月刊・空のお城図書館

2023年11月01日

風華雲便りNo.1∶10月の本棚  〜 2023.10  〜

10月の読書メーター
読んだ本の数:132
読んだページ数:14025
ナイス数:3558

ちいちゃんのかげおくり (あかね創作えほん 11)ちいちゃんのかげおくり (あかね創作えほん 11)感想
キメツの二次創作で「かげおくり」の漫画を読み、この話を思い出して読んでみた。国語の教科書には昭和61年から載っているらしいが(小3らしい)この時はもうオトナだったので😓初めて「かげおくり」がどんなものかを知った。読み継がれていきますように。
読了日:10月01日 著者:あまん きみこ
教えて 艶姫神さま ~お江戸でアレのお悩み解決いたします~ (1) (マンガよもんが)教えて 艶姫神さま ~お江戸でアレのお悩み解決いたします~ (1) (マンガよもんが)感想
江戸時代にタイムスリップして美容術を伝授…みたいな話。作者さんが暴露していたけど打ち切り作品なので(よくあるパターンと言えばそうなんだけど)2巻まで出ているけれど、現代に戻る気配もなく恋愛模様もどうなるのさ!?と中途半端なまま終了で残念。https://note.com/okubo163/n/ne6b65d589c85
読了日:10月01日 著者:大久保ヒロミ
緋の稜線【合本版】1 (セレブリティLOVE)緋の稜線【合本版】1 (セレブリティLOVE)感想
昼ドラで見ていたので(主人公役の女優さんはイマイチで好きじゃなかったけど)懐かしくなり読んだけど、かなりの長編だったのね。絵柄はやっぱり苦手😅
戦前、戦中、戦後の女性の立場や生き方など考えさせられる。
https://honcierge.jp/articles/shelf_story/5357
読了日:10月01日 著者:佐伯 かよの
鏡花あやかし秘帖 (ノーラコミックス)鏡花あやかし秘帖 (ノーラコミックス)感想
やはり鏡花って難しくて苦手。今市子さんの絵は合っていると思うけれど、実はこの方の漫画も(他の作品も)絵柄云々ではなくなんか苦手😅 どちらも少しはハマれるかなぁと思ったけれど、やはり難しかった💦 でもこりずにまたチャレンジしたい🥸🥸🥸
読了日:10月01日 著者:橘 みれい
おもちのかいすいよくおもちのかいすいよく感想
「おもちのおふろ」も読む。食べ物を擬人化した絵本はいろいろあるけれど餅は初めてかも。他の食べ物も出てくるけれど、なんとなく海にいることがしっくりこなくて、こんがり焼けますよ~の発想はわかるのだけれど、う~ん、お風呂ネタもどうも今ひとつだった。子どもが読むと違うのかな?
読了日:10月01日 著者:苅田 澄子
おひとりさま日和 (双葉文庫 に 03-08)おひとりさま日和 (双葉文庫 に 03-08)感想
「おひとりさま」をテーマにしたものってコミックエッセイとかもたくさんある。昔からひとり暮らしの人ってけっこういたはずなのにな。いろんな年代、いろんな事情の「おひとりさま」の暮らし。坂井希久子さんの「永遠語り」は心情的にも色彩的にも美しさや儚さ、せつなさがあって一番好きかも。
余談だが、こちらのブログで3刷決定を知る。奥さまが松村比呂美さんなのか!
https://blog.goo.ne.jp/duke1955/e/f91436a4140ae6fb26cb830508a8bef1
読了日:10月02日 著者:大崎 梢,岸本 葉子,坂井 希久子,咲沢 くれは,新津 きよみ,松村 比呂美
ホーム・ビター・ホーム~モラハラの家~ : 1 (アクションコミックス)ホーム・ビター・ホーム~モラハラの家~ : 1 (アクションコミックス)感想
文字通りモラハラ夫の話。主人公も計算高い気がして同情する気にはあまりならなかったかなぁ。主人公の元カレとかもなんかキモチワルいし。6巻完結で最後まで読んでみたけどハイ?な中途半端な終わり方で、なんだかなぁ…な漫画だった。
読了日:10月02日 著者:石紙一;丸子十愛
名前のない喫茶店(一二三文庫)1名前のない喫茶店(一二三文庫)1感想
タイトルが気にいったので。野良猫に誘われた路地で見つけた“名前のない喫茶店”。蕎麦屋のような店内に職人のような佇まいのマスター、そして店内での約束事。コーヒーとチーズスフレ、いいじゃないか、いいじゃないか、と思っていたけれど、なんかあっさりふたりが恋人同士になってしまったかんじがして、う~ん…。その後のお付き合いや身内のことなどはやっぱりね、で驚きはなかったけれど。もっと刺し子について話が拡がるのかなと思っていたのに小道具かぁ、で終わってしまい残念。漫画だったらもっと面白く感じたのかも。
読了日:10月02日 著者:園田樹乃
ばべるの塔ばべるの塔感想
伝言ゲームのような展開には笑ってしまったけれど、安易に人の話にのってはいけないなと思った。青空文庫にこんな話があるとは知らなかった。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001180/files/45174_26304.html
読了日:10月02日 著者:沖野 岩三郎
たんぽぽ長屋たんぽぽ長屋感想
時代小説なんだけど、たんぽぽ長屋の名前を活かすような場面もなく、話もまぁよくあるパターンで😅
会話文と地の文の分け方もン?となってしまい(ずっと会話文でいいんじゃないか)小説というにはちょっと物足りなく最後までノリきれない短編だった。もっと人情味を出す工夫が欲しかった。
読了日:10月02日 著者:森明日香
残り一日で破滅フラグ全部へし折ります 1 ざまぁRTA記録24Hr. (フロース コミック)残り一日で破滅フラグ全部へし折ります 1 ざまぁRTA記録24Hr. (フロース コミック)感想
このテのタイトルのものってたくさんあって、なんだかよくわからないので、小説より漫画だなと思い、読んでみた。コレは時間も区切られているからか、話もサクサク進みドキドキしながら3巻まで読んでしまった😆 面白かった。絵も華やかで悪くない。
読了日:10月03日 著者:
パンどろぼうパンどろぼう感想
食パンがパンを盗む……!?と思っていたらそーゆーことか!と全く気がつかず読んでいた😓 美味しいパンが食べたい!
読了日:10月03日 著者:柴田 ケイコ
公爵夫人の50のお茶レシピ 1 (フロース コミック)公爵夫人の50のお茶レシピ 1 (フロース コミック)感想
ルピシアのお茶の記事をいくつか読んだ後にこのタイトルが目についたので読んでみたけれど、コレもまた異世界転生ものらしい。お茶の薀蓄があるようなないような……イジメがあったり夫婦仲に問題ガスあったりはもう当たり前……巻数が進めば彼女のご主人さまとの関係がラブラブになったりするのか?
読了日:10月04日 著者:Antstudio
秋雨の追憶秋雨の追憶感想
今日は久しぶりに雨が降ったので、秋雨のタイトルのつく随筆を。つらつらと思い出したあれこれ。最後に書かれた情景を見ることがないように祈る。「震災の年の秋には雨が多かつたやうに覺えてゐる。衣類を失つた人々が秋が更けても白地の單衣の重ね着の袖を雨にしめらせながら街を歩いてゐた。わびしいあはれな光景であつた。」青空文庫で。https://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/437_17666.html
読了日:10月04日 著者:岡本 かの子
緑の花と赤い芝生 (小学館文庫 い 49-2)緑の花と赤い芝生 (小学館文庫 い 49-2)感想
タイトルと表紙買い。大学院を修士課程まで修了、大手飲料メーカーに勤めキャリアを積む志穂子。彼女の兄嫁は同い年の27歳。夫や姑と「理想の家族」を築くためなら本音なんて言わなくてもいいと思っているら杏梨。同い年だからって同じように暮らしてきたわけなどなく、同じくだからって話が合うわけでもなく……好きなキャラはナシ。杏梨の母も志穂子の兄もキライ。一番イヤな気分になったのは志穂子に母親が杏梨が羨ましいんだろうと言った場面。兄や母を奪われた気分になって嫉妬して八つ当たりしている……だと!? 本を投げ出すとこだった。
読了日:10月04日 著者:伊藤 朱里
酒を片手に庭に出る酒を片手に庭に出る感想
ショートショートというには少し長いから短編集?  ホラー風味だったり日常系だったりの6作品。キンモクセイの香り≒トイレの図式は今でも根強いのかなぁ。最後に他のKindle作品の紹介アリ。
読了日:10月05日 著者:日野 裕太郎
悪役令嬢の怠惰な溜め息 1 (フロース コミック)悪役令嬢の怠惰な溜め息 1 (フロース コミック)感想
原作は未読。こういう悪役令嬢モノ?転生モノ?はいろいろあるけれど、漫画で読むのがお気楽で楽しい気がする。今はこれにハマッてしまい、既刊分(6巻まで)は読んだ。 嫌味をうまいこと聞き流す技術とか欲しい😅
読了日:10月05日 著者:ほしの 総明
スポーツの日(エイリアン・ゴー・ホーム)スポーツの日(エイリアン・ゴー・ホーム)感想
なぜかピンクレディーの「UFO」を思い出してしまった😅 地球の男に飽きる女はいても地球の女に飽きる男はいない……のか? どうだろ?🤔
読了日:10月06日 著者:バキラックス
秋分の日(彼岸フォース)秋分の日(彼岸フォース)感想
自分のまわりに7月生まれっていたかな?😄 ちなみに私の子どもふたりは2月生まれだから〜と考えてしまったわ😆
読了日:10月06日 著者:バキラックス
ココロノミカタココロノミカタ感想
旅の花屋さん(ココロさん)と小さなおサルさん(ミカタさん)が旅をする話。明治、大正、昭和とその時代に生きる人々と出会うファンタジー? スタイルがメアリー・ポピンズっぽい? ゆったりした雰囲気の漫画。KindleUnlimitedでも読めるようですが、私はスキマで🐥 全12話。
https://www.sukima.me/book/title/BT0000504120/
読了日:10月06日 著者:乙佳佐 明
女王様の犬 1女王様の犬 1感想
タイトルからアダルティなヤバい漫画だと思い、足を踏み入れてはいけない!とずっと思っていたのだけれど読んでみたらアレ?霊力で妖獣を使役する「言霊使い」の少女と使役獣の兵衛をメインにした学園物?だった。物語が進むに連れてキャラも増え謎も増え……合間合間のギャグに時代を感じるけれど最終回まで面白く読めた。言葉は大切、でもそれに縛られ過ぎるのもよくないなと思った。スキマで誰でも全話無料🥸https://www.sukima.me/book/title/BT0000986579/
読了日:10月07日 著者:竹内未来
坂道坂道感想
自転車に乗る時は気をつけないと…特に坂道は。なんかちょっとゾワッとするのが新見南吉だからか。青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/55348_49312.html
読了日:10月07日 著者:新美 南吉
短歌習作短歌習作感想
青空文庫
https://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/16010_30019.html
読了日:10月07日 著者:宮本 百合子
にわか令嬢は王太子殿下の雇われ婚約者 1巻 (ZERO-SUMコミックス)にわか令嬢は王太子殿下の雇われ婚約者 1巻 (ZERO-SUMコミックス)感想
悪役令嬢モノで完結している漫画を検索して見つけたもの。4巻完結だけれど2巻完結の物語がふたつ、として読めなくもないので、イマイチだと思ったら2巻で終わりもありかな。うまいことまとめてあったと思う。働き者のリネットがカワイイし、彼女の心の揺れもまたイイ。原作は未読。
読了日:10月08日 著者:アズマ ミドリ:コミック,香月 航:原作,ねぎし きょうこ:キャラクター原案
性別「モナリザ」の君へ。(1) (ガンガンコミックスONLINE)性別「モナリザ」の君へ。(1) (ガンガンコミックスONLINE)感想
人間は12歳になる頃に自分がなりたい性へと次第に身体が変化していく世界。14歳になる頃には男性か女性へと姿を変えてゆくが、性別がないまま18歳になる主人公。性別を選ぶ話って昔からあった気はするけれど、小学生だった自分には夢物語な問題だった。でも今はとてもリアルに感じる。最初のモナリザの絵についての話は知らなかったおバカさんです。「女にする」「男にする」が言葉のアヤではなく実際問題になるとは……。完結済なのでネタバレ読んだけど、心身ともに悩ましく難しい問題ですな。
読了日:10月08日 著者:吉村旋
古傷古傷感想
青空文庫で。酔っぱらいというだけでも始末が悪いのに、ソイツが殺人犯だと知らない内田くん。友だち思いな彼には無事でいてもらいたい。早くその場から離れないと……! ショートムービーで見たいかも。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000325/files/43437_24884.html
読了日:10月08日 著者:蘭 郁二郎
転生ババァは見過ごせない! 元悪徳女帝の二周目ライフ1 (レジーナCOMICS)転生ババァは見過ごせない! 元悪徳女帝の二周目ライフ1 (レジーナCOMICS)感想
タイトルのババァにひかれて😅 恐怖政治により国を治めていたラウラリス・エルダヌス。それは国を愛するが故……しかしそれは誰も知ることなく彼女は勇者に討たれ人生の幕を閉じたはずだった―が、300年後、少女の姿で大復活!? (笑)自らの死をもって世界に平和をもたらしたラウラリスに神様が人生やり直しのチャンスをくれたらしい。今度は平穏に気ままに暮らすはずだったのに、いつの世にも悪い奴らはいるもので……1巻を読んで面白かったので3巻までイッキ読み。この後はどうなるのか?
読了日:10月08日 著者:文月路亜,ナカノムラアヤスケ
忘却の河 (仮) (上) (竹書房文庫, さ12-1)忘却の河 (仮) (上) (竹書房文庫, さ12-1)感想
タイトルと表紙買いしたので内容が輪廻転生モノで中国の作家さんだとは読むまで気がつかず……たくさんの漢詩が引用されたりいろんな小説タイトルが出てきたりしてなかなか面白い。ただ登場人物の名前の読み方は覚えられない😓 いろんなところでコイツとコイツは繋がりがあったのか!となったりするし。「人間というのは、ひどい目にあうと理性を制御できなくなってしまうのかもしれないね。あらゆる感情が解きはなたれてしまうんだ。誰かを殺したいという感情も……」(P434)下巻も半分まで読んだが、最後はどうなるんだろ?
読了日:10月08日 著者:蔡 駿
玩具の汽缶車玩具の汽缶車感想
機関車ではなく汽缶車!のタイトルが気になり青空文庫で読む。最初に「つづれさせさせ はやさむなるに  あの歌も、もう聞かれなくなりました。」とあるのは『秋もやや夜さむになればはたおりや
つづれさせてふむしのなくなり』から? 【ことしもまた冬がちかくなりました。おばあさんが寒がります。どうぞはやく来て下さいね。】華子が書いた
北山薪炭様への手紙も可愛らしい。青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000212/files/46433_23629.html
読了日:10月09日 著者:竹久 夢二
日輪草 日輪草は何故枯れたか日輪草 日輪草は何故枯れたか感想
熊さんのおかみさんは馬鹿正直なかわりに疑い深い……毎日帰りが遅ければ気にはなるだろうけど。そして熊さんが日輪草と花の名前を教えてもらったのに「ひまわり」でなく「ひめゆり」と覚えていたことも奥さんにはなんですってぇ!?な気分にさせた😱 最初の楽しくウキウキとお世話して観察してからのラストがあまりにもかなしい……花に罪はない、見捨てられたようでなんとも言えない(⁠。⁠ŏ⁠﹏⁠ŏ⁠) https://www.aozora.gr.jp/cards/000212/files/46427_23641.html
読了日:10月09日 著者:竹久 夢二
忘却の河 (仮) (下) (竹書房文庫, さ12-2)忘却の河 (仮) (下) (竹書房文庫, さ12-2)感想
上巻でも死人が続出だったが下巻でも謎解きとともに殺人がもれなくついてくるみたいな展開に…なんという因縁なのか。
「世の中には子供のことを知らない親なんていない。でも、子供は親のことを知らないものなの。」(P403)子どものことも親のことも自分のこともわからない私はどうしたらいいのだ?と思ったりしながら、この小説は家族小説でもあるのだなと。テレサ・テンの名前も懐かしかった。引用された詩はどれも美しかった。ラストは特に。暗誦出来るようになりたい。「忘れる」ことが出来ない人生もまた恐ろしい。
読了日:10月09日 著者:蔡 駿
九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子 (ビームコミックス)九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子 (ビームコミックス)感想
『竜の小塔』『人魚禁漁区』『わたしのかみさま』『狼は嘘をつかない』『金なし白祿』『子がかわいいと竜は鳴く』『犬谷家の人々』……寓話のような昔話のような童話のようなパロディのような〜どの話もタイトルも含め面白かった。
読了日:10月09日 著者:九井諒子
屋根裏部屋の公爵夫人 1 (B's-LOG COMICS)屋根裏部屋の公爵夫人 1 (B's-LOG COMICS)感想
期間限定無料を見つけて読んでみた。貴族に無責任な噂は美味しいお菓子なのか。政略結婚っていろいろあるけど、このダンナのバカさ加減はスゴいものがある! なろうで連載していたので、ダンナとその屋敷の連中にもムカつきながら原作小説を読んでいる🥸
読了日:10月09日 著者:林 マキ
記憶喪失の侯爵様に溺愛されています これは偽りの幸福ですか? 1 (フロース コミック)記憶喪失の侯爵様に溺愛されています これは偽りの幸福ですか? 1 (フロース コミック)感想
記憶喪失になる前の旦那さまが酷すぎるので、変わり具合がオソロシイが、ヒロインの実家もコワい……サイト掲載の原作小説を読んで結溺愛ぶりにうわぁ……となったけど、悪役は悪役らしく華々しく毒々しくて、それもまたヨシ!😆
読了日:10月10日 著者:ここあ
歴史に残る悪女になるぞ 悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです! (ビーズログ文庫)歴史に残る悪女になるぞ 悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです! (ビーズログ文庫)感想
とにかく悪女になることを目指すアリシア(笑) 
なんとなくキャラのイメージをコミカライズでつかんだところで原作も試し読み。続きが気になり、なろうを読んでいたけれど完結してなかった😱 https://ncode.syosetu.com/n4006fe/?p=1
読了日:10月11日 著者:大木戸 いずみ
紅の死神は眠り姫の寝起きに悩まされる 1 (PASH!COMICS)紅の死神は眠り姫の寝起きに悩まされる 1 (PASH!COMICS)感想
タイトルはイマイチだと思う😓 国の名前をフロイトにしたのは予知夢?的なものを見るヒロインにかけてなんだろうなと思う。今まで読んだのとはちょっと違うタイプかな。夢を見ることで体力を消耗するので睡眠時間が長くなる。思い込みの激しさはある気はするけど。1巻だけ読んで原作をなろうで読了🥸
読了日:10月11日 著者:深山 キリ
柿感想
柿の実の思い出。大きなおむすびとかさるかに合戦を連載する。のんびりゆったりした昔の風景。最後がちょっとせつない郷愁の物語。青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001179/files/45131_44468.html
読了日:10月12日 著者:土田 耕平
柿 山本周五郎集 (古典名作文庫)柿 山本周五郎集 (古典名作文庫)感想
妹に結婚の申込みをすると信じていた友の裏切りに憤慨する兄、しかしそれには理由が……柿の実に託された思い、周五郎らしい武士の話でよかった。
えあ草紙で
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/57599.html
読了日:10月12日 著者:山本周五郎
ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される(コミック) : 1 (モンスターコミックスf)ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される(コミック) : 1 (モンスターコミックスf)感想
両親から暴言を吐かれずたぼろな服をまとい、召使のように働かされている男爵令嬢・マリー。死んだ姉の変わりに婚約者として送り出され……な話。試し読みして面白かったので、原作も読むことに。 脇役も素晴らしく(笑)面白かった。
読了日:10月12日 著者:仲倉千景,とびらの
ごわごわごむ靴ごわごわごむ靴感想
「栗」の話を探していた時に見つけた話。タイトルは川におちた長靴のことだった。ドジョウのおじさんのいい住まいになるはずだったのに……😅
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001604/files/53986_45311.html
読了日:10月12日 著者:桜間 中庸
昭和39年の俺たち11月号昭和39年の俺たち11月号感想
■チョロQ、見たことがないものもたくさん
■昭和アイドルと妹歌謡(笑)みんなカッコいいお兄ちゃんになりたかったのだろうか■昭和39年のジャニーズ事件!私は北公次を告発を記憶しているけれど、すでにこの時代に起きていて40年には週刊誌にジャニーさんが変なことをしたと記事になっていたとは。昔はナベプロがスゴい力を持っていて独立したら干されるイメージが■児童ポルノ考に「伊豆の踊り子」は身分差のある学生と踊り子が儚い恋人だが現代のフィルターをかけて読み返すと20歳成人男子と14歳少女の禁断の恋愛物語に…とあった😓
読了日:10月12日 著者:
大相撲令嬢 1~聖女に平手打ちを食らった瞬間相撲部だった前世を思い出した悪役令嬢の私は捨て猫王子にちゃんこを振る舞いたい はぁどすこいどすこい~ (アース・スター ルナ)大相撲令嬢 1~聖女に平手打ちを食らった瞬間相撲部だった前世を思い出した悪役令嬢の私は捨て猫王子にちゃんこを振る舞いたい はぁどすこいどすこい~ (アース・スター ルナ)感想
タイトルが気になり……まさかの聖女と相撲の取り合わせ! 相撲は神事がここに活かされるとは! 無実の罪をきせられ、婚約破棄を告げられたフローチェは聖女に平手打ちを食らった瞬間、前世で女子相撲部だった頃の記憶と、相撲魂がよみがえり……相撲好きなら読んで楽しめると思う。3巻完結らしい。 原作小説はなろうにあったので読んでいる😄
読了日:10月13日 著者:川獺右端
君ノ声 1 (ジーンLINEコミックス)君ノ声 1 (ジーンLINEコミックス)感想
大正ロマン? 人の心の声が聞こえる京極一成は資産と人脈を目当てに名家である諏訪部家の令嬢に縁談を申し込む。が、縁談相手は心の声が聞こえないうえ、彼女は声を出して話すことができず……ヒロイン、名前に激怒し涙し、話が進むにつれて主人公たちの過去もわかってきて、そりゃあないよ、なんで!?と思いつつ5巻まで読んでしまった!
読了日:10月13日 著者:森永ミク
夢色の女たち1夢色の女たち1感想
デザイナーの話かと思って読んだらファッションモデルが主人公だった。連作なのはシリーズ1のみ。シリーズ4作品全部を読んだけど、他はレディースコミックっぽい。4はかなり初期の絵柄で昭和のThe少女漫画な雰囲気。 漫画図書館Zで無料。https://www.mangaz.com/book/detail/194131
読了日:10月13日 著者:柴田 あや子
秋と漫歩秋と漫歩感想
「旅行ということも、私は殆(ほとん)どしたことがない。嫌(きら)いというわけではないが、荷造りや旅費の計算が面倒であり、それに宿屋に泊ることが厭(いや)だからだ。」わかる(笑)散歩ではなく漫歩いや瞑歩を楽しむのによい季節🍁
青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000067/files/1772.html
読了日:10月13日 著者:萩原 朔太郎
義妹に婚約者を奪われた落ちこぼれ令嬢は、天才魔術師に溺愛される(1) (モンスターコミックスf)義妹に婚約者を奪われた落ちこぼれ令嬢は、天才魔術師に溺愛される(1) (モンスターコミックスf)感想
タイトルが内容紹介になっているけど、落ちこぼれではなくまだ未知数というか、彼女の能力をまわりが知らないんだね、って感じ。完結しているWEBサイトの原作は読んだけど、書籍化されたもののコミカライズらしいのでこれから元婚約者や義姉とかの扱いがなにか違うのかな?
読了日:10月13日 著者:オザイ,瑪々子
昭和天皇物語 (13) (ビッグコミックス)昭和天皇物語 (13) (ビッグコミックス)感想
知らぬ間に13巻がなく発売されていた。盧溝橋事件、南京大虐殺……天皇陛下の苦悩、孤独は深まるばかり。昭和の最後の日まで描かれるのかなぁ。
読了日:10月14日 著者:能條 純一
兄貴におまかせ!【新装版】(1) (Jコミックテラス×ナンバーナイン)兄貴におまかせ!【新装版】(1) (Jコミックテラス×ナンバーナイン)感想
両親の跡を継ぎ古美術店を経営する三兄妹の話がいろんな古美術にまつわる事件に巻き込まれる。店名、兄妹の名前が一富士二鷹三茄子に因んでいる。長男より二男がタイプだ(笑)タイトルから想像したのとはちょっと違ったかな。多分初めて読む作家さん。久しぶりに魯山人の名前を見たような気がする。Kindleでも1巻は無料で読める。全5巻なので続きは漫画図書館Zで無料で読むつもり。
https://www.mangaz.com/book/detail/4031
読了日:10月14日 著者:石井有紀子
ウナノハテノガタ (中公文庫)ウナノハテノガタ (中公文庫)感想
表紙とタイトル買い。螺旋プロジェクトという「共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった、朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による競作企画だった。頑張っだけど最後まで読む気力がなく……年表的なものもあったけど世界観が理解できなかった。

読了日:10月14日 著者:大森兄弟
復讐の刑務官 1巻 (COMICソイヤ!)復讐の刑務官 1巻 (COMICソイヤ!)感想
いじめられっ子が刑務官になったが……タイトルのわりにはスッキリしないというか2話完結で短すぎてなんだか消化不良😓 
読了日:10月14日 著者:横山ミチル
ハイティーン・ブギ 1 (SMART COMICS)ハイティーン・ブギ 1 (SMART COMICS)感想
タイトルだけは知っていた(マッチと武田久美子の映画も見ていない)漫画を今ごろ読む。作者を違う人だと思っていたようだ。1巻からかなりハードだな~チマチマ最終巻まで読むことにする。今の少女漫画の絵柄で描いたらどうなんだろ? 
読了日:10月14日 著者:牧野 和子,後藤 ゆきお
悪役をやめたら義弟に溺愛されました (角川ビーンズ文庫)悪役をやめたら義弟に溺愛されました (角川ビーンズ文庫)感想
自分が遊んでいたゲーム世界への転生パターンではなく、自分が書いていた小説の世界に転生する……コレは初めてのパターンかも。WEB版。小説のヒロインが悪役令嬢ほどではないけど、気の毒な役回りに。 それぞれの片親が再婚したので血のつながりはない。主人公の言葉遣いは令嬢っぽくなくて鈍感なのにミョーに乙女なところも(笑)表情筋が死んだような義弟が主人公に恋するのに、なかなか気持ちが伝わらなくて😅 もう少しわかりやすかったらよかったなのにというところはあったけどトータルして面白く読めた。
読了日:10月14日 著者:神楽 棗
「くじ」から始まる婚約生活~厳正なる抽選の結果、笑わない次期公爵様の婚約者に当選しました~(1) (COMICエトワール)「くじ」から始まる婚約生活~厳正なる抽選の結果、笑わない次期公爵様の婚約者に当選しました~(1) (COMICエトワール)感想
Kindle版分冊の獲得ポイント率が高かったので4冊目まで購入したのだけれど(5冊目からは少し下がるので)思っていたよりも絵柄も話もカワイイ!ので先が気になる(笑) 
読了日:10月14日 著者:秋風きのこ
この雨がやむまで、きみは優しい噓をつく (スターツ出版文庫)この雨がやむまで、きみは優しい噓をつく (スターツ出版文庫)感想
書籍前のノベマ投稿を読んだので。中高生とかは好きな話かも。なんとなくそうだろうなぁ、とラストを想像しつつ、ふたりのデートの様子を楽しみました。オムライスのバッグ、いいな!
https://novema.jp/book/n1657963
表紙イラスト
https://www.pixiv.net/artworks/98671502

