった、と思ったらまさかの……! あぁ、なんてこった!!
読了日:05月06日 著者:モーリス・ルヴェル
鬼妃 ~「愛してる」は、怖いこと~ (メディアワークス文庫)の感想
カクヨム作品の書籍化。タイトルと表紙買いしたのだけど、だからか〜なんかスムーズさがなくいろんなネタを取り合わせたように感じたのは。ラストはやっぱり…という感じ。これだけの事件だったらもっと世間が騒ぐだろ?というツッコミは置いといて、気になったのは「そう言って一歩部屋へ足を踏み入れると同時に、大きな声を出る。」(P303)という文章。声を出るってナニ?声を出す、ではなくて?あとがきに校正の担当者への謝意もあったので間違いではないのなら、こういう表現があり読み取れない私がダメなのか、教えて下さい〜!
読了日:05月07日 著者:鉈手 璃彩子
雪女の感想
雪女のお話。子どもを10人産んでいたとは! 色白の子どもたちはみんな女の子だったのだろうか? ←気にするところがコレか?!😅 やっぱり人間は秘密を守ることは出来ないのかな。子どもたちと一緒にいなくなるパターンもあったような気もするけど(さすがに10人はいなかったが)。イケメンだから見逃して嫁にまでなったのか、多分巳之吉の方が先に亡くなりそうだけれど、その後はどうするつもりだったのか。お雪がいなくなり子どもだけ残されて、ご近所のオバサンたちにいろいろ言われそうだな、と俗っぽいことばかり考えてしまう😓
読了日:05月07日 著者:田中 貢太郎
遠くで鳴る雷の感想
かみなりさまの話を読みたかったのだが、どちらかというとキュウリがメインのような? 初なりのキュウリは「食べるのではありません。おまえが、釣りにいったり、泳ぎにいったりするから、水神さまにあげるのです。」と、お母さん。
二郎は「水神さまは、きゅうりをたべなさるの?」「きゅうりは、ぶかぶかと流れて、遠い遠い海の方へいってしまうのですよ。それでもおまえの志だけは、水神さまに通るのです……。」
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51091_53358.html
読了日:05月07日 著者:小川 未明
鵺の感想
源頼政の鵺退治の話。短いのですぐ読める。青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000329/files/18342_13251.html
こちらはもう少し詳しい話
https://rekijin.com/?p=21763
読了日:05月07日 著者:楠山 正雄
エロイカより愛をこめて (6) (秋田文庫)の感想
文庫版は発売されたものは全部読んでいるのだけれど、チャールズ国王戴冠式のニュースを見聞きすると、どうしても「レディ・ダイアナは健康美人」「チャールズはうまくやった」……少佐も「アホくさい合言葉だ」と言っていたこの場面を思い出してしまい、探した😅 隣にいるのがダイアナさんだったらなぁ…とやっぱり思わずにはいられなかったし、しんみりもしたが、漫画の面白さはやっぱり別でした🤭 解説は作家の高野史緒さん。
読了日:05月08日 著者:青池 保子
笑う大天使(ミカエル)3 (花とゆめCOMICS)の感想
エロイカに続き、やはりこちらの和音さんのイギリスみやげ、ぶら下がった「チャールズ人形とダイアナ人形」を思い出さずにはいられない😅
この漫画、映画化されましたがどうだったんでしょうか? 川原さんの漫画がまた読みたいです。
読了日:05月08日 著者:川原 泉
オカアサンの感想
母の日が近いので読み返してみた。
【「オカアサン」と鳴く鳥かなし十三夜(上村占魚) 】こちらの俳句を見つけた時に本当にオカアサンと鳴く(そう聞こえる)鳥がいるのか知りたい!と思ったのだが、見つからなかった。自分だけにそう聴こえたってことなのかなぁ…と考えたこともある。しかし、オウムとか九官鳥とか言葉を喋る鳥の過去に思いを馳せた一句の可能性もあるのかなぁ、と再読して思った。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001763/files/55985_55495.html
読了日:05月08日 著者:佐藤 春夫
旧友再会 (講談社文庫)の感想
タイトルは拓郎だったのか。河島英五かと思っていた。自分の年齢にほぼ該当する男たちの短編集。どれもチクチクくる!表題作、それほど親しくなかったはずなのに、懐かしさからの思い出補正ってあるのかな。私は知り合いにあっても声はかけないが🥸 男女の再会ならまた違ったのかも。すでに親がいないことの罪悪感込みの安堵感、わかるのがキツい。「どしゃぶり」は今の部活ってこうなんだと思った。教師の負担もあるしわからなくはないが、これは中学生にとって健全な活動なのか? 仲良しこよし状態になんとも言えない気持ち悪さがあった。
読了日:05月08日 著者:重松 清
暴食のベルセルク~俺だけレベルという概念を突破する~ THE COMIC 1 (ライドコミックス)の感想
あの漫画のスピンオフ的なモノかと思ったら違った😅 スキルの優劣が絶対の世界で「暴食」という腹が減るだけのスキルを持って生まれた少年フェイト。無能と蔑まれ日銭を稼ぐ最底辺の生活を強いられているが、ある日、城に侵入した賊を仕留めたことで《暴食》の真の能力、「殺した相手のスキル、能力を奪い取る」力が発動! 喋る剣とかいろんな王道モノが詰め込まれた感じ。コミカライズだったのね。女の子はもうちょいカワイイ方がいい。服装とかも。2巻まで無料で。
読了日:05月09日 著者:滝乃大祐,一色一凛,fame
ミドリの衝動の感想
「16世紀以前のヨーロッパでは、宴会の席では食欲増進のため、寝室ではぐっすり寝れるようにと、ミントの草を床にばらまく習慣もあったそうです。」という記事を読んだけど、グリーングリーンの部屋に閉じ込めるワケにはいかないだろうな😅 長寿社会です、息子さんの苦労はまだまだ続くかも💦
読了日:05月09日 著者:ヒデキング
渇水 (角川文庫)の感想
初めての作家。すでに鬼籍。私よりひと回りちょっと上。「渇水」は水道料金滞納者のところに出向き、必要なら供給停止する仕事。水は命に関わるから最後まで停められないって聞いたが限度はある。安全な水はタダじゃない。それによる悲劇。「海辺のひかり」は若くして亡くなった母への思いと田舎にある墓の改葬。私の祖母もお風呂に入りたいといってそれから亡くなったと聞いた。電車内の様子なども多分知っている光景。「千年の通夜」は友人の通夜での話。どれも淡々とした印象で若い人にはピンとこない1冊かも。土葬とか見たことないだろうし。
読了日:05月09日 著者:河林 満
消えない月 (角川文庫)の感想
もう最初からなんか気持ち悪い話だった。さくらの世間知らずな感じとか優柔不断そうなところも(自分のことは棚に上げて)キライ、わりとあっさり靡いた相手はストーカーでイメージ的に冬彦さんがうかんだ。さくらと松原の一人称で語られる話。警察の対応も人によりけりだ。【「だから松原さんのは愛じゃないよ」「愛じゃなかったら、何?」和樹は、わたしを見る。「怒り」あの人は弱いんだ。弱いから怒り、子供みたいに駄々をこねつづける。(P259)】そして「運」は松原に味方したらしい。あぁ、なんという悲劇! タイトルが活きた作品。
読了日:05月10日 著者:畑野 智美
お時儀の感想
こちらの記事を読み、再読。
https://note.com/honno_hitotoki/n/nda04c29c76b1
記憶をよみがえらせるものっていろいろある。思い出したくない出来事が再生された時の音ってどんな感じかな、などと考えた。ただ一方的に親しみを感じる、いつも会う人っているよなぁ。通勤中だったり、接客中だったり、散歩中だったり。青空文庫→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/119_15169.html
読了日:05月10日 著者:芥川 竜之介
ガイシューイッショク!(1) (ビッグコミックス)の感想
タイトルがカタカナで意味がわからなかったけど、最後に「鎧袖一触」とその意味も書いてあって、あー、そういう意味なのか!と。内容は焦らしまくりのエロ系だった(笑)イミ→相手に対して刀を抜くまでもなく、鎧の袖を当てただけで倒すほどの圧倒的な力の差を見せつけて圧勝することを表した、日本の故事からうまれた四字熟語。若者よりオッサンが好きそうな漫画に思えたけど、どうなんだろ? エロ漫画先生とか女流官能作家とか、家出人を匿う的なこーゆーシチュがみんな好きなのか?
読了日:05月10日 著者:色白好
恋文の感想
恋文はその相手以外に読ませるものではないと思うが知らぬ間に他人が読んでいる可能性も😅ただの手紙ではない恋文、予期せぬ出来事がたくさん生まれる😆
「恋人は捨てきれるが、恋文はちよつと捨てきれぬものだ――といふ。経験のない方々にはおわかりにならんだらうが、経験ずみの方々は、にやりとお笑ひになるだらう。とかく人情といふやつは可笑しなものである。」今も恋文を書く人は多いのかな? 青空文庫で→https://www.aozora.gr.jp/cards/001073/files/24440_15420.html
読了日:05月10日 著者:高田 保
ある手紙の感想
広島にいる義弟・佐々木基一への手紙。
『新しい人間が生れつつある、それを見るのはたのしいことだ』東京の友人、長光太からその頼りにん矢も楯もたまらず無理矢理に東京へ来た。【三年を経た今日では人間の生存し得るぎりぎりの限界にまで私は(生活力のない私は)追いつめられています。この手紙を書きながらも、ふと空襲警報下にあるような錯覚と気の滅入りを感じるのもそのためなのでしょう。】【『政治と文学』の問題は私にとってあんまり問題が大きすぎます。作品や作家の印象について語りましょう。】丁寧で真摯な文面。青空文庫で。
読了日:05月10日 著者:原 民喜
藤の花の感想
文中に「さやえんどう、さくらんぼう、どうしてこのごろは、うっとりとろりのしたきりすずめ」が出てくる。わらべ唄なのか戯れ歌なのか、似たようなものも聞いたことがない。やはり民喜が考えたオリジナルフレーズだと考えるべきか。白昼夢のような幻日のような、危うい雰囲気で内容(状況)を把握するのが私には難しかった。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000293/files/48473_50123.html
読了日:05月11日 著者:原 民喜
五月の感想
自殺を決心して家を出た。しかし電車内で眼の前にいる三人のマダム達がやはり気になる。死んで行く自分の直ぐ目の前に、今、世にも幸福さうな三人のマダムが揃っている。男の子の赤ちゃんを抱いて。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000293/files/48458_35428.html
赤ちゃんでまどみちおさんの詩を思い出した。房子は生きる力をもらえただろうか。
http://rohengram799.livedoor.blog/archives/50804340.html
読了日:05月11日 著者:原 民喜
藤の実の感想
藤の実は飛ぶのか! 知らなかった。 物理学者らしい考察。青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2339_13490.html
実験動画→
https://youtu.be/yC69VMLC2W4
読了日:05月11日 著者:寺田 寅彦
藤の花の感想
藤の花と歯痛の思い出。
『膝を押し並べた三人の美しい友だちとその阿母さんとに泣き顏を見られるがいやさに、お辨當をたべわづらひながら、ふと眼をそらすとお宮の横から淵の上にかけて眞盛りのうすむらさきの藤の花が岩を傳うて咲き枝垂れてゐるのであつた。/藤といふと、いつもその日の事を思ひ出す。』
青空文庫で読める短い話→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000162/files/2201.html
読了日:05月11日 著者:若山 牧水
夜はおしまい (講談社文庫)の感想
タイトルと表紙買い。読み終わった時にこのタイトルと表紙に納得。バラバラな短編集だと思っていたが、ある人物に関わりある女性たちの物語。「そんなことをやめなよ」って言うのは簡単だけれど、その言葉に発言した側は責任を持てるのか。「信仰」ってなんだろう。女というカラダの器に詰め込まれたいろんなココロのカケラ。「雪ト逃ゲル」の私とKは夏目漱石の「こころ」を意識したものなのだろうか? 文庫版あとがきで自分にとっての最後の純文学だと書かれていたが、この後の作品は雰囲気が違うのかな? 紗倉まなさんの解説もよかった。
読了日:05月12日 著者:島本 理生
天瓜粉の感想
獄中にいる兄に母と面会に来てくれた妹。怖いよね。それは仕方がない。妹のいじらしい成長に兄の気持ちは愛しさとせつなさでいっぱいになったことだろう。「子の中の愛憎淋し天花粉」高野素十の俳句をなんとなく思い出す。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001630/files/54073_57910.html
読了日:05月12日 著者:榎南 謙一
働く町の感想
長寿の秘訣って感じ。町の人はなぜ医者を呼んだのだろう? 誰も医者にかかったことがないのはおかしいと思ったのか? あっと言う間に終わってしまった。青空文庫→https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/46702_27688.html
読了日:05月12日 著者:夢野 久作
母の心の感想
自分の子もよその子もやっぱりおかあさんは心配するのです。母の日を前に、青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51656_63068.html
読了日:05月13日 著者:小川 未明
炭取りの感想
「炭取りが回る」のは昔からあるユーレイ話なのだろうか? ◆https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/amp/1546085
◆http://home.cilas.net/yunami/monogatari/monogatarimisima.html
読了日:05月13日 著者:田中 貢太郎
サラダの謎の感想
