こどもの日

2023年05月12日

だし雲便りNo.8∶忘れられない

こんにちは🐥

こどもの日は過ぎてしまいましたが、木のこいのぼりがカワイイ😄
https://item.rakuten.co.jp/wood-l/sa-kis-005/


「こども」つながりで…青空文庫で新美南吉の『子供は悲しみを知らず』を読みました。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51567_63357.html

「おしょうさんが、いわれたように、子供に罪はない。すべてが大人の責任なんだ。子供は、いつも美しいし、子供の心は、いつも朗かだ。それを、なんと大人が、一たび道を誤ったばかりに……。」
 こう感ずると、地主は、急に悪夢からさめたような気がしたのでした。

↑ 地主の気持ちが変わった場面に「十牛図」に描かれた男を思い出しました。

【十牛図】
http://www.katch.ne.jp/~hkenji/new_page_46.htm



今日は何かあったはず……昔なら別冊マーガレットの発売日だったけど、なんだっけ?と考えて数分、そうだ!「看護の日」だ! コロナであんなに医療従事者が取り上げられていたのにね、自分でもポッカリ抜け落ちていて恥ずかしいです。

今年の「忘れられない看護エピソード」は内館牧子賞の『さいごまでみてね』を皆さまに読んで欲しいと思いました。
https://www.nurse.or.jp/aim/simin/episode/index.html


ではでは、皆さま、たくさんの忘れられないものに出会う金曜日でありますように⁠(⁠*⁠´⁠︶⁠`⁠*⁠)⁠





rohengram799 at 09:45コメント(2) 

2019年05月05日

景明雲便りNo.3:馬鹿めが!

今日は「こどもの日」………令和、令和と騒ぎまくっているのでメデタイ気分も倍の倍の倍!かも、と思う反面、虐待などで平成の時代、それも数年しか知らない子どもたちがいたのだということを忘れてはいけないなと思います。




山本敦子さんの俳句に


堪えてなお「馬鹿めが!」と吠ゆ星月夜


というのがありますが、これはどんな場面なんでしょうか。堪えているのはやはり親でしょうか、馬鹿め!と叫んでいるのが夜時にいうことは、ひとりきりになってからわき上がる感情を抑えきれなかったのでしょうか。それとも恋愛関係の感情の行き違いなのか。どちらにしても、この「馬鹿」には愛情があることは間違いないんだろうなと思います。



耐えるではなく堪える……この違いはこちらで。

https://nihon-go.jp/%E3%80%8C%E8%80%90%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%80%8C%E5%A0%AA%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AE%E4%BD%BF%E3%81%84%E5%88%86%E3%81%91/



今の時期から来年度入学のためにランドセルを発注・購入するご家庭も多いようですが、ランドセルのオートロックという言葉にビックリしてしまいました(*゜д゜*) そんな時代になったの? ちゃんと締めて(この字でいいのか?)なくて、前のめりになった時に、中身がダーッ!と出てしまうのを「お重開き」と言っていた昭和の小学生はワタシです(^o^;)


【ランドセルのオートロック】

https://randoseru.fbmc7.biz/category29/entry118.html




以前『子連れ狼』について書いた時にもご紹介したこの歌、やっぱり泣けてくる「こどもの日」であります。


【子らよ】

https://sp.uta-net.com/movie/20036/






ダラダラと書いてしまいました。明日は更新はお休みします。また火曜日にお会いしましょう。どうぞおだやかな日曜日をお過ごし下さいませ♪(o・ω・)ノ))



rohengram799 at 08:13コメント(4) 

2017年05月07日

起雲便りNo.7:糸引き

「こどもの日」がくると必ず出生率とかの話が新聞に載りますが、今日の新聞では「台湾で不妊治療」「卵子提供受け110人誕生」とあり・・・少し前には人工子宮の話もあったし、なんというか、いろいろ複雑な気分です。主要国で第三者の卵子や精子提供に関する生殖医療の法整備が進んでいないのは日本だけだそうです。



「糸引き娘」という言葉があって、なんだろう、若いけれどお見合い斡旋業をしている人のことかしら、なんて思いますいたら・・・糸引き娘(いとひきむすめ)は「徳島県板野郡堀江村(現・鳴門市)に伝わる妖怪」と書いてあるじゃないですか!Σ( ̄□ ̄;)

その名の通り、路傍で糸引き車で糸をひいている美しい女性の姿で現れて、通りかかった人がその美しさに見とれていると、たちまち白髪の老婆に姿を変え、ガバッ!と食べるのか((((;゜Д゜)))とガクブルしていたら「大声で笑い出して相手を驚かせる」という・・・なんだ、イタズラ婆さんなのか(笑)



5月も1週間が過ぎました。GW明けの仕事は皆さん、大変でしょうなぁ・・・私は曜日も祝日も関係ないシフトなのですが、昼間は本当に暑くてゼェセェしてしまいます~かといって、ジメジメした梅雨が早く来るのもイヤ(((-д-´。)(。`-д-)))です!