読了日:10月14日 著者:此見 えこ
妹妹の夕ごはん 台湾料理と絶品茶、ときどきビール。 (富士見L文庫)妹妹の夕ごはん 台湾料理と絶品茶、ときどきビール。 (富士見L文庫)感想
表紙が百合っぽいのは置いといて😅夜中に台湾料理の話を読むのは飯テロだった。
コンビニ弁当と缶ビールが夕食の定番、枯れきった一人暮らしをしている夕なっは30歳。台湾から18歳の留学生と夕食作りを条件にルームシェアすることに。出てくる料理もお茶もわかるものと想像しにくいものがあり、食べたことのないものがほとんどなのでドラマ化して欲しい! 他の登場人物も男の娘、シングルマザーの同級生、会社の上司、婚活のお相手などけっこうイマドキ? 住まいが西武新宿線沿線の田無だったのだけれど、最初田端と勘違いしていてた💦 
読了日:10月15日 著者:猫田 パナ
異世界猫と不機嫌な魔女 (1) (ビッグコミックス)異世界猫と不機嫌な魔女 (1) (ビッグコミックス)感想
最初タイトルと表紙を見た時には絵本かと思った😅 魔王を滅ぼし世界を救ったのに、今は人々からその偉業を忘れられ、孤独な老婆となり魔女と呼ばれるジャンヌ。彼女は人里離れた森の奥に住んでいるが、そこにいるのはドラゴンでもキメラでもなく
巨大な猫(ΦωΦ) 異世界転生?召喚? カリカリが食べたいのに不気味な食材を提供されたり、抜け毛がこんもりだったり。ジャンヌと勇者の関係もいろいろ気になる。
読了日:10月15日 著者:
秋の日曜秋の日曜感想
秋を描いた短い詩。エヤ・サインは空に浮かぶ気球。そう言えばアドバルーンとか見なくなったなぁと思う。秋の青い空によく映えそうなのにな。美しさも楽しさも喜びもあるが、それに相対するものも際立つのが秋という季節なのかも。ワタシでも詩人になれそうだ(笑)青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000026/files/51308_69342.html
読了日:10月15日 著者:中原 中也
四季四季感想
「四季のうた」ってあるけれど、こちらは春夏秋冬の神さまについての詩。童謡、唱歌になりそう。
読了日:10月15日 著者:槇村浩
もぐらとコスモスもぐらとコスモス感想
コスモスの花を見たいモグラの子ども。月夜にお花見。「いつでも土の上はあんなに綺麗なのかしら」ときかれて「お月夜だから、あんなに綺麗だったのですよ」とお母さん。ムーンライトマジック✨
「原民喜童話集」があるのでこちらで読めるのかも? 「夏の花」とか原爆関係のイメージが強いのでこういう話を読むとなんだかホッとする。
読了日:10月15日 著者:原民喜
太陽よりも眩しい星 1 (マーガレットコミックス)太陽よりも眩しい星 1 (マーガレットコミックス)感想
主人公の岩田朔英(さえ)ちゃんは平均より背も高く頑丈と言ったら失礼だけれど、小学生時代から頼れる女の子だった。いつも助けていた神城光輝に片想いしていた。しかし中学生になり背が伸びて人気者になった彼を見ていると……ヤダ!もうカワイイわ、ときめくわぁ😍 神城くんが好きなコはさえちゃんじゃないのかなぁ……続きが気になる漫画!
読了日:10月15日 著者:河原 和音
異郷の爪塗り見習い 1 (PASH!コミックス)異郷の爪塗り見習い 1 (PASH!コミックス)感想
ネイルが趣味の会社員・佐原啓子は爪で魔法を使う世界に。サーラと呼ばれ、爪塗り見習いとして魔法の爪を塗る仕事をすることに。しかし彼女の可愛いだけで実用性の低い「飾り爪」😓 可愛さも追求し
魔法使いにとって実用的なネイルで最強の魔法使い・ロッコたちを見返せるか?みたいな話。時々カラーが入る。Kindle版のおまけ番外編が楽しいけど、へんな虫が出てくるのがイヤ😱😱😱 このあたりはカットしてもらいたい。まだ話が熟れていなくて纏まりがないように感じるのは理解力がないからか? 
読了日:10月15日 著者:まるかわ
人間失格 (名著をマンガで!)人間失格 (名著をマンガで!)感想
いろんな人が『人間失格』を描いているなぁ。こちらの作品はKindleUnlimitedでも読めるけど、漫画図書館Zでは今月いっぱいで掲載終了になるそうだ。
https://www.mangaz.com/book/detail/183421
読了日:10月15日 著者:太宰治,比古地朔弥
海棠の家海棠の家感想
「風笛」という文字を見て、このことばが出てくる話はあるのかと検索した時に「サイレン」のふりがながついたこの作品を知る。正確な家名を知らない、自分の家との関係もわからない、でも交流があって小さい頃から気が進まないのに連れて行かれ……そこにいるのはヒステリックな子で(お察し下さい)付き合わされる主人公が気の毒。言葉使いも態度もコワい。反撃した時にはよくやった!と思ってしまった。青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/45426_39358.html
読了日:10月16日 著者:牧野 信一
瞳人語瞳人語感想
♪目と目で通じ合う〜 そんな色っぽい話なのかとタイトルから想像したのにぃ〜見事に裏切られた話😅 綺麗な人のあとをつけるとか天罰がくだって当たり前だ!と思った後の展開が♪見え過ぎちゃって困るの〜!? ファンタジーなのかホラーなのか、まぁ真面目になったのは喜ばしいことです😄 えあ草紙で。
読了日:10月16日 著者:田中 貢太郎
きりんが丘のココロ屋 (1)きりんが丘のココロ屋 (1)感想
キリンソウでいっぱいだった小さな丘が宅地開発で新興住宅地となり、きりんが丘と呼ばれるように。そこにあるのが元心療内科医の緑が営む「ココロ」にまつわる雑貨を扱う雑貨店「ココロ屋」。こういうお店がお散歩コースにあったらいいなと思う。あんまり近所ではなくてほどよく遠い場所に(笑) マンガ図書館Zで読んだけど、Amazonを見ると続編があるみたい。
https://www.mangaz.com/series/detail/207441
読了日:10月16日 著者:福田素子
伊藤潤二傑作集 3 双一の勝手な呪い (ASAHI COMICS)伊藤潤二傑作集 3 双一の勝手な呪い (ASAHI COMICS)感想
怖いとかいうよりも笑ってしまった! 親戚付き合いは絶対お断りだけれど。以前読んだ「富江」の方が怖かったし「うずまき」の方が気色悪かったのでなんか不思議な感覚😅
読了日:10月16日 著者:伊藤潤二
流れて (双葉文庫)流れて (双葉文庫)感想
古都、燃える(藍川京)/さよならを教えて(草凪優)/蝋涙の流れるままに(館淳一)/戦争を見てきた子供たち(牧村僚)/アロマの泉(睦月影郎)の官能?アンソロジー。藍川先生は先生が大好きな京都を舞台にしたもの。草凪さんは野外、館さんはSMでこのあたりまでは物語としてもまぁそれなりに面白さはあったけど、牧村さんの太ももフェチ、睦月さんの母娘どんぶりは昔からながらのエロというか下世話さが増したというか(こういうアンソロジーなんだけど)スゴいおっさんの読みものって感じ。描写は女性向きではないのは確か😅
読了日:10月16日 著者:藍川 京,草凪 優,館 淳一,牧村 僚,睦月 影郎
おくり絵師 (時代小説文庫)おくり絵師 (時代小説文庫)感想
新聞の新刊広告を見てタイトル買い。故郷の仙台で母親を亡くし天涯孤独となったおふゆ。江戸に行き、絵師歌川国藤のもと、住み込みで修行をするが思うような絵が描けないし、女だからと言われ……そんなある日、亡くなった役者の姿を描いた「死絵」に出会う。ちょっと思っていた話と違った。多分そうなるんだろうな、の展開。もう少しページ数を使って細やかな表現とか江戸情緒や人情味があったらよかった気がする。シリーズにするのか、単発なのか。死絵についてはこちらの記事を。
https://serai.jp/event/365127
読了日:10月17日 著者:森明日香
薔薇の迷宮 ~義兄の死、姉の失踪、妹が探し求める真実~ (1)薔薇の迷宮 ~義兄の死、姉の失踪、妹が探し求める真実~ (1)感想
サブタイトルに内容が😅 暴言、妄言、意味不明な言動が続く姉に絶縁宣言。しかし義兄は急死し姉は行方不明。「もしや姉が……」と3年ぶりに姉夫婦の家に向かう。実話に基づいたフィクションってあったけど、最後まで読んでとにかくまわりが迷惑して大変と思った。昭和のメロドラマになりそうな話。
読了日:10月17日 著者:長浜 幸子
きりぎりす の かひものきりぎりす の かひもの感想
キュウリを買いに来たキリギリスと八百屋の攻防……? 絵本になりそうな話。青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001172/files/44991_44462.html
読了日:10月17日 著者:村山 籌子
三人の糸くり女(青空文庫)三人の糸くり女(青空文庫)感想
めでたしめでたし……? 糸を紡ぐのが嫌いな娘に自分たちを婚礼の席に呼び、恥ずかしがらずにおばさんたちだと紹介してくれて食卓につかせてくれるなら王妃から言われた大量のアサを紡ぐよ、と3人の女に言われ…たしかに娘は約束を果たしてくれたけど、分業とはいえ一緒懸命働いた結果の身体の変化をケッ!って感じで「私の美しい花嫁には決して紡ぎ車に手をふれさせない」って宣言する王子ってどうよ? 娘がラクをして結婚したのがなんか許せない〜嫌いな仕事をやらなくてラッキー!って……なんだかモヤッとする話。
読了日:10月17日 著者:グリム ヴィルヘルム・カール,グリム ヤーコプ・ルードヴィッヒ・カール
日盛りの蟬(第6回大藪春彦新人賞受賞作)日盛りの蟬(第6回大藪春彦新人賞受賞作)感想
タイトルと作者のお名前が綺麗だったので🤭
女郎のおさきは楼主に呼ばれる。見知らぬ顔の若い侍は藤岡といい、敵討ちのために夫婦を演じて欲しいと言う。私的には好きな話😄 ダラダラ長くなかったし、ラストもさわやかで満足でありました。
読了日:10月17日 著者:天羽恵
お女郎蜘蛛お女郎蜘蛛感想
お柳ではなくお龍の文字が自分にはふさわしい……生まれついての悪女というか妖女というか、とにかく男たちを惑わすヤバい女😱 いろんな漫画家さんの描くお龍を見てみたくなる。宮本百合子ってプロレタリア文学のおかたいイメージがあったのだけれど、サロメのような、血の伯爵夫人(エリザベート・バートリ)を連想するような怪奇でお耽美、妖艶な話だった。読みとれない文字がいくつか。
青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/15943_36946.html
読了日:10月17日 著者:宮本 百合子
正欲 (新潮文庫 あ 78-3)正欲 (新潮文庫 あ 78-3)感想
このタイトル、この表紙、スゴいなと思う。そして八重子が大嫌いだ。これしか書けないな、今は。
追記⇒「この女、殺してやりたい。/ 大也は、心の底からそう思った。」(P397)
「お前らが大好きな”多様性“って、使えばそれっぽくなる魔法の言葉じゃねえんだよ」(P443)
八重子に対する大也の気持ちに同意。女性キャラは夏月が好き。映画は新垣結衣ちゃんなのね。https://www.fashion-press.net/news/93269

読了日:10月17日 著者:朝井 リョウ
春の呪い 全2巻セット春の呪い 全2巻セット感想
タイトルを見て「木の芽時」っていうし、自分で制御出来なくてハイテンションになってしまうコの話かしら、と思ったら、季節の春ではなくて、妹の名前だった。表紙でもわかるように妹は故人。絵はそれほど好きじゃないし、病気や入院中の様子はリアリティにかけるけど心理描写はうまいと思う。
「呪い」は「のろい」とも「まじない」とも読むけど「おまじない」というとなんかいいことが起こりそう!と思うのはナゼなのか。
続きが読みたいような、イヤ、ここで終わりでよかったなと思った。
読了日:10月18日 著者:
落とした一銭銅貨落とした一銭銅貨感想
主人公はスズメ。朗読動画(概要に全文あり)⇒https://youtu.be/QAEib5TXT-s?si=4rhO702Lozi_hUQa
漫画(前後編)⇒
https://note.com/j_cedcyph01/n/nd391159cd11b
読了日:10月18日 著者:新美 南吉
心配心配感想
「静な町から来た私には駿河台と小川町の通はあんまりにぎやかすぎた。駿河台で電車を下りるとすぐ一つの心配が持ち立った。それは自分のつれて居るじいやが田舎出だからと云う事であった。」……じいやは耳も不自由らしく、私はずっと落ち着かない。でも外出に疲れたのはじいやも同じらしく「自分の部屋に入って炬燵にあたった彼もほっとしたようにスパリとたばこを一服してホットしたように溜息をした。」
朗読動画・字幕つき⇒https://youtu.be/gumyRJ6Q50k?si=F0sPWi3lO0VeUWGT



読了日:10月19日 著者:宮本 百合子
心配な写真心配な写真感想
イトコの女の子ふたりがお見舞いに来たらしい。なんとなく気鬱な状態だったのだろうか? 病人扱いされていないし、いいように揶揄われている感じ。海辺を散歩して、お腹が空いて来たから、多分お昼に違いない」と言えば「お腹は時計じゃない」「兄さんのお腹は人より先にすく」とか言いかえされれる😅 腹の具合は自分にしかわからない、全智全能の神でも「この僕の神秘的なお腹は決してお解りになるまい。」なんて言ってまた笑われるし💦 不貞腐れた顔を写真に撮られたようで、それが気になり『心配な写真』というタイトルになったようだ。 
読了日:10月19日 著者:牧野 信一
バッテリー (角川文庫)バッテリー (角川文庫)感想
中学入学前の春休みに父親の転勤かぁ。病弱な弟に彼を心配して過保護っぽい母親、今まで無関心ぽかった父親と母方の祖父。主人公はピッチャーとしての自分の才能を過信しているようにも思えるけど、このくらいの年齢だとそうなのかなぁ。近くにいたらイヤなタイプだ。弟くんの方が好きだわ。中学にして入学してだんだん変わっていくのかな。まだまだ子どもは親の所有物なんだなと思う場面も多い。さて次巻にいくか!
読了日:10月19日 著者:あさの あつこ
王様に捧ぐ薬指 (1) (フラワーコミックスアルファ)王様に捧ぐ薬指 (1) (フラワーコミックスアルファ)感想
ドラマをやっていたのは知っていたけれど(漫画読んだあとに実写のふたりを見るとイメージが違い過ぎた😅)話を知らず…レンタで3巻まで無料だったので読む。 美男美女の偽装結婚からの……な展開、美男側のお家事情とか4巻以降がより楽しいのだろうけど3巻まででも十分イチャイチャしてたし(笑)楽しめた💕
読了日:10月19日 著者:わたなべ 志穂
異世界転生に感謝を (1) (角川コミックス・エース)異世界転生に感謝を (1) (角川コミックス・エース)感想
ゲームが大好きでずっとファンタジー世界で生きることに憧れてきた主人公(じいさん)に起きた奇跡!?「若いのにホントしっかりしてる」のは「実際もう七十過ぎてる」から(笑) 年長者が語る言葉は重みが違うなぁ。コミカライズは2巻で打ち切りなのだろうか?
読了日:10月20日 著者:二戸謙介
FAKE 京都・髑髏町・質屋控1FAKE 京都・髑髏町・質屋控1感想
スキマで最終巻まで読了。最初はそれなりに面白かったのに段々と……う~ん、『ギャラリーフェイク』みたいな話を期待していたのだけれど、なんか違った😓 『オークションハウス』みたいにエロ&バイオレンスも遠慮したいけど。なんとなく古臭く感じたのは絵柄のせい? フェルメール&贋作って絵画関係の漫画ではお馴染みだけど、私はフェルメールの絵ってあんまり好きじゃない💦
https://www.sukima.me/book/title/BT0001050612/
読了日:10月20日 著者:いわや 晃,城アラキ
一年生たちとひよめ一年生たちとひよめ感想
タイトルにある「ひよめ」はカイツブリ(水鳥)のことだった。素直な一年生が可愛い😆 関係ないけど村上春樹の短編に「かいつぶり」があるらしい。青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/4717_13213.html
読了日:10月20日 著者:新美 南吉
針子の乙女 (1) (角川コミックス・エース)針子の乙女 (1) (角川コミックス・エース)感想
転生物だけれど、悪役令嬢とかではない😅 むしろ主人公が転生者であることを忘れて普通に読んでしまう💦 お針が好きで上手なコって本当にうらやましい! 可愛くて性格もイイ! 出てくる精霊さんたちもかわいい&綺麗😍
3巻までと続きはコチラで読んだ(4巻に収録されるのかな?)
https://web-ace.jp/youngaceup/contents/1000125/
読了日:10月20日 著者:雪村 ゆに
月夜のかくれんぼ月夜のかくれんぼ感想
お地蔵さまは子どもの守り神、一緒に遊んだって不思議じゃない!春に読んだらもっとよかったかも。
青空文庫で読んだ後に津久井教生さんの朗読動画を視聴。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001175/files/53001_53832.html
https://youtu.be/rEQptGh3F0A?si=mapwx9GB63CfkgO4
「かくれんぼ」というと石川さゆりちゃんのデビュー曲を思い出す🤭
https://www.uta-net.com/movie/39355/

読了日:10月21日 著者:槙本 楠郎
漁師の冒険漁師の冒険感想
絵本で読みたいような、落語ネタとして聞きたいような話。ふたりの漁師に巨人とその孫に西瓜!たしかにスゴい冒険だった😆 漁師ふたりが音痴だったらすぐにあの世行きだったかも💦
https://www.aozora.gr.jp/cards/000809/files/42762_16365.html
読了日:10月21日 著者:宮原 晃一郎
一本の釣りざお一本の釣りざお感想
思いがけず大金を手にしたらやっぱり仕事はせず遊興したくなる💦 なんで「甲」「乙」で太郎次郎的な名前をつけなかったのか?
青空文庫と朗読で。朗読は声優さんとかではなく素朴なおじさんの語り口、という感じ。聞きやすいとは言えないが、不器用さ蛾なんだか懐かしく、夜しみじみ聞くのが味わい深いかも…と思った😄
https://youtu.be/twOVUXP62Ps?si=tm0lafCXHuSrkhrJ
読了日:10月21日 著者:小川 未明
となりのたぬき (チューリップえほんシリーズ)となりのたぬき (チューリップえほんシリーズ)感想
10/31まで読み聞かせ動画が公開中だったので視聴。まずは自分から変わる、なかなか出来ないのだけれど😅😅😅
https://www.ehon-land.jp/movie/movie_333/
読了日:10月21日 著者:せな けいこ
JKからやり直すシルバープラン1 (ヴァルキリーコミックス)JKからやり直すシルバープラン1 (ヴァルキリーコミックス)感想
ホームレスになってしまったかつてのワガママ放題お嬢様が高校時代にタイムリープして、人生やり直す話。モーニングでもおばちゃんが若返って……の漫画が連載されていたなぁ。
https://morning.kodansha.co.jp/c/eighteeneighty.html  
特に目新しさはないけれど、主人公よりひと回りは上の年齢なので、わかるわとかわかる!って思ってしまう。でも別に若返りたくはない😅 2巻までKindleUnlimitedで読んだけど、ここまででも話としてはまとまっているからあとはパス!
読了日:10月21日 著者:李惠成
暗殺後宮~暗殺女官・花鈴はゆったり生きたい~ (1) (ビッグコミックス)暗殺後宮~暗殺女官・花鈴はゆったり生きたい~ (1) (ビッグコミックス)感想
「暗殺教室」にあらず😅 ジト目でギザ歯、地味で孤独な少女・花鈴(かりん)。実父の王皓(おうこう)は悪名高い残虐非道の極悪文官(でもチョー美形✨)。普通に友だちが欲しいのにみんな怖がる💦後宮に見習い宮女としてやってきた彼女は友だちが欲しい! 家伝のスゴ腕暗殺技術をもっていて、それを活かす機会が……!
病弱の少年皇帝・暁星との出会いにより、いろいろありそう。1巻無料だったので読んだけど、続きが気になる。
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/287299/
読了日:10月21日 著者:緒里 たばさ
(女)(女)感想
今日(10/22)は中也の命日なのでなにかひとつ……と思い、これを……。カッコつきの女、この()にはどんな意味があるのか。中原中也記念館で売られている、おなじみのあの帽子は大人気で入荷待ちらしい。
https://chuyakan.jp/online-shop/chuyanoboushi/
帽子をかぶって中也の詩を暗誦する、サウイフモノニ ワタシハナリタイ……!? 青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000026/files/55910_62027.html
読了日:10月22日 著者:中原 中也
煙草と悪魔煙草と悪魔感想
前にも読んだ記憶があるんだけどなぁ……ジャンプルーキーでこの話をもとにした漫画を読んだので。
https://rookie.shonenjump.com/series/X1vJnKYZ9Oo
読了日:10月23日 著者:芥川 竜之介
雨傘(川端康成短編全集)雨傘(川端康成短編全集)感想
『掌の小説』で読んでいたはずだけど、思い出せなかったので朗読動画で。朗読者がセクシーで、声だけ聞いていても可愛らしく初々しいふたりが、なんとなく大人の階段に足を……な雰囲気が増したような気がしました🤭 
https://youtu.be/qU2QNoQAoX4?si=NfoNlOZxeVxn2hvS
読了日:10月23日 著者:川端康成
一枚の繪 2023年10・11月号一枚の繪 2023年10・11月号感想
創刊600号記念🎉 たまに書店で立ち読みするくらいになってしまいましたが、綺麗な絵がたくさん載っている雑誌として長く読んでいました(買っていたのは父)。鎮西直秀さん(表紙作品はSOLD OUT)、東郷たまみさんなどこの雑誌で知りました。おおた慶文さんの特集もあった気がする。二十歳の記念に塙賢三さんのピエロの絵を父が買ってくれたのでいつか自分のお金で画を買いたいと思いつつ……🥸🥸🥸
https://ichimainoe.co.jp/magazine/202310-oct-nov-no-600/
読了日:10月23日 著者:一枚の繪
思い出供養思い出供養感想
短編集かと思ったらエッセイだった。横書きで私にはちょっと読みにくかった。内容は……共感出来るところはあったけど、ふつう?(すみません💦)
読了日:10月23日 著者:森明日香
山男の四月山男の四月感想
青空文庫で。六神丸って救心みたいな薬なのか。実際あるし。そしてまさかの……ラスト😅 宮沢賢治記念館通信によると来年2月の企画展で自筆草稿が展示されるようです。
青空文庫⇒
https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/43758_17942.html
読了日:10月23日 著者:宮沢 賢治
三匹の小熊さん三匹の小熊さん感想
青空文庫で。先に読んだ「三匹 の こぐまさん」(未登録)はカタカナで読みにくかった⇒
https://www.aozora.gr.jp/cards/001172/files/44957_42645.html
こちらもクマやアヒルが出てくるけれどドタバタコメディ、探偵物語!?っぽくて楽しい気がする。タイトルが同じになったわ、とか村山さんは思わなかったのか?😅
https://www.aozora.gr.jp/cards/001172/files/44976_42823.html
読了日:10月24日 著者:村山 籌子
環と周 (マーガレットコミックス)環と周 (マーガレットコミックス)感想
環と周のふたり。「また会ったね」……ようやく「また会えたね」だと思ったら泣けてきた(⁠´⁠;⁠ω⁠;⁠`⁠) 1巻完結。こちらの記事を読んで即買いしてしまった。https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/shueisha/trend/shueisha-167862
読了日:10月24日 著者:よしなが ふみ
足感想
タイトルと表紙(ページ数もあまりないので)が気になり読んでみた。脚ではなく足に拘る、愛でる、おいおい…な男の独白。次にまた違う人の語りで男の妻だとわかる。次にその子ども。なんというかスゴいグロいワケではないけれど、こういう偏愛的な人は一定数いるのだと思う。しかし彼の語り、妻の語りが本当かどうかはわからない。作者が書きたいものを書けた、満足感みたいなものは伝わったかな。昔『手っちゃん』(古谷三敏)という手首から先が話す漫画があったけど、なんとなくそれを思い出した。
読了日:10月24日 著者:二宮敦人
王太子様、私今度こそあなたに殺されたくないんです! ~聖女に嵌められた貧乏令嬢、二度目は串刺し回避します!~(1) (異世界ヒロインファンタジー)王太子様、私今度こそあなたに殺されたくないんです! ~聖女に嵌められた貧乏令嬢、二度目は串刺し回避します!~(1) (異世界ヒロインファンタジー)感想
期間限定無料につられて読んでしまう😅 貧乏令嬢のリーセルは聖女とみんなから崇められる女に嵌められ恋人の王太子に殺されてしまう。が!気がつくと子ども時代まで時間が戻っていた。2周目のメリットを活かして王太子や聖女などとは関わらず穏やかで思い通りの人生をと願うのにやっぱり思い通りにはいかなくて……テンポはいいかな。絵柄も悪くない。続きも無料なら読みたかった😆
読了日:10月25日 著者:おしばなお,岡達英茉
てっちゃん (ジャンプコミックスデラックス)てっちゃん (ジャンプコミックスデラックス)感想
『手っちゃん』を探していたらこちらの漫画に。てっちゃんが生まれたのは昭和59年。当時と比べたら福祉などずいぶん改善されたかもしれないが横柄な医者や心無い週刊誌、親の苦労などはいつの時代も変わらない。まんが図書館Zで。
https://www.mangaz.com/book/detail/163481
こちらも読んで欲しいです。
https://www.pixiv.net/user/46770757/series/203587
本人の頑張りもあるけれどどんな人と巡り会えるかで人生は大きく変わるのだと思った。
読了日:10月25日 著者:池田 文春
のぞき眼鏡のぞき眼鏡感想
「覗き見」という言葉から青空文庫で見つけた話。
タイトルからよこしまな事を連想してはいけない(笑) 絵本よりシンプルな線の漫画で読んでみたいかも。ちょっとせつないような。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001179/files/45134_45455.html
読了日:10月25日 著者:土田 耕平
深山の秋深山の秋感想
えあ草紙で。人間と動物たちが理解し合うのは難しいけれど、動物たちは楽しく過ごせるのかも。お酒を買いに来たクマが可愛い。その分、人間のセコさというかなんというか…が目立つ。神さまを信じているのはもしかしたら人間より自然の中に暮らす動物たちなのかもしれない。秋の高く青い
い空、形を変えていく白い雲、タイトルの通り晩秋に読みたい物語。今年はまだずっと晩夏みたいだけど😅 「深山の秋」という和菓子を食べたい。
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/55003.html
読了日:10月25日 著者:小川 未明
銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2 (文春文庫 な 71-5)銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2 (文春文庫 な 71-5)感想
車椅子の迷探偵?玄太郎が名古屋から東京に検査にやってきてそのまま入院・手術。だからといって大人しくしているはずもなく……高齢者の家族関係や葬儀のことなど自分も人生の締め括りをどうしようかなぁ、と日々考えてしまう。このシリーズはこれで終わりなのかな。玄太郎&みちこさんにあうには『さよならドビュッシー 前奏曲』を読めばいいらしいので覚えておこう。

読了日:10月26日 著者:中山 七里
小公女セーラ (10歳までに読みたい世界名作)小公女セーラ (10歳までに読みたい世界名作)感想
10歳まで……どころか60歳までに😅タイトルは聞いたことがあるけれどアニメや絵本でも読んだことがなく、お子さま向けの本でだいたいの内容を把握しようとKindleUnlimitedにあったらので読んでみた。途中にイラストも多く、小さい子でも楽しく読めそう。意地悪な先生に同級生ってこういう話には付きものですね~ちゃんと長いバージョンもいつかは読まねば。
翻訳者岡田好惠さんのサイト
http://www.okadayoshie.com/
【追記】同シリーズ『赤毛のアン』も読了🥸
読了日:10月26日 著者:フランシス・ホジソン バーネット
バッテリー (2) (角川文庫)バッテリー (2) (角川文庫)感想
うわぁ、とうとう暴力事件が……校長の我が身大事、保身第一の態度がムカつく。中学の部活って難しいなぁ。とにかくどこかに所属しなさい、運動部が文化部より上、みたいな雰囲気があったし、ひとりひとりのやる気も違うし。弟くん、やっぱり可愛い。癒やしだわ。
読了日:10月26日 著者:あさの あつこ
「漱石名言を超えろ!」「漱石名言を超えろ!」感想
おぉ~(⁠〃゚⁠3゚⁠〃⁠) 邪な心も浄化されるような(笑) いやぁ、ロマンチックじゃないですか💕 『あの素晴しい愛をもう一度』懐かしい〜好きな歌なので今日は1日脳内リフレインですわ、(´∀`*)ウフフ! ありがとうございました😍
読了日:10月27日 著者:バキラックス
5分後に幸せなハッピーエンド (5分シリーズ)5分後に幸せなハッピーエンド (5分シリーズ)感想
エブリスタのサイトで書籍化されたものを集めたページがあって、そこで少しずつ読んだ。ベタな話だが『おじいちゃんに100点を』が好き。
https://estar.jp/publications/1674
【5分後に不幸なバッドエンド】はこちら⇒
https://estar.jp/publications/1675
読了日:10月27日 著者:
昭和エロ本 描き文字コレクション昭和エロ本 描き文字コレクション感想
「ジョージを愛するからアイ・ジョージ」「娘よ、お前の仇は熊の罠におちた」「特別読物 注入器で作られた子に罪はない」などなどここにはとても羅列出来ない言葉がたくさん😅 東スポなどお子さまに思える!?『漫画Q』目次エロ挿絵集(ヒゲとボインみたいな雰囲気のイラスト)や出版やレタリングに関する記事などもあって、このテの雑誌の歴史を感じるというか、真面目に読もうとすれば読めるし、私みたいにヘンな見出しにその時代のセンスを感じてうひゃひゃ!となる人間にもそれなりに〜KindleUnlimitedで🥸
読了日:10月27日 著者:橋本慎一,比嘉健二,藤木TDC
熊感想
各地で熊出没のニュースに「熊」の話を読もうかと。「北海道で生れた私の友達」の熊VS人間(傘を持っててよかった!)の話と「ある牧場の男」から聞いた熊VS牡牛の話。最後がまた🥲 久米正雄の文章ってなんかいい……青空文庫で⇒
https://www.aozora.gr.jp/cards/001151/files/47523_66338.html
読了日:10月27日 著者:久米 正雄
香熊香熊感想
青空文庫で。作者は魚釣りの人のイメージがあったので、熊?気になり読む。作者は「永い年月の間に鹿、狸、狐、猿、鼠、猫、栗鼠、木鼬、羚羊、犬、鯨、海狸、熊、穴熊、猪、土竜もぐらなど、内地の獣類は、いろいろ食べたことがある。だが、不遇にも羆の肉だけは、いまもって食ったことがない。」とのこと。たぬき汁の話があったはず。
小さい頃、小熊を飼っていた事にビックリした。アイヌと熊の話など。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001248/files/46741_25680.html
読了日:10月27日 著者:佐藤 垢石
白いくま白いくま感想
アツい国の動物園にやって来て、チョコレートが大好きになってしまった白いくまの生涯。笑えばいいのか社会風刺と捉えたらいいのか…。
青空文庫⇒
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/53465_69561.html
読了日:10月27日 著者:小川未明
スーパーホース列伝 優駿たちの蹄跡 1巻スーパーホース列伝 優駿たちの蹄跡 1巻感想
明日(10/29)天覧競馬だというので🥸 以前競馬学校の近くに住んでいて今の場所も牧場に近い(行ったことはないが)。輸送トラックとか田舎にいた時にもたまに見たけれどドキドキした(笑)馬にも人にも歴史あり。KindleUnlimitedで。
古い記事になるけれど歴史など⇒http://umineko-world.jugem.jp/?eid=1329#gsc.tab=0
読了日:10月28日 著者:やまさき 拓味
とけるとゾッとする こわい算数(1)リンゴは何個もらえるでしょう?【試し読み】 (ポプラキミノベル)とけるとゾッとする こわい算数(1)リンゴは何個もらえるでしょう?【試し読み】 (ポプラキミノベル)感想
問題文が〜「想いをこめてていねいに人形を作ると一体15分かかります。そして木に飾りつけるのに一体3分かかります。全部で7体の人形を……」クリスマスではないとの注意書き?が〜飾りつけじゃないよね、絶対😓 試し読みだったけど、イラストも多いし面白くて子どもには良いのかな? 想像力も広がりそうだし、アレンジした問題文も作って国語力もアップ?😅
読了日:10月28日 著者:小林丸々
冬のちょう冬のちょう感想
「凍蝶」「凍鶴」とか好き。 寒い時期にどこに卵を産み付けるか悩む蝶の母さん→「ああ、かわいそうに、こんな時分に生まれてこなければよかったのに……。」といって、女めちょうはまだ見ない子供のことを憂えたのでありました。←天知茂の歌う『非情のライセンス』主題歌♪昭和ブルースが浮かぶ😅
https://www.uta-net.com/movie/2584/Tyh0435Z3js/
青空文庫
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/52107_47806.html
読了日:10月28日 著者:小川 未明
冬の女冬の女感想
何なの、これは? 良人ある身の御婦人への親切心からのおせっかいのか、なぐさめなのか、口説きなのか、妄想なのか……時間薬的なことを言いたかったのか、やたら春を待ちわびているような…私にはわからないナゾ作品🥸

青空文庫⇒
https://www.aozora.gr.jp/cards/000168/files/3625.html
読了日:10月28日 著者:横光 利一
地獄づくし―大江戸闇草紙 (角川文庫)地獄づくし―大江戸闇草紙 (角川文庫)感想
主人公の伊佐次は31歳の男。ふだんは夜鷹蕎麦の屋台ではチマチマ稼ぎ「わるい風」が胸の中を吹くと彼のもうひとつ裏の顔が。天下の裁きに漏れた悪事を知ると琉球拳法を使い成敗!? 必殺仕置人ほどではない闇稼業で解決の場面もそれほど…むしろ濡れ場に80%くらい力を入れているのでは?強姦、獣姦、緊縛、蝋燭責などの悪人たちの変態プレイ、そしてお絹伊佐次の閨場面が毎回長くて読み飛ばした😅著者初の時代小説らしい。「小判地獄」「刺青地獄」「火炎地獄」「邪教地獄」…地獄とつくほどではなかったような気がする…ってひどいかな😓
読了日:10月29日 著者:勝目 梓
ある冬の晩のことある冬の晩のこと感想
目の見えない三味線弾きの女を気にしながらも
「自分は弱気だから」「財布を忘れたから」…と通り過ぎる人たち。そんな貧しい女にお金を貸してくれという女の子にビックリ!そして貸してあげる女にもビックリ! でもその後の展開に「もしかしたら女の子は神さまではなかったのか?」と思ったり。福の神と貧乏神は兄弟(姉妹)という話を思い出した。
青空文庫で⇒
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/53122_72645.html