『それだけは郷に従えない義母のモモ缶入りの甘いポテサラ』『電話してサラダのレシピを母に聞く 本当は声を聴きたいだけだ』サラダ記念日絡みの短歌募集で選ばれた過去作品を読んでいて、そういえば……と懐かしくなり再読。ちゃんと謎は解けました(笑)青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/53204_49673.html
読了日:05月14日 著者:中谷 宇吉郎
第一話「新太と手袋」 おんなのこと天使うさぎたちの感想
「おんなのこと天使うさぎたち」シリーズをとりあえず10話まで。Kindle無料。絵本?なのかな。天使の羽根をもつウサギたちが出てくる。最初は「手袋を買いに」みたいで童話パロっぽいところもある。
読了日:05月14日 著者:AngelRabbits
稚児桜 能楽ものがたり (角川文庫)の感想
能楽にインスパイアされた短編集。
「やま巡り」(原曲『山姥』) 「小狐の剣」(原曲『小鍛冶』) 「稚児桜」(原曲『花月』) 「鮎」(原曲『国栖』) 「猟師とその妻」(原曲『善知鳥』) 「大臣(おとど)の娘」(原曲『雲雀山』) 「秋の扇」(原曲『班女』) 「照日の鏡」(原曲『葵上』)
どの話もハッピーエンドとは言えないが後味が悪いとも言い切れない。悪人(と言っていいのかもわからない)たちは生きることを欲していて、ずる賢く、したたかでたくましく……こういう気持ちの強さって大切なんじゃないかと思ってしまう。
読了日:05月15日 著者:澤田 瞳子
朝の感想
太宰の朝チュン話か?!と思いましたが、そこはなんだかハッキリしないのね〜蝋燭の揺れ具合、残り具合から読み手がアレコレ想像するしかないのかな?
一緒にコタツやら「クレーヴの奥方」やら足袋やら、ドキドキ素材がたくさんあるけれど「キクちゃん」が私を「いなかっぺ大将」の世界に引き込む(笑) 青空文庫でhttps://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1562_14860.html
読了日:05月15日 著者:太宰 治
スパあんこうの胃袋の感想
noteやpixivでたまに見かけていた漫画。本になっていた! 頑張っているのにねぎらいの言葉ひとつかけてもらえなかったり、心ない言葉に傷ついたり……他人へのなにげないやさしさがきっかけになり突然あらわれるスパアンコウの世界(笑) 深海生物にもちょっと詳しくなれるかも? あんまり荒みすぎた心境の時には向かないとは思うけど、こんな世界があったらいいかなとゆる〜い気持ちで読むのがいい漫画。1話→https://note.com/akiba_sayaka/n/n8f4ebd1dc6d1
読了日:05月15日 著者:あきばさやか
気の毒な奥様の感想
本当に気の毒なのは誰なのでしょうか😅
青空文庫
https://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/46924_33265.html
読了日:05月15日 著者:岡本 かの子
舞踏学校見物の感想
タイトルそのまま、学校見学の様子がかなりテンション高めに書かれています。学生さんの学びの姿勢にいたく感激したようで、〆の文章も「健やかなる舞踏学生等に幸ひ多かれ!」✨ 青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/52788_44598.html
読了日:05月16日 著者:牧野 信一
うつくしが丘の不幸の家 (創元文芸文庫 LA-ま 1-1)の感想
「わたしが不幸かどうかを決めるのは、他人ではない」のコピーにひかれ読む。サラリーマンが駅名を見ながら「いつまでニュータウンなんだろうな」と話していたのを聞いたことがあるが、この物語もそんな場所に住む人たちの話。今まで住んでいた人たちをさかのぼりながらまた今に戻る。枇杷の木が象徴的。♪びわはやさしい木の実だから 抱っこしあってうれている うすい虹ある ロバさんのお耳みたいな葉のかげに…まどみちおさんのこんな童謡があるらしいが、こんなやさしさが感じられる、お隣さんがイイなぁと思った。ドラマ向き?
読了日:05月16日 著者:町田 そのこ
奥さまと女乞食の感想
奥さまのやさしさになぜか吉野弘さんの詩「夕焼け」を思い出した。
えあ草紙で
https://www.satokazzz.com/airzoshi/reader.php?action=aozora&id=52620
読了日:05月17日 著者:小川 未明
狸と俳人の感想
ひとりと一匹、そしてそれを見守る人たち。狸が人語を話す場面がない分、その心の交流を感じる。小椋佳さんがうたう(布施明さんも)『歓送の歌』にある「僕達に別れはないという 心通えば…」を思い出してしまった。『神主の話』を読み返したくなった。
読了日:05月17日 著者:田中 貢太郎
ある心の風景の感想
主人公のかかった病気は、実際に梶井基次郎がかかった病気ではなかったそうで、とある友人(小説家浅見淵さんの弟の浅見篤さん)から聞いた話をモチーフにしているそうだ。また友人が買ったという朝鮮の鈴は、浅見篤から聞いた話が元になっている。
女からもらって病気を、バラされてしまった浅見兄弟について気になり『淺見淵君に就いて』も読んだ。どちらも青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/413_19694.html
読了日:05月18日 著者:梶井 基次郎
質草女房 (ハルキ文庫 し 17-1)の感想
タイトルと表紙買い。彰義隊に入った夫に、戦いの前に手元に金が必要だと質屋に預けられた妻・けい。質屋は店仕舞いを考えていたので5ヶ月も連絡がないし彼女も出ていく気がない。そこに昔から懇意だった貧乏浪人・柏木がやって来た!手間賃を払うからとけいの夫の捜索を依頼する。江戸から会津へと向かう途中、新政府軍の参謀・速水興平と出会い、共に行動するようになるが……。ラストは思っていた通りだったけれど、読みやすかった。歴史に詳しくなくても楽しめる話ではないかと。小室重蔵が出番が少ないけれど会津士魂を感じさせる人物で好き。
読了日:05月18日 著者:渋谷 雅一
盲腸の感想
よくわからない短い話。あってもなくてもいい、どうせなら切ってしまえ!…盲腸に例えてな行き止まりの短い鉄道路線を「盲腸線」と呼んだりするけれど、自分もそんな人間だという気持ちをツラツラ書いたのかな? 青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000168/files/3626.html
読了日:05月19日 著者:横光 利一
失格少女の感想
いつまでも殻を被ったカリメロみたいなヒナのままではいけないぞ、陽翔! 私もちゃんと人間失格を読んだことがないのでうまいこと反論も出来ないのだけれど、陽翔が「少女病」(田山花袋)にかからないことを祈ってます。新作、ありがとうございました😍
読了日:05月19日 著者:バキラックス
君を好きになる1.3秒前の感想
読んでいたのに未登録でした💦 明日は新月だけれど、新月には黒いセクシーランジェリーを用意してみるとか?!(笑) ひと月に2回新月がある場合はブラックムーンというらしい。まだまだ先だけど
・2024年:12/01(日)、12/31(火)
・2027年:09/01(水)、09/30(木)
この時期にまたキンちゃんたちにお目にかかれたら😄😄😄
読了日:05月19日 著者:バキラックス
帰郷 (集英社文庫)の感想
表題作のみ。讀賣新聞の人生案内100年という特集で戦後は「復員したら妻は子ども二人と自分の親友と暮らし妊娠中。仕方ないが、自分の子どもたちは引き取りたいと思ったが、子どもたちは親友等を実父母と思い込み、自分には近づこうともしない」「嫂(あによめ)に男があった 帰還した兄に知らすべきか」などの相談が多かったという記事を思い出した。夫の死後、未亡人が夫の兄弟の一人と再婚する婚姻形態を「レビレート婚」とか「レビラト婚」っていったよな、と。物語のふたりには「リンゴの唄」を明るく口ずさむ明日を生きて欲しいと思う。
読了日:05月19日 著者:浅田次郎
蛇と蛙の感想
冬眠前の2匹の会話の短い話。一緒に同じ穴で眠ろうよ、って😅 ムリムリ! 普段からのおつきあが大事!と言いながらリアルな人間関係がうっすいワタクシ、この蛇の図々しさをスゴイなぁ、と関心したりする。冬眠というと『秋の夜の会話』(草野心平)の「さむいね/ああさむいね/虫がないてるね/
ああ虫がないてるね/もうすぐ土の中だね(以下略)」を思い出す。青空文庫で。
読了日:05月19日 著者:夢野 久作
おせっかい夫人の感想
◯◯夫人ってタイトルの作品っていろいろあるなぁ、とながめていて見つけた短い話。おせっかい……という範疇をこえていると思う。時代劇で押し込みの手引をする女中を連想してしまう。こんなお隣さん、絶対イヤ! 親切心からだろうけれど、やっぱりヤダ! この後、おせっかい夫人はどうなったのかを知りたい! 教訓「人を見たら泥棒と思え!」えあ草紙で→https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/46921.html
読了日:05月19日 著者:岡本 かの子
主人恋日記 (1) (フラワーコミックス)の感想
売れっ子少女マンガ家の母親に学校で人気者の兄がいるメガネっ子の持つ葵が主人公。自尊心が低くクラス内のモブ的存在だが、料理も上手いし家族仲も悪くなく……兄とも仲のいいイケメンクラスメイトの水沢が隣の席になり、話をするようになって……コンタクトにして可愛くなった葵。友だちも出来たし、水沢との恋愛モード突入かと思ったら、アレ?!(笑) いかにも少女マンがで楽しい🤭
読了日:05月19日 著者:吉永 ゆう
ローゼンメイデン 1 (ヤングジャンプコミックス)の感想
アニメの印象の方が強いのだけれど。今読んでいる寺地はるなさんの「水を縫う」の1話が手芸好きな高1男子の話で、ジュンくんを思い出したので。
読了日:05月20日 著者:PEACH-PIT
夢の感想
画家の見た夢の話なのかと思っていたが、どうも妄想に近いような?女性に対しての不信感、嫌悪感があるのかな。線香花火に火をつけたはずなのに葱に火をつけていた、というのはネギ坊主にマッチで火をつけまくった?この場面が印象的。夢の中で首を絞めた全裸のモデル、これもなにかの象徴か?合成音声の朗読(読み方やアクセントがヘンだが字幕付き)で大まかな流れを知った後に青空文庫で。同じタイトルの別の話もある。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/186_15257.html
読了日:05月20日 著者:芥川 竜之介
夢の感想
この話に出てくる詩人のH・Kって誰? 海水浴場、麦わら帽子に美しい紺色(詩人は札幌色と言った)のマント。不思議な取り合わせはやはり夢だからか? 匂いのある夢か。見たことないな。夢の中でも歌だの発句だのを作っている「僕」。『お神輿の渡るを見るや爪立ちて。』で締められる。長い方の『夢』よりこちらの方がヘンな不安感はなく浮遊感が心地よい気がして好きかも。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/4308_15284.html
読了日:05月20日 著者:芥川 竜之介
食物としての感想
『夢』に出てきた詩人のH・Kが北原白秋では、と教えていただいた。https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/4308_15284.html
ふたりの名前で検索したらこの話が出てきたので読む。友人を花や動物ではなく食べ物に例えるとは!
北原白秋はビフテキ😄 なんか楽しい気分になった
🤣 青空文庫でhttps://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/3795_27312.html
読了日:05月20日 著者:芥川 竜之介
実録⁈ゴミ屋敷掃除マンガ: 前代未聞のとんでもゴミ屋敷を掃除することになった家族たちの話 占い師星見のエッセイ漫画の感想
pixivで見つけてKindle(無料)でまとめられていると知り、2もあわせて読む。2には実際出てきた物の写真も少しある。しかし、スゴい分量!! ニオイが画面から出てこなくてよかった、って思った。懐かしい品物もあったけど、片付ける方は大変だよなぁ。本当にお疲れさまでした!!
読了日:05月21日 著者:星見かおる
ドンの感想
それぞれの思惑を打ち消した一発! みんな夢から醒めたような感じにも思える短い話。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/46715_27687.html
読了日:05月21日 著者:夢野 久作
水を縫う (集英社文庫)の感想
第9回河合隼雄物語賞受賞作。「男子なのに」手芸好きなと高1・清澄。「女の子」なのに可愛いものとか苦手な結婚間近な姉の水青。「母親なのに」手作りより市販品を選ぶりつ子。「女だから」学問は不要と言われた祖母。「父親なのに」らしいことは何もしない全。「他人なのに」姉弟を気にかける全の友人・黒田。「……なのに」「…だから」に自他ともに縛られてしまう。清澄の友だち、水青の婚約者、子どもたちの名前の由来や水青のウェディングドレスをめぐり、少しずつかわっていく家族たち。ドアを開けようとするラスト、暗示的でよかった😄
読了日:05月21日 著者:寺地 はるな
烈婦の感想
「国境を知らぬ草の実こぼれ合い」という井上信子の川柳と彼女について。「どのように坐りかえてもわが姿」という川柳も。作者は『老女史はこれを「最近の心境」として示されているのだが、女史の姿の変らぬのは立派である。しかし私はぜひとも坐り直し別な姿にならねばならぬ。同感の士なきやいかに。/私は久しぶりに「烈婦」という文字を、この老女史でおもい出した。』老女史とあるのは83歳という年齢ゆえ。「手と足をもいだ丸太にしてかへし」は鶴彬(つるあきら)が昭和12年に発表した川柳。井上信子も高田保も初めて知る人物だった。
読了日:05月22日 著者:高田 保
きのう何食べた?(1) (モーニングコミックス)の感想
秋にドラマの2期が始まるというので、初心にかえろうかと。シロさんたち、若いなぁ。最近の熟年夫婦みたいな感じも好きだけど。あと何気にシロさんがケンジへの愛を伝える場面が増えた気がするのよねぇ🤭 連載開始が2007年、あぁ確実にこの年数以上モーニングを買っているのか😅 余談→弁護士保険ってあるんだ。https://bengoshihoken-mikata.com/lp/2175-2/
