こだまでしょうか

2012年01月11日

第668号:積もった雪

今朝は一段と冷えましたね~午後は雪がちらつくとか…ダンナに「お母さんが帰ってくる頃は3℃だって~(夜11時近く)」…言わなければ寒さに鈍感なままでいられたのになぁ(-_-;)


雪…という言葉で金子みすゞさんの詩を思い出しました。



『積もった雪』


上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしていて


下の雪
重かろな。
何百人ものせていて。


中の雪
さみしかろな。
空も地面(じべた)もみえないで。




「一個人」の“美しい日本の言葉”特集号で金子みすゞさんの詩がいくつか紹介されていました。


>「積もった雪」を読んだ北海道の七十代の男性が、「これまでたくさんの雪をみてきたけど、一度も中の雪のことを考えたことがなかった。この年まで大切なことに気づかずに生きてきた自分が恥ずかしい」と話してくださったことがあった。/大切なのは気づくこと。感じることができるのは、やわらかでまっすぐなまなざしがあって初めてできることだ。


震災後『こだまでしょうか』がテレビコマーシャルでたくさん流れましたが「こだまとは、相手の存在を丸ごと認めて受け入れるやさしい行為なのだ」と書かれていました。俵万智さんの短歌でも


「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ


というのがありますが、どんなささいなことでも受け入れてもらえるって、心にぽっとあかりが灯るような「小さな花がひらいた」(笑)“嬉しい!!”という純粋な喜びがありますよね。


さてさて、仕事に出掛けるワタクシにこんなひだまりのようなやさしさを感じるNice!!出来事はあるでしょうか?(((^^;)


雪に関して前の記事ですがよかったら(*^^*)

第362号:母の涙は雪の音



rohengram799 at 10:30|この記事のURLComments(23)
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