読了日:10月29日 著者:小川未明
10分間の官能小説集2 (講談社文庫)10分間の官能小説集2 (講談社文庫)感想
講談社文庫アンソロジーで1〜3まで。帯に「長けりゃ、いいってもんじゃない。」とあって笑った🤣 「1」だと思って読んだら「2」だった。
蛭田亜紗子さんの「さなぎのなかみ」が一番抵抗なく読める話じゃないかなぁと思ってた。あからさまな表現も控えめ(ほとんどないかな)だし。勝目梓さんの「始末書」は単身赴任おやじの話だけど奥さんを「かあさん」と呼ぶので、浮気相手と同じことをかあさんとする…えっ😱となってしまった。藍川京センセの「妖天女」は純白の薔薇の名前で女性の色香で色づくという設定🌹 南綾子さんもよかった。
読了日:10月29日 著者:勝目 梓,阿部 牧郎,西澤 保彦,睦月 影郎,藍川 京,南 綾子,大石 圭,蛭田 亜紗子,草凪 優,平山 夢明
ハロウィンハロウィン感想
ハロウィン≒仮装パーティ、コスプレイベントと思っている人が多くて、ナンなのか理解していないのにハッピーハロウィーン💕と叫んている人が大部分では? 日本人は変身願望が強すぎでは?(笑)
あれ、お彼岸終わってなかった?とまたご先祖さまがやってきてくれるでしょうか? ハロウィンはVakiraさま作品(他の方のハロウィン作品も✨)で楽しむのが正しいと思います😁😁😁

読了日:10月30日 著者:バキラックス
あたりのキッチン!(1) (アフタヌーンコミックス)あたりのキッチン!(1) (アフタヌーンコミックス)感想
ドラマ化されているというので、検索したらKindleで明日まで無料だったので読む。主人公は
他人とのコミュ能力が限りなくゼロの大学生・清美。でも一度食べた料理はレシピまで解読でき、美味しく調理も出来る(羨ましい)。定食屋「阿吽」でアルバイトを開始して……面白かったので紙本で揃えたいと思ったけど、ないみたいで残念。
https://www.tokai-tv.com/atarinokitchen/
読了日:10月30日 著者:白乃雪
サカキサカキ感想
樹医の話を読みたくて。仕事内容はあんまりよくわからなかったかも😅KindleUnlimitedで見つけた。
主人公は集英建設株式会社営業第三課に勤めながら樹医もしている榊武馬。人物の描き方と樹木の画力に差があるように感じるのは気のせいか? 樹木はよく描き込まれているように思う。まぁ主役?だからか。
五寸釘を打ち込まれた樹とか気の毒😭
読了日:10月30日 著者:てしろぎ たかし,林 律雄
栗毛虫栗毛虫感想
『虫の文学誌』の感想に北杜夫氏の名前が。試し読みで目次をみたら「長塚節のクスサン」とあり、何だろ?と検索してこの作品。虫嫌いには向かない😓(https://bookmeter.com/books/13927636)

青空文庫⇒
https://www.aozora.gr.jp/cards/000118/files/4495_15633.html

参考ブログ(カイコ繭画像あり)⇒
https://fabreimomushi.hatenablog.com/entry/2018/07/14/205958

読了日:10月30日 著者:長塚 節
グッドボタンは励みになります。グッドボタンは励みになります。感想
突撃系ユーチュー婆の志摩子……岩井志麻子センセーの姿しか浮かばない🤣 
読了日:10月30日 著者:ヒデキング
バッテリー 3 (角川文庫)バッテリー 3 (角川文庫)感想
文庫書き下ろしの「樹下の少年」がよかった。親や大人ってなんで勝手に子どもを成長させることなくずっと子どものままでいさせたり、この子は平気って決めつけちゃうんだろうなぁ。自分がそうされてイヤだったことがあるだろうに。身内が指導者というのも大変そう。好きだから頑張れる、そんな情熱がうらやましい。
読了日:10月31日 著者:あさの あつこ
【文庫】 狂化 (文芸社文庫)【文庫】 狂化 (文芸社文庫)感想
表紙とタイトルが気になりKindleUnlimitedで。ファイルが4とアトガキの5作品。最初は人の話を聞かないヤローに積極的な美人の彼女の組み合わせ。うん、ハッキリと書いてはいないけど予想通りの展開。昭和のテレビドラマで似たようなのを見たな、とか思ってしまった。ファイル3が一番好みではあったけれど、グロい系なので(全体的にそうだが)……手書き文字で気持ち悪さを増加しようとしているのかな、なんとなく全体的にマンガチック、中二病っぽい感じ。言わんとすることはわかるけれど、ありふれたと言えばありふれた感じ。
読了日:10月31日 著者:二宮 敦人
やさいのおなか (幼児絵本シリーズ)やさいのおなか (幼児絵本シリーズ)感想
ハロウィンなので(笑)カボチャだな!と思って(笑)動画を視聴。
断面図のシルエットを見て「これなぁに」と聞かれ、すぐわかる野菜なのに当たると思いのほか嬉しい気持ちに😆😆😆
https://youtu.be/rE2TLkp8Sp8?feature=shared
読了日:10月31日 著者:きうち かつ
メンタル強め美女白川さん5 (MF comic essay)メンタル強め美女白川さん5 (MF comic essay)感想
こちらに投稿された分だけでも満足してしまう〜40代50代になった白川さんを見てみたい。
https://www.pixiv.net/artworks/112635948
読了日:10月31日 著者:獅子
Hrart on wave(ハロウィンジョーク)Hrart on wave(ハロウィンジョーク)感想
何故か安田講堂への放水場面を連想してしまいました🥸
https://www.47news.jp/7300710.html
読了日:10月31日 著者:バキラックス
さよなら身体さよなら身体感想
タイトルと表紙を見て……作者が作者なのでもしかしたらヤバい展開になるかも、と覚悟しつつ読む。魂の重さは21gとかいう話があったなぁ、と思う。
https://setagayabenri.com/service_menu/koritu_cleaning/tamashi_21g/   『文学のなかの看護』ってあるけど『漫画の中の…』的なものがあったらコレはいれて欲しいなぁ。カウンセリングとか心理学とかの授業教材にもなりそうな気もする。
読了日:10月31日 著者:山本英夫
悲しい誤解悲しい誤解感想
現代にも通じるような、何となく漠然とした不安を抱えている男。円満退職という名のクビになった同僚、自分たちはそうならないようにと懇談会の名目で呼びかける人……妻子があるのに酔っぱらって女に甘えて。妻が焼き芋、焼き芋言っているが、食糧統制が1941年から始まり1950年に終わるまで焼きいもの流通も停止されていたようで「今年は焼芋屋の商売が許可される」とあったのでその頃が舞台なのかも。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42656_24936.html
読了日:10月31日 著者:豊島 与志雄
ひつじさんと あひるさんひつじさんと あひるさん感想
ミシンの話を探していて見つけたひつじの洋服屋さんのお話。あひるさん、ジャマし過ぎだと思うよ…😓 青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001172/files/44971_42819.html
読了日:10月31日 著者:村山 籌子

読書メーター

rohengram799 at 08:50|この記事のURLComments(2)

2023年10月05日

いなつるび雲便りNo.1∶9月の本棚 2023.9

9月の読書メーター
読んだ本の数:70
読んだページ数:9967
ナイス数:1982

はやい秋(青空文庫)はやい秋(青空文庫)感想
登場人物の年齢がまさかの…だった😅 まだ煙草をスパスパ吸える時代だったのだと思ったり。夏の日の記憶はずっと残りそう。タイトルもうまいなぁ、さすがだ。
読了日:09月01日 著者:山川 方夫
夜汽車 (新潟文楽工房)夜汽車 (新潟文楽工房)感想
タイトルと表紙が気になり読む。最新の話は『風、巡り往く』中学3年生の初夏にやってきた、めずらしい転校生・坂崎雪生。旅役者の子どもかと思った。山下和美さんの「不思議な少年」ぽさもあった。『夜汽車』にも人々の怪我を治す不思議な力を持つ青年が現れる。彼とその姉に関わる話。
あとがきを読んで自分が「風の又三郎」「山月記」「グリーン・マイル」を連想したのは間違ってはいなかったな、と思った。他の話も読んでみたい。

読了日:09月01日 著者:ヤマダ マコト
死んだら遺体はどうなるの?: おくりびと 納棺師が語る自殺 孤独死 事故死 涙なしには語れない!苦悩と感動のエピソード集 もふねこ出版死んだら遺体はどうなるの?: おくりびと 納棺師が語る自殺 孤独死 事故死 涙なしには語れない!苦悩と感動のエピソード集 もふねこ出版感想
なんだかあっという間に読み終わってしまい、正直、えっ、これで終わりですか?って感じだった。同じようなテーマならコミックエッセイの方がよかったかなと思う。気持ちは伝わるけど、これが序章みたいな感じだった。
読了日:09月02日 著者:もふねこ出版,おくりびと納棺師さん
ミスミソウ 完全版 : 1 (アクションコミックス)ミスミソウ 完全版 : 1 (アクションコミックス)感想
最終巻までイッキ読み。田舎だから、の一言で終わるものではなく、どこでも規模の違いはあれ同様のことが起こりうるのでは? しかし、なぁ……もういい歳になっているワタシなどはおいといて、思春期のコたちはこれを読んでどんなことを思うのだろう。誰の立場で読むのか、考えるのか。スゴい話だ。
読了日:09月02日 著者:押切蓮介
過去からの使者~悪因悪果~ 1巻 (まんが王国コミックス)過去からの使者~悪因悪果~ 1巻 (まんが王国コミックス)感想
小学生時代、いじめられた子どもたちが大人になってから復讐する物語。3巻完結で全部読む。いじめた方は綺麗さっぱり忘れている。最後がなんだか納得いかないのは私の性格が悪いからだろうか。あと3巻でいいところなのにセリフの再会が再開になっていて、ちょっと興醒めしてしまった。
読了日:09月02日 著者:北村 永吾
雨の中の涙のように (光文社文庫 と 22-5)雨の中の涙のように (光文社文庫 と 22-5)感想
メロドラマか昭和歌謡みたいなタイトルだと思いつつ読む。もう少し毒気のある遠田作品の方が好きかな。堀尾葉介という美しく才能に溢れ出会う人たちを虜にする男をめぐる連作短編集。彼が積極的に何かをするというより彼の存在によりまわりがざわつくみたいな感じ。彼自身の抱えているものも明かされていく。映画や洋楽など好きな人なら出てくるタイトル、曲名におー!となってより物語を楽しめそう。私はなんとなく聞いた事がある程度。木琴ではなく炭琴もあるとは知らなかった。悪くはなかったけど、次はもっとダークな話が読みたい。
読了日:09月02日 著者:遠田潤子
家政婦のブキミ (1) (COMIC ヤミツキ)家政婦のブキミ (1) (COMIC ヤミツキ)感想
3巻まで。ブキミなんて可愛らしいものではない……いろいろヤバいことが出来る資金はどこから?と違うことも気になってくる。家政婦を雇うようなことはないけれど、ヒミツを見つけられるくらいならまだマシなのかも。コワい😱
読了日:09月03日 著者:伊藤あんよ
妖精とバレエ妖精とバレエ感想
横書き。少女の名前がモモだけれど外国の女の子みたいな感じ。イラスト全体的にやわらかくて外国っぽい雰囲気。おばちゃんだからそう思うのか?😅 好きなものを努力して続けてね、という未来の自分からのメッセージのような話。
読了日:09月03日 著者:古本 美筒
トウシューズをはいたネコ 保護猫チャーリーの物語トウシューズをはいたネコ 保護猫チャーリーの物語感想
交通事故に遭い動物愛護センターに運ばれたネコのチャーリー。「殺処分ゼロ」を願って実話をもとに描かれた絵本。バレリーナっぽさを全面に出した話だと思っていたのでちょっと拍子抜けしたかな。最後の写真は可愛い。引き取られて幸せに暮らすチャーリー。でもお父さんお母さんはチャーリーが突然いなくなり事故にあったなんて知らないままのはず。どうなったのかが気になる。なんとなく中途半端な感じになっているのが残念。
読了日:09月03日 著者:文:にゃんこバレリーナ","絵:山口 けい子
九月の雨九月の雨感想
雨の朝だったのでタイトルが気に入り〜久しぶりに片岡義男作品。最初、文章がぶつ切りの印象がありこんな感じだっけ?となる。19歳の今西クン、8月26日からバイクでひとり旅。父は美人社長と再婚が決まり、顔合わせも済んだ。この人に心奪われて…な展開じゃなかった。仲のいい女友だちが出発時写真を撮ってくれた。彼女はそれを送ろうと思うのだが住所がわからない。連絡してくれるって言ったのに…みたいな。封をしたあとに文字を書くと中に入れた写真に跡がつかないか?と余計な心配をしてしまった。初出1981年小説ジュニアに納得😄
読了日:09月04日 著者:片岡義男
止まない霧止まない霧感想
ため込んでいたKindle作品を整理中。だいぶ前にダウンロードしていた作品。
タイトルや内容があっているかどうかビミョーではある。湿った男、ほどほどで満足していた男の初恋物語と言えばいいのか。最後がああいう形になるとは思わなかった。誰の胸にも霧というより靄がかかった状態になりそう。
読了日:09月04日 著者:初瀬明生
きみにみえるように (星と森の絵本)きみにみえるように (星と森の絵本)感想
天文台のまち 三鷹発の絵本シリーズ 「星と森の絵本」第1弾。ある小さな星に空をみるのが好きなクマがいて青い星を見つけた。「あの星にもだれかいて、こっちをみているのかな」と思い、虹をくぐり森を抜け線をひき続けるクマのお話。
読み聞かせ動画で
https://youtu.be/EICdvi4ALcg?feature=shared
読了日:09月05日 著者:青野 広夢
みけの ごうがいやさんみけの ごうがいやさん感想
タイトルを「みけのこうがいやさん」と読んでしまって、小間物屋のミケさんが笄(こうがい)を売っている話だと思っていた😅 人間にしたらいいものであっても猫には煩わしいものなのだなぁと。
読了日:09月05日 著者:小川 未明
10代の時のつらい経験、私たちはこう乗り越えました (コミックエッセイ)10代の時のつらい経験、私たちはこう乗り越えました (コミックエッセイ)感想
乗り越えられたこともあれば停滞したままのこともモヤモヤしたままのこともある。誰かに話したことで少しはラクになれたならいいなと思う。今は情報が多すぎるけれど、何か自分の救いになるもの、お守りになるものが見つかりますように。
読了日:09月05日 著者:しろやぎ 秋吾
霊能者ですがガンになりました (ぶんか社コミックス)霊能者ですがガンになりました (ぶんか社コミックス)感想
タイトルはよく目にしていた。病院の対応とか医者との相性とかいろんな申請とか……病気になるとやらなければならない手続きも多い。お元気になられたのだと思っていたので残念です。
読了日:09月05日 著者:小林薫,斎
強制除霊師・斎 (1) 怨念旅館 (あなたが体験した怖い話)強制除霊師・斎 (1) 怨念旅館 (あなたが体験した怖い話)感想
シリーズは12巻まで?は読んだかな。順番はバラバラだったけど。ネコたちのために日帰り! かなり体力を消耗すると思うのだけれど……。ドSキャラ設定になっているけれどそんなことはないと思う。信じる信じないは読み手の判断だろうけれど、話をまとめるのは大変だったろうなぁ。私自身はなんの体験もなし。よく何人も同じ人が同じ人物を守護霊とか生まれ変わりって言うけど、どうなんでしょうねぇ。斎さんが私の側にいる!という人もいるのかな、信じないけど(笑)
読了日:09月05日 著者:小林薫
きんぎょ生活 No.9 [雑誌]きんぎょ生活 No.9 [雑誌]感想
本屋さんでなかなか見かけないなぁと思っていたら年一回の発行なのね😅 表紙がAIっぽいなと思ったんだけどどうなんだろ? 作者さんはランチュウを飼育しているらしい。金魚やメダカはは普通の金魚が一番いいと思うけどなぁ。こちらの書評にもある「体色の不思議に迫る」はへー!となった。
https://book.asahi.com/article/14975759
ついでに「ビバリウムガイド」もパラパラみてきた。猛暑での飼育環境を整えるみたいなページにワインセラーの活用があって、まぁ温度管理はしやすいよなと😅
読了日:09月05日 著者:
しらふで生きる 大酒飲みの決断 (幻冬舎文庫)しらふで生きる 大酒飲みの決断 (幻冬舎文庫)感想
いろんな例え話とか本歌取りのような詩作?とか部分部分面白いところはあるのだけれど、ダラダラした感じがして私にはあわないなぁ、と思ってつまみ食いのような読み方になった。むしろ解説だけ読んだ方が内容がわかった気がする😅 私はお酒も飲まないし煙草も吸わない。人生、ソンしている気分は少しある。
読了日:09月05日 著者:町田康
五年後に (双葉文庫 さー 49-01)五年後に (双葉文庫 さー 49-01)感想
デビュー短編集。表題作はよく歳下から告白されたりしたら特に意味もなく言いそうな「5年後に言ってくれたらうれしいのに」の言葉に纏わる話。思春期の女の子の思い込みも恐ろしいな…な話だった。「眠るひと」の最後にあった【父の遺品を整理しながら母が、お父さんはね、「眠るひと」になったのよ、と言ったことがあった。「眠るひと」は心のなかにずっといて、いつでも話しかける事ができるのだと。】(P188)この言葉に「安らかにお眠りください」の意味の深さを思ったりした。「教室の匂いの中で」はすごくリアルで元中学教師に納得。
読了日:09月05日 著者:咲沢 くれは
流水さんの霊能修行記 (ぶんか社コミックス)流水さんの霊能修行記 (ぶんか社コミックス)感想
浮遊霊、霊能者行脚と再読してこちらを読む。安易に滝行とかしてはいけないし、護摩炊きなどはよく芸能人が禊ぎ的にやっているのをテレビでは見てうーん、と思ったことがあるので詳しく知ることが出来てよかった。
読了日:09月05日 著者:流水りんこ
母親を陰謀論で失った (シリーズ立ち行かないわたしたち)母親を陰謀論で失った (シリーズ立ち行かないわたしたち)感想
新型コロナ、またワクチンについては今も陰謀論がたくさん語られている。ワクチン消費のために患者数を増やしていると言われても仕方ないような政府の言動もある。陰謀論を信じる母親に揺り動かされる息子とその家族たち。
「母親が信じる陰謀論の正体とはなんなのか?」「陰謀論を信じている人はどんな人なのか?」
そして「なぜ母親は陰謀論を信じてしまったのか?」コロナ関連だけでなく陰謀論ってアチコチにある。人は信じたいものしか信じないし、それが間違いだとわかったらまわりを責めてまた新しく信じられるものを探し回る気がする。

読了日:09月06日 著者:まき りえこ
かもめ食堂 (幻冬舎文庫)かもめ食堂 (幻冬舎文庫)感想
電子書籍セールで購入。紙本で落ち着いて読みたいなぁ、と思っていたけれど、サクサク進んでしまい、読み終わってしまった。案外短かったのでちょっと拍子抜けした感じもある。電子と紙ではどこか違いがあるのだろうか? この延長線上にあるのが『れんげ荘物語』シリーズなのかな。
読了日:09月07日 著者:群ようこ
ささひと 1ささひと 1感想
2巻で打ち切りになったということ? 可愛いパンダ(私は目がケダモノだと思っているが)がただのエロ野郎になって、あんなことやこんなことまで!?な漫画。多分、ハマる人にはハマるんじゃないかと。よい子は読まないでパンダにずっと夢を持っていて欲しいです(笑)

読了日:09月07日 著者:花月仁
キッチンキッチン感想
電子書籍セールで(笑) 『キッチン』は話は好きだけどみかげの話し方が私のイメージと合わなくてそこがちょっとチグハグした感じだった。続編も好きだな。『ムーンライトシャドー』もベタではあるけれど、いいお話だった。これからもこれらの作品は誰かに言いたいけれど言えない、年代を問わずそんなに気持ちを抱えた人たちを包みこんだりそばにいたり……日々の一助になるんだろうなと思った。ほわほわしたやわらかいガーゼケットに包まれているような感じ。若い時に読むより今読んだ方がすんなり読めてよかったのかな、と思う。
読了日:09月08日 著者:吉本ばなな
さすらい駅わすれもの室 (ものがたり交差点)さすらい駅わすれもの室 (ものがたり交差点)感想
駅での忘れ物をテーマにした短い話の詰め合わせ。四つ葉のクローバーの話が好きだった。昔何かのチラシにあった「よつばのクローバーを探してみつばのを踏んじゃだめだよ?」を思い出した。

ブラウニーの話は彼・彼女の2編があるが地の文がほとんど変わらなかったし短いのでくどく感じたので、どちらか1つでよかった。noteで裏話的なものも含めて全作読めるらしい。
https://note.com/masakoimal/m/me868b346ccb2
続編の臨時停車もあるけれど、こちらの方が私は好きだった。
読了日:09月08日 著者:今井雅子
女が死ぬ (中公文庫, ま51-2)女が死ぬ (中公文庫, ま51-2)感想
『ワイルドフラワーの見えない一年』を改題したらしいがこのタイトルの方がインパクトはあるかも。社会風刺的なものや愚痴のような、つぶやきのようなもの、ちょっと闇鍋風な1冊。著者ひと言解説を読んでから気になるタイトルのものを読むのもいいかも。ニコラス・ケイジの話はなんだかツボってしまい、脳内で映像化して繰り返し再生してしまう!
知らないこともたくさんあったが「若い時代と悲しみ」の花言葉を持つのはカウスリップという花らしい。
https://www.flower-walk.jp/7800/050101.html
読了日:09月08日 著者:松田 青子
消えた美しい不思議なにじ消えた美しい不思議なにじ感想
姉妹の神さまの話。手下?の報告だけでなく現場に足を運んだのはよかったけれど、実際の世界はそんな姉妹が思うようなものではなかった……姉が醜く妹は美しく……はお約束なのか? 美しい妹神には諦めて欲しくなかったなぁ😓 
https://bookwalker.jp/de9eb48457-4711-4d4c-88be-0f6b020da80d/
読了日:09月08日 著者:小川 未明
 妻(青空文庫) 妻(青空文庫)感想
『……女は、夫が幸福なあいだはただ夫にたより、その飾りになっているにすぎないが、突然の災難がおそいかかってきたときには、夫のために支柱となり、なぐさめとならなければならないのだ。彼女は夫の荒れはてた心の奥に手をのばし、うなだれた頭をそっとかかえ、傷ついた心臓に包帯をしてやらなければならない。』これを体現したような友人夫婦の話が続くのだが、ダンナさんの打ち明け話に「大丈夫よ、一緒に頑張りましょう」なんて言う妻ばかりとは限らないのだが(⁠-⁠_⁠-⁠;⁠) 美しい夢物語、理想ですな、と思ってしまった。
読了日:09月08日 著者:アーヴィング ワシントン
霊感保険調査員 神鳥谷サキ 漆黒の墓標 霊感保険調査員 神鳥谷サキ (あなたが体験した怖い話)霊感保険調査員 神鳥谷サキ 漆黒の墓標 霊感保険調査員 神鳥谷サキ (あなたが体験した怖い話)感想
5巻まで。珍しい名字のサキさん。「ひととのや」なんて聞いたことがない! 栃木県小山市の地名で
「しととのや」とも。地元の人でも読み方が分かれるらしい。地名の由来は諸説あり小鳥を指す古語「巫鳥(しとど)」が神鳥に転じたという説、同地がかつて湿地だったことからしとしと濡れる谷で「しととのや」になったという説など。漫画の内容よりも名前が気になる😅 保険調査ってプライベートなことに入り込むことになるので、怖いというより大変そう、というのが先に来てしまう。巻が進むとサキのこともわかってくる。龍は喋らない!に納得。
読了日:09月09日 著者:ひとみ翔
西加奈子最新短編小説集『わたしに会いたい』無料試し読み (集英社文芸単行本)西加奈子最新短編小説集『わたしに会いたい』無料試し読み (集英社文芸単行本)感想
ドッペルゲンガーの話……なんだけれど、試し読みだけでもワクワクしてしまう。そうか、こういう存在意義があるのかと思ったり。西さんが書くのだからこの先に何があるのか気になる!
読了日:09月09日 著者:西加奈子
杜松の樹杜松の樹感想
私は「ねずの木」のタイトルで読んだのだけれど、なんなの、この話は😱😱😱 父親が一番おかしくないか?グロくてラストにもビックリ! 
読了日:09月09日 著者:グリム兄弟
ミリオンぶっく 2023ミリオンぶっく 2023感想
この中にある本、読んだことがあるのは15冊しかなかった😓 ノンタンシリーズとか知っているけど1冊も読んだことがない💦
読了日:09月09日 著者:株式会社 トーハン
花物語花物語感想
吉屋信子さんの『花物語』とは違う(当たり前!)寺田先生の9つの花とそれに纏わる思い出話。「昼顔」「月見草」「栗の花」「のうぜんかずら」「芭蕉の花」「野ばら」「常山の花」「りんどう」「楝の花」。わかるものもあるけれど、確認のため植物図鑑を見たくなるような。青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2331_13487.html
読了日:09月09日 著者:寺田 寅彦
かんかん橋をわたって (1) (ぶんか社コミックス)かんかん橋をわたって (1) (ぶんか社コミックス)感想
タイトルは聞いたことがあったけど、もしかしたらあさのあつこさんの小説タイトルとごっちゃになっていたのかもしれない。 橋を渡ると地理的にも心境的にも別世界になる。戻りたい、帰りたいのになかなかそれが叶わない、なんとなそれをしてはいけない雰囲気があったりする。全巻読んだけれど後半はなんだか話が広がり過ぎてちょっとついていけなくなったところも😓 『愚者の皮』も読んだけど、最初的にはよかったね!に落ち着くけれど、いろいろ盛り過ぎな感じがしてツッコミを入れる前に幾分シラけた気分にも。嫁姑問題は絶えることはないな。
読了日:09月10日 著者:草野誼
羅刹の家【新装版】1 (Jコミックテラス×ナンバーナイン)羅刹の家【新装版】1 (Jコミックテラス×ナンバーナイン)感想
女性週刊誌でたまに読んでいたけれどまとめて読むのは初めて。ずいぶん長く続いていたんだなぁと。第二部も全て読んだけれどレディースコミックのようなベッドシーンには飽きたし、てドロドロ具合がなんか昭和臭がたっぷりで…井手さんらしいといえばらしい作品。こんな家族にはなりたくない。
読了日:09月10日 著者:井出智香恵
猫だけがその恋を知っている(かもしれない) (集英社文庫)猫だけがその恋を知っている(かもしれない) (集英社文庫)感想
タイトルとカバーイラストの印象とはちょっと違う内容だった。違うタイトルの方が読み手が増えるのでは?と思った連作短編集。舞台は「山、海、川が揃った穏やかな町」。そこで暮らす人たちと地域猫の物語で、猫目線で書かれたパートもある。素っ気ないふりをしながらナイスアシストで人間を救ってくれるお猫さまたち!『雪の匂いは、にんげんの流す涙の匂いと似ている。/静かで、湿っていて、さびしくてかなしくて、落ち着かない気持ちになる。/にんげんは、ぼくらがいないとすぐに泣く。/だから、放っておけない。』(P265〜266)
読了日:09月10日 著者:櫻 いいよ
雨の日雨の日感想
「どうも、僕の前世は田圃の蛙か田螺(たにし)であったらしい。」と考えるくらい、母譲りなのか雨が好きな作者。蕪村の句集を読んだりしながらゆたかな時間を過ごす。災害をもたらすことのない慈雨なら歓迎。青空文庫で。https://www.aozora.gr.jp/cards/001796/files/56763_55659.html
読了日:09月10日 著者:辰野 隆
秋雨の絶間秋雨の絶間感想
山村からお金持ちの家の養女になった綾子。2年過ぎたが未だに実母ヺ思って悲しくなる。年齢ガわからないのだけれど養母がルビーの指輪を買ってくれる(綾子がねだったわけではない)ということはそれなりの年頃なのか? 三章の構成になっているけれどそれぞれ短い。綾子の心境の変化と風景描写が美しい。よい母娘関係を築いていけるだろうか。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/52872_43451.html
読了日:09月11日 著者:牧野 信一
緋の器 (セレブリティLOVE)緋の器 (セレブリティLOVE)感想
萩焼の旧家・佐和窯。その跡取り息子と婚約した梨絵だが違う男性に……なありがちといえばありがちな展開。焼き物の色に取り憑かれてしまうと本人もまわりも大変。話の内容としては嫌いではない。ちょっと赤江瀑さんの世界っぽい。でもこの方の絵柄が苦手。 特に殿方のガタイがミョーにゴツいのがどーもお耽美さがなくて😅 スキマで読んだけどKindleUnlimitedでも無料で読めるらしい。
読了日:09月11日 著者:汐見朝子
海水浴海水浴感想
海水浴が「塩湯治」と言われていた時代。というより塩湯治が海水浴に変化したようだ。https://intojapanwaraku.com/rock/culture-rock/90002/
夏季の新聞コラムによく引用される随筆らしい。一例⇒https://www.sankei.com/article/20180717-CP5ANYGZ5FMP5GQQEIV5HKZKCM/
【明治二十六、七年頃自分の中学時代にはそろそろ「海水浴」というものが郷里の田舎でも流行出していたように思われる】とある。
読了日:09月11日 著者:寺田 寅彦
歩くこと歩くこと感想
『殺意』がなかなか進まないので同じ作者の短い話を読む。散歩ではなく歩くこと。朗読でも聴いてみたかったけれど自分好みのものがなく残念。もっと探してみたらあるのかな? 「勝沼から塩山」の部分に当時とは車窓風景は違うだろうけれど、懐かしく田舎の風景を思い出した。
https://bookwalker.jp/de53c65a9c-85e0-48ed-8fe9-634551e7c9a1/
読了日:09月11日 著者:三好 十郎
リアル宅配便日記…毎日こんなことが起こってます!!リアル宅配便日記…毎日こんなことが起こってます!!感想
こちらのブログを読んで面白そう!と思ったので。宅配便の皆さま、お疲れさまです〜ありがとうございます!
https://ameblo.jp/yukitanoyonkoma/entry-12819732931.html
読了日:09月11日 著者:ゆきたこーすけ
秋場所から秋場所から感想
大相撲秋場所が始まったので相撲の話を読む。
「東京場所で、蔵前国技館に、ヤグラ太鼓が鳴り響いている間の、十五日間は、完全に書斎を離れて土俵の脇で過ごさないではいられない人物」の尾崎士郎に誘われ、三日目を相撲観戦する作者。「もう一度見ないか」と七日目も。その帰り「ある酒亭で、二十年振りで、尾崎君同様のファン、小山寛二君にめぐり合った。」尾崎にとって相撲を見ることは単なる娯楽ではなく小山も「日本人の感情を養っている」という。
読了日:09月11日 著者:平野零児
土俵の夢土俵の夢感想
前に読んだ話から相撲つながりで。相撲についてたくさん書いているようだが、青空文庫には少ない。
鈴木信太郎が送ってくれた「双葉山引退相撲、横綱土俵入、照国、羽黒山、双葉山の三横綱の豪華な土俵入を見る。昭和二十一年十一月十九日於国技館」と(「相撲とりならぶや秋の唐錦」という俳句が書きそえてある)と「国技館丸天井のなつかしい思い出」という題のついている二枚の絵。作者の相撲愛を感じる随筆。この時もこんなに憂いているのだから今現在の大相撲を見たらどんなに悲しくさみしい思いを抱くだろう、と考えてしまった。
読了日:09月12日 著者:尾崎 士郎
ブランヴィリエ侯爵夫人 ~グリム百物語~ブランヴィリエ侯爵夫人 ~グリム百物語~感想
アトリエザードの新刊?記事を読んで毒殺魔のブランヴィリエ公爵夫人を知り、読んでみた。絵が子どもっぽくてお耽美さがないのが残念。(額田王も前に読んだけど、人間関係が余計にわからなくなった😓)森園みるくさんで読んでみたかったけど、だいたいの生涯がわかったのでよかった。今度はもう少し詳しいものを読んでみたい。


https://athird.cart.fc2.com/ca1/386/p-r-s/
読了日:09月12日 著者:藤田 素子
ルーム (角川ホラー文庫)ルーム (角川ホラー文庫)感想
いつ亡くなるかはわからないので身ぎれいにしておかないと!と思った。これはひとり暮らしだろうと家族がいようと自分にしかわからないモノってあるし、それが自分がいなくなった後にどんな問題を起こすかわからないし。殺人事件はあったけれど、ホラーかと言われるとう~ん、どうだろ? 気味悪さはあったと思うけど。新津さんの話って毎回なんとなく消化不良な感じがする(⁠~⁠_⁠~⁠;⁠)
読了日:09月12日 著者:新津 きよみ
崩れる 結婚にまつわる八つの風景 (角川文庫)崩れる 結婚にまつわる八つの風景 (角川文庫)感想
「崩れる」「怯える」「憑かれる」「追われる」「壊れる」「誘われる」「腐れる」「見られる」の8つの物語に自註解説付き。自註解説は裏話的な感じ? 私はなくてもよかったけどなぁと思った😅 思っていた内容とは違ったけど「結婚」という言葉に夢を持つのがどんなに危険かがわかるような💦