読了日:05月22日 著者:よしながふみ
お金とピストルの感想
ケチンボと泥棒の駆け引き?どっちもどっちのおマヌケ野郎です。最後は仲良く牢屋にGO!の短い話。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/46720_27694.html
余談→『薔薇とピストル』って歌があったよね🌹 聖子ちゃんも同じタイトルの歌を歌っていたのか~私はギャルしか知らない💦
https://www.uta-net.com/song/82811/
読了日:05月22日 著者:夢野 久作
ひのきとひなげしの感想
最初「えのきとひなげし」と読んでしまった。ひなげしはなんであんなにひのきをバカにするのか、最後までバカにした態度でイヤな気分のまま読み終えた。ひなげしがキライになりそう。読むきっかけになった記事→https://note.com/yamakei90_/n/n67a50b0a6501
読んだのは青空文庫→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/1920_17655.html
読了日:05月22日 著者:宮沢 賢治
蛙のゴム靴の感想
賢治の話は擬音が面白い。3匹の蛙が憧れるゴム長靴✨それを手に入れた一匹は嫁さんもGet。だが他の2匹に嫉妬?され、花嫁カエルもゴム長靴にしか見ていなかったよう……最後はめでたしめでたしなのかな。人間の薄汚れた歪んだ部分がカエルたちを通して描かれていてネーミングもあわせて結構好きな話かも。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/46600_33648.html
遠野高等学校に賢治像→https://ton-hs.note.jp/n/nd35dfde93c77
読了日:05月24日 著者:宮沢 賢治
桜桃の感想
「切れ味の鈍いカッター桜桃忌」坪内稔典さんのブログで赤石忍さんのこの句を読み、なんかスゲェなと思ってこの話を読む。「いつでも、自分の思っていることをハッキリ主張できるひとは、ヤケ酒なんか飲まない。(女に酒飲みの少いのは、この理由からである)」…河島英五の 「酒と泪と男と女」を思い出す。なんだかんだ理由をつけて自分を家族から切り離したいと思っているよう。自分から「家族になろうよ〜」とは考えることなく全て他人任せにしたいようだ。ゆたかさの象徴のような桃の大きい種はモヤモヤした気分の塊なのだろうか。青空文庫で。
読了日:05月24日 著者:太宰 治
帰郷 (集英社文庫)の感想
表題作以外を読む。「自衛隊に入りませんか」流行語みたいにみんなで言っていた覚えがある。傷痍軍人もまだ私が小学生くらいまではお祭りで見かけた。【戦争の経緯を体験した人ならば、「転換」は存外簡単なのかもしれない。だが、その結果のみを強要された勝男には、「退蔵」するほかはないものが多すぎた。】(「夜の遊園地」P122)体験した者とそうでない者、その時代に近い者と遠く離れた者、理解しようとしてもやっぱりその時代にいた人間にしかわからない感覚ってあると思う。「不寝番」は浅田さんらしいなと思った。
読了日:05月24日 著者:浅田次郎
約束の感想
♪ちいさな夢を唇に〜歌って君は〜僕と出逢った〜
どうしても「約束」と聞くと渡辺徹ちゃんのコレが出てくる。あと「約束はただのあじさいだったのに」なかはられいこさんの川柳?も。口約束なんて言葉もあるので軽く受け取られる場合もあるが「相手が約束を破るかもしれない、それを含めて信じることだ」と言われたことを思い出した。
読了日:05月24日 著者:夢野 久作
たね子の憂鬱の感想
たね子は夫の先輩に当るある実業家の令嬢の結婚披露式の通知を貰ったが、帝国ホテルとなると洋食……全く未知なる世界で憂鬱な気分に、な話なのだけれど、話の内容よりダンナさんがたね子のまゆ毛を見て返事をする場面が気になる! たね子との身長差からそうなるのか、ふと眉なのか、たね子がいつもうつむき加減だから目ではなくまゆ毛なのか。披露式後もたね子の憂鬱はなくならないようだ。ダンナさんもちょっと変わり者? 笑えるようで、笑えない、不安定な気分のまま読み終わった。
読了日:05月24日 著者:芥川 竜之介
誰の感想
日本西洋古典学会というのがあるが、太宰が現代にいたら会員になりいろんな議論をしたのだろうか?
「悪魔」という響きには残忍さもあるが狡賢さやどこか華やかな印象もあったりする。そして「サタン」の響きにタロットカードのおどろおどろしいイラストを思い出してしまう。「あなたは鬼だ」と言われるのと、どちらがより凹むのだろう?いろんな面があるので完全にソレになった人間とはお付き合い出来ない気がする。こちらを読み興味を持ったのでhttps://note.com/18690511/n/ndb35826f4936
読了日:05月25日 著者:太宰 治
ダナエ (角川文庫)の感想
タイトルと表紙買い。あとからダフネと勘違いしていたことを知る😓 この人はロマンチストなんだろうなと思う。登場する男はダメダメ感が強いのだけれど、クズと言うのとは違って不器用なのかなと。家族や恋人だったら遠慮したいが。『まぼろしの虹』などし良くも悪くもの昔気質の男って感じがした。再婚同士の離婚問題はいろいろ大変そう。義理の姉弟で何か起こるのかと下世話な期待を持ったが違う方向にいった。この人の話はいつも「純愛」という言葉が浮かぶが『水母』が一番その印象が強かった。どの作品も好き。亡くなられたのが残念。
読了日:05月25日 著者:藤原 伊織
週刊金曜日 2023年5/26号 [雑誌]の感想
柳広司さんの『南風に乗る』についてのインタビューを立ち読み。山之内貘さんが出てくる小説なら読んでみたいかも。
https://youtu.be/PKx7C4JJCWw
こちらはポストセブンの記事(笑)→
https://www.news-postseven.com/archives/20230317_1849464.html?DETAIL
読了日:05月26日 著者:
あいびきの感想
あいびき……この言葉の響きからドキドキが止まらない(笑) 冒険してしまう?!少年少女とふたりを盗み見るような語り。
「それは何処どこの町にもぽかぽかと日の当っているような、何となくうっとりするような、五月の或る午後のことであった。」このラストが今の時期に合っている気がする。差別用語や不穏な空気もあるのだけれど(多分こちらの方が重要)それを超えておやぢ心ときめく日曜日🤭
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/4843_14200.html
読了日:05月28日 著者:堀 辰雄
狐のつかいの感想
キツネにお使いを頼んではいけません〜キツネは神様の眷属としてのみ優秀・有能なのかも…油を売るのも舐めるのもダメだよ~ん😅 青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/4677_8215.html
読了日:05月28日 著者:新美 南吉
北のおくりもの 北海道アンソロジー (集英社文庫)の感想
アンソロジーを探していたので購入。薄いわりにペ執筆者が多くないか?と思ったら小説が5編、エッセイが4編だった。なんだ、全部短編小説じゃなかったのか。今回はエッセイのみ読んだ。太田和彦さんの釧路の話、北大路公子さんの札幌冬の陣」は日記になっていてお酒の話題が多かったけど、暮らしぶりなどがわかって面白かった。
堂場瞬一さんは「ラッキーピエロ」のハンバーガー。あぁ、テレビで見たことがあるアレか! 原田 マハさんは「旅すれば 乳濃いし」で乳製品の話。来月の乳の日イヤ父の日まで待てばよかったかな?!
読了日:05月28日 著者:集英社文庫編集部,浅田 次郎,太田 和彦,河﨑 秋子,北大路 公子,桜木 紫乃,堂場 瞬一,馳 星周,原田 マハ,渡辺 淳一
犬の八公の感想
昨日の読売新聞・こどもの詩(作者は中1)を読み、犬の話を読みたくなったので。再読だったか。八公はあだ名。人間の身勝手さを考える。八公がいい人でよかった。こどもの詩はこちら→「ご飯の時間になると/ちゃわんの前におすわりしている/場所を横どりして座ってみた/そうしたら/犬は私の後ろに座った」ワンちゃん……💦 青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/45055_45841.html
読了日:05月29日 著者:豊島 与志雄
犬の感想
こどもの詩からの「犬」読み2作目。いろんな犬との思い出(?)やはり話が巧みで面白い。時代的に今はちょっと……なこともあるが、そういうこともあったと知るのは悪くないと思う。
【落語に犬を扱ったものは、『大処の犬』『犬の眼』『いつ受ける』『課長の犬』『無筆の犬』『夜道の犬』…】『元犬』しか知らないかな。青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001805/files/56793_55651.html
読了日:05月29日 著者:三遊亭 金馬
図書館の感想
黄櫨の描写による最初と最後、構成がうまいなと思った。上野図書館についての随筆。婦人閲覧室!そんな時代があったとは……人の容色は変わっていくけれど、その中に変わらぬ気概もあるだろうし、命をつなげだたくさんの書物がある。古くさい昔の日比谷図書館の食堂を思い出しながら読んだ。(近くの会社にいたのだけれど、食器が刑○所みたいとは上司のコメント😅)いろんな図書館に行ってみたい。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/4016_13061.html
読了日:05月29日 著者:宮本 百合子
兎さんの本屋とリスの先生の感想
医学書ではなく「尋常小学一年生読本」を売ろうとしたとは(笑) でも最後は仲良し(?)お得意さんになってもらったようでよかった、よかった😄
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001172/files/44978_42821.html
読了日:05月29日 著者:村山 籌子
アカネノネ (1) (ビッグコミックス)の感想
期間限定無料。「音」の字が入る名前って好き。自分は全く音楽には詳しくないし普通の人より聞く機会も少ないと思うけれど、こうやって何かを創り出そうとあがく人たちを見るのは好き(笑)絵も悪くない。主人公の音大生の茜音。
は父親が超有名プロデューサー。「大学在学中にデビューする」という父との約束の期限があと1年に迫るがコンペには落選続き。自分の正体を隠し密かにボカロPとして動画投稿をするも再生回数は伸びす。そんな時に運命の出会いが?! 歌い手さんのコもいろんな事情があり、どうなるのか先が気になる!
読了日:05月30日 著者:矢田 恵梨子
懸巣の感想
カケスって言葉を覚えて真似をするのか! 知らなかった😱 人の顔が見えると喋らないのもなんかイイ! 『鸚鵡とくらべるとずっと声に柔かみがあって美しい。私は決して教えないのであるが、懸巣の方でひとりでに覚えるのである。一たん、覚え込んだら忘れぬものらしい。』聞いてみたい。
川端康成の『掌の小説』にもカケスがあったようだが、記憶にないわ……いつか読み返そう。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001579/files/53511_49734.html
読了日:05月30日 著者:室生 犀星
15分の少女たち -アイドルのつくりかた- (1) (ビッグスピリッツコミックス)の感想
イマドキのアイドルの作り方って感じがした。昔はアイドルってキラキラした存在でその裏話にある大変さをウリにすることはなかったように思ったけどなぁ。大人数のグループもたくさんになって、誰かわからないうちに似たようなグループが出来て、似たような横文字っぽい名前で、メンバーを覚えられないうちに辞めたり解散したり……。まぁよくある芸能界の話だけど、マネージャー業を描きたいのかアイドルになる過程に重きを置くのか、そのバランスがよくわからない。青田買い、判官贔屓、そんな言葉が浮かぶ。
読了日:05月31日 著者:
縄紋 (幻冬舎文庫 ま 25-7)の感想
タイトルと表紙買い。真梨さんだからまとわりつくような厭らしさとグロさを覚悟(期待)していたのに、歴史IF物? アラハバキとか出てきた時には『神様の御用人』を読んでいてよかったと思った😅 『縄紋黙示録』という自費出版の小説を読者も一緒に読みながら、コレはどういう意味だ?!となる。出てくる場所や地名なども関東圏だったので、なんとなくわかるぞ感覚で読みすすめられた。あとがきはない。参考資料がスゴい。最後はなんかラノベかムーを読んだような気分になってしまった。ちょっと期待していた内容ではなくて、う~ん、残念🥸
読了日:05月31日 著者:真梨 幸子
なぞ(青空文庫)の感想
世の中を知りたくて忠実な家来ひとりと旅に出る…そして運命の出逢いが😍みたいなパターンかと思ったら、なんとなく違うような……? 「ナゾが解けたら結婚してあげてもよくってよ!」な美人だけど性格は…なお約束な姫が後半に出てくる。なぜ前半に出会った娘さんとめでたしめでたしにならなかったのだろう?と思った。まぁ娘さんのおかげでナゾ語り解けたようなものだけれど。最後に性格の悪い姫と結婚したかどうかがハッキリしないのが一番のナゾかもしれない😅
読了日:05月31日 著者:グリム ヴィルヘルム・カール,グリム ヤーコプ・ルードヴィッヒ・カール
私の貞操観の感想
「白桜忌」が29日だったので。『次に少しばかり自分が貞操を尊重している現下の心持を述べてみたい。自分はこれを他に強いようとするのでも、他に誇ろうとするのでも毛頭ない。所信を述べてこの問題を討究する資料に供したいばかりである。』タイトルに「私の」とあるように自分の過去の振り返りみたいな感じだった。殿方も結婚まで清い身体でいるべきかどうか、晶子の考えを知りたかったのだけれど、まぁムリだったな😓
読了日:05月31日 著者:与謝野 晶子
読書メーター
さてさて…先月は青空文庫を利用した回数が多いので(ほとんど短い話)読んだ本の冊数がムダに増えてしまいました。誤字脱字などもありましたが、そこは生ぬるくスルーして下さい🙏
コチラのほうが見やすいです🥸→ https://bookmeter.com/users/718307/summary/monthly/2023/5
5月の読書メーター
読んだ本の数:88
読んだページ数:8225
ナイス数:3867

