ずいずいずっころばし

2016年05月01日

香雲便りNo.1:5月の大股

『自転車のおんなの5月の大股』


きむらけんじさんの大胆すぎる一句でスタートの5月であります(*´∀`)♪


香る雲と書いてコウウン……皆さまに香り豊かな幸せな気分になるようなお便りを毎日お届け出来たらと思いますが、果たして(^^;)(;^^)



今日は♪夏も近づく八十八夜~ですね。江戸時代に宇治の永谷宋円が蒸して揉み、乾かすという製法を草案しました。これが今日の煎茶の製法の始まりだで「手もみ製法」と呼ばれる青製煎茶製法(宇治製法)。現在各地で伝承されている手もみ技術はすべてこの宇治製法の流れをくむものとされているそうです。


それまではお茶といえば碾茶(抹茶)のこと。庶民は、抹茶にしたあとに残ったお茶や、茶葉をそのまま干したような、日乾番茶などを飲んでいたとか。美味しくはなかったでしょうね('~`;)


京都ではお茶といえば抹茶!揉んだお茶など受け入れてもらえなかったので、江戸で売ることを考えつきました。新しい製法の煎茶は色や香り、味が良くて江戸や各地で非常に評判が高く、大いにもてはやされたそうです。一般庶民がお茶を楽しめるようになったのはこれ以降……江戸時代はお茶の生産が大きく進展した時代なんですね。


その後、宇治では「玉露」が創製されました。修学旅行が京都でしたが、お土産に買う品物に必ず入っていました(笑) この時代には、将軍が飲むお茶を宇治から江戸に運ぶ「お茶つぼ道中」がありました。「当時は大名行列でさえ道を譲らなければならなかった」そうで……あの♪ズイズイ ズッコロバシ ごまみそズイ 茶つぼにおわれて ドッピンシャン ぬけたら ドンドコショ~に出てくる「茶つぼ」はコレだったらしいです~田植えで忙しいお百姓さんたちがお茶壺道中を風刺した歌ともいわれているとか。



地域特産のお茶のひとつに「阿波晩茶」というのがあります。阿波晩茶は微生物で発酵させる全国でも珍しいお茶で、便秘改善など腸内環境を整えてくれる効果があるといわれています。テレビで紹介されブームになり売り切れたところもあるとか。高知には囲碁茶(碁石茶?)もありますし、お遍路さんたちもお接待で四国のお茶巡りが出来たかもしれないですね。



一杯のお茶で心が和む……そんな時間を皆さまがたくさん持てますように。今月もどうぞよろしくお付き合い下さいませ。





rohengram799 at 16:27|この記事のURLComments(12)
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