読了日:09月12日 著者:貫井 徳郎
愛人たち 1巻愛人たち 1巻感想
愛人バンクとかあったよなぁ(笑)と昭和を懐かしみながら最終巻まで読む。愛人の立場とサレ側と、まぁそれぞれ言い分があるんでしょう。里中満智子さんの漫画って同じ相手との恋愛関係が擦った揉んだしながら長く続くパターンが多いような気がする。女性の自立や向上心も描いているのだけれど、根底にはいつも愛を探し求めている女心があるような。
読了日:09月14日 著者:里中 満智子
敬老の日敬老の日感想
お久しぶりのSS! ありがとうございます✨ いつまでもココロは青春ですわ⁠(⁠˙⁠❥⁠˙⁠)⁠💕
読了日:09月15日 著者:バキラックス
あした輝く 1巻あした輝く 1巻感想
懐かしく最終回(3巻)まで読了。解説もよかった。「明日香」突破いう名前に憧れたものだ(笑)昔はこういう戦後を扱った少女漫画が多かった気がするけれど、今もそうなのかな? 大正ロマン的なものは多い気はするけど。
読了日:09月16日 著者:里中 満智子
萩感想
葬儀やら法事関係の話の中に萩の話題が入る。万太郎の家に萩は育ちにくかったようだ。いろんな名前が出てきたけど、伊志井寛(いしい かん)は石井ふく子さんの母親と結婚。伊志井さんは入籍する際に連れ子である石井さんの入籍を拒否。戸籍上、母である三升さんは伊志井さんの妻となるが石井さんは…。伊志井さんが亡くなった際、伊志井さんが認知していた実子と遺産の分配でトラブルになると、継子である石井さんには相続権が存在しないことがはっきりする。 石井さんは後に著書「想い出かくれんぼ」にそのことを書いているらしい。
読了日:09月16日 著者:久保田 万太郎
夜のメルヘン 1巻夜のメルヘン 1巻感想
短い話の詰め合わせ。2巻も読了。文章でも読んでみたくなるような話もあった。短編を数多く描けるのは作家でも漫画家でも力があるんだと思う。
読了日:09月17日 著者:里中 満智子
渡千枝傑作集 FUTURE (ホラーMコミック文庫)渡千枝傑作集 FUTURE (ホラーMコミック文庫)感想
初めての漫画家さん。コチラがなかなか面白かったので傑作選シリーズは全部読んでみた。ものすごいグロい描写もなくほどよくオカルト、ホラー感があって怖いけれどちゃんと眠れる(笑)あとがきにある作品エピソードやアナログへのこだわりみたいなの、また主婦になってからデビューしたことなども興味深く読んだ。昔の少女漫画の雰囲気があって懐かしかった。
読了日:09月18日 著者:渡千枝
ある設計士の忌録(5) 地怪 (HONKOWAコミックス)ある設計士の忌録(5) 地怪 (HONKOWAコミックス)感想
恵比寿顔、という言葉があるくらいにこやかでおだやかなイメージがあるおよべっさんではありますが……😅😅😅 本誌で読んでいたけれど、好きな話のひとつです🥸 
読了日:09月21日 著者:鯛夢
天狗の棲む山 (上) (ぶんか社コミックス)天狗の棲む山 (上) (ぶんか社コミックス)感想
上下巻。天狗というと高下駄を履いたおじいさんっぽいイメージがあるけれど、こちらは違う。天狗と呼ばれる少年?が関わる話。もう少し読みたかったかも。
読了日:09月22日 著者:渡 千枝
しんだらおんせんしんだらおんせん感想
現世の疲れやしがらみをゆっくり温泉で洗い流す〜日本人的な発想。極楽湯ってあったな、と思い出した。タブレットとか大きい画面で読むのがいいかな。
読了日:09月22日 著者:山田玲司
なきむしこびとと花の雨なきむしこびとと花の雨感想
こちらのブログを読んで絵本を出されていることを知ったので。お花の雨〜結婚式のフラワーシャワーとは違うけど、一度体験してみたいかも😄
https://blog.livedoor.com/series/292#jp_footer
読了日:09月22日 著者:ベス
ぎょらん (新潮文庫 ま 60-22)ぎょらん (新潮文庫 ま 60-22)感想
噛み潰せば死者の最期の願いがわかるのだという「ぎょらん」は人が死ぬ際に残す珠のこと。連作短編集だとは思わなかった。文庫書き下ろし「赤はこれからも」はなんとなく読む気分にならず未読のまま。珠はやはり魂に通じるのかな。葬儀の様子とか自分の体験してきたこととやはり重ね合わせてしまって、納得のいくお別れ、葬儀なんてやっぱりなかなかあるものじゃないと思った。
読了日:09月22日 著者:町田 そのこ
【極!合本シリーズ】 女帝&女帝花舞1巻【極!合本シリーズ】 女帝&女帝花舞1巻感想
「女帝」も「花舞」も途中までしか読んでいなかったので、最後までイッキ読みしてしまいました〜銀座も祇園も女性たちの心意気あっての場所。話の広がりについていけないところも多々ありましたが、最後まで楽しくドキドキしながら読みました〜ボリュームがあってさすがに疲れた😅
読了日:09月23日 著者:倉科 遼,和気 一作
うるはしみにくし あなたのともだち (双葉文庫 さ 50-02)うるはしみにくし あなたのともだち (双葉文庫 さ 50-02)感想
思春期の少女たちの心理をうまくついたホラーミステリーなのかなぁ。正直良くわからなかったので解説が欲しかった(⁠-⁠_⁠-⁠;⁠) 集団ヒステリーなのかなぁ、と思ったり。
読了日:09月23日 著者:澤村 伊智
アニオー姫〜海を越えたプリンセス〜アニオー姫〜海を越えたプリンセス〜感想
ベトナムを公式訪問中の秋篠宮さまご夫妻がオペラを鑑賞されたというニュースから興味を持ったので。知らなかった。東村アキコさんの漫画というのもなんか新鮮(笑)
読了日:09月24日 著者:東村アキコ
呪物蒐集録呪物蒐集録感想
なんか怖くて不気味で最初の2つくらいで終了……それもまともに読んでいない……スマホで見ると紙で見るよりずっとゾワゾワ感が増す気がする💦
読了日:09月24日 著者:田中俊行
或る母の話或る母の話感想
「恋人同志が、同じ一人の父親をもっていたとすれば、これ以上惨めなローマンスの破綻はない。」果たして……と読み進めてラストにビックリ! 青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000020/files/220_28305.html
読了日:09月24日 著者:渡辺 温
あかりとシロの心霊夜話 超合本版 11巻あかりとシロの心霊夜話 超合本版 11巻感想
1巻から11巻まで。怖いというよりあかりとシロが事件を解決するのを楽しむという感じ。前に試し読みした時よりはハマッてしまった(笑)ユーレイとは関わり合いになりなくはないけどネコはカワイイ。作者のあとがきも楽しい。まだ続いているようでそれもスゴいことだと思う。
読了日:09月27日 著者:西 尚美
強制除霊師・斎 消された陵 (ぶんか社コミックス)強制除霊師・斎 消された陵 (ぶんか社コミックス)感想
本編も興味深いものでしたけど、おまけ?の信長の話は(他でも同様の説を読んだ気がしますが)ほー!となりました🥸
読了日:09月29日 著者:小林薫
琥珀の夏 (文春文庫 つ 18-7)琥珀の夏 (文春文庫 つ 18-7)感想
子どもたちの未来のために、といいながら大人の都合や欲によりまわりがだんだん狭くなっていく。子どもだから素直なんじゃなくて子どもだから親や大人に嫌われないようにいい子であろうとするのだと思う。面白いかと言われるとう~ん、だし、ものすごく考えたかと言われてもう~ん、となってしまう。辻村作品でのめり込むようなものには出会っていない気がする。タイトルの琥珀は閉じ込められた記憶なのかな。過解説で桜庭一樹さんが「ライ麦畑でつかまえて」を引用していたけれど、未だに読んでない😅
読了日:09月29日 著者:辻村 深月
月から月から感想
昨晩は雲が多くてニュース映像でお月見。月には桂男が住んでいると言うけれど、彼がやって来たのか?と思った最後。短い分、なんだか不思議長い世界。月の光を浴びると狂うよ、って言葉を思い出す。この詩をもとに絵を描いたらみんなどんな作品になるのかなと色彩を想像してみる。青空文庫で。https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/45088_41644.html
読了日:09月30日 著者:新美 南吉
スーパーベイビー 1 (芳文社コミックス)スーパーベイビー 1 (芳文社コミックス)感想
2巻まで。黒ギャルって今もどこかにいるんでしょうか?(笑) あまりにもにぎやかすぎて自分のまわりにいたらうわぁ…ってなりそうだけれど、純粋でまっすぐで暴走する姿もカワイイ😍となってしまうのは自分がオバぁサンになったからでしょうか😅 ふたりの恋物語がHappyな結末になることを祈っております🎉
読了日:09月30日 著者:丸顔めめ
静かなる夜のほとりで 1巻静かなる夜のほとりで 1巻感想
息子の葬式の後、ペンフレンドからの手紙を見つけた母親は息子のふりをして嘘の返事をする。そんな奇妙な文通が始まる。相手の女の子は耳が不自由なのだが、そのことを書けなかった。劣等感を持つ彼女が本当のことを話して終わり…ではなくそこからの彼女の生き方が本編だった! 学校生活、親からの自立、恋愛に仕事などカワイイ絵柄だけれど、内容はけっこうキツい。自分が親の立場ならこう出来るかとか考えてしまった。スキマで全3巻無料🐦https://www.sukima.me/book/title/BT0000379566/
読了日:09月30日 著者:横谷 順子
すみれ先生は料理したくない 【かきおろし漫画付】 (ぶんか社コミックス)すみれ先生は料理したくない 【かきおろし漫画付】 (ぶんか社コミックス)感想
美人なピアノ教師・白雪すみれだが、実生活は金欠&彼氏もいないアラサーで、料理は壊滅的! チャレンジしては失敗する気持ちを即興曲に仕上げて歌うコメディ漫画。料理上手でなくてもピアノは上手いのだし美人だしスタイルいいし、十分だと思う😅
4巻完結。アニメ向きかもしれない。
読了日:09月30日 著者:大久保ヒロミ

読書メーター

rohengram799 at 08:00|この記事のURL

2023年09月05日

からあい雲便りNo.4:8月の本棚 〜 2023.8  〜

8月の読書メーター
読んだ本の数:100
読んだページ数:13480
ナイス数:3217

二周目の恋 (文春文庫 わ 17-50)二周目の恋 (文春文庫 わ 17-50)感想
二度目ではなく二周目。同じ人とまた新たな関係を…みたいな?と思いながら読む。波木銅さんは
初めて。綿矢りささんの「深夜のスパチュラ」はバレンタイン前日の心理状態・行動にわかる、わかる!となって面白かった。スパチュラってなにかオシャレな飲み物かと思ってた😅 桜木紫乃さんは2時間ドラマみたいだと思ってしまった。桜木さんらしいラスト。一穂ミチさんは昔読んだ小池真理子さんの「レモン・インセスト」に出てきた姉弟の話を思い出した。窪美澄さんのはあんまり有名でないけど実力派の女優さんたちで映画でみたいなぁ🤭
読了日:08月01日 著者:一穂 ミチ,窪 美澄,桜木 紫乃,島本 理生,遠田 潤子,波木 銅,綿矢 りさ
たんぽるぽる (短歌研究文庫)たんぽるぽる (短歌研究文庫)感想
ちょっと不思議過ぎてついていけない世界の短歌もあったけれど、まとまった形で作品を読むのは初めてだったので面白かった。装丁も可愛い。「すきになる? 何を こういうことすべて 自信をもってまちがえる道」「逢えばくるうこころ逢わなければくるうこころ愛に友だちはいない」「あるときはお酒に強くあるときは弱くてひとは自由なのです」……ひとは自由、こころは自由、たくさんの自由な言葉を読んで楽しみ、また自由に綴ることが出来たらシアワセに違いない🍀
読了日:08月01日 著者:雪舟えま
こまこま感想
コマはベーゴマのことだった。懐かしい! 小学3年生くらいまではみんな遊んでいたような気がする。(昭和30年代生まれ)兄も缶にいっぱいベーゴマを持っていてヤスリで磨いたりしていた。かつての子どもとのこ今の子どもではベーゴマに対する思いの深さが違う。でも今の子もやがてかつての子どもになり、おじさんとのことを懐かしくせつなく思い出したりするんだろうな。
読了日:08月01日 著者:小川 未明
ラストタンゴ (フラワーコミックスα)ラストタンゴ (フラワーコミックスα)感想
なんでこの表紙なんだろ? 収録作品とつながりがないような? 全部読んでました~どれも好きな話だからいいけどちょっとソンした気分にもなった😅これから読む方は、コチラの試し読みの目次で確認を! Kindle版。
https://bookwalker.jp/series/402122/
読了日:08月01日 著者:木原敏江
身分違い (ハーレクインコミックス)身分違い (ハーレクインコミックス)感想
久しぶりに塩森さんの名前を見つけた〜「身分違い」というタイトルに黒髪と金髪カップルはベルばらを連想させる🌹 ハーレクインなのでベタ甘かメロドラマ全開かと覚悟していたけれど、思ったほどではなかったかも。19歳と26歳で出会い、お金持ちの彼女の方からガンガン行く行く😆 いろんなことがあって最後はハッピーエンドの安定感!ものすごい悪役もいなかったし、サラリと読む分にはいいと思う。Kindle版。
読了日:08月02日 著者:塩森 恵子
豚と猪豚と猪感想
>ひとの厄介になって威張るものは今にきっと罰が当るから見ておいで    
全くその通りでございました(ಠ⁠﹏⁠ಠ)  コチラの漫画で読んでから青空文庫で。
https://note.com/j_cedcyph01/n/n086885072642
読了日:08月02日 著者:夢野 久作
狂花一輪 京に消えた絵師 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)狂花一輪 京に消えた絵師 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
福知山藩に仕える武士・木島龍吾の目は色の認識ができない。先代藩主の命により龍吾は失踪した父・兵庫を捜すことに。兵庫は人気の絵師で藩主に極楽浄土の絵を描くことを約束していた。が、龍吾は兵庫と生まれてすぐ生き別れたため顔もわからない。兵庫を追って京へ。しかし彼は贋作事件の犯人として京を追われ行方不明!父の養女となった娘や5人の弟子たちとのやり取りにもうちょい緊迫感があったらよかったかなぁ。龍吾自身が目のこともあり、淡々としているからか感情の動きがアッサリしていて読みやすくはあったけど盛り上がりに欠けるかな😅
読了日:08月02日 著者:三好 昌子
珈琲屋の人々 どん底の女神 (双葉文庫)珈琲屋の人々 どん底の女神 (双葉文庫)感想
前作を読んでからだいぶ間があいてしまったので、物語の展開にアレ?こんな中途半端な2時間ドラマみたいな終わり方だったっけ?と思ってしまった。コナン君並みにいろんな事件?が起こり過ぎな商店街でサザエさん並みにおせっかいな人が多いような…と思ってしまったのも、水戸黄門的な安心感からか? イヤ、みんながみんなまるく収まるワケではないのだけれど。お犬さまの話はよかったです。登場人物の其の後はやはり気になる。冬子と行介のふたりには特に進展はなかったなぁ。冬子はちゃんと結婚という形を取りたいのだろうけれど。
読了日:08月03日 著者:池永 陽
橋の上橋の上感想
明日(8/4)は「橋の日」なので橋がつく短い話をと探して読む。いじめっ子やガキ大将と謂えばなんとなく可愛らしくノスタルジックな気分になるかというとそんなことはなく、理不尽な暴力・暴言になぜ耐えねばならぬのか。橋の上での出来事、それは淡い初恋の思い出。少年の日の思い出って感じがした。思い通りにいかないのが当たり前だとあきらめているような感覚かなぁ。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001289/files/47147_29249.html
読了日:08月03日 著者:犬田 卯
珈琲屋の人々 心もよう (双葉文庫 い 42-07)珈琲屋の人々 心もよう (双葉文庫 い 42-07)感想
「どん底の女神」から続けで読む。行介が刑務所で知り合った、彼を兄貴と慕う順平を取り巻くアレコレがメインなのかな。この話もだいぶ拗れている…被害者側と加害者側のわかるようなわからないような、心理状態。過去は取り返せない。償うとはなにをしたら償いになるのか、そんなことを考えた。順平、なぜジャンプかマガジンを仕込まなかったんだ!と思ったのはここだけの話😅 その後が知りたい! あと「年の差婚」のお互いの秘密?の暴露。まるで「笑ゥせぇるすまん」みたいだと思ってしまった。このシリーズ、綺麗なおねーさん率高し!😆
読了日:08月03日 著者:池永 陽
色ガラスの街色ガラスの街感想
散文集っぽいけどなぁ。最後の「毎夜月が出た」は長めだったけれど、あとはひとりごと見たいな感じだったり、オノマトペのお遊びだったり……挿し絵のようなものがついたらこの言葉の景色がハッキリするような気もするし……。「病んでますね」で片付けてしまう人もいそうな文章たち。『風』の「風は いつぺんに十人の女に恋することが出来る 男はとても風にはかなはない」は好き。
いくつかを朗読動画で視聴してから青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000874/files/3213.html
読了日:08月04日 著者:尾形 亀之助
昭和39年の俺たち2023年9月号昭和39年の俺たち2023年9月号感想
■昭和女性誌考/今こそ日本総下品化の責任を問う!∶『微笑』『新鮮』『ヤングレディ』とか芸能界よりアダルティな記事が満載だった気がする…見出しだけハデで内容は憶測ばかりの今の女性誌と比べたら実はあったのかもしれないけれど、男性誌の袋とじが可愛らしく思えるようなえげつなさ😓■ゲームメーカー知られざる暗黒史∶エニックスも光栄もアスキーもこんなきわどいエロゲーを作っていたなんて😱■アマゾネス・シネマスティック・ユニバース∶こんなにアマゾネスの映画があるとは💦■激アツ!『イカ天伝説』∶見たことない😅

読了日:08月04日 著者:
名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは食べながら謎を解く (ハルキ文庫)名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは食べながら謎を解く (ハルキ文庫)感想
しばらく間があいてしまったシリーズ。名古屋弁のニュアンスが文字だと多分伝わらないんだろうな、と思いつつ、こんなアクセントなんだろうかと想像しつつ読む。こちらの喫茶店も『珈琲屋の人々』と同じく客との距離が近い、というかおせっかいな下町の雰囲気? この店に一人で入るのはちょっと勇気がいるような。誰かと一緒でも会話が筒抜けになっていそう😅 名古屋コーチンの話、頑固親父にウヘェ、となった。県外に出るのを嫌がる親って多いけど、なんだかなぁ。味噌煮込みうどんは食べてみたい😄
読了日:08月04日 著者:太田忠司
黒ぶだう黒ぶだう感想
赤いキツネと緑のたぬき……ではなく赤い小ぎつねと仔うしの話。読んでも意味がわからず、こちらのお世話になる。でもやっぱりよくわからない😓 賢治の喩え話は難しい。
http://www.harnamukiya.com/kurobudo/index.html
読了日:08月05日 著者:宮沢 賢治
流浪の俳人 山頭火 (ゴマブックス×ナンバーナイン)流浪の俳人 山頭火 (ゴマブックス×ナンバーナイン)感想
山頭火を扱った漫画はコレを読んだくらい。https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000007749
この漫画も好きだったけれど、山頭火を描くのに劇画ってよくあうなと思う。
『トマトを掌に、みほとけのまへにちちははのまへに』『うどん供へて、母よ、わたくしもいただきまする』『濁れる水の流れつつ澄む』とか好きな句です。Kindle版で。

読了日:08月05日 著者:旭丘光志
萩の花萩の花感想
朗読を視聴してから青空文庫で読む。萩の花に関する思い出話が大きくわけてふたつかな。前半は『鶴屋旅館の離れで、芥川さんと室生さんが、同宿の或る夫人のために、女持ちの小さな扇子に發句を寄せ書きなさつたことがあつた。そのそばで少年の私は默つて見てゐた』時の話。ある夫人とは片山廣子らしい。後半は迎えの車を待っているらしい少年と少女、それを気づかうホテルのボーイの様子が書かれている。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/47923_54193.html
読了日:08月05日 著者:堀 辰雄
天女湯おれん天女湯おれん感想
森園みるくさんだからエロ系だろうなと思いつつ、諸田玲子さんの本がシリーズなのか単発なのかよくわからないので(教えて下さい🙏)ちょっとお勉強がてら、好奇心のまま読む。あらマァ……小説もこんな感じなのかしらん? まぁ舞台が湯屋だからといってハダカの場面がないのもおかしいのだけれど😅
読了日:08月05日 著者:森園みるく,諸田玲子
夢みるゴシック 1 それは常世のレクイエム~夢みるゴシック~ (プリンセス・コミックス)夢みるゴシック 1 それは常世のレクイエム~夢みるゴシック~ (プリンセス・コミックス)感想
バイロンの詩は多分読んだことがないような……詩集を買おうと思いました(笑) 木原さんのゴシックロマンスの世界✨ 時代背景に疎くてもその世界に入り込めるし、大好き😄 
読了日:08月06日 著者:木原敏江
夢みるゴシック 2 星降草子~夢みるゴシック日本編~ (プリンセス・コミックス)夢みるゴシック 2 星降草子~夢みるゴシック日本編~ (プリンセス・コミックス)感想
こちらは日本編とな……少し前にひふみ祝詞とか好きで動画を見たりしていたので、あぁ、これは十種の神宝なのだわ、と思いました。「永遠の一瞬」「一瞬の永遠」こんなタイトルの同人誌があったなと思い出したり。岡本太郎氏が【永遠というのは時間を越えた「瞬間」なんだ。だから、愛に燃える瞬間が永遠で、その後につづこうがつづくまいが、どのようなかたちであろうと、消えてしまってもそれは別なことだよ。】って書いていたな。しかし、せつない🥲
https://youtu.be/oLIj1tZ6nlU
読了日:08月06日 著者:木原敏江
森に住む人魚姫森に住む人魚姫感想
話の内容より絵(イラスト)の雰囲気が途中で変わりすぎて……メルヘンチックだったりデフォルメされた感じだったりAIアートだったりで、全体的にバラバラな印象だった。全部統一した方がよかったと思う。
読了日:08月06日 著者:夏目そら
女性に風俗って必要ですか? 1 (バンチコミックス)女性に風俗って必要ですか? 1 (バンチコミックス)感想
2巻完結なのでKindle版をまとめて読む。内勤の仕事か〜当たり前だけどそういう事務員がいなければ、いろいろ回らないもんな😅 表紙は綺麗なおねーさんだけど、漫画の中はそんなんじゃない、かわいく読みやすい感じ。こういうものを利用する人にはそれぞれの理由があって、働いている男性たちの年齢も幅がある。最後はやはり心の問題なんだろうなと思う。ラブホのバリアフリー化も大事な案件だわ。自分も貴重な体験をした気分。描けないことももちろんたくさんあったんだろうけど、面白かった。
読了日:08月07日 著者:ヤチナツ
連れてって連れてって感想
女心のわからないバツイチのアホな男がベラベラヘラへラと学生時代から就職して……の話を今の奥さんにしている。私は大学に行ったことがないし就活らしい経験がないので、その話をされても……って感じで多分私が奥さんなら寝てたな😅 世代的には近いのだろうけど。
 「Take Me Take Me With You」(これは創作らしい)がポイントだと思うけれど、私にはこの世界に浸ることは出来ないまま終わってしまった。ただこの曲はウクレレなのがいいんだろうな。あとなんとなく村上春樹風味な文章だと思った🥸
読了日:08月07日 著者:A・N
猫と魂の交感ダイアリー 1巻猫と魂の交感ダイアリー 1巻感想
死んでしまったけれど心残りがあり、この世を彷徨っている魂たち…そんな魂の悲しみや苦しみを取り除き、天に昇る手助けをしてくれる猫・名前はオタフク。2巻まで読んだ。思っていた以上にハートフルで好き🥰
読了日:08月07日 著者:山田 也
名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは引っ張りだこ (ハルキ文庫 お 4-6)名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは引っ張りだこ (ハルキ文庫 お 4-6)感想
龍くんの今後が決まったというか決意が固まったというか。父親の存在はやはり偉大…? 【「勧考」は千代がよく使う言葉だ。「熟慮」の名古屋弁的表現だというのは最近知った。】(P262)名古屋弁的表現!わかるようなわからないような〜はじめて聞いた表現(笑)珈琲ってほとんどインスタントしか飲んだことがないので、レトロな喫茶店で美味しい珈琲を飲んでみたいものです。追記∶アフリカフェ(カフェアフリカ・バラカ)⇒
https://africafe.jp/cafeafrica

読了日:08月07日 著者:太田 忠司
黒鍵は恋してる (徳間文庫)黒鍵は恋してる (徳間文庫)感想
赤川次郎ってこんなだったっけ? 今まで読んだ数も少ないし、ずっと読んでいなかったのでなんだか作品のノリについていけず、小学生向けの漫画にしたら面白いのか?と思ってしまった。タイトル買いしたのだけれど、黒鍵とは半音ズレている(天然ボケというにはう~んな)天才ピアノ少女のあだ名だった。殺人事件も解決までのアレコレも警察が間抜け過ぎでは?お婆さんにインタビューして聞こえていないのに「ああ、なるほど! いや、とても恐ろしいことです、とおっしゃってます!」とレポーターがでっち上げるところだけはやっぱりと納得した😅
読了日:08月08日 著者:赤川次郎
汽車で逢った女汽車で逢った女感想
ムショ帰りの男と春を鬻ぐ女が汽車で出逢い……ふたりともいろんな体験をしてきただろうに純で無垢な感じがする。幸あれと願ってしまう話。
青空文庫でhttps://www.aozora.gr.jp/cards/001579/files/55432_67355.html