こちらの木の巨大麻雀牌を見て、アニメ面白かったなぁ、と懐かしくなり読む!https://furutani-seizaisyo.com/majan/
ルールは未だにわからないけれど、百合っぽさがまたよくて(笑)なんか読んでしまう、見てしまう。実写化はよくやったよなぁ…と写真だけ見た段階で思った。
読了日:05月01日 著者:小林 立

金継ぎの話と期待していたのだけれど……登場人物のキャラ設定がみんなワケあり過ぎじゃない? 続きがありそうな終わり方だったので、もう少し小出しにみんなのバックボーンを語った方がよかったのでは? 主人公は和菓子職人の眞白なんだろうけど金継ぎ職の夏樹にも思える。幼なじみのふたりの仲はどうなるんだ? 詰め込み感があったのが残念。北鎌倉というとさだまさしさんの「縁切り寺」が浮かんでしまうけれど、ご当地小説としたら場所の説明がいかにも説明っぽいのでもうひと工夫欲しいかも。
読了日:05月01日 著者:山本 瑤,ゆいあい

明日の「みどりの日」が待ちきれず?記念日にショートショート作品を読み返しています。みどりを大切に😆
読了日:05月03日 著者:進十九

初恋が叶うって王道でステキ🍀
読了日:05月03日 著者:しおね ゆこ

夢枕獏さんのブログで見て表紙とタイトルが気にいったので。江戸時代、凶悪犯を取り締まる火附盗賊改の裏組織が存在した。専ら人外のものを狩り鎮めるその名は、火龍改。妖退治屋をなりわいとする麗しき謎の男・遊斎と飴売りの土平、平賀源内などが事件を解決する。短編の「遊斎の語」「手鬼眼童」「首無し幽霊」少し長めの「桜怪談」。釣りの話などはやはりご本人が好きだから? あとがきを読むと新キャラはかなりお気に入りのようなので、シリーズになるのかな? 出てくる子どもたちも無邪気でカワイイ。なかなか面白く読めた。
読了日:05月03日 著者:夢枕 獏