若くして亡くなった詩人の立原道造が友人にあてた手紙の一文を紹介していた記事を読みました。


【ながいことなんのおとづれもなくもう五月になつてしまふ。風が僕の膚に吹くときに、それは何とこころよいこと! プラターヌも芽がのび、ポプラの緑も濃くなつた。あたらしい紺の背広のことなど夢みながら、毎日毎日はたらいている。外光の強くなつた硝子張りのアトリエでーー。】


なんてさわやかなの~! こんな手紙を書いたことももらった記憶もありませんわ。プラターヌってプラタナスのことですよね、きっと。 おニュー(死語だな)の背広を夢見て働く・・・私も1番何かしら美しく楽しい夢を見て働きたいと思います。同じ1日ならイライラするよりフフッ!と笑える方がずっといいですもんね(*´ー`*)




rohengram799 at 22:08コメント(7) 

2016年05月05日

香雲便りNo.6:金と桃

今日は『こどもの日』! 近くに戸建が増えたので、こいのぼりを揚げる家はないかしら、とちょっと期待していたのですが、見つかりませんでした。クリスマスのイルミネーションをハデハデにするお宅はあるのになぁ……。


最近の読売新聞(私の大好きな「人生案内」ですわ!)に60代で現役時代は海外生活が長かったという男性の「日本の伝統行事 納得できない」という、なんだ、このヒトは……な話がありました。「世間がやっているからというだけでは、私のような海外経験者には通用しません。」とかスゴく感じ悪い……孫が生まれたのだからもっとウハウハしてもいいだろうに、お宮参りやお食い初め、初節句もムカつきの原因だ!的な文章で、かえって迷惑しているかのよう。モノより現金と奥さまと話し合って決めたそうです。多分、奥さまは何か形あるものを贈りたかったと思うのですが…。「これまでの自分への褒美の意味からも、老後は国内旅行にお金を使いたいと考えています。納得がいけば、世間並み以上のことはしますが。」と結ばれていて……ますますムカつくΣ( ̄皿 ̄;;

回答は作家の出久根達郎さん。奥さまとふたり暮らし。由来やら歴史、意義について深く考えるとかいう前に、生活のアクセントとして実行し、季節を感じているそうです。未婚・既婚に関係なく、こういう人がほとんどではないのかしらん?

「子どもの行事には、諸病を恐れる祈りの心が込められております。その心をくんでお祝いするのが、大人の愛情というものではありませんか。自分への褒美などと、幼いことを言わず、ここは世慣れた奥様に従った方が賢い。行事が子の思い出作りとなる上、家族がしあわせになるなら、こんないいことはない。」そしてトドメの一言に爆笑しました。

「褒美は奥様にあげなさい。」


息子夫婦とあったので、お嫁さんからしたらこのジイサンは舅ですよね。付き合いにくそう…! 彼らからお祝いの催促が何回もあったわけでもないようだし……何回読んでもイヤな文章だわ~自分の子どもにもお嫁さんにも初孫にも愛情のかけらも感じない! 海外生活が長いなら、もっとベタベタに過剰なくらい「愛してます!」をオーバーアクションでアピールをするような気がするけれど……単身赴任だったのかしら?


関東では女の子の初節句の時は母方の実家で用意し、男の子の初節句は父方の実家で用意する地域が多く、関西では男女両方の初節句を母方の実家が準備する地域が多いと聞きました。ウチはふたりとも男なんですが、私の実家から五月人形をもらいましたわ。こういうのってそれぞれの田舎のしきたりとかあるので、よく話し合いをしないともめますね(; ̄ー ̄A

ウチに飾られているのは金太郎さんですが、加田由美(かだ・ゆみ)さん(1945年和歌山県生まれ)が『桃太郎』という句集を出されたという記事を読みました。


「桃から生れた桃太郎」蚊帳の子に


「あとがき」に加田さんはこう書いているそうです。

「桃太郎」のおはなし。
わたくしには、流れてきた大きな桃から誕生した男の子が、やさしいおじいさんおばあさんに大切に大切に育てられておおきくなってゆくところまで。その先はない。
鬼退治に行かねばお話にならないのに、蚊帳にねかせつけられながら、祖母もわたくしも眠ってしまったのか。いつもそこまで。
でも、たのしかった。


きびだんごを持ち、家来を連れ、鬼ヶ島にいかない……おじいさん、おばあさんの愛情をたっぷり受けて元気に育った桃太郎。一組の夫婦がおじいさん、おばあさんになるまでの年月、桃太郎が大きくなるまでの年月……語られない部分に本当の物語が隠されているじゃないか!(笑) 大人にはこういう読み聞かせもいいかも……なんて思ってしまいました。


加田由美句集『桃太郎』(ももたろう)
http://furansudo.ocnk.net/product/2206






rohengram799 at 09:00コメント(12) 
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