読了日:08月09日 著者:室生犀星
偽刑事偽刑事感想
綺麗な御婦人のあとをつけた男は御婦人のあやしい行動を見てしまい、偽刑事としてふるまうがその後は……イヤイヤ、女もだけれど男もバカとしか😓
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001306/files/47475_34292.html
読了日:08月09日 著者:川田 功
ラストイニング(1) (ビッグコミックス)ラストイニング(1) (ビッグコミックス)感想
今日は野球の日。この漫画を教えてもらったのでスキマで5巻まで(期間限定無料)読む。関東某県にある彩珠学院高校野球部は、甲子園初出場で初優勝を果たした過去があるが、現在は毎年1、2回戦での敗退続き。そんな野球部に問題児だった鳩ケ谷圭輔が監督になり……キャッチャーってやはり偉大。そして野球は頭脳戦だわ。https://www.sukima.me/book/title/BT0000200210/
読了日:08月09日 著者:中原裕,神尾龍
実話ナックルズGOLDミステリーSP vol.2 (ミリオンムック)実話ナックルズGOLDミステリーSP vol.2 (ミリオンムック)感想
勢いで買ってしまったが怖い……パラパラ見ただけで怖い……特に呪物や人形たちが怖い……歌舞伎座の呪いはやっぱりあるのだろうか? あと「きさらぎ駅」以外にも謎な駅がたくさんあるのね😱 
読了日:08月10日 著者:
紙の月 (ハルキ文庫)紙の月 (ハルキ文庫)感想
♫あの日あの時あの場所でしたきみに会わなかったら〜 なんて梨花も光太と出会わなければ横領なんてしなかったのか、イヤ、やっぱりどこかで虚しさを埋めるための手段として買い物依存症みたいになってお金が足りない、ここにお金が有るじゃないかとなりそう。小説の構成が梨花本人と彼女と関わりのある人物の語りになっているとは思わなかったけど、それぞれの立場での心境に共感出来る場面も多かった。梨花のダンナにはムカつくところ、多し!TVでよく節約特集をしているけれど、アレは家族がそれでいいって納得してないとムリだと思う。
読了日:08月10日 著者:角田光代
レトロ喫茶おおどけい (双葉文庫 うー 21-01)レトロ喫茶おおどけい (双葉文庫 うー 21-01)感想
表紙買い。クリームソーダってなぜか郷愁をそそられる。場所は東中野。都会すぎない場所だ(笑) 昭和レトロな喫茶店おおどけいには文字通り、古いおじいさんの時計が見たいあって、その響きで昭和へと……本人が過去にいくというより過去にそこにいた人物と同化するという感じ? そこから前向きになるヒントをもらえたりするのは、このテので話のお約束。ちょっと読みにくい、わかりにくいところはあるかな。続編を考えているような終わり方ではある。
読了日:08月10日 著者:内山 純
輝きの一瞬 (講談社文庫)輝きの一瞬 (講談社文庫)感想
短くて心に残る30編、全部記憶しているかはわからないけれど長さ的にも内容的にもよかったと思う。これは以前読んだような?ものもあったし、時事ネタみたいなものは時期がズレ過ぎてイマイチなところもあるけれど『おかね座談会』(嵐山光三郎)の「宮本百合子は共産党政権になったときの一万円札です。まだ見込みはない」には笑った。お札の人物って変わっていくけど、やっぱり昔の聖徳太子のイメージが抜けない💦 『山月忌』(篠田節子)もあの『山月記』をこう書くか!と思ったし藤原伊織の『トマト』小沢章友『死の天使』とかも好き。
読了日:08月12日 著者:中島 らも,有吉 玉青,藤原 伊織,高橋 直樹,山崎 洋子,池内 紀,高橋 義夫,黒川 博行,落合 恵子,桐野 夏生,斎藤 純,山上 龍彦,嵐山 光三郎,佐々木 譲,高橋 三千綱,目黒 考二,加納 朋子,中村 隆資,泡坂 妻夫,鳥越 碧
黒―kuro― 1 (ヤングジャンプコミックス)黒―kuro― 1 (ヤングジャンプコミックス)感想
2巻まで。黒猫と女の子の可愛い話かと思ったらおいおい……な話だった。『シャドーハウス』と同じ作者なのか、なんとなく納得。
読了日:08月12日 著者:ソウマトウ
お見合い人魚お見合い人魚感想
一人暮らしの30歳のOLいづみ。人見知りな性格で自分の部屋に居る時が一番落ち着く。「まるでずっと海の中にいて世間を知らない人魚姫のよう」と幼なじみにも言われていたが、お見合いで知り合った男性と結婚して……の全4話。赤ちゃんが生まれてからのことなどその気持ちわかる!って昔を思い出したり。ほわほわた絵柄とお話。
マンガ図書館Zで無料🍀
https://www.mangaz.com/book/detail/194051
読了日:08月12日 著者:木村晃子
チヨコレイト 木村晃子短編集 1チヨコレイト 木村晃子短編集 1感想
コミックス未収録の恋愛読み切り作品集。『チヨコレイト』『氷の方舟』『キイチゴ坂心中』『秘密と嘘』。懐かしい昭和感があって、絵柄もコマ割りもセリフもなんだか落ち着く。篠有紀子さんには似ているかなぁ。他の無料作品も読んでみようかな。
https://www.mangaz.com/book/detail/198601

読了日:08月12日 著者:木村晃子
黄泉から黄泉から感想
この時期はやはり読み返したくなる。最後の場面は何回読んでも泣きたくなる。好きだ。
青空文庫で

https://www.aozora.gr.jp/cards/001224/files/46077_40225.html
読了日:08月13日 著者:久生 十蘭
十四歳の遠距離恋愛 (集英社文庫)十四歳の遠距離恋愛 (集英社文庫)感想
タイトルと表紙買い。名古屋が舞台だったか!ナナちゃん人形とかスガキヤとかお菓子の城とかわかるものはあるけれど、地名や路線図になるとお手上げ。乗り鉄みたいなところもうちょっとあきてしまったけれど、2000年・中2の少年と少女の純愛過ぎる物語。これは若さの勢いもあるだろうけど、スゴい。2000年当時、すでに彼らの倍以上の年齢だったわ。(ポケベルを使ったこともない)藤森くんも大人になって幸せな人生を歩いていて欲しい。彼らの同窓会があったらどんな感じかな?と思ってしまった。彼女のお姉さんも好き😄
読了日:08月13日 著者:嶽本 野ばら
クララクララ感想
昨日(8/12)ハイジの日。ハイジという言えばクララ! ハイジを「アルプスの山の娘」と芙美子が訳した作品があったので(コメント欄)そのつながりかと思ったけれど全然違う。教会や牧師さんは出てくるけど背景のようで特別な役割はなさそう。小さい頃、こんな気分になってまわりが神隠しかと慌ててしまうような行動を取るのも仕方ないかなぁと。弟をカニみたいに茹でなくてよかった! 青空文庫でhttps://www.aozora.gr.jp/cards/000291/files/24366_18506.html
読了日:08月13日 著者:林 芙美子
退廃姉妹 (文春文庫)退廃姉妹 (文春文庫)感想
1945年・東京。敗戦で取り残された美人姉妹。姉はおっとりしていて妹はガンガン突き進むタイブ。食べるため、家を守るために彼女たちは焼けずにすんだ自宅を進駐軍の慰安所にすること。特攻帰りの男の苦悩とそれに寄り添う姉、アメリカ兵と初体験をし娼婦となる妹、姉妹の家に来た父親が初体験の祥子。夜の女のお春。4人の女性たちはそれぞれの矜持を持ち、潰されることなくたくましく生きる! 悲惨な状況なのに笑ってしまうところがあって、エロい場面も装飾過多でも医学的でもない文章で乙女心を残しつつ恥じらいながらも楽しく読めた。

読了日:08月14日 著者:島田 雅彦
くまのこ―他一編きょねんのき (新美南吉・幼年童話えほん 9)くまのこ―他一編きょねんのき (新美南吉・幼年童話えほん 9)感想
「くまのこ」を読んだのだけれど未登録なので、以前読んだ「きょねんのき」と一緒の本があったのでこちらに。森のくまさんみたいな話だった(笑)
https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/61539_77338.html

読了日:08月14日 著者:新美 南吉
チュウリップの幻術チュウリップの幻術感想
やっぱり宮沢賢治の童話?は難しい。語り手が誰なのかわからないけど、家政婦は見た!的に洋傘を直す職人と園丁のふたりを観察しているような。後半のチュウリップに惑わされている様子はなんなんだ? チュウリップではなくケシの花でも眺めていたのか?と思ってしまう💦
絵本もあるのでこちらで読めばわかりやすいのかな?https://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=10762&spf=1

読了日:08月14日 著者:宮沢 賢治
女忍術使い女忍術使い感想
女忍術使いとは林芙美子のことらしい。
【「フッと消えちゃダメよ」
 林さんは私にそう言ったあとで、その言葉がそれだけでは気にいらなかったらしく、
「本来、住所不定で、着ながしで、あなたは消える必要がないわよ。私が死んじゃっても、安吾さんだけはお葬式に来てくれないにきまってるんだもの、あなたとツキアッてる時は気楽で、たのもしくなるわよ。この人、私のお通夜にくる人かな、と思うと安心できないわねえ」】
【参考】
https://ango-museum.jp/work-detail/?w_cd=0246
読了日:08月15日 著者:坂口安吾
バーガーボーイバーガーボーイ感想
ハンバーガーが大好き過ぎて野菜を食べないでいたら……!? なんでもそれしか食べない!ってカラダによくないよねぇ。
読了日:08月15日 著者:アラン・デュラント
創作民話短編集創作民話短編集感想
元ネタがわかるものもあったしどこかで似たような話を読んだような……というのもあったけれど、長さ的にも読みやすくてよかった。鏡の出てくる話は好き😊
読了日:08月15日 著者:WsdHarumaki
幻の本土決戦 1945幻の本土決戦 1945感想
表紙が本屋さんで目をひいたので(しかし未購入)。写真や図版が多く、字も大きめで小学生高学年くらいだったらどんどん読みすすめられるかも。ドイツは戦後、国が分かれることになったが、日本は分割統治されることはなかった。予想図?みたいなのでは四国は中国の支配下になっていた。
Amazonの詳細ページで記事の一部を見ることが出来ます。
読了日:08月15日 著者:古田 和輝
鼻感想

残喘(ざんぜん)という言葉を知り、芥川の『鼻』に【鼻は――あの顋の下まで下っていた鼻は、ほとんど嘘のように萎縮して、今は僅かに上唇の上で意気地なく残喘を保っている。】という文章があると知り読む。鼻を短くする方法方なんだかコワい。そして結果的にはムダな努力に終わったのか? 願い事をきいてもらってやっぱり元に戻して!な話とは違うけれど、外見にこだわりがあるのはやはり他人より自分だよなぁ。
読了日:08月15日 著者:芥川 竜之介
13のエロチカ (角川文庫)13のエロチカ (角川文庫)感想
半分まで読んで放置していたのを思い出して読む。成熟した女性の欲望や旅先のアヴァンチュール的なものに思春期の女の子のキケンな目覚めみたいなものもあって(知らない人の車に乗ったりふたりきりになるのはヤバいでしょ!)、いかにもこの作者らしいと思った。あと「サッカー」が「サツカー」になっていたのにちょっと笑った。Kindleで。
読了日:08月15日 著者:坂東 眞砂子
ひすいを愛された妃ひすいを愛された妃感想
美しいひすいを求めるあまりに戦争にまで……妃もだけど王さまがダメ人間な気がする。【そして、いつしか、ひすいに対する異常な流行は、やんでしまいました。】いつの時代も流行り廃りはあるものだけれど……青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/52656_75459.html
読了日:08月16日 著者:小川未明
草原の夢草原の夢感想
オオバコで引っ張りっこをして遊ぶ子どもたち。村の物知りのおばさんが話す内容がなんだかホラーっぽいのが小川未明らしい。他人が自分になりすました時にホンモノはどちらかわかってくれる人はいるのか。また反対に身内をちゃんとコチラがホンモノ!と見分けられる身体的特徴とかわかっているだろうかと思ってしまった。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/52628_71276.html
読了日:08月16日 著者:小川 未明
蟹のしょうばい蟹のしょうばい感想
こちらの漫画を読み再読。カニさんは家業を次いだのね(笑)
https://note.com/j_cedcyph01/n/n5b90a3442c5e
読了日:08月16日 著者:新美 南吉
コップのなかの夕空(1) (講談社青い鳥文庫)コップのなかの夕空(1) (講談社青い鳥文庫)感想
主人公の青花(せいか)は小6。学校では明るくふるまっているが、家では孤立。妹弟にはやさしい母親。父親は仕事で多忙らしく出番はほとんどない。母親は妹にコンプレックスがあるから親に似ていると言われる娘が嫌いなのか? でも生まなきゃよかったはないだろう。いきなり日保健室で仮眠中にだれかにファーストキスを奪われるってスゴいな!と思ったけれど、中学生だとやっぱり物語が違ってくるんだろうな。相手が誰か、本当にコイツか?と疑問を持ちつつ話は進む。女の子の仲良しグループ、3人組はねぇ……な展開になりつつある。次にいく!
読了日:08月16日 著者:名木田 恵子,伊奈 明子
コップのなかの夕空(2) (講談社青い鳥文庫)コップのなかの夕空(2) (講談社青い鳥文庫)感想
居場所がない辛さ、それがあっさりしているように読めてしまうのはドロドロぐちゃぐちゃ系をよみすぎたからなのか。叔母さんには叔母さんの暮らしがあるわけで…家を飛び出してもそれなりに行ける場所があるのって都会だからと田舎の子どもだった私は思ってしまう。青花くんってよく出てくるけど、これはもう一人の自分的な存在? 悩むことにあきっぽい、という表現がイマイチわからない。なんかそこにスゴく引っかかってしまった。小学生で付き合う付き合わないとか、やっぱり早くない!?⁠(⁠ಠ⁠_⁠ಠ⁠) あと先生が無能!

読了日:08月16日 著者:名木田 恵子,伊奈 明子
コップのなかの夕空(3) (講談社青い鳥文庫)コップのなかの夕空(3) (講談社青い鳥文庫)感想
コレを今どきの小学生とかは読むの? ケンカをやめて〜ふたりをとめて〜みたいな展開にちょっとビックリした。いじめとか両親の離婚とか転校とかいろんな要素があるけど、う~ん、もう大人になりすぎた私には低年齢化したメロドラマのようにしか思えなくて残念。名木田恵子さんの小説って読んだことがないので(多分)読んでみたかったんだけれど、同じ子どもの心理を描くのは重松清さんの方がやっぱりうまいなと思わされたという感じ。悩み事に好きだの付き合うだのが絡み過ぎていたからかなぁ。キスから始まるのもやっぱりショーゲキだったわ。

読了日:08月16日 著者:名木田 恵子,伊奈 明子
現代ホラー傑作選 (第1集) (角川ホラー文庫)現代ホラー傑作選 (第1集) (角川ホラー文庫)感想
ホラーというとキャー😱と叫びたくなるイメージがあるけれど、コレはユーレイ談みたいなものより心理的な不気味さかな。高橋克彦「遠い記憶」山川方夫「お守り」は既読だったような。いささか古いなぁ、と思う内容ではあるけれど、人の気持ちが作り出す得体のしれないナニカは楽しめたと思う。吉行淳之介の「埋葬」寝ている間に…とはよく聞くけれど体験はしたくないが、妹の病んでいる感じとか話としては好み。
読了日:08月17日 著者:
500日を生きた天使 (1) (ストーリーな女たち)500日を生きた天使 (1) (ストーリーな女たち)感想
こちらのブログ記事を読んでこの作品を知りました。
https://ameblo.jp/miyu-briller/entry-12815661703.html
2巻も読みましたが、なんとも言葉がないです。笑顔が可愛くて泣ける。先生方もナンにも見送らねばなかっただろうし。何が出来るわけでもないのですが、マクドナルドに行く時には少しですが、募金をしています。
【認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワーク】
https://www.goldribbon.jp


読了日:08月18日 著者:さがわ蓮
百日紅百日紅感想
今年もこの季節に🙏
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10887520
読了日:08月18日 著者:保月
金めだか金めだか感想
赤めだかならぬ金めだか! 越冬して春を迎えられるめだかは本当に少ない。今は日本産のめだかも少なくなっているようだし、盗まれたとかニュースになるのもイヤだわ。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51798_46432.html
あと梶井基次郎の『のんきな患者』に肺を悪くしている娘が「毎日食後に目高めだかを五匹宛嚥のんでいる」という文章があってひょえ~!となりました😱

読了日:08月18日 著者:小川 未明
のんきな患者のんきな患者感想
肺を病んでいる吉田くんの療養日記というかなんというか……お母さんや弟との会話、おかしな民間療法を勧められたり、へんな宗教に勧誘されたり……「のんきな」とつくことに納得してしまう部分もあるし、それは自虐で梶井自身の体験を綴ったものなのかな?と思ったり。長く病むのは辛いよね。そういえば付き添い婦さんとか昔はいたな。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/425_19812.html
読了日:08月18日 著者:梶井 基次郎
ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~ 1 (MFコミックス ジーンシリーズ)ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~ 1 (MFコミックス ジーンシリーズ)感想
Kindle Unlimitedで10巻まで無料のお知らせがきたので読む。(とりあえず2巻まで読んだ)ヤダ、もう、いきなり「神は死んだ」から来るとは! タマラナイ⁠(⁠´⁠ ⁠❥⁠ ⁠`⁠)! コンビニって本当に大変だと思う。やらなくちゃいけない仕事が多すぎ。イヤな店員さんがいるのも慥かだけれど、有難く利用させてもらってます。

読了日:08月19日 著者:
風と木 からすときつね風と木 からすときつね感想
「風と木」「からすときつね」のそれぞれの会話が面白い。ウグイスがお調子者というかなんというか……キツネもカラスも自分以外は信用しない、信用しないタイプなのか。青空文庫で⇒
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/53459_50660.html
読むきっかけになったリンゴの樹の上にいるキツネとカラス⇒
http://volcano-meister.jp/nizaemon/?p=8993
読了日:08月19日 著者:小川 未明
領怪神犯 (角川文庫)領怪神犯 (角川文庫)感想
コミカライズを少し読んで興味を持ったので読む。
https://www.pixiv.net/artworks/110231113
出てくるおかしなもののビジュアルが想像力の足りない私には思い浮かばないものもあった。最初の話は昔遊んだ「太陽のしっぽ」に出てきた巨大な顔パーツが散らばる土地を思い出した。最後は正直、えー、こうまとめるワケぇ?とガッカリ感もあったけれど、2巻が出ているということはもう少し捻った話や登場人物の過去が明らかになるかな? 今、昭和なら98年……100年こえるまでは生きていたいかな😅
読了日:08月19日 著者:木古 おうみ
子供のための読みきかせバレエ絵本 おててバレエ 他3作子供のための読みきかせバレエ絵本 おててバレエ 他3作感想
A4サイズでパンフレットみたいな感じ。活字も大きくハッキリしているので子どもにも見やすい、読みやすいのでは? テーブルに広げてみんなで読んでもよさそう。絵がとにかく可愛い〜笑顔がいっぱい😊 キツネもタヌキもウサギもみんな楽しく踊る!「ハレバレエ」という言葉もいい。奥付のあとに(遊び紙ではないのだろうけど)真っ白なページがあるので子どもが自分のバレリーナ姿を描いてもいいかなぁと思った。
試し読み他はコチラで⇒
https://note.com/3fujitagourako3/n/nc8da32c5514d
読了日:08月19日 著者:
銀河英雄伝説 27 (ヤングジャンプコミックス)銀河英雄伝説 27 (ヤングジャンプコミックス)感想
バイエルラインはやはり犬(笑) ファーレンにシュタインメッツ、何度も読んできた、見てきた、わかっていることだけどやっぱり……ビッテンの心情は藤崎版が一番わかりやすいかもしれない。しかし最後、あの文言では終わる!?😱 ロイの表情まで見たかったけど、藤崎版なので不安……次巻まで待つしかないな。
読了日:08月20日 著者:藤崎 竜
音楽のように言葉を流す (吉穂文庫)音楽のように言葉を流す (吉穂文庫)感想
ショートショート集かエッセイ集かと思ったけど、ちょっと違ったみたいだ。
「note」開始3年目、「エッセイ集を作りたいのでみらっちの記事で面白い・気になると感じた記事を選んでください!」で選ばれた作品集らしい。作者のコメントやユーザーコメントも載っている。noteで記事をひとつひとつよりは厳選されたものがまとまっている感じ。息子さんや家族の会話とか面白い。50代の悩み事なども。推薦者や記事へのコメントは別にいらないかなと思ったけど、作者のこだわりなのかも。
読了日:08月20日 著者:みらっち,吉穂みらい
ここは今から倫理です。 8 (ヤングジャンプコミックス)ここは今から倫理です。 8 (ヤングジャンプコミックス)感想
新しい学校にやってきた! 自分が高校時代は倫理・社会(倫社)やら公民やらの授業があったけれど、みんな内職してたし、私もどんな先生が教えていたか全く記憶にないので(年齢のせいもある)こういう先生に教えてもらっていたら違ったのかも、どんな読みながら毎回思ってしまう。本誌で読んだ時も信仰心の話は好きだった。飲み会の時の先生たちの会話も。高柳先生の過去をもっと知りたい!
読了日:08月20日 著者:雨瀬 シオリ
木精木精感想
最初、ホラー系なのかと思ってしまった。大人になったことに気づいたんだねぇ……これって声変わりがハッキリしている男子だからこその物語、表現なのかな。【死んだかと思ったのは、間違であった。木精は死なない。しかしもう自分は呼ぶことは廃そう。
こん度呼んで見たら、答えるかも知れないが、もう廃そう。】なんともせつない気分にはなるが。




https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/2597_22938.html
読了日:08月20日 著者:森 鴎外
小学館世界J文学館 片目のオオカミ小学館世界J文学館 片目のオオカミ感想
紙本もあったのか。表紙を見てタイトルとともに気にいったので読む。動物園の片目のオオカミとそれをずっと見ている少年。お互いの瞳の中からそれぞれの過去を読み取るみたいな物語。ファンタジーなのかな? 話す動物たちが楽しい。悲しい別れもあったけれど、動物園という場所で再会出来たのはよかった。ハッピーエンドでいいのかな。谷口ジローさんの「ブランカ」みたいな物語かと思っていたけど違った😅 他の話も読んでみたい。
読了日:08月20日 著者:ダニエル・ぺナック
皇妃エリザベート~さちみりほ作品集1~ (クイーンズセレクション)皇妃エリザベート~さちみりほ作品集1~ (クイーンズセレクション)感想
映画「エリザベート1878」の話を知り、たしか漫画があっはずと思って読む。1冊まるごとエリザベートの話ではなく、マリー・アントワネットと和風テイストになった白雪姫と眠り姫の4作品。内容的にはう~ん、ある程度どういう人物か知らないとつまらないかも。私は宝塚で「エリザベート」を観ていたから話の流れがわかったけど、何も知らなかったらわかりにくいんじゃないかな。「ベルばら」ではフェルゼンだったけど、こちらはフェルセン表記。映画⇒
https://transformer.co.jp/m/corsage/#


読了日:08月21日 著者:さちみりほ
100歳まで楽しく続けるための大人バレエの「まみむめも」: 大人バレエ歴30年以上の筆者が同志に送る愛のメッセージ100歳まで楽しく続けるための大人バレエの「まみむめも」: 大人バレエ歴30年以上の筆者が同志に送る愛のメッセージ感想
魔夜峰央先生もバレエを40歳過ぎてから始めたんだよなぁと思いながら読む。
https://fujinkoron.jp/articles/-/279?page=3
オトナならではの悩み事?が赤裸々に書かれていて面白かった。服装とか髪型とかレオタード着用なのでトイレ問題とか(笑)ケガにも気をつけないといけないし。チベット体操が出てきた。黒柳徹子さんもやっていたような気がしたけど別の人だったかな?
http://tibet-taisou.com/tibet/
読了日:08月21日 著者:SWAN
アンダルシア幻花祭 (講談社文庫)アンダルシア幻花祭 (講談社文庫)感想
マッチの歌しか聞いたことがなかった「アンダルシアに憧れて」を真島昌利さんで聴いて、このタイトルを思い出し表題作のみ読む。あぁ、こういう話だったのか〜お子さまな女子高生が読んでもこの内容はムリだったな。覚えてなくて当たり前。海外にも行ったことがなかったし、絶望してそれでも最期まで捨てきれないプライドがあるバカな男の魅力やそれに惹きつけられた女の恋心などわかるはずはない😅 登場人物も旅先の日数も少ない。なのにギラつく太陽と白い建物、向日葵はあざやか!
https://youtu.be/Y4eOZtqgqe4
読了日:08月22日 著者:赤江瀑
花二三花二三感想
「盗蜜」という言葉から最後にあったウグイスがサクラのツボミを食べる云々を思い出し再読。ウグイスじゃないけど、スズメが蜜をいただく場面。「吸蜜」というのが正しいのか。
https://alive-cr.com/uk/2023/03/27/%e5%90%b8%e8%9c%9c%e3%81%ae%e3%81%8a%e8%a9%b1/2854/%e3%82%b9%e3%82%ba%e3%83%a1/
読了日:08月22日 著者:若山 牧水
八月の銀の雪 (新潮文庫 い 123-13)八月の銀の雪 (新潮文庫 い 123-13)感想
文学好きより理系男子や女子の方がはるかにロマンチストなんだなぁって思った。2作目「海へ還る日」の宮下さんの何かガキだと実るって信じてあげること、という言葉にグッときだけど、同時に信じるって難しいんです😓とも思ってしまった。「アルノーと檸檬」で伝書鳩のことが書かれていて、なんか昔聞いた(読んだ)記憶があるなと。「玻璃を拾う」の珪藻は知らなくて想像出来ず検索したら参考文献にあった本だった。表題作に「十万年の西」も読んでいて難しくてワカラナイことも多かったけど、こういう研究者技術者の育成にお金を!と思った。
読了日:08月22日 著者:伊与原 新
絢爛たるグランドセーヌ 1 (チャンピオンREDコミックス)絢爛たるグランドセーヌ 1 (チャンピオンREDコミックス)感想
期間限定無料だったので4巻まで。バレエってやっぱりお金がかかるんだなぁ、って親の立場になって読んでしまう。子どもも勉強もあるし成長期の身体の変化もあるし、メンタルをかなりやられそう😓 一緒懸命やっても努力は裏切るのだと思っている私(そんな努力をしたこともないのに)、いろんなことを乗り越えて楽しく美しく舞台で踊るって大変過ぎ。そう言えば男性はトゥシューズ履いていない!と読んで気がついた😅 画力はもう少しガンバって欲しいかな。体幹とか書かれても絵がしっかり立っているように見えなかったりする。

読了日:08月23日 著者:Cuvie
風の寒い世の中へ風の寒い世の中へ感想
「色風」という言葉が出てくる青空文庫はないかと思って探したけれどなかった。このタイトルが気になったので読む。お嬢さんに可愛がられていたお人形、お嬢さんの部屋が世界のすべて。それなのに……ホラー展開になったらどうしようと焦りましたが、それはなく(でもやがてなる可能性もアリ💦)人形のいじらしさを感じた。
青空文庫で⇒
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/53460_52765.html
読了日:08月23日 著者:小川 未明
宴会芸の教科書(1)20世紀宴会芸史 (日本宴会芸学会)宴会芸の教科書(1)20世紀宴会芸史 (日本宴会芸学会)感想
夏コミ戦利品紹介ブログを読んでいたら日本宴会芸学会が発行した『party people』があり、宴会芸!と懐かしくなり(自分は未経験)検索したらコレを見つけたので読む。宴会芸の歴史🥸今ならウケないのでは?品がなさすぎるのでは?というのももちろんあるのだけれど、写真だけ見るのも面白いかも。ダチョウ倶楽部を思い出したり。コミケでは残念ながら終了してしまった番組『タモリ倶楽部』の名物コーナー「空耳アワー」全作品を記録した辞典(同人誌)も売られていたらしい。やっぱりコミケいいなぁ😆
読了日:08月23日 著者:日本宴会芸学会
ハダカノココロハダカノココロ感想
読み始めた時は毒親の話なのかなぁ、と思って少し身構えてしまったけれど、高校時代の同級生との会話から広がる世界がいい。雨上がりの空を見上げる、その時に虹は見えなくても「何だかんだあってもしあわせだなぁ」って感じる、ガンバロって思う、とりあえず今はいい気分!そんな気持ちで読み終えることが出来た。あと作者さんのnoteで知ったカネヨリマサル『ユースオブトゥエンティ』も聴いてみた😄
https://www.uta-net.com/song/276270/
読了日:08月23日 著者:北村 らすく
(七銭でバットを買つて)(七銭でバットを買つて)感想
高校野球決勝の後だからかバットは野球のバットしか浮かばなかった。タバコだったのね😱 蜘蛛やらマッチやらいろんな小道具が出てきたけれど、最後の「アババババ、アババババ、」で芥川の「あばばばば」を思い出して話を理解しようとする気持ちが霧散してしまった(笑)
青空文庫で。あとから漫画で⇒
https://note.com/j_cedcyph01/n/ne0bb9cecbb67

読了日:08月23日 著者:中原 中也
百日紅の咲かない夏 (新潮文庫)百日紅の咲かない夏 (新潮文庫)感想
父の事故死、母の家出。別々に育てられた姉弟が、10年ぶりに再会。17歳の弟に20歳の姉。読みやすいのだけれど、時代設定がなかなかピンとこないまま終わりになってしまった。平成8年発行か。なんだか昭和の話のイメージが強かった。高齢者に親切に近づきお金を騙し取る、いつの時代にも悪いヤツがいる。この物語はソイツらよりも子どもを置き去りにする親たちの無責任さが目立つ。結末はこれしかなかったのかと悔やまれる。百日紅の咲かない夏、ウチのマンションの私がいつも見ている百日紅も今年は咲かないまま終わりそうだ。
読了日:08月24日 著者:三浦 哲郎
声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~ (1) (ストーリーな女たち)声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~ (1) (ストーリーな女たち)感想
23巻まで。やはり遊郭の話は辛い。
読了日:08月24日 著者:安武わたる
ぼくになにができるだろう?ぼくになにができるだろう?感想
多分みんな考えていること。考えるより実行できたらいいのだろうけれど、それが相手のためになるのかと考えるとまた悩む。オフコースの「私の願い」にある♪君のために今なにが出来るだろう 大切なあなたのために……このフレーズが浮かんできた。
https://www.uta-net.com/movie/85056/
読了日:08月25日 著者:サトウ ヒロシ
明日死ぬかもしれないから今お伝えします明日死ぬかもしれないから今お伝えします感想
死について考えることは今まで生きてきたこと、これからについて考えることだと思う。死神というより魔女みたいな絵だな。9・11のあとに流行ったというと語弊があるかもしれないが「最後だとわかっていたなら」を思い出した。https://sanctuarybooks.jp/webmag/20190308-2638.html
読了日:08月25日 著者:サトウヒロシ
精子バンクで出産しました!アセクシュアルな私、選択的シングルマザーになる (LScomic)精子バンクで出産しました!アセクシュアルな私、選択的シングルマザーになる (LScomic)感想
こうまでして子どもが欲しい、家族が欲しいという気持ちは正直わからないのだけれど、精子バンクを利用して妊娠したことを病院で話したら妄想だと疑われたというのが一番ビックリしたかな。2015年はまだそんな認識だった!? いろんな問題がまだ残されているし、作者がずっと健康で暮らせる保証もないし、ご両親も老いていくし……生まれたお子さんがしあわせな一生をおくれるようにと祈るばかりです。
悩んでいる人には参考になるのかも。しかし外国から精子輸入とかう~ん、う~んとなってしまう。スゴい時代になったんですね。
読了日:08月25日 著者:華京院 レイ,上村 秀子
あめくんあめくん感想
青空文庫と朗読で。朗読は短いからYouTube動画がいくつもあった。
あめくん、意地になってないかい?(笑)
https://www.aozora.gr.jp/cards/001172/files/44996_44458.html
動画⇒
https://youtu.be/8Yl6klfnHWY?feature=shared
読了日:08月25日 著者:村山 籌子
幼女戦記 (28) (角川コミックス・エース)幼女戦記 (28) (角川コミックス・エース)感想
なんだかレ・ミゼのような合宿シーン!そしてドラえもんのしずかちゃんのお風呂シーンのようにターニャちゃんのサウナシーンが!イヤ、中身はおっさんだ(笑)でもやはり身体が小さい分、疲労は蓄積されるだろうし、歴史を知っている分、悩み事も。久しぶりの存在X(エックス)登場。ヴィーシャとの仲良しぶりはニンマリするが、彼女の過去もなんだか…。レルゲンには鉄の胃袋を持って欲しい。
読了日:08月26日 著者:東條 チカ
譚詩曲―句集譚詩曲―句集感想
赤尾兜子の奥さまの句集。神戸女学院ピアノ科卒だけあって音楽に関するものも多い。平成17年から21年の句をまとめたもの。あとがきもいい。好きな句を。「老ゆことも佳き日に日傘を廻しゐる」「梟の森へピアノを運びゆく」「胸中に小さき宇宙冬うらら」「日の匂ひ背に集まる土筆摘み」「春の旅身に飾るもの何もなく」「雷鳴にひとりの鏡裂かれたり」「冷酒酌み女本気に生きてゐる」「初夢覚め頬に伝はる涙あと」「又の世は蝶に生まれて恋もよし」「寝そべりし盲導犬の花疲れ」「茅の輪くぐる盲導犬と譲り合ひ」「サングラス戦なき空確かめる」
読了日:08月26日 著者:赤尾恵以
きみは3丁目の月 (マーガレットコミックスDIGITAL)きみは3丁目の月 (マーガレットコミックスDIGITAL)感想
気弱いというかやさし過ぎる弟に頼って学校生活を乗りきっていた姉。病弱な転入生の女の子と関わったことから弟は離れていく。姉のクラスにはその女の子の兄が転入。複雑な恋愛関係というより弟への依存が強い姉がキモいというかキライ。「静かな訪問者」も「クリスマス★ホーリー」も兄妹姉妹の話だったけどなんだかなぁ。昔はコレが面白かったのか!?ってくらいつまらなかった。連れ子同士で兄弟姉妹関係になるってたしかにあるだろうけれど、ファンタジーってほどでもなくドロドロでもなく、主人公に「バカジャネーノ」って言いたくなった。
読了日:08月26日 著者:岩館真理子
訊く者: 立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は 百合の花訊く者: 立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は 百合の花感想
なんか中途半端な終わり方だと思ったらシリーズらしい。スーパーで逆ナン?されたらその女性は比丘尼だった…から月読と少彦名とか出てきて、思っていた話とは違ったので残念(⁠˘⁠・⁠_⁠・⁠˘⁠)
読了日:08月26日 著者:三羽烏
芽吹長屋仕合せ帖 日日是好日 (新潮文庫 し 81-3)芽吹長屋仕合せ帖 日日是好日 (新潮文庫 し 81-3)感想
おえんさんも三十路半ば。これからもひとりなのか悩むお年頃に。別れた夫の再縁話に自分の見合い話。おいおい……とご縁の糸がこんがらがって大丈夫か?と思いましたが、シリーズ最終巻、うまい着地点かなと。志川さんの話ってところどころつっかえるような、ン?と思うところもあるけれど好きな作家さんではある(笑)