オベさまのお誕生日にようやく買えた最新刊。ユリアンとヤンさんの語らい。ふたりのパジャマ姿はカワイイのだけれど、その分あとの反動が……😢 ルッツが鼻を伸ばしたチャラ野郎になってしまってコチラも違う意味で悲しい😭 物語がどんどん進んでいって終わりの始り感が強い。しかしもう26巻か!
読了日:05月05日 著者:藤崎 竜

『初恋料理教室』が好きだったのでその流れ的な話かと思い、表紙も気にいったので。しかし、う~んだった。私は大学生になったことがないのでわからないけど大学生ってこんな感じなの? カメラ、写真がメインの恋愛物語かと思ったけれどそうでもなくて。なんで法学部の学生?と思ったらメインの女の子の過去の出来事との関連づけのためか。しかし高校時代、無理矢理カラダの関係をもたされ、中退、トラウマになる経験をしたのになぁ、という展開ではある。好きな人が出来るのはいい、でもその後にすぐそうなる?!とやっぱり疑問。母親も謎だ。
読了日:05月05日 著者:藤野 恵美

面白いと言えば面白いのだけれど、活字で読むよりも喋りで聞いた方がより楽しく面白いんじゃないかという気がする。
読了日:05月06日 著者:バイク川崎バイク

子ウサギのホモイはお父さんとお母さんの三人家族。ある日ホモイは川に流されたひばりのひなを発見し助ける。そして間鳥の王から宝珠・貝の火を贈られることに。ホモイが貝の火(玉)を手に入れた事を知ったまわりの動物たちは瞬く間に媚び諂いはじめる。ホモイはキツネにたぶらかされ弱い者いじめをするように。そんなことをしていたら貝の火の美しい炎は見えなくなるはずなのにそうはならない。じゃあ平気だな、という感覚でどんどん増長していく。でもやっぱりしっぺ返しは来る。とても教訓的な話だったが、キツネがキツネらしい悪役担当だった。
読了日:05月06日 著者:宮沢 賢治

冒険というからにはワクワクドキドキハラハラする、でも楽しいものだと思っていたが、そうではなかった。そしてこれが実話というのが一番辛い。その時はきっといいことだと思ったのだろう。しかし結果は……。どこでどうすれば一番よかったのか、いろいろ考えてしまう。
青空文庫でhttps://www.aozora.gr.jp/cards/000221/files/48109_41961.html
読了日:05月06日 著者:平林 初之輔

吉の将来について父親は大阪に修行にやろうと言うと大阪は水が悪いからと母が、百姓をさせればいいと兄は言い、姉は信楽焼の職人にしようと……本人の希望はどこに?って感じ。他人から出来の悪いヤツと笑われるのではなく、夢の中に出てきた面に笑われる……と吉は思い続けていたのだろうか。お面をうまく彫ったことで父親が決めた通り下駄屋として生きることに。裕福ではなくどちらかといえば貧しく……自分の内面と向き合うことなく歳月を無駄にしたような感じもする。面を壊したらスッキリしそうなのにそれもなく、なんだか空虚なラスト。
読了日:05月06日 著者:横光 利一
![碧眼 [青空文庫]](https://img.bookmeter.com/book_image/SL120/0/0.png)
どんな商売をしていてもどんなとんでもない男でも約束を果たしたい、そんな気持ちにグッときて花を買えてお墓参りも出来て(いろいろン?と思う場面はあるけど)よかった、よかった、と思ったらまさかの……! あぁ、なんてこった!!
読了日:05月06日 著者:モーリス・ルヴェル

カクヨム作品の書籍化。タイトルと表紙買いしたのだけど、だからか〜なんかスムーズさがなくいろんなネタを取り合わせたように感じたのは。ラストはやっぱり…という感じ。これだけの事件だったらもっと世間が騒ぐだろ?というツッコミは置いといて、気になったのは「そう言って一歩部屋へ足を踏み入れると同時に、大きな声を出る。」(P303)という文章。声を出るってナニ?声を出す、ではなくて?あとがきに校正の担当者への謝意もあったので間違いではないのなら、こういう表現があり読み取れない私がダメなのか、教えて下さい〜!
読了日:05月07日 著者:鉈手 璃彩子

雪女のお話。子どもを10人産んでいたとは! 色白の子どもたちはみんな女の子だったのだろうか? ←気にするところがコレか?!😅 やっぱり人間は秘密を守ることは出来ないのかな。子どもたちと一緒にいなくなるパターンもあったような気もするけど(さすがに10人はいなかったが)。イケメンだから見逃して嫁にまでなったのか、多分巳之吉の方が先に亡くなりそうだけれど、その後はどうするつもりだったのか。お雪がいなくなり子どもだけ残されて、ご近所のオバサンたちにいろいろ言われそうだな、と俗っぽいことばかり考えてしまう😓
読了日:05月07日 著者:田中 貢太郎

かみなりさまの話を読みたかったのだが、どちらかというとキュウリがメインのような? 初なりのキュウリは「食べるのではありません。おまえが、釣りにいったり、泳ぎにいったりするから、水神さまにあげるのです。」と、お母さん。
二郎は「水神さまは、きゅうりをたべなさるの?」「きゅうりは、ぶかぶかと流れて、遠い遠い海の方へいってしまうのですよ。それでもおまえの志だけは、水神さまに通るのです……。」
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51091_53358.html
読了日:05月07日 著者:小川 未明

源頼政の鵺退治の話。短いのですぐ読める。青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000329/files/18342_13251.html
こちらはもう少し詳しい話
https://rekijin.com/?p=21763
読了日:05月07日 著者:楠山 正雄

文庫版は発売されたものは全部読んでいるのだけれど、チャールズ国王戴冠式のニュースを見聞きすると、どうしても「レディ・ダイアナは健康美人」「チャールズはうまくやった」……少佐も「アホくさい合言葉だ」と言っていたこの場面を思い出してしまい、探した😅 隣にいるのがダイアナさんだったらなぁ…とやっぱり思わずにはいられなかったし、しんみりもしたが、漫画の面白さはやっぱり別でした🤭 解説は作家の高野史緒さん。
読了日:05月08日 著者:青池 保子

エロイカに続き、やはりこちらの和音さんのイギリスみやげ、ぶら下がった「チャールズ人形とダイアナ人形」を思い出さずにはいられない😅
この漫画、映画化されましたがどうだったんでしょうか? 川原さんの漫画がまた読みたいです。
読了日:05月08日 著者:川原 泉

母の日が近いので読み返してみた。
【「オカアサン」と鳴く鳥かなし十三夜(上村占魚) 】こちらの俳句を見つけた時に本当にオカアサンと鳴く(そう聞こえる)鳥がいるのか知りたい!と思ったのだが、見つからなかった。自分だけにそう聴こえたってことなのかなぁ…と考えたこともある。しかし、オウムとか九官鳥とか言葉を喋る鳥の過去に思いを馳せた一句の可能性もあるのかなぁ、と再読して思った。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001763/files/55985_55495.html
読了日:05月08日 著者:佐藤 春夫

タイトルは拓郎だったのか。河島英五かと思っていた。自分の年齢にほぼ該当する男たちの短編集。どれもチクチクくる!表題作、それほど親しくなかったはずなのに、懐かしさからの思い出補正ってあるのかな。私は知り合いにあっても声はかけないが🥸 男女の再会ならまた違ったのかも。すでに親がいないことの罪悪感込みの安堵感、わかるのがキツい。「どしゃぶり」は今の部活ってこうなんだと思った。教師の負担もあるしわからなくはないが、これは中学生にとって健全な活動なのか? 仲良しこよし状態になんとも言えない気持ち悪さがあった。
読了日:05月08日 著者:重松 清

あの漫画のスピンオフ的なモノかと思ったら違った😅 スキルの優劣が絶対の世界で「暴食」という腹が減るだけのスキルを持って生まれた少年フェイト。無能と蔑まれ日銭を稼ぐ最底辺の生活を強いられているが、ある日、城に侵入した賊を仕留めたことで《暴食》の真の能力、「殺した相手のスキル、能力を奪い取る」力が発動! 喋る剣とかいろんな王道モノが詰め込まれた感じ。コミカライズだったのね。女の子はもうちょいカワイイ方がいい。服装とかも。2巻まで無料で。
読了日:05月09日 著者:滝乃大祐,一色一凛,fame

「16世紀以前のヨーロッパでは、宴会の席では食欲増進のため、寝室ではぐっすり寝れるようにと、ミントの草を床にばらまく習慣もあったそうです。」という記事を読んだけど、グリーングリーンの部屋に閉じ込めるワケにはいかないだろうな😅 長寿社会です、息子さんの苦労はまだまだ続くかも💦
読了日:05月09日 著者:ヒデキング

初めての作家。すでに鬼籍。私よりひと回りちょっと上。「渇水」は水道料金滞納者のところに出向き、必要なら供給停止する仕事。水は命に関わるから最後まで停められないって聞いたが限度はある。安全な水はタダじゃない。それによる悲劇。「海辺のひかり」は若くして亡くなった母への思いと田舎にある墓の改葬。私の祖母もお風呂に入りたいといってそれから亡くなったと聞いた。電車内の様子なども多分知っている光景。「千年の通夜」は友人の通夜での話。どれも淡々とした印象で若い人にはピンとこない1冊かも。土葬とか見たことないだろうし。
読了日:05月09日 著者:河林 満

