読書の秋……新聞広告にもいろんな雑誌や本が出ていますが、私が気になったのは『日本まじない食図鑑 お守りを食べ、縁起を味わう』(吉野りり花)というもの。昔、食べられる紙のお菓子(?)ってあったよな……なんて思いつつ、内容を知りたくて検索してみました。


季節の節目の行事食や地域の祭りの儀礼食、五穀豊穣などを願う縁起食など、願いを託して食べられるものを〈まじない食〉と定義して、日本全国に息づく「食べるお守り」とその背景にある民俗・風習、それを支える人々の思いをカラー写真とともに紹介……なんだそう。


まじない食の例としては……無病息災を願う京都のきゅうり封じ、塩鯛を安産のお守りにする福岡の早魚神事、豆腐を食べて1年分の嘘を帳消しにする鳥取のうそつき豆腐、岩手・遠野に根づく先祖供養のミズキ団子や仏正月のとろろご飯など……視力が低下しているおやぢなワタクシ、ミズキ団子がミズギ団子に見えてしまいましたわ……お団子ヘアのかわいい水着ギャルたちをお供えに……!? なにか違う世界の物語になってしまいますね(¨;)


鳥取のうそつき豆腐ですが「12月8日に豆腐を食すと、1年間についたウソが帳消しになる」という言い伝えがあるそうです。古くは「誓文開き」といって商人が豆腐汁を食べたそうです。普段うそを言って商いをしているためだったとか……いやいや、商売人は口はうまいかもしれませんが、うそつきな悪徳商人ばかりではありませんぜ!と甲州商人をかばいたくなるワタクシ(^o^;) 豆腐の替わりにそばを食べる地方もあったようです。


キュウリは……その昔、弘法大師がキュウリの中に病を封じ込め、それを土に埋めたり川に流すことによって、病魔を退散させたことに由来しているそう。一年で一番暑いといわれる土用の丑に、西賀茂の神光院、御室の五智山蓮華寺や鳴滝三宝寺で行われている疫病除けの祈祷行事になります。キュウリ封じの基本は、ご祈祷してもらったキュウリで体の悪い所をさすった後、土の中に埋める!のですが「人や動物に踏まれない場所」でないといけないというキビシイ条件があるので、最近ではお寺に戻して埋めてもらう方が多いようです。ありがたいですね!お寺によって多少やり方が違い、それにあわせてご祈祷料も違うようです。


他のまじない食もまたいずれ調べてみたいと思います~山梨のほうとうもまじない食の仲間になるかしらん?