読了日:08月27日 著者:志川 節子
不浄を拭うひと(1) (ぶんか社コミックス)不浄を拭うひと(1) (ぶんか社コミックス)感想
普通の清掃の仕事でも「なんじゃこりゃー!?」な出来事がたくさんあったのに、特殊清掃となれば……本当に大変なお仕事。体力的にもキツいと思う。お疲れさまです&ありがとうございますm(_ _)m
読了日:08月28日 著者:沖田×華
さすらい猫ノアの伝説 (講談社文庫)さすらい猫ノアの伝説 (講談社文庫)感想
小学生向けなんだろうけど大人が読むと懐かしく感じる。猫の身軽さや眼力が物語にはあっているのかも。2作目の「わすれものはなんですか?」は都会から田舎に転校したコの話。田舎のへんな親密さ、わかる!転校の経験はないけれど、出来上がったクラスや土地に馴染むのは大変だよね。〈「はじめまして」と「さようなら」は、思い出の「いただきます」「ごちそうさま」と同じです。もみじ小学校の思い出、おいしかった? これから時間がたつにつれて、ドンドンおいしくなるよ。ワインと同じです。〉(P337)ビートルズの歌も知らなかったな。
読了日:08月28日 著者:重松 清
たった1°のもどかしさ 恋の数学短歌集 (河出文庫 よ 23-1)たった1°のもどかしさ 恋の数学短歌集 (河出文庫 よ 23-1)感想
数学はさっぱりワカラン……だからコレを読んだら少しは興味が持てるかなぁ、と思ったけれどわからないものはやっぱりわからなかった。へんな小説?みたいなのはいらないので、その分用語?の説明を詳しく書いて欲しかったなぁ。結局、自分の知っている(内容の理解ではなく言葉として)「四捨五入」「方程式」「証明」「微分」「素数」などの入ったものしか楽しめなかった。気にいったのは「足し算ができればなんとかなりそうで幸せばかり集めて生きる」(P122)若者というより老境に入った人間の悟りみたいだけど😅
読了日:08月28日 著者:横山 明日希
音無荘奇譚~幽霊屋敷の奇妙な住人たち~ 1巻音無荘奇譚~幽霊屋敷の奇妙な住人たち~ 1巻感想
「奇譚」とつくものは気になるこの頃、漫画なのでサクサク読めそうと思い、3巻まで。ユーレイ屋敷というかワケありシェアハウスというか……いろいろ視えてしまったら怖いし、病院なんて行きたくないよなぁ。コワいかと言われるとう~ん……となるかも。
読了日:08月29日 著者:桟敷 美和
アネモネ ~数奇な運命と朝月夜~アネモネ ~数奇な運命と朝月夜~感想
綺麗なタイトルと表紙が気に入りダウンロードしたのだけれど、えっ!?な内容だった。子どもがいないけれど犬を飼った。母親が認知症になってしまったけれど、犬がいてくれてよかった!みたいな話だと思っていたら全然違った。34歳で介護。ダンナさんがいい人なのが本当に救い。家庭環境が複雑で実父の自分勝手さにはビックリ。まだそうい時代だったからか「犬を飼うより子どもを産め」という上司やまわりの言葉、自分の都合で働くヘルパー、病院や施設の対応などよく頑張ったな、この人!って思った。母親を見送るまでの13年間のドキュメント。
読了日:08月29日 著者:新瀬 未埜
花と人の話花と人の話感想
前に読んだ本のタイトル「アネモネ」つながりで。同じ畑で育った赤いアネモネたち。甲乙丙という分け方が時代だと思うけれど、花屋さんから最初に令嬢に買われた甲は匂いがないと香水をかけられ、学生に買われた乙は水を取りに行くのが面倒だとお湯をかけられ……あぁ、なんてこと! 花に罪はないのに。残された丙のアネモネは……よかった😊
https://viewer.bookwalker.jp/03/22/viewer.html?cid=038316db-bb2c-4693-8112-495cabc4cf87&cty=0

読了日:08月29日 著者:小川 未明
橋の上で橋の上で感想
あらすじはAmazonサイトで確認して下さい🙏
落雷から始まる物語。ひとりは助かり、もうひとりは亡くなったと思い込み……しかし長い年月を経て誤解も解け再会を喜びあいめでたしめでたしにはならず…その後半?をメインにしたがったのだろうけれど、なんだか物語としてバランスが悪いような。別々の話でもよかったんじゃないかな。人情話、無私の心、見返りを求めない…みたいなことを伝えたかったのかもしれないが、私にはう~ん、なんだか…主人公のダンナさんが心の狭い、嫉妬深い悪者みたいな印象になったのがちょっとイヤだった。
読了日:08月29日 著者:加賀 一
半年後、あの日の君は雨を薙ぐ (DANDY文庫)半年後、あの日の君は雨を薙ぐ (DANDY文庫)感想
一言で言うとベタな恋愛話だった……
死ネタなので苦手な方はご注意下さい。
読了日:08月30日 著者:DANDY
海神の赤い薔薇海神の赤い薔薇感想
AIで描かれた絵本らしい。文章がないので絵を見て自分で物語をつくることになるけれど、一回見たくらいでは話は思いつかない気がする。全部通しての話より、2、3枚で短い話を想像するのがいいのかな。巨大タコは出てくる。薔薇の花がなんだか綺麗で好きかも(笑)
読了日:08月30日 著者:優司
美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~ (1) (ぶんか社コミックス)美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~ (1) (ぶんか社コミックス)感想
壮絶な復讐劇ですな…登場人物が増えてきてゴチャゴチャするかと思ったけれど、そうでもなくうまく物語を繋いでいる感じ。しかし人間はどこまで残酷になれるのか。19巻まで読了。
読了日:08月31日 著者:藤森治見
瞽女マガジン(1)瞽女マガジン(1)感想
絵がやわらかくてかわいい。書かれている言葉もやさしい。瞽女だからというより見えないからこそ感じられるいろんな音の響き。もっと読んでみたかった。水上勉さんの『はなれ瞽女おりん』も読んでみたい。メモ⇒若州一滴文庫
https://itteki.jp/jakushuittekibunko/aboutus
読了日:08月31日 著者:べこ。
きみの町で (新潮文庫)きみの町で (新潮文庫)感想
あっという間に読み終えることも出来るが、なんとなくもったいなくて途中放置したりして8月最後の1冊に。子どもたちの疑問はそのまま自分の疑問であって、真実はいつもひとつ!だとしても正義は人の数だけあり、だんだん自分の正義こそ世の理みたいな大人になってしまう。鮭の話では『インディアンの日々』にあった「サケの本当の姿は人間で、海の底にそれぞれの種族ごとに村があると考えた。その村で、サケは人間と変わらぬ暮らしを送っている。」を思い出した。「ハッピー子どものいない夫婦物語」が制作される日は来るか?表紙も挿し絵もいい。
読了日:08月31日 著者:重松 清

読書メーター

rohengram799 at 08:20|この記事のURLComments(0)

2023年08月09日

みせばや雲便りNo.8∶7月の本棚 〜 2023.7  〜

おはようございます🐥

今朝、玄関を開けたらセミがいたらしく……ドアにぶつかったのかけたたましく飛び去っていきました😅 

台風の影響があちこちに出ていますね。皆さまもどうぞお気をつけ下さい。

『ライジングサンR』の画像がようやく出てきた!ので先月読んだ本のまとめです📚 Kindleで漫画をダウンロードしていたのを思い出したので、いつもより漫画が多くなっているかも?

★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/718307/summary/monthly/2023/7

⇧ こちらの方が見やすいです(コメントのやり取りも)📚


7月の読書メーター
読んだ本の数:79
読んだページ数:8094
ナイス数:3051

花嫁の訂正 ——夫婦哲学——花嫁の訂正 ——夫婦哲学——感想
花嫁の訂正……訂正というより交換では? お隣同士の新婚さん、4人が納得しているならいいのだろうか?
 出会うタイミングが悪かったのか、人の縁とは不思議なもので……なのか。ハッピーエンド…なの?ギャグにして笑い飛ばしたいのに出来ない、なんだかモヤモヤが残るお話。
青空文庫→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000020/files/373_29382.html
読了日:07月01日 著者:渡辺 温
泥の雨泥の雨感想
出てくる人間の性根がどれも腐っているように感じる。人間が一番醜くて汚らしいのではないかと思ってしまう。死に行く父親に対してそれを望んでいるような怖れているような心情とその後の行動。雨音と一緒にその光景が浮かぶよう。なんとなくホラーチック。人間椅子の「泥の雨」も聞いてしまった😓 青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001205/files/45516_21008.html
読了日:07月01日 著者:下村 千秋
無人駅で君を待っている (実業之日本社文庫)無人駅で君を待っている (実業之日本社文庫)感想
よくある設定と言えばそうかな〜今はありふれているネタかもしれない。亡くなった人に一度だけ会えるという。文庫化にあたり最終話が書き下ろしで追加。作者のイメージ動画もあった。朗読舞台やらSNS展開やら……イマドキだわ。読む前には見ない方がいいかな。イメージが固定されそう。
https://youtu.be/v9ST9K7zylA
「偶然とか奇跡という言葉では片づけられないような出来事も、きっとその人に必要だから起きること。もう一度生きる勇気を与えるために夕やけ列車は現れる。」(P408・エピローグより)
読了日:07月01日 著者:いぬじゅん
完璧な小説ができるまで (メディアワークス文庫)完璧な小説ができるまで (メディアワークス文庫)感想
私的には面白くてイッキ読みしてしまった。創作に関わったことがある人ならきっと誰もが思うことがアチコチに。「創作の獣」は常に腹を空かせている。人気小説家・相崎一歌の監禁事件。熱狂的なファンによる犯行ではなく、逮捕されたのは高校時代の友人・月村だった。取調室で語られるのは高校時代に出会った友人ふたりのこと。青春してるね!って感じだったのに。後半では監禁の経緯が明らかに。そして裁判。ラストにえぇ~!となってしまった。まさか(⁠´⁠⊙⁠ω⁠⊙⁠`⁠)⁠!やはりなにかに取り憑かれ執着する人はコワい。映像で見たい。
読了日:07月01日 著者:川崎 七音
愛情愛情感想
最後に書かれたこの部分が一番伝えたいことだったと思う。
【平凡に徹したつゝましい奥さんが、良人の蔭のうちで、絵画や、音楽、文学、色々なことをひそやかにたしなみ愛してゐる姿は清楚で愛らしいとおもひますがどうでせうか。此様な気持ちは文化運動にたづさはつてゐる知識婦人達には、進歩的ではないと嗤はれることかもしれませんけれども、わたしは阿米夜宗慶の女房つくる尼焼茶碗のやうに、孤独で自然のすべてを愛し愛せられたら幸福だとおもつてゐます。
 女の愛情で充ちた、世の中のことを考へるだけでも素敵ではないでせうか。】
読了日:07月03日 著者:林芙美子
消えた花婿消えた花婿感想
元ネタは1885年のジェイムズ・マルコム重婚事件とのこと。この話は知らない。最初は結婚詐欺なのかと思って、その後は二重人格?と思い、でも裁判になり他人の空似というには身体的特徴が一致し過ぎて……ドッペルゲンガー?と思ってしまう物語。「老嬢」という言葉が出てきた。年増(江戸)から夫人(戦後)の間にはold maid(和製英語オールドミス)の訳語である「老嬢」が使われていたのを思い出した。三島由紀夫1954年の短編『復讐』には”25歳の老嬢“も登場するというからだいたい29歳は…女性が気の毒な話だった😓


読了日:07月03日 著者:牧逸馬
蜘蛛となめくじと狸蜘蛛となめくじと狸感想
コチラの記事を読んで「顔を洗わない狸」ってなんだよ~と思って読む。
https://note.com/monday_library/n/n7103aabe4bb9
なんでこの三人(こう書いてあるのも不思議…擬人化だから?)の組み合わせだったんでしょう? 捕食者として描きやすかった? あまり印象のよくない三人だから? 「地獄行きのマラソン」という表現がコワい😱 そして中途半端に気持ちが悪い話だった。子どもとか喜んで読むの? 「なまねこ」も最初はムフ😆と思っだけど、なんだかゾワッとしてきた💦
読了日:07月03日 著者:宮沢 賢治
花火花火感想
メモにあったので読んでみた。どうしょうもない兄に甘やかし過ぎな母親。でも父親も妹も同罪と言うべきか。「お互い尊敬し合っていない交友は、罪悪だ。」兄にはよい友人もいなかったし、自分も誰かのよい友にはなれなかった。常に人より上をにいたかったのか、見栄っぱりなのか。自分勝手なことをして自分だけ先にオサラバするとは……最後の妹の言葉が清々しいけれど、なんだかなぁ……と家族の複雑さを考えたりする。親だから兄妹だから何でも許せるわけじゃないしわかるわけではない。しかしこのタイトルはなんだろう? 
読了日:07月03日 著者:太宰 治
実録 保育士でこ先生 (KITORA)実録 保育士でこ先生 (KITORA)感想
子どもが苦手な私には他人の子どもをお世話しようなんて絶対思わないので、本当にスゴいなと尊敬します! 
読了日:07月03日 著者:でこぽん吾郎
ジェミイの冐険(小学館の名作文芸朗読): 小学館ジェミイの冐険(小学館の名作文芸朗読): 小学館感想
アイルランドは妖精の国。かわいいだけじゃない、イタズラ好きというかちょっとソレは……なこともやらかす。罪悪感とかないのかな? ジェミィは母親思いの良い息子に思えるかもしれないが、こちらもやったことはあまりほめられないと思う。妖精さんたちがさらった娘を横取りしたようなものだし。助けたといえばそうかもしれないが🤔 最後もエッ、娘さん、それでいいの?と思ってしまった。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001346/card55307.html
読了日:07月03日 著者:片山 広子
糸くず糸くず感想
無責任な発言、無責任な噂話。真実を話せば話すほどそこから遠ざかるなんて……「糸くず」を拾ったばかりになんてこと!
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000903/files/42197_48201.html
読了日:07月04日 著者:モーパッサン ギ・ド
女体女体感想
ミクロの探検隊か一寸法師か……蚤と同化して妻の肌を巡回?(笑)胡蝶の夢の変形? 女性側からの肉体探検隊的な話って読んだことがないなぁ。読みたくもないけど😅 どうでもいいことですが、女躰神社って何ヶ所かあるんですね。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/114_15224.html
読了日:07月04日 著者:芥川 竜之介
銀河鉄道の夜銀河鉄道の夜感想
漫画で読めば内容がわかりやすいかなと思ったけれど、やっぱりわからなかった。というか、エヴァのカヲルくんとシンジくんに見えてしまって、舞台となる場所もなんだかしっくりこなくて……まだ素直に活字で読んだほうがよかったかなぁ。
読了日:07月04日 著者:片山愁,宮沢賢治
怪談売買所〜あなたの怖い体験、百円で買い取ります〜(ライツ社)怪談売買所〜あなたの怖い体験、百円で買い取ります〜(ライツ社)感想
1話のみ。
https://note.wrl.co.jp/n/n9c0007276c3e
実在する店なのか。金額は適正価格なのか判断がつかない😅
https://amanism.jp/people/entry-589.html
読了日:07月06日 著者:宇津呂鹿太郎
葬流者 ソールジャー 新装版1 (ゴマブックス×ナンバーナイン)葬流者 ソールジャー 新装版1 (ゴマブックス×ナンバーナイン)感想
タイトルが厨二病っぽいなぁと思った(笑)作画もケン月影さんにしては控え目な印象が……1巻だけとりあえず読んでみた。
マンガZ図書館で。
https://www.mangaz.com/series/detail/222281
読了日:07月06日 著者:小池一夫,ケン月影
ライジングサンR(11) (アクションコミックス)ライジングサンR(11) (アクションコミックス)感想
登山客で賑わう王峰山が噴火! 噴石や火山灰に襲われ阿鼻叫喚の山頂。「正式な災害要請を受けていない」中で現場に向う。2014年御嶽山が噴火した当時の衝撃を思い出す。ものすごい軽装で富士山に登ろうとする外国人旅行者とかニュースで見るけど、おいおい……と思ってしまう。
読了日:07月07日 著者:藤原 さとし
海の青と空の青(青空文庫)海の青と空の青(青空文庫)感想
冒頭の【春の海はひねもすのたりのたりとしているそうである。
 夏の海はつよい太陽の光をはねかえして輝き渡る。海も光るが、沖の一線にもくもくと盛り上った入道雲も輝く、空も輝く、海に遊ぶ人々の肌も輝く。】がイイ! もちろん料理ので話にもなるのだけれど、美しいもについてきちんと語ることが出来るのはやはりスゴい。〆の言葉もイイ!【芸術は、芸術家だけの専有物ではない。料理も芸術である。鍋の中の味が分ることは、料理するものの暖かい愛情であると思え。】
読了日:07月07日 著者:北大路 魯山人
麦の芽麦の芽感想
麦の芽のかわりに復讐の芽が…と今後が気になる終わり方だった。麦の芽は初冬の季語。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001308/files/49297_34001.html
読了日:07月08日 著者:徳永 直
魚籃坂にて魚籃坂にて感想
魚籃坂って初めて知った。
http://www.tokyosaka.sakura.ne.jp/minato-gyoranzaka.htm
虫取りが抜群に上手い正ちゃんとの夏休み。「シヤアシヤア蝉」ってなんだ?と思って検索したらクマゼミのことらしい。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/52819_44606.html
読了日:07月08日 著者:牧野 信一
ばらの花五つばらの花五つ感想
「馬込九十九谷」という地名が気になりまずはここから検索して、場所の雰囲気を掴もうかと😅
https://www.city.ota.tokyo.jp/omori/ts_magome/katsudou/machiaruki_20220721.html
綺麗なお花を育てているお宅は多い。挨拶をしてお花を分けていただいて…が、今は勝手に剪るとか花を摘むとかありそう。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001346/files/49145_33195.html
読了日:07月08日 著者:片山 広子
ミケル祭の聖者ミケル祭の聖者感想
タイトルを「ミゲル祭り」と読んでしまう💦 どうしても大天使ミカエルと結びつかなくて、聖書もよく知らないし、伝説・伝承ってその時々に聞いた人が絶対アレンジしてるだろ!と思って終わった😅
えあ草紙で
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/49519.html
読了日:07月09日 著者:片山 広子
密教僧 秋月慈童の秘儀 霊験修法曼荼羅(1) (HONKOWAコミックス)密教僧 秋月慈童の秘儀 霊験修法曼荼羅(1) (HONKOWAコミックス)感想
ほん怖本誌で読んでいたけれど、初回の記憶がなかったしまとめて読みたかったので購入。私の知らない世界で体験したくはないけれど、読むのは好き。You Tubeなどで真言を唱えている動画がたくさんあるけど、大丈夫なのかなと思ったり。祝詞もあえて文字を出さない動画もあったりするしなぁ。5巻まで買ったのでゆっくり読み進めます。

読了日:07月09日 著者:永久保貴一
世界のおうちごはんを通じて文化を知ろう! みじんことオーマの世界旅暮らし世界のおうちごはんを通じて文化を知ろう! みじんことオーマの世界旅暮らし感想
無料なのに情報量(?)が多い! 私は海外旅行未経験なのでいろいろ面白い。このシリーズはたくさんあるので皆さまも興味があるものをぜひ😄
読了日:07月09日 著者:みじんこ
春の日のさした往来をぶらぶら一人歩いてゐる春の日のさした往来をぶらぶら一人歩いてゐる感想
春の日だからこそののんびりまったりしたぶらぶら歩き具合がたまらん(笑)青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/4281_15232.html
読了日:07月09日 著者:芥川 竜之介
朱欒の花のさく頃朱欒の花のさく頃感想
某作品の二次創作で「朱欒」という本を手にしている場面が出てきて、なんだ?と検索していた時に見つけた久女の随筆。主に鹿児島の思い出。柑橘類って今はあんまり食べなくなったなぁ。手が黄色くなるまでミカンを食べたのは子どもの頃までだ。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000606/files/43583_16912.html
「朱欒」
https://kotobank.jp/word/%E6%9C%B1%E6%AC%92-511899
読了日:07月10日 著者:杉田 久女
足相撲足相撲感想
Z・Kとは葛西善蔵のことだろう、彼に対しての愚痴というか暮らしぶりについてというか……口述筆記ってとても大変だと思う。他にもいろいろご苦労されている😅 足相撲というタイトルは一体…と思っていると最後の方に出てくる。物書きはやはりクセモノというか自分勝手なヤツが多いなと思った。
えあ草紙で
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/1337.html
読了日:07月10日 著者:嘉村 礒多
蚤と蚊蚤と蚊感想
短い話です。
読んだ後にはコチラの漫画をどうぞ⁠😁 
https://note.com/j_cedcyph01/n/nbeea78266afe
読了日:07月10日 著者:夢野 久作
霊験修法曼荼羅 5 (HONKOWAコミックス)霊験修法曼荼羅 5 (HONKOWAコミックス)感想
最終巻まで読みました。巻末の慈童さんのあとがきも楽しみでした。が「一部の読者の方が私を探して彼方此方のでお寺や宗派にご迷惑をおかけしてしまったので」と書かせてしまったことは本当に申し訳ないと思いました。どこにもこういう人っているんでしょうが。まだまだ理解出来ていないことがたくさんあるのですが、漫画にするのも大変な作業で……今、連載中の蒼雲さんももう少ししたらまとめて買って読みたいです。
読了日:07月10日 著者:永久保貴一・秋月慈童
しろやぎの怖い体験談「日本人形」 しろやぎ体験談マンガ集しろやぎの怖い体験談「日本人形」 しろやぎ体験談マンガ集感想
古くても新しくても動いても動かなくても人形ってコワい😱 綺麗だしかわいいけど。
 
読了日:07月11日 著者:しろやぎ秋吾
ごん狐ごん狐感想
教科書で読んでいた「ごん狐」ではない「権狐」があることを知ったので、読み比べ。「権狐」の最後の方が幾分救いがあるような気がする。
https://note.com/tadanoquilter/n/n9c0846f3f311
読了日:07月11日 著者:新美 南吉
みどりの台所 1 (芳文社コミックス/FUZコミックス)みどりの台所 1 (芳文社コミックス/FUZコミックス)感想
世界は肉を食べる植物・肉植に支配されてしまった。動物も人もいなくなった静かな世界に放り出されてしまったみどりとさくら。
大手通販会社“Jungle”(笑)の物流倉庫で暮らし始める。限られた食材でさくらの思い出の料理をつくるみどり。たまにグロい場面もあるけど、創意工夫の料理がスゴい。車麩の豚角煮、食べてみたい。
読了日:07月11日 著者:秋ヨシカ
ふたご (文春文庫)ふたご (文春文庫)感想
私には合わなかった。
読了日:07月11日 著者:藤崎 彩織
電信柱と黒雲電信柱と黒雲感想
2つばかり朗読動画を視聴した後に
青空文庫で。とても短い話。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/46724_27685.html

黒と白に対する印象の違いはあるなぁ。

漫画→
https://note.com/j_cedcyph01/n/n9f589d494f67
読了日:07月12日 著者:夢野 久作
朝焼けのペンギン・カフェ (富士見L文庫)朝焼けのペンギン・カフェ (富士見L文庫)感想
ペンギン・バーを読んだので次はカフェを…と探していた1冊。通して読んで、あぁ、そういうつながりになるのか、と。バーよりボリュームはない気がするけど、コーヒーのかおりや美味しいトーストのにおいがするようで、お腹がすいてくる。相手の話をちゃんときいて、おしつけがましくないアドバイスが出来るってやっぱりペンギンのマスター、オトナだわ(笑) 茨木のり子さんの「食卓に珈琲の匂い流れ」を思い出した。
読了日:07月12日 著者:横田 アサヒ
三代目薬屋久兵衛 1 (フィールコミックス)三代目薬屋久兵衛 1 (フィールコミックス)感想
まんが王国で無料だった。地元に戻ってきた25歳の三久(みく)は祖父の漢方薬局「薬屋久兵衛(くすりやきゅうべえ)」を継ぐために修行している。初恋を忘れられずにいるようだけど、ラストにもえっ?な発言が。ちょっとファンタジー色もあるような。続きが気になる。
読了日:07月12日 著者:ねむ ようこ
ねじくり博士ねじくり博士感想
こんな法螺話を長々拝聴出来る新聞記者も(コイツもなんだかな~なヤツだが)すごいな😅 イヤ、聞いていない可能性もあるか。タイトルが「しくじり先生」みたいで気になったので青空文庫で🥸
https://www.aozora.gr.jp/cards/000051/files/46418_24611.html
読了日:07月13日 著者:幸田 露伴
ギャルがシルバニアファミリーを溺愛したら。#ギャルバニア (KCデラックス)ギャルがシルバニアファミリーを溺愛したら。#ギャルバニア (KCデラックス)感想
シルバニアファミリーとメイプルタウン物語が一緒になってしまうワタクシですが😅Pixivで読んでました。とにかく無邪気でカワイイ😍
https://www.pixiv.net/artworks/109881403
授業中にあんなこと、出来ないよ〜ムリだろ!って思いながらも、あの突き抜けたところが好きです〜エポック社の公認も素晴らしい✨


読了日:07月14日 著者:岡野 く仔
秘密結社ペンギン同盟 あるいはホテルコペンの幸福な朝食 (メディアワークス文庫)秘密結社ペンギン同盟 あるいはホテルコペンの幸福な朝食 (メディアワークス文庫)感想
暑いのでペンギンの話を!という単純な理由での読書。う~ん、私の理解力、想像力が乏しいのかなかなか「ペンギン同盟」という組織が理解出来なかった。ペンギンの基本的な生態とかそれぞれの特徴とかが書いてあるのはよかったけれど、イラストにあるようにうまく人間になった姿を描けなかった。続編もあるのは知っているけれどパス! 別シリーズのアリクイさんの続きを読もうと思う。
読了日:07月14日 著者:鳩見 すた
海感想
私は山梨生まれ。富士山は毎日見ていたし、河口湖とか遠足で行ったけど、初めて海を見たのはいつだろう? 小学生の時の海水浴かな? 記憶にあるのは静岡の海。日本海が見たい。あ!「海の日」に読めばよかった😅 青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/42363_15873.html
読了日:07月14日 著者:太宰 治
犬と笛犬と笛感想
コレは童話?神話?寓話? 笛の上手な主人公が三柱の神様から犬をプレゼントされる。「嗅げ」「飛べ」「噛め」…それぞれ特殊な能力がある三匹。妖怪にさらわれた姫さまを無事奪還とかヒーロー物なのか? オチには笑わせてもらった。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/56_15161.html
読了日:07月15日 著者:芥川 竜之介
想い出すのは 藍千堂菓子噺 (文春文庫 た 98-4)想い出すのは 藍千堂菓子噺 (文春文庫 た 98-4)感想
「かすていら」はさだまさしさんを連想してしまう。「食べなきゃよかった」の言葉は職人には辛いけれど……が印象に残る。もだもだした両片思いは時代を問わず、はよくっつけや!となる(笑)内容としては人情噺で悪くはないけれど、サバネコ同様、あまり進展がなく……なんとなく物足りなさがあったりする。次巻はどうかな? こちらはカバーイラスト担当の鈴木ゆかりさんのホームページです。
https://www.yukarisuzuki.com/




読了日:07月15日 著者:田牧 大和
打ち上げ花火のように打ち上げ花火のように感想
最初の感想が書いてなかったのはなんでだろ? 感想が打ち上げ花火のようにバーン!と大きくひらいてキラキラ消えてしまったのか?!(笑) 花火は儚いものではあるけれど、その分いつまでも記憶に残っていたりする。だからプロポーズ大作戦が不発に終わった彼は夏が来るたびに悲しさが上書きされるのではないかと心配になってしまう。ところで少年はどうなったのかな? 今夏は少年のその後をぜひ🍉

