いちげんさん

2014年05月15日

浮き雲便りNo.8:朗読者

今日は買い物に出掛けたら霧雨で……半袖では肌寒いだろうにお若い方は元気に歩いていましたわ。風邪ひかないかしら?


いつものように本屋により『いちげんさん』という本を買ってしまいました。デビット・ゾペティというスイス生まれの方の作品。旅好きな主人公はなんとなく日本にきて京都の大学で日本文学を勉強しています。目の不自由な京子に対面朗読をするというアルバイトをはじめ、それからお決まりの……という京都の恋物語らしい。映画にもなったみたいですね。彼の住まいの酷さの描写が凄くて、食事中でなくてよかったと思いましたわ(-_-;)


朗読というと『朗読者』(ベルンハルト シュリンク)を思い出しますね。15歳のぼくは、母親といってもおかしくないほど年上の女性と恋に落ちます。ハンナは、、なぜかいつも本を朗読して聞かせて欲しいと求める…そして突然の失踪。彼女の隠していた秘密とは……装丁も好きな本でした。また読み返したいと思う私は「老読者」( ̄▽ ̄;)


朗読CDを欲しいと思ったこともありますが(名作と言われる本を読むのがメンドクサイ…鴎外とか漱石とか)キライな人が朗読していたり、買った後で「この人の声はなんかイヤだ、キライ」とかになったら悲惨だし……で新聞広告を眺めるだけです。朗読する人って、作品を読み込んでいないと会話とかの微妙な言い回しとか出来ないですよね。後からこんなワケがあったからあんな言い方をしたのか!という場面とかあるだろうし。あと、方言があったらそのイントネーションとか気になって仕方ないかも!


京言葉もいろいろありますね。「おくどはん」ってなんだろ?と思ったら「かまど」のことで…「京女にとって台所を城に例えるなら、その本丸はおくどはん」になるらしい……私はあっさり引き渡したいけどな(゜゜;)\(--;) 北森鴻さんには『ぶぶ漬け伝説の謎』という本もあるらしい。京都で生活していたら、ぶぶ漬け云々を頻繁に言ったり聞いたりするのかしらん(´・ω・`)?






rohengram799 at 22:57コメント(8) 
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