きみと暮らせば

2015年12月19日

色雲便りNo.12:きみと暮らせば

おはようございます(  ̄ー ̄)ノ めずらしく朝の更新になりました。


「父」ではなく「母」でもなく…『きみと暮らせば』(八木沢里志)を読み終わりました。10年前、陽一の母とユカリの父が結婚し、兄妹になったふたりですが、年の差は11歳。5年前に両親は事故で他界してしまいますρ(・・、) 現在中3のユカリは義母サチコさんのレシピ帳を参考に料理し、陽一は仕事で生活費を稼ぎ、支えあいながら暮らしておりました。ある日、庭先に牛のような白黒模様の、頭の部分が八の字模様になっている、いわゆるハチワレと言われるが現れます。陽一が「あのウチで見たことがある!首輪はないけど飼い猫に違いない!」というので飼い主らしき人へ届けに行くのですが、そのお宅は犬派だった…( ̄0 ̄;)のんびり屋のお兄さんと、しっかり者の妹、そして猫も出てくる、ひなたぼっこ的まったり感のある……「猫と兄妹」「あいまい弁当」「空色の傘」「夏のきらめき」「ポトフにご飯」「きみと暮らせば」肩肘張らずに読めました!

猫の迷信って世界にあるらしく「片目の猫を見かけたら、親指に唾をつけて手のひらに押し付け願いごとをすると、その願いは叶う」というアメリカの話はなんだそりゃ(´・ω・`)?ですが「芝居の初日、観客の中に黒猫がいたら、芝居は成功する」というのも……猫男爵が観劇するのか?と思ったり……盲導犬だったら劇場に入れるのかな?とか考えてしまいました。

明け方はだいぶ冷えてきましたが(イヤでも寒くて目が覚めてしまう!)こたつにみかんがあるとニッコリしてしまうこの季節! 物語の陽一兄さんはこたつの天板にみかんの皮を散らかしっぱなしにしてそのままなタイプ……ユカリちゃんでなくてもおいおい、片付けろよ…って思ってしまう。


『おみかんと言ひて置きたる辞書の上』(石田郷子)

この句を読んだ時に、こたつで勉強中の受験生がうかんできました。「おみかん」という女性らしい言葉の響き……年上の綺麗なおねーさん(従姉かおばさんか)が少年を励ましているように感じました。小さい妹、上品なお母さん、おばあさん……いろんな物語が出来ますね。そして辞書でなくて違う本(モノ)だったら、また違う展開が……と朝から頭の中が大変なことになりそうなワタクシ(; ̄ー ̄A

どうぞホッコリあったかいんだからぁ~!!な出来事がたくさんある、ドキドキ土曜日(笑)になりますように♪





rohengram799 at 07:21コメント(6) 
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