読了日:07月16日 著者:ヒデキング
子ごころ親ごころ 藍千堂菓子噺 (文春文庫 た 98-5)子ごころ親ごころ 藍千堂菓子噺 (文春文庫 た 98-5)感想
親が、大人が思っている以上に子どもはいろんなことを敏感に感じ取っていますよね。長子だから、跡取りたから、と自覚してまわり以上に本人が責任感から頑張らなくては!と背負い込んでしまう。いつの時代にも通じる親子のあり方。立場や環境の違う友だちとの心の通い合い。血のつながりがすべてではなく、環境等もこえて人と人はやさしさデつながっていける。家族のあり方について考えながら「銀河英雄伝説」のミッターマイヤー一家はみんな血のつながりはないけど「家族」だよな、なんてことが浮かんだ。読み終えて表紙の笑顔をしみじみながめた。
読了日:07月16日 著者:田牧 大和
桐の花とカステラ桐の花とカステラ感想
『短歌は一箇の小さい緑の古宝玉である、古い悲哀時代のセンチメントの精エツキスである。古いけれども棄てがたい、その完成した美くしい形は東洋人の二千年来の悲哀のさまざまな追憶おもひでに依てたとへがたない悲しい光沢をつけられてゐ。』
カステラはただ食べる物でいいし桐の花も美しさを愛でるだけでいい😅 あまり難しいことを考えては美味しいも美しいもわからなくなりそうだし…と思うのは凡人だからか😱
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/50252.html
読了日:07月16日 著者:北原 白秋
海感想
「サヨナラは八月のララバイ」と「誰もいない海」をあわせたような詩だなぁと思った。いや、ふざけているわけではなくそんな雰囲気があるとおやぢなワタクシが感じた三連の詩。海は大きい分、小さいことは気にしない。人間にはものすごい変化でも海には些細なことなのかも。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001675/files/54806_54757.html
読了日:07月19日 著者:竹内 浩三
海感想
小川未明の海辺はコワい。色紙か絵本に書かれているものをみたいかも。目で楽しむ詩という気がする。しかし、コワい。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51124_51778.html
読了日:07月19日 著者:小川 未明
ワタシハ ジヤガイモワタシハ ジヤガイモ感想
自分を卑下しているのか、道化者になっているのか…中学時代、赤ちゃんの時にベビーカーから落ちて頭がデコボコになったからはジャガイモ」と嘘か真かわからないあだ名の由来を話す男子がいたのを思い出した。漫画を読んでから青空文庫で。
 
https://note.com/j_cedcyph01/n/nd9988c1931fb  
青空文庫→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001172/card44939.html





読了日:07月19日 著者:村山 籌子
すべてはエマのために (新潮文庫 つ 37-6)すべてはエマのために (新潮文庫 つ 37-6)感想
タイトルと表紙買い。目次を見てずいぶん細かく分かれているなと思ったら語り手がエマ、リサ、ネネの3人だった。ルーマニアの姉妹リサとエマ。時代がドイツ軍侵攻にて絡んでいるので、そういう戦記物かと思っていたらやっぱりよくわからないゴチャゴチャした殺人事件が。ここでシズカが登場するとは思わなかった。シリーズ物の続きとして考えるべきか外伝のような扱いなのか。病気のエマを救うべく姉が伝承を絡ませながら奮闘する物語…と単純な展開でよかったのに。ハッピーエンドなのだろうけど、なんかイマイチだった。残念。
読了日:07月19日 著者:月原 渉
現代短歌パスポート1 シュガーしらしら号 (現代短歌パスポート 1)現代短歌パスポート1 シュガーしらしら号 (現代短歌パスポート 1)感想
10人の短歌アンソロジー。知らない人の方が多かった。伊藤紺さん「お年寄りはあんまりイヤフォンしてなくて自由の耳がただそこにある」柴田葵さん「友だちと来週フグを食べるから今日の私のレジ打ちの速度」堂園昌彦さん「まるで僕らは涙で結び付けられた架空の兄妹あるいはリボン」などが好き。それぞれの短歌に物語があってそこに妄想がプラスされ、また新しい物語を脳内でつくりあげてしまう(笑)
読了日:07月19日 著者:榊原紘,伊藤紺,千種創一,柴田葵,堂園昌彦,谷川電話,𠮷田恭大,菊竹胡乃美,宇都宮敦,初谷むい
ある設計士の忌録 (HONKOWAコミックス)ある設計士の忌録 (HONKOWAコミックス)感想
本誌で読んでいるけれどやはりまとめてゆっくり読めるのはいい。瑠子ちゃんの初登場回、あんまり覚えていなかった。 建築関係のお仕事の方々、霊障などとか関係なくても大変だ。次巻も楽しみ。
読了日:07月20日 著者:鯛夢 田中誠
夢十夜 (SMART COMICS)夢十夜 (SMART COMICS)感想
華麗なる恐怖シリーズ第8巻。「黒いレクイエム」「恋人たちの冬」「五百旗頭家(いおきべけ)の怪」「夢十夜」。漱石の「夢十夜」の漫画化だと思って買ったら違った。怪異やホラー感は薄いかな。
読了日:07月20日 著者:まつざき あけみ
夢十夜 (マーガレットコミックスDIGITAL)夢十夜 (マーガレットコミックスDIGITAL)感想
漱石の「夢十夜」を漫画にしたもの🥸
読了日:07月20日 著者:夏目漱石,桟敷美和
ある設計士の忌録 疫神 (HONKOWAコミックス)ある設計士の忌録 疫神 (HONKOWAコミックス)感想
どうして長年祀られているものにはちゃんとした理由があるはず、と考えないでインチキだと決めつけ破壊しようとするんだろう。本人たちがどうなろうと正直知ったこっちゃねえ!だけど、巻き込まれる側は本当に迷惑。「一人かくれんぼ」は知らなかったな。
読了日:07月20日 著者:鯛夢
ある設計士の忌録(3) 鎮め物 (HONKOWAコミックス)ある設計士の忌録(3) 鎮め物 (HONKOWAコミックス)感想
瑠子のパワーがハンパない! あと癒えを借りたり建てたりは慎重にしなくては…と思う。一人暮らししている時にこんな漫画を読む勇気はなかったなぁ。鯛夢さんの描く作品は好きだったけれど、このシリーズの話には鯛夢さんの画以外ではしっくりこなかったかも。
読了日:07月20日 著者:鯛夢
ラムネ氏のことラムネ氏のこと感想
ラムネ瓶の中にある玉の話から恋愛論に発展していくところが、なんとも夏にふさわしい随筆ではないか!と😆 「夕涼みラムネは一本影ふたつ」(拙作)
ラムネのビンのヒミツ(?)や歴史など、トンボ飲料さんのサイトでわかります。
http://www.tombow-b.jp/ramune/



青空文庫で

https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45864_32940.html
読了日:07月21日 著者:坂口 安吾
やどなし犬やどなし犬感想
アメリカのある小さな町の肉屋とやどなし犬との交流。町の人たちやもう一匹の犬との話。最後がせつない。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000107/files/18375_14450.html
読了日:07月21日 著者:鈴木 三重吉
犬の生活犬の生活感想
妊娠中の犬「メリー」との出会いが私の毎日を変えた!……そんなお話。間借りしているおばあさんも犬値病院の先生もいい人。それだけに赤犬に噛まれた時に思い出した子ども時代のエピソードが辛い。チャップリンの同名映画は観たことがない。アンリ・ルソー『幸せな四重奏』の絵→https://art.hix05.com/henri-rousseau/rousseau12.quartet.html
青空文庫
https://www.aozora.gr.jp/cards/001867/files/1783_66075.html
読了日:07月21日 著者:小山 清
ある設計士の忌録 山の神 (HONKOWAコミックス)ある設計士の忌録 山の神 (HONKOWAコミックス)感想
山の神様の話が好きです。しかし、やはり一番コワいのは人間だと思うことばかりです😓 
読了日:07月21日 著者:鯛夢
ゆうれい談 (角川ホラー文庫)ゆうれい談 (角川ホラー文庫)感想
既読ばかりだったけれど、読んでいた当時を思い出した。花郁悠紀子さんの話はいつ読んでも不思議で本当にこういう人がいるんだなぁ、と思う。神仏に愛され過ぎてあまりにも早く現世からいなくなってしまったのかなぁ。
読了日:07月22日 著者:山岸 凉子
艮(うしとら) (モーニングコミックス)艮(うしとら) (モーニングコミックス)感想
モーニングコミックスとあったので多分読んだことがあるだろうと思いつつ、記憶が薄れているので購入。なんとなく覚えていたモーニング掲載の2作品と初めて読む2作品。表題作でインチキ霊能者と自覚している占い師が「修行した偉い坊さんやいるかもしれない本物の霊能者より子供や愛する家族のために捨て身になれる凡人のほうがどれだけ強いかしれない」と思う場面がよかった。看護師さんの語る「おむかえ」の話も好き。はぁ〜久しぶりにお涼さまを楽しんだ⁠♡
読了日:07月22日 著者:山岸凉子
人形の怖い話 (竹書房怪談文庫 HO 619)人形の怖い話 (竹書房怪談文庫 HO 619)感想
毎日2話ずつくらい夕飯後にチマチマと。油断していると途中に入っている人形の写真にギャー!😱となってしまった。どの体験もしたくない😓
読了日:07月22日 著者:黒木 あるじ,川奈 まり子,西浦和也,田辺 青蛙
駆け入りの寺 (文春文庫 さ 70-2)駆け入りの寺 (文春文庫 さ 70-2)感想
御所言葉と登場人物の名前に苦戦しました。性別もわからなくなりそうで、毎晩少しずつ読み進めてなんとか終わった! シリーズ化するのかな? 当時のアレコレをコラム的につけて漫画にしたらわかりやすいかも。話の内容としたら舞台を変えてもありそうな人情噺というのか、特に目新しいさはないけれど、高貴な方方も庶民も悩み事や苦労は絶えることはなく……宮中行事はなんとなく知っていたけれど、準備の大変なこと! 表紙が綺麗で好き😍
水口理恵子→https://www.tis-home.com/rieko-m/

読了日:07月22日 著者:澤田 瞳子
真夏の幻覚真夏の幻覚感想
真夏に高所での仕事! 太陽がいっばい! 危険がいっばい! かの子さんの花の描写は好き。
『百合が狂人の眼のようにあかみ走って、しかも落ちついて咲いていた。
 幾鉢も幾鉢も二三本の茎を延ばして、細いしなやかな尖端に、ずしりと重いような太い輪廓の花を咲かしていた。』オニユリなのかな。
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/50630_58054.html
読了日:07月23日 著者:岡本 かの子
たびぽえ (2023夏号 VOL.6)たびぽえ (2023夏号 VOL.6)感想
オールカラーで贅沢な気がする😄
子規、蕪村などの特集記事で旅した気分に。ブックガイドにあった『芭蕉の娘』は読んでみたいかも。

読了日:07月23日 著者:たびぽえ編集部
プリンス・アドプリンス・アド感想
おもちゃも遊ばれるのではなく自分たちで物語を作って遊びたいのか、誰かがおもちゃのために作った物語なのか、う~ん🤔🤔🤔
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001172/files/44944_42189.html
読了日:07月23日 著者:村山 籌子
熱帯夜熱帯夜感想
評論家の燈子は子どもを無認可保育園に預けていたが体調変化に気づかず死なせてしまった。その経験を本にし世間に注目されるように。もう一人の語り手は弁護士の真希子。身勝手な夫に悩んでいる。生活苦から我が子を歩道橋から投げ落した信子の弁護をきっかけにして働く女性の困難な状況を訴えようとする燈子と、職場のセクハラに関心を集めたい真希子。共闘意識がそれぞれ近づいてきた男たちにより変化して「やっぱり女は…」と言われるような展開から、最終章ではえぇ~!ななんとも言えない結末に。子育て中の人には読まない方がいいなと思った。
読了日:07月25日 著者:山崎 洋子
昭和の焼きめし 食堂のおばちゃん(14) (ハルキ文庫)昭和の焼きめし 食堂のおばちゃん(14) (ハルキ文庫)感想
満腹状態で読んだのにラーメン、焼き飯、コロッケ……あぁ、食べたい!
 懐かしい昭和の思い出や蘊蓄、今回も新たなカップル誕生で年末を迎えることに(笑) 料理が好きな人、うまい人はチャチャっと作れるんだろうけれど、レシピを読んでもちゃんと食べられるものになる仕上がるのか心配になって何も作らないワタクシ……あ!魚河岸揚げは好きです😄😄😄
読了日:07月25日 著者:山口 恵以子
ふるふる ―うたの旅日記― (クイーンズコミックスDIGITAL)ふるふる ―うたの旅日記― (クイーンズコミックスDIGITAL)感想
本誌連載中に少し読んだ記憶があったけれど、こういう出会いだったのか〜私が読んだ時にはもう楽しい三人組の珍道中になっていたので……ムフフッ! きっかけは雨やどりの出会いだったのね🤭 読経が美声のふるふる法師、生きるためなら泥棒もする遊芸人・活流(いくる)、そして恋を夢見る怨霊・おぼろ式部。続きはないのかなぁ。Kindle版。
読了日:07月25日 著者:木原敏江
潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理 (講談社文庫)潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理 (講談社文庫)感想
裏表紙には完結の文字が、表紙は祝言のイラストだったので、ふむ、相手は誰かな?まぁ多分…と思いつつ、読んでいく。これがいい結末なんだろうけど、ちょっと物足りなさはあるかも。「目黒のさんま」をアレンジ?した噺はきいてみたい。魚之進との付き合いも長かったなぁ〜お疲れさまでした😄
 
読了日:07月26日 著者:風野真知雄
伊勢物語 (クイーンズコミックスDIGITAL)伊勢物語 (クイーンズコミックスDIGITAL)感想
「伊勢物語」は教科書にあった筒井筒の話くらいしか記憶になく、他はいろんなところで引用されていたり解説してあるものをつまみ食い的に読んだりした程度なので全部は知らないまま😅 今も昔も男女の仲は難しくまた他人の恋愛模様って気になるものなのね😆と思いつつ読み終わった。ドジさまの描く人物はヘタレも悪女もみんな魅力的なので面白かった。もっと基本的な知識があればより楽しめたのだろうけど。Kindle版で。
読了日:07月26日 著者:木原敏江
白薔薇のフランケンシュタイン(1) (GANMA!)白薔薇のフランケンシュタイン(1) (GANMA!)感想
タイトルが気になり読んで見る。お耽美キラキラの絵柄かと思ったらそうでもなくて、かえって読みやすいかも。「死なない」ではなく「死ねない」ということについて考えたりする。
https://www.sukima.me/book/title/BT0000929455/
読了日:07月27日 著者:シズ
ライジングサンR(12) (アクションコミックス)ライジングサンR(12) (アクションコミックス)感想
帯にある【この命を救うことに許可が必要なのか!?】の物語。現場にいる人間の思いを踏みにじり歪めるような報道の仕方……ニュースショーとはよく言ったものだと思ってしまう。夏休み中は海難事故も山岳事故も増える。事前準備をしっかりして防げるものは防がないと…救助してくれる人たちはスーパーマンではないのだから。
読了日:07月27日 著者:藤原 さとし
夕闇通り商店街 たそがれ夕便局 (ポプラ文庫 く 7-2)夕闇通り商店街 たそがれ夕便局 (ポプラ文庫 く 7-2)感想
今回は水月という夕便屋さんのお話。あるルールを守れば「過去・現在・未来のどこへでも、だれにでも手紙を届けることができる」……それぞれの届けたい思いを運ぶ水月の過去もまたせつないものがあるなぁ。切手代が値上がりしたらこちらもなんだろうな、ずっと続けてきたのだから。続編があるとしたらどんなお店なんだろ? 花屋さんとかいいなと思ったりする😄
読了日:07月27日 著者:栗栖 ひよ子
わたしの武器を仕込んだら(1) (comic POOL)わたしの武器を仕込んだら(1) (comic POOL)感想
小さい頃からかわいいものが大好きだった主人公。大人になるにつれて自分の好きなものを素直にかわいいと言えなくなってしまった。接客業は好きだけれどやっぱりストレスがたまる……そんな時こそ可愛くて大好きなものは武器になる✨ 見えない武器は下着だったりもする(笑)今は小4くらいからファーストブラとかいって指導?があるようだけれど、下着選びを親に相談するのってなかなか大変じゃないかと。明るく前向きに過ごす様子にこちらも元気になった。面白かった。
読了日:07月28日 著者:オガワ サラ
王朝モザイク (愛蔵版コミックス)王朝モザイク (愛蔵版コミックス)感想
紙本でじっくり読み返したい〜! 登場人物の名前が素敵だ✨ もちろん内容も木原さんらしくてせつなくて愛おしくてたまらない……! ブナの漢字が3つもあるとは知らなかった。Kindle版で。
読了日:07月28日 著者:木原 敏江
満里子のこと満里子のこと感想
そんなまどろっこしいことをしなくても……語り手が気の毒になる話だった。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/52803_44601.html
読了日:07月28日 著者:牧野 信一
かいねこきぶんかいねこきぶん感想
こちらで無料公開されている本と同じなのかな?
黒猫が可愛らしいです。
https://irodoriatsume.com/kainekokibun-new/
読了日:07月29日 著者:いろどりあつめ
久保田米斎君の思い出久保田米斎君の思い出感想
タイトルそのままの思い出話。久保田米斎(くぼた-べいさい/1874-1937/明治-昭和時代前期の画家,舞台美術家)は松竹合名社にはいり、2代目市川左団次の「修禅寺物語」などの舞台の背景画や雑誌「歌舞伎」の表紙画を担当。昭和12年64歳で鬼籍に。舞台装置などを担当する人にはその人のこだわりなどもあるワケで…現場での揉め事っぽいこともそりゃああるよなぁ、とあらためて思った。青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000082/files/49552_33630.html
読了日:07月30日 著者:岡本 綺堂
老年老年感想
老いるとはこういうことなのだと思いますねぇ〜同じような場面、出来事でも書き手が違えばやたら下品になるのかもしれないし。いろんな考察?的な記事も読みましたが、そんなふうにこねくり回して読んでもらおうとか、技巧をこらしてとか、芥川本人は思っていたのかなとちょっと考えてしまいました。ある程度、当時の風俗とかは知っていた方がいろいろわかりやすいかなとは思うけれど、それはどの話もそうだし。
読了日:07月30日 著者:芥川 竜之介

読書メーター

rohengram799 at 08:00|この記事のURLComments(0)

2023年07月02日

早桃雲便りNo.2:6月の本棚 〜 2023.6  〜

こんにちは🐥

先月に引き続き青空文庫のお世話になりました〜話自体は短いものがほとんど。また試し読みもたくさん利用させてもらいました😅 コチラの方が他の方の感想なども読めて見やすいかも。

★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/718307/summary/monthly/2023/6


6月の読書メーター
読んだ本の数:83
読んだページ数:8128
ナイス数:3355

週刊ポスト 2023年 6/16 号 [雑誌]週刊ポスト 2023年 6/16 号 [雑誌]感想
■江夏✕江川対談∶江夏って生きてたの?!と失礼なことを思ってしまった。伊良部とごっちゃになっていたらしい。江川はいろいろ話しているけれど、やっぱり好きになれない■著書に訊け!∶『焼け野の雉』梶よう子さん。童話「青い鳥」の江戸版とのこと■進化した老人ホーム全国ベスト30リスト∶スゴい〜親じゃなく自分が入りたい…わかる😅■青春の名作エロ漫画∶前田俊夫・ダーティ松本・三条友美・山本直樹・えびはら武司・みやすのんき・遊人・八月薫に『ふたりエッチ』の克・亜樹。連載25年?!■親方未亡人「年寄株売りました」😱
読了日:06月01日 著者:
ロンリー・マン(小学館の名作文芸朗読): 小学館ロンリー・マン(小学館の名作文芸朗読): 小学館感想
昨日は世界禁煙デーではなかったか? 昔の話は煙草が出てくるのが多くて煙モクモクので会議室やパチ屋を知っているのでなんだか懐かしい。チョコレートは恋人と食べると美味しさが何倍にもなるらしいよ🥰って主人公に教えてもどうにもならないよなぁ……なんてことを考えた。イヤ全くそんな話ではないのだが、気持ちを落ち着かせるモノって大事😅 ひとり芝居でみたい、いろんな人の朗読で聴いてみたい、そんな話でワタシはスキ🥸
読了日:06月01日 著者:山川 方夫
昭和39年の俺たち7月号昭和39年の俺たち7月号感想
■暴露本∶やはり北公次のアレが当時も今もショーゲキだわ。長門裕之のは名前を出された池内淳子さんがとても怒っていたのを覚えている。暴露本ターゲットにふさわしいのはある種の神秘性。『会いに行けるアイドル」をコンセプトにする彼女たちには、暴露本は似合わないのだ。』と締められていたが、確かに…出ても読む気にもならない■月刊小説マガジン∶初めて存在を知った!1977年3月創刊。A5サイズより小さいレア判型。少年マガジンとは無関係。最終号(わずか6ヶ月)にはタモリと高田みづえちゃんの2ショット。読んでみたい!
読了日:06月01日 著者:
十二人兄弟(青空文庫)十二人兄弟(青空文庫)感想
私が読んだのはコチラだけれど多分内容は変わらないはず😅
https://www.grimmstories.com/ja/grimm_dowa/12_ren_xiongdi
こちらは9人の兄と妹のロシアの昔話。
http://hukumusume.com/douwa/pc/world/03/28.htm
昔話って兄妹が多い。姉が何人もいて弟1人とかはないのだろうか?
読了日:06月01日 著者:グリム ヴィルヘルム・カール,グリム ヤーコプ・ルードヴィッヒ・カール
屋根の上の黒猫屋根の上の黒猫感想
黒猫不吉説! 令息、令嬢はよく見るけど令弟(令姉も)表現を読んだのは初めてかも? 江戸時代には黒猫を飼うと労咳(結核)が治るという迷信のほか、恋わずらいにも効き目があると言われていたらしい。フィンランドでは、死後の世界へ旅する魂に猫がお供すると信じられていたそう。猫が嫌いな人には…😓 黒猫パッケージの紅茶→【尾道紅茶】
https://tabiiro.jp/otoriyose/s/311338-onomichi-eemonya/423695/



読了日:06月02日 著者:田中 貢太郎
銀のヴァルキュリアス 1銀のヴァルキュリアス 1感想
異世界モノ? 期間限定1巻無料だったので読んでみた。男性が苦手な女子高生・琉花(ルカ)が迷い込んだのは異世界へ迷女が男を奴隷として支配する世界(⁠・⁠o⁠・⁠;⁠) ルカの前世が絡んでいるのはもはやお約束な展開で…女子高生には刺激が強い上半身ハダカのイケメン双子との旅でもいろんなトラブルが……というお話(笑)

読了日:06月02日 著者:さちみりほ
マグノリアの木マグノリアの木感想
マグノリアの木というと木蓮を思い浮かべたのだけれど、この話ではコブシの花の方があっている?諒安は霧のかかった険しい山谷を歩いているやっと平らな所にたどり着いたとき霧が晴れた。なんとなく砂漠を歩いて悪魔の誘惑に打ち勝った的な話を思い出すような。多分、宗教的な童話なんだろうけど、わかりにくい。「ひかりの素足」も読みにくくて断念した後、いろんな人の感想を読んでそういう話なのか~と思ったくらい、賢治の話は私には難しく謎だ。
読了日:06月03日 著者:宮沢 賢治
熊さんの笛熊さんの笛感想
「熊さん」を動物のくまさんだと思っていた😅 笛を作るのも吹くのも上手で山の向こう側に極楽があると思っている。ある時、冬の山で旅人に出会い、自分も旅に出てしまう。極楽のような場所は春? この場所で待っていたら春はやってきたのに。熊だから春が待ち遠しくて我慢できなかったのか? 都会に憧れて村を出てもふるさとはずっとここにあるよ、疲れたら戻っておいで…な話?🤔 青空文庫でhttps://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/52630_71293.html
読了日:06月03日 著者:小川 未明
童貞童貞感想
なんだかとても哀れに思いました。DTだからというのではなく、身体を悪くして世間からも隔絶されているような……女の変わり身のはやさというか立ち回り方がコワい。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/61139_77097.html
読了日:06月04日 著者:夢野 久作
おほしさまおほしさま感想
「お星さま」もあるがこちらは違う話。星をお父さんやお母さんたちに例えて話している。おじいさん星、おばあさん星も。青空文庫で。
読了日:06月04日 著者:小川未明
片男波  片男波 感想
片男波部屋ってあったよなぁ、と思ったので(笑)
内容は大相撲とは全く関係ない男女のもつれというか、よその奥さんを好きになってしまってさぁ大変!みたいな話。読み慣れない文章で浪曲でやったら盛り上がるかも…と思った。青空文庫で。
読了日:06月04日 著者:小栗風葉
墨色墨色感想
ただ美しい墨の色を愛でるのではなく、微妙な色の差はどこから来るのか、科学的分析は可能なのか?そんなN氏との話。硯を集めている人がいるのは聞いたことがあるけれど、墨マニアもやはりいるのか。今書かれた話と言われても通じるかも。あまり研究だ、実験だと堅苦しい感じはなく、蒐集家のこだわりなども面白かった。青空文庫で。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/card57867.html
読了日:06月06日 著者:中谷 宇吉郎
一燈一燈感想
今の上皇さまが誕生された日、兄からお説教されていたが提灯行列により解放された話…でいいのか?(笑) 兄上、結構涙もろい? 皇太子さまお生まれになった、とかいう歌もあったはず。
http://gunka.sakura.ne.jp/uta/kotaishi.htm
時代的にもものすごい喜ばしいことだったのがわかる。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/273_20007.html

読了日:06月06日 著者:太宰 治
十億のアレ。~吉原いちの花魁~ 1 (プティルコミックス)十億のアレ。~吉原いちの花魁~ 1 (プティルコミックス)感想
無料だったので1巻だけ読んでみた。養父母に現代の吉原に売られた……このテの話って結構あるネタな気はするけど、まだ酷い情況ではなく(水揚げもまだ)少女漫画の延長みたいな感じ。
読了日:06月06日 著者:宇月 あい
鍛冶屋の子鍛冶屋の子感想
「何時まで経つてもちつとも開けて行かない、海岸から遠い傾いた町」に暮らす少年と兄と父親。酒浸りの父親に小さな子どもたちから「馬」と蔑まれる兄。最後がやるせない……父親には酒が命の水なのだ、と思ったのだろうか。朗読動画の後に青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/45078_42006.html
読了日:06月06日 著者:新美 南吉
スケッチー(1) (ヤングマガジンコミックス)スケッチー(1) (ヤングマガジンコミックス)感想
無料だったので読んでみた。スケボーの漫画だったのか。子どもたちにまざってレッスンを受ける、イヤー、運動神経ゼロな私には最初からやろうとは思わないので、そのやってみよう!!と踏み出した勇気がスゴいと思う。6巻で完結しているらしい。
読了日:06月06日 著者:マキヒロチ
図書館の子 (光文社文庫 さ 34-3)図書館の子 (光文社文庫 さ 34-3)感想
タイトルと表紙買い。最初の「遭難者」を読んであらら、タイムトラベル短編集だったのね!と😅 佐々木譲さんは警察小説を書く人というイメージだったので意外な感じ。表題作は昔話のよう。「傷心列車」は浅田次郎さんっぽい? ラジオドラマで聴きたい。「地下廃駅」は子どもだから仕方ないなんて言えない裏切りだと思う。「錬金術師の卵」はここで会ったが100年目!ではなく500年目?!「追奏ホテル」は男がバカとしか思えない。
【著書インタビュー】
https://honsuki.jp/pickup/37792/

読了日:06月07日 著者:佐々木譲
俺は地方病博士だ俺は地方病博士だ感想
昭和町風土伝承館・杉浦醫院の記事を読んだ。大正時代に配布されたという小冊子があることを知る。You Tubeで視聴(詳細ページ)。キモチワルイ虫の画像はなくてよかった。地方病でとてもお腹が膨れるらしい。こちらのブログに小冊子が載っていた→
https://kaz794889.exblog.jp/14119453/
【昭和町風土伝承館・杉浦醫院】
https://www.yamanashi-kankou.jp/fc/location/16/16032.html
読了日:06月07日 著者:山梨地方病研究部
美智子と日曜日の朝の話美智子と日曜日の朝の話感想
日曜日、家の手伝いも勉強もしたくない美智子は母親とお出かけしたいのです! 買いたいものがたくさんあるから。なんだかほほえましい日曜日の朝の出来事。語り手は兄さん。日記に「兄さんが居ないと……清々していゝ……。」なんて書かれたらムカつくよねぇ(笑)
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/52901_42892.html
読了日:06月07日 著者:牧野 信一
宿題宿題感想
昨日は七十二候の「蟷螂生ず」。カマキリが出てくる短そうな話を探して読んでみた。貧富の差が大きく学校に通える子、通えても遠足などの行事には参加出来ない子もいた時代。ヒキガエルに食べられそうになっていたカマキリの話を父から聞いた少年。本当の強さ、やさしさ、友情ってなんだ?と青臭く考えてしまった。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51580_61594.html
読了日:06月08日 著者:小川 未明
新選組といっしょ(1) (アクションコミックス(月刊アクション))新選組といっしょ(1) (アクションコミックス(月刊アクション))感想
ギャグ漫画です。近藤さんにホレてる土方さんが素晴らしいです😍 井上源さんが若い! 他の漫画ではわりと年配者に描かれているのに。最初、沖田さんかと思った😅 近藤さんのドクロ胴着は見せてもらったことがある……ような気がする。
読了日:06月08日 著者:大羽 快
忘れ形見忘れ形見感想
亡くなった妻への想い出が風景や品物などとあわせて語られる。飛行機雲・財布・花・南瓜・写真・手帳・きもの・日和下駄・手・眼・耳・智慧・読書・勘・こころ・ある朝・けはい・椅子・霜の宿・門。どの話もよかったけれどせつない。「形見」というと良寛さんの『形見とて何か残さん春は花山ほととぎす秋はもみぢ葉』を思い出す。
読了日:06月08日 著者:原民喜
昭和の不思議101 2023年 夏の男祭号 (ミリオンムック 55)昭和の不思議101 2023年 夏の男祭号 (ミリオンムック 55)感想
■昭和都市伝説「不幸の手紙」全真相∶ドラえもんにも「不幸の手紙同好会」という回があったのは知らない■ゾディアック事件∶複雑な暗号の手紙、全くわからない😱■DVDで見られる未解決事件映画傑作10選択∶最近では『罪の声』■馬賊として生きた日本人∶馬賊と交渉したこともあるというさだまさしさんの祖母を思い出した■喜び組と北朝鮮美女軍団∶今見るとそれほど美人ではないような…?■加藤和彦の奇跡∶帰ってきたヨッパライやイムジン河が懐かしい■裏横浜を歩く2023年∶京急沿線・日の出町と黄金町、南太田周辺。コレも横浜か
読了日:06月09日 著者:
屍体と民俗屍体と民俗感想
なんとなくアイヌの風習に対して蔑んでいるように感じられる書き方が…。いくつか例があげられているが、石川県の富来トギ湾の漁師の屍体について。遭難からかなりの日数が経過した場合、丸裸・褌一つがほとんどで持物で誰かはわからない。その場合「親は子と思う屍体を、姉は弟と信ずる屍体を、妻は夫と考える屍体を、ともに自分の舌で舐めるのである。それがもし血縁あり姻縁あるものならば、舌が屍体に引ッ附くので、それを証拠としてそれぞれ屍体を引取るのだと、同地出身の文士加能作次郎から聴いたことがある。」マヂかッ(ー_ー)!!
読了日:06月09日 著者:中山 太郎
安達ヶ原の鬼婆々異考(青空文庫)安達ヶ原の鬼婆々異考(青空文庫)感想
この記事を見つけた後で読む。
https://tezukaosamu.net/jp/anime/18.html
『葬儀屋にしまつ民俗異聞 鬼のとむらい』にも胎児の埋葬について同じようなことが書いてあったような……まぁ安達ケ原を元にしたらどれもこういう考察になるのだと思う。前の『屍体と民俗』より短くサッパリ?している。こういう話になれてしまったのか目新しさはなかった。こちらでもアイヌについては……😓な感じ。
読了日:06月09日 著者:中山太郎
鼻で鱒を釣つた話(実事)鼻で鱒を釣つた話(実事)感想
湖面に顔を近づけ過ぎて腹減りの老鱒に鼻をかじられた……って話でしょうかねぇ……母親も子ども(8才)がそんなに身体を乗り出していたら危ないからと注意をするべきなのなのでは? 笑い話ではないと思うけど。青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000163/card47138.html
読了日:06月09日 著者:若松 賤子
わたしたちの怪獣 (創元日本SF叢書)わたしたちの怪獣 (創元日本SF叢書)感想
『夜の安らぎ』のみこちらで読了。 http://www.webmysteries.jp/archives/32434955.html?ref=category272547_article_footer3_slider&id=8001360
読了日:06月09日 著者:久永 実木彦
死後死後感想
主観的、客観的な死に対する考え方、また死後の弔い方法など。お棺に入ったあともいろいろ大変? 地方によりそれぞれ違う風習がある。土葬に火葬、水葬、風葬のようなものにミイラまで。
「死後の自己に於ける客観的の観察はそれからそれといろいろ考えて見ても、どうもこれなら具合のいいという死にようもないので、なろう事なら星にでもなって見たいと思うようになる。」1年中、程度の差はあれこんなことを考えてずっと過ごしている
かと思うとせつない。青空文庫で。
読了日:06月10日 著者:正岡 子規
同じ星同じ星感想
おなじ6月19日生まれと酒を飲んで楽しかった〜!みたいな(笑) 出身地や時間、血液型も同じ人っているんだろうか? 自分と同じ誕生日の人と会ったことはないし同じ名前の人も1人しか会ったことがない。単に交友関係が狭いというだけかもしれないが。花個紋というサイトで遊んでみた結果→https://www.hanakomon.jp/calendar/day/619/
読了日:06月10日 著者:太宰 治
ベルサイユのばら40周年+デビュー45周年記念 池田理代子の世界 (アサヒオリジナル)ベルサイユのばら40周年+デビュー45周年記念 池田理代子の世界 (アサヒオリジナル)感想
バーゲンブックで半額だったので😅
「ベルばら」関係よりも昔読んでいた社会派の作品が懐かしく、そのリストなどが見たかったので。「沈丁花」もよく覚えている。よしながふみさんのベルばら同人誌が読みたいけれど、もう手に入らないだろうな。
読了日:06月10日 著者:
梔子の木 小烏神社奇譚 (幻冬舎時代小説文庫)梔子の木 小烏神社奇譚 (幻冬舎時代小説文庫)感想
今回はタイトルにもあるようにクチナシが、また表紙に描かれた犬をメインにした物語。おかしな夢をみる、眠れない……とうとう公方さまもそんな状態に😱 御札を配り歩いているあやしげな薬師四郎という人物の存在。今回も大立ち回りが! 大輔がしっかりしてきたし、泰山と竜晴の信頼関係もまた強くなり、付喪神たちにも進展?が。まだまだ油断は出来ない状況。花枝と竜晴に変化はあるのか、次をまた待たねば。どうでもいい追記→「庭先の石のはさまに蜥蝪の尾みえかくれして山梔の咲く」谷崎潤一郎のこの短歌がスキ😍