もう最初からなんか気持ち悪い話だった。さくらの世間知らずな感じとか優柔不断そうなところも(自分のことは棚に上げて)キライ、わりとあっさり靡いた相手はストーカーでイメージ的に冬彦さんがうかんだ。さくらと松原の一人称で語られる話。警察の対応も人によりけりだ。【「だから松原さんのは愛じゃないよ」「愛じゃなかったら、何?」和樹は、わたしを見る。「怒り」あの人は弱いんだ。弱いから怒り、子供みたいに駄々をこねつづける。(P259)】そして「運」は松原に味方したらしい。あぁ、なんという悲劇! タイトルが活きた作品。
読了日:05月10日 著者:畑野 智美

こちらの記事を読み、再読。
https://note.com/honno_hitotoki/n/nda04c29c76b1
記憶をよみがえらせるものっていろいろある。思い出したくない出来事が再生された時の音ってどんな感じかな、などと考えた。ただ一方的に親しみを感じる、いつも会う人っているよなぁ。通勤中だったり、接客中だったり、散歩中だったり。青空文庫→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/119_15169.html
読了日:05月10日 著者:芥川 竜之介

タイトルがカタカナで意味がわからなかったけど、最後に「鎧袖一触」とその意味も書いてあって、あー、そういう意味なのか!と。内容は焦らしまくりのエロ系だった(笑)イミ→相手に対して刀を抜くまでもなく、鎧の袖を当てただけで倒すほどの圧倒的な力の差を見せつけて圧勝することを表した、日本の故事からうまれた四字熟語。若者よりオッサンが好きそうな漫画に思えたけど、どうなんだろ? エロ漫画先生とか女流官能作家とか、家出人を匿う的なこーゆーシチュがみんな好きなのか?
読了日:05月10日 著者:色白好

恋文はその相手以外に読ませるものではないと思うが知らぬ間に他人が読んでいる可能性も😅ただの手紙ではない恋文、予期せぬ出来事がたくさん生まれる😆
「恋人は捨てきれるが、恋文はちよつと捨てきれぬものだ――といふ。経験のない方々にはおわかりにならんだらうが、経験ずみの方々は、にやりとお笑ひになるだらう。とかく人情といふやつは可笑しなものである。」今も恋文を書く人は多いのかな? 青空文庫で→https://www.aozora.gr.jp/cards/001073/files/24440_15420.html
読了日:05月10日 著者:高田 保

広島にいる義弟・佐々木基一への手紙。
『新しい人間が生れつつある、それを見るのはたのしいことだ』東京の友人、長光太からその頼りにん矢も楯もたまらず無理矢理に東京へ来た。【三年を経た今日では人間の生存し得るぎりぎりの限界にまで私は(生活力のない私は)追いつめられています。この手紙を書きながらも、ふと空襲警報下にあるような錯覚と気の滅入りを感じるのもそのためなのでしょう。】【『政治と文学』の問題は私にとってあんまり問題が大きすぎます。作品や作家の印象について語りましょう。】丁寧で真摯な文面。青空文庫で。
読了日:05月10日 著者:原 民喜

文中に「さやえんどう、さくらんぼう、どうしてこのごろは、うっとりとろりのしたきりすずめ」が出てくる。わらべ唄なのか戯れ歌なのか、似たようなものも聞いたことがない。やはり民喜が考えたオリジナルフレーズだと考えるべきか。白昼夢のような幻日のような、危うい雰囲気で内容(状況)を把握するのが私には難しかった。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000293/files/48473_50123.html
読了日:05月11日 著者:原 民喜

自殺を決心して家を出た。しかし電車内で眼の前にいる三人のマダム達がやはり気になる。死んで行く自分の直ぐ目の前に、今、世にも幸福さうな三人のマダムが揃っている。男の子の赤ちゃんを抱いて。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000293/files/48458_35428.html
赤ちゃんでまどみちおさんの詩を思い出した。房子は生きる力をもらえただろうか。
http://rohengram799.livedoor.blog/archives/50804340.html
読了日:05月11日 著者:原 民喜

藤の実は飛ぶのか! 知らなかった。 物理学者らしい考察。青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2339_13490.html
実験動画→
https://youtu.be/yC69VMLC2W4
読了日:05月11日 著者:寺田 寅彦

藤の花と歯痛の思い出。
『膝を押し並べた三人の美しい友だちとその阿母さんとに泣き顏を見られるがいやさに、お辨當をたべわづらひながら、ふと眼をそらすとお宮の横から淵の上にかけて眞盛りのうすむらさきの藤の花が岩を傳うて咲き枝垂れてゐるのであつた。/藤といふと、いつもその日の事を思ひ出す。』
青空文庫で読める短い話→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000162/files/2201.html
読了日:05月11日 著者:若山 牧水

タイトルと表紙買い。読み終わった時にこのタイトルと表紙に納得。バラバラな短編集だと思っていたが、ある人物に関わりある女性たちの物語。「そんなことをやめなよ」って言うのは簡単だけれど、その言葉に発言した側は責任を持てるのか。「信仰」ってなんだろう。女というカラダの器に詰め込まれたいろんなココロのカケラ。「雪ト逃ゲル」の私とKは夏目漱石の「こころ」を意識したものなのだろうか? 文庫版あとがきで自分にとっての最後の純文学だと書かれていたが、この後の作品は雰囲気が違うのかな? 紗倉まなさんの解説もよかった。
読了日:05月12日 著者:島本 理生

獄中にいる兄に母と面会に来てくれた妹。怖いよね。それは仕方がない。妹のいじらしい成長に兄の気持ちは愛しさとせつなさでいっぱいになったことだろう。「子の中の愛憎淋し天花粉」高野素十の俳句をなんとなく思い出す。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001630/files/54073_57910.html
読了日:05月12日 著者:榎南 謙一

長寿の秘訣って感じ。町の人はなぜ医者を呼んだのだろう? 誰も医者にかかったことがないのはおかしいと思ったのか? あっと言う間に終わってしまった。青空文庫→https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/46702_27688.html
読了日:05月12日 著者:夢野 久作

自分の子もよその子もやっぱりおかあさんは心配するのです。母の日を前に、青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51656_63068.html
読了日:05月13日 著者:小川 未明

「炭取りが回る」のは昔からあるユーレイ話なのだろうか? ◆https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/amp/1546085
◆http://home.cilas.net/yunami/monogatari/monogatarimisima.html
読了日:05月13日 著者:田中 貢太郎

『それだけは郷に従えない義母のモモ缶入りの甘いポテサラ』『電話してサラダのレシピを母に聞く 本当は声を聴きたいだけだ』サラダ記念日絡みの短歌募集で選ばれた過去作品を読んでいて、そういえば……と懐かしくなり再読。ちゃんと謎は解けました(笑)青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/53204_49673.html
読了日:05月14日 著者:中谷 宇吉郎

「おんなのこと天使うさぎたち」シリーズをとりあえず10話まで。Kindle無料。絵本?なのかな。天使の羽根をもつウサギたちが出てくる。最初は「手袋を買いに」みたいで童話パロっぽいところもある。
読了日:05月14日 著者:AngelRabbits

能楽にインスパイアされた短編集。
「やま巡り」(原曲『山姥』) 「小狐の剣」(原曲『小鍛冶』) 「稚児桜」(原曲『花月』) 「鮎」(原曲『国栖』) 「猟師とその妻」(原曲『善知鳥』) 「大臣(おとど)の娘」(原曲『雲雀山』) 「秋の扇」(原曲『班女』) 「照日の鏡」(原曲『葵上』)
どの話もハッピーエンドとは言えないが後味が悪いとも言い切れない。悪人(と言っていいのかもわからない)たちは生きることを欲していて、ずる賢く、したたかでたくましく……こういう気持ちの強さって大切なんじゃないかと思ってしまう。
読了日:05月15日 著者:澤田 瞳子

太宰の朝チュン話か?!と思いましたが、そこはなんだかハッキリしないのね〜蝋燭の揺れ具合、残り具合から読み手がアレコレ想像するしかないのかな?
一緒にコタツやら「クレーヴの奥方」やら足袋やら、ドキドキ素材がたくさんあるけれど「キクちゃん」が私を「いなかっぺ大将」の世界に引き込む(笑) 青空文庫でhttps://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1562_14860.html
読了日:05月15日 著者:太宰 治

noteやpixivでたまに見かけていた漫画。本になっていた! 頑張っているのにねぎらいの言葉ひとつかけてもらえなかったり、心ない言葉に傷ついたり……他人へのなにげないやさしさがきっかけになり突然あらわれるスパアンコウの世界(笑) 深海生物にもちょっと詳しくなれるかも? あんまり荒みすぎた心境の時には向かないとは思うけど、こんな世界があったらいいかなとゆる〜い気持ちで読むのがいい漫画。1話→https://note.com/akiba_sayaka/n/n8f4ebd1dc6d1
読了日:05月15日 著者:あきばさやか

本当に気の毒なのは誰なのでしょうか😅
青空文庫
https://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/46924_33265.html
読了日:05月15日 著者:岡本 かの子

タイトルそのまま、学校見学の様子がかなりテンション高めに書かれています。学生さんの学びの姿勢にいたく感激したようで、〆の文章も「健やかなる舞踏学生等に幸ひ多かれ!」✨ 青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/52788_44598.html
読了日:05月16日 著者:牧野 信一

「わたしが不幸かどうかを決めるのは、他人ではない」のコピーにひかれ読む。サラリーマンが駅名を見ながら「いつまでニュータウンなんだろうな」と話していたのを聞いたことがあるが、この物語もそんな場所に住む人たちの話。今まで住んでいた人たちをさかのぼりながらまた今に戻る。枇杷の木が象徴的。♪びわはやさしい木の実だから 抱っこしあってうれている うすい虹ある ロバさんのお耳みたいな葉のかげに…まどみちおさんのこんな童謡があるらしいが、こんなやさしさが感じられる、お隣さんがイイなぁと思った。ドラマ向き?
読了日:05月16日 著者:町田 そのこ

奥さまのやさしさになぜか吉野弘さんの詩「夕焼け」を思い出した。
えあ草紙で
https://www.satokazzz.com/airzoshi/reader.php?action=aozora&id=52620
読了日:05月17日 著者:小川 未明

ひとりと一匹、そしてそれを見守る人たち。狸が人語を話す場面がない分、その心の交流を感じる。小椋佳さんがうたう(布施明さんも)『歓送の歌』にある「僕達に別れはないという 心通えば…」を思い出してしまった。『神主の話』を読み返したくなった。
読了日:05月17日 著者:田中 貢太郎

