おいしい記憶エッセイ

2014年07月08日

美雲便りNo.8:青天の辟易(-。ー;)

すでに台風一過ですか?というような青空の火曜日です。七夕の昨晩、私が帰宅する時には雨もやんでちょっと月が見えていました。そして家につく頃にはバッチリ月明かりが…! 雨の地域の皆さまには本当に申し訳ないです。通勤通学、外出など気をつけてムリなさらないで下さいね!


昨日はお仕事仲間から「テレビでやっていたけど‘七夕お盆’ってきいたことある?」という話になり、休憩時間にちょっと検索……ありました(^o^) 7月1日を「釜蓋朔日(かまぶたついたち)」とよび、この日からお盆が始まる(=「盆入り」)とする地方が全国的に見られます。「お盆には地獄の釜のふたが開く」という話を聞いたことのある人も多いと思います。「釜蓋朔日」の名前は、この日が地獄の釜のふたが開く日であるという伝承に由来します。(略)「カマノフタの朔日」「釜ノフタノ祝イ」「カマの口アケ」という地方もあります。七日盆(なぬかぼん)7月7日を盆入りとする地方もたくさんあります。(略)七日盆の行事としては、墓掃除、盆棚つくり、仏具磨き、路草刈りなどが行われます。……詳しくはコチラをどうぞ(^0_0^)


http://obon.bonodori.net/obon/OBON6.html



さてさて……二男がくれた『青天の霹靂』読み終わりました。先に読んでいた彼に感想をきいたところ「うん、まぁまぁおもしろかった」「そう…」ワタクシ、自分の感想は言えませんでした……だって「つまらない」ではなく「あざとい」という印象だったんですもん( ̄0 ̄;)


内容は、学歴も貯金も彼女もいない35歳の晴男は、今三つくらいパッとしないマジシャン。テレビのオーディションを受けて合格の連絡を待っていると、かかってきたのは警察から! ずっと会っていない父親が亡くなったという。ホームレスになっていた父親が生活していた場所に置いてあったのは、あちこち補修してあるけれど、マジックの真似事をしていた小さい頃に使っていたダンボール……中に身体をねじ込ませ、なんで?と思っていたらカミナリが!! そして過去にタイムスリップして、若い頃の父親に会い、記憶にない母親とも……みたいな話。


正直、もうタイムスリップしたところでうーん( ̄~ ̄;)設定としてありふれているので、よほどウマイこと書かないと先が読めてしまう。文章は本職じゃない人が書いたものという印象。さだまさしさんの方が詞を書いているからか「作家より」な感じ? 自分が監督で映画を撮っているからか、それを文章にしましたみたいな……実際はどちらが先か知らないんですけど「ドラマや映画、マンガを小説にしたよ♪」って雰囲気。泣かせようという意図がミエミエでないところが、余計に姑息というかあざといなぁ、と読みながら思ってしまった……だから『陰日向に咲く』も読む気がなくなりました。この作品が好きな方、申し訳ないですがワタクシ個人の感想ですので…人( ̄ω ̄;)



今年の『サラダ記念日』の短歌入選作もキッコーマンの『おいしい記憶エッセイ』も、これまでのものほどおもしろさや味わい深さがなくて、妄想も感動もなく、むしろ「ガッカリだなぁ」……「ちょっと感受性が鈍ってる? 感覚がおかしい? 年のせい?」とか考えたりしたのですが「オレの魂は震えない」のですから、もう仕方ないですよね( ̄へ ̄)






rohengram799 at 08:05|PermalinkComments(4)

2012年03月05日

第714号:心の保存食は『おいしい記憶』

♪WEEPING IN THE RAIN~ 頬濡らすそぼ降る雨の優しさに 溺れることもできないで~
そぼ降るどころかバリバリ全開の降りですが(--;)
柳ジョージ&レイニーウッドの『雨に泣いてる-WEEPING IN THE RAIN-』を歌いたい月曜日ですなぁ(-.-)y-~


天皇陛下のご退院が昨日でよかったです。こんな雨の日ではなくて~皇后さまもとても嬉しそうで…ダンナに「皇太子さまは御迎えにはこなかったね~」と言ったら「公務があるんじゃないの?それに2人一緒にいる時に何かあったら危ないから、なるべく別々にいるようにしてるんじゃない?」と言う~そうか!テロがないとも限らないからなぁ…そんなこと考えもせず、ただ「皇太子さま、冷たい…」などと思った自分をちょっと反省。でもやはり雅子さまや愛子さまには皇太子さまの分もお見舞いして欲しかったな~と思います。


さて、昨日読売新聞にキッコーマンの《第3回おいしい記憶エッセイ募集》の記事があり、昨年のキッコーマン賞の受賞作が掲載されていました。タイトルは『おばあちゃんの保存食』。作者の祖母は漬物、ジャム、味噌など保存がきくとされているありとあらゆるものをストックしています。きちんと日付も書いて管理に余念がありません。その理由は…。


「もし明日私が死んでしまっても、こうしていろんなものを置いておけばおじいちゃんはずっと私のごはんを食べて暮らせるやろ」


今は電子レンジがあれば、チン!!でそこそこ美味しい冷凍食品が食べられる。だけど、外食をこのまず、仕事をしていた時もまっすぐ家に帰り、祖母の作る食事を食べていた寡黙な祖父。残念なことに先に亡くなってしまい、祖母の保存食作りは終わります。葬儀の後に「おじいちゃんが一人でご飯を食べずにすんでよかった」と言ったそうです(T-T)

作者の方は結婚されて小さなお子さんがいます。ひいおばあちゃんの味噌で作ったお味噌汁を飲んでいるそうです。心の保存食はおいしい記憶……久々に新聞を読んで良い記事に出逢えました!!

あ、今日の本は『13階段』にしました(((^^;)




rohengram799 at 13:46|PermalinkComments(14)