読了日:06月10日 著者:篠 綾子
うどんのお化けうどんのお化け感想
エノケンさんもロッパさんも蕎麦ではなくうどんなのか〜! 私も以前は蕎麦の方が好きだったけど、今はうどんかなぁ? ターキーさんのお名前も懐かしく💐 タイトルのお化けの正体はまぁ読んでいただくとして、海原雄山が怒りそうだなと(笑)なんだかうどんが食べたくなってきた!
青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001558/files/52321_46409.html
読了日:06月10日 著者:古川 緑波
北斗と南斗星北斗と南斗星感想
タイトルから「南斗最後の将」とか浮かんでしまった(笑)未来と過去を知ることのできる不思議な旅人から「二十歳を過ぎないで死ぬ」と言われた少年。「親より先になんて!」と父親は嘆き、なんとか長生き出来る方法をと懇願する。果たして願いは叶った。原典は中国の晋の時代に書かれた『捜神記』らしいが、知らない。そしてずっとこの父子はあやしげな旅人に騙されているのでは?!とずっと思っていた(⁠。⁠ノ⁠ω⁠\⁠。⁠) この北斗と南斗の老人ふたりは日本の七福神の福禄寿と寿老人のモデルと言われているとか聞いたような気がする。

読了日:06月10日 著者:田中 貢太郎
ろうそくと貝がらろうそくと貝がら感想
以前読んだ時にはモヤモヤする話だなぁと思った。うーん、父親を何らかの形でこの家族から奪ってしまった何者かの贖罪なのか? 祖父もいる場所ならあの世か? 男がくれた無数の金銀の粉は翌朝には汚れた貝がらに変わっていた。海の中、異世界に取り込まれたのか? 母親はキツネか何かに馬鹿されたと言って庭に捨ててしまうが、それは美しく可愛らしい黄色の花に。忘れ形見としての花なのかなぁ。青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51000_51314.html
読了日:06月11日 著者:小川 未明
蛍感想
昨日から七十二侯「腐草為蛍」なので蛍に関する話を読む。一年程前に別れた春子に今夜こそ手紙を書かなければ!と思いつつずっとグダグダとしている光子。懐かしい思い出におセンチになったりこんなことを書いてはいけないのでは?と思ったり。傍から見たらどうでもいいことだけれど本人には大問題。地理的な距離がある今、言葉の選択を間違えると友情が壊れてしまうのではと不安になる。そんな時に母親が買って来た夏蛍。母親も気にしてくれたのかな。光子の純な涙の輝きや前向き思考になった象徴のようなものが蛍の小さな光なのか? 青空文庫で。
読了日:06月12日 著者:牧野 信一
彼女こゝに眠る彼女こゝに眠る感想
なんだか報われない恋の結末だなぁと思った。恋人を待ち続け、病気になり……宗教系病院だから入院費用などいろいろ配慮してくれると思ったにのそんなことはなく……まぁ本人はそれを知ることはなく安らかな死を迎えるのだが。口先だけの善意はおそろしいものだ。作者本人も若くして病死したようだけれど。今まで読んできたプロレタリア文学のやったるでー!ガンバ!な雰囲気がなく、なんとなく「諦念」という言葉がうかぶ話。
えあ草紙
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/2389.html
読了日:06月12日 著者:若杉 鳥子
棄てる金棄てる金感想
祖母の永代供養代の名目だけど、文字通りクソ坊主にお金を棄てたって感じ。
『当時彼女はよく、祖母の銭勘定を嗤(わら)ったり罵ったりしたが、今はその姿を想い出すと眼頭へ涙が滲んで来た。
 然し先刻のあの僧侶が、祖母の為に永遠に経を読む等という真ッ赤な嘘を、公然とお互に通してゆく世の中を考えると、彼女は擽(くすぐ)られるような気持ちにもなった。』この擽られるような気持ちはわからない。自嘲とも違うようだし。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000331/files/2613.html
読了日:06月12日 著者:若杉 鳥子
東独にいた(1) (ヤンマガKCスペシャル)東独にいた(1) (ヤンマガKCスペシャル)感想
2019年連載がスタートして今は休載中とか(単行本は第5巻まで発売)やっぱりいろいろあるのか?
1985年の東ドイツ、主人公のアナベル・フォードールは神軀兵器(しんたいへいき)と呼ばれる東ドイツ軍の改造兵士。超人的な身体能力を駆使して反体制派のテロリストたちと戦っているが、密かに恋心を抱いているのが日系人の青年ユキロウ・フジサキ。古本屋のふりして実は反体制派のテロリストたちを率いる指導者・フレンダー。もうお互いのスヂはバレている感じ。期間限定無料だったので読んだが、う~ん(⁠^⁠~⁠^⁠;⁠)⁠



読了日:06月12日 著者:宮下 暁
ふたつの心臓を持つ少女 (竹書房文庫 け 2-1)ふたつの心臓を持つ少女 (竹書房文庫 け 2-1)感想
ヘミングウェイに「心が2つある大きな川」ってあったなと思いつつタイトルと表紙買い。185018年マンハッタン。裕福な令嬢がひそかに出産した女の子コーラは、生後すぐに心臓がふたつあると診断された。当時はそういう珍しい特徴を持った身体は高値で売買されていた。彼女は14歳まで男の子として育つ。墓掘りの時には双子の兄“ジェイコブ”としてふるまう。二重人格的な話かと思ったがそうではなかった。コーラが狙われているとわかった後半はバタバタする感じ。解剖場面もあり。恋愛も絡んでくるが翻訳物の読みにくさはなかった。
読了日:06月12日 著者:リディア・ケイン
画の悲み画の悲み感想
岡本某の少年時代の思い出。「強敵(ライバル)」と書いて「友(とも)」と読むみたいな、ノスタルジックな世界。しかし知らぬ間に別れは訪れていた🥲
「闇にも歓びあり、光にも悲しみあり、麦藁帽の廂を傾けて、彼方の丘、此方の林を望めば、まじまじと照る日に輝いて眩きばかりの景色。自分は思わず泣いた。」青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000038/files/1411_16038.html
読了日:06月12日 著者:国木田 独歩
お茶の湯満腹談お茶の湯満腹談感想
最後の「どうも……済みません」に林家三平が脳内に浮かんで出てきてしまった😆 いきなり懐石料理やお茶事などムリムリムリ! でもころ柿(干し柿)は食べてほしかったかも😅 青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/46692_27708.html
読了日:06月13日 著者:夢野 久作
下司味礼賛下司味礼賛感想
「下司」な食べ物ではなく、下司ヤローが出てくる短い話を探していたのだけれど……衣のアツい茶色い海老天の天丼におでん〜食べたい😄
青空文庫文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001558/files/52324_46421.html
読了日:06月13日 著者:古川 緑波
海からきた卵海からきた卵感想
船乗りのおじいさんは日本に行ったら孫から頼まれた赤い甲冑を買おうと思った。しかしお金が足りす武者人形をかわりに買う。しかし帰りは悪天候になり、武者人形も何もかも海の中に。おみやげとして持ち帰ったのは……。なんだか不思議な小鳥の青い卵の話。鳥には気の毒な気がするが。孫が案外いい子だなと思った。
青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001876/files/57857_62110.html
読了日:06月13日 著者:塚原 健二郎
それがし乞食にあらず―平田弘史傑作選昭和45年~46年それがし乞食にあらず―平田弘史傑作選昭和45年~46年感想
『仕末妻』のみこちらで。しかし、これはシリアスなの? 純愛物語なの? 武士の意地なの? 強烈な腋臭に悩む大名の娘って…。この設定は何なのだ?!
https://mavo.takekuma.jp/viewer.php?id=416
読了日:06月14日 著者:平田 弘史
完全なる解答用紙完全なる解答用紙感想
漫画。学生時代の男同士の嫉妬は女学生同士より陰湿なのでしょうか……ひょえ~!と時代を感じながら読みましたが、似たようなことって今もある気がする。だけど女性を復讐の道具にするのはどの時代だろうが許せない!ヤメロ💢
https://mavo.takekuma.jp/viewer.php?id=392
(詳細ページと同じ)
読了日:06月14日 著者:上村一夫
カンナとオンナカンナとオンナ感想
カンナは花のカンナかと思って読んだら、カツオブシを削るアレだった……魯山人だものね、ウッカリだったわ😓 ここに出てくる詩人は誰なのだろう? 「畳と女房は新しい方がいい」の素材と道具バージョンみたいな? なんだかオトコ同士の下世話な会話に聞こえてきた。青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/50016_37761.html
読了日:06月14日 著者:北大路 魯山人
歪んだ窓歪んだ窓感想
姉思いの妹、妹思いの姉、そこに入り込むおじゃま虫男……と思っていたら、えぇッ?! ここで終わるの?!な話。ラストは読み手にお任せかぁ……う~ん、どうするか悩むな(⁠*⁠﹏⁠*⁠;⁠)
読了日:06月14日 著者:山川 方夫
ふたりぐらし (新潮文庫)ふたりぐらし (新潮文庫)感想
タイトルを見て『いつかふたりになるためのひとりやがてひとりになるためのふたり』という浅井和代さんの短歌を思い出し読むことにする。元映写技師の夫と看護師の妻。ふたりの視点で交互に話が進む。年齢的なこともあり老親の話が出てくる。若い人にはピンと来ない感情かなぁと思いながら読む。『今ごろだからこそ、こんなにあっさりと涙が出てくるのだ。なにもかも遅いからこそ、安心して思い出せることがある。泣いて今日を洗い流すくらいに時間は経った。』(P245)隣に住むおばさん、さすが年の功という気がした。招き猫ナオミ、欲しい😄
読了日:06月14日 著者:桜木 紫乃
買食ひ買食ひ感想
「若い主婦が甘い物を買つて、一人あるひは二人さし向ひで食べれば、買食ひをすると見られてゐたのらしい。昔の人は、女性が自分の口にだけ入れるためお金を使ふといふのは非常にだらしがなく無駄づかひのやうに思つてゐた」……そんな時代に生まれなくてよかった😅 最後に「農村の人たちは主食を充分すぎるほど食べてゐるから、三食のほかに甘味を必要としないさうである。また買食ひも、田や畑や竹藪の中ではなかなか用が足りないことも確かである。」とあったが、今はそれもないと思う。ただ買物難民状態の場所は増えている気がする。
読了日:06月15日 著者:片山 広子
神様の布団神様の布団感想
ある宿屋の布団はなぜ喋るのか? 「神様の布団」の意味がわかると(⁠´⁠;⁠ω⁠;⁠`⁠) 青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/001205/files/46986_47027.html
読了日:06月15日 著者:下村 千秋
ここはとても速い川 (講談社文庫)ここはとても速い川 (講談社文庫)感想
表題作→児童養護施設で暮らす小5男子とひとつ年下の親友のひじり。空白が少なくぎっしり話し言葉が詰まっている。閉ざされた小さな社会、大人の狡さを子どもはちゃんとわかっている。息抜きのように出てくるアパートにすむ大学生との交流がいい。ひじりは父親と暮らすことになり施設からいなくなるが、ずっと友情が続くといい。「膨張」のアドレスホッパー、職はあるけど定住しないのか。登場人物もなんだかフワフワというよりどこか淀んで歪んでいる気がしてコワい。栞を挟んだページを読み返したが、どこが気にいったのか、一晩経ったら不明😓
読了日:06月15日 著者:井戸川 射子
青いボタン青いボタン感想
転校してきた女の子と少年の話。しっかり者だけにいじめの的に。この出来事をきっかけに仲良くなり、亡き父親がくれといた青いボタンを3個、彼女からもらう。その後、彼女はまた引っ越してしまう。連絡先はわからない。綺麗な青いボタンを欲しがる人は多い。行商人にうまいこと言われてひとつ、またひとつと手渡してしまう。騙されてないか?!と焦るが、ひとつは残っている。ラストの文章が美しく沁み入る。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/53452_50576.html
読了日:06月16日 著者:小川 未明
哀音哀音感想
タイトルからもわかるようにとてもセンチメンタルな汽車の詩。夏の日の昼下り、汽車は黒煙をあげ炎天の東海道を西へ。麦門冬の弟で、与謝野寛に「将来ある詩人」としてその夭折を惜しまれたそうだ。享年21。兄の末吉麦門冬は俳人、ジャーナリストとして多くの随想や論考を発表。南方熊楠、折口信夫らとも交流があり。沖縄の文筆家として知る人ぞ知る…なのかも?

読了日:06月16日 著者:末吉安持
夜はライオン夜はライオン感想
バーゲンブックで見つけて表紙とタイトル買いしたのだが、思っていた内容と違った!2014年千葉県課題図書。主人公のマサは成績もよく野球チームではエースでキャプテンな出来る小5だ。でも誰にもいえない秘密が…それはおねしょをしてしまうこと。小6になったら修学旅行がある。ヤバい、なんとかしないと!といろいろ考えて試行錯誤。姉と両親の描き方側もあるある感……母親は口が軽いな。東京からの転校生のクールさ?や彼なりの悩み、案外親友ポジションになるのか?といろいろ考える。修学旅行の夜に抜け出した連れション場面で終わり😅
読了日:06月16日 著者:長薗 安浩
男たちのウエディング・ウエディング 1巻男たちのウエディング・ウエディング 1巻感想
タイトルが気になりスキマで全巻無料(全30話)だったので最終巻まで読む。そんなにあっさりいろんな物事はうまくいかないよ~と思いつつ、1話完結・話の展開上、不倫やら死別やらあるけどまぁハッピーエンドに落ち着くので安心感はあるかも。最後もキレイにまとまった感じ。ただドレスがキャー😍となるほどのデザイン性はない…😅 
『娘を盗りに来し若輩へビール注ぐ』(加藤喜代人)
https://www.sukima.me/book/title/BT0000369326/
読了日:06月16日 著者:横谷 順子
サラと魔女とハーブの庭 (宝島社文庫)サラと魔女とハーブの庭 (宝島社文庫)感想
「西の魔女が死んだ」がう~ん、あんまり……だったので、多分自分には合わないと思っていたが、もしかしたら好きなテイストかもしれないと僅かな期待を込めて読んだが、やっぱり合わなかった😓 最初、主人公の言う友だちのサラはイマジナリーフレンドか?と思ったけれど、なんか違うような……?で、読み終わったあともう~ん……じゃあ小・中の多感な時期に読んだら納得出来たかというとそれもう~ん……もうちょい現実味があるか、もっとメルヘンに振り切れていたら好きになったかもしれない。不登校のコが逃げられる場所はあって欲しいが。
読了日:06月17日 著者:七月 隆文
うるわしの宵の月(1) (KC デザート)うるわしの宵の月(1) (KC デザート)感想
美男美女のカップルかぁ…という漫画。滝口宵ちゃんは、容姿端麗でカッコいい😍ので「王子」と呼ばれる女子。女子校かと思ったら共学で(男子からは女子的魅力はないらしい)そこに同じく「王子」と呼ばれる一つ上の市村琥珀登場。保健室の場面はどうかと思うが、若い子はときめくのか?! 付き合いはじめてどうなるのか、琥珀を狙うまわりのやっかみは凄いだろうな。絵がキレイなんだけど、う~ん、続きを読みたいかはビミョーかな。
読了日:06月18日 著者:やまもり 三香
僕は僕は感想
「僕は…」の書き出しでみんな芥川になれるような気がする。ただ同じように自分をさらけ出せるかどうかは別だろうな。青空文庫→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/2368_13456.html
読了日:06月19日 著者:芥川 竜之介
寂しさから290円儲ける方法寂しさから290円儲ける方法感想
noteで連載されていた分だけ😅 表紙を見るとなんかイメージが違うなぁって思った。
https://note.com/monvoyage/m/m24342d2bac23
読了日:06月20日 著者:ドリアン助川
娘の友達(1) (コミックDAYSコミックス)娘の友達(1) (コミックDAYSコミックス)感想
大体予想通りの内容。絶対誰かに見つかって、あっという間に噂になりそうなんだけどなぁ。娘の友達の家庭もなんだか…ですね。 コレが母親と「息子の友達」だとカストリ雑誌的な安っぽさを感じてしまうのはだいぶいろんなところがマヒしているのだろーか?😓 マガポケで無料公開2巻分まで。
読了日:06月20日 著者:萩原あさ美
仮面幻双曲 (小学館文庫)仮面幻双曲 (小学館文庫)感想
新聞広告で見てタイトル買い。全面改稿されたそうで、改稿の必要性についての作者コメントなども解説にある。そのひとつに昭和20年代前半の雰囲気があったのだが、改稿してコレなのかと…私が鈍いのかあまり戦後のイメージが感じられなかった。昔ながらの探偵小説っぽさはあるなとは思ったけど。犯人はコイツだな、と思ってもそれをどう実行したのかまでは全く頭が働かず、謎解きをされてもそんなにうまいこといくか?と思ってしまったり。私立探偵の兄妹は前に事件を解決しているとあったけど、ちょっとキャラが弱いような気がした。
読了日:06月20日 著者:大山誠一郎
猫感想
茂吉は猫はあんまり好きじゃないんだなぁと思った。イメージ的に犬と一緒にいるのが似合う気がするが。
自嘲というか自虐的なまとめの文章🥸
「猫はおなじ畜生でも犬とは大にその趣を異にしてゐる。家の外に於て猫に犬の十分一も愛想よくさせるのは並大抵のことではない。さうおもふと私は畜生ならば犬的でなくて猫的である。而してこの聯想はいつも私をして憂鬱ならしめ、猫をしていやな動物として印象せしめる。(昭和十五年十月)」
読了日:06月21日 著者:斎藤茂吉
京洛日記京洛日記感想
そうだ、京都に行こう!みたいな犀星の京都観光案内?(笑) ラジオにも出演した時の話もあった。
こちらの記事を読んで興味を持ったので→note
https://note.com/honno_hitotoki/n/n53729f1a7564

読了日:06月22日 著者:室生犀星
マザー/コンプレックス (小学館文庫 み 23-1)マザー/コンプレックス (小学館文庫 み 23-1)感想
表紙買い(笑) 女性パワーの強い作品。これはタイトルからもわかるけれど、男たちが頼りないというか情けないというか……。痴漢事件から広がっていく物語。真相が明らかになっていくのと同時に思い込みやら無責任なSNS発見が恐ろしくなってくる。登場する痴漢をして逃げた結果死亡した男の家族、妻が妊娠中に痴漢をした男の家族、痴漢被害にあった女子高生の家族……親が知らない子どもの一面もあるし、最後もあぁまだ終わらないのか、と。しかし週刊誌の記者ってなんなんだろうなぁ。ジャーナリストです、って言えばなんでもOKなのか?
読了日:06月22日 著者:水生 大海
俺たちつき合ってないから 1巻 (タタンコミックス)俺たちつき合ってないから 1巻 (タタンコミックス)感想
期間限定無料で6巻まで。主人公のゆりかがバカ過ぎて……(⁠ー⁠_⁠ー⁠゛⁠) 
https://dokusho-ojikan.jp/series_list/series_id=132293?book_id=1841394
読了日:06月22日 著者:宮崎摩耶,山崎智史
北のおくりもの 北海道アンソロジー (集英社文庫)北のおくりもの 北海道アンソロジー (集英社文庫)感想
エッセイだけ読んでいたので未読の小説を読み終わった。「鉄道員」は観ていないけれど小説で読むとなんだか違和感が。バンバン宣伝されて目にしていた高倉健さんのイメージとは私には重ならず、なんだかなぁとなってしまった。渡辺淳一さんの「四月の風見鶏」医師の世界の闇の部分…結構正直にいろいろ書かれているなと思った。一番好きなのは河﨑秋子さんの「頸、冷える」。人間の身勝手さが野生動物の生態系を壊していく。共生していた時代もあったはず。一度壊れたらなかなか元には戻らない。人間の心も同じかもしれないが。
読了日:06月23日 著者:浅田 次郎,太田 和彦,河﨑 秋子,北大路 公子,桜木 紫乃,堂場 瞬一,馳 星周,原田 マハ,渡辺 淳一,集英社文庫編集部
累々 (集英社文庫)累々 (集英社文庫)感想
「たくらみに満ちた連作小説集」ってあったけれど、たくらみというのとは違うような? 全体的にう~ん、何かが足りない……こういうのが女の本質なんですよ、男性の皆さん!的なことを書きたいの?と思ってしまった。最後の結婚式の話、ものすごくイヤだなぁ、と思った。結婚相手をバカにしているようで不愉快。「自分の作品」に必要なパーツとしての男みたいで。文章もうまいというよりきれいに書いてある感じ。タイトルが気にいって買ったんだけど(表紙は好きじゃない)タイトルと内容も私にはピンと来なかった。好きな人には申し訳ない。
読了日:06月23日 著者:松井 玲奈
バウム・テスト―樹木画による人格診断法バウム・テスト―樹木画による人格診断法感想
専門学校時代に授業で使っていたのだけれど、中山市朗さんのブログにあった動画を見て(なんであそこまでやる?!)思い出したので😅登録。ロールシャッハの図版も持ってるけど褪色しているからますます信憑性が…😓
http://blog.livedoor.jp/kaidanyawa/archives/55108193.html?jprank=2&cat=42
読了日:06月24日 著者:C.コッホ
ツイテ イツタ テフテフツイテ イツタ テフテフ感想
全部カタカナで読みにくさはあるけれど、一途な?テフテフのお話。書かれていない先の出来事を気にしてしまうのはオトナだからかなぁ。

https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/55355_49310.html
【追記】ニコ動でフランス映画「赤い風船」を見た。こちらは風船が少年を後追いする。思った以上にしっかりした大きな赤い風船🎈だった。こちらもその後はどうなったか気になる💦

読了日:06月24日 著者:新美 南吉
暑くない夏(青空文庫)暑くない夏(青空文庫)感想
暑くない夏……いいじゃないか!と一瞬思ってしまうのですが、きっと一番人生で輝かしい時期なのに季節の移り変わりを感じることなく同じ場所で過ごさねばならないとは……。自分が体感したような気分になる。山川方夫はこういう短い話が本当にうまいなぁと思う。青空文庫で→https://www.aozora.gr.jp/cards/001801/files/59969_73691.html
読了日:06月24日 著者:山川 方夫
橋感想
高田敏子さんの『橋』という詩を思い出した。
https://youtu.be/BdPcygbY8pc
青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/58364_75317.html

読了日:06月26日 著者:岡本かの子
怪物と飯を食ふ話怪物と飯を食ふ話感想
怪物とはなんぞや?と思ったら(ネタバレ対応にしておきますが)巨漢力士のことでした😅 一般人にしたらたしかに怪物くんになるのかも。なかなか細やかな気配りの出来るお相撲さんでした。詳細ページは青空文庫でしたが、えあ草紙で読みました
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/51134.html
読了日:06月26日 著者:岡本一平
戦前のこわい話〈増補版〉: 怪奇実話集 (河出文庫)戦前のこわい話〈増補版〉: 怪奇実話集 (河出文庫)感想
こわい話をユーレイ話だと勘違いしていた😓 「事実は小説より奇なり」の物語。まぁどこまでが真実かはあやしいですが、猟奇的というよりタイヘンなヘンタイさんにしか思えない人たちが……!😱😱😱
増補された山之口貘さんの「無銭宿」はオバケの話としたら3行で終わるんじゃないかって話で、期待していた内容ではなかった。
読了日:06月26日 著者:
氷れる花嫁氷れる花嫁感想
ネタバレ上等!のあらすじ小説? 不思議箇条書き小説? あとから番号を入れ替えてまた書き直そうと考えていたとか? 不思議な読み物ではあるけれど、最後はなんだかせつない🥲
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/000020/files/46404_29559.html
読了日:06月26日 著者:渡辺 温
白いシヤツの群白いシヤツの群感想
シャツがシヤツとなっているのでちょっと戸惑いましたが、悪いことは出来ないものですねぇ。白いシャツはオシャレでありますが、あるべきものがないのは恐ろしいです。最初、タイトルを見てパ○ウェーブを連想してしまいました(⁠•⁠ ⁠▽⁠ ⁠•⁠;⁠) えあ草紙で→
https://www.satokazzz.com/books/bookinfo/47997.html
読了日:06月27日 著者:田中 貢太郎
AIの遺電子(1)(少年チャンピオン・コミックス)AIの遺電子(1)(少年チャンピオン・コミックス)感想
アニメ化されるというので読んでみた。1話完結を意識して描かれているのか読みやすい。こういう時代が来るのかなぁ。
読了日:06月27日 著者:山田 胡瓜
諦めている子供たち諦めている子供たち感想
なんと悲観的なタイトルと思ったが新潟人の気質やら風土についての話。「新潟には男の子と杉の木は育たない」は初めて聞いたが、大陸から吹きつける冷たい風に杉の木が成長を阻まれるように、長男を大切にするあまり、母親や姉妹にチヤホヤと小さい頃から甘やかされて育つため、自立心が欠けてしまうというような意味らしい。青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45733_24337.html
読了日:06月28日 著者:坂口 安吾
ツクツク法師ツクツク法師感想
「よし分かった君はつくつく法師である」池田澄子さんの俳句のように、喪黒福造さんみたいにお坊さんにドーン!とする、ちょっと違うパターンで読んでみたいかも、と思ってしまった。「金庫番だよ」と言われたら樫の木は大人しくしていたのか? 強欲なのはいけない。ツクツクボウシが鳴くにはまだ早いですが、悪行がバレて泣いているクソ坊主は一年中いるなぁ。落語になっても違和感がないような話。青空文庫で→
https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/46730_27698.html
読了日:06月28日 著者:夢野 久作
諦らめアネゴ諦らめアネゴ感想
「ナサケないことになったネエ」こういう台詞は山田五十鈴さんとか太地喜和子さんとか加賀まりこさんとかに言ってもらいたい😍
青空文庫で
https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45884_32911.html
読了日:06月28日 著者:坂口 安吾
後宮の宝石案内人 (実業之日本社文庫)後宮の宝石案内人 (実業之日本社文庫)感想
作者の名前が綺麗だったのと宝石の話を読みたかったので。表紙はそこそこ綺麗で期待したのだけれど、内容は正直あんまり……もう少し編集さんに頑張って欲しかったような。漫画やアニメを小説風にしました、みたいなキャラの口調や地の文が私にはダメだった。続編がありそうな終わり方だったけど、申し訳ないがここでサヨナラだ。宝石や浄化方法についても目新しい話はなかった。やはり中学生あたりが対象年齢なのかも。
読了日:06月29日 著者:蒼山 螢
アナログ (集英社文庫)アナログ (集英社文庫)感想
恋愛小説を書きたいと言っていたような気がするがコレだったのかなと。週刊誌に連載していた時事ネタについての毒舌を思い出した。また主人公の母親は失くなられたサキさんを連想してしまった。そんなにタケちゃんの小説を読んでいるわけではないけれど、これはなんか男の夢とロマン的なもの、自分の好きなものを詰め込んだ、商業小説というよりうまい同人作品を読んでいるような感覚に近いかも。嫌いではないけれど、タケちゃんも年をとったんだなぁ、というか老いた人が夢見る童話のイメージだった。キラいではないけれど。映画観たいな。
読了日:06月29日 著者:ビートたけし
現代奇譚集 エニグマをひらいて現代奇譚集 エニグマをひらいて感想
こちらで4話分を試し読み。ジワジワゾワゾワ来る感じ。
https://note.com/sus9_s/n/n6f6269b5bcf8
読了日:06月30日 著者:鈴木捧
眠れない夜にみる夢は眠れない夜にみる夢は感想
下記サイトで全文公開された「明日世界は終わらない」のみ。なんともせつない三角関係。まだ若いからこのせつなさもキラキラしているように思えるのかなぁ。もっと年を重ねていたら、アラフォーだったらどこか醒めた、ビジネスみたいな付き合いになるのかも。文庫になったら買いたい😅
http://www.webmysteries.jp/archives/32659086.html?ref=category272547_article_footer1_slider&id=8001360
読了日:06月30日 著者:深沢 仁

読書メーター

rohengram799 at 09:30|この記事のURLComments(0)
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