主人公のかかった病気は、実際に梶井基次郎がかかった病気ではなかったそうで、とある友人(小説家浅見淵さんの弟の浅見篤さん)から聞いた話をモチーフにしているそうだ。また友人が買ったという朝鮮の鈴は、浅見篤から聞いた話が元になっている。
女からもらって病気を、バラされてしまった浅見兄弟について気になり『淺見淵君に就いて』も読んだ。どちらも青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/413_19694.html
読了日:05月18日 著者:梶井 基次郎

タイトルと表紙買い。彰義隊に入った夫に、戦いの前に手元に金が必要だと質屋に預けられた妻・けい。質屋は店仕舞いを考えていたので5ヶ月も連絡がないし彼女も出ていく気がない。そこに昔から懇意だった貧乏浪人・柏木がやって来た!手間賃を払うからとけいの夫の捜索を依頼する。江戸から会津へと向かう途中、新政府軍の参謀・速水興平と出会い、共に行動するようになるが……。ラストは思っていた通りだったけれど、読みやすかった。歴史に詳しくなくても楽しめる話ではないかと。小室重蔵が出番が少ないけれど会津士魂を感じさせる人物で好き。
読了日:05月18日 著者:渋谷 雅一

よくわからない短い話。あってもなくてもいい、どうせなら切ってしまえ!…盲腸に例えてな行き止まりの短い鉄道路線を「盲腸線」と呼んだりするけれど、自分もそんな人間だという気持ちをツラツラ書いたのかな? 青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000168/files/3626.html
読了日:05月19日 著者:横光 利一

いつまでも殻を被ったカリメロみたいなヒナのままではいけないぞ、陽翔! 私もちゃんと人間失格を読んだことがないのでうまいこと反論も出来ないのだけれど、陽翔が「少女病」(田山花袋)にかからないことを祈ってます。新作、ありがとうございました😍
読了日:05月19日 著者:バキラックス

読んでいたのに未登録でした💦 明日は新月だけれど、新月には黒いセクシーランジェリーを用意してみるとか?!(笑) ひと月に2回新月がある場合はブラックムーンというらしい。まだまだ先だけど
・2024年:12/01(日)、12/31(火)
・2027年:09/01(水)、09/30(木)
この時期にまたキンちゃんたちにお目にかかれたら😄😄😄
読了日:05月19日 著者:バキラックス

表題作のみ。讀賣新聞の人生案内100年という特集で戦後は「復員したら妻は子ども二人と自分の親友と暮らし妊娠中。仕方ないが、自分の子どもたちは引き取りたいと思ったが、子どもたちは親友等を実父母と思い込み、自分には近づこうともしない」「嫂(あによめ)に男があった 帰還した兄に知らすべきか」などの相談が多かったという記事を思い出した。夫の死後、未亡人が夫の兄弟の一人と再婚する婚姻形態を「レビレート婚」とか「レビラト婚」っていったよな、と。物語のふたりには「リンゴの唄」を明るく口ずさむ明日を生きて欲しいと思う。
読了日:05月19日 著者:浅田次郎

冬眠前の2匹の会話の短い話。一緒に同じ穴で眠ろうよ、って😅 ムリムリ! 普段からのおつきあが大事!と言いながらリアルな人間関係がうっすいワタクシ、この蛇の図々しさをスゴイなぁ、と関心したりする。冬眠というと『秋の夜の会話』(草野心平)の「さむいね/ああさむいね/虫がないてるね/
ああ虫がないてるね/もうすぐ土の中だね(以下略)」を思い出す。青空文庫で。
読了日:05月19日 著者:夢野 久作

◯◯夫人ってタイトルの作品っていろいろあるなぁ、とながめていて見つけた短い話。おせっかい……という範疇をこえていると思う。時代劇で押し込みの手引をする女中を連想してしまう。こんなお隣さん、絶対イヤ! 親切心からだろうけれど、やっぱりヤダ! この後、おせっかい夫人はどうなったのかを知りたい! 教訓「人を見たら泥棒と思え!」えあ草紙で→https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/46921.html
読了日:05月19日 著者:岡本 かの子

売れっ子少女マンガ家の母親に学校で人気者の兄がいるメガネっ子の持つ葵が主人公。自尊心が低くクラス内のモブ的存在だが、料理も上手いし家族仲も悪くなく……兄とも仲のいいイケメンクラスメイトの水沢が隣の席になり、話をするようになって……コンタクトにして可愛くなった葵。友だちも出来たし、水沢との恋愛モード突入かと思ったら、アレ?!(笑) いかにも少女マンがで楽しい🤭
読了日:05月19日 著者:吉永 ゆう

アニメの印象の方が強いのだけれど。今読んでいる寺地はるなさんの「水を縫う」の1話が手芸好きな高1男子の話で、ジュンくんを思い出したので。
読了日:05月20日 著者:PEACH-PIT

画家の見た夢の話なのかと思っていたが、どうも妄想に近いような?女性に対しての不信感、嫌悪感があるのかな。線香花火に火をつけたはずなのに葱に火をつけていた、というのはネギ坊主にマッチで火をつけまくった?この場面が印象的。夢の中で首を絞めた全裸のモデル、これもなにかの象徴か?合成音声の朗読(読み方やアクセントがヘンだが字幕付き)で大まかな流れを知った後に青空文庫で。同じタイトルの別の話もある。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/186_15257.html
読了日:05月20日 著者:芥川 竜之介

この話に出てくる詩人のH・Kって誰? 海水浴場、麦わら帽子に美しい紺色(詩人は札幌色と言った)のマント。不思議な取り合わせはやはり夢だからか? 匂いのある夢か。見たことないな。夢の中でも歌だの発句だのを作っている「僕」。『お神輿の渡るを見るや爪立ちて。』で締められる。長い方の『夢』よりこちらの方がヘンな不安感はなく浮遊感が心地よい気がして好きかも。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/4308_15284.html
読了日:05月20日 著者:芥川 竜之介

『夢』に出てきた詩人のH・Kが北原白秋では、と教えていただいた。https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/4308_15284.html
ふたりの名前で検索したらこの話が出てきたので読む。友人を花や動物ではなく食べ物に例えるとは!
北原白秋はビフテキ😄 なんか楽しい気分になった
🤣 青空文庫でhttps://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/3795_27312.html
読了日:05月20日 著者:芥川 竜之介

pixivで見つけてKindle(無料)でまとめられていると知り、2もあわせて読む。2には実際出てきた物の写真も少しある。しかし、スゴい分量!! ニオイが画面から出てこなくてよかった、って思った。懐かしい品物もあったけど、片付ける方は大変だよなぁ。本当にお疲れさまでした!!
読了日:05月21日 著者:星見かおる

それぞれの思惑を打ち消した一発! みんな夢から醒めたような感じにも思える短い話。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/46715_27687.html
読了日:05月21日 著者:夢野 久作

第9回河合隼雄物語賞受賞作。「男子なのに」手芸好きなと高1・清澄。「女の子」なのに可愛いものとか苦手な結婚間近な姉の水青。「母親なのに」手作りより市販品を選ぶりつ子。「女だから」学問は不要と言われた祖母。「父親なのに」らしいことは何もしない全。「他人なのに」姉弟を気にかける全の友人・黒田。「……なのに」「…だから」に自他ともに縛られてしまう。清澄の友だち、水青の婚約者、子どもたちの名前の由来や水青のウェディングドレスをめぐり、少しずつかわっていく家族たち。ドアを開けようとするラスト、暗示的でよかった😄
読了日:05月21日 著者:寺地 はるな

「国境を知らぬ草の実こぼれ合い」という井上信子の川柳と彼女について。「どのように坐りかえてもわが姿」という川柳も。作者は『老女史はこれを「最近の心境」として示されているのだが、女史の姿の変らぬのは立派である。しかし私はぜひとも坐り直し別な姿にならねばならぬ。同感の士なきやいかに。/私は久しぶりに「烈婦」という文字を、この老女史でおもい出した。』老女史とあるのは83歳という年齢ゆえ。「手と足をもいだ丸太にしてかへし」は鶴彬(つるあきら)が昭和12年に発表した川柳。井上信子も高田保も初めて知る人物だった。
読了日:05月22日 著者:高田 保

秋にドラマの2期が始まるというので、初心にかえろうかと。シロさんたち、若いなぁ。最近の熟年夫婦みたいな感じも好きだけど。あと何気にシロさんがケンジへの愛を伝える場面が増えた気がするのよねぇ🤭 連載開始が2007年、あぁ確実にこの年数以上モーニングを買っているのか😅 余談→弁護士保険ってあるんだ。https://bengoshihoken-mikata.com/lp/2175-2/
読了日:05月22日 著者:よしながふみ

ケチンボと泥棒の駆け引き?どっちもどっちのおマヌケ野郎です。最後は仲良く牢屋にGO!の短い話。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/46720_27694.html
余談→『薔薇とピストル』って歌があったよね🌹 聖子ちゃんも同じタイトルの歌を歌っていたのか~私はギャルしか知らない💦
https://www.uta-net.com/song/82811/
読了日:05月22日 著者:夢野 久作

最初「えのきとひなげし」と読んでしまった。ひなげしはなんであんなにひのきをバカにするのか、最後までバカにした態度でイヤな気分のまま読み終えた。ひなげしがキライになりそう。読むきっかけになった記事→https://note.com/yamakei90_/n/n67a50b0a6501
読んだのは青空文庫→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/1920_17655.html
読了日:05月22日 著者:宮沢 賢治

賢治の話は擬音が面白い。3匹の蛙が憧れるゴム長靴✨それを手に入れた一匹は嫁さんもGet。だが他の2匹に嫉妬?され、花嫁カエルもゴム長靴にしか見ていなかったよう……最後はめでたしめでたしなのかな。人間の薄汚れた歪んだ部分がカエルたちを通して描かれていてネーミングもあわせて結構好きな話かも。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/46600_33648.html
遠野高等学校に賢治像→https://ton-hs.note.jp/n/nd35dfde93c77
読了日:05月24日 著者:宮沢 賢治

「切れ味の鈍いカッター桜桃忌」坪内稔典さんのブログで赤石忍さんのこの句を読み、なんかスゲェなと思ってこの話を読む。「いつでも、自分の思っていることをハッキリ主張できるひとは、ヤケ酒なんか飲まない。(女に酒飲みの少いのは、この理由からである)」…河島英五の 「酒と泪と男と女」を思い出す。なんだかんだ理由をつけて自分を家族から切り離したいと思っているよう。自分から「家族になろうよ〜」とは考えることなく全て他人任せにしたいようだ。ゆたかさの象徴のような桃の大きい種はモヤモヤした気分の塊なのだろうか。青空文庫で。
読了日:05月24日 著者:太宰 治

表題作以外を読む。「自衛隊に入りませんか」流行語みたいにみんなで言っていた覚えがある。傷痍軍人もまだ私が小学生くらいまではお祭りで見かけた。【戦争の経緯を体験した人ならば、「転換」は存外簡単なのかもしれない。だが、その結果のみを強要された勝男には、「退蔵」するほかはないものが多すぎた。】(「夜の遊園地」P122)体験した者とそうでない者、その時代に近い者と遠く離れた者、理解しようとしてもやっぱりその時代にいた人間にしかわからない感覚ってあると思う。「不寝番」は浅田さんらしいなと思った。
読了日:05月24日 著者:浅田次郎

♪ちいさな夢を唇に〜歌って君は〜僕と出逢った〜
どうしても「約束」と聞くと渡辺徹ちゃんのコレが出てくる。あと「約束はただのあじさいだったのに」なかはられいこさんの川柳?も。口約束なんて言葉もあるので軽く受け取られる場合もあるが「相手が約束を破るかもしれない、それを含めて信じることだ」と言われたことを思い出した。
読了日:05月24日 著者:夢野 久作

たね子は夫の先輩に当るある実業家の令嬢の結婚披露式の通知を貰ったが、帝国ホテルとなると洋食……全く未知なる世界で憂鬱な気分に、な話なのだけれど、話の内容よりダンナさんがたね子のまゆ毛を見て返事をする場面が気になる! たね子との身長差からそうなるのか、ふと眉なのか、たね子がいつもうつむき加減だから目ではなくまゆ毛なのか。披露式後もたね子の憂鬱はなくならないようだ。ダンナさんもちょっと変わり者? 笑えるようで、笑えない、不安定な気分のまま読み終わった。
読了日:05月24日 著者:芥川 竜之介

日本西洋古典学会というのがあるが、太宰が現代にいたら会員になりいろんな議論をしたのだろうか?
「悪魔」という響きには残忍さもあるが狡賢さやどこか華やかな印象もあったりする。そして「サタン」の響きにタロットカードのおどろおどろしいイラストを思い出してしまう。「あなたは鬼だ」と言われるのと、どちらがより凹むのだろう?いろんな面があるので完全にソレになった人間とはお付き合い出来ない気がする。こちらを読み興味を持ったのでhttps://note.com/18690511/n/ndb35826f4936
読了日:05月25日 著者:太宰 治

タイトルと表紙買い。あとからダフネと勘違いしていたことを知る😓 この人はロマンチストなんだろうなと思う。登場する男はダメダメ感が強いのだけれど、クズと言うのとは違って不器用なのかなと。家族や恋人だったら遠慮したいが。『まぼろしの虹』などし良くも悪くもの昔気質の男って感じがした。再婚同士の離婚問題はいろいろ大変そう。義理の姉弟で何か起こるのかと下世話な期待を持ったが違う方向にいった。この人の話はいつも「純愛」という言葉が浮かぶが『水母』が一番その印象が強かった。どの作品も好き。亡くなられたのが残念。
読了日:05月25日 著者:藤原 伊織
![週刊金曜日 2023年5/26号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/01MKUOLsA5L._SL120_.gif)
柳広司さんの『南風に乗る』についてのインタビューを立ち読み。山之内貘さんが出てくる小説なら読んでみたいかも。
https://youtu.be/PKx7C4JJCWw
こちらはポストセブンの記事(笑)→
https://www.news-postseven.com/archives/20230317_1849464.html?DETAIL
読了日:05月26日 著者:

あいびき……この言葉の響きからドキドキが止まらない(笑) 冒険してしまう?!少年少女とふたりを盗み見るような語り。
「それは何処どこの町にもぽかぽかと日の当っているような、何となくうっとりするような、五月の或る午後のことであった。」このラストが今の時期に合っている気がする。差別用語や不穏な空気もあるのだけれど(多分こちらの方が重要)それを超えておやぢ心ときめく日曜日🤭
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/4843_14200.html
読了日:05月28日 著者:堀 辰雄

キツネにお使いを頼んではいけません〜キツネは神様の眷属としてのみ優秀・有能なのかも…油を売るのも舐めるのもダメだよ~ん😅 青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/4677_8215.html
読了日:05月28日 著者:新美 南吉

アンソロジーを探していたので購入。薄いわりにペ執筆者が多くないか?と思ったら小説が5編、エッセイが4編だった。なんだ、全部短編小説じゃなかったのか。今回はエッセイのみ読んだ。太田和彦さんの釧路の話、北大路公子さんの札幌冬の陣」は日記になっていてお酒の話題が多かったけど、暮らしぶりなどがわかって面白かった。
堂場瞬一さんは「ラッキーピエロ」のハンバーガー。あぁ、テレビで見たことがあるアレか! 原田 マハさんは「旅すれば 乳濃いし」で乳製品の話。来月の乳の日イヤ父の日まで待てばよかったかな?!
読了日:05月28日 著者:集英社文庫編集部,浅田 次郎,太田 和彦,河﨑 秋子,北大路 公子,桜木 紫乃,堂場 瞬一,馳 星周,原田 マハ,渡辺 淳一

昨日の読売新聞・こどもの詩(作者は中1)を読み、犬の話を読みたくなったので。再読だったか。八公はあだ名。人間の身勝手さを考える。八公がいい人でよかった。こどもの詩はこちら→「ご飯の時間になると/ちゃわんの前におすわりしている/場所を横どりして座ってみた/そうしたら/犬は私の後ろに座った」ワンちゃん……💦 青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/45055_45841.html
読了日:05月29日 著者:豊島 与志雄

こどもの詩からの「犬」読み2作目。いろんな犬との思い出(?)やはり話が巧みで面白い。時代的に今はちょっと……なこともあるが、そういうこともあったと知るのは悪くないと思う。
【落語に犬を扱ったものは、『大処の犬』『犬の眼』『いつ受ける』『課長の犬』『無筆の犬』『夜道の犬』…】『元犬』しか知らないかな。青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001805/files/56793_55651.html
読了日:05月29日 著者:三遊亭 金馬

黄櫨の描写による最初と最後、構成がうまいなと思った。上野図書館についての随筆。婦人閲覧室!そんな時代があったとは……人の容色は変わっていくけれど、その中に変わらぬ気概もあるだろうし、命をつなげだたくさんの書物がある。古くさい昔の日比谷図書館の食堂を思い出しながら読んだ。(近くの会社にいたのだけれど、食器が刑○所みたいとは上司のコメント😅)いろんな図書館に行ってみたい。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/4016_13061.html
読了日:05月29日 著者:宮本 百合子

医学書ではなく「尋常小学一年生読本」を売ろうとしたとは(笑) でも最後は仲良し(?)お得意さんになってもらったようでよかった、よかった😄
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001172/files/44978_42821.html
読了日:05月29日 著者:村山 籌子

期間限定無料。「音」の字が入る名前って好き。自分は全く音楽には詳しくないし普通の人より聞く機会も少ないと思うけれど、こうやって何かを創り出そうとあがく人たちを見るのは好き(笑)絵も悪くない。主人公の音大生の茜音。
は父親が超有名プロデューサー。「大学在学中にデビューする」という父との約束の期限があと1年に迫るがコンペには落選続き。自分の正体を隠し密かにボカロPとして動画投稿をするも再生回数は伸びす。そんな時に運命の出会いが?! 歌い手さんのコもいろんな事情があり、どうなるのか先が気になる!
読了日:05月30日 著者:矢田 恵梨子

カケスって言葉を覚えて真似をするのか! 知らなかった😱 人の顔が見えると喋らないのもなんかイイ! 『鸚鵡とくらべるとずっと声に柔かみがあって美しい。私は決して教えないのであるが、懸巣の方でひとりでに覚えるのである。一たん、覚え込んだら忘れぬものらしい。』聞いてみたい。
川端康成の『掌の小説』にもカケスがあったようだが、記憶にないわ……いつか読み返そう。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001579/files/53511_49734.html
読了日:05月30日 著者:室生 犀星

イマドキのアイドルの作り方って感じがした。昔はアイドルってキラキラした存在でその裏話にある大変さをウリにすることはなかったように思ったけどなぁ。大人数のグループもたくさんになって、誰かわからないうちに似たようなグループが出来て、似たような横文字っぽい名前で、メンバーを覚えられないうちに辞めたり解散したり……。まぁよくある芸能界の話だけど、マネージャー業を描きたいのかアイドルになる過程に重きを置くのか、そのバランスがよくわからない。青田買い、判官贔屓、そんな言葉が浮かぶ。
読了日:05月31日 著者:

タイトルと表紙買い。真梨さんだからまとわりつくような厭らしさとグロさを覚悟(期待)していたのに、歴史IF物? アラハバキとか出てきた時には『神様の御用人』を読んでいてよかったと思った😅 『縄紋黙示録』という自費出版の小説を読者も一緒に読みながら、コレはどういう意味だ?!となる。出てくる場所や地名なども関東圏だったので、なんとなくわかるぞ感覚で読みすすめられた。あとがきはない。参考資料がスゴい。最後はなんかラノベかムーを読んだような気分になってしまった。ちょっと期待していた内容ではなくて、う~ん、残念🥸
読了日:05月31日 著者:真梨 幸子

世の中を知りたくて忠実な家来ひとりと旅に出る…そして運命の出逢いが😍みたいなパターンかと思ったら、なんとなく違うような……? 「ナゾが解けたら結婚してあげてもよくってよ!」な美人だけど性格は…なお約束な姫が後半に出てくる。なぜ前半に出会った娘さんとめでたしめでたしにならなかったのだろう?と思った。まぁ娘さんのおかげでナゾ語り解けたようなものだけれど。最後に性格の悪い姫と結婚したかどうかがハッキリしないのが一番のナゾかもしれない😅
読了日:05月31日 著者:グリム ヴィルヘルム・カール,グリム ヤーコプ・ルードヴィッヒ・カール

「白桜忌」が29日だったので。『次に少しばかり自分が貞操を尊重している現下の心持を述べてみたい。自分はこれを他に強いようとするのでも、他に誇ろうとするのでも毛頭ない。所信を述べてこの問題を討究する資料に供したいばかりである。』タイトルに「私の」とあるように自分の過去の振り返りみたいな感じだった。殿方も結婚まで清い身体でいるべきかどうか、晶子の考えを知りたかったのだけれど、まぁムリだったな😓
読了日:05月31日 著者:与謝野